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[記者レク]郷原信郎:村木厚子さんへの無罪判決で裁判所が検察批判をしなかった理由

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 16日におこなわれた、郷原信郎(名城大学教授・弁護士)氏による定例記者レクです。その中で、村木厚子さんの無罪判決で、裁判所が検察批判をしなかったことについて郷原氏が述べていますので、テキスト化しました。

2010年9月16日、名城大学コンプライアンス研究センター
構成・文責:《THE JOURNAL》編集部

★    ★    ★

郷原信郎氏(名城大学教授・弁護士)
「この判決は裁判官が検察に投げたインコースギリギリのクセ球」

 村木厚子さんへの無罪判決についてですが、無罪という結論は予想外でもなく、当然の結果です。それよりも私が関心があったのは、裁判官がこの判決の中でどこまで検察批判をするのか、検察の捜査に関する問題がどこまで指摘されるのか、ということでした。

 そこで200ページ以上にわたる判決文を読みましたが、どこにも検察批判らしき文言はありませんでした。全体として、淡々と検察官側の証拠と弁護人側の指摘する証拠との信用性比較、証拠評価を行っています。その結果、村木さんの犯罪を証明するだけの証拠がないといういう結論を淡々と導いている。いささか拍子抜けをしたようなところもありました。検察官請求証拠の却下決定の時も検察の捜査手法の問題をいろいろと指摘されていましたので、これまでの経過を考え、検察が勝手にストーリーを積み上げ、それに合う調書を無理矢理取ろうとしたことに問題があると思っていました。なので、その部分への指摘がまったく出てこないというのは物足りなさを感じたわけです。

 裁判所がこういった冷静で客観的な判決を下して、検察批判をしなかった理由には2つ考えられます。

 一つは、検察と裁判所の関係に配慮して、検察を刺激したくなかったということ。いままで特捜が起訴した事件はほとんど有罪だったわけで、たとえ一審で無罪でも控訴審でひっくり返る。その意味で、裁判所は特捜の事件に対して検察に甘く、今回もそうだったということです。これが一つ。

 もう一つは、検察批判を控えた判決の方が検察を控訴断念に持ち込む上で最も効果的で、戦略的にベターだと考えたという可能性です。判決の最大の目標について「一審で確定させたい」という強い目的意識から、淡々と証拠評価をするだけにとどめた。それ以外のことは一切書かなかい。その方が検察からケチをつけられて反発される余地もなく、検察も控訴しにくくなるというのがもう一つの可能性です。

 問題はどちらがメインの目的なのかということですが、もちろん、第一の理由もある程度考えられていることは否定できないと思う。従来の検察と裁判所の関係から考え、裁判所としては必要以上に検察を刺激したくないという配慮が働いていることは間違いない。

 しかし、私は第二の理由が重要ではないかと考えています。検察の立場に立って考えたとき、この淡々と、本当に冷めた筆致で200ページも書かれた判決文を見て、「控訴趣意書を書け」と言われるとつらい。これまで村木さんの事件に関する本も出ていますが、新聞でも書かれているように「検察が思い違いしていた」「捜査経過が不自然」という点を指摘すると、証拠そのものではなくて捜査に関わる問題となります。そこのところは、自分たちの(捜査方法という)テリトリーの問題ですから、検察からの反論が可能なのです。

 検察批判を徹底的にした例が(日歯連ヤミ献金事件の)村岡兼造さんに対する判決ですが、ああいう判決は検察から批判される余地がある。それで高裁で見事に逆転されてしまった。そういう意味では、主観的な要素をいっさい排除し、冷めた目で検察の証拠と弁護側の反証を比較し、公判の証拠と検察の証拠とを比較して「無罪」と言われた方が検察にとってはこたえる。控訴するのも大変だと思います。

 そう考えると、この判決を「検察との勝負を避けた敬遠気味のボール」と見るか、あるいは「インコースギリギリを狙ったクセ球」とで見方が分かれると思います。そこは私は、裁判所がむしろ「検察にとって一番打ちにくい球を投げた」と評価しています。たしかに、もっと検察批判をしてほしいという気持ちはありますが、控訴されないことを優先したときには、こういう判決の書き方もあるのだろうと思います。

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ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

検察批判をあまりしなかった判決については、裁判所と検察が仲良しだからと単純に考えて、少々不満だったのですが、郷原さんの文を読んで、確かにそういう見方があるなと思いました。
検察側の気持ちもわかっている郷原さんだからこそ、このような考えに至るのだと思い、感心しました。

週刊文春で、ありもしないことを書かれているようですが、このような圧力に負けずに、今後も国民のために発信し続けて欲しいです。

>投稿者: こなん | 2010年9月18日 13:54

>週刊文春で、ありもしないことを書かれているようですが、

このような前提はいかがなものかと思います。
支持する人、しない人でもまずは事実関係が明らかにならなければ、我々一般人は判断できません。

全ては郷原氏の行動如何です。
事実でないなら雑誌社に抗議し、場合によっては法的対応を取る。相手にする価値もないなら、直接は無視しても、パブリックな場での説明を行う。
もし事実ならば、素直に認める。
(上記いずれの方法も取らない場合は残念ながら事実と見なさなければなりますが)

郷原氏専門のコンプライアンスの観点で考えると、当事者の対応が重要です。

我々は現時点では判断保留でしょう。

郷原信郎氏の論述を読んで, 専門家の見解にも, 素人を納得させる所見とそうでない見方がある, という事実を改めて実感した。 個人的には, 郷原信郎氏の視点は穏当で, 妥当だ, と思われる。 勿論, 「 検察との勝負を避けた敬遠気味のボール 」 という意見に与する諸氏もいるだろうが。

現場を良く観察し、理解し、関係者の「思考の指向」を推察できる人物にしか分析できない視点だと思います。

良質な[玄人]と素人との境界線が明確になる、専門的能力の持ち主だと判断いたします。ある種の逃げ場を準備することで、ゆっくりとではあるが改善されていく道を示すという実践的観点ですね。

叱咤激励で変化することもあるだろうが、裁判関係者という「世間」で、具体的な実をとるためには郷原さんの分析される裁判所[担当者]の理解も必要であることを充分に理解いたしました。

なお、このような視点にもとづく分析が、社会科学一般の研究でも必要かと思われますが、どうでしょうか。

感謝です。失礼しました。

郷原氏の論評は、
民主党小沢代表事件に係る第三者委員会報告書から、最近の事件に係るものまで、そして、
"検察の正義””検察が危ない”等の著作も読んでおります。
今後、刑事訴訟法をどのように改正すべきか、氏が問題とされる経済関連事犯の捜査などについて、より立法論も含めて、具体的に提案して頂きたい、と思います。

小沢さんも検察批判をしないのは、検察を刺激すると起訴されるからだろうと思います。

自分の秘書が強制逮捕され起訴されても、郷原さんが言うように検察は間違っているなどと言おうものなら勝ち負けを度外視して起訴に持ち込まれるてしまう。そうすればそれこそ終わりです。

起訴は不当と言ってみても何年もかかる裁判の結果を待たないと白の証明は出来ません。

野党だけでなく与党の中にももちろんマスコミも検察の暴走を歓迎すると言う異常な国になってしまっている。

小沢さんだけでなく、政治家は怖くてマスコミと結託した検察批判なんてできません。
何とかできないでしょうか。

裁判所は検察と被告側双方から出された証拠に基づいて事実認定し、その事実が法律に抵触しているか否かを判断すればよい。調書を証拠として採用しないという判断は既に終わっているのだから、いちいち判決文に書く理由はないと思われる。もし、裁判官が感情にまかせて事案についての司法判断以外のことを判決文に書くとすれば、それはプロの仕事としては問題があると思われる。検察の操作手法問題は、あくまで行政府が適切に対応して改善するなり、担当者を処罰すればよいだけのことだ。司法の出る幕はないと思われる。

「検察が怖いから批判しない」などという政治家がいるとしたら、その人は政治家を即刻辞めるべきです。

正当な主張なら、例えリスクがあろうと主張するべき。そうでなければ、正当でないから主張しない人との違いがわからない。
逆に言えば、正当でないから検察批判を行って、正面突破は避けているという意見に対していつまでもケリをつけられない。

判断材料の限られている我々一般人が、人物の好き嫌いで見えていない事実を元に判断するのは、立場が異なった時に危険なのではないか。

そろそろ安直な検察批判からは卒業しないといけないのではないかと思う。

 国民から見れば、裁判所と検察は、仲間という意識もありますね。そこを自立した関係でないと起訴後「有罪99%」になるのでしょう。その共依存関係が、供述書への懐疑なく採用されるのだと考えられます。
 それと村木事件は、裁判所が「無罪」で終わらせるために、検察の批判をおさえて、彼等の体面を考えたということですね。なるほど〜
 同じく、菅内閣の執行部が大人の態度で、小沢の体面を考えてくれれば、今後の政権維持に不安定な種を残さなかったのにと思います。
 郷原さんは、小沢支持ではないと断わっていますが、今の検察組織の「取り調べ」のあり方に提言し、プロの視点から意見を述べられることは、私たちの疑問に役立っています。
 マスコミの小沢叩き合唱は過剰なくせに、 村木厚子「無罪」はほとんど沈黙。そして鈴木宗男氏事件も「供述書」の無理な誘導証言もスルーパス。
 菅内閣に司法改革を期待したいところですが・・・。

 追伸 雑誌の「郷原誤報」めげないでください。ビジネスでも女性と打ち合わせでも「愛人」と報じられます。(>_ くれぐれも身辺に注意を。

>投稿者: おぼろ月夜 | 2010年9月18日 14:22

パブリックな場できちんと説明していますよ。
http://www.comp-c.co.jp/pdf/100903reku.pdf
これをパブリックと言わないなら何がパブリックでしょうか?、記者クラブを通さなければパブリックとはならないのでしょうか?

おぼろ月夜さんこそ、調べもせずに、自分が見つけられない限り(行動を起こしていないと)決め付け、事実と見なすという方が危険ではないでしょうか?

郷原様

私ども、素人に、検察官と裁判官の微妙な駆け引きというか、温情というか、大変興味深く拝見いたしました。
起訴するものと裁くものが、ともに人間であることが分かり、身近に感じます。
ただ、村岡氏の例を挙げられているように、裁判官よって変わるものであって、あくまでも、絶対的なものではないと、考えていたほうがよいようですね。
こういう裁き方もあるという風に、理解します。
何はともあれ、裁判に対する興味を持たせていただき、ありがとうございました。

>検察を経験された郷原氏の法律家の発言は、私のような素人には大変勉強になります。

数多くの元検事出身者がテレビに登場しています。しかし殆どの方が、陳腐なワイドショウ的法律ゴメンテーターに特化され? 司法の正義が三文ネタの週刊誌並みの話題に追いやられていると思います。

元の検察同僚に遠慮するのか、明快に法律家の見解を述べる人は少ないと思います。逆に郷原氏の検察に対する小沢氏の西松事件への多くの見解には、法律のプロでしか分析できないことが論評されており尊敬しております。

今回の村木無罪判決に対する裁判所、検察の対応は・・・司法の場で法律的に争い議論され無罪の判決が出ましたが 素人が思うに地検特捜の間違いであり冤罪を作り出した検察の見込み違い・・・ではなくてインチキをベースにした検察の暴挙としか見えないのです。

刑事裁判の有罪率が99、・・%以上が勝手に跋扈している中で、素人が判断しても殆んど冤罪であろう無罪判決を、さらに検事の控訴することが普通なのか、変体・異常なのかこの点を分析すべきだと思います。庶民にとっては難解な判決用語を無理に解釈して、裁判官と検事の落とし所を探りいずれ方のプライドも、有罪率も損ねないという解説にしか、今回の郷原氏の高説は読み取れませんでした。

少なくとも何故無理筋の告訴が飛び出し冤罪が作り出されていくのか?その辺りを法の専門家からの視点で検事局・裁判所の現実と限界を教授して欲しいものです。個人で弱い立場の庶民が集団の司法の専門家の手によって缶詰にされ、有罪に勧誘され?誘導されていくことほど恐ろしいことはない・・・・


いみじくも村木氏がコメントしていました。
手錠を掛けられ腰紐で引かれる姿だけは家族に見られたくない。気力・精気がそがれる・・・・
無実ゆえの一般庶民が、受ける精神的なダメージは、無罪判決以前に裁判所と特殊検事局で殆んど犯罪人に判決されている印象です。
控訴の法律論以前に検察も間違いを素直に認めるべきです。(専売特許の執行猶予もあるし、間違いを認めても解雇もないし)・・・・

検察の控訴の前に常識・道徳論があって普通だと思いますが、ヤッパリお上の慣例と有罪率と組織論は、庶民の腰紐・凌辱精神論の比ではないということですかね。
証拠は納得し易いが、見たくもない聴きたくもない権力によってつくられたシナリオが存在すること自体が異常国家である。そいで司法の正義といわれても、裁判所の存在さえもシナリオ劇の演舞場かなと思ってしまいます。

・・・・・郷原氏の孤島の発信を永く応援します。

いつもながら郷原さんの分りやすいお話で、裁判所と検察の間に微妙な関係のあることは分かりました。
ただ、なぜこんな理不尽な捜査が行われていることが明らかになっても、その不自然さが指摘されない判決文書などというものが通る我が国の司法制度なのだろうかと、今更ながら愕然とさせられます。
確かに郷原さんやその道の専門家の方々には、当たり前の状態なのでしょうが、私には信じがたいことです。
明らかに、意図的に初歩的な裏取りもせずに裁判の筋書きをねつ造する検察、いや組織とは、一体誰の為にあるのでしょうか。そして、その不条理さを指摘すらできないマスコミなど、何の役にも立っていないように思います。
検察と裁判所とは、官僚主導国家の番犬なのか、とまで考えてしまいます。
せめて、“控訴されないことを優先したときには、こういう判決の書き方もあるのだろうと思います。”と仰って終わるのでなく、郷原さんには『こんなことでは、我が国は民主主義国家ではない!』と大声で叫んでいただきたいものです。
そして、一日も早く法務大臣に就任してください、期待しています。

ちょっと待ってください。小沢さんが検察非難をしないのは、三権分立の原則を政治家が潰したら原理原則が成り立たなくなって、政治改革も根本からおかしくなるから非難しないと思いますが。

とらねこ氏

同意します。
小沢氏は議員であり、立法府の人なので、検察という行政府の仕事に関わることに口出しをするならば、法案という正攻法で縛りをかけるべきであり、口先非難だけであるならば、他の権力に干渉する三権分立に違反すると私は思います。

つまり、検察の反応を慮ってと‥。

これってスゴい現状ですね。法治国家とか三権分立とか絵空事の。検察が怖いから触れない。そして裁判所の今回の説明も肯定されると。現状は分かりますが、そもそもそんな検察の顔色を伺わねばならないこの国の現状は明らかにおかしい!‥という一文は論の中に入れておいて欲しいです。

さて‥がっかりなことに今度の法務相も丸でダメ夫みたいです。いないのかね、民間からでも。国民亀井氏みたいなキャラでもいいから、「検察、おかしいだろ!?」と、とりあえず言えるヤツ。。

 西松事件当初の「不公平・不公正な国家権力の行使」と検察を批判した小沢氏がその後は検察批判をしなくなったのはとらねこ様のご指摘の通りと私も推察いたしております。
 国家の指導的な立場にある政治家が国家権力の重要な機関を正面から否定することを敢えて避ける政治的選択をされたと私は受け止めています。
 このことは決して、検察という組織にいる人物がそこで行っている行為を正当な行為と認めたものではありません。
 検察が有害無益な組織であると主張したと受け止められるのを避けたものと思います。

郷原氏のこの論評を読んで、
細野祐二氏が“司法に経済犯罪は裁けるか”のなかで、戦前の旧刑事訴訟法360条1項が、罪となるべき理由と証拠によりこれを認めたる理由を判決文で説明することを規定していた、という記述を思い出しました(同書P189)。
現在の刑訴法は戦時特別法がそのままになっているという指摘です。
裁判官は、正に、むしろ、この旧刑訴法の規定どおりに事実認定を行わなければならないのではないか、
現在の刑訴法の大きな欠陥の一つです。


どのような分野であれ、現場を熟知する者の意見は傾聴に値する。逆に、そうでない者のそれは底が浅い。
郷原氏の分析は、正に目から鱗である。またひとつ勉強になった。感謝申し上げる。

郷原氏に対しては、私は常に懐疑心を抱いてきたし、個々の裁判について、同意できない部分も多々あったが、
この村木裁判の無罪をどう見るかという記事は、なかなか面白いなと素直に感じました。

みんな忘れていると思いますが、郵便割引制度の偽証明書発行事件そのものはぜんぜん解決されてません。

厚生省の別の人物がこの事件に関わっているはずです。
真の犯罪者は誰なのか?
捜査はしてるのか?
マスコミは追跡調査しているのか?

国民の税金が不正に利用さたのです。

裏でほくそ笑んでいる厚生省の役人がいるんじゃないかな。

>厚労省元局長無罪-自白偏重の捜査が問われる2010年9月19日(日)「しんぶん赤旗」主張。

以前は、一般紙と同様のスタンスで攻撃を繰り返していた日本共産党が、今回の判決について、上記のような主張[一般紙の社説にあたる]を本日付けで、発表している。

残念ながら、それまでの報道についての詳細な検証が見あたらない。攻撃を中心とした報道が、自らがその立場に立たされたとき、どうしてよいか立ち往生しているかのように感じるのだが、事実の確定をこそ重視する報道機関の一つとして、どうしてそのような報道をしてしまったのかの説明・検証を期待したいが…。

例えば、赤旗記者がどうしてそのような記事を書いてしまったのか、国会議員がそれにもとづいて質問してしまったのはなぜかとかの。なお、過去の記事と比較できる[削除されていない~資料として掲載し続けるべき※注釈は必要だが]ので、考えてみたい。とくに共産党の支持者は「赤旗」の記事を信用する傾きが強く、一般紙よりも内輪のなかでの影響力が強烈である点で、ジャーナリズム研究の対象として有効だと考えている。また赤旗にそのような検証記事があれば、どなたかご教示ねがいたい。確か記者クラブに入っていないので、どこからの情報だったのか等も知りたいものだ。

結果的に「人を呪わば穴二つ」ということになってしまったのか…。小沢氏に関する報道にも同種の構造を感じるのだが、どうなのだろう。TBSの5千万円の手渡し現場の再現の映像ありましたね、虚偽であったとき、どうするのでしょうか。他の報道機関も五十歩百歩だが。

最近は、村木さんの優秀性や家族の愛情などというお涙頂戴的な記事がめつ。優秀でもない、資力もない、日々の生活に追われている人間ならば、どうにでもできるというシステムがあるということが可視化され、恐れおののいている、最近。失礼しました。

特捜検察のでっち上げ説だけでは説明の付かない問題があるとするならこれでしょうね。

http://yaplog.jp/ichijihinan/archive/632

なんでこの2人が逮捕されないのかホント不思議でなりません。ここを見るとこの2人は他にもいろいろな悪事の限りを尽くしていたようですが、村木氏に罪をおっ被せようとして失敗したから自己保身から急に証言を翻して今度はそれを検察のせいにして自分たちの罪を逃れようとしている可能性も十分考えられるんじゃないですか?

火のないところに煙は立ちません。政権交代を阻止するために民主党に打撃を与えることが目的で村木事件がでっちあげられたとするならその火を付けたのは政権交代されると困る側の人間でしょう。検察が首謀してというよりも検察に良いネタありますよと垂れ込んだ人間たちに検察が踊らされた感もあるんじゃないですか?

小沢氏の場合だと豪腕だった高橋元秘書が小沢氏に対してかなり恨みを持っているようですから多くの垂れ込みをやったんじゃないかと思われますし、元福島県知事の場合も県知事に反対する勢力の人間の陰謀の可能性はかなり高いようですし、鈴木宗男氏にしても外務省の人間の自己保身が火付け役になっていてそれに検察が乗っかっちゃったというのが本当のところでしょう。

検察が自ら首謀してやったというよりは検察官僚の手柄を立てたいという心を知っている連中が自分の政敵を追い落とすために検察を使ったというのが本当のところなのかもしれません。

小沢氏が今検察審査会に執拗に糾弾されているのも政治的意図が大きいことは明白ですから、これらが決して自然発生的に起こっているわけではないということは押さえておくべきじゃないかと。

小沢氏が本当に悪人なら逆に検察を使って自分の政敵を追い落とすための陰謀を張り巡らすんじゃないですか?それどころか逆に自分が陰謀に巻き込まれているところを見るだけでも小沢氏は悪い人どころか良い人過ぎて嵌められているとしか言いようがないですね。

それこそ小沢さんが検察に政敵を追い落とすために政敵の弱点等をリークしたら本当の意味で悪人になれますよ。(笑)

しないところを見ると小沢さんは本当に良い人なんだと思いますね。

実は良い人ぶってる奴が本当は大悪人だったなんてことは世の中よくある話です。正義の見方ぶった悪人は世の中そこかしこにいますよね?

小沢さんももうちょっと悪人だったら今のような苦労はなかったでしょうね。

で、国民は外見でしかものを判断できないから悪人に騙される。本当の悪人がどこにいるのかわかってない。その報いを受けているんでしょうね。

とらねこ様

「三権分立」で立法側が行政府にプレッシャーをかけないというのは、わかりますが。現実はちがってます。
 冤罪がつくられていれば、鈴木宗男氏みたいに、主張しないと国民に「真実」が届かないです。そのために鈴木氏は検察にやられたとも言えます。鈴木有罪で敗北しましたが、彼は著書で訴え、その発言で有権者との信頼と理解を取り戻し、おかげて汚名を晴らしました。

問題は、つくられた小沢疑惑にのっかって、真偽に目をつぶり、また「民主党内」の政敵はそれに乗って「小沢叩き」をしている図があやういのです。政敵は司法に口出さないどころか、検察「不起訴」なのに、小沢は悪なんだ、という立場をどこまでもつらぬく。「小沢叩き」という商売のニーズをつくりあげたようです。

おちあいさん

仰るとおりですね。恐い話です、対決を避け続けた事が今日の暴走劇へと繋がったような気もします。
検察はその気になればあらゆる法律を駆使して相手方にダメージを与える事が出来るんですね。一市民としては釈然としません。

ところで、こういうケースで無罪判決を得ても国家は賠償してくれないんでしょうか?

郷原さんの分析は鋭くて、いつも参考になります。
テレビにはでなくなったけど、こういうメデイアがあるのは本当に日本にとって貴重ですね。

検察の問題点は経済、会計が全く分かっていない点。この点だけでいつも郷原さんの勝ちです(笑)

私にとって、田原さんと並び、最も信頼できる情報源です。

感謝、感謝

犯罪捜査に関して操作メモの破棄とか密室で作文するとか 未だに特高警察さながらの手法が繰り返されるのは 自民が其の政権に反対する人間を誹謗するのに利用してきた歴史の表れではないか 聞く所によれば英国の警察は警察手帳のページに一枚ごとにページ数を振って 不都合な場合に破棄すると動かぬ証拠が残るとか 簡単な事でも真実に対して真摯に取り組む姿勢がある 日本の警察手帳は 現在形式が変わってIDカードの様相になったが 過去のメモ欄に記載する形式の注意書きに鉛筆で記入とされていたと記憶する
この辺から発想が違うのだから正義に対して担保するわけではなく やり易いように作文する事を考慮して制度を作っていたわけである

【朝日新聞の変節】

今朝(9/21)の朝日新聞の一面を眺め、驚いています。村木裁判の主任検事が『押収資料』を改ざんしていた、というのです。

村木局長の部下上村被告から押収したフロッピデスクが、本来は『04年6月1日』であるはずの最終更新日時が、『6月8日』に書き換えられていたという。書き換えられたのは『09年7月13日午後』だったという。

最終更新日時が『6月8日』でなく、『6月1日』なんだ、という主張は、これまで何度も弁護団から指摘され、この【ザ・ジャーナル】の『竹中ナミさまの、レポート』でも、読ませて頂いています。

その事実を村木厚子さんに【無罪判決】が下されてから、あれほど『悪女・村木厚子』を書きまくってきた『朝日新聞』が、かかる記事を一面トップで掲載し、鬼の首でも獲ったかのように報道するのか、その【真意】を疑います。

村木厚子さんの逮捕と、民主党副代表石井一議員を結びつけ、東京地検の『小沢問題』と同様、昨年初秋の衆院選挙に絡めていたのは事実です。

だからこそ、政権交代後も引き続いて『悪女・村木厚子』のバッシングを行って、裁判が始まってからも、検事への『供述調書』を公判で翻す証人が続発している事実を、殆ど報道して来なかったのです。

今年3月4日、このサイトでも『竹中ナミさまのレポート』で書かれていますように、
全国的に注目し、傍聴人が数倍も並んだ(村木厚子さんの無実を証言する)極めて重要な
【石井一議員の法廷証言】を全国紙『朝日新聞』は報道して来なかったのであります。

(その翌日、私が『朝日新聞東京本社』に確かめたところ、関西の一部で掲載したとのことです)

やがて【村木厚子さんの無罪】が確実視されてきて、朝日新聞は自己弁護に似た『これまでの、村木事件の報道経緯』を(時系列)のように並べて掲載しましたが、これまで述べたように【報道すべき事実を、報道して来なかった】ことは、その(時系列)に掲載していません。

それが、本日、村木厚子さんを取り調べた主任検事を糾弾する記事を掲載するなんて……。

<村木事件が蟻の一穴となるか>
 大阪地検の担当検事による関係資料改竄事件があのNHKですら報じています。
 最高検が乗り出したと報じていますが、もみ消し又はとかけのしっぽ切りに乗り出したとの疑いを消すことはできません。
 高級官僚案件、政治家案件を一地検が上級検に報告もせず始めるとは私には考えられません。又、大阪地検と東京地検の体質が全く違うことなど考えられません。
 この検察・マスコミによる冤罪創造犯罪が白日のもとに晒されて、検察国家である日本の政治システムを崩壊させる蟻の一穴となることを心から願っています。

なるほど。
つまるところ、個人の矜持と死生観の問題だ。民間企業でも、個人事業者でも、大なり小なりそれなりの不正を行っていることは、誰しも我が身を振り返れば、承知していると思う。人は皆、何らかの組織に属していて、その中で金銭を伴った満足感なり、達成感を得るべく、有るやら無いやら分からない組織の意向とか空気とかを意識しながら、しのぎを削っている。議員も裁判官も検察官も放送業者もやくざも同じであって、聖人君子でもなく、正義の使者でもなく、悪人でもない、同様に市井の民でしかない。他人に対する過剰期待と依存心が、自らを生き辛くしている。過剰期待と依存習慣から抜け出さない限り、庶民は主権者に成れない。

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