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2012年4月26日

【特捜部完全非公認番組】特捜vs小沢 仁義なき抗争が終結!?

小沢一郎民主党元代表の陸山会の資金団体をめぐる政治資金規正法違反に問われた事件の判決が26日午前10時、東京地裁で言い渡される。

2009年3月の事件発生当初から検察問題に切り込んできたTHE JOURNALでは、判決を迎えるこの日、生放送特別番組を放送する。陸山会事件の本質とは何なのか。特捜検察はいったい何を考えているのか。今後の政局はどうなるのか。

過去にロッキード事件で司法記者として特捜検察を取材し、検察の裏を知り尽くした田中良紹氏をゲストに迎え、特別番組をお届けする。

▽ ▼ ▽

《特捜vs小沢 仁義なき抗争が終結!?─その1》

 (時間:1h15m41s)

+ + +

《特捜vs小沢 仁義なき抗争が終結!?─その2》

 (時間:52m42s)

△ ▲ △

【田中良紹ブログ関連記事】
どちらを見ても「前のめり」(2012年4月19日)
裁かれるのは日本の民主主義(2012年3月20日)
検察崩壊(2011年12月18日)
小沢辞任論の「公」と「私」(2009年3月31日)
予言が現実になった(2009年3月4日)

(※その他にもまだまだ検察や小沢氏の関連記事を書き連ねられてますので「国会探検」アーカイブを御覧ください)

★ ☆ ★
↓ 番組中に取り上げられた書籍はコチラ ↓

kuroikiri.jpg
日本の黒い霧

houkai.jpg
「特捜」崩壊─墜ちた最強捜査機関

yuganda1.jpg
歪んだ正義


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2012年4月23日

見極めが難しい北朝鮮・金正恩体制の行方 ── 売り家と唐様で書く三代目?

(※本記事は4月23日に配信された「高野孟のTHE JOURNAL」の一部を掲載したものです)

takanoron.png 江戸川柳の「売り家と唐様で書く三代目」は、今ではことわざ事典にも載るほどの名句で、初代は苦労して財産を残し、二代目はそのお蔭で商売に励んだが、三代目となると道楽で身上を潰して家も売り払うことになり、ただその売り札が唐様の洒落た文字で書いてあるのが悲しくも可笑しいといった意味だが、果たして金正恩はそうなるのかどうか。

 クリントン米国務長官は18日の米CNNテレビとのインタビューで、「仮に父親の足跡を辿るだけなら、政治、経済の失政以外に多くは期待できない」と述べる一方、「未来ある若者として、北朝鮮を21世紀に導く指導者となるべきだ。あなたにはその機会がある」と呼びかけた。またミサイル発射については「新指導者の決定なのか、別の力学が働いたのか、現段階で判断するのは難しい」と述べた。

●飢える国民を尻目に

 父親の金正日は約20年間の治世を通じて、対内的には経済無策のまま国民を飢えさせて、外国からの食料援助にすがるしかない無様を晒し、そうなればなるほどかえって対外的には粗暴な軍事挑発による瀬戸際外交を繰り広げてますます孤立に陥るという悪循環パターンを抜け出すことは出来なかった。金正恩はそのパターンを単に踏襲するだけなのか、それとも、直ぐには無理としても、何らかの新しい変化をもたらして少しでもそこから脱却しようとするのかが見極めどころであることは間違いないが、クリントンの言うように「現段階で判断するのは難しい」。

 祖父・金日成生誕100年記念行事の2日前に設定された、人工衛星という名のミサイルという名の打揚花火は、その成功か失敗かという結果はどうあれ、強行したこと自体が天下の愚行である。その1発の費用は690億円と言われており(韓国国防省試算)、北朝鮮国民の8割に満足な食事を与える1年分、あるいは全国民の食料の不足を補う5年分に相当するとされる。しかも、東京新聞4月21日付によれば、金正日の死去に伴う100日間の服喪期間のため経済活動が一層停滞し、昨年12月から今年4月までに南西部の黄海南道だけで2万人が餓死し、2月以降に政府が緊急支援を行ったが「事態が改善したかどうかは不明」の状態にあるという。同道では、昨夏前の集中豪雨で農地が壊滅した上、電力事情が劣悪で今冬の寒波に耐えられなかった。これが事実とすると、15日の平壌での周到に準備されたであろう華やかなパレードやマスゲームなどの祝賀行事は、なおさら空虚に思えてくる。

 対外的にも、中国を含む国際社会の制止を無視してミサイル発射を強行し、その中国も同調して北朝鮮非難の国連安保理議長の声明が出されるや、直ちに2月の6カ国協議の合意の破棄を宣言、「先軍政治」の継続とミサイル開発の続行を口にしていて、それだけ見れば父親の遺訓に沿った瀬戸際外交まっしぐらで、行き着くところは、06年、09年と同じ核実験の強行ということになる。

●違いも見せたい?

 ところが他方では、金正恩が「今までとは違う」ことを見せたがっている兆しもいくつか窺える・・・


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2012年4月20日

仙谷・枝野の「再稼働前のめり」はヤラセ? ── だとしても国民愚弄に変わりはない

(※本記事は4月16日に配信された「高野孟のTHE JOURNAL」の一部を掲載したものです)

takanoron.png 仙谷由人=民主党政調会長代行と枝野幸男=経産相のコンビが福井県の大飯原発3、4号機を何が何でも再稼働させようと前のめりになっているのは、どうせ地元や国民の反発で同意も理解も得られずに頓挫することを見込んだ、一種のヤラセであるというもっともらしい解説が政界で囁かれていて、15日の『サンデー・モーニング』では岸井成格=毎日新聞主筆がそれに言及していた。将棋では、負けを悟った側は、自陣がとっ散らかったまま終わることを避けるため、さらに数手を進めて少しでも形を整えてから投了するが、その「負けの形作り」が2人の福井訪問だというのである。

 確かに、政府・与党ともなれば市民運動とは違うから、夏のピーク時の電力確保に責任を持たなければならないし、電力会社や産業界の都合、東京電力の経営改革の見通しとそのバックにいる銀行の要望、経産官僚の「政策の継続性」という名の面子、また民主党政権の場合は特に電力・電機など原発関連業界の大労組の意向までも配慮しなければならない。さらにはベトナムなどへの原発輸出の国際協約もある。それらを全部調整して「脱原発」の方向に導いていくことなど10年かかっても出来ないから、まずはこのように拙速と言われるのを覚悟で再稼働要請に突っ走って、当然、地元や国民は納得しないから、その時に「政府としては出来ることは全てやって手を尽くしたが、残念ながら理解が得られなかった」と開き直るのである。

●仙谷は筋金入り

 しかしこの説の信憑性はかなり疑問で、むしろ、そうにでも解釈しないと余りにも非常識な2人の言動が説明がつかない ── 政府・与党内で数少ない利口者と思われてきた2人がそれほど馬鹿であると信じたくない ── という希望的観測のようなものではないか。

 昨年5月に菅直人首相(当時)がそれこそ市民運動家的な感覚で浜岡原発にストップをかけた際、官房副長官だった仙谷はすぐにTV番組で「地震確率を見ると日本海側、瀬戸内の原発はまず心配ない。我々は原発政策を維持する」と菅に歯止めをかけ、さらに当時差し迫っていた佐賀県の玄海原発の再稼働についても菅を説得し、海江田万里=経産相(当時)の尻を叩いて現地説得に向かわせ「まるで子どもの使い」と揶揄される事態にも一役買っている。ストレステスト結果を保安院が審査し、それを受けて首相、官房長官、経産相、原発事故担当相の4閣僚で「政治判断」するというスキームを作ったのも仙谷で、東京新聞4月11日付トップ記事「『チーム仙谷』再稼働主導」の言い方を借りれば、「この法的な根拠な何もない4者協議」は「脱原発に走る菅氏を止めるためにできた、再稼働のツール」というのが本質であり、しかもその裏では、仙谷、古川元久=国家戦略担当相、斎藤勁=官房副長官に4者のメンバーの枝野、細野を加えた5人による非公式会合「チーム仙谷」が実質的に物事を決めてきた。野田はこの件に関しては余り関心がなく、仙谷に丸投げしていると言われる・・・


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2012年4月18日

ないものねだりよりあるものさがし ── 大山村塾第1回の結城登美雄講演の要旨

(※本記事は4月9日に配信された「高野孟のTHE JOURNAL」を掲載したものです)

 地域づくりというが、地域とは何か。個人があって家族があって、その家族の集まりが地域だ。家族のことを考えるのが地域づくりである。家族を英語でファミリーと言うが、その語源を辞書で調べるとラテン語のファミリアで、その言葉から英語のファーマー(農民)という言葉も派生したという。つまり、一緒に耕して一緒に食べるのが家族ということだ。日本でも100年前、いや50年前まではそうだったのに、耕すことと食べることが離れてしまったのが今の社会である。

●米と村

 従来、青森県に稲作が伝わったのは鎌倉時代とされてきた。ところが南津軽郡田舎館村垂柳遺跡の発掘で、弥生時代の畦で区画された水田の跡が発見され、2000年前からこの地で水稲栽培が行われていたことが明らかになった。私は司馬遼太郎が大好きで多くの影響を受けているが、彼が青森県など東北地方で米を作っていることについて「何でこんな寒冷地に本来は南方のものである米を無理矢理作るのか」と言っているのはどうかと思う。

 東北では、11月末から3月末、4月中旬まで5カ月間、雪に閉ざされて、その間は食物が採れない。その期間は縄文時代であれば南に移動したりして凌ぐのだが、いつも生きることへの不安に晒されていた。その人たちが米に出会って、美味しくて栄養価があり保存もきく米があれば長い冬を乗り切ることが出来ると思い、「希望の作物」として米を育てた。その東北の民の切実な思いを抜きに、経済効率だけで「こんなところで米を?」と言ってはいけない。

 田んぼがあって冬を越せるから「村」が生まれた。江戸時代に開墾が盛んに行われて、小さな村がたくさん出来た。当時は、補助金がないどころか、米に4割の年貢が課せられて、それでも村は潰れずに300年も400年も続いてきた。明治初めには、人口約3000万人の9割が村に住んでいて、7万1314の村があった。平均すると60〜70戸、370人の後に言う大字が村の原型だった。村は、自分たちで村をよくしようという力を持っていたが、この50年、カネに頼るようになり、補助金目当てに公民館を建てたり文化会館を建てたりして、それでもあれがないこれがないと、「ないものねだり」ばかりするようになった。特に男はそうで、自分らの住むところはダメだダメだと思ってきた。そうではなくて、この村にも大切なものがあると気付く「あるものさがし」は女が得意だった。

●7つの条件

 いい地域づくりのための7つの条件がある。

 第1は、いい自然の風土があること。3・11は、人工ではダメで、自然の上に暮らしを営んでいることを忘れるなという警告だった。もう一度、暮らしの土台を見直さなくてはならない。

 第2は、いい仕事の場があること。かつて農業はいい仕事であって、それは単にトーチャンが働いてカネを稼げるということではなくて、カーチャンにもジーチャンにもバーチャンにもそれぞれの役割があって、それでまずは自分のことは自分でやるという自立精神、足らざるところはお互いに助け合い融通し合う相互扶助、どうしても村の中では出来ないものだけを外からカネで買うという風にしてやってきた。それがこの50年は、何でも市場に丸投げして、カネに任せるようになってしまった。それを取り戻すことが、いい地域の条件である。

 第3は、いい居住環境があること。東北では、山奥や海辺の狭いところにも家があって、外から見ると何であんなところに住むんだとまで言われもしたが、3・11でそれが失われて、当たり前にあるものの大切さを思い知った。

 第4は、いい文化があること。文化とは何かと言えば「皆で楽しむこと」で、村が総出で行う祭りや芸能がそうだ。一人で楽しむのは文化ではなく、トーチャンがパチンコに行くのは文化ではない。

 第5は、いい仲間がいること。

 第6は、いい学びの場があること。昔は村があって寺子屋があって、そこで森や木や畑や土や花などを「生かす」ことを通じて「生きる」力を学ぶことが出来た。文部省が出来て学校が始まって、学びは単に「知る」ためだけの場になってしまった。

 第7は、いい行政があることである。

 この全部を一遍に満たすことは出来なくても、地域の人が「私はこれなら出来るぞ」ということを始めることである。

●村の誇り

 私が25年間通ってきた岩手県の山奥の5戸18人の村がある。行政は、こんなところに住んでいても仕方がないから山を下りろと勧告した。しかし彼らは留まることを決意し、「村の目標」を掲げた。「与えられた自然立地を生かし、この地に住むことに誇りを持ち、一人一芸何かを作り、都会の後を追い求めず、独自の生活文化を伝統の中から創造し、集落の共同と和の精神で、生活を高めようとする村である」と宣言した。

 今では、年に2000人から2500人の若者がその村に泊まって、ジーサンたちから昔ながらの手業を学ぶ場になっている。柳田國男が「美しい村などはじめからあったわけではない。美しく暮らそうという村人がいて、美しい村になるのである」と言ったが、ここはまさにそういう村である。

 沖縄のことに触れたい。国頭村の奥の集落に通って104歳のバーチャンに触れて、ここには村を成り立たせている4つの原理があることを知った。「あたい」「ゆんたく」「ゆいまーる」「てえげえ」である。

 「あたい」は辺りのことで、自分の家の周りに自給のための畑を持ちなさいということである。誰もが小さな畑を持っていて、自分のところで食べきれないものはお裾分けする。

 「ゆんたく」はお茶をしながらおしゃべりすることで、そのバーチャンのところには朝6時から村の26戸の人たちが集まってくる。「この機械のネジが緩んでいるようなんだが」「ああ、俺が直しておいてやるよ」とか、「キャベツの苗がないか」「ウチに余っているのがあるから後で持ってこよう」とか、大抵の悩みはその場で自分たちで解決してしまう。

 「ゆいまーる」は共同作業で、その究極の形が全村民出資の雑貨店というかコンビニである「共同店」。スーパーに比べて決して安くはないが、村民がこぞってそこで買い物をすることで利益を上げ、その資金で子弟のための奨学金や医療費の無利子貸与制度を作ったり、船やバスを買って公共交通を確保したり、泡盛工場を創設したり、発電所を建設したりして、それでも余った分を1億5000万円、行政に貸し付けたりしている。

 もう1つは「てえげえ」で、大概、まあアバウトでいいじゃないかという精神である。

●ここにあるもの

 生きる根本が食であるということを思うと、身近に農産物があり、あるいはそれを作っている人がいることがどれほど安心なことか。村にはあれがない、これがないと言うが、視点を変えればここにあるものが全部活きてくる。自然は時として牙をむくこともあるが、限りなく有り難いものでもある。

 地域というのは、中央に対する地方、地域ということではなく、自然の上に住むということである。その自然を生かす技を持っているのが地域である。▲


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2012年4月15日

大山村塾「会場はこんなところでした」 ──結城登美雄の"あるものさがし"

千葉県鴨川市内で、新しい地域活動が生まれました。関東各地で桜の見頃を迎えた先週末の7日、地元民が中心となり「大山村塾」(塾頭:高野孟)を発足させました。

この地域づくり運動にTHE JOURNAL編集部から上垣・西岡が参加しました。写真と映像を中心に、当日の塾の様子をレポートします。4月7日付の高野論説「鴨川市で「大山村塾」発足! ── 第1回講演会を盛大に開催」とあわせて御覧下さい。

☆ ★ ☆
▽  大山村塾とは? フォトレポート ▽

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「大山村塾」の文字が会場入口に。「大山地区のことだけを考えようという訳でなく大山公民館を会場とするのでそうなっただけのこと。松本村の松下村塾が明治維新の原動力となったように旧大山村のこの塾が平成維新の源となるかもしれない」(大山村塾HPより)と、塾名の由来を見ると、開放的に、志高くといった印象。

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THE JOURNAL編集部が会場に着くと、すでに満席に近い状態。会場を見回すと、"THE JOURNAL"ブロガーの顔が。甲斐良治氏(農文協)、二木啓孝氏(BS11編成制作局長)、篠塚恭一氏(日本トラベルヘルパー協会理事長)...と大集合でした。

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まずは高野孟塾頭が挨拶。大山村塾とは...「地域末端に生きる"下々"の者たちが、たとえささやかであっても自分らで事を起こして、何ほどかマシな世の中を作るために動き始めなければならないという思考と行動の模索の現れです」

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そして結城登美雄氏の講演です。テーマは"THE JOURNAL"の結城ブログにもあった「『ないものねだり』から『あるものさがし』へ」

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結城登美雄「自然を生かす技を持っているのが地域です。『私はこれなら出来るぞ』ということから始めていきましょうや」

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まさしく車座座談会といった光景。結城氏の「『よい地域』であるための7つの条件」に深くうなづいてました。

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質問者は3人で時間切れ。他は懇親会に持ち越しです。パチパチ。

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続いて高野孟塾頭「どうなっているのだ野田政権」です。

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終了後は地元のカフェ「Sugar Salt Cafe」で懇親会。店主は2008年に鴨川を訪れ、翌年に移住した「Iターン」です。

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地元の笹谷釜さんからぐい呑みをプレゼントされてご機嫌の結城氏。2次会はたっぷり地酒を飲まれたようです。

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大山村塾は隔月で講演会が開かれ、第2回目は6月9日の予定です(詳細は→コチラ←)。そして講師は、THE JOURNALおなじみの甲斐良治(農文協編集局次長、前『季刊地域』編集長)氏です。どなたでも参加可能です!

☆ ★ ☆
▽ 大山村塾はどんなとこ?映像はコチラ! ▽

「結城登美雄です。仙台市から参りました」
プレゼンスライドと組み合わせた映像です。1時間ほどありますので、お茶でも飲みながらゆっくりと"結城節"をご覧下さい。

なお、映像制作は「高野孟のTHE JOURNAL」読者の支援があって生まれました。是非ともメルマガにご登録頂き、周りの友人・知人の皆様にもこれを大いに広めて頂ければ光栄です。

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【関連書籍】
jimotogaku.jpg
地元学からの出発―この土地を生きた人びとの声に耳を傾ける (シリーズ地域の再生)

【関連記事】

初の「大山村塾」に170人 鴨川(2012.4.10 房日新聞)
鴨川市で「大山村塾」発足! ── 第1回講演会を盛大に開催(2012/4.9 高野論説)
結城登美雄:地元学からの出発

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2012年4月 9日

鴨川市で「大山村塾」発足! ── 第1回講演会を盛大に開催

(※本記事は4月9日に配信された「高野孟のTHE JOURNAL」の一部を掲載したものです)

takanoron.png 私が5年前から居住する房総半島・鴨川市の奥地である旧大山村地域の大山公民館で4月7日、「大山村塾」第1回講演会が開かれ、椅子が75脚しかなく、それでは足りないと見て座布団を44枚掻き集めて約120人分の席を用意したにもかかわらず、それを遥かに上回る170人以上の聴衆が詰めかける大盛況となった。もちろん鴨川市民が大半だったが、中には東京、横浜、水戸、筑波、成田、大多喜町など遠方からわざわざ駆けつけてきた方もいて嬉しかった。

 塾長である高野の短い開講挨拶の後、第1部では、仙台在住の民俗研究家で「地元学」の提唱者である結城登美雄氏を講師に迎え、「ないものねだりよりあるものさがし」と題して1時間半、講演した(別項参照)。第2部では、高野が「どうなっているのだ野田政権」と題して、4月2日に「民主プレス」に対して語ったのと同趣旨(confab 4月2日参照)の講話を40分間で行った。

●自分たちで何とかしよう

 超ローカルもしくは個人的な話題と思われるかもしれないが、必ずしもそうではない。3・11以後、困った時には"お上"が何とかしてくれるのが当然で、それを待つしか生きる術はないという長年にわたる共同幻想は最終的に完膚無きまでに打ち砕かれた。そして、自分たちで何とかしよう──地域末端に生きる"下々"の者たちが、たとえささやかであっても自分らで事を起こして、何ほどかマシな世の中を作るために動き始めなければならないという思考と行動の模索が、被災地はもとより全国各地で蠢き出している。「大山村塾」も、そのような全国的なトレンドの1つの現れと言えるだろう。

 きっかけは、都会からこの地域に移住してきた若い世代の人たちとの対話だった。彼らは3・11の直後、旧大山小学校の廃校跡を利用して被災地の人々のための避難所を設営する「大山支援村」プロジェクトを機敏に立ち上げ、市や地元の人々の協力も得て寝具、暖房具、鍋釜など生活道具を用意し、すぐにでも生活が始められるよう態勢を整えた。諸事情から、ここが避難所として使われることはなかったが、福島県の子どもたちやその家族を無料で招待する1泊2日のバスツァーを何度か実施し、子どもたちに「え?マスクしないで外へ出ていいの?」と喜ばれた。その活動も昨年末をもって終了し、彼らはこの地域を元気にするための次の行動目標を模索していた。またその中の1人は、今まで若い移住者たちだけで環境問題や食と農についての勉強会を開いてきたが、どうしたらそれを地元の人々にも開かれた形に発展させられるか思いあぐねていた。また私は私で、鴨川自然王国や釜沼北の棚田クラブに参加したり、帰農塾の塾長として講師を務めてきたりしていたが、もっと自分の持ち味を活かした独自の企画を展開して地域に積極貢献すべきではないかと考え始めていた。それらのいろいろな思いが寄り合わさって、「大山村塾」の構想が生まれ、私が塾長に担ぎ上げられた。

 第1回講演会の宣伝ビラに、私は次のような挨拶を載せた。

──────────────────────

 私が安房鴨川の山中、大山地区の金束に移り住んで5年が経とうとしています。

 元はと言えば、学生時代からの友である故・藤本敏夫に誘われて、20年近くも前になりますが、鴨川自然王国を訪れて、この地の里山風景の美しさに驚き、またその裏側で進む森林や田畑の荒廃にもう一度驚いて、放っておけない気分になったのが始まりです。

 引っ越し後は、地元の方々とも都会からの移住者の方々とも交流が広がって、楽しい毎日を過ごさせて頂いていますが、近頃、とくに東日本大震災以降、単にそうやっていろいろなお付き合いを個人的に楽しませて貰っているだけでは申し訳なく、私の持っているささやかな経験や識見や内外の人脈を活かして、この大山地区のみならず鴨川市や南房総「安房国」を元気にするための一つの形を作って、次の世代に遺すべきものを遺していきたいと思うようになりました。

 ちょうどそのような時に、「地域再生のための『塾』を始めたいので、塾長となって働け」とのご提案があり、間もなく古希という老骨に鞭打って、もうひと働きしようと決意するに至りました。

 地元だけでなく、南房総、いや南だけでなく広く房総でこの世の中を何とかしたいと思っている皆さんが参加して下さることを望みます。よろしくお願いします。

──────────────────────

●これからの予定

 大山村塾は、4月7日を第1回として偶数月に外部から講師を招いて有料講演会を開催し、奇数月には若者たちを主体とする無料の座会を開く。講演会は、第1部を講師による講演、第2部で私が時論を語る。当面決まっている予定は次の通り。

《講演会》
第1回 4月7日 講師=結城登美雄(民俗研究家)
「ないものねだりよりあるものさがし」
第2回 6月9日 講師=甲斐良治(農文協編集局次長、前『季刊地域』編集長)
「全国で青年帰農がトレンドに:30の実例とその教訓」
第3回 8月18日 講師=鳩山由紀夫(前総理)
「自らの反省も含め民主党政権の3年間を振り返る」
第4回 10月20日 講師=河野太郎(自民党衆議院議員)
「とにかく、まず、核燃料サイクルを止めよう」

《座会》
第1回 5月12日 映画『シェーナウの想い』上映会
第2回 7月7日 放射性残土は安房にいらない!
第3回 9月15日 鴨川の農村を考える

 鴨川山中の小さな公民館に、前総理や自民党総裁候補が来てしまうというのが面白い。「松下村塾」のように天下を揺るがすほどのことにはならないが、ここから確かな何かが始まるに違いない。▲


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2012年4月 7日

5月5日を全原発の"生前葬儀の日"にしよう! ── 「原発ゼロ社会」への一直線

(※本記事は4月2日に配信された「高野孟のTHE JOURNAL」の一部を掲載したものです)

takanoron.png 前号では、稼働中の最後の原発となる北海道電力・泊3号機が定期点検入りして一時的に「原発ゼロ社会」が実現する日を「4月末」とし、その日を「国民の祝日」として祝い、そのまま一切の再稼働を許さずにその状態を永続化しようと述べたが、その後、泊3号機停止は5月5日子どもの日となることが確定した。

 すばらしいタイミングだ。まさに子どもたちや孫たちのために日本国民が脱原発を決意した「脱原発記念日」としてこの日を制定し直そうではないか。その意味では「国民の祝日」でいいのだが、ある読者からは、「原発ゼロ社会」達成への道筋が確定していないその段階で「祝う」ことには抵抗があるとの意見が寄せられた。言われてみればその通りで、ほとんどの原発が生煮え状態で生きていて、いつまたゾンビの如く甦るかわからないような状態では、まだ「祝う」には時期尚早で、だとすれば全原発の生前葬儀の日とすればいいのではないか。この日、定期点検という法律に裏付けられたルーティーンの巡り合わせとしてたまたま全原発がストップすることを奇貨として、野田政権と原子力ムラの「イノチよりもカネ」の論理に立脚した再稼働策謀を封殺してそのストップ状態を永続化するために、全ての国民の力を結集する、その出発点として位置づけたい。

 そして、無事に脱原発を達成できた暁には、国民祝日法を改正して、「自由と平和を求めてやまない日本国民が、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日である」というその定義に最もふさわしい日としてこの日を祝日に指定すればいいのである。

●東京新聞の過激

 3月27日付の東京新聞「こちら特報部」の紙面には胸がすく思いがした。

▼主見出し「無謀な原発再稼働」
▼副見出し「倫理の崩壊か」
▼小見出し「政治判断してよいことなのか?」
     「代弁が政治判断の意味か」
     「"犯人"に防犯を委ねていいのか」
     「本来なら刑務所に入るべき」
     「与野党上層部に"電力利権"議員」......

 小見出しの1〜2行目の意味は、原子力ムラの"専門バカ"ぶりが明らかになったから専門でない素人代表の政治家が"政治判断"を下すというのだが、その政治家は結局は原子力ムラに振り回されてその代弁者になり下がっていて、そんな連中に「政治判断」を委ねてしまっていいのか、ということ。同3〜4行目の意味は、その政治判断の前提となるストレステストの妥当性を判断するのは保安院と原子力安全委員会だが、彼らは揃って福島事故の犯人として刑務所に送られてしかるべき原子力ムラの住人たちで、テストされるべきはむしろ彼らの精神構造ではなかったのか、ということ。そして5行目は、自民党にも民主党にも電力利権に絡んでいる議員が上層部にたくさんいて、再稼働を急ぐなという意見が抑え込まれている、という指摘である。

 記事の末尾に「デスクメモ」があって、「牧」とサインがあるからザ・ジャーナル同人でもある田原牧さんだろうが、次のように述べている・・・

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