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二見伸明 アーカイブ

2009年9月21日

総論賛成、各論反対。鳩山総理、腕の見せどころ

二見伸明氏(誇り高き自由人、元衆議院議員)

 鳩山政権を、大臣・副大臣と、小沢一郎が決めた衆議院常任委員長人事をセットで見ることをお薦めする。大臣ポストには、私にも少々、異議はあるが、副大臣とセットでみると、なかなかの味わいがある。例えば、農相・赤松広隆である。寡聞にして、彼が農政に詳しいとは知らなかった。しかし、農協など農業団体とのしがらみが少ないので、かえって、思い切った施策がとれるというプラスはあるだろう。その赤松を支える副大臣が、「農家への戸別所得補償制度」をまとめた衆院議員、山田正彦と参院議員、郡司彰という農政の専門家であり、それを監視し、督促するのが、民主党農政の核心である筒井信隆である。彼は、今回、国土交通相に任命された前原誠司が、昨年、某月刊誌で「戸別補償制度」を批判した際、「副代表辞任」を要求した「剛の者」だ。岡田外相に対する外務委員長は鈴木宗男で、「外務省官僚にごまかされるな」と目を光らせるので、外務省には目の上のコブだろう。「毒をもって毒を制す」ではないが、鈴木委員長選任に自公が強硬に反対したのは、「核密約」など自民政権下のダーティーな部分が明らかにされることを恐れたからである。

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2009年9月 9日

バカにつける薬はない ── 居安思危(賢者は安きに居て危うきを思い、愚者は危うきに居て安きを思う)

二見伸明氏(誇り高き自由人、元衆議院議員)

 鳩山内閣と民主党の主要人事が決まり、小沢一郎が民主党の幹事長になった。鳩山政権を支えながら140余人の一年生議員の教育と民主党政権が初めて国民の審判を受ける来年の参議院選挙対策―――負ければ安倍、福田、麻生の二の舞になる―――という重責を考えると、余人を以ってはかえ難い、まさに適材適所の人事である。
 政治家に要求される資質の一つは「多方面の能力・知識を持ち、事の本質を広い視野から見抜き、判断する」ゼネラリストとしての能力と剛直性である。口で言うのはたやすいが、実際は非常にむずかしい。新人議員には、狭い分野(ミクロ)の専門家(スペシャリスト)は多いがマクロのゼネラリストになれる素材がどのくらいいるか、わからない。ミクロのスペシャリストの欠点は、自分の理論に固執し、採用されないと、不平・不満を、ところかまわずぶちまけて、マスコミの餌食になりかねないことである。一部のマスコミは「一方的で、党内民主主義がない」と恣意的に囃し立てるが、それはまったくの見当はずれである。
 党内で侃侃諤諤(かんかんがくがく)の大議論をするのは当然である。特別の申し合わせがない限り、マスコミにオープンにすればいいし、マスコミに、自分の考えを発表してもよし、異なる意見を批判してもいい。しかし、一定の結論が出れば、自分の意見と180度異なるものであっても従わなければならない。それがいやなら離党することだ。これは民主的政党政治の基本中の基本である。日本の野党には「政権を狙うため」に、まず、「仲間同士の足の引っ張り合い」から始め、決まったことも平然と破るという奇妙な悪弊がある。私は新進党時代、それをなんども目撃、体験している。

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2009年8月22日

「来た、見た、勝った」 ── <無血革命>一週間前の点描 

二見伸明氏(誇り高き自由人、元衆議院議員)

 落語の楽太郎師匠が「明治以来の権力構造を変える選挙だ。生易しいものではない。皆さんお一人お一人が、一票一票掘り起こしてください。行政に何かしてもらおうという時代ではない。私たちが政治を変え、社会を動かしていく時代なのだ」と熱弁をふるっていた(8月18日正午、東京・江東区の民主党公認候補、東祥三の出陣式)。区会議員たちは、私の問いに「外交問題の専門家が4年間、区民と膝をつきあわせて語り込んできたことを、区民は知っている。本人は生命を賭けている。だから、今日、集まってきた支持者の顔ぶれも顔付きも、4年前とは大違いだ。小選挙区の戦いは真剣勝負だ。『風』をあてにしていない」と、意気軒昂であった。

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2009年8月15日

毒なきは丈夫にあらず(無毒不丈夫) 魯迅

二見伸明氏(誇り高き自由人、元衆院議員)

 中国の文豪・魯迅は「私は自己の狭量はよく承知している。(権力に阿る学者、文化人など)その連中が私が書いたものによって嘔吐を催せば、私は愉快である」と書き残した。この「毒」とは、権力を恐れず、肺腑をえぐる、本質を鋭く衝いた批判、反逆心であろう。いわば、政治家、文人、ジャーナリストの原点である。

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2009年7月31日

保守・リベラルは、ぐじゃぐじゃ自公守旧勢力に勝てるか―――無血・一票の革命前夜に記す―――

二見伸明氏(誇り高き自由人、元衆院議員)

 手負いの猪ほど恐ろしいものはない。私の住む茨城県は、小選挙区7で、比例代表復活当選を含めて、衆議院議員9人。内訳は、自民党7、民主党1、自民党系無所属1(中村喜四郎元建設相)であり、閣僚経験者4、世襲議員6という名高い自民王国である。その王国にも、ようやく落ち目の気配が見えてきた。これまで、自民党以外の候補者に投票したことがない、自民党以外の候補者の名前を聞いたことがないという、化石のような人々から「自民党では駄目だ」との声が澎湃と沸きあがってきた。慌てた自民党議員は、昨年暮れから、国会審議もそこそこに、妻子眷属、ご一統様総出で、戸別訪問、ミニ集会に駆け回っている。なかには、やったことのない朝の駅立ちをして、通勤客の度肝を抜いた元大臣もいる。7月25,26日、わが市では、市あげての夏祭りである。そこに、元大臣が挨拶に現れたものだから、町内会の役員さん達は、この時とばかり、言いたい放題。元大臣はほうほうの体で退散した。その場に居合わせた友人が「役員があそこまで言ったのだから、わが町内は反自民で固まった」と他愛なく、大喜びなので、「水を差すようで申し訳ないが、役員は自民党支持者でしょう。いままでは、対等に口も利けなかった議員さんに文句を言えたので、気持ちがすっきりしたろう。欲求不満と不定愁訴のガス抜きだ。風が吹いただけで人の気持ちが簡単に変わるものではない」と、苦言を呈しておいた。

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2009年7月14日

公明党よ いまこそ目を覚ませ

二見伸明氏(元衆議院議員・誇り高き自由人)

 政府・与党の話し合いで、総選挙は8月18日公示、30日投票に決まった。自民党が惨敗する中で、公明党が、得票を減らしたとはいえ、23人全員当選を果たしたことは、組織力の強さを見せつけたと言えよう。しかし、都議選の結果は、自公の蜜月に決定的な別れを告げるものになるだろう。一人区で、自民党は完敗した。自民党内には「公明と手を切れ」との声が出ている。中央区は、かつて公明党が、二人区の時代に一議席もっていて、それなりに強い組織力がある。にもかかわらず、実力者の自民党候補が、無名で若い民主候補に、あっけなく敗れた。中央区には築地卸売市場移転という争点があるが、区民はこの問題に「ノー」の意思を示しただけでなく、自公政権そのものを否定したのである。

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2009年7月10日

総理一年の使い捨て

二見伸明氏(元衆議院議員・誇り高き自由人)

 液状化した自公政権の底が抜けて底なし沼になった。民主党が分裂したことで勝算のあった静岡県知事選で敗れたのは自公にとって致命傷である。静岡県民は麻生総理と自公に政権担当能力がないと烙印を押したのである。都議選の結果、自民党が大幅に議席を減らした場合、民主主義を蘇生させるために麻生総理の取るべき最良の道は、直ちに総辞職をして、民主党中心の選挙管理内閣を作ることである。麻生総理が、総辞職するのはプライドが許さない、というのであれば、次善の策として、直ちに衆議院を解散することである。

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『知らなきゃヤバイ!民主党─新経済戦略の光と影』
2009年11月、日刊工業新聞社

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