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普天間問題は「常時駐留なき安保」への扉である ── 10年前の沖縄への想いを振り返る(その1)

takanoron.png 毎日新聞が12月16日から3回連載した「迷走の13年/普天間移設の構図」は、第3回だけが面白い。3回それぞれ担当記者が違っていて、第1回と第2回は「米の不信、拡大必至」とか「場当たり的な首相」とか、マスコミに溢れかえっている平凡なトーンに終始しているが、影山哲也ほかが執筆した第3回はちょっと違っていて、「(普天間見直しを)『常駐なき安保』への出発点に」「(鳩山は米国との)不協和音に動じず」という見出しで、普天間問題を日米安保体制の抜本的見直しへの突破口にしようというのが鳩山の本音の狙いであることを的確に指摘している。要旨はこうだ。

▼鳩山は96年旧民主党結成で代表に就いた直後に『文芸春秋』に発表した「私の政権構想」で「北東アジア非核地帯化のための安保対話システム確立と経済協力推進の努力を通じ、極東有事が発生しない北東アジア情勢を作り出す。その進度に応じて沖縄・本土の米軍基地の整理・縮小・撤去と『常時駐留なき安保』への転換を図る」と述べていた。

▼それから13年、鳩山は16日「常時駐留なき安保」について「首相という立場」を理由に「封印」を宣言したが、自民党の石破茂政調会長はそれが彼の本音であることに変わりないとして、「常時駐留なき安保」は「非武装中立か独自防衛かの二者択一」に行き着くと述べた。

▼沖縄県副知事だった吉元政矩は「鳩山の東アジア共同体構想や安全保障に関する考え方は『常駐なき安保』に向かっている」「13年前に描いたビジョンが現実になりつつある。普天間問題は出発点にすぎない」と指摘する。

▼吉元は96年1月に、2015年まで3段階に分けて沖縄米軍基地の全面返還を実現する「基地返還アクションプログラム」をまとめた。それが土台となって生まれたのが同年9月結成の旧民主党の「常時駐留なき安保」政策で、それには95年の沖縄少女暴行事件が大きなインパクトとなっていた。

▼横路孝弘=現衆議院議長は「旧民主党のスタートは常駐なき安保」と断言し、小沢一郎が第7艦隊ぐらいあればいいと言うのもそれと同じだと言っている......。

 この大筋は正しい。鳩山は96年以来、終始一貫、「常時駐留なき安保」論者である。16日にそれを「封印」すると言ったのは当然で、この論は現民主党の綱領的合意となっている訳ではないし、まして政府の公式路線としてまとめ上げている訳でもないから、総理としてどうなのかと問われれば封印すると答えざるを得ない。が、個人の思いとしては、石破に言われるまでもなくそれが本音で、彼の普天間問題への対応の底に流れているのもそれである。

 ちなみに、この記事中で石破が、常時駐留なき安保、すなわち在日米軍の削減は「非武装中立か独自防衛の二者択一」を意味すると言っているのは、全くド素人の意見である。同じ記事中で横路が「冷戦後、国際的環境は変わったのだから、(米軍が退いた分だけ)日本の軍事力を強化するという話にはならない」というのが本当である。

●2つの前提

 旧民主党が掲げた「常時駐留なき安保」論には2つ前提がある。1つは、「脅威の見積もり」に関わることで、冷戦時代には在日米軍は基本的に、旧ソ連の脅威、具体的には旧ソ連極東配備の陸軍機械化師団が大挙渡洋し北海道に上陸陸侵攻する事態に対処することを第1目的とし、北朝鮮・中国による「第2の朝鮮戦争」と中国による「台湾武力侵攻」に備えることを第2目的として駐留を続けてきた。冷戦後、旧ソ連の脅威は大局的には消滅したが、米日政府は北朝鮮の(主としては核の)脅威と中国の(主としては海軍力増強の)脅威をことさらに強調して、冷戦時代と同じ量と質の"脅威"が日本を取り巻いているかのような幻想を国民に植え付けてきた(これを私は「脅威の横滑り」と呼んできた)。日本側には「米国に見捨てられては大変」という冷戦思考が色濃く残っていて、他方米国にしてみれば、それを利用してこれまでの在日基地を既得権益として確保して、アジアからインド洋、中東に至るまでの展開のための一大戦略拠点として活用できればこんなにうまい話はない。このため、冷戦後の日本が本当のところどのような軍事的脅威に直面しているのかという「脅威の見積もり」は一度として冷静に分析されることのないまま、「北が危ない、中国が怖い」という情緒的な恐怖幻想に置き換えられてきた。

 だから、石破はじめ自民党の「米軍がいなくなればその分日本が独自防衛力を増やさなければならない」という議論はド素人なのである。冷戦時代と"脅威"の量も質も同じであれば、日米両軍の戦力合計を同じ水準に保たなければならないが、その量が減じ質も変わっているのであればそれに応じてむしろ戦力を縮減し配置も見直す必要が生じて当然である。同じく岡田克也外相が18日の会見で「海兵隊は日本にとって必要な存在。海兵隊の抑止力に期待するなら、日本の外に出て行ってくれというのは余り通用しない」と語ったのもド素人の証拠である。「抑止力」というのはオマジナイではないのであって、(1)見通しうる将来について日本がどこからのどういう様態の脅威に直面する危険があって、(2)それを未然防止する抑止力としては日本の防衛力ではどこがどの程度足りなくて、(3)その分を在日米軍が補ってくれるとして、そのうち海兵隊の役割はどういうものであって、(4)それは在沖の海兵隊が全部グアムに移転して統合配備され、かつ最新のMV-22垂直離着陸輸送機を主力ヘリとして採用して格段に機動力と航続距離を伸ばした場合と比べても、どうしても沖縄に居続けないと果たせないものなのか----ということを、これから米国と交渉しなければならないという時に、外相がこんなことを言っていてはお話にならない。

 もう1つの前提は、毎日の記事が鳩山文春論文を引用している個所で理解されるとおり、「常時駐留なき安保」の実現は、20世紀的な敵対的軍事同盟の遺物である日米安保条約を、21世紀的な地域集団安全保障体制としての「東アジア共同体」の枠組みが形成されるまでの経過措置であって、後者が機能するに連れて常時駐留なき安保が深まって行って最終的に前者に行き着いていくものと想定されている。

 このあたりのことは、私としては13年前にほとんど議論し終えていることで、今更の感もあるのだが、世の中全般はそうでもないので、今後何回かに渡って当時のINSIDERから関連の論説や記事を再録して参考に供することにする。

 第1回は、安保論の理屈ではなく当時の私の沖縄への想いを表している喜納昌吉との長い長い対談である。これは当時CSチャンネルに存在した「ドキュメンタリー・チャンネル」の特番のために収録したVTRを文章に起こしたものである。喜納はその後民主党参議院議員となり現在は同党沖縄総支部代表である。


-----沖縄への想い(1)---INSIDER1998年1月1日号より--------------

世紀末誇大妄想対談/喜納昌吉vs高野孟

高野(T) 1853年、今から144年前に米国のペリー提督が「黒船」で浦賀を訪れて日本を大砲で脅して開国を迫った訳ですが、実はその時ペリーは往きと帰りに琉球に寄って、やはり石炭の貯蔵庫を作らせろとか要求した。それから144年、今度は「白船」を仕立てて、武器で脅すのではなく楽器を載せて逆コースで米国に乗り込もうという飛んでもないことを考えた人がいて、それがこの方、喜納昌吉さんです。

喜納(K) よろしくお願いします。

 いやあ、この発想には参った。

 ありがとう。つい思いつきで言ってしまったんですが。でも、大事なことだと思います。

 その話は後でゆっくり聞くとして、この場所は「チャクラ」、那覇の国際通りの真ん中にあって、なかなかいいライブスペースですが、もう長くやっているんですか。

 仲間と一緒に作って3年です。元々私は27年前からコザで「ミカド」をやっていたので、自分のスペースで音楽をやるのが安心する。

●元祖ワールド・ミュージック

 喜納さんと言えば、去年のアトランタ五輪の開会式にアジア代表として乗り込んで行った。これは僕らには驚きでした。そもそも向こうがどういうセンスで喜納さんを選んだんだろう、本当に分かって選んだのならすごいなあと思いましたよ。

 何で喜納昌吉を選んだのか、日本にはもっと有名なミュージシャンがいるのにおかしいんではないかという抗議の電話が殺到したようです。だから、そういう高野さんのアプローチは珍しいですね。

 僕の音楽は、通の人たち、ミュージシャンが聞くミュージックと言われた。実際、ワールド・ミュージックも原点を辿れば私にブチ当たるということがあるみたいです。それから3〜4年前に東大寺でやった「グレート・ミュージック・エクスペリエンス(GME)」が世界中に放映されて私が注目された。その後また私は、ワシントンDCで「ウォーク・フォー・ジャスティス(正義の行進)」でアメリカ先住民の前でコンサートをやり、続いてニューヨークのセントラル・パークでもコンサートをやって、みんなが私の音楽に狂ってしまい、そのことが『ニューヨーク・タイムズ』で紹介された。その時に「喜納さんは何で来たんですか」と聞かれて、「ペンタゴンに行って、武器を作るのでなく楽器をつくることを勧めたい」と言ったら、拍手喝采だった。

 アメリカ人はそういうせりふが好きだからね。

●「象の檻」で歌って

 そいうことから段々アトランタに導かれることになったんでしょう。

 しかし実際にアトランタに行ったら、なかなか思い通りではないような状態があったようですね。

 あれはねえ、最初の頃はあらゆる新聞から私に取材申し込みもあって非常によかったんですが、急に基地問題が沸騰してしまって、これはやばいという形になって──「アメリカと沖縄は戦争をしている」というジョークがあったくらいだから。それからまた私が「象の檻」に入ってしまったものでねえ、オリンピックとしてはテロ対策があるし、先入観として何かそういう......。

 反戦派だと。

 という考え方が出たんでしょう。

 それは沖縄の中でもあった?

 それはだって、私は革新県政のあり方に少し物を言って、非常に煙たがられていた時期があったから、そうすると保守勢力が喜んで応援しようということになって、お金も集めるということで態勢も出来上がっていたのに......。

 あれはとにかくエイサーの踊り手を含めて170人から連れて行こうという大計画だったわけだから、相当なスポンサーが集まらないと出来なかった。

 そうそう。そのときに知花さんが「喜納さん、ぜひ象の檻に入ってほしい」と言うわけね。「私は運動を変えなくてはいけないと思っている。象の檻で歌をうたって踊りたいんだ」と。ああ、それは素晴らしいと思って受け入れた。確かに頭の中では、受け入れたらこれはスポンサーが逃げるなあということがあったけれど、これで避けるようなスポンサーなら仕方がないと。案の定、みんな逃げてしまった(笑)。

 行く前にこっちでそういうことがあって、行って向こうでも最初企画した通りにはならなかった。

 本当は僕は2回、夜に演奏する予定だったけど、何か異常な警戒心が働いていて、会うべき人が会いに来ないし、私に触れるのを避けている。「象の檻」の衝撃が凄かったんでしょう。それにエイサー隊が150人もいるからそこにテロ集団がいるんじゃないかということがあったんでしょう。それで、夜にするはずが昼に持ってこられて、次の日になったら朝になって、しかも2回が1回になって......。頭に来たけど全部呑み込んで来た。意味があるんだろうと思ってね。しかし今考えると、2回やっていたらあの広場で起きた爆弾テロが私を直撃したかもしれない。

●アトランタ五輪の精神構造

 でもまあ、行っていいこともあったでしょ?

 それなりに努力しているのは窺えるんですが、しかし最後は計算が政治的にならざるを得ない。政治というのは当然、軍事が背景にあるが、その政治と経済の癒着の今の構造が資本主義の名の下で暴走していることは確かだった。

 なぜかというと、マルチン・ルーサー・キングが非常に持ち上げられたでしょう。ゴスペルを歌って、キングの栄えある歴史的業績を讃える画面を出して、最後はモハメッド・アリが出てくる。少し歴史を振り返ると、ファラカンの100万人大行進があった。ファラカンはイスラム教徒でキリスト教国の脅威でしょう。そうすると、昔は黒人にはキリスト教も許されなかったのに、キリスト教のキングを一度持ち上げておいて、なおかつイスラムのモハメッド・アリというヒーローを持ち出してきて曖昧にしてしまうという、非常に巧妙な......。

 手が込んでいるというか。

K アメリカのパワー・ポリティックスの原理が働いていたことが窺える。それを超えるようなオリンピックではありえなかった。

 あの演出をそこまで読んでいる人はいなかった。あなたのような人だと現場で見て感じてしまう。

 目の前にアメリカの精神構造が見えてしまう。だから今後アメリカと対話していく上でいい経験をさせて貰ったと思っている。

●日本人のトラウマ

 そのアトランタの経験が「白船」に繋がったのか。

 もしあそこで私が満足していれば、たぶん錦を飾って......しかし、あそこでそういう仕打ちを受けたことによって、欲求不満が残ってアメリカで何かをしなければならないようになってしまった。そこから試行錯誤しながら考えると、沖縄の基地問題が特別措置法改正という形に終わって、あの少女の悲劇、涙というものが報われずに経済的な条件闘争に変わってしまった。

 「いくら」という話に......。

 あの55億円(の沖縄振興費)という訳の分からない話で、結局は1兆円かけてヘリポートを作るという──基地に反対する運動だったのがなぜ基地を作る方向に行ってしまったのか、私は不思議でならない。アメリカのオリンピックの精神構造と、沖縄が体験している構造がまったく同じで、日本国自体がそういう構造の中に押し流されてしまっている。そしてそれは、新たなる「琉球処分」という話があるけれども、実は「日本処分」でもある訳です。自ら日本処分を下さざるを得なかったという......。

 そうなんだ。日本人はそのことに気が付いていない。

 だからそれが不幸なんで、沖縄は傷が深いから、もう気が付いてしまった。本土はまだ気が付かない。

 沖縄だけのローカルの問題だと思っている訳よ。

 ところが時間を延ばして考えると大きなシッペ返しが来ることをわれわれは見てしまう。その中で沖縄とヤマト、そしてアメリカを考えたとき、どんな方法が一番いいか。

 そこでフイと、この一体、歴史的トラウマ──何でこれほどビクビクして行動しなければならないのか、これだけ経済的な力を持って世界に貢献しようと思えばいくらでも行動出来る頭脳を持っている日本人が、何で稼いだお金を訳の分からないバブルの崩壊で持って行かれたり、馬鹿なことをしでかすんだろうか。

 そう思いながら、第2次大戦、廃藩置県、島津の侵攻と沖縄の歴史を遡った時に、ああ、黒船が来たんだ、と。そこからアメリカとの因果関係が始まった。そして不思議なことに、この黒船は沖縄にも来た。さらに不思議なことに、そのときアメリカの3名の水夫が少女を暴行している。その船の提督がペリーなのよ。先日の暴行事件が起きたときの国防長官はその孫だか曾孫だかでしょう。あまりに因果関係が出来すぎていて、私はビリビリと来て、「よし、黒船の代わりに白船、武器の代わりに楽器を載せて、戦争の代わりに祭りをやればいいんだ」と。

●内戦状態のアメリカ

 そして、アメリカが唯一解決できない先住民問題を解決してあげようじゃないか、と。先住民と黒人、そして白人に手を握らせれば、本当に世界は安心する。あれだけの武器を持って力を持っている国が毎日、内戦のように人殺しをしている。他国と戦争して死ぬ数よりも身内の事件で死んでいる人の方が多いんじゃないですか。まさに内戦状態ですよ。これは法則性があって、あんまり外側で戦争を起こすとその反動が来て内側で殺し合いになってしまう。そういうことをアメリカに目覚めさせたいという思いがありますね。

 実際には「白船」は来年出る?

 11月1日。船は1万何千トンで550名が乗れるのを借り切って。しかし1人で乗るとどうしても2カ月間拘束されて、100万円かかってしまうので、何とか交渉してもう少し安くするとしても、かなり無理は避けられないですね。それで、沖縄から出発するとして、先々の寄港地である部分を30万円くらいで乗れるというやり方をしようと。

 「ピースボート」なんかもそういうやり方をしてますよ。区間乗りがあれば一番効率的に埋められるし、それから人によって興味がある場所が違う場合もあるし。

 あ、そうですか。みんな考えることは同じだ。「ピースボート」はベ平連の流れもあって80年代に始まって、私も力を入れたんですよ。また合体してやれればいいと思っているんですが。

●60年代の反逆を超える

 歴史のトラウマに対してカウンターという形で動き出したのが60年代から70年代だった。言葉は悪かったかもしれないが「革命」ということで。その手段や方法論は無理があったと思うんですが、しかしあの頃の若い人たちは未来を見ていた。ヒッピーは「フリーダム」、マルクス主義者たちは「ユートピア」とかで、それはソ連よりもアメリカの影響を受けていた。

 しかし沖縄が返還されて目的を失ってしまって、「80年代は消えた」と言われた。それは、それぞれが自分の哲学を持つための1つの試練だった。決して今度は麻薬とか暴力とかではなく、それで敗北したんですから、その2つを超えるものを提供しなければいけない。それは、日本がずっと育んできた「祭り」というもの──神流(かんながれ)というのは自然の循環でしょう、そういう循環の祭りが西洋文明にはないから、それをルネッサンスとしてアメリカに持ち込むという、壮大な夢を僕は見てるんです。

 黒船に始まって、西洋文明をいいものだと思って受け入れるばかりの長い年月があって、60年代、70年代というのは感性的にそれに反発するということでひと盛り上がりがあって、そしておっしゃるようにドラグだヴァイオレンスだ内ゲバだということで拡散してしまった。そこで本当の意味で西欧文明との出会いの100年を超えていくものは何かということになって来て、逆に言うと西洋の側でもそれを求めている。東洋への憧れというか、禅ブームだったりタオイズムであったり形はいろいろだけども東洋を見直そうとことがあって、これが世紀の変わり目での世界の1つの流れですよね。

●神仏の基底にあるもの

 だから世界が欲求している、そのポイントが日本なんです。それに日本人は目覚めてほしい。なぜかというと、日本の歴史を見ると、まず奈良・京都という古都があって、そこには聖徳太子以来の仏教がありアジアがある。一方、東京には明治維新の廃仏毀釈によって神道があり、それによって西洋文明が開花した。この両者の間に断層があって、それを埋めることが出来ないから今あらゆる事件が起きている。顕著なのは神戸で起きた酒鬼薔薇の事件で、本来、日本に文化力があるなら、ホラー映画とか西洋から来た悪魔的な文化を消化して返してやる力があった訳よ、新陳代謝の能力が。

 浄化能力ね。

 ね、それがもうなくなってしまって、ちょうど明治維新の廃仏毀釈、第2次大戦中の政祭一致の中で、確かに不完全な仏教や不完全な神道があったかもしれないけれども、その下の純粋の神道も純粋の仏教もあるはずで、そこまでみな犠牲にしてしまった。だから西洋から来た精神文化に対して適応能力を失ってしまった。その狭間にあの神戸の事件がある。本来なら大人が守るべき子供たちを失った。そのことなくしてあの事件の答えは出せない。

 なるほど。

●縄文は生きている

 だから、仏教と神道を融合するところに、われわれがやり残してきたことがある。それは何かと言えば、われわれは弥生文化を受け入れたが、それは縄文の悲劇に基盤がある訳ね。縄文は決して過去ではない。北にアイヌが現在いるんだから。アイヌ新法を制定するという課題が起きているが、これは中途半端に終わっている。二風谷の件で先住民権を問われながら、アイヌ新法では先住民権がないという、このそもそも曖昧な論法──沖縄の基地問題もそう。沖縄の心は理解できると言いながら特措法を改正するという。在日(コリアン)の参政権問題も同じ。日本の民族史の中で、この3つの民族だけは官僚制が文化的に消化できなかった。

 これを消化するたくましい日本の新しい精神が出来上がったとき、神道と仏教が新たに融合し、そして西洋と東洋が──だって、日本ほど西洋のマテリアリズムがピークに達しているところはないでしょう。日本ほど東洋のスピリチュアリズムがピークに達しているところはないでしょう。この2つを融合させて、世界に人類は1つ、地球は1つという手応えを感じさせる唯一のところが日本なんだ。この21世紀を目前にして。

●金芝河のペレストロイカ観

 韓国の抵抗詩人、金芝河も同じようなことを言っている。それはペレストロイカという話の中で、ペレストロイカというのは彼に言わせれば、単にソ連国内の話ではなくて、大量生産・大量浪費の産業文明が、形は資本主義にせよ社会主義にせよどっちにしたって産業主義なわけで、そういう時代がもういよいよ限界に来て、それをどう超えていくかというのが広い意味でのペレストロイカで、たまたまソ連でゴルバチョフが始めたが、それが東欧に広がり、西欧にも影響が及び、中南米にも民主化の波が荒れ狂って、ずっと世界一周して、結局、世界的なペレストロイカは東洋において完結すると彼は言う。

 なるほどですねえ。

 彼の場合は韓国だから「東学党の乱」が出てきて、そういう東洋の精神文明が世界をリードするんだと。日本や韓国にはそれを実現する役割があるんだと言う。

 ああ、いいですねえ。私は、それを選民意識からやるのではなくて、これまで受けた恩恵を返さなくてはならない時期に来ている、そういう役割としてやればいいと思う。その意味でいま日本が置かれている一番大変なことは北朝鮮の"脅威"論でしょう。38度線の問題は決して韓国・北朝鮮の問題ではない。アジアの不安定の問題であり、世界の不安定の問題でもある。だから北朝鮮が水害で苦しんでいるのなら、拉致事件を取り上げるのもいいけれども、勇気を持って米を送るべきでしょう。そういうところから始まる。

●北朝鮮への怒りの歪み

 確かに、北朝鮮の飢えは相当ひどいです。

 もし拉致事件を取り上げるなら、なぜ沖縄の少女が拉致・強姦されて日本は気をつかってアメリカのために55億円も出して、なぜ本土の人が拉致されたらこんなに怒るんですか。アメリカに怒ることが出来ない分まで北朝鮮に怒っているんじゃないですか。私は怒ることは否定しないけれども、怒るのにも理性が必要で、その理性が21世紀に基づいた理性でなければわれわれは間違いを起こしてしまう。そういうことがあるなら、日本は堂々と北朝鮮と外交し、韓国と外交し、中国と外交し、アメリカと外交する自信を持ってほしい。

 だってね、拉致事件は事実かもしれないですよ。しかしそれがあったから国交を結ばないとか、食料援助をしないとかいう話とは違う。それは解明しなければいけないけれども、例えばじゃあ沖縄の少女が1人ひどい目に遭ったからアメリカと国交断絶かと。北朝鮮にああ言うんだったらアメリカにもそう言わなくては辻褄が合わないけれども、その気迫はない。

 筋を通すという考え方が日本から消えてしまった。力の強いアメリカにはハイハイと言い、ちょっと弱そうなところには偉そうな顔をするという......。

●沖縄を針の先にして

 それは「いじめ」の構図なんですよ。政府がやっていることがそういうことなんだから、学校教育が問題だとか言ってもうまく行くわけがない。この国の指導者がやっているのがそんなことなんだもの。

 基地特措法が9:1で可決されるなんて「いじめ」そのものでしょう。指導者がそういうことをすれば下部にも流れて行くわけです。そこに政治のモラルがあるはずでしょう。政治家だけでなく、経済界、文化界、宗教界のリーダーたちは何を恐れているのか。21世紀を目前にしてこれだけホットな場所はない。沖縄を地球的・人類的な規模で使ったらどうですか。アメリカが国連の分担金を出さないと言うのなら、沖縄が国連の面倒をみればいいじゃないですか。基地の運営資金を少し回せばいいんですから。あるいは尖閣列島に石油や鉱物資源があるというなら、それを国連に委託して人類の福祉のために有効に使えばいい。大体、石油を持った国なんていつも戦争に......。

 ろくなことにならない。20世紀の戦争なんてほとんど石油のために起きたようなものだから。第1次大戦は結局、中東の分割。第2次大戦で日本はインドネシアの石油を取ろうとした。ベトナム戦争も海底油田を誰が取るかという話だった。石油の世紀イコール戦争の世紀という20世紀をどう総括するかですよ。

 石油資源が国力の象徴となって常に争いの元になってきて、未だかつて自分のエネルギー利権を人類福祉のために投げ出した国はないでしょう。沖縄が最初にやればいいのよ。そして沖縄が唯一、人類の非武装地帯になって、国境線──金属疲労を起こした国家という金縛りから独立する。

●新しい独立論の論理

 国境から独立するという独立論。

 そう。沖縄がもし独立論を唱えるなら、人類が歩むべき方向に沖縄が歩むことが重要だと思われたときに独立運動を起こすべきだと思う。バルト3国のように、すぐ国家を持とうとして独立運動を起こして、国家を持つと、より大きい国家から潰されてしまう。そういうことになってはいけない。沖縄に知性があるならば、21世紀に応えるような独立運動でなければ行けない。

 いままでの独立論は「独立して自分たちの国家を持とう」だよね。別の国家をもう1つ作ろうだよね。それじゃダメだと。

 ダメダメ。それは新たなる沖縄の権力構造を生むだけだ。

 今度は宮古が独立すると言いだしたりね(笑)。国境を超えていく。それは、自分たちが実際にやっていることが勝手に国境を超えて行ってしまうということでいいじゃないかという......。

 単に国境をなくして制約をなくせばいいかというとそうではないんで、21世紀にそぐわないものは受け付けないということだけであって、もし武器を持っている者は入れない、ドラッグを持ってくる者は入れない、犯罪をする者は入れないという......。

 じゃあ米軍はみんなダメじゃないの(笑)。

 そうそう。21世紀の道徳から考えればいいの。そして世界の人々を受け入れますと、右も左もありませんと。そういう大きな度量をもったほうがいい。案外そういうのは実現するかもしれませんよ。人間は理想としたものに向かうという本能・習性がありますからね。だからもっと堂々と、国連は沖縄の嘉手納基地に持って来なさいと。そこから地球的規模のアクションを起こそうじゃないかと。

 なぜなら、チェルノブイリの事故でも国境を超えてしまうし、オゾンの問題も熱帯雨林の問題も酸性雨の問題も全部国境を超えている。国境を超えた病に対し、治療は国家単位でやっているから間に合わない。そのためにも、この沖縄を針の先にして、地球規模の運動、プロジェクトに値する場にしていけばいい。それを日本の技術や知恵や財力で推し進めれば、日本は人類史上に輝く国になりうる。

 湾岸戦争に何で120億ドル送る必要があるんですか。あれ以来でしょう、日本に戦争肯定論が出てきたのは。何であれだけの平和思想を持っていた国民が、やれ北朝鮮だ中国だ、教科書がどうだ、核を持たなければいけない......何のためにわれわれには広島・長崎の経験があるんですか、沖縄地上戦の経験があるんですか、東京大空襲があったんですか。それが何一つ生かされていない。

 私は、人類非核宣言サミットを広島・長崎・沖縄でやるべきだと思う。それでオリンピックもやれば素晴らしいんじゃないですか。本当に平和を願う人たちがそういう祭典を担ったときに素晴らしいものになりますよ。

●沖縄の3層の階級構造

 ところで私が最初に喜納さんに会ったのは「朝まで生テレビ」でした。隣にいて、番組の中身はまあまあというようなものだったけれども、終わって食堂でビールを飲んで、そのときに喜納さんが凄いことを言ったんだよね。沖縄の3層構造という話をした。これは僕はウーンという感じで、今も強烈に覚えている。横の差別構造というのか、アメリカがありヤマトがあり沖縄があり、さらに沖縄の中でも奄美の問題があり、宮古や八重山の問題もあるという地域的な構造があることは知っていたけれども、縦の構造があるというのは結構ショックだった。

 一番顕著なのは台湾の構造で、あそこには高砂族がいて自ら「原住民」と称している。この言葉には差別の垢がついているが、彼らはそれを知ってわざとそう言っている。それから福建省から行った本省人がいて、さらに毛沢東と蒋介石の争いの結果、台湾に逃げざるを得なかった外省人がいて、実権は彼らが握ってきた。

 中国が台湾を呑み込もうという時に、原住民は殺されても台湾から動かない。本省人はある程度逃げる人もいるかもしれないが大方は残る。外省人は残る人もいるかもしれないが大方は逃げるだろう。彼らの持っている利権をどこに移すかとなると、インドネシアは宗教が違うし。マレーシアはちょっとやばい。一番自分たちと同じ血が生きているこの沖縄が近いし楽だということになる。

 実際また沖縄には、1609年の島津の侵略を巧く島津と妥協して生き延びたのは中国から渡ってきた「久米三十六姓」の人々で、要するにその人たちが現在の沖縄の権力なり経済を動かしている。その人たちは深いところで生き残ることを考えた。明の時代に来たから、島津が来たときには清の時代になっていて帰る場所がないので、大方はそこに落ち着いてしまった。

●久米村の人々の今

 なるほどねえ。

 沖縄を搾取したのは島津だけではない。

 むしろ島津のほうが後なんだ。

 そう。島津が沖縄を侵略して、福建省の福州に昆布を持って行って......不思議なことに昆布を採っているのはアイヌで、その昆布を日本の中で一番食べているのが沖縄なんだよね。

 縄文文化だ。

 福州で昆布を売って麝香(じゃこう)を買って、それを富山に売って、それで財源と情報を集めて島津は明治維新を起こしたという訳だ。その時に福州から来た荷物は沖縄に下ろして、久米の人たちがいいものをを分け前として取って、残りを島津に渡した。儲かったのは島津だけではない。不思議なことに、今の沖縄を見ても、表の世界から闇の世界まですべてそこの出身者が支配している。基地問題が起きて、交渉しているのもこの人たちで、沖縄振興費が出てもそれは沖縄の人たちには下りないですよ。そこに問題がある。

 さっき話が出たように、少女の涙が「いくら」という話にすり替わった。

 私は決して民族浄化運動なんてボスニアのような馬鹿なことは言わない。みんなが仲良くするには、あの事件を計算づくの条件闘争にするやり方がいけないということなんです。少女の問題から始まった基地の痛みの問題は痛みの世界に返っていく。それとこれとは別問題であるということで通さないと。

 そこが簡単にすり替わって、そこで特措法改正に至る情けない決着があった。別だということで突っ張り切らなければいかなかったね。

 そのことを私はずっと言っていた。

 そういう沖縄の上層部とは何者であるかという歴史的アイデンティティというのは面白い問題ですね。それで、その次に島津系がある?

 大きい企業は島津系、鹿児島系が多い。

●歴史のリアリティー

 今まで漠然と沖縄は縄文系と思っていたのに、そういう3層構造があるという話をあなたが酔っぱらってペロッと言って、僕はビリビリ来たんだ。

 歴史をリアルに見る視点ですね。歴史の不始末は現在という仮面を被って暗躍する。それが利権の正体ですね。だから現在あることは、基地があることも含めて、過去に生きた人たちの不始末を負の遺産として受け継いでいることなんです。素晴らしい未来を提供しようとするなら、勇気をもってその不完全な世界をクリアにしていく流れが現れないとダメですね。

 アメリカも中国もそういう問題を抱えている中で、その間に挟まっている日本がいち早く21世紀に向かって国民単位で抜けられる資質を持っていると思う。知的水準というか、ある中枢でそうなんだと言えば隅々まで分かる知的な教育がなされているし、なおかつ自分が思ったことを成功させる経済力を持っている。

 こういう国というのは考えてみるとあんまりないんだよね。アメリカはどんなに国家力を持っていたとしても、またいい意味で多民族国家にしてしてしまったということは可能性を持っているとは思うけれども、それを統合するという意味では日本ほどではない。だから日本がどういう形で自分の歴史・文化を消化する方向に向かえるかですよ。

●日本文化の深層心理

 よく沖縄には文化があるけれども日本には文化がないという人がいる。私は、アレアレアレー、日本にはたくさん文化があるじゃないか、と。ただひとつだけ反省しなくてはいけない点がある。というのは、日本は「神の国」であると言いながら神風が吹かずに戦争に負けた。これはどこで負けたかというと精神的ではない、物質で負けた。だから今度は物質を持てば拮抗しうる力を持てる。だから経済だ、と。

 物質主義。

 で、今度は経済で大政翼賛会になっちゃった。

 何でも総動員なのよ。

 ね。それで一番犠牲になったのは文化。日本はたくさん文化があるけれども、それを統合する力を失ってしまった。経済で全部、力を使い果たしてしまって。だから、バブルが崩壊して、バブルがどこで底をつくかを考えなくてはいけない訳ね。1300兆円だか資産があってそこに金融ビッグバンの思惑がある訳だが、そういうものに引っかからないようにするためには、日本がバブルの底で、経済力を文化に転化する必要がある。その文化は何に根ざしていたかをよく考えなくちゃいけない。

 仏教、神道......もし沖縄がヤマトと協力することが出来るとすればそれはエイサー。これは袋中上人という方がいて、これは念仏の法然の弟子。法然は浄土宗の開祖で貴族仏教を大衆化した。貧乏人であろうと金持ちであろうと関係ない、念仏を唱えれば阿弥陀の慈悲は誰にでも注がれていると説いた。その弟子の袋中という人が来て、念仏踊りを沖縄の神道であるシャーマニズム、大衆芸能と融合させてエイサーというものを作ってしまった。そこに神道と仏教が和合し、また精神と物質が合体してルネッサンスを起こす可能性がある。バブルが底をつくというのはそういうことだ。

●伊良部はダブルである

 いま野球で頑張っている伊良部は、ハーフでなくてダブルなのよ。だって沖縄とアメリカの血が入っているからね。21世紀はそういうプラスの思考に持って行かなくてはダメなのよ。だから日本人は、縄文とハイって来た弥生とのミックスだという......。

 その後もいろいろ入って来て重なっているし、日本くらい多民族の国家はないんですよ。

 そうそう。しかもそれを1つにまとめる力があった民族なのよ。だから人類がなしえなかった融合──権力によってではなく本当に精神的に和合するという意味の融合をなしうる最初の民族かもしれない。

 そのためには、たぶん、明治から100年のこの何でもかんでも総動員という仕掛けを一回壊さないとダメだね。明治時代の日本は人口の8割が農村にいる貧しい農業社会で、大正時代になってもまだそうだった。そこから地租(農地税)という形で税金を取り立てて全部東京に集めて、最も効率的な形で運用するという総動員体制というのが、明治国家から100年の日本だった。

 それはある意味で巧く行ってここまで来たのだけれど、文化や宗教や精神までその国家目標のために動員してしまうという仕掛けの下で歪められたり窒息させられたりしてきた。地方も、方言をしゃべるのはいけないことだみたいな──近代国家を作るというのはまずみんな共通の言葉をしゃべって、命令一下、鉄砲を撃つとか、同じスピードでネジを回すとかいうことだから、そうやってローラーをかけるみたいにしてきた。

 それが今、来るところまで来て、その総動員体制を一回を壊さないと次が始まらない。その壊す鍵は、それは私の思い込みで有り難迷惑かもしれないが、やっぱり沖縄なのよ。沖縄が突出することが、その仕掛けが壊れていく重要なきっかけになるんですよ。

●祭りのエネルギーの逆噴射

 いいポイントですね。その意味でも「祭り」ということが今後......その総動員体制の頂点にあるのは東京でしょう、それを逆流させるには東京にそのエネルギーを逆噴射させる。東京の真ん中でアイヌの方々を呼んで、沖縄の方々を呼んで、在日の方々呼んで、なおかつ神道や仏教を含めて爆発を起こして、それでアメリカに行ってね......(笑)。

 普通の人が聞けば誇大妄想だね(笑)。

 やっぱりねえ。アハッ。

 そういうふうにワールドワイドに超えて行こうというのがあなたの発想だ。

 一挙にワールドワイドにジャンプして、そこに一回意識を飛ばして足下にメスを入れる。飛ぶだけだとまた気違い扱いされるから(笑)、バランスとってやらないと。タイトロープですよ。

 このあなたの『すべての武器を楽器に』という新しい本の帯に「私は提案する。日本は沖縄を世界にプレゼントしなさい」と書いてある。

 いいんじゃないですかね。私は何も皮肉を言ったのではなく、その方が本当の協力が出来るということです。

●ヘリポート阻止が出発点

 そこでやっぱり面白いのは「白船」計画だ。これから実際どうやって進めていくのか。

 一番大事なのは基地問題。基地返還アクションプログラムでは2015年までに基地をなくすと言っている。ところがいま名護に何千億円も使ってヘリポートを作ろうとしている。平和の仮面の裏で利権の争奪が行われている。平和も願うけれどもお金もほしいというのは騙しですよ。その欺瞞性にみな気づいてきている。それでヘリポートの絶対阻止運動が住民サイドから起きている。われわれは世界に訴えてこれを阻止して、その魂を白船に乗せてアメリカに持って行く。

 しかもアメリカの専門家に聞くと、ヘリポートを実際に作り始めて何年もかかって出来たときには、海兵隊はいないという。

 大田知事のアクションプログラムではね。

 いやアメリカの専門家がたぶんいないと言っている。

 ということは自衛隊が使うことになる?

 たぶんそうでしょう。地元としては誰が使おうと大規模な土木工事で潤うのだから。

 自衛隊さんももっと堂々として貰いたいね。沖縄に基地が必要ならはっきりとそう言って議論をすればいいじゃないですか。それを、アメリカを隠れ蓑にして、いなくなった後に居座るという論法では、また新たな歴史への欺きではないですか。

●海兵隊は時代遅れ

 そもそも海兵隊そのものが時代遅れになったという議論が海兵隊の中にもある。あれは、敵前上陸という作戦が有効だった時代の遺物で、上陸してから目標までまた歩いて行ったりするわけで、それよりも陸軍空挺部隊をポンと落とした方がいい。だから海兵隊はいらないという話が起きているけれども、まだいるだろうと言っているのは、朝鮮に何かあるかもしれないという北朝鮮脅威論による。しかしこれは1〜2年中に急速に脅威ではないという状況が作られますよ。

 そこでまた中国脅威論に持っていくのかもしれない。結局は、産軍複合体の循環が戦争なくしては維持できないという構図が出来上がっているからそういうことになる。そういうものは21世紀的じゃないということをはっきり言わなくてはならない。日本はそういう構造には与しない、まったく新しい価値観を提供する、というようになってほしい。だから自衛隊は武器ではなく楽器を持って......。

 全部、軍楽隊にしちゃう。

 世界の楽隊を集めて祭りの先頭に立てばいいじゃないですか。国連がそれを主催してやれば楽しいじゃないですか。自衛隊の人が言ってました。「喜納さんねえ、われわれが一番、平和主義者ですよ。だって戦争が始まったらわれわれが最初に行かなければならないんですから」と。

 それで船の中では、ドンチャカやったり、勉強会や討論会をやったりしながら、行った先々でお祭りをやる。喜納さんのイメージでは、その時に各地の先住民の人たが......。

 重要な役割を果たす。船の中でエイサーを教えたり三味線を教えたり、さらにエコロジーや平和や人権の問題でシンポジウムをしたり、学習しながら渡って行きたい。

 それで、黒船が出発したノーフォークまでどのくらいかかる?

K 往復で2カ月です。まあ来年から具体的に呼びかけを始めて、各地で力のある人が名乗りをあげて実行委員会を作ってほしいですね。そうやっていくうちにわれわれもイメージが固まっていくでしょう。祭りは楽しくやらなくちゃ。アメリカという国のネガティブな世界に、日本がアジアの明るいものを持ち運んでいく。21世紀は争うのでなく和合することが大事で、キリスト教であろうが仏教であろうがあらゆる宗教が出会えるという覚醒した意識で集約していく必要がある。だから、破壊のスピードを創造のスピードが追い抜くことが出来れば、コントロールする力が出てくる。その境目にいま立っている。

 そういう入れ替わりがあちこちで起きながら21世紀が明けるなら、新世紀にふさわしい幕開けになる。

●先祖の魂を総動員する

 まあ、夢と片づけられるかもしれないが、新しい出来事は夢から始まる。現実に存在するものはすべて夢から出発したんです。

 そういう意味では、戦後の日本は物質主義というか、カネカネカネの世界で50年もがいて来て、夢を持つ人、語る人が少なくなってしまったんだね。

 もう一度、日本は先祖をね──生きている人間だけでは絶対に世の中は変えられない。死んだ人たちの力を借りないと。だっていま生きている50何億人でしょう。死んだ人間はその40倍、2000億人もいる。その2000億の魂に総動員をかけないと、われわれは権力の総動員体制には勝てない。

 面白い。そこに歌というものの意味もある、と。どうも長い時間ありがとうございました。

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この一覧は、次のエントリーを参照しています: 普天間問題は「常時駐留なき安保」への扉である ── 10年前の沖縄への想いを振り返る(その1):

» あ〜あ また言っちゃった! <「海兵隊は日本に必要」外相、グアム移設に否定的 > 送信元 晴れのち曇り、時々パリ
この大臣も、不用意な発言が多い人だ。 と言うか、本質を見据える能力が欠けているのだろうか。 それとも、これが<官僚出身旧自民党系>議員の、限界なのだろ... [詳しくはこちら]

» 【普天間】宦官ジミン政権時代の密約を暴くことこそ日本外交への信頼感を取り戻す近道だ【日米密約】 送信元 ステイメンの雑記帖 
 共産支那の習副主席に対する「特例謁見」問題にすっかり話題の的を奪われた感があるが、沖縄駐留海兵隊の普天間基地移転問題は相変わらず売国宦官勢力による鳩山政... [詳しくはこちら]

コメント (42)

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《THE JOURNAL》では、今後もこのコミュニティーを維持・発展させていくため、コメント投稿にルールを設けています。はじめて投稿される方は、投稿の前に下記のリンクの内容を必ずご確認ください。

http://www.the-journal.jp/contents/info/2009/07/post_31.html

ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

鳩山内閣は、沖縄をはじめ着々と成果をあげているのに、マスコミの連日の誹謗中傷もあって、支持率が低下したらしいのは気の毒だ。
日本人は自分の目で政治を見る目を養うしかない。

いやー恐れ入りました。

 嘉納さんの「花」は、15年前はタイでも人気で、タイ語・バージョンもよく謳われていました、今でも、時たまラジオでは流れています。
 それにしても、まさか、こういう方とは存じ上げませんでした。
 地方主権も、これだけの方が、引っ張って行かれれば、素晴らしい自治体が出来てくること間違い無しでしょう。

 民主党沖縄総支部代表ですか、民主党も奥が深いですね。

高野さんは民主党結成及びこの「駐留無き日米安保」の理念を纏めるに関しても深く関与されていると聞き及んでいますが、今、現在、鳩山首相及び閣僚との間で意見交換等なされているんでしょうか。
高野さんをはじめこれまで民主党の知恵袋として活動してこられた有識者が、政権交代がなされたにも関わらず政府に参画させれ貰っていない様に見受けられる。
民主党は脱官僚を掲げ政権を取ったので、これまで以上に民間の有識者が政府に参画するものと思っていた。それもこれまで自民党及び役所と癒着していた御用学者達、小泉時代に登用され幅を利かせた竹中平蔵を初めとする親米系似非エコノミスト、ネオコン風政治・外交・軍事評論家、自己に利益誘導を図る大企業経営者、起業家達を排除して、彼らが招いた失策を是正する為の政策を温めてきた有識者を積極的に登用してくれるものだと期待していた。
にも拘わらず何故か前原、仙谷が政権交代がなされたにも拘わらず東京財団を初め竹中一派を頼りにしている様であるし、その他、原口などは一部小泉・竹中路線を批判してきた人材を登用している様だが、一方で橋下の起用など彼の拠り所であるメディア受けを狙った人材登用が目立つ。その他、片山義博、勝間和代など小泉・竹中一派に似た臭いをぷんぷんさせている人間の姿が政府に近い処をうろついているのも気になる。彼らが本当に民主党政権を支えて行こうとしている人材なのか、支えていける人材なのか大変懸念している。口が達者で立ち回りも上手い連中であるが、単に権力がある側に近付いて竹中一派が握って来た利権を今度は自分達が与ろうとしているだけ。民主党が本当に困った時には蜘蛛の子を散らす様にいの一番に逃げていく連中だ。
であるからこそ民主党を野党時代から支援してきた人物を、今こそ登用すべきなのに、どうも鳩山首相の周辺にいる側用人達(平野、松野、渡辺、松井、古川など)は自らに能力もないのに、自分たちでコントロールしようと鳩山首相にそういった人物を近づけない様にしている風に見受けられる。
ここに来て、これまで民主党を応援してきたフリージャーナリストの上杉隆なども公然とそういった連中を名指しで批判し始めるなどの動きも出て来ている。
新たな政治、政策を実現して行く為にも、鳩山首相は民主党を支えていく人材を改めて登用すべき時ではないかと思う。

>石破が、常時駐留なき安保、すなわち在日米軍の削減は「非武装中立か独自防衛の二者択一」を意味すると言っているのは、全くド素人の意見である。
>横路が「冷戦後、国際的環境は変わったのだから、(米軍が退いた分だけ)日本の軍事力を強化するという話にはならない」というのが本当である。
 日本の諺に「生兵法はケガのもと」とあることを改めて指摘しておく。大陸と半島の情勢が「平和」と言えるのかな。朝鮮戦争の休戦以降、国境線の変更はなく、軍が国境線を大規模に越えることが久しくない。つまり、国際秩序は安定し続けている。そうした中東アジア諸国の軍事力は質量ともに流転している。しかし、「軍縮」した動きとは言えない。そして、老大国中国が再び若き昇竜として立ち上がる時、その軍事力はいかない意味を持つのか?。明らかに「冷戦」の時代とは違う動きだ。そうした現実を前に如何なる
受け止め方をすればいいのだろうか?少なくとも、中国の軍事力に対する素直な評価なり、感想を述べて頂きたい。スルーしても、中国共産党の党の軍隊である人民解放軍は存在し続けている。

「常時駐留なき安保」とはどんだけ日本に都合がいい考えなんですかね?日本が困ったときだけ助けてくれと?
基地も、核も認めない。でも核の傘で守って欲しいと。どんだけ矛盾してんのか
小沢といい鳩山といい、この国を売り渡すつもりか


「常時駐留なき安保」は当然。日本・韓国・ドイツをのぞけばみんなそうなっている。

ちなみに下記も面白い。48ページの資料だが、見やすいからお勧め。
http://www.city.ginowan.okinawa.jp/DAT/LIB/WEB/1/091126_mayor_4.pdf

いずにせよ、いまの世界平和は 過剰軍事力(overkill military capacity)に乗っかっている側面があるとおもいます。軍事力が過剰であるために、却って軍事力が使いにくく、そのために軍事の要素が一般の目に見えにくくなっている。
実際には 世界平和が過剰軍事力乗っかっているにもかかわらず、それが見えにくいので、
軍事的要素の役割を過小評価することにつながる傾向が出ているのではないか。
逆説的にいえば、軍事力の過剰さを解消すれば、外交の手段としての軍事力が使いやすくなってしまい、
軍事力が目に見えるものになるかもしれない。 

いまの軍事力、特にアメリカや中国のような超大国が有する過剰軍事力のひとつの目的は、心理的な影響力を
相手に及ぼすためのものでしょう。つまり、威圧のため。あるいは、威圧という露骨なものよりも さらに潜在意識に微妙な効果を狙ってのものではないか。 具体的に なにかのために行使するというよりも、ただ 持っている刃物、というようなものですね。 本人は この刃物は絶対に使わないという。しかも、 そのひとは至って常識的な振る舞いをする常識人だ。 しかし、なぜか刃物をもっている。(笑)
たしかに 凶暴な人物ではないようだが、それでも 刃物を持っていること自体がその周囲に微妙な心理的な影響を及ぼす。 この心理的な影響というのは なかなか測定できないだけにやっかいだ。 

確か、数年前にガス田問題が発生したときに、日本が試掘をやるのならば 中国は軍艦を出すぞ といってきたことがある。 正直言って 恥ずかしながら 私は びびりましたね。それに対して、日本では自衛艦を出してでも試掘作業を始めるべきという議論もあったが、やはりそれは出来ずに今に至っている。

こういうことで、 やはり 軍事は微妙に相手の心理に影響を与える。 
過剰軍事力は 心理ゲームの要素として使い続けられるでしょう。
しかも、その有効さは おそらく 過剰軍事力を持つ側でないと なかなか把握できない部分があるのではないかと わたしは推測しています。使われる側は それによってどのように影響を受けているのか 自分でも把握できない。それくらい 微妙なものではないか。
使う側は 比較的 その効果が自覚できるはずだ。
つまり、 過剰軍事力の有効性についての それを持っている側と それを持っていない側の間の
把握の度合いの非対称性があると思う。例でいうと、広告宣伝効果と同じようなことがあるかもしれない。
広告宣伝をやる側は その効果について明確に認識している。しかし、それを使われる側は わからないままに商品を買わせられるというようなことです。

つまりは、軍事力が過剰であるために軍事力が使えないという状態になっている。それが日本では軍事力軽視につながっているかもしれない。
今の平和が過剰軍事力に乗っかっているとすれば、やはり根底において軍事力を条件とする平和であることには変わりはない。その限りにおいて、軍事力の有効性は存続すると見ますね。そして、その限りにおいて軍事力において優位性を有する国の影響力は限界的に保たれると見ます。

私は、この「コラム」の本文とほぼ10年前の「世紀末誇大妄想対談/喜納昌吉vs高野孟」対談を読み終えて感じたものは、非常に奇妙なものです。
改めて、私の知らなかった「沖縄」の歴史の一部を垣間見させて頂いたと、同時に「沖縄」が現在のアメリカの縮図のように写った。

その理由は、以下の2点からによるものです。
ひとつは、巨大な軍事力を持つが、一人の指導者では、容易に動かせなくなっている。
先日、米露の「戦略兵器削減条約(START1)」が、難航しているとの報道があった。
双方削減したい思いはあるのに、なかなか合意できないでいる。
そのことが、今の「沖縄」と重なって見える。

もうひとつは、前大統領が言っていた「フリーダム」を「琉球人」の中に感じたからです。
私は、これまで「琉球人」はひとつの人種だと思っていました。
ところが、対談の中でお話されていた内容から察するに3つの人種のるつぼであり、更に米兵もいる。
アメリカは、他民族・多種族国家です。
以前は、アメリカは差別問題も顕著であった。(今も少しは残っているのかな?詳しくないので}
けれど、今の私に移るのは、人権を重んじる国として写ってます。
お互いが共存共栄していると、それぞれの文化や独自性を尊重していると思う。
それと同じものを沖縄の中に受け入れているそう感じたからです。
陽気で屈託のない「自由人」といったところです。

今まで、私が思ってもいなかったイメージが湧いてきた。
それが奇妙と感じたからです。

それと、以前別の「コラム」で私が投稿した「国防論」と同様のことが、この対談で話し合っておられたことも衝撃的です。

ただ、喜納昌吉氏が持っておられる日本人(ヤマト人)のイメージは、私から思うに少し異なっているとも感じた。
確かに宗教的な束縛を受ける人は、少ないと思う。
けれど、ひとつのものに一億総動員的な思想の集団でもないと思っています。
先の大戦にしても名目は、「天皇・国家」のためとシュプレヒコールされていた。
けれど、多くの人は、家族・故郷を守るために戦地に出向いていかれたと私は、思っています。(戦後生まれで生意気な意見ですが)。

今回の「政権交代」にしても、この国のためというより、自分が不満に思っていることが爆発したことによるものであろうと思う。
誰のためでなく、わが身のため、それが核心でないかと思う。
これを非難するつもりもなく、私にもある自己保全からくるものでしょう。
それが、今の迷いのような形になって現れているとも私は思う。

まだ、投稿したいことはあるのですが、長文にもなり、論点もまとまらなくなります。
その①ということで、その②を愉しみにしています。


一部のコメントによれば、「アメリカの核の傘が無くなったときに日本は核攻撃に無防備になるので、日米安保は必要だ」、ということですが、事実として、日本には核爆弾を製造する材料も技術もあります。したがって、数ヶ月以内に核武装することができます。このような国が、仮に非核宣言をしているとしても、秘密に核武装している、ということは十分に考えられますので(なにせ、密約が相手国の公文書で公開されても「密約は無い」と言い張るような国ですから)、信じる国は無いでしょう。となると、日本に核攻撃を仕掛けるような国は無い、ということになります。

中国や北朝鮮が日本に対して通常兵器による侵略を行なうかどうか、ですが、制空権が日本にあるので、船で日本まで兵隊を運べませんから、侵略は現状では無理です。(これができるなら、とっくに台湾は中国に解放されていることでしょう。)

日本にとって一番の軍事的脅威は、おそらくアメリカでしょう。私がアメリカの日本担当者であれば、日本にかいらい政権を樹立させ、間接支配をします。また、仮に反米政権が樹立されたら、マスコミなどを使って反政府運動を行ない、政権が崩壊するように仕向けるでしょう。それでもダメならクーデターや武力侵攻を考えます。

編集部様

ここに書くべきことではないのですが・・・

入力フォームについてですが、「名前:」の欄にネームを入れ忘れて投稿すると”匿名”として投稿されるシステムを何とかしていただけませんか。私自身何度か”匿名”投稿して訂正コメントを追加したことがあります。無記名では入力不十分として受け付けないようなシステムにはできませんでしょうか。

それでなくとも「匿名」と名乗り連続投稿する方が数名いて(一人かもしれませんがわからん)、急に論調が変わったりして、読むほうが混乱してきます。そういう方に限って「俺はそんなことは言ってない。ちゃんと前のコメントを読んだのか?」的なことをおっしゃいます。正直、「どれがあなたのコメントなのかなんて知らんよ」です。

ご検討ください。

「常駐なき安保」の延長線上にあるのは、自主防衛ですよね。鳩山首相は、もともと改憲論者ですから政治思想中で、それは矛盾なく存在していると思います。
一方、米国にとっても「常駐なき安保」は不都合なことばかりではない。
米軍の装備変更によって、極東のただで使える基地のプレゼンスは下がりつつあります。日本のために、米軍兵士が犠牲になるより、遠く安全なところからミサイルでも射って、それで済むならそのほうがいいと考えるのが、普通のアメリカ人でしょう。
常駐なき安保は、両者にとって利害の一致する部分がある。

ただし、米軍にとって安保条約のメリットは、極東の地にただで基地が持てるという点で、それがなければ本当に片務条約になってしまう。おそらく米国議会は、国防予算の一部を日本が負担でもしない限り、安保条約の継続を認めることはないでしょう。
それゆえ「常駐なき安保」の先には、日本人による自主防衛という至極当たり前なことがあるわけです。

現段階で首相が「常駐なき安保」を封印したのは、自主防衛論が内外に及ぼす影響を慮ったからだと思います。
「常駐なき安保」は、そう簡単に手にいれることのできる代物ではありません。自主防衛に踏み切るには、中国、韓国、それにアジア諸国の反発を緩和させる必要があるし、米国とも、かなりハードネゴシエートしなければならない。国内の議論をまとめるまでには、一体いくつ政権がつぶれるやら。

アメリカに「安保から手を引く」と言わせれば、それがきっかけになるかもしれませんが、政権にとって相当危ない賭けですから、封印はしばらく続くのではないかと思います。

「常駐無き日米安保」、全く理解出来ない話だ。
こんな得手勝手な話は成り立たない。

社民党は兎も角、鳩山首相が本気で言っているのだったら、正気を疑う。

米国の軍事力を多少なりともあてにするのであれば、基地、軍事費の負担などのメリットを提供するなどして日米安保を維持するのか、そうでなければ軍事同盟を結ぶのかのどちらかしかない。もちろん軍事同盟であれば米国が日本を守るだけではなく、日本も米国が行う戦争に参戦する必要がある。

何れにしても「駐留無き日米安保」こんなアホな話をしていたら、例えタカ派でなくても馬鹿にするのは当然だ。

まだ、小沢幹事長の掲げる国連軍を創設し、国連軍により国際紛争の解決を図るという理想の方がまだ説得力がある。

>戦後の日本が本当のところどのような軍事的脅威に直面しているのかという「脅威の見積もり」は一度として冷静に分析されることのないまま、「北が危ない、中国が怖い」という情緒的な恐怖幻想に置き換えられてきた。

本当にそうですね。
石破さんは、古い安保の頭のままなんでしょうね。

ところで、
【世紀末誇大妄想対談/喜納昌吉vs高野孟】読ませていただきました。
すごいです!感動しました!
あまりにすごいので、再び、時間をかけて、じっくり読み、その真意を理解できるように、学んでいきたいと思いました。

しっかりと理解していないうえでのコメントになりますが、祭りの重要性については深く同感します。

沖縄、縄文、祭りというと、岡本太郎さんことを思い起こしました。岡本さんは、そのことに注目されていました。

現在の日本の社会が喪失してしまったひとつに、この祭りがあるように思います。
そのような世の中で、祭りに近いものとして、私がひとつ注目しているがあります。それは反貧困の活動する若い人たちがはじめた、サウンドデモです。疲弊した世の中にあって、それを打ち破ろうとする強いエネルギーを感じます。なかなかすばらしいと私は思っています。

宗教性について考えることはなかなか大変なことですね。
喜納さんの指摘される、沖縄の役割は、今後、世界の中で、世界を動かす大きな可能性があるのかもしれませんね。このことに無学な私も、今後勉強していきたいと思っています。

東西の結ぶ位置にある日本は、鳩山さんや高野さんの「友愛の理念」が世界を変える大きな役割を果たすものと思っております。

ユング派の心理分析家である河合隼雄さんは、東西を結ぶ役割のひとつを果たされたと私は思っています。河合さんが若き日のころの教育分析家が見た「西から太陽が昇る」夢は、それを象徴しているように思います。日本はそのような布置にあるのだと思います。ただ、これを選民思想的な理解は、絶対に、絶対にしてはならないことです。選民思想とはまったく反対なのが「友愛の理念」であると理解しています。

喜納さんと高野孟さんの対談を読み、いろいろと考えていかなければならないことがあると知り、大変勉強になりました。
次の記事も、楽しみにしています。

鳩山内閣の支持率がどんどん下降している。理由は「小沢が仕切ってる」「リーダーシップがない」が大半だ
私もそう思いますね

<高野様>
今年も、このサイトにお世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。
さて、「常駐なき安保」は、理想論と片付けてはいけません。日本が普通の国として、諸外国に互していく為には、避けては通れない道です。別にアメリカの軍隊が常駐しなくとも、同盟でなくなる事はありません。
アメリカ国債を世界で二番目に抱える日本を敵に廻したらどうなるか?はアメリカが一番わかっているでしょう。
事実、米軍駐留費の値上げ(思いやり予算とは逆に)を要求したフィリピンでは、アメリカが払えず撤退しましたが、両国間が揉めたとは聞きません。
さて、日本の防衛については、現在の人件費中心の予算を見直して、先端的な武器の購入費に当てるべきです。現在の戦争で、大量の上陸部隊が日本に来るとは思えず、人員だけいても役に立ちません。アメリカ製の武器だけでなく、フランス製なども念頭におき価格競争をさせるべきです。
日本の防衛に関しては、小沢さんが最も詳しく、彼に任せておけばいいと思います。
鳩山政権の支持率が落ちたと大騒ぎですが、40%台後半なら良いと思います。肝炎対策(これも小沢氏の差配)以外、まだ、何も実績を上げていないのですから、むしろ高すぎる位です。鳩山さんには、これ以上小沢さんにだけ泥を被らせる事なく、自身で決断して欲しいものです。政府税調についても小沢さんに相談できずに、鳩山さんの身体は空いていたのに、結論が出なかった報じられています。
スカートの裾にしがみ付いている子供じゃないんだから、小沢さんが党の陳情にカタチを変えて助け舟を出したのですから、いい加減頼るのはおやめになるべきです。
もともと、党は政策に関らせないと決定したのはアナタです。マスコミの二重権力支配の報道に怯えたからではありませんか?
二重も何も小沢さんなくして民主党はないのですから、鳩山さん、マスコミから何といわれようと、小沢さんが嫌がろうと副総理兼務で官邸に入って貰ったほうがいい。小沢さんのひと睨みがないと政権のバラバラ感はず~と続くように思います。
来年は政変の年にしないで頂きたい。

<呆れる平和ボケの日本国民>

米軍再編の動向に詳しい米国共和党右派(ネオコン)のシンクタンクであるハドソン研究所の日高義樹は「安全保障に関する日本の平和ボケには呆れる」と批判。

具体的には「過去の自民党政権は米軍が沖縄を含め日本から軍隊を引き上げようとしているのに、これからも日本に米軍は駐留し、北朝鮮からの攻撃に対し守ってくれると国民に嘘をついている」と言っている。

さらに日高は「米国はベトナム戦争などの海外派兵で米国兵士を多数戦死させたため米国民から(外国人のために何故米国人が死ななければならないのかと)非難を受けた。そこで米兵士の損耗を防ぐために、ハイテク兵器を組み合わせた米軍再編を計画した」そうだ。

具体的には東アジアでは「北朝鮮の最前線(韓国や日本)から、被害が及びにくいグアムまで軍を撤退させ、もし北朝鮮が日本を核攻撃すれば、直ちに北太平洋に展開する原子力潜水艦で報復核攻撃を行い、その後グアムから爆撃機を出動させる態勢を計画している」

「米軍は民主党に言われるまでも無く、米軍再編で沖縄も含む在日米軍をグアムに移転しつつある」のだから、日本は自分達の身は自分達で守れるようにすべきなのに旧自民党政権はアメリカが傍にいて助けてもらえると勘違いしている」

さらに日高は米軍再編計画に関連し2014年に日本は好むと好まざるにかかわらず「常時駐留なき安保」になるという。その頃、米国は中国と軍事同盟を結ぶ可能性が高いとも言われている。恐らく鳩山、小沢らは6カ国協議をベースにした「日米中韓軍事同盟」の締結が頭にあるのかもしれない。

「軍事力学者」の私から見れば、自民党の「安保」論なんか、馬鹿馬鹿しくて論評する気にもなりません。どちらかというと「第7艦隊常駐」すらいらない、というのが私の意見です。また日本の防衛費がほとんど人件費に当てられているというのも、別にいいと思います。それだけ日本は「平和」なのです。有事を想定した兵器購入に血道を上げる必要はないのです。無論「日米安保」もあるし、近隣諸国との関係が、もつれていないからです。

「国民の安全を守る」という意味では、「国民を守らなかった」「拉致問題」こそが、我々国民にとっては最大の「有事」なのです。他に外敵によって国民の生命が脅かされたことがありましたか。それすら国民を守ることもせず、解決すらできなかった戦後自民党政権は本当に国民に謝罪すべきで、そのことなしになにが「有事の日米安保」ですか。いいかげんにしなさい。

「核武装」しようと思えばいつでもできる、これこそが日本の「核の傘」であり、「抑止力」です。だからこそアジア諸国は日米同盟に関しては維持存続が唯一の選択肢で、そうならないように各国は日本を見ているのでしょう。
 別にフランスの武器と米国とを競争させる必要もなく、日本は必要とあらば、最高能力のある兵器を米国から購入する方法、といっても米国は拒否していますが、それと常に防衛・兵器技術に関しては世界最先端の研究と技術開発、情報収集を完璧に実施し、万が一のときには自国生産の・技術体力を準備しておけば、必要な有事には十分対応できます。
「有事」なんて「ある日突然」に起こるわけないのですから。
「有事」の時の日本の国力を軽視するできる国はないはずです。

 シュミレーターの世界でしかありえませんが、中国の最新鋭戦闘機と米国のF25がもし戦えば、とかいう空想もありえましょうが、軍事の世界においても「システムとソフト」の勝負ということを認知したなら、現在の米国に対抗する戦闘力は少なくとも空軍戦力にはありません。その他ロジスティツクなども然りで、湾岸戦争でもイラク戦争でもアフガンでもそれは実証されました。また、米国は戦闘機ハードを日本に売却するとしても、肝心なコマンドシステムソフトは譲り渡してくれないのです。だから高い金を払ってでも、自国開発する必要があるのです。核に関しても同じです。

 こういうリアリティのある話を抜きに安保とか「駐留なき」なんてあほくさいばかりです。軍事的に米国に対抗するには「地上戦」と「ゲリラ戦」しかないことは逆にアフガンが示しており、ソ連も煮え湯を飲まされたように現代の「地上局地戦」しか、現代の戦力に勝る相手に対抗する手段はありません。故に「日本の有事」の「地上戦」なんて考え様もありませんし、そうでない以上、緊急対応の駐留米軍の役割なんか、もはや無に等しいのです。

それゆえ米軍基地の役割は米国の都合でしか考え様がないのです。それにどこまで協力できるか、できないか、です。

<WL1の風様>
防衛・軍事関連に造詣が深いと推察いたします。勉強になりました。
そこで、教えて頂けないでしょうか?
日本がアメリカから武器を買う時は、相場の2~3倍はザラだと聞きました。
アメリカの言い値で購入しなければならないのは不当ではありませんか?
別にフランスから買って何が悪いのでしょうか?
自衛隊の人が多いのは平和だからとのお話ですが、人数を減らして費用を削減できないのでしょうか?
素人考えで申し訳ありませんが、上記、どうしても納得できないのです。
ぜひ、ご教授を・・・

軍事力学再び、

「KINETICK BOMBER」という言葉が登場したのは、80年代半ばのレーガンの「SDI構想」のころです。高速で飛来するミサイルには石ころをぶつけるだけでも破壊することが可能である、という考えで、その後の宇宙空間の軍事衛星破壊やキラー衛星の基礎となった考え方です。当時「レールガン」や「爆薬発電」など頻繁に調査をしていました。

 宇宙でなく、地上空間を飛んでくるミサイルは、衛星からも地上レーダーからも容易に把握することが可能で、種々のレーダーと衛星のリモートセンシングを活用して構想されたのが、今の迎撃システムですが、80年代に比べればシステムが格段に向上して、隔世の感です。
 しかしこの理論に基づいて製作された「パトリオット」第一世代には致命的な欠陥のあることが湾岸戦争で証明されました。迎撃目標がミサイル本体であったことで、弾頭破壊ができていなかった故に、弾頭そのものが落下し攻撃能力を残していたからでした。この問題をレイセオン社は直ちに修正し、現在はPAC3へと格段に向上させていて、それがイラク戦争時に、スカッド対抗で更に、地上平面レーダーを補完する形で、衛星センシング技術と組み合わせ、更に海上のイージスの中に統合システムを搭載し、海上からでも衛星とのハイブリッドシステムを完成し、精度の向上と弾頭破壊の迎撃能力の向上に成功しました。勿論地上基地における有線系のネットワークを介した迎撃したシステムにはかの「スパコン」も組み入れられていますので、その能力かなりのものです。

 純粋に軍事的な興味では、はっきり言って現在のPAC3の実践能力を北朝鮮のミサイルで試してみたいところです。ただそれ以前に北朝鮮のミサイルの航法装置も当てにならないし、それ以前に、多段ロケットの切り離しの爆薬リモート操作すらできていないようですので、検証の対象にもなりません。米国はそのことを知っています。

 北朝鮮のミサイル実験、当初はスカッドのような低弾道ミサイルへの迎撃という意味で大げさにPAC3の整備が必要だと空騒ぎしましたが、ICBMクラスのミサイルにパトリオットが無力なのは「常識」というか「イロハ」なのに当時の自民党防衛族は予算取りのためか、まずゴミを総動員して「危機」を煽りました。それにミサイルの爆薬搭載能力とその破壊力なんてたかが知れていて、仮に正確に飛んで来ても、核ミサイルでなければ「蚊に刺された程度」に過ぎないことを何故大騒ぎするのでしょうか。日本製のGPS誘導装置を使ったミサイルなんて、いまや、GPS錯乱電波だけで簡単に防げるのです。

 本当に馬鹿馬鹿しい話です。

 そんなことよりまずは北朝鮮にどうせ飛ばすなら「破片を日本に落下させないようにしてくれ」その「保証」を取付けることの方が先でしょう。どこに落ちるかもしれないようなミサイル実験は御免被ります。推力計算もまともにできるスパコンもなければ、核弾頭を搭載したら、どこに飛ぶかわからないほど危なっかしい代物に目くじら立てることはありません。

恵美様
武器の売却代金なんてあってないが如しです。民間のビジネスとは比較できません。ただ、防衛官僚もバカじゃありませんから、騙されてはいません。ただ、ハードとソフトと両面があって、ソフトを含めた部分は日本にも売りませんから、高いのか安いのかよくわかりませんが(試作調達の話も含めて詳述は避けさせてください)、少なくとも「同盟国」としては日本は優遇されています。本当は彼らが蓄積したコクピット内の機密システム部分がほしいのですが、、、それでも日本に売りたくないと騒いでいて、もう金額の話ではなくなっています。丸ごと日本に渡すとすぐ追いつかれるからです。追いつかれる危険性のない技術は、同盟国ということでかなりの技術提供をペンタゴンは許可してくれています。

 笑い話が、同じファントムを中国に売却したとして、同じファントムの米軍機と中国機が一戦を交えたなら、100%、米国の「トップガン」の勝利、ということは確かのようです。同じように、自衛隊が購入した米国製の戦闘機で同じ機種で米軍機と戦っても、自衛隊機は歯が立ちません。肝心な部分は、教えてもくれないし提供されないからです。
 だから「ハード」部分の価格は二国間交渉と米国の腹のうちによって決まるのです。それでも「売りたくない」と抵抗しているのが現状です。とくに日本の兵器輸出入は「死の商人」みたいなものは介在できないので、全ては公文書マターですから、いいかげんなことは許されません。

自衛隊の人件費は削減できるか否か。
米国風に考えれば近代戦術にとってみれば、20%ぐらいは削減できるでしょうが、それ以前に人件費以外に「事業仕分け」対象予算が山とあると思います。「くだらんこと」に金を湯水のように使っているのが、防衛族の特権ですから。「防衛」という「紋所」に皆迎合しているに過ぎません。「聖域なき事業仕分け」が私の持論です。そして防衛費その配分比率にもメスを入れるべきです。そのためには、皆がもっと勉強すべきです。

 大体、「有事」のほぼない自衛隊に、本来どの程度の兵力が必要か、なんて戦後誰も吟味したことなんかないじゃありませんか。余程「国連防災救助隊」の方が、まともな気がしています。自衛隊は自衛隊らしく「専守防衛に徹する」そして「防衛費削減」「人員削減」を世界に宣言したら、アジア諸国は皆安堵で胸をなでおろすでしょう。それが「友愛」でなくして何が友愛でしょうか。

勿論、自衛のための自衛隊は最低限必要ですが、なんにせよ、「警察官僚」がテロ対策を強化しろといっても、今までは政府が「テロの脅威の否定」をしていたのですから。いまだに警察に「発砲権限」すら与えられないで、緊急テロに警察はどう対処できるのですか。自衛隊の出動許可の出るまでの間に、日本の原発なんていくらでも破壊できます。

私は決して「非暴力中立」人間ではありません。超高度の近代兵器と近代戦術を有する少数精鋭防衛軍の確立が理想と思う人間です。

WL1の風さん

あなたの詳しいお説に耳を傾ける限りでは,私などは「非暴力中立」どころか,「非暴力無抵抗」「どうぞご自由に,遣りたい放題,遣ってください」「文字どおり,お手上げです」という気持ちにならない訳にはいきません。

あなたのおっしゃるようだったら,「傘」もヘチマもなくて,日本を巡る有事など,起こりようもない,という逆な心境になりますが,如何でしょうか。

WL1の風様

私には専門的な事は解りませんが、若いころから直感的に日本の防衛の生命線は世界最先端の科学技術を保持する事=数学者・物理学者・科学者の育成にあると考えておりましたので、あなたのコメントでなんだかすっきりしました。

日本は利用目的のないプルトニウムを大量に保有していると聞いたことがありますが、これが本当なら、「日本版核の傘」もにわかに現実味を帯びますね。

戦争のない社会は誰もが望むところですが、残念ながらそれが事実上不可能であることは、歴史が証明しています。
であれば、国防は現実的に考えるべきで選択肢として「非武装中立」は考えられません。

「いつでも作れる」…ハイレベルな知識武装と技術の集積こそ是非強化して欲しいと思います。

ごっそり削除されてるようだがなにがあったのか

sirokumaさん

日本は核実験を何処で遣るんですか。

補記:

[石破が,常時駐留なき安保,すなわち在日米軍の削減は「非武装中立か独自防衛の二者択一」を意味する,と言っているのは,全くド素人の意見である]

[岡田外相が18日の会見で,「海兵隊は日本にとって必要な存在。海兵隊の抑止力に期待するなら,日本の外に出て行ってくれ,というのは,余り通用しない」と語ったのも,ド素人の証拠である]

断っておきますが,上記の高野論説には,私は同感・同意を表する者ですので,諸氏諸賢方は,誤解なきよう願います。

そういう視点で深読み論を展開していいのかどうかは別にして
ゴアの「温暖化対策」の目的が原発推進にある、と何度が指摘してきましたが,
「おかげさまで」?世界の原発技術の大方を日米の企業が牛耳ることになりました。
このことは、兵器用のプルトニウムやウラン目的の原子炉は別としても、平和利用の原発を有事の際にいつでも軍事用に転化できる技術を日米が独占できることを意味していて、その意味でも米国は日本と原発技術の提携と共同推進同盟の絆を深めている事を意味します。「平時」には「温暖化対策」として「有事」には核開発協力者として日本は米国戦略に組み込まれているのです。少なくとも「核」に関しては、日米は「堅い絆」?で結ばれているのです。

 それを無視して、仮に日本独自に核開発研究とか製造研究をしているなんて、口が裂けても言えない国家機密です。「密約」の国ですから、公開されている「外交辞令」なんて疑いをかけてみる方が普通でしょう。でも考えて見てください。日本の情報収集能力は、北朝鮮やパキスタンやイランなどに劣っていると思えますか。工業力についてはその比でもないでしょう。

 ま、「非武装中立」なんて、空言なのですから、といって、余りにリアルな話を続けましたが、この辺の話は、アホな議論を続けたいのなら勝手にすればいい話です。
 余り日本をバカにすると、ねたこを覚ますことになりかねない、ことだけは、米国を含めて、諸外国にはしらしめることぐらいで十分でしょう。そういう形の「抑止力」の行使は日本国の自由です。

WL1の風 | 2009年12月21日 18:50 様

>・・・超高度の近代兵器と近代戦術を有する少数精鋭防衛軍の確立が理想・・・<

表層的にみるとたしかに一理ある説と思います。しかし、人類に本来、求められていることは、我々は過去の悲惨な戦争の歴史から何を学びとり、一国だけの国防問題としての部分最適でなく、世界の国々の多様性を認め、相互関係の存在のもとで、国際的な全体最適としての国防の有り様とは何かを明確にすることが論じられるべきと思います。さすれば、自国の都合のよい勝手な最新軍備が正当化されるとは思えないのですがね。

また、いずれの国も「超高度の近代兵器と近代戦術を有する少数精鋭防衛軍」を推し進めれば、必ず競いあいになること必定ではないでしょうか。

最終的には、従来の空しい核抑止戦術(皆が核を保有して、核抑止を狙う)と同じような愚かな過ちを繰り返すだけとなり、「人間とは」あるいは「人間の生きている意味」等の基本哲学そのものが問われてくると思います。

WL1の風さん

あなたの逆説的なコメントの意味は,よく理解していますよ。ただストーレートに取る素直な方もいらっしゃるようなので,余計な差し出口を挟みました。失礼しました。

『二見伸明:日本のマスコミもアメリカも、頭を冷やして考えよ』

この論説はタイミングが良かったですね。

良心派様

本当に疲れますね。こういう風に手取り足取り、現実的な話をしないと考えられない、
科学技術の問題も同じなのですが、門外漢の外野があーでもないこーでもない意見が巾を聞かせる日本というのは、情けなくて仕方ありません。そしてそれをあざ笑う諸外国のさげすむ顔が浮かぶだけで腹が立ってきます。
 自国民が外敵に拉致されても、最後の最後まで否定し続けた政府、警察は薄々気付いていて問題提起していたのに、事実確認を認めなかった政府、そして同調した社会党、その他全てのマスコミ。こういうていたらくの日本はどうしたら立ち直れるのでしょうか。
 拉致問題は同時にわが国の治安、防衛、有事対応の拙速さの鏡でしかないのです。同時にほころびだらけの日本の防衛に、すきがある限り、付け込む勢力がいないとは言い切れません。まずは、大上段なはなし以前に足元を固め、法整備なりを行い、ありうべき危機に対応する姿勢を政府には保持していただきたいと思います。

良心派サン

核実験は必要ないでしょう。
保有しないんですから。

sirokumaさん

「日本は利用目的のないプルトニウムを大量に保有している,と聞いたことがありますが、これが本当なら、「日本版核の傘」もにわかに現実味を帯びますね」

[「いつでも作れる」…ハイレベルな知識武装と技術の集積こそ是非強化して欲しいと思います]

あなたのこの文章は,日本の核武装肯定論ですよね。

「20世紀的な敵対的軍事同盟の遺物である日米安保条約は21世紀的な地域集団安全保障体制としての「東アジア共同体」の枠組みが形成されるまでの経過措置であり、新枠組み形成後は、「常時駐留なき安保」への移行・・・」は最大公約として、国民の多くが望んでいることであろう。

これまで自民党政権時代には、国民不在の日米安保体制に対し、メディア常連のコメンテーターは盛んに国益、国益と称し、その言葉の裏では、累積何兆円になろうかという不透明な国内、国外利権の闇の中で癒着政官業がうごめいてきたのが実態である。鳩山首相の柳に雪折れなし戦術のおかげで国内、国外腐敗問題があぶり出されてきた。まさに一般国民は米軍普天間基地移設問題では騙されてきたのである。

日本の独自の将来の防衛の長期ビジョンもなければ、戦略も持ち合わせず、ひたすら、ぬるま湯米国追随一点張りで、官僚も自民党政治家も完全に思考停止していたことが露呈した。卑近な例になるが石破茂自民党防衛オタク議員が何を述べても空しく聞こえるだけである。官僚と自民党政治家は一蓮托生、メディアを介し情報操作し、国民を欺いてきた。

防衛問題は自民党政権時代は国民的議論として盛り上がらなかった。メディアを使ってそのように仕向けてきたのである。しかし政権交代し、普天間基地移設問題では鳩山首相の思い通りの遅疑逡巡戦術に引っかかり、日本国内親米派(CIAによる被洗脳者で米英覇権主義のネオコン、軍産複合体支持派)の多くの評論家、識者、さらに米英覇権主義のネオコンたちを総動員して、親米国内新聞、親米国内テレビを介し、国民の意向など全く無視して、冷戦後の新たな世界潮流を見誤り、自滅の末期的症状を示しながら、一斉攻撃を展開している。懲りないメディアは自分の首を自分で絞めるという愚かな事を繰り返している。

上記高野論説の「常時駐留無き安保」は今後の日本の国防の、まさに必要条件であり、国民が望み、支持する、正鵠を得たものだといえる。

そして世界の多様性を認めた上での新たな関係性を基軸にし、日本から米軍がいなくなった後の日本独自の具体的長期国防政策を国民の意向を十分に踏まえつつ、民主党連立政権は提示して戴きたい。

21世紀の日本独自の国防ロードマップを民主党内で政治家主導で作成し、これに基づいて、米国と対等の新たな日米同盟を築いて貰いたい。

良心派さん
核保有国の核実験回数は、パキスタン1回・インド2回から米国の1,000回以上まで、非常な差があります。

私は、知識レベルの話で良いと思います。WL1の風さんもおっしゃっていたが、作ろうと思えば作れると言う事が抑止力の一つになるのではないかと思っています。
優秀な科学者が多数いてプルトニウムがあり。それを正確に目的地まで飛ばす技術力がある。それを相手がどう想像するかは知らないと…。
現実問題として、国家間の争いで核を使用する事は先ず考えられないと思います。外交交渉の後ろ盾として存在が大きいのだと思います。

国家の安全保障については、足下からの体系的な見直しが急務でその一つとして考えれば良いと思います。

『拉致問題は同時にわが国の治安、防衛、有事対応の拙速さの鏡でしかないのです。』
と上記で指摘されているように、声高に安保を叫び莫大な防衛予算を費やしている割にその足下はお粗末であるのが我国の現実であり、驚異のレベルでいえば、核保有国よりもテロの方が怖い訳で、仮に原子力発電所がターゲットとされた場合の放射性物質による汚染は深刻かつ広範囲にわたる被害が出る事が確実だが我が国はこれを防げるのか。
インフルエンザの対応を見ていると生物化学兵器で攻撃された場合これを防げるのか?どう対応するのか?
このような国民の生命を守る為の防衛体制(即応態勢)と兵器の無力化の研究は是非やって頂きたい。防御の能力は攻撃力にもつながり抑止力になるそう思っています。


明日香様

正論だと思います。ただし、「憲法第二章第九条」の「希望」は、私としては、あくまでも堅持したいですね。

「安保」は中国とも締結できたら,朝鮮民主主義人民共和国との問題も,解決に向かうんじゃないでしょうか。夢想のたぐいかな。

sirokumaさん

理論上の話で,現実化の問題ではないのですね。了解しました。

こんばんは。
喜納さんとの対談とても興味深かったです。最近私が漠然と浅く考えていたこととが語られていて再認識出来たというか。。それが10年も前のことなんですねぇ。
そして、その頃(この対談より前)に沖縄に行って、丁度喜納さんのライブがやってるのを知り、行ったのを思い出しました。「花」が好きだったのですが、その他の曲がかなりのロックだったので、民謡系が聴きたかったのでちと残念だった記憶があります。しかもその場所がチャクラ?...いろいろおもしろいなーと思います。

そんな訳で、数ヶ月前にも先住民祭りというのを偶然知り行ってみたのですが、エイサーやアイヌのロックバンド、アメリカ先住民の儀式などを観て感動的でした。
アイヌのバンドは、ずっと前から主催者がラブコール?送っていたそうですが、来たのは今年が初めてとのことでした。喜納さんの考えてることがだんだん現実化してきた?でも、エイサーはとてもかっこよかったのですが、念仏踊りがベースにあるなんてびっくりです。
少し前に、韓国の堂、沖縄の御嶽、古代神道などが似ているという本を読んだのですが、チェジュ島の人は沖縄に郷愁を覚えるということが書かれていた様な気がします(うろ覚えですが)久米島やその他の島については知りませんでしたが。
御嶽に興味を持ちましたが、かなり観光地化されてるようですね。そうなると意味ないし。。でも受け継ぐ人がいなければ廃れてしまうのもしかたないですが。
なので、もう一度伝統や自然保護の観点を見直して島々全体ナショナルトラスト系な感じでうまく残すことが出来ないだろうかと思っています。
私は、竹富島とても好きで老後は住みたいと思ったりもしたのですが、最近規模の大きいリゾートコテージが造られていると耳にしものすごくがっかりしました。あの島は本当に個人単位で昔ながらの生活をしている(そしてそこに泊まる)というのが素晴らしいのに。。。と、外部の人間があれこれ思ったところで、実際沖縄の人は観光業なのだからとも思います。。

支離滅裂ですみません。


確認ボタンと投稿ボタン押し間違えて投稿されてしまいました。見苦しいですが、そのままにさせてください m(_ _)m

なんか改めて見直すとめちゃめちゃですね。すみません。。あと書こうと思ってたのが、、

これからは少数民族やいわゆる迫害されてしまった先住民族などの教えなどにもっと光が当たってくるのではないかとおもってるということともしアメリカがいなくなったとしたら、軍備増強現在の自衛隊だけではその役割はどのくらい果たせないのかが疑問だったりするってことです。
本当は軍隊おろか戦争なんてものはこの世にいらないものだと思うし、それを無くすことが人間の究極の目的というか神の元へ帰る道筋というか、そんなこと思ったりしていますが、オバマ演説の自分が生きてる間無くならないというような世界なのだから、日本も防衛は再認識しなくてはとも思います。だけど必要以上の増強やまた、国連軍参加で他国で「戦う」ことは避けなければいけないと思います。

クリスマスイブですね。
キリスト教社会は、イエス様が本当に伝えようとしていたことは何だったのか、何のために犠牲になったのか、再認識してほしいです。。それは絶対人殺しや差別なんかは含まれていないと思います。

再乱文失礼しました。

本当の危機感とは?
日本海側にある原発に夜陰にまぎれて、重武装した10人のコンバットがプラスチック爆弾1キログラムを携行し、守衛室を襲撃し原子炉直上で爆発させたら、日本は壊滅します。そして臨界状態の核反応を止めることはできません。チェルノブイリを忘れてはなりません。

 拉致事件で実行された秘密工作船、一艘で、日本は破壊されるのです。
発砲権限のない警察は指をくわえて避難させるだけで、自衛隊の到着するときには、とき既に遅し、もはや臨界はとめられません。
 どこに飛ぶかわからないミサイルなんかより、はるかに確実に日本を混乱に陥れることが可能です。
 こんなことを考えたら夜も眠れない。「そんなことはない」とどう否定できますか。
 原発は、莫大な火薬庫と同じということを、平和ボケした日本人は知るヨシもありません。原発はあくまで平和が保たれている限りの平和利用で、有事の際には、最大の攻撃目標です。

高野孟様

 日本の安全保障を考えるとき、訓日拡張だとか日米同盟の強化だとかいう瑣末な事柄に捉われずに、国連憲章・日本国憲法に掲げた理想と目的を達成するための戦略・戦術を騙るべきではないでしょうか?

 先ず、国連には、『国連待機制度(United Nations Standby Arrangements System)』が設立されており、日本国も末席に登録しているのは公知の事実です。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/pko/unsas.html

 一方、欧米16カ国には、『国連待機制度』に基づいて、非常設の多国籍即応展開能力を提供することを目的とし、国連安保理が行う平和維持活動要請に対し、よく訓練され準備の整った「国連緊急即応待機旅団(Multi-National Stand-By High Readiness Brigade for United Nations Operations)」が、現実に組織され、実際に活動しているのも公知の事実です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%80%A3%E7%B7%8A%E6%80%A5%E5%8D%B3%E5%BF%9C%E5%BE%85%E6%A9%9F%E6%97%85%E5%9B%A3

 従って、日本が、バター犬症候群(battered dog's syndrome)を克服し、媚米・従米のタコ固めから脱却し、『国連待機部隊』を創設すれば、『国連緊急即応待機旅団』に参加して国際平和維持活動に積極的に貢献し、国連中心の集団安全保障体制の改善が図れはずです。

 また、 アルゼンチン、オーストリア、カナダ、デンマーク、フィンランド、イタリア、アイルランド、リトアニア、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロベニア、スペイン、スウェーデンなどと協力して、日本が国連に働きかけ、常設の国連正規軍として『国連緊急即応待機師団』を創設すべきだと、私は思量します。

 常設の国連正規軍として『国連緊急即応待機師団』が創設され、自衛隊を『国連待機部隊』兼『国境警備の準軍隊』と位置づければ、自衛隊と在日米軍を、国連中心の集団安全保障のための『国連緊急即応待機日本旅団』と位置づけることを、『日米安保条約(昭和27年条約第6号-改定前)』の「この条約は、国際連合又はその他による日本区域における国際の平和と安全の維持のため充分な定をする国際連合の措置又はこれに代る個別的若しくは集団的の安全保障措置が効力を生じたと日本国及びアメリカ合衆国の政府が認めた時はいつでも効力を失うものとする」という趣旨に鑑みて、米国が拒否する理由はないと、私は思量します。
http://www.geocities.jp/nakanolib/joyaku/js27-6.htm

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