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「年寄りの冷や水」に終わるか?石原新党──それとも"保守大連合"の起爆剤か

(※本記事は10月29日に配信された「高野孟のTHE JOURNAL」の一部を掲載したものです)

takanoron.png 石原慎太郎=都知事が10月25日、突然辞任を表明し「石原新党」結成に踏み出すと宣言したことについて、彼と長年付き合いのある自民党元都議は「飽きちゃったんでしょ。尖閣も、総裁選もああなって」と感想を述べた(26日付朝日)。

 長男の石原伸晃=前自民党幹事長の9月総裁選出馬には大いに期待をかけ、陰ながら支援も惜しまなかったようだが、結果は第3位という屈辱を味わい、少なくとも当分の間は総理への道を断たれてしまった。息子が近々総理になろうかという状況であれば、このタイミングでの新党はなかったに違いなく、その意味では、辞任会見での「何で俺がこんなことをやらなくてはならないのか。若い奴、しっかりしろよ」というその「若い奴」とは伸晃のことだったかもしれない。

 他方、尖閣諸島の購入を威勢よくブチ上げたのはいいが、実は、都有地になった場合にそれをどう管理し活用するのか、あるいは当然予想される中国との紛争激化にどう対処するのかなど、責任ある落とし所は何一つ用意しておらず、結局は騒ぎを引き起こしただけでその後始末は国に押しつけてしまう格好になった。

 両々相俟って、「ああ、もう面倒くさくなっちゃった。何か別の面白いことをやって世間をアッと言わせてやろうか」といった愉快犯的な心境でこの挙に出たのだとすれば、途中で放っぽらかされる都庁・都民にも、その気紛れに付き合わされる国民にとっても、迷惑この上ない話である。

●自民党とは組めない

 石原新党がどれほどの広がりを持つかについては、悲観的な見方のほうが多い。中核になる「たちあがれ日本」は片山虎之助(77)、平沼赳夫(73)、中山恭子(72)、園田博之(70)、藤井孝男(69)と、平均年齢72.2歳で、これに石原(80)を加えればさらに上がって73.5歳となる。すでに2008年に2000万人を超えた中・後期高齢者にとってはある種の"励み"となるかもしれないが、この新集団に日本の将来を託そうと思う者はそれほどたくさんいるはずがない。若い世代はむしろ「年寄りの冷や水」政党と見なて関心を持たないだろう。

 石原新党が出来れば馳せ参じたいと公言していた小林興起は、石原が動かないのに業を煮やして8月に民主党を離党、減税日本に行ってしまって、今頃ほぞを噛んでいるにちがいないが、今さら河村たかし=名古屋市長の下を離れて移るという訳にはいくまい。その小林とて68歳。他に多少とも名の知られた政治家が結集してくる可能性はほとんどないのではあるまいか。「石原伸晃が、落選中で東京3区で自民党議席の回復を目指している三男の石原宏高と共に、自民党の40〜50人を引き連れて親父の下へ?」などという憶測も聞こえてくるが、伸晃にその勢いと組織力があればそもそも総裁選に負けていない。もっとも兄弟2人だけでも行けば、55歳と48歳なので、平均年齢を下げるのには役に立つ。

 新党自身がそれほど大きくならないとなると、石原のあわよくば総理になって国を立て直したいという野望を達成するには、道は2つで・・・

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