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« [緊急記者レク〈1〉]郷原信郎:小沢氏に対する検察審査会の起訴相当議決は無効だ!
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[緊急記者レク〈2〉]郷原信郎:小沢氏に辞職を求める者は「法的なセンス」がない!

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 5日におこなわれた、郷原信郎(名城大学教授・弁護士)氏による緊急記者レクです。小沢一郎氏に対して検察審査会が2回目の起訴相当議決を行ったことについて、郷原氏のコメントをテキスト化しました。

2010年10月5日、名城大学コンプライアンス研究センター

【構成・文責】
《THE JOURNAL》編集部

【参考資料】
■2010年10月5日 東京第5検察審査会 議決文(PDF)
 ※クリックするとダウンロードできます
[緊急記者レク〈1〉]郷原信郎:小沢氏に対する検察審査会の起訴相当議決は無効だ!

★    ★    ★

郷原信郎
(名城大学コンプライアンス研究センター長)

 今回の起訴相当議決は、前提としている政治資金規正法の解釈論がおかしいと思います。

 以前から言っているように、政治資金収支報告書の記載の正確性について責任を負っているのは会計責任者です。なので、虚偽記入の罪は「会計責任者が正確に収支報告書に記入すべきところを虚偽の記入をした」というところが一次的な虚偽記入罪の範囲です。そこに会計責任者以外の人が関わったとするならば、何らかの積極的な関与、指示、働きかけ等がなければならない。少なくとも、これが刑事の実務で前提とされています。検察の2度にわたる不起訴処分もこういった政治資金規正法の解釈を前提にしています。

 ところが、今回の議決文に書かれている「報告」とか「了解を得た」といった断片的でフワッとした抽象的な供述では、到底、会計責任者以外(=代表である小沢一郎氏)の共謀は認定できません。これが常識的な刑事司法の実務です。しかし、(検察審査会の議決文では)そこのところが前提とされていない。しかも、そんな抽象的な供述が信用できれば、ただちに共謀が認められるかのような言い方です。これはそもそも政治資金規正法の罰則の解釈としておかしいと思います。

 さらに、供述の信用性について様々なことが書かれているのですが、村木判決を聞きかじりしてこんな表現をしたのかと思われるようなところもあります。

 たとえば「細かな事項や情景が浮かぶようないわゆる具体的、迫真的な供述がなされている方が、むしろ作為性を感じ、違和感を覚える」(3頁)というのは、これははっきりいって「わけのわからない理屈」です。一般的な証拠の信用性評価というのを完全に無視していて、これを「市民の感覚・素人の感覚」というのかもしれませんが、常識ある人はこんな見方はしないと思います。

 たしかに、「具体的かつ迫真性があるから信頼できる」という、これまでの裁判所の検察官調書の信用性の判断に問題があるとは私も思います。村木さんの無罪判決でも、「具体性や迫真性は後から造ることもできる」とのことが言われました。これはどういう意味かと言うと、「具体性があり、迫真性があるからといって、ただちに供述が信用できるとはならない」と言ってるわけです。ところが、それを逆に解釈して「昔のことだから、具体的で迫真性であるとかえって信用できない。逆に言うと、具体的、迫真性は何もなく、フワッとした内容の供述の方が信頼できる」というのは、論理があべこべで、メチャクチャです。

 補助弁護士は市民・素人だからとバカにせず、「供述の信用性とは基本的にこう考えるべき」ということを審査員にちゃんと説明し、検察官も常識にかなった認定をしてもらうよう説明をすべきです。今回の件に関しては、審査結果がとても重大で政治的な影響を持つわけですから、それだけにこういう「ピント外れの認定」が書かれていることに非常に違和感を感じます。

 ということで、この議決の供述の信用性等についての実態的な判断、つまり、共謀が認められるかどうかについては、私はまったくもっておかしいと思います。こういう判断によって有罪の可能性を語っているのは、理屈に合っていません。

 ただ、最後のまとめ(6頁)に「国民は裁判所によってほんとうに無罪なのかそれとも有罪なのかを判断してもらう権利があるという考えにに基づくものである」と書かれています。判断の中身がデタラメであるとしても、この議決の効果を社会はどう受け止めるべきかということについては、ある意味では正しい考え方です。つまり、「本件は最終的に裁判所に判断してもらえ、検察の処分は信用できず、検察の判断だけで本件を終わらせるべきではない」という主旨であり、それが検察審査会の起訴相当議決ということです。

 これは何も検察審査会が「有罪」を決めたのではなく、(検察審査会は)そういう場でも、そういう議決でもなく、あくまで「検察官の処分に納得できないので、裁判所に判断を求める権利がある」という主旨です。そこのところを、議決の主旨として正しく理解しておくべきではないでしょうか。

 ということで、私はこの議決に対しては非常に大きな問題が多々あると言わざるをえませんが、一方で、起訴相当の議決を受けてまた世の中が大きく動いて、政治的にも社会的にも重大な影響が生じている。(議決は)あくまで「裁判所に最後に最終的な判断を求める」という主旨にすぎないというところをもっと重く受け止め、現時点では、小沢氏に「政治的に責任をとるべき」だとか「議員辞職すべき」だとか「党として除名すべき」ということを言うべきではない。それはおよそ検察審査会制度の趣旨にも、議決の主旨にもあわない。そういうことを語る人は、「見識」や「法的なセンス」が疑われます。(了)

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ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

動画を見させていただきました。
素人の年寄りにでも分かりやすく理解できました。
素人ならではの疑問があります、どなたか答えていただければ幸せです。
このたびの検察審査会の議決を差し戻すことは出来ないんでしょうか、勿論郷原さんのお話の筋でです。

郷原さん、納得のコメントです。

野党は、国民生活などどうでも良い輩なので、政局にするために絶好の話題として、言い続けるでしょう。

法的センス以前の人間としても×な集団ですから。

しかしこの国の検察官僚やマスコミは、小沢さんだけを憎んでいるのか?恐れているのか?

真実を隠し、捏造と誘導操作の結果を盾にした、悪の印象付けをするためだけに常軌を逸した報道をいまだに続けている。

本当のジャーナリストは、記者クラブ組織は使ってくれないということです。

昨晩のニコニコ動画での討論も、言ってみれば郷原さんの説明で見ているユーザー全てが納得したでしょう。

小沢悪をいう80%の国民全てが観覧すれば、半分の人たちはマスコミが作り上げた洗脳から解かれると思います。

自民党、柴山議員の何とか辻褄を合わせようとした発言が、墓穴を掘り無残な答弁に終始してましたね。

間違っていても、ごり押しして起訴を行う。恐らくこの無理やりの起訴の矛盾も裁判で明らかになります。当然の、無罪判決と共に。

この1度目と違うことの矛盾をマスコミは報道できるでしょうか?堂々と言えるのは、鳥越さんか江川昭子さん、山口編集長、勝谷さん辺りでしょう。

高野さんには言えないと思ってますが、期待を裏切ってくれないかな。(笑)

郷原信郎氏のこの論説の結論の文章  [ 「 見識 」 や 「 法的なセンス 」 が疑われ 」] る, という人間達に, 国会議員がいて, しかもそれが弁護士である, という事実には, 本当に唖然としない訳にはいかない。 品性下劣な人間なのだ, とつい思ってしまう。 なぜなら, 曲がりなりにも, 法律家なのだから, それぐらいの専門的知識は持ち合わせている, と常識的に考えるからである。 その常識を無視して, 非道の言動に走るのは, 卑劣以外の何物でもない, と判断されるのである。 大学を出て, 知的な職業に携わっている日本人達が, これほど馬鹿だったのか, という軽蔑的思いは, 昨年以来, 小沢問題に関心を抱いてきて, 政治家のみならず, 大学教師や新聞記者, テレビ関係者, 検事や弁護士などの言行を見聞きした結果, 実感した偽りのない感想である。 でも, この感懐は, 考えてみると, 今に始まった事ではなく, これまでの人生において, ずっと感じてきた事だったのだ。 殊更語るべき事柄ではないのだろうが, 鬱然とした心情は, 如何ともしがたい, と言うしかない。 

~予想外の小沢一郎氏の東京第5検察審査会2度目の「起訴相当」議決について~

郷原先生のレクチャーは大変わかりやすく有りがたいです。

報告した、了解しただけでは共謀罪の成立はしないとの説明に心強く思いました。

検察審査会の目的は 検察官の処分が妥当か否かを審査することであり、直接的に被疑者を有罪か無罪かと裁くことではないのですが〈それゆえに被疑者側に弁明の機会が与えられていない、全く審査会独裁の反民主的組織ではないか〉、一般国民にはあたかも検察審査会が被疑者を裁くがごとく誤解し、起訴相当議決=有罪認定したごと報じられることには全く悲憤する以外有りません。

大阪地検特捜は前田主任検事の逮捕、加えて特捜部長と副部長の逮捕により検察史上希に見る危機的状況に陥り、一方東京地検では検察処分は不適当という一般人の議決が突きつけられことになる。
有力な証拠がなくとも検察官だけで不起訴と決めることには国民は納得しないので軽微な犯罪でも社会的有力者は刑事裁判で白黒つけるべきという考えがまかり通れば
いったいどういう社会になるであろう。敵対者の謀略にかけられ検察が不起訴でも検察審査会でほとんどのケースが起訴相当議決になり刑事裁判の被告人に祭り上げられる。まさに密告秘密検察国家社会であろう。そのうちに国内密告組織と外国組織が結び日本の政界財界らをはじめ有力者ほど外国勢力から身の危険にさらされることになる。

特捜検察の暴走を止めねばならない。取り調べの可視化を急がねばならない。検察審査会の密室性を透明化、オープン化しなければならない。

良心派様

「いかんともしがたい」この思いは、行き場のない漂流した魂の群れです。
それでも「もしかして」という一抹の可能性に望みを掛けて、進むしかないのです。
残されているのは「サドンデス」
命果てるまで「飽くなき戦い」を続けるのみ。 
果てる姿は「あしたのジョー」
すでに果てた仲間たちの怨念を胸に、己が役割を演ずるのみ。
「飽きた」ときが終わりのときでしょう。
果てる姿が己が生き様です。

検察の処分が信用できないから、無罪かもしれないが裁判してほしい、と市民感覚で強制起訴した場合、訴えられる人間としてはタマライと思う。

会社の経営者だったら、会社は倒産する可能性が高い。
サラリーマンだったら仕事を失う可能性が少なくない。
今回のように政治家だったら政治生命に傷がつく。

裁判になったら、無罪になっても、被る傷は大きく、深い。

無罪の可能性が高い人を市民感覚で強制起訴するのは、あってはならないことだと思う。
なので、検察の処分が不当なことが明確な場合(検察と被疑者に癒着関係がある証拠がある等)に限るなど、極めて抑制的に強制起訴が行われるように制度変更など行われてほしい。

もし、無罪になったら、検察審査会のメンバーにそれに見合う罰則を与えてほしいと思うが、それがいやなら、軽々しく市民感覚で人を傷つけるような行為は慎んでほしい。

小沢さんに特別な嫌悪感もなく、まともな感覚をもって一連の経緯を見守っていれば、今回の検察審査会の判断が異常だということは議論の余地さえないでしょう。

問題はここまで来ると、いかに間違っているかをアピールするのではなく、いかに行動するかにかかっていると思う。反小沢勢力は明確な反則を犯したとはいえ、レフェリーをごまかし、小沢氏をリング上でダウンさせることに成功した。

褒められたものではないが、言葉だけではなく有効な行動をとった結果といえる。小沢氏を敵視する勢力はここまでやるのだ。マスコミと検察審査会という手段を有効利用したアイデアにはある意味感心しています。それらは有効だから利用したのであって、ダメなら他の手段を実行したでしょう。

今の状況から逆算すると実に論理的に一手一手の布石を打っていたと言えると思う。まあ、頭の使い方を大分間違えていると思いますけどね。

現状、観客である我々一般国民がネット上で如何に抗議したところで試合結果は覆らない。しかるべき場所にしかるべき方法で抗議しなければならない。有識者の方には我々が具体的に何をすべきか提言して欲しいと思う。

何が正しいかではない。何をすれば正しい世の中に導けるか。もう何を論ずるのも空しい。行動の時だと思う。

ネットというのは好き勝手に個人意見を言うだけでは、役に立たないツールですが、統一した意思と行動を形成するために使用すれば、最強のツールになると思う。

我々にとっての検察審査会があるのなら是非教えていただきたいと思います。

例えば、商売を営んでいる商店などでは、現金出納帳などの帳簿を毎日記録することを義務づけられている訳ですが、検察審査会の理屈でで言うと、

まともに商売を営んでいる人は、きちんと帳簿なんか付ける訳が無い。毎日きちんと帳簿を付けて保管してあるなどというのは、悪い事をしているに違いない。

という訳ですか。領収書の無い売上を懐に入れて、奥さんの目を霞めてキャバクラに通うのが、市民感覚にかなう商店のオヤジだと。

一理あるかもしれませんが、不真面目でいい加減な行いを市民感覚というのは、何か間違っているのではないかと思います。

<政治テロは許されない>
 西松事件の発生時に麻生政権の官房副長官の漆間氏が「自民党には捜査が及ばない」と発言し、さらに陸山会土地購入問題で小沢氏が検察によって不起訴になった時にヤメ検のコメンテーターがテレビで「未だ検察審査会がある」と発言したのは衆知の事実である。今回の一連の動きは政治家小沢一郎氏を狙った政治テロであることは明白である。
 今の日本ではこんな政治テロが白昼堂々と行われながら80%の人がそれに気づいていないようである。
国会議員は主権者である国民が投票で選んだ方たちである。従って、その身分は最大限保証され、政治活動の自由も又最大限保障されるべきである。
従って、議員の地位や身分は本人の意志又は選挙民の判断以外には決して奪われてはならない。これは民主主義の基本である。
 今の日本はこの民主主義の基本が踏みにじられている。残念なことは本来この点に最もナーバスであるべき国会議員にその自覚が極めて希薄であることである。
 私はこの政治テロを企画、実行した勢力の狙いは小沢氏の政治力を潰すことにあり、できれば犯罪者として彼を断罪すること、それが出来なければ政治行動の自由を奪い、小沢氏が目指す国家の根本的改革へ進ませないことであると推察する。従って、今、小沢氏がその政治活動を自粛することは彼らの目的に沿うことになり、敗北を意味する。
 我々は今こそ強く小沢氏を支持し、テロリストの邪悪な野望を打ち砕かねばなりません。

これで小沢は最高裁の判決が出るまで、マスコミから「小沢被告」と呼ばれ続けることになる。

世間には「被告」イコール「犯罪者」と思っておられる方が大勢いらっしゃる。
なにしろ、有罪率99%なんだから。

検察審査会は「裁判で白黒」と仰るが、その裁判が有形無実化していたのだから、何をかいわんやである。(証拠によってではなく、世論によって有罪判決が下された「ロッキード裁判」の例もある。)審査会メンバーに選ばれた方には、そういった司法の現状もレクチャーしておいた方がよいのでは。

審査会のミッションは、検察が権力者の圧力に屈して起訴を断念するようなことのないように監視すること(今回、検察は小沢からどのような圧力を受けたのか)であって、自分たちで「被疑者の怪しさ」を判断することではないと思うのだが。

でも、自分が被告の立場にでもならない限り、聞く耳もってもらえないか。

検察審議会のマッチポンプ

何と、小沢氏を落とし入れようと、誘導した本人が、裁判官になる可能性が出て来ました。ここま
で茶番を許しては、法治主義の欠片もあり得ません。
 
「出来レース」、「マッチポンプ」、「何でもありあり」検察が有罪にするためには、どんな不合理も屁理屈も合法なのでしょう。
 
もしこのような暴挙が許されるのであれば、吉田弁護士は巷で指摘されている、検察審査会の判断は無効と言う、日本中に知れ渡った事実さえ無視して、自ら主導で
作成した文書は正しいとして、「一審有罪判決」を下す事が出来るかもしれません。

ここまでのシナリオが、検察組織ぐるみで用意されているとは、俄かに信じられないです。

ここまでの流れは最初から決まっていたような気がします。
法律的な分析をしても些かむなしくなります。

いくつかこれまでの新聞記事をピックアップします。

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小沢氏の不起訴「不服」 市民団体、検察審に申し立てへ
2010年2月5日5時0分 朝日新聞

 陸山会の土地取引事件で、小沢氏本人を政治資金規正法違反(虚偽記載など)の容疑で刑事告発していた市民団体は4日、朝日新聞の取材に対し、不起訴処分を不服として検察審査会に審査の申し立てをする方針を明らかにした。審査会が2度「起訴すべきだ」と議決すれば、小沢氏は強制的に起訴されることになる。

 事件をめぐっては1月、行政書士や元新聞記者らでつくる東京都内の市民団体が、特捜部に告発状を提出していた。

 市民団体から申し立てがあれば、審査会は事件を審査。起訴して裁判にかけるべきだと判断すれば「起訴相当」の議決を出す。特捜部は再捜査し、原則3カ月以内に起訴するかどうかを判断。起訴しなかった場合は審査会は自動的に審査に入り、あらためて「起訴議決」をすると小沢氏は強制的に起訴される。その際は裁判所が指定する弁護士が検察官に代わり、起訴したり公判で立証したりする。

 政治家の政治資金規正法違反事件を審査した元検察審査員によると、「政治家の調書などを読み込んでいると、審査会のような限られた場でなく、公開の法廷で裁判官に判断してもらってはどうか、という気持ちになる」という。

 「政治家から十分な話が聞けているか」「他の関係者の調書や物証と矛盾がないか」が審査のポイントで、このままの証拠で有罪判決が得られそうだと思えば「起訴相当」を選ぶという。

 兵庫県明石市で2001年にあった歩道橋事故では、神戸地検が不起訴処分とした明石署の元副署長に対して「起訴すべきだ」と議決。強制的に起訴する初めてのケースとなった。

http://www.asahi.com/national/update/0204/TKY201002040495.html
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民主・小沢氏不起訴「不当」 市民団体が申し立て 土地取引事件
2010/02/13, 朝日新聞 朝刊, 38ページ

 小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地取引事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で告発された小沢氏を東京地検特捜部が不起訴処分(嫌疑不十分)としたのは不当だとして、告発人の東京都内の市民団体が12日、「起訴相当」の議決を求める申立書を東京の検察審査会に提出し、東京第五検察審査会が受理した。
 提出したのは、元新聞記者、行政書士、元教師ら約10人でつくる団体。当初の告発に含めていなかった2007年の陸山会から小沢氏への返済金4億円の不記載についても同日、小沢氏を共犯として特捜部に追加で告発状を提出した。
 申立書によると、特捜部は4日、小沢氏の元秘書で陸山会の事務担当者だった衆院議員・石川知裕(ともひろ)被告(36)ら3人を同法違反罪で起訴。小沢氏については、虚偽記載を具体的に指示、了承するなどした明確な関与を示す証拠が不十分で、共謀は認定できないとして不起訴処分とした。
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その後の第5検察審査会、第1検察審査会とも「市民感覚」は厳しい結論を出しました。
そして一昨日発表された強制起訴の議決。その審判をした人達は若い世代でした。

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「脱小沢」一段と加速――今回の検察審平均30.9歳。2010/10/05, 日本経済新聞 朝刊, 3ページ

 東京第5検察審査会が4日公表した小沢氏への起訴議決にかかわった審査員は男性5人と女性6人の計11人で、平均年齢は30・9歳と比較的、若いことが分かった。不起訴不当と議決したものの、最終的に不起訴が確定した東京第1検察審査会の陸山会事件では、平均年齢は49・8歳だった。
 2度目の起訴議決を決めた審査員の平均年齢は1度目の34・27歳からさらに低下。審査員は11人のほかに、同数の補充員が、くじで選抜される。辞退や欠席の場合、補充員が審査に当たる仕組みだ。平均年齢の若さについては、事案の重大さなどを理由に高年齢の審査員の辞退が相次いだといった見方も出ている。
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私と同じ世代の人達は、色々な面での影響を考えて辞退するか、参加するにしても結論をもう少し先にすることも考えたのではないでしょうか。
だから私は10月には結論を出さないのではないかと考えていました。もうじき元秘書3人の裁判も始まります。その推移を見てからでも遅くないと思っていたのです。そうして出された結論なら多くの国民の納得も得られたと思ったのですが。
ゲーム感覚で発想する若い世代にはスピィ-ディ-な結論以外考えられなかったのだろうか。

最後に杞憂かも知れませんが、仮に不起訴の結論になった時の彼らに対するマスコミのバッシングは相当なものだろうし、朝日新聞などは審査会にかなり食い込んでいるようなので、どんな形で自分の素性が世間の知れるところになるとも限らないという不安感、無かったとは言い切れないと思う。

それと、今年1月25日に検察審査会の場所は、家庭・簡易裁判所の庁舎から高等・地方裁判所の庁舎3階に移動しました。
どちらかというと入りやすい以前の庁舎から少し背筋を伸ばしてはいる今度の庁舎、裁判所の建物に始めてはいる審査員も少なくなかったろう。そんな彼らや彼女たちの心理に微妙な影響を与えたと想像するのは行き過ぎたろうか。


郷原さんの説明はすごく分かり易いですね。出来れば国会で有識者として意見陳述して頂きたい。そのために必要なら小沢さんの証人喚問もやって頂きたい。

そして今回の議決では下記の点に一番腹が立つ。

>「本件は最終的に裁判所に判断してもらえ、検察の処分は信用できず、検察の判断だけで本件を終わらせるべきではない」という主旨であり・・・

この今回の議決の主旨が許されるなら、今の素人による検察審査会を止めるか、審査員を検察以外の郷原さんのような法律専門家に限定して本来の起訴すべきか不起訴で良いかを判断するようにすべきと考える。

そうでないなら同じようなケースではほぼ確実にその政治家は検察に起訴されるか保険としての検察審査会によって起訴されるであろう。

検察審議会の決議は無効だ。

●複数の弁護士が指摘している。
被疑事実の重要部分が2回の起訴相当議決を経ておらず要件を充たしていないので起訴手続をとらないよう求めること。

●説明すると検察がAという事実で不起訴にしたのに、
A+α=Bの事実で(別の料理にして)
検察審が起訴相当議決を出すことは無効ということ。

検察審議会は、吉田繁実氏の誘導で、わけわからん頭で「はあ、はあ」と適当に返事していたんでしょうね。

>ぐっち~さん
大変分かりやすい例えを有り難う御座います。こんな理屈で一人の人間のこれからの時間を浪費させるとは、いったいこの世に何が起き始めてるんでしょうか。戦前に戻ったかのようです。先人達のたまらない閉塞感・諦めを感じます。日本の独立は絵に描いてただけ。日本人としての自立への試練でしょうか。

投稿者: 千葉の | 2010年10月 6日 14:38 様

検察審査会の議決を差し戻す件は、動画で、郷原氏や原口氏が、議決書の別紙は、間違いだから、「無効」を訴えるとおっしゃっていたではないですか。

私に、ひとつ提案させてください。
これは、郷原氏や原口氏も、まだ、ご存じない情報だと思います。

石川氏等の『訴因』の『事務所費の架空計上』とした金額が、「72,614,243円」過剰です。

本来ならば、これだけで、『訴因』の信用性は失われているのであるから、裁判所は、即刻、一旦、『公訴棄却』をして、調査を開始すべきです。
小沢さんも同時に『公訴棄却』されるべきです。

詳しくは、こちらをご覧ください。
小沢さんの容疑内容の捏造発覚2『強制起訴棄却を請求しよう』
http://www.asyura2.com/10/senkyo96/msg/845.html

郷原氏の見解には、いつも心強いものがあります。
このような案件で、まったく何も理解していない人たちが、人を裁くことができる検察審査会なるものを解体すべきです。同じ政治家たちが小沢氏に議員辞職を勧告したり、一般人が世論調査に答えて辞職すべきだと答える人たちが、この件に関してどれほどの知識があるのか、自分自身に問いただしてほしいものです。
自民党が政権与党時代に始まった小沢氏周辺へのバッシングがあらゆる手段で続いている一連の流れには、日本の国際競争を弱め、グローバル化という名のもとに植民地化しようとする経済の制度から、国民主権で自主・自立した国に変えようとする動きを強い力で封じ込めようとすることに気が付きませんか。それに乗っかったり、率先して利用する手合いもいるのです。これは戦後すでに始まっていたのですが。とっぴな考え方のようですが、大手メディアのトップは分かっているはずです。日本国民の利益より、既得権益優先ですから、異常な情報操作などしても良心も痛まないようです。こんなことをして子や孫の世代に顔向けができるのでしょうか。
戦後の教育のなかで、古来日本が持っていたよさも否定し、日本人としての礼儀や誇りを失ってしまったのでしょうか。今は気持ちを鎮めて、怒りのパワーをためておきましょう。

始末が悪いのは例え有罪じゃなくても「政治的道義的責任」をとれという論調がメディアや一部の議員に蔓延っていることです。

そもそも特捜の捜査が端緒で特捜自らが終止符を打っていることに対して「政治的道義的責任をとれ」というのはおかしいとは思わないのでしょうか?特捜が動かなかったら存在しなかった事件なのにどれだけ迷惑しているか・・本末転倒です。納得がいかないのなら特捜を証人喚問して責任を問えばいい。


これでいいのか?検察審査会制度


昨夜はこちらのサイト経由でも多くの方が『ニコニコ動画』生中継(アーカイブ含む)を視聴されたようで、情報提供者の一人として良かったと思っています。
とりあえず民主党内から小沢氏に対して離党や議員辞職を求める声が収まっていることに安堵しています。
ひとつには、政治資金収支報告書の所管大臣だった原口前総務大臣が、大臣経験者として偏らずに率直な意見を述べている点も党内のコンセンサス作りに寄与しているのではないかと思われます。

さて、システムとしての疑問を投げかけるのはこれで3回目となります。

ひとつの素朴な疑問と問題提起として、こうも検察自体の不祥事、あるいは足利事件や志布志事件などの刑事事件、鈴木宗男氏の件や郵便不正事件などの特捜案件などで正当性が疑われる起訴が累積する状況を考えると、有罪率99%と言われる検察による起訴自体が果たして正しいのか?という検証が加えられ、それを審査する手だても必要と考えます。

検察審査会は、「公訴権の実行に関し民意を反映させてその適正を図る」ことが主旨とされていますが、実際に審議される案件は「公訴されない事案」に限られています。

今回の収支報告書の事案もこれに該当しますが、「公訴権の実行」を問うとすれば、起訴が行われた行為そのものを問う制度も必要ではないかと考えます。

即ち、検察から控訴が出され訴訟手続きに入る前段階で、被公訴人以外の国民が「この起訴は正しいのか?」つまり「起訴不当」ではないかを審議する役割も検察審査会にはあって然るべきではないのか?と思うのです。

勿論、可視化と供述内容の公開があり、国民の監視の下に公正な取り調べが行われることを前提として、報道も冷静に事実と向き合う必要があります。
権力の行使というものは、すべからく抑制的であるべきで、法の下での平等を実行するためには如何なる人権侵害も犯してはなりません。

付随することですが、第3の権力たるメディアは、第2権力たる国家機関から第1権力であるはずの国民を護るために監視するチェック機能であり、逆にそのチェック機能を損なうばかりか、メディア自らが国民を不当弾圧されるような事実があれば、単に名誉毀損の賠償請求を受けた場合にのみ謝罪するのではなく、不当な報道などに関しては法的にもペナルティーを受けるようなメディアに対するフェイルセーフの仕組みが必要ではないでしょうか?


もう一つの問題点を指摘したいと思いますが、この事案の審議を検察審査会に請求した申立人の身分と行為について考えたいと思います。

まず、この件の発端となった陸山会の収支報告書虚偽記載を特捜部に刑事告発したのが「真実を求める会」という名の東京都内の市民団体だったことはほぼ知れ渡っていることとして、その構成員の職業が「元新聞記者」「行政書士」等紹介された記事はありますが、実際に何らかの会見を開いたというような新聞報道は見たことがありません。

私は以前、個人として行政に対し住民監査請求を起こしたことがあります。
その際、請求を申し立てた時と、監査人に陳述を行ったとき、監査結果が示されたときの3回に渡って報道機関への会見と懇談を行いました。
新聞紙面上には職業と年齢が記載され個人名などはプライバシーの保護として明らかにされませんでした。

これは地方自治体を相手とした小さな監査請求であり報道の影響も小さいでしょうが、今回の小沢氏に関わる審議の場合は広く国民的な関心事であり、検察審査会への申し立てについても精緻に説明するべきだと思います。

察するにある程度の懇談は記者との間にあったと想像しますが、その申立人がどのようなバックボーンを持ち、日頃どのような思想と行動から申し立てに至ったのかの説明は報道からありませんでした。

告発を扱うにしても、そういった一次的な情報を提供しないということはメディアの側に大いに不足があると思います。


また、検察審査会法第2条2項では

2 検察審査会は、告訴若しくは告発をした者、請求を待つて受理すべき事件についての請求をした者又は犯罪により害を被つた者(犯罪により害を被つた者が死亡した場合においては、その配偶者、直系の親族又は兄弟姉妹)の申立てがあるときは、前項第1号の審査を行わなければならない。

・・となっています。<総務省e-Govより>

今回の場合、特捜への「告発人」と、検察審査会への「申立人」が同一の人物なのか?・・・これひとつとっても正確な情報はありません。
ネット上には「受理書」も公開した申立人(政治団体代表人?)もいるようですが、その人物が受けた申立受理番号と検察審査会の議決番号が違うという情報もあり、実際定かではありません。
(単に政治活動の喧伝として申立のみをした可能性もあります)
つまりは、この申し立て自体が大変不透明で、仮に公安捜査を受けるような組織から告発を受けて、特捜捜査の後に今回のような強制起訴という議決が出された場合には、その組織に過大な実行力を行使させることになります。
それが健全な民主主義の元での司法行為となるのか、大いに疑問です。

今回は以上の3点に絞って問題提起とさせていただきますが、この検察審査会制度(とメディアのあり方)にはまだまだ様々な問題点を内包しているようで、もう一度正しいシステム作りをする国民的な議論が必要だと考察します。

郷原さんや保坂さん、また山口・週刊朝日編集長や多くのジャーナリストの方々には是非そういった議論と啓発を行って欲しいと願う次第です。

>郷原氏の理解しやすい法律高説に感謝です。

法律専門家の法律論と、解釈詐欺・詭弁はコインの裏表のようで検察、裁判官の思惑・恣意的解釈でまかり通るから権力を持つものは官軍です。
高知白バイ事件でケーサツ・検事の事故調書を全面採用した99%の有罪・波風を避ける、出世に邁進する、ヒラメ裁判官は同僚警察官のインチキで信じがたい証言を採用した。
逆に真実を語った事故と無縁の第三者の証言を、>第三者といえども真実を語っているとは限らないとチンプンカンプンに・・・・・第三者の証言を無視した。
今回の検察審議会の議決もいかようにでも書けるような法律の拡大インチキを感じます。


永田町異聞から転載・・・
>石川被告供述の信用性は・・・・・・
>検審会の・・・石川被告は尊敬する小沢氏を罪に陥れる虚偽の供述をするとは考え難い。中略・・・・合理的に説明し再捜査前の供述を維持していることなどから、石川被告の供述には信用性が認められる
・・・・・?推理は自由です。
小沢氏に報告・相談し了解を得た場面での具体的なやりとりがなく、
迫真性があるものとまで言えないとして、
また、石川被告の説明に対する小沢氏の反応も受け身のものであるとして、
>石川被告の供述の信用性を・・消極的に評価することは????適切ではない。


>郷原論説から・・・・
>今回の検審議決文に書かれている報告とか、了解を得た、といった断片的で・・・フワッとした抽象的な供述では、到底、会計責任者以外、代表である小沢の共謀は認定できない。これが常識的な刑事司法の実務です。しかし、検察審査会の議決文ではそれが前提とされていない。 


・・・(検察特捜が準備する供述調書は村木事件で拘束され脳みそパンク、自爆した現職特捜検事佐賀元昭のハチャメチャナな自分の職場・検察への抵抗コメントは、検察のシナリオありきの冤罪作りを白状したようなものです。現職検察官が供述調書を信用していなくて、可視化されていない調書は証拠能力がないと開き直られると、東京地検特捜が無理筋の小沢逮捕の創作劇を夢想していたのがよく分かります。

法律に疎い国民にとって怪しい特捜検察の筋書き通りのシナリオ型供述調書よりも、明確な証拠によって告発すべきであると思う。小説並みの推量したような検察の作文供述は法律とは無縁だと思います。)

・東京地検特捜がなぜ小沢を狙い撃ちにするのが、権力の裏側を知った。
・アホウ麻生の時の総理と官房副長官漆間巌が結託して小沢の追い落としが始まった。とゆう

・仙谷官房長官は裏指揮で検察審議会を操り、起訴決議は仙谷の差し金といわれている。
・小沢は権力の争奪戦で自民党や検察特捜や同党の反小沢議員の反感を受けているようだ。

・検察特捜は司法の正義を看板にして時の権力と見えないところで結託していたようだ。
・メディアはこのような小沢にまつわる強権の検察捜査独自に検証することなく、むしろ検察特捜の無理筋の捜査を後押しいていた。頻度の高い政治と金の小沢報道には呆れた。

・メディアクラブとゆう共通情報モホ・クラブが権力側の情報をリーク報道するらしい。
・かつて朝日paperはマトモかなと思っていたが、反小沢親検察で偏向報道に波乗りしているらしい。


(このような単純な疑問は、The journalやネット記事からの情報で知ったことです。新聞やテレビだけでは小沢への執拗なバッシングの真意を理解することはなかったと思う。小沢が好きでも嫌いでもないが、対抗するあらゆる反小沢の政治と世論のウラ世界を知ると、かつて田中角栄が悪、小泉純一郎をもてはやし応援した自分の情報不足を反省しながら、今の民主党政権を監視しようと思う。
>過去の経験でメディアと真逆の判断をした方が、長い時間軸の後、正常・正解だという確立が高いのが皮肉な話です。)

長くてすみません。

郷原さんの解説は本当にわかりやすくなるほどと思いました。
それとともに、検察審査会はあきらかにマスコミの小沢攻撃の影響を受けており、魔女裁判です。
こんないい加減な判断で、首相候補の政治家の政治生命を奪うことが許されていいのでしょうか?
(1)検察審査会自体を告発する。
(2)マスコミ、特に全紙面で小沢氏の辞職を求めている朝日新聞を名誉毀損、メデイアの不当な利用(煽動)で告発する、
ことは、不可能ですか?

>投稿者: 図南 様・・・・・2010年10月 6日 17:56

中身の濃いコメントに感銘しました。
わさび味の、ピリッとした唐辛子味の、香草の効いた、
温和な表現の中に味わい深いお話です。
論説、高説どんなに論じようとも、
多くの賛同者が集まり運動体にならないと、

コメント盆栽の趣味世界に隠居しかねないようです。

最近主賓高野様の登場が少ないですね。
勝手客人がいつの間にかご主人を端に追いやるのは
尖閣の一件と一緒みたいです。

郷原氏からのコメントは、とても参考になります。10/5のニコ動や、10/6のINsideOUTも見させてもらいました。
やはり、検察審査会で審査の対象とすべき案件は、官僚独裁主義側の人達同士の案件で、身内に甘い誤った温情や隠蔽、業界圧力により不起訴とした場合に限るべきかと思います。政治家も既得権益側かとも思いますが、小沢さんは、既得権益側であるマスコミから叩かれているので、一般国民側という認識により、検察審査会では対象外の案件となって欲しいです。話が飛びますが、魚住昭さんがテレビでコメントされていた中で、検察について、昔は悪質で巧妙だったが、今は、悪質で杜撰という発言が分かりやすかったと、私の母も言っていました。

法律に疎い者でもわかるよう説明してくださり、ありがとうございます。

今回の郷原さまのレクを読んで、「カラマーゾフの兄弟」で長男ドミトリーが父殺しの嫌疑をかけられた裁判(冤罪なのだが)で、ドミトリーの弁護士が、心理学を多用する検事の「小説」を批判する場面を思い出しました。

とりあえず、居なければ国会でごちゃついたり、うだうだ小沢の件で時間が裂かれることもなければ、野党も余計な体力を心血注いで追求する必要は無くなるとしたら早く辞めてしまうほうがタメが為でしょう。
もう聞きたくも無い、見たくも無い。

おはようございます(いま10月7日5:20分頃です)

裁判員裁判とともに、始まったといわれるこの検察審査会。
両方とも、一般のひとの市民感覚を判決に取り入れることを期待されていた。
しかし、どうもこの制度は「感情論」や悪く言えば「魔女狩り」的な要素が強くなっているようだ。
郷原さんは言われるとおり、一定の秩序もなく、論理性も無視されている。というか、こういう重要な問題を数週間で判断していいのか。
この判決のもととなっているのが、マスメディアの報道にあることは間違いないところだ。
マスメディアは菅家さんの冤罪確定のとき、その検証記事を載せていたが、それが全然生きていない。
僕は即効性という意味で、リークと思われる記事を載せるのはかまわないと思う。ただ、それとともに、普遍的と思う論説記事を載せてもらいたいと思う。それは、会社を代表する記者のものであり、社運をかけたものだあるべきだろう。それをリーク記事のすぐあとに平行して載せるべきだと思う。
郷原さんのマスメデイア(特にテレビ)への露出は極めて少ない。このことからも、マスメデイアは反省していないことがわかる。

司法に対する注目度がこんなにも高いときはないだろう。
裁判所、検察(特捜)、警察、マスメデイアも含めて改革しなくてならない。菅政権の命題である。

●小沢氏の説明を報じてください
 検察審査会の決議をうけて7日記者会見が行われる予定ですが、ほかの報道でつぶされて、3分ほどでダイジェストでお茶をにごされるのではと懸念してます。あらゆる機会で小沢氏が説明していても、報道がされてないと意味がありません。
 わたしは、比較的小沢発言に関心あるので聞きますが、一般の方々は「説明されてない」と野党が追及しますが、放送されていない事実もあります。

●議員さんは、証人喚問で何きくの?
 国会で「証人喚問要求」で6党確認されてますが、検察資料で血眼になって偽造をしてでも「起訴」しょうとした強制捜査権を有する検察が「小沢シロ」と判断したのに、国会の先生方は何を材料に小沢喚問するのでしょうか?
 週刊誌のガセねた、誰と密会したとかウソの材料で質すわけではないでしょうね?。まさか「あなたは悪の政治屋」だと正義ぶって叫ぶだけなら、やめていただきたい。

●小沢叩きというビジネス繁盛
 政界には「小沢叩きビジネス」があると情報を耳にした。過去の内閣で金をくばって、評論家やマスコミ関係者も汚染されていた、と名前があげられている。
 また、テレビで小沢支持の意見も必要と多少のバランスは考えているのかと制作意図を理解するが、それでも、街頭インタビュー、コメントは8割は「小沢叩き」である。この不公平さの印象操作では、小沢氏への正しい評価は無理になる。人間は、論理的よりも、エモーションで「人物評価」をしがちだからだ。きっと検察審査会の若い人々もマスコミの印象操作を払拭できないで審査に臨んだのではと思う。
 江川昭子氏の指摘に同感したわけである。

昨日「検察審議会のマッチポンプ」と題して13番目に投稿したものです。

検察官役と裁判官役とを取り違える誤解がありましたので、恐れ入りますが、該当する投稿の削除を
お願い申し上げます。

ウソや誤解に基づく情報をそのまま放置する事は、好ましくないと思われますのでご配慮のほどよろしくお願い致します。

日経、朝日はとっくに見切りをつけて、3Kながら "真実を伝える"「日刊ゲンダイ」を駅頭で買っています・・(笑)毎週水曜日発刊の10月7日号に「にっぽん改革」を寄稿される政界きっての辛口論客で大の新聞嫌い、田中康夫氏が検察審査会を評して面白い表現されているので次に転載させてもらいます。〔守秘義務を課せられた審査員は終生、審査案件に関して得られた情報の漏洩を禁止されているから致し方ない、と。ニャンとも腰が引けています。藪の中、蚊帳の外を認めているのです。ならば何故、職務上で知りえた秘密のみならず。評議の経過すら、生涯に亘って口外無用が求められる裁判員は、自身の相貌(かお)を晒して会見に応じているのでしょう? 彼らの自発的意思からでなく、裁判所のお膳立てなのは明らかです・・〕~実に判りやすく、まさに言い得て妙であります。

吉田補助弁護士が小沢さんを冤罪に導いたという罪で起訴され、11人の審査員が同じ打ち合わせの席に何回も同席しその方針に同意、了解したという事で共謀罪で起訴される事を望む。

そんな権利はどこにある?

議決書の文句
「国民は裁判所によってほんとうに無罪なのかそれとも有罪なのかを判断してもらう権利がある」

無罪の可能性が高い人を、確たる物証もなく、市民感覚で起訴できる権利、
そんな権利の明文は見たことがない。

また、議決書の文句は論理トリックのように感じられる。
主語により、その通りの意味にもなるし、危険な権利の濫用や越権行為、人権侵害にもなる。

この国のレベルの低さを感じる。裁議決書の文句
「国民は裁判所によってほんとうに無罪なのかそれとも有罪なのかを判断してもらう権利がある」国民とは我々も入っているのか?正式には、審査員の権利だろう。一人の人間が、日本の政界がこれほど動揺させる権利が、何処でどう選ばれた11人が、他の国民の了解も無くずたずたにする権利が果たして民主主義に馴染むのか?名古屋の変は、まさしく市民の意見で変わろうとしている。しかし小沢氏の問題は、郷原氏が述べる見解を、マスゴミ、政界が誰一人発していない。郷原氏をTVにも出さない。TVのコメントは何処も小沢辞めろばかりだ。マスゴミは日本を第二次世界大戦を再現させるのか?新聞読むのを辞めるべきだ。

R.Amemiya 様
投稿者: R.Amemiya | 2010年10月 7日 00:58

>今回の場合、特捜への「告発人」と、検察審査会への「申立人」が同一の人物なのか?・・・これひとつとっても正確な情報はありません。

「告発人」=「申立人」です。
政治資金規正法違反事件で検察審査会に掛けられるのは告発事件しかありえないのです。
だからこそ東京地検は3人の秘書そして小沢さんについても、捜査の端緒に告発を前提としたのです。東京地検特捜部の筋立てとしては、水谷建設などのゼネコンからの裏献金があって、かつ、小沢さんを逮捕起訴できれば100点満点、最悪でも審査会で強制起訴になれば及第点と考えたのではないですか。
私が、投稿者: m.asami | 2010年10月 6日 21:28で最初に紹介した2010年2月5日5時0分朝日新聞の記事からすると、朝日新聞はこの筋立てを知っていた節が感じられます。

さて疑問についての答えですが、先に紹介した2番目の記事の2010.2.13の朝日新聞の記事の中の『告発人の東京都内の市民団体が12日、「起訴相当」の議決を求める申立書を東京の検察審査会に提出し、東京第五検察審査会が受理した。』という内容は間違いありません。そして平成22年東京第五検察審査会審査事件(申立)第10号で受理されました。

それに対して、2010.4.27東京第五検察審査会は起訴相当の議決を行い、即日公表したことは周知のとおりです。

ところで疑問に思っていると思われる「在特会の桜井誠氏」の申立の経緯は以下のとおりです。

2010.2.5 在特会の桜井誠氏が東京検察審査会に申立を行い、第五検察審査会に申立第2号で受理されました。

それに対して、2010.4.27東京第五検察審査会は次のとおり却下の議決を行い、即日公表しました。
(レイアウトが乱れているかも知れませんがご了承ください。)

平成22年東京第五検察審査会審査事件(申立)第2号
申立書記載罪名 政治資金規正法違反(不記載)
検察官裁定罪名 政治資金規正法違反
議決年月日 平成22年4月27日
議決書作成年月日 平成22年4月27日

     議決の要旨
審査申立人
 (氏名) 桜井 誠
被 疑 者
 (氏名) 小沢一郎
不起訴処分をした検察官
 東京地方検察庁 検察官検事 木村匤良
 上記被疑者に対する政治資金規正法違反被疑事件(東京地検平成22年検第1443号)につき、平成22年2月4日上記検察官がした不起訴処分の当否に関し、当検察審査会は、上記審査申立人の申立てにより審査を行い、次のとおり議決する。
     議決の趣旨
 本件申立てを却下する。
     議決の理由
 本件については、申立人には申立権がないので、上記趣旨のとおり議決する。
  東京第五検察審査会

桜井氏と同様な理由で却下された申立が他に10数件ありました。

この桜井氏の件については、前にもTHE JOURNALに投稿し、ここの読者の方は知っている人が多いと思います。
取り上げる価値のないものですので、今後はこの件での投稿はしません。

 今回の小澤氏『起訴相当』議決や民主党代表選前後にまつわる卑劣な策動に、心の底から義憤を感じるもののひとりです。
 その視点でも(別途)発言はしたいが、ここでは検察審査会の是非について触れたいと思います。

 各方面から、検察審査会の問題点や是非について議論されています。しかし、ことはそうではないのではないか。
 むしろ、この様な卑劣な策動に荷担し悪用する人々の非を唱えるべきではないか。

 本件では、具体的に『補助弁護士』に対してなんらかの行動を取ることは出来ないのか。検察審査会や政治資金収支報告書の主旨に即さない議決文に関与した弁護士を訴訟するとか。そうやって、ひとりひとり卑劣な行為に荷担する面々を国民の面前に引き出すべきではないか。

 不法・違法の判断は裁判所に委ねる。検察に独占的に委ねられている公訴権を国民の視線で判断する検察審査会の主旨はある意味では有用なことです。今回の件では、その様な検察審査会の主旨を十分に理解できていない愚昧な国民と、それを悪意に誘導しようとする人々をあぶり出し、ことの正否を問うべきではないかと思う。

 検察官僚は、今回一連の策謀のなかで、小澤氏を潰し、次には(自分等に都合の悪い)検察審査会を潰そうとしているのではないか。そんな底の深い悪意を感じます。

 法が悪いのではない。法を悪用する人間が悪いので、この様な連中を冷静にあぶり出すことは出来ないのか。
 郷原さんの指導を頂きたいところです。
        瀧澤

郷原氏の記述は本当に解りやすい
我々素人にとっては非常に勉強になります。ただ今回の小沢氏に対する強制起訴足るものは 多くの皆さんが云う通り デキレースで
あるから始末が悪い。これを如何したら乗り越えられるかではないでしょうか 自分には妙案は有りません しかし賛同する事は出来ます。何時如何なる場合でもお呼びが掛れば との思いです。これは小沢氏個人の問題ではなく法治国家(現状は全くズレているが)として疑問 不平を抱くからです。それにしてもマスコミ、多くのコメント屋さん達は良心とか
恥ずかしいとか そんな気持ちはないのですかね 自分の子供の教育は如何に……

THE JOURNAL運営事務局殿

昨日も、削除依頼を出しました。
10月6日20:51の投稿者phon_bb 本人です。

下記の投稿で

1.「裁判官になる」、という記述が、私個人の事実誤認に基づいており、「検察官役となる」と言う表現に最低限訂正いただくか、下記投稿全体の削除をお願いします。

2.「「一審有罪判決」を下す事が出来る」と言う表現も1.の誤認に基づいており、リンク先の投稿(自身のブログ)では、読者に謝罪した上で投稿全文を書き換えております。

私は、小沢氏の活躍を支持するものですが自ら誤った情報に基づく投稿で、世論を喚起するデマゴーグとして活動したくはありません。ご配慮の程お願い申し上げます。

===投稿内容========

検察審議会のマッチポンプ

何と、小沢氏を落とし入れようと、誘導した本人が、裁判官になる可能性が出て来ました。ここま
で茶番を許しては、法治主義の欠片もあり得ません。
 
「出来レース」、「マッチポンプ」、「何でもありあり」検察が有罪にするためには、どんな不合理も屁理屈も合法なのでしょう。
 
もしこのような暴挙が許されるのであれば、吉田弁護士は巷で指摘されている、検察審査会の判断は無効と言う、日本中に知れ渡った事実さえ無視して、自ら主導で
作成した文書は正しいとして、「一審有罪判決」を下す事が出来るかもしれません。

ここまでのシナリオが、検察組織ぐるみで用意されているとは、俄かに信じられないです。

>m.asami 様

投稿者: m.asami | 2010年10月 7日 15:44

上記の情報ありがとうございます。


朝日新聞夕刊(2010/10/6)で、この審査申立人に対するインタビュー記事が出て、その中身が今朝[asahi.com]に載りました。

◆小沢氏告発の団体とは 「保守」自認、政治的意図なし(朝日新聞2010年10月8日8時57分)
http://www.asahi.com/national/update/1006/TKY201010060349.html
http://www.asahi.com/national/update/1006/TKY201010060349_01.html


こういった表面上の説明だけに留まらず、この「真実を求める会」の成り立ちなりバックボーンなりをしっかり検証して報告する責任が、マスメディアにもあると認識します。

今朝の朝日新聞社会面はよかった。珍しく。検察審査会がいい加減であったことが報じられていた。しかしあの社説は何だ?秘書三人が起訴されたことを持って小沢氏は議員を辞職すべきであったなどと!!じゃあ村木さんはどうなんだ?部下の係長が逮捕起訴されただけでも公務員を辞職すべきだったのか?いったいこの新聞はどうなっているのだ!だいたいFDを入手してから、改ざんを記事にするまで時間がかかりすぎではないのか?ひょっとして村木さんの判決が有罪だったら、報道しなかった不作為はきびしく糾弾されるべきところだ。朝日新聞の考えが起訴=悪人ということなのであれば、新聞協会賞などもらう資格は無いだろう!!もう少しまともな論説をかける記者は朝日にはいないのか?

冨田秀隆様 | 2010年10月 6日 23:02 ありがとうございました。
つっ剣どうな言葉には、少し・・・見れば分かるだろう、年寄りには中々記憶が乏しいんで、しかし見せてもらい理解しました。
さて、もうひとつお聞きしたいですが、どなたかお答えいただけれは幸甚です。
検察官になる弁護士は
誰が選ぶんですか。

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