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高野孟:房総田舎暮らし徒然の記(9)家の中心には「火」がないと »

2012年の日本と世界(1) ──反転攻勢へ

■高野孟のTHE JOURNAL  Vol.009

《目次》

【1】《INSIDER No.606-1》
   2012年の日本と世界(1)
   ──反転攻勢へ

【2】《INSIDER No.606-2》
   2012年の主な予定
   
【3】《BOSO-LIFE No.009》
   房総田舎暮らし徒然の記:(9)家の中心には「火」がないと

【4】《CONFAB No.009》
   閑中忙話(2011年12月26日~12月31日)


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【1】《INSIDER No.606》

takanoron.png 2011年は最悪の年で、2012年はそこから勢いよく抜け出して反転攻勢に打って出る年にしなければならないのは当然として、問題は、どこへ向かって、どのくらいの深さでそれを構想するのかということだろう。

《日本人本来の精神文明に立ち返る》
誇大妄想と言われるかもしれないが、私の考えでは、3・11後、日本人は、縄文以来1万3000年の日本農耕文明の根本にある自然観を高い次元で取り戻すことから再出発しなければならず、そうすることによって初めて本当の意味の日本の国家・社会・経済の再建に取り組むことが出来るばかりでなく、その姿を晒すことを通じて21世紀世界の文明論的混迷に対して新しい1つのモデルを提示することが出来るに違いない。

この列島はなぜ人が住むに値するのか。単に人が住むというだけでなく、現在の世界ランキングで言えば、62番目の狭小な国土に10番目の多さの人口が住んで、他に類例のない独特の文明とその下での多彩で濃密な文化を築いてきたのだろうか。私が思うにそれは、この列島の自然のアンビヴァレンシー、すなわち自然の恐怖と恩恵の弁証法ゆえである。地表を構成する11のプレートのうち4つがせめぎ合う、世界で一番危険な火山地帯であればこそ噴火や地震や津波は絶え間なく、何十年間か何
百年に一度は破滅的な大災害も起きる。しかし逆に言えば、それは何十年か何百年に一度のことでしかなく、日常普段はその自然が一時の災害を堪え忍んでも余りあるほどの恵みをもたらしてくれる。この列島を覆うのはヒマラヤ山系に由来する温暖多湿のモンスーン気候だが、中国南部や東南アジアとは違ってここでは、それが、亜寒帯から亜熱帯まで含む南北3000キロの長さ(ちなみに1000キロは蝦夷、1000キロは大和、1000キロは琉球で、これが日本歴史の3次元を構成する)、火山による
急峻な山地が作る高低差、列島の両側で暖流と寒流がぶつかることによる海の複雑さなどの地理的要因に、さらに四季のめりはりという時間的要因も重なって、ほとんど無限とも言える風土的多様性を作り出している。自然に恐れおののきながらも、決してそれを抑え込もうなどという大それたことは考えもせず、怒りは怒りとして受け止めつつ、あくまでも自然を敬い親しんで、その言うところを微細なところまで聞き分けてどこまでも寄り添っていくという日本人の生き方が、そこから育ってきた。・・・

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