Calendar

2009年3月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

« 悪いのはAIGボーナスだけか?
メイン
NYタイムズ『劇画漂流』激賞の悦ばしさ »

[速報]オバマの本気度。GMのCEOを辞任させる。

 アメリカ東部時間の日曜夜に大きなニュースが飛び込んできた。GM=ジェネラル・モーターズのリック・ワゴナー会長兼CEOが辞任するという。しかもオバマ政権が、経営難に追い込まれているビッグ3(自動車産業。実際はGMとクライスラーの2社に対して)への追加支援実施の条件として退陣を促したのを本人が了承したという。この絶妙なタイミング。あした30日の午前中に政府の追加支援策の内容が発表されるという矢先の政府高官からのリークである。オバマは本気である。政府の民間経営へのこれ以上ないほどの介入だ。第一報は今、評判がガタ落ちのCNBCが報じた。その後、ウォールストリート・ジャーナルやNYタイムズなどが続々「裏をとった」として後追いした。

 これまでの矢継ぎ早のオバマ政権の積極介入策を評して、アメリカの論壇では、右派からは「社会主義化」「Back in the U.S.S.A.」などという皮相な批判が出ている一方で、左派経済学者のポール・クルーグマン(08年度のノーベル経済学賞受賞者)や、ジョセフ・スティグリッツらからも痛烈な批判の声が出ている。特にポール・クルーグマンの批判は一貫していて、オバマ政権の景気対策法案の中途半端さを追及し続けており、ガイトナーらが打ち出した銀行救済策が「zombie idea」(死に体法案)だと酷評している。先のAIG幹部らへのボーナス支給問題でのオバマ政権の対応ぶりと言い、この政権の本気度が伝わってくることは確かだ。

 その背景として、オバマ政権特有の支持者向けポピュリズムを指摘することは簡単だが、もっと広く見れば、レーガン政権以来この国に根付いてしまった経済活動の根底にある考え方に対する「修正」が企図されているのではないか。

 いずれにせよ、この国は大きなチェンジを迎えている。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.the-journal.jp/mt/mt-tb.cgi/1015

コメント (6)

オバマの本気度は伝わりますが、実際の経済政策については「?」。
「政策プロモーター」ライシュ(著書「暴走する資本主義」を読んだ限りでは、「資本論」さえ読んでいないのではないかと思われます)あたりのアドバイスを受けているようでは不安です。

後手後手に見えるのだが?辞任は当然で、GM(CDS)もあり、破綻シナリオは最初から無いが、少なくとも、3を2にする位はと思ってみていたが…。GMクライスラー連合がベターだけど、クライスラーを中国企業に売ってしまうとか、相当踏み込んだものになると、やる気は見えるのだが?今のところは、後手後手のように見える。
 しかし、この手の事はエンロン・ワールドコムの時に変えれるチャンスだったのに、一部の腐ったリンゴと言ったのは当時残念に思ったものだった。

「やはりやる気なし?」
米政府、GMに運転資金60日分 追加支援発表へ

在米20年になります。
現在アメリカではボストンティーパーティ集会など各地で民間企業救済のための公的資金投入反対デモが開かれています。
FEMAは民衆が暴動化したときのための準備を始めています。
オバマ自身はそんな国民の気持ちをやわらげるために仕方が無くというかたちの今回のワゴナー会長辞任だと思います。
ロックフェラーやロスチャイルドといった金融資本家と軍産複合体の力の前ではオバマ自身の考える政策などできないのです。
ロックフェラー家の当主、ディビッロックフェラーが中心となるCFR(外交問題評議会)メンバーは歴代大統領候補をはじめ、もちろんオバマもメンバーの一員なのす。

彼ら(金融資本家 軍産複合体)は事件を捏造し国民の危機をあおり世論をコントロールして大義名分をつくり戦争を起こすというのが常套手段です。

9-11もイラク侵攻のためにアメリカ政府が企てたものだというのは周知の事実です。日本の真珠湾攻撃にしろ同じ事なのです。

そのような背景を考えると今回の北朝鮮のミサイルの打ち上げも画策されたものと思わざるを得ません。
1500兆円に及ぶ日本国民の貯蓄をどう搾取するかがアメリカの目的なのです。

ある報道では衛星写真からの判断であれは核弾頭ではなく人工衛星だということが判別しているそうです。
しかしそんな報道はほとんど耳にしません。

これでもし日本が迎撃し、北との緊張感が高まると世論が防衛の必要性に傾き,軍事予算拡大→アメリカからの武器の購入という図式が成り立つのです。

武器購入が国民の血税で支払われるのはいうまでもありません。


http://en.wikipedia.org/wiki/Boston_tea_party

CNNマネーあたりでも、GM/クライスラーを破綻させるべきかというアンケートをすれば、71%が破綻させるべきとなってます。オバマは、30日と60日の猶予を与えましたが、そんな事をしても状況は変わらない訳で、そんな遣り方をすればするほど、オバマ政権を苦しめるのではないのだろうか?この遣り方をしていれば、他のとこへ飛び火するのが常で、結果として何も成らない。本来は、これからのどこかで、日本の民間資金をアメリカ金融機関に入れる時期な訳だけど、訳の判らない事と先走ってしまった今は、その可能性は少ない。
 先日の不良債権処理枠も小さ過ぎで、箸にも棒にもかからない。何を考えてやっているのだろうか?
 本当に、米ドル破綻政策(チャラ)へと進ませているのだろうか?円ドルは嵐の前の静けさにも見える…。

> レーガン政権以来この国に根付いてしまった経済活動の根底にある考え方に対する「修正」が企図されているのではないか。

社会主義独裁政権とならないことを祈るばかりです。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

※[投稿]ボタンをクリックしてから投稿が完了するまで数十秒かかる場合がございますので、2度押しせずに画面が切り替わるまでお待ちください。

Profile

金平茂紀(かねひら・しげのり)

-----<経歴>-----

1953年北海道旭川市生まれ。1977年に在京の民間放送局に入社、以降、一貫して報道局で、報道記者、ディレクター、プロデューサーをつとめる。「ニュースコープ」副編集長歴任後、1991年から1994年まで在モスクワ特派員。ソ連の崩壊を取材。帰国後、同局で筑紫哲也氏がアンカーマンをつとめるニュース番組のデスクを8年間つとめる。2002年5月より在ワシントン特派員となり2005年6月帰国。報道局長を歴任後、2008年7月よりニューヨークへ。

BookMarks

-----<著書>-----

ブログが本になりました!
↓ ↓ ↓

『報道局長業務外日誌』
2009年6月、青林工藝舎


『米原万里を語る』
2009年5月、かもがわ出版、共著


『テレビニュースは終わらない』
2007年7月、集英社

人気のWeb日誌、出版!
↓ ↓ ↓

『ホワイトハウスから徒歩5分』
2007年6月、リトル・モア


慶應義塾大学出版会、部分執筆


『ジャーナリズムの条件4』
2005年5月、岩波書店、部分執筆


『従軍のポリティクス』
2004年7月、青弓社、部分執筆


『二十三時的』
2002年11月、スイッチパブリッシング

『電視的』
1997年12月、太田出版

『ロシアより愛をこめて』
1995年3月、筑摩書房

『世紀末モスクワを行く』
1994年12月、パルコ出版

→ブック・こもんず←



当サイトに掲載されている写真・文章・画像の無断使用及び転載を禁じます。
Copyright (C) 2008 THE JOURNAL All Rights Reserved.