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高野孟:房総田舎暮らし徒然の記(9)家の中心には「火」がないと

(※本記事は1月1日に配信された「高野孟のTHE JOURNAL」の一部を掲載したものです)

 土間があれば火がなければならない。縄文の昔から人は火を真ん中に置いて暮らしてきて、それは単に煮炊きや暖房の利便のためでなく、神の表象である火を中心にして家族が成り立つという精神的な意味があったのだと思うが、この50年か30年ほどの間に日本の家の中に火がなくなって、そのせいで、伝統的な暮らしぶりだけでなく、家族そのものが壊れてしまったのではないか。

 山口昌伴は言う。「住まいの中ではいろんな熱源があるけれど、それがだんだん見えなくなってきている。ただ昔なつかしいから炎をとりもどそう、というのではなく、人間に何かが欠けていくのをとりもどすために、火の復権を考えたらいいのじゃないか」。竈や囲炉裏がなくなったあとでも、一昔前まではどの家にも七輪があって、ガスが来てもガス台のわきに七輪があった。板の間には練炭火鉢もあって、その縁は平らで湯呑みに菓子皿が置けるくらい幅があり、それが空間を設計していた。
真ん中で薬缶に湯が沸いていて、わきに茶櫃があって湯呑み、急須、お茶の缶がセットになっている。「どうしたって人が寄って来ますよね。『コミュニケーション重視の間取りです』なーんて住宅産業のチラシにあるけど、板の間の練炭火鉢のコミュニケーション効果にくらべたら、何をいっているのかわかりません」。火鉢も幾つかあった。おじいちゃんの居場所には信楽の大火鉢があって、町の世話役が相談に来たりしていた。おばあちゃんは長火鉢に寄りついたまま、そこで年をとっていった。子供たちも火鉢で火を学んだ・・・

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