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赤松農水相「今後国営ダム建設はない」

【会見の模様】

司会は「政治家に訊く」に登場した舟山康江(ふなやま・やすえ)大臣政務官

 農林水産省が全国の農業用ダム190(建設中のダム15、完成しているダム175)を対象に課題や問題点の調査を行い、その結果44か所で水漏れや利用率低減などの問題があることを明らかにした。

 その上で赤松広隆(あかまつ・ひろたか)農水相は、農水省が建設する農業治水用のダムについて「造るべきものは造った」として、今後は国としての建設は行わないとの考えを会見で述べた。

 農業用ダムについて問題を指摘し続けている《THE JOURNAL》ブロガーの相川氏はこの件について、「新政権がするべきことは失敗事例を公表することだけでなく、建設中のダムを見直すこと」とコメントしている(文末にコメント全文を掲載)。

 相川氏は詳しい現地情報を《THE JOURNAL》内ブログ「草莽崛起」で伝えており、特に農水省HPから公開されている総点検結果一覧の中で唯一「一部の農家が事業に反対している」とされている「切原ダム」、水漏れ問題を抱える「大蘇ダム」については、詳細なレポートとなってる。

【相川俊英:草莽崛起】
■切原ダム(宮崎県):世にも奇妙な公共事業「成功」例(10/7)
http://www.the-journal.jp/contents/aikawa/2009/10/post_3.html

■大蘇ダム(熊本県):水をためない底抜け欠陥ダムへの旅(10/3)
http://www.the-journal.jp/contents/aikawa/2009/10/post_2.html

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相川俊英(あいかわ・としひで)氏コメント

 土地改良事業に多額の税金を投入し、結果的に日本の農業と自然を破壊してきたのが、自民党政権です。その象徴が全国各地に生まれた使われない、そして、使えない農業用ダムです。

 新政権は「これ以上造らない」としていますが、もともと新規の農業用ダムの建設計画は前政権下でなしとなっています。新政権がなすべきことは、税金のさらなる無駄遣いと自然破壊を少しでも防ぐために、現在建設中の農業用ダムを見直すことではないでしょうか。もちろん、中止も含めてです。過去の失敗事例の公表のみで終わっては、政権が交代した意味はありません。

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【関連記事】
■農業用ダムの総点検結果について(農水省)
http://www.maff.go.jp/j/press/nousin/mizu/091222.html

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コメント (7)

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http://www.the-journal.jp/contents/info/2009/07/post_31.html

ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

元々、専門外の農水省が、ダム事業を手がけることに無理があると思っています。
国交省から、予算が取れないから農水省に狙い撃ちされた。
農業関係だから、説得できるだろうという判断だったのだろう。
こうした、背景を生んだ体質にもメスを入れてください。

今回の予算編成で、農水省管轄予算から1,000億、地方交付税として国交省所管予算1兆円に加算した形で、公共事業費に組み込まれると聞いています。
横断的な予算編成が、効率的に使われることも期待しています。

<農業土木を止めろ>
農業をしている人に金を入れて欲しい。熊本の水が溜まらないダムは、農家の人々は水が少なくて困っているとの事なので、ダムによらない施策を行って欲しい。
土地改良予算の半減は、野中氏の狼狽ぶりを見るにつけ、久々にスカッとした。
来年の選挙も控えている中、ダムの中止は厳しいかもしれないが、ダムの予算を地元の土建が引き受けられる小型の工事の大量発注等に付け替えられないのだろうか?

相川俊英氏のコメント追加による投稿です。

相川氏が、唱える15ダムの検証は必要かと思います。
農水省の検証結果も、大雑把に確認しましたが、この内容では、本当に必要かどうかは、わかりにくい。
ほぼすべて、住民の反対は無いと記載されているが、必要性があるのか?無いのか?疑問もある。

ただ、私の地区でも水の豊かなところであるが、一部毎年と言っていいほど干ばつ被害がある地域もある。
それは、お気の毒なほどで、100m近くの湧き水からポンプで吸い上げて水を確保している地区もある。
頻繁にポンプを使うため、故障がちでその修理費用を工面するだけで大変と愚痴をこぼされている。

四国や九州地区では、干ばつも頻繁に起こりえる地区もあろうから、いずれも悪とも行かないと思われる。

山が針葉樹地帯では、山の保水力がなく、それらを広葉樹に切り替えるにしても10年20年の歳月が必要であろう。
全国各地の現状にも詳しいわけでないが、水が不足している地区は、中山間地や夏場の降水量が少ない地区であると思う。
それぞれの地区の現状をつぶさに把握しないと、今後の是非を議論するのは難しい。

土地改良区予算が、半額との報道もある。
単に政治的だけでなく、これが意味するところも、見極めて見る必要もある。

em5467-2こと恵美 | 2009年12月24日 16:47様

先日から、ここで取り上げられた農業問題で皆さんの投稿内容を拝見していると、農業事情に詳しくない方が、多いと感じざるを得ません。
私は、農協職員でありませんが、農協=悪との捉え方をしている方が多く、残念に思っています。
本当に問題は、どこにあるのか?
ある意味、意図的にその本質を報道されていないとさえ思えます。
とは言え、こうした情報を発信してこなかった、私達農民側にも責任があります。
ジャーナリストの方も、経済や政治関係には、目ざとく報道されますが、農業に目を当てているジャーナリストは少ない。

今回の、水のたまらないダムにしても、ダムで無いといけない理由があります。
農業水は、ほとんど、人が毎日飲む水と違い、必要な時期が短期間で、その流域の方すべてが必要とするのです。
しかも、年間に必要とする時期は、1ヶ月あるかないかです。
一度に大量の需要が発生するために昔から水で争いも起こる。
そうした背景があります。

相川俊英様

先日の「東郷ダム」の取材放送は、拝見していました。

あのダムは、再生不可能であろうと思います。
農業用水が必要であればむしろ、伏流水の水脈を探し、井戸による貯水方法など、別途考察すべきでないかと思います。
費用対効果を再検証すべきです。

あの地区であれば、泥炭地で火山灰地層がほとんどでしょう。
ダム貯水域全面の表土をコーティングするほどの大工事が予想される。
その間、調査名目で予算が使われ続けるより、すっぱりとあきらめて、建造物として残すほか無いと思います。
壊すにしても予算を使います。

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