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見極めが難しい北朝鮮・金正恩体制の行方 ── 売り家と唐様で書く三代目?

(※本記事は4月23日に配信された「高野孟のTHE JOURNAL」の一部を掲載したものです)

takanoron.png 江戸川柳の「売り家と唐様で書く三代目」は、今ではことわざ事典にも載るほどの名句で、初代は苦労して財産を残し、二代目はそのお蔭で商売に励んだが、三代目となると道楽で身上を潰して家も売り払うことになり、ただその売り札が唐様の洒落た文字で書いてあるのが悲しくも可笑しいといった意味だが、果たして金正恩はそうなるのかどうか。

 クリントン米国務長官は18日の米CNNテレビとのインタビューで、「仮に父親の足跡を辿るだけなら、政治、経済の失政以外に多くは期待できない」と述べる一方、「未来ある若者として、北朝鮮を21世紀に導く指導者となるべきだ。あなたにはその機会がある」と呼びかけた。またミサイル発射については「新指導者の決定なのか、別の力学が働いたのか、現段階で判断するのは難しい」と述べた。

●飢える国民を尻目に

 父親の金正日は約20年間の治世を通じて、対内的には経済無策のまま国民を飢えさせて、外国からの食料援助にすがるしかない無様を晒し、そうなればなるほどかえって対外的には粗暴な軍事挑発による瀬戸際外交を繰り広げてますます孤立に陥るという悪循環パターンを抜け出すことは出来なかった。金正恩はそのパターンを単に踏襲するだけなのか、それとも、直ぐには無理としても、何らかの新しい変化をもたらして少しでもそこから脱却しようとするのかが見極めどころであることは間違いないが、クリントンの言うように「現段階で判断するのは難しい」。

 祖父・金日成生誕100年記念行事の2日前に設定された、人工衛星という名のミサイルという名の打揚花火は、その成功か失敗かという結果はどうあれ、強行したこと自体が天下の愚行である。その1発の費用は690億円と言われており(韓国国防省試算)、北朝鮮国民の8割に満足な食事を与える1年分、あるいは全国民の食料の不足を補う5年分に相当するとされる。しかも、東京新聞4月21日付によれば、金正日の死去に伴う100日間の服喪期間のため経済活動が一層停滞し、昨年12月から今年4月までに南西部の黄海南道だけで2万人が餓死し、2月以降に政府が緊急支援を行ったが「事態が改善したかどうかは不明」の状態にあるという。同道では、昨夏前の集中豪雨で農地が壊滅した上、電力事情が劣悪で今冬の寒波に耐えられなかった。これが事実とすると、15日の平壌での周到に準備されたであろう華やかなパレードやマスゲームなどの祝賀行事は、なおさら空虚に思えてくる。

 対外的にも、中国を含む国際社会の制止を無視してミサイル発射を強行し、その中国も同調して北朝鮮非難の国連安保理議長の声明が出されるや、直ちに2月の6カ国協議の合意の破棄を宣言、「先軍政治」の継続とミサイル開発の続行を口にしていて、それだけ見れば父親の遺訓に沿った瀬戸際外交まっしぐらで、行き着くところは、06年、09年と同じ核実験の強行ということになる。

●違いも見せたい?

 ところが他方では、金正恩が「今までとは違う」ことを見せたがっている兆しもいくつか窺える・・・


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