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《緊急記者レク》郷原信郎:最高検の調査に客観性を担保する第三者性を持ったチームを構築せよ

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 22日におこなわれた、郷原信郎(名城大学教授・弁護士)氏による緊急記者レクです。大阪地検の前田恒彦検事が郵便不正事件の証拠資料を改竄した事件について、郷原氏のコメントをテキスト化しました。

2010年9月22日、名城大学コンプライアンス研究センター
構成・文責:《THE JOURNAL》編集部

★    ★    ★

 21日付朝日新聞で報じられた大阪地検検事によるフロッピーデータ改竄問題は、予想されていたとおり21日夜、前田恒彦検事が証拠隠滅の罪で逮捕されました。この逮捕を受けて緊急記者レクという形でお話をしたいと思います。

 まず、現職検事が証拠隠滅の罪で逮捕されたということは絶対にあってはならず、検察官として許し難い行為です。データの改竄が故意かどうかについては本人がまだ弁解しているという話もありますけれども、これは意図的にやったとしか考えられないというのが常識的な見方だと思います。いずれにしても、客観的な証拠を検察官の立証の優位な方向に改ざんするという行為は絶対許し難いことです。

 ただ、私がかねてから言っていることですが、この問題を単に前田検事個人だけの問題として見ることは適切ではありません。私は昨年に『検察の正義』、今年4月に『検察が危ない』、6月に『特捜神話の終焉』と、この1年間に3冊の本を出版し、「特捜検察が社会にとって非常に危ない存在になっている」ということをずっと訴えてきました。その問題が、今回の事件で顕在化したと見るべきです。

 もちろん、前田検事の検察官にあるまじき行為を厳正に処罰するのは当然のことです。が、決してそれだけで終わらせてはならない。この機会に特捜検察を巡る問題の事実関係をしっかり調査して、組織全体にどういう問題があるのかを明らかにし、今後の検察の独自捜査のあり方、特捜検察のあり方を全面的に見直すことにつなげていかなければと思います。

 その観点から考えて、21日夜の前田検事の逮捕をどう評価するのか。朝日新聞のスクープ報道が21日朝で、それからわずか半日の間に逮捕したことは極めて速やかに検察が対応したと言えます。途中で調べを中断して自宅に帰した場合におこりうる様々な混乱を考えると、犯罪を犯した疑いが濃厚であれば、すみやかに身柄を確保する必要性があったことは理解できます。一方、こういう形で最高検の調査チームが乗り出したことで、そのまま捜査の主体になることが確定したとすれば、これは少し問題があるのではという気がします。

 迅速に対応すること自体は評価できますが、迅速であるとともに、この問題について「適正かつ公正な捜査」が行われるよう、そしてさきほどもお話したように、特捜検察の組織的な問題として全面的に事実を明らかにしていくような体制で本格的な捜査に着手する必要があります。しかし、21日夜の逮捕まででその面での配慮が十分になされたようには思えません。

 最高検は、少なくとも村木氏の今回の事件で、村木氏の逮捕と強制捜査についてゴーサインを出した当事者です。その最高検のゴーサイン自体に問題がなかったのかについては、今回の証拠隠滅行為の共犯になるかどうかは別の問題として、慎重に検討しなければなりません。

 また、22日の読売などで報じられていますが、フロッピーデータの改竄について地検の幹部が報告を受けていたと報じられています。報じられる間でもなく、きわめて重要な証拠であるフロッピーディスクを、なぜ証拠請求しないで上村氏に返却したのか。普通は考えられない。そこに何か、地検サイドで検討が行われたのではないかという疑いが十分に考えられます。考えてみれば(郵便不正事件は)虚偽公文書作成の事件ですから、その文書自体が最も重要な証拠物であって、しかも被疑者が否認している事件です。となれば、いつ、どういう形で虚偽の文書が作成されたのかを解明することが捜査の核心部分です。なぜ、そのプロセスでフロッピーのデータが問題とならなかったのか。これは非常に不可解なところです。こういったことをもろもろ考えると、この事件については地検幹部、高検、最高検のそれぞれに問題にすべき点が多々あります。

 それが、そういった問題を抱えた当事者である最高検が捜査の主体になり、最高検だけで捜査をすることは私には適切なやり方とは思えません。また、このままでは捜査結果が出た段階でいろんな問題が指摘されることになるでしょう。

 たとえば、改竄の事実がどこまで報告されていたのかということに関して、仮に「地検幹部、高検にまでは報告されていたが、最高検には報告されていなかった」という捜査結果が出たとしたら、最高検の調査チームの結果では誰も信じないですよね。そこで信じてもらえなかったら、もう終わりです。

 ということは、今からいかなる捜査結果が出たとしても、国民が「この捜査結果を信頼できる」と受け止められるような客観性を持った捜査体制を組まないと、一つ間違えるとこの問題は解決不可能ということになりかねません。その意味で、客観性を持った体制づくりの話がないまま、逮捕の事実だけが先行して出てくるところに問題があるのではと思っています。今からでも遅くないので、客観性・第三者性を持った捜査体制の構築をしなくてはいけません。

 とはいっても、私がよくお引き受けするような企業や官庁関係の一般的な第三者委員会のようなものは、今回は捜査として行われなければなりませんので、その形ではできないでしょう。考え得るとすれば、捜査としてやることですから、検事として実行せざるをえない。ただ、そこになんとか客観性を持たせるとすれば、ひとつ考えられるのは捜査経験のある弁護士を何人か集め、その方を任期付きで検事に任官させ、特別チームをつくるということです。もちろんその中に検察内部の現職検事が入ることも差し支えないと思います。そういう形で外部の人間が加わったチームをつくる。

 そして、捜査結果のまとめと、それに基づいてどのような処分をするのかということに関しては第三者委員会をつくる。それをどこの場につくるのかも問題なのですが、検察総長の諮問機関のような形で検察の中につくるのでは検察の中に取り込まれることになるかもしれません。であるならば、問題について刑事事件の処分は別として、組織的な問題も含めた捜査結果の検討を行うための特別チームを、法務大臣の諮問機関として位置づけることも一つのやり方として考えられるでしょう。

 そもそも検察庁法14条では重要な事件については法務大臣に対して報告が行われるわけですから、そういう形での報告を受けて第三者による委員会で検討・評価を行うということです。

 極めて異例なことですので「この方式がいい」とは簡単には言えないのですが、今、考えなくてはならないのは、捜査の客観化と捜査および捜査結果をまとめるに際して第三者性をいかに持たせ、公正で適正な捜査を確保していくのかだと思います。

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コメント (25)

■コメント投稿について編集部からのお願い

《THE JOURNAL》では、今後もこのコミュニティーを維持・発展させていくため、コメント投稿にルールを設けています。はじめて投稿される方は、投稿の前に下記のリンクの内容を必ずご確認ください。

http://www.the-journal.jp/contents/info/2009/07/post_31.html

ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 郷原先生の推測通り、「最高検は報告を受けていませんでした」という流れになってきています。これまでの「特捜-マスコミ-村木、小沢、石川などの特捜ターゲット」の関係が、「最高検-マスコミ-前田などの一部特捜検事」の関係に入れ替わっただけのような構造に今のところなっています。「特捜神話」は崩れても、「最高検神話」として検察組織の威信を保って、再生してゆこうとしているようにみえます。
 しかし、そもそも、昨年来の誰が見ても明らかな、政治的な意図をもった案件を、選挙のタイミングをみて世論に影響を与えるように、強引にすすめていったことに問題があり、それを、誰が発案し、指揮していたのかが、もっとも問われるべきことだと思います。最高検が関与していないわけはありません。証拠改竄の罪は、特捜捜査とマスコミをセンセーショナルに利用して、世論に影響を与えようという、根本にある、特定の人物による大罪の、ごく末梢の一部にすぎません。民主主義を脅威に陥れる犯罪行為であり、実際その目的はある程度達成されています。
 一つの証拠改竄のみに焦点があたり、最高検が特捜前田検事の「供述調書」を、最高検のストーリーに沿って作成して、マスコミに垂れ流すという構図では、まったく問題の本質、改竄の動機の全体像の解明にはなりません。同じことの繰り返しです。郷原先生のいう「法相の下での第三者的な捜査チーム」の組織化が、本当の検察組織の再生のためにも、必要になると思います。ここで、法相が積極的に動かなければ、法相の存在意義などありません。

""
大阪地検検事によるフロッピーデータ改竄問題""

この問題は改竄とか証拠隠滅とか、或いはその上司が知っていたとか、最高検に報告しなかったとかの問題に摩り替えてはいけないと思います。


何故、前田氏が改竄しなければならなったのか? 何故、捏造までして村木氏を罪に貶めならなければならなったか? 前田氏は誰から指示されたか?その上は誰が指示したのか?何の目的では一部に民主党の石井氏をターゲットにしたとも言われています。それを指示した黒幕・闇の中まで最高検は進まなければ、国民は納得いかないと思います。


もう一つはこの前田氏が西松建設で大久保秘書を取り調べ逮捕した事には裏がありそうだが、何故マスコミは余りこれを報じないのか? 自分達の間違いを認めたくないのか?   そもそも「政治と金」の原点の西松事件がでっち上げなら、マスコミはとんでもない世論誘導をした事になる。ここは反省し、「マスコミと金」問題を取り上げ、毒饅頭に冒されたコメンテイター・司会者・学者・評論家・政治記者などはもうそろそろ追放された方がマスコミは生き残れるのではないでしょうか?


第三者委員会の委員を、どの様に選定するのか?第三者性を堅持した委員など選定しようが無い。三権分立は、理想であって実存していないし、所謂民主主義の建前で、国民投票で選んだところで、公正、公明、適正に成ろうはずが無いのは、歴代総理大臣の顔と、本事件の経緯と背景を想定すれば、自明である。おそらく今、日本で、公平、公正、公明な裁決を下せる唯一の存在は、天皇陛下であろう。

易しく例えるなら、不祥事の絶えなかった相撲の力士や親方の事件や問題行動を、身内だけの相撲協会が、問題点の洗いだしや、組織の抜本的なあり方を検証することはできなかったですね。そして第三者委員会が必要であったのとまったく同じことです。
むしろ検察の件は、国民全体に関わる大きな問題である以上、捜査の段階で人権侵害が行われている状況は末期的です。郷原氏を入れて客観的に検証できるチームを作り、人権がより守れるように、又、検察は正義を行うという信頼を得てほしいものです。党派が違っても政治家という同僚の政治家を貶めるために検察が不正義でもよいというのではなく、どの党も政治力を充分に発揮して法を整備するところまで待ったなしでやるべきです。やらないつけは、かならずいつか自分たちに戻ってきますよ。

相撲界と同じ状態に堕ちた検察!!

検察はデーター改ざんというごまかしようのない≪体質≫を国民の前に顕在化させました。始めてこの報道に触れた時、前田恒彦検事が≪爆弾を仕掛けた≫という意味は自浄能力を失った検察自身に≪仕掛けた≫のかと思いました。
 郷原氏のおっしゃる通り、一人の検事の犯罪であるわけは無く、
最高検まで巻き込んだ証拠として、今日(24日)、那覇地検が最高検に相談した結果、決定的な政治判断を下してしまいました。検察の政治判断は今に始まったことではありません。鈴木宗男氏しかり、小沢一郎氏しかり、村木元局長しかりです。
 しかも、三権分立の名を借りて、政治はこれに何ら対処せず、常に追認していることは許し難い
ことと言わねばなりません。

 大阪地検のデーター改ざんも、
那覇地検の≪政治判断≫も検察として越権行為であり、決してしてはならぬ行為である筈です。
 この検察の越権に何の≪感情≫も抱かず、司法のすることだからと唯々諾々とその判断に従い、せっかく与党の席を確保しながら、大部分を≪政治と金≫に時間を割く羽目になり、また、中国との外交交渉を≪地検の判断≫に委ねるなど、国政どころか、自分自身を
守るすべさえ持ち合わせていない
としか考えられません。
・・といえるくらい問題が明るみに出てきて良かったと思っています。≪聖域≫はあってはならないのです。必ず腐敗します。今や検察は第二の相撲界に成り下がりました。根本から立て直すためには郷原さんのおっしゃる通りだと思います。 経験のある第三者委員会が必要です。そこで検察が何をすべきか、何をしてはいけないか原点に立ち帰って出直して欲しいものと思います。
       つくば市佐藤   
  

> 報じられる間でもなく、きわめて重要な証拠であるフロッピーディスクを、なぜ証拠請求しないで上村氏に返却したのか。普通は考えられない。そこに何か、地検サイドで検討が行われたのではないかという疑いが十分に考えられます。

 
 すべては この点でしょう。
フロッピーディスクを返却した時点で 検察は敗北(何故北に敗れるのか?)を覚悟しました。
村木氏がF.D.の改竄に気づいた時点で終了しました。


 重ね重ね 申し上げます。
歴史的にお役所の自浄を ご覧になった方 おられます。
会社は倒産します。
議会は選挙の洗礼受けます。
お役所には 選挙も倒産も  ないですよ!
 

歯がゆく、ついコメントを。
全面可視化です。

■提案されている法務大臣下の第三者機関設置に大賛成■

郷原さんが提案されている,
法務大臣の下に作られる,第三者機関「検察組織の検討委員会」
の設置に大賛成です.
郷原さんの高い見識に,改めて敬意を表します.ところで「新任の柳田稔法務大臣」の経歴を拝見すると,
大学入学,中途退学,寿司職人,再入学,卒業,就職(企業内の組合活動),国会議員
とのことであり,社会の実層に見識をお持ちだろう,と期待しています.

そして,下記の緊急対談を観れば,検察の闇,そして特捜検察の闇の深さを知らされます.
官僚組織の検察は「人権」をどう理解しているのか.恐ろしい.
今回の前田事件発覚の原動力となったのは,大阪地検特捜部で,この事件を一緒に担当した同僚の女性検事の疑問の様である.この女性検事の指摘が無ければ,村木氏の無罪判決も無かった可能性も有る.実に恐怖の特捜である.
検察組織の全体の改革,そして特捜廃止が必須である.

------------緊急対談----------------
郷原信郎×魚住昭:「主任検事逮捕!証拠改竄! 特捜神話の崩壊」
中国漁船の船長釈放に関する指揮権発動について
録画版 ⇒http://bit.ly/a34HAM
---------------------------

投稿者: 梅光 様

陛下、どうかこの国をお救いください

「三権分立は、理想であって実存していない・・・
おそらく今、日本で、公平、公正、公明な裁決を下せる唯一の存在は、天皇陛下であろう」

 梅光さまの、この意外なお言葉ビビットに反応してしまった。憲法上は、象徴天皇様は政治的発言は控えていますが、今、この日本の危機で、オフレコでもいいから助言していただいきたい。新酌そう祈りにも似た感情がわいてきました。
 新聞、テレビの偏向ぶり、冤罪をうみだす検察全体の組織的伝統。そして、検察が「政権交代阻止」「内閣の政敵つぶし」の道具に堕落し、三権分立も液状化していることも気付いていらっしゃるだろう。
 かつて歩んできた危険な全体主義国家という歴史的教訓も理解されているだろう。メディアも公平さを失い、一方的な意見しか採用しないし、新聞の投稿欄も一方に片寄った意見しか採用されない。
 陛下は、このネットにあふれる悲痛な声なき声を、目にしていると信じたい。どうか、日本の正義と公平な社会を立て直すために、タブーなんかどうでもいい、言ってやってくだされ、悪の検察、悪の集団に・・・。「三権分立をとりもどし、民主的な国を」と。

投稿者: AI |様

すいません引用まちがいました。上記の方に訂正します。

「おそらく今、日本で、公平、公正、公明な裁決を下せる唯一の存在は、天皇陛下であろう」

すいません、沖縄地検の問題ですがコメントさせていただきます。

もちろん領土問題や今回の事件も議論がありますが!

那覇地検は25日未明、公務執行妨害容疑で逮捕、拘置していた中国人・ 其雄 ( せんきゆう ) 船長(41)を釈放。
地検は「わが国国民への影響と今後の日中関係を考慮すると、これ以上、身柄の拘束を継続して捜査を続けることは相当でないと判断した」と政治的判断によるものと発表。
一方仙石官房長官は政府による政治的介入はなかったと述べた。
まったくトンチンカンな話しではないか!
検察は政治的判断を認めており、越権行為であるが、こうした状況においてはどこの国であろうと統治権力は政治的判断をするのが当たりお前であろう。
両者とも手に負えず逃げてしまったではないか。
政府は政治的判断ができず逃げ、地検は政治的判断で「法による秩序」から逃げてしまった。
どうしてしまったんだこの国は?
如何にも現政権の未熟さを露呈した事件ではないか!
日本は大丈夫か?
 

郷原先生と同じ見解を、やめ検事の方々がなぜ、大声で発言なさらないのでしょうか。

第三者委員会設立について、検察庁に判断を任せるのではなく、法務省・法務大臣が決定できることではありませんか。

民主党議員の全員がすぐその行動を起こすべきです。この行動に参加しない議員の名前をメディアは公表すべきです。

反小沢・親小沢について、メディアは大きな関心を持ち面白おかしくはやし立てております。
次は、反検察対親検察の激闘が報道されるべきです。

どのTV局が郷原先生をTV出演に引っ張りだしてくれるか、見守りたいと思います。
残念ながら、私の今の心境では「見守りたい」とした言いようがありません。願っております。

郷原様

この問題は、前田氏個人の問題でなく、組織犯罪の疑いが強いのではありませんか。

誤ってか、故意かは別にして、この問題の起きた時期は、2月との事、しかも。上司に報告し、不問処理されている。何故、不問処理したのだろうか?ちょうどこの時期は小沢氏陸山会事件の山場であった。関係ないといっても、疑いは濃厚である。

また、何故この時期に、朝日のリークとして、国民が知るところになったのだろうか。

法務大臣が、「最高検は、迅速に調査を進めているが、責任問題は出る」と答えているに過ぎないのに、朝日は大林検事総長処分に及ぶと、大臣以上のことをニュースにした。しかし、1時間ぐらいでネットから消えてしまった。読売も追随していた。

マスコミが法務大臣以上の推測記事を書くということは、マスコミが政権中枢部と気脈が通じているのではないかと、強い疑いが出てきます。

政権、官僚、マスコミの三者が一体であるとの懸念が強まるばかり、時期総理の呼び声が高い前原氏など改憲論者が力を得てくると、またいつか来た道をたどるのではとの、心配が募ります。

国民が選んだのでしょうがないといっても、割り切れない。

(朝日新聞) 2010年09月24日 18時25分
 仙谷由人官房長官は24日夕の記者会見で、那覇地検が尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で逮捕した中国人船長の釈放を発表したことについて「検察の決定後、本日午後に那覇地検が記者会見という方法で発表するという連絡を法務省から受けた。検察が捜査をとげた結果、身柄を釈放するという報告だ」と述べ、釈放は那覇地検独自の判断であり、政治介入はなかったとの認識を示した。


これで世間の関心を今回の証拠改ざんの件からこの問題に移そうとしてませんか?
だとすればさすが検察 マスコミの使い方が上手です。

おっしゃる意味はわかりますが第三者は反対ですね。検察OBの厚顔ぶりはテレビを見てわかりやすい。あいつらに捜査を任せたら必要以上に蓋をするでしょう。第三者という清らかな衣を着せることなく汚れた自分を自覚しながら捜査すべきです。

三権分立のお話が出ていますが、意味が良く解りませんね。検察は司法ではありませんよ。検察は行政府です。ここを勘違いして司法まで、巻き込んでは話がグチャグチャになるのでは。

<小沢氏の検察擁護の謎?>

検察が「政治資金」問題で小沢氏を不起訴と決定する段階で、検察現場(佐久間、大鶴)と検察最高幹部(樋渡、大林)の間で起訴の可否を巡って大論争があったことが報じられていた。

検察現場は功名を挙げたいという気持ちもあって、何としてでも起訴したかったようだが、検察現場での無理な証拠集め(今回の証拠捏造も噂として流れていた)を危惧した幹部達は不起訴を主張したようだ。

結局、幹部の意向に沿って小沢氏は不起訴となり、鳩山政権も大林氏の検事総長就任を認めた。検事総長に就いた大林氏は、検察現場での無理な証拠集めの習慣を一掃すべく特捜検事の大幅な人事異動に取り組むとともに、前田検事の疑惑も調査していたようだ。

この前田疑惑が明らかになった段階で大林はマスコミにも情報を流し、検察の徹底改革に取り組む決意を固めたようだ。小沢氏は当初検察批判を展開していたが、不起訴となった段階ではむしろ「検察は公明正大」だと発言していた。これはこの辺の事情を知っていたからかもしれない。

 今回の大阪地検特捜部の前田事件は,大阪地検特捜部で起きたことだが、報道は「前田恒彦容疑内容」にスポットが当てられている、この強引な検察見立ては、東京地検特捜部も、大阪地検も伝統的な組織体質で行われていたと確信する。

 鈴木宗男事件での東京検察での、受託収賄側の(山田、島田)、偽造、誘導、脅しでの「供述書作成」の過程をみれば明らかだ。だが、テレビの元検事、元特捜部、弁護士のコメントは、たまたま前田検事がヘマをやったと、ことさら矮小化しょうとの思惑が露骨だ。「無理な筋だて、私たちもやってました」と元検事は言うべき。偽造、誘導、脅し、は常態化しているのではないかと、今の国民の多くは認識してきたと思う。
 その証として、有罪にさせられた鈴木宗男氏に千歳空港で「鈴木さん、悪い検察に負けないでね。がんばってね」と多くの声がかかると「ムネオ日記」で読んだ。その場面が浮かんで私は泣きそうになった。

 評論家の立花隆氏は、大阪地検では「東京検察特捜に負けてたまるか」と競い、出世欲にかられて前田はやった、と推察してテレビでコメントしていた。立花氏は検察情報依存気味だが、素人の私が客観視するなら、東京も大阪も検察腐敗は50歩100歩との違いである。

 村木厚子事件で容疑の構造がいくつも破綻しているのに、なんとか事件にさせようとする組織方針に戦慄が走る。村木厚子氏が「恐ろしい」と述べていた。
 検察ハンターは石井一議員を撃つつもりがアリバイがあった。じゃ、上村勉は誰の依頼で「偽造書」を作らされたか。ネットでは元小泉総理の側近の・・・・氏と疑われている。もし、そうなら検察の見立て狂いだ。すぐに彼を取り調べよ。疑惑の当人には「説明」が求められる。薄い髪を光らせて隠れている場合でない。

 この前田事件は、一緒に担当した同僚の女性検事の疑問で明るみになった。そうでなかったら、組織で隠し通したのでしょう。女性検事こそ「検事の鑑」(手本)だ。今後、正しき者に災いが生じないように祈るばかりだ。
 わが町の役所で16年前に不祥事があったとき、トップは「徹底的にウミを出しきれ」と指示した。広報も遠慮なく書いた。この首長の判断は今でも評価は高い。
 日本の検察も多少の改善では組織再生は難しい。悪の慣習を見直し、検察解体の決意で臨んでほしい。

不思議です。

1.FD内のファイルの作成日/更新日なんて、特殊なソフトを使用することなく、私でも変更できます。改竄を発見した人物が改竄していない証拠は絶対に確認不可能です。

2.「作成日」はOSから見たファイルが記録された日で「更新日」はそのファイルが上書き保存された日です。けれど内容が変更された事を裏付けるものではありません。また、日付の根拠となる時計は、PCのボタン電池で動いており、日付は、PC使用者によるPCの時計に対する設定次第です。いずれにせよ日付は、ファイルの日付であり、内容や内容変更作業の日付と必ずしも一致するものではありません。

「作成日」に時計設定したPCで元のファイルをファイル名変更してから開き、新しいファイルとして保存する時に元のファイル名をつける。元のファイルを削除して、PCの時計設定を「更新日」に変更し、新しく作ったばかりのファイルを開いて、1文字追加してそれを消し、上書き保存する。

完成。

ただ、削除した元ファイルは、アロケーションテーブルに削除フラッグが立つだけで、内容は物理的に記録されたままなので、予めバックアップをとっておき、物理フォーマットするなりの用心は必要ですね。

3.私が思うに、ファイルの日付云々は、結局は「自白」が根拠となるわけです。つまり、「ストーリー」の小道具として機能します。FDのファイル日付が科学的な物的証拠として採用されるなら、マッチを擦って火をともした女が魔女狩りされるようなものです。

4.「改竄を認めた」報道は、守秘義務違反が前提となるものであり、いわゆるリーク報道です。

などなど、不思議です。

私には、前田氏と村木氏の置かれている状況は同じに見えます。

何を根拠に何の議論をなさっているのでしょうか。

「検察官が証拠を捏造した!」ことが問題なのでしょうか。私は、「検察官が証拠を捏造した!・・・とマスコミが一斉に騒いでいる!」ことが問題にされるベきと考えます。

信頼回復を「捏造」しようと考え、検察とマスコミが従来と同じ手法で連携している事は、誰が見ても明らかではないでしょうか。

小沢さんがやろうとしていることは、簡単に云ってしまうと、①政権交代可能な政治体制=二大政党制の確立、②政治主導=地域主権の確立、③デフレ脱却=経済再建、④安心・安全な生活=社会保障セーフティー・ネットの構築 のようなことだろうと思います。それは煎じつめると、所詮は現実政治のことで、社会の配分のことに過ぎませんが、その意味で、いつの時代でもその時代をリードした政治家によって追求されてきた普遍的な、ありふれた課題でさえあるにもかかわらず、それを現在社会の文脈のなかにおくと、小沢さんというひとりの孤高の政治家の奮闘する姿が特別に悲劇的な色彩を帯びて浮かびあがってくるのは、やはり奇妙なことと思います。おそらくその理由、我われが現在の状況を個々の政策の集合としてでなく、単なる国内の利益配分の問題としてだけでなく、個人の生き方が問われるようなトータルな思想的な問題として捉えたがっている理由は、何でしょうか? しょせん政治のことであるはずなのに、もしかすると人間が生きることの意味づけまで、小沢さんに求めているような風なのは一体なぜなんでしょう。こうした感じ方は私だけでしょうか? 皆さん、あんまりそんな風には思わないですか?

今度の問題で、裁判所(判事達)はどう考えるのだろうか?検察の悪事を見抜けぬ裁判官の責任はどうなるのだろうか?この為に、どれだけの冤罪を出してきたのか?検察との癒着こそが、その神経をマヒさせてしまったのだろう。宮田容疑者の個人の問題として認めたら何も変わらない。だからこそ、裁判官は、根本から変わらなければならない。調書優先主義なら公判は必要ないし、むしろ調書が正しいのかを公判で被疑者に確認する場が被疑者の最後の砦のはずだ。裁判を単なる儀礼的な物にしてしまいその言い分をも優先せずに調書をもとに量刑を決めるという考えこそが、有罪率99%以上とし、それを正義と錯覚している、可視化も必要だが裁判官は司法として独立している立場なのに検察調書を信じきっている。事件の真実を追究し、取調べが本当に正しく、調書の通りなのかを被告に確認し、中立の立場で審判する。犯罪者を悪人そして、推定無罪を無視した処理に断固反対する。佐藤元福島県知事、朝鮮総連事件緒方元公安部長、鈴木宗男議員等特捜の関わった事件を改めて調査すべきだ。

■検察改革が緊急の課題■

投稿者: H、MIYAUCHI | 2010年9月26日 13:57 様

裁判では,検察は被告を有罪とし,その量刑を主張し,弁護士は無罪あるいは告訴に示された刑の重さより軽い量刑を主張します.
裁判官はこの両者の主張を良く聴き,どちらにどの程度真実が含まれているかを,裁判に出された資料を基に,裁判官の良心,見識に基づいて判定しまず.
たとえて言えば,ここに1本の棒が有ります.左端は100%検察官の主張,右側は100%弁護士の主張とし,中央は両者50%づつです.
判決は,裁判官がこの棒のどこに立つかです.左端だと検察官の言うとおり,右端は弁護士の言うとおりという次第です.
私が言いたいのは,裁判官は検察の起訴状を超えられないということです.即ち,検察官が事件を描き,裁判官はそれに,公平性,真実性という“味付け”を行なうだけです.もう一つ大切な点は,検察は組織を挙げて行動しますが,裁判官は個人(強いて,組織が有るとすれば,担当裁判官の3名程度の小さな組織であり,基本は個人)の責任で行動します.

従って,制度的に検察の方が圧倒的な権力を持っています. ですから,公平公正な検察行為が求められます.検察改革が必須です.
御指摘の前田検事関連の裁判も,検察の訴状に問題が有り,そこから再検討すべきと思います.

検察の守秘義務違反について
不思議ちゃん様ご指摘の通り、相変わらずメデイアの狂ったようなリーク報道に世論誘導の危うさを感じており、この際特捜存続の是非、取調べの可視化、裁判所の完全独立化と合わせて、公務員の守秘義務の問題も再検討すべきだと思います。
ただ西松事件の初期段階から、あれ程公務員の守秘義務違反が叫ばれたにも拘わらず検察のリークが止まないのは法曹界では検察のリークは守秘義務違反に当らないと言う考えが浸透しているのではないかと思われる節があります。
長谷部恭男・東大法学部教授(憲法学者、司法二次試験委員)は朝日新聞「報道と人権委員会」でフィナンシャル・タイムズの「検察がリークしてメデイアを利用している」と言う指摘に対し次のように述べています。
「リークと言う言葉の使われ方に違和感を持った。否定的な意味で使われているが、非公式な形で情報が出てくると言う意味が一般的ではないか。」
この定義に乗っかり朝日の人間が「本来の意味から離れ、検察の情報操作と言う脈略で検察リークが一人歩きしてしまった。それでメデイアが批判を受けたのは残念だ。
長谷部「検察への守秘義務違反という指摘は、国家公務員法上の秘密とは何かを踏まえていない。最高裁は外務省秘密電文漏出事件で、国家公務員法上の秘密は官公庁が指定すれば秘密になるものではないとしている。秘密として保護に値する相当な理由が必要だとの立場だ。又秘密であっても、報道機関が取材すること自体に違法性はない.」としている。
正に官僚育成機関としての東大法学部教授の面目躍如、多くの司法関係者がその影響下にあることが窺え、情報リークに正当性を与えているのではないでしょうか。
メデイアが伝える情報には毎日の岸井が言うように検察官の顔色や目の動きから読み取った推測記事に混じって検察官の描いたシナリオを正当化する事を目論む検察官本人からの情報も多数含まれているものと考えられ、裁判員制度や検察審査会に与える影響を考慮すれば長谷部教授の様な考え方は非常に危険なものであると思う次第です。

>現職検事が証拠隠滅の罪で逮捕されたということは絶対にあってはならず、

推定無罪の原則はどこへ行きましたか?
仮に冤罪だとしても、逮捕されること自体あってはならないということでしょうか。
そもそも犯罪があったかどうかも現時点では不明ではないでしょうか。
メディアが報じれば事実ですか?

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