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2008年6月27日

TASPOの怪-1 喫煙は悪なのか善なのか?

taspo3.png

 自民党の与謝野馨前官房長官は20日福岡市内で講演し、たばこ税を大幅に引き上げて1箱1000円とする案について「たばこを吸う人だけにドーンと税金を掛けたら、どんどんたばこをやめる。頼りにならない税金だ」と述べた。これは、名指しこそしていないが、たばこ税増税に積極的な中川秀直自民党元幹事長を批判したもの。中川は、“上げ潮”派=景気上昇最優先の立場から、消費財引き上げで景気の足が引っ張られるのを回避するために、その代替案としてたばこ税の大幅引き上げを主張し、民主党の前原誠司元代表らを引き込んでそのための議員連盟まで立ち上げている。それに対し与謝野は、財政再建を最優先する財務省イデオロギーの代弁者で、たばこ税を引き上げたいが、一挙に大幅に引き上げて喫煙者が急減すれば角を矯めて牛を殺すことになりかねないという考え方である。他方、厚生労働者は、たばこは健康にとって害であると断定していて、たぶん中川案に賛成のはずで、それはたばこ税を大幅に値上げすれば結果的に喫煙者が少なくなって医療費削減の一助となるからである。

 本当のところ喫煙は社会にとって悪なのか善なのか。政府は国民にたばこを吸わせたいのか止めさせたいのか、それともほどほどに吸わせたいのか。

 もしたばこが百害あって一利もないのであれば、阿片と同様に全面禁止すればいいはずだが、世界中の国で全面的に販売禁止にした国は1つもないのはどうしたわけか。
(つづく)

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2008年6月25日

永田町で進行する「静かな革命」とは・・・

sizukana.gif

「静かな革命」。この言葉は永田町で最近ささやかれている福田内閣評だ。

福田内閣発足から約9ヵ月、道路特定財源の一般財源化や公務員制度改革など、内容の是非は別として、いずれも小泉政権と安倍政権がなしえなかった改革を次々に成功させている。福田流「静かな革命」とはいったい何なのか。二木啓孝さんに解説してもらった。

◎「福田を大事にせよ」民主党の策謀-1(赤坂太郎、文藝春秋)
◎首相の口癖は「静かなる革命」(産経新聞)


「静かな革命」というのは中川秀直元幹事長が最近よく言っていて、道路特定財源の一般化や公務員制度改革など、小泉・安倍政権がなしえなかった改革を次々に福田内閣で実現したことからきています。

とは言うものの、実際には外から見れば両法案とも「最終的に追い詰められて決めた」という感じで、とても戦略的には見えませんよね。「これをやらないと支持率が下がる」とか「野党に妥協してやる」といった形で成立したものがほとんどです。

「静かなる」と付けているのはもちろん小泉元首相との比較で、「騒がしい革命」の小泉さんに対し、どうしても「静か」と言わざるをえない。つまり「この訴えを理解してほしい!」と訴えないのが福田さんの戦略であり、それが彼の限界なのです。

福田さんは、来年9月まで選挙しないと決めて、当面は党内をまとめるのに一生懸命。「国民の前でわざわざバタバタすることはない」と考えているのでしょう。これが「静かな革命」の真相部分です。

2008年6月20日

対北朝鮮テロ指定解除! 田原総一朗がその内幕を明かす

kitatyosen.png

アメリカのライス国務長官は18日、ワシントン市内のシンクタンクで講演し、近く北朝鮮が核計画を中国に申告する見通しを示した。また、申告が行われた場合、北朝鮮をテロ支援国家指定から解除することをアメリカ議会に通知する方針を明言した。指定解除は議会通告から45日後に発効する。だが、「協力が不十分なら、それに合わせた行動もとる」とも語っており、北朝鮮の行動次第では解除の中止もありうる。一方、中央日報によると、北朝鮮は寧辺(ニョンビョン)核施設にある冷却塔を爆破し、その模様を核廃棄の象徴的なイベントとしてCNNなどの外国メディアに中継させる計画があると報道している。

◎日本の時間的猶予は45日間(辺真一のコリア・レポート) ※要ログイン
◎北、来週にも核申告書提出か(中央日報)
◎『北、近く核計画申告』 ライス米長官 テロ指定 解除を議会通告へ(東京新聞)

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●田原総一朗が内幕を明かす!
「テロ指定解除は織り込み済み」

今回、アメリカが対北朝鮮のテロ支援国家指定を解除する方針については、日本政府にはとっくに織り込み済みのこと。一部報道にあったように、「青天の霹靂」でも「日本がハシゴを外された」わけでもなく、むしろ既定路線だった。というのは、先週行われた日朝交渉は、アメリカからの指示、しかもかなり強い指示によるものだったからだ。

実は、日朝間では昨年から非公式の交渉が重ねられていた。その過程で、日本の外務省担当官は北朝鮮から「拉致被害者はまだ何人か生きている。再度調査もできる」と聞かされていた。その再調査の条件が、日本の経済制裁の解除だった可能性は多いにある。

また、日朝交渉が非公式から公式交渉になったのも、アメリカから「日本はいつまでグズグズしているんだ。テロ支援国家指定解除ができないじゃないか」と強くプッシュされ、福田総理が決断した、というわけだ。

さらに言うと、再調査は北朝鮮当局だけではなく、日本も、もしかすると国連とも連携して行われる可能性もある。北朝鮮は再調査について、「何人生きているか」ではなく「(調査は)互いに納得がいくまでやる」と言っているからだ。

2008年6月19日

宮崎勤死刑執行の思惑(大谷昭宏)

88年から89年にかけて、東京と埼玉で起きた連続幼女殺害事件の宮崎勤死刑囚の刑が、17日、東京拘置所で執行された。鳩山邦夫法務大臣による刑執行は、就任以来4回目で計13人。今回の刑執行の思惑とは──

◎宮崎勤による幼女連続誘拐殺人事件とは…(日刊スポーツ)
◎量刑制度を考える超党派の会(加藤紘一HP)

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●大谷昭宏氏の視点
今回の死刑執行には秋葉原無差別殺傷事件の影響があることは間違いない。
法務大臣が死刑執行命令書に署名してから刑が執行されるまでには約一週間が必要で、逆算すると、署名したのは秋葉原の事件のすぐ後。また、たんに死刑を執行しても「3人の死刑が執行された」と報道されるだけなので、世間の耳目を集めるために、“宮崎勤”という社会的関心の高い死刑囚を選んだのだろう。

もう一つの理由は、国会内で終身刑制度の導入を主張する「量刑制度を考える超党派の会」の動きが活発化していることがある。来年5月には裁判員制度が開始されるが、そうなると一般市民が死刑判決を言い渡すこともある。そのときの心理的負担に配慮し、「終身刑が必要」と考える論者も多い。そういった動きに対し、法務省は明確に「死刑制度を維持する」という意思表示をしたのではないか。

2008年6月16日

前原誠司議員「退場勧告」メールの全文を公開!

民主党の前原誠司副代表が「中央公論」7月号で党のマニフェスト(政権公約)を批判したことに対し、同党の筒井信隆議員(ネクスト農水担当)、篠原孝議員、山田正彦議員が民主党所属の全国会議員に向けて退場勧告を含む糾弾メールを送付したことが話題となっています。

鳩山由紀夫幹事長は13日の記者会見で「逆ギレのような形で副代表に対する乱暴な物言いはいかがか」と3人の議員に対し厳重注意。とはいうものの、前原氏を中心とする「反小沢」の動きは日々活発化するばかり。政界再編前夜の政界ですが、前原氏はこれからどのように動くのでしょうか!?

前原氏に退場を勧告したウワサの糾弾メールを全文公開します!

◎自民寄り、小沢批判の前原副代表 「離党しろ」と民主議員がメール
◎民主・前原氏の小沢代表批判 「次の」農水相、メールで糾弾
◎前原氏への“退場”勧告メール、民主3議員が真意説明
◎「鉄道マニア」前原議員のSL写真コレクション(本人撮影)

【補足】
なお、本メールは《ざ・こもんず》にいつも協力してくださっている某新聞の政治記者さんや某政党の議員さんから入手したものではありませんm(__)m

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民主党国会議員各位

前原誠司民主党副代表の妄言を糾弾し、その「退場」を勧告する

2008.6.12
ネクスト農水担当 筒井信隆
前ネクスト農水担当 篠原 孝
元ネクスト農水担当 山田正彦

               
1,はじめに
一昨日発売の「中央公論7月号」誌上において、前原誠司副代表は、昨年夏の参議院選挙における民主党マニフェストについて、「仮にこのまま民主党が政権を取っても、まともな政権運営はできない」などの批判を自民党と一緒になって展開している。また、報道によれば、去る7日の京都市内での会合(ホテルで開催した前原パーティー)で、農業者戸別所得補償制度に対して自民党が行ったバラマキ批判に「私もそういう気持ちを強く持っている」との発言をしている。前代表で現副代表でありながら「民主党ではまともな政権運営はできない」とか「民主党の農業政策はバラマキだ」等々と言える精神は理解しがたい。
こうした言動は、民主党農林水産部門が中心となって議論に議論を重ねて構築してきた農業者戸別所得補償制度の経緯のみならず農林漁業・農山漁村の努力と苦労についての無知・無理解に基づくものであり、次期総選挙のことを考えても看過し得ないので、あえて、その問題点を指摘する。

2,所得補償(直接支払)制度は前原代表(当時)自身が了承決定したものだ!
 まず、1兆円所得補償制度は鳩山代表及び菅代表当時から民主党の政策であった。特に岡田代表当時の2004年5月26日に発表した「民主党農林漁業再生プラン」で1兆円の直接支払いの導入により農政の転換を図ることを明記している。
その後、前原代表当時の、2006年3月、この農林漁業再生プランを法案化した「食料の国内生産及び安全性の確保等のための農政等の改革に関する基本法案」(農林漁業再生法案)を提出した。同法案の中で、原則として全ての販売農家に対する総額1兆円規模の直接支払いの導入が盛り込まれているが、これは、農業者戸別所得補償制度と同内容の政策である。
民主党法案の提出に当たっては、次の内閣での了承等の党内手続きをきちんと踏んでいる。同法案提出当時、党代表の役職にあったのは、誰あろう前原副代表その人である。内容を知らなかったでは済まされない。仮に、昨年夏の民主党マニフェストを批判するのであれば、まず、自らが党代表として下したこの判断について自己批判をし、政治家としての不明を恥じるべきである。そもそも偽メール事件において危機管理能力、問題対応能力のなさをさらけ出して民主党に多大の損失を蒙らせて辞任したことを思えば、謹慎蟄居こそ必要なのであって、マスコミにこのような言動を公表する資格もないことを自覚しなければならない。

3,バラマキ批判の不当性-合理的根拠も政策効果もある所得補償制度
 そもそもバラマキとは、今までの自民党政権が行ってきた農業政策や公共事業に象徴されるような合理的根拠もなく、政策効果も期待できない税金の使い方のことを言う。
民主党が提案した農業者戸別所得補償制度は、農家が無償で果たしている空気・水・土の維持浄化等多面的機能(経済的価値は日本学術会議試算によれば年8兆円)に対する対価(の一部)として支払うもので、合理的根拠を有している。しかも付加価値向上努力やコスト削減努力等々に加算する仕組みとなっており政策効果が期待できるものである。つまり農業者戸別所得補償金を交付し、農業・農村の底上げを図ることによって、食料の国内生産の確保と農業者の経営の安定を図り、食料自給率の向上と地域社会の維持・活性化等を期すものである。合理的根拠を有し、十分な政策効果が期待されるにも関わらず、大規模農業に限定されないため交付金の対象者が多いというだけの理由で、バラマキと批判するのは、言いがかりである。直接支払制度の先進地である欧米においても同様の制度を導入しており、農業者の経営規模に関わりなく、交付金を支給する仕組みとなっていることを知るべきである。

4,農地制度改革に対する無知・無理解
 ①「転用規制は強化」が民主党の一貫した政策-前原副代表は、農地制度についても、同誌上において「いっそうの規制緩和が必要」とし、「ジリ貧と言われる農業だって、転用を規制した農地法の縛りがなくなれば、大いに展望が広がるのではないでしょうか」などと支離滅裂なたわごとを言っている。
農地制度の改革をめぐって、民主党では、国際的な食糧需給がひっ迫する中、食料自給率が39%まで落ち込んでしまった我が国の食料安全保障の見地から、農地を農地として利用する仕組みの在り方はいかにあるべきか、必要な農地を守るための転用規制の厳格化と参入規制の緩和をいかに進めていくかという観点で農地制度の改革を進めようとしている。
農地制度改革の急先鋒である財界にあっても、参入規制の緩和と、転用規制の厳格化をセットで求めている。前原副代表の発言は、転用規制の撤廃さえも求めるもので、こうした流れにも逆行するものである。
農地転用規制を撤廃すれば、農業に展望が開けるどころか、農地総量の下支えがなくなることを意味し、それでなくても進んでいる農地面積の減少に拍車がかかり、国民に対して食料を安定供給する基盤が脆弱となり、食料自給率は一層低下することは火を見るよりも明らかである。こうした考え方は、亡国の政策である。我が国の国民一人当たり農地は4アール弱で、フランスの10分の1以下、ドイツの5分の1以下である現状を考慮すればなおさらそういえる。
②参入規制は緩和されている-前原副代表は本年1月25日の予算委員会質疑においても「上場企業はまだ農業に参入できない」と事実に反する発言をしている。農業特区制度が全国展開されて上場企業を含めた株式会社がたくさん農業参入している事実についての無知・無理解をさらけ出したのである。なお上場企業を含めた建設土木関連会社や食品関連会社が多く農業参入しているが必ずしも成功しておらず、撤退企業も相次いでいる。前原副代表は上場企業等株式会社が参入して「農業の産業化」等々を実現すれば農業は立ち直るかの如き発言をしているが決してそうではないことも知るべきである。

5,食と農への無知・無理解
また、報道によれば、前原副代表は、事務所に出勤すると毎日菓子パンと惣菜パンをそれぞれ一個ずつ食べるのが日課であるが、あるとき、新人女性秘書が間違って菓子パン2個を用意したところ、激怒して「菓子パンなんか2個も喰えるか!」と大声で怒鳴り、菓子パンをごみ箱に投げ捨てたそうである。(週刊文春 2007年10月18日号)
これが事実であるならば、極めて由々しきことである。生命の維持に欠くことのできない食料を粗末にするような人間に食料・農業について論ずる資格はなく、議員としての資質ばかりか、その人間性に重大な問題があると言わざるを得ない。

6,前原副代表への勧告
 前原副代表の言動は、民主党の政策構築の経緯を踏まえず、自らの政策決定への関与を故意に失念し、自民党の主張に擦り寄るばかりか、食と農に対する理解の無さを天下にさらけ出したものである。これは、今まで、民主党農政の構築に知恵を絞り、汗を流してきた多くの同僚議員や民主党農政に対してご支持をいただいた国民各位に対する重大な背信行為である。
以上を踏まえ、
前原副代表におかれては、ご自身の立場、政治家として信義の在り方に思いを致し、自らの出処進退を明らかにされんことを勧告するものである。

2008年6月13日

日本水泳連盟 水着契約問題の“怪”

今月10日(火)、日本水泳連盟は常務理事会を開き、北京五輪に限り日本代表選手が着用する水着メーカーを自由化すると発表した。

発表を鵜呑みにすれば、北島康介(25・日本コカコーラ)選手ら日本代表選手がスピード社の水着「レーザレーサー」を着用できるのは北京五輪に限定されることとなる。技術的に優れた用具を選手が自由に選択できない理由とは何か。他の競技ではどのような契約がなされているのだろうか──

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●玉木正之(スポーツジャーナリスト)
「最も重要なことは今回の騒動の責任がどこにあるかということ」

●日本陸上競技連盟(運営企画部)
「スパイクは各個人が契約しているメーカを使用」

●日本卓球協会(広報部)
「なぜ技術に関わる用具を団体が企業と契約して選手が選べない状況にするのか疑問」

●日本バドミントン協会
「ラケットとシューズに関しては協会はノータッチ」

●日本サッカー協会
「スパイクは選手の個人契約ですので協会は関係がありません」

●日本水泳連盟
「サプライヤー契約を解除するという話はまったくしていません」

◎スピード者の水着でタイムは縮まるのか?水着体験記
スピード社製水着 LZR RACERで溺れる(オフィス・マツナガ)

http://officematsunaga.livedoor.biz/archives/50658868.html

ところで、なんで李明博大統領は人気ガタ落ちなの?

08年2月に80%近い支持率で政権を発足させた韓国・李明博大統領が窮地に立たされています。

発足から3ヶ月で支持率は20%を割り込み、はやくも盧武鉉前大統領の政権末期の支持率を下回りました。日本に来たときはあれほど人気があったのに、この急展開を不思議に感じている日本人も多いのではないでしょうか?
そこで、《ざ・こもんず》編集員がコリア・ウォッチャーに直撃!李明博大統領の人気急落の裏側を聞きます!
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辺真一(コリア・レポート編集長)
「内外政策で四面楚歌。韓国人の性急な性格が支持率急落に」
http://www.the-journal.jp/contents/insidewatch/2008/06/post_41.html

辛淑玉(香科舎代表)
「韓国人は植民地行政官は大統領として認めない」
http://www.the-journal.jp/contents/insidewatch/2008/06/post_40.html
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●6月4日 輸入牛肉反対のデモ行進(YouTube)
http://jp.youtube.com/watch?v=WlOqfSZUu2Y

●韓国内閣が総辞職、米牛肉輸入問題で国民の批判高まる
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-32180820080610

●韓国「100万人大行進」“対話しない大統領に不満”(赤旗)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-06-11/2008061107_01_0.html

●日、米、中国のメディアが見た“ろうそく集会”(中央日報)
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=101205&servcode=A00§code=A00

2008年6月11日

日本の安全神話崩壊か!? 秋葉原無差別殺傷事件、25歳の青年はなぜ人を殺めたのか

昼の凶行が日本中を震え上がらせた。8日、東京・秋葉原の歩行者天国にトラックが突入、車から降りてきた男がサバイバルナイフで通行人や警察官を次々に殺傷、7人が死亡、10人が負傷した。また、逮捕された加藤智大容疑者は携帯電話専用サイトの掲示板に犯行予告を投稿しており、計画性の高さにも衝撃が走った。

25歳の青年が無差別殺人に行き着いた理由とは。また、同様の犯罪を防ぐ手段は存在するのか──


●二木啓孝(ジャーナリスト)
「納得できる理由がみつからない」

●小宮信夫(立正大教授・犯罪社会学)
「今回のような事件を防ぐための特効薬はありません」

●玉井仁(臨床心理士)
「人生のなかで他人を殺したいと思う事だってある。それを言葉にすればいい」

●井上トシユキ(ITジャーナリスト)
「ネット側ではなく現実社会で努力を」

●亡くなった武藤舞さん(21歳・東京藝術大学4年生)の指導教員だった亀川徹准教授
「『なんで』とか『信じられない』と言うしかありません」

●亡くなった川口隆裕さん(19歳・大学生)、藤野和倫さん(19・大学生)の友人
「神様…僕らが何をしたの?運命だから?そんなの残酷すぎる…」

●秋葉原殺傷事件
掲示板への犯行予告&ニュースのまとめ


●二木啓孝(ジャーナリスト)
「納得できる理由がみつからない」

犯人は静岡県で派遣会社に勤め不安定な生活を強いられていたということですが、それが秋葉原までトラックで走って通り魔殺人にまでつながるとは理解が難しい。
過去にあった類似の事件として、ピストルで4人を連続射殺した永山則夫事件(1968年)がありました。永山則夫は高度成長期に田舎から集団就職し、「金の卵」と呼ばれて社会からもてはやされたのに、実際には仕事がないことが原因の一つでした。
この事件がおこったとき「高度経済成長は人をモノとして扱う、どこが金の卵なのか」と多くの日本人がショックを受け、立ち止まって事件の背景について考えました。「犯罪は社会の矛盾」という言葉も、ある程度の説得力を持っていました。


●小宮信夫・立正大教授(犯罪社会学)
「今回のような事件を防ぐための特効薬はありません」

加藤容疑者が犯罪を犯す前の状況を考えてみると、やはり疎外感や孤立感が犯行の大きな原因になったと考えられます。彼が犯行前に書き込んだ掲示板には『一人の虚しさは異常』、『友達は、できないよね』など現実社会で孤立していた様子が見て取れます。そういった孤独さからくる怒りを殺人という行為で社会への復讐と位置づけたのではないでしょうか。
インターネットや携帯電話の掲示板利用者は大きく2つのタイプに分けられます。ひとつは現実社会で話し相手がおらず自分の気持ちを表現する場として利用するタイプ。もうひとつは現実社会に友人がいて、友人と話すのと同じ感覚で書き込むタイプです。加藤容疑者は典型的な前者のタイプです。
例えば、自分の書き込んだメッセージに対して、「お前はバカだ」と書き込まれたとします、書き込んだ本人は深く考えずに書いたとしても、そういった心無い一言が想像以上に彼のような人間を傷つけていることもあります。まさに顔の見えないコミュニケーションの怖さです。
今回の事件を海外では日本の安全神話崩壊というテーマで報じているようですが、加藤容疑者のような若者が日本に数多く存在していることは間違いないでしょう。世界に冠たる集団主義を誇った日本も個人主義化が進み、安全な国と言えなくなる日もそう遠くないのかもしれません。
今回のような事件を防ぐための特効薬はありません。欧米ではメンタリングという制度を企業や学校が活発に取り入れています。新入社員などにマンツーマンで指導する先輩社員をあてがうことで人間関係や人材育成の向上を目指す手法です。同じ団体に所属する人間が彼のような人間を目の前に無理やりにでも友人関係を作るといった意識を持たなければ、今後もこういった事件は増加していくでしょう。


●玉井仁・臨床心理士
「人生のなかで他人を殺したいと思う事だってある。それを言葉にすればいい」

ここ数年、私のところにも孤独や疎外感をかかえた相談者が多く訪問してくるようになりました。そういった方々には何よりも安心できる環境を提供することが大切です。子供の頃は親がそういった環境を整えますが、大人になるにつれ自分の居場所は自分自身で作り上げなければならない。私のようなカウンセラーに相談することも選択肢の一つですが、職場や学校での人間関係のなかで意識的に自分が安心できる場所を作ることが重要です。
加藤容疑者がそうだったこどうかは断定できませんが、社会のなかで孤独を感じている方には、自分の居場所を他人から与えてもらうものだと考えている方が多い。孤立して寂しいという思いを他人のせいにして、それが怒りとなり事件を起こし、自分を社会にアピールする。いわば究極の甘えともいえます。
私の相談者の中には、今回の事件を受けて「私もやりかねない」とおっしゃる方がいました。私はそれでいいと考えています。人生のなかで他人を殺したいと思う事だってある。それを言葉にすればいい。そこから、一線を越えないための可能性や自分の行動は自分自身の責任だということを話し合っていくんです。
地道な作業で簡単にできることではないですが、ネットや掲示板ではなく人と人が対面で語り合うことが、こういった事件を起こさせないために最も重要なことだと考えます。


●井上トシユキ・ITジャーナリスト
「ネット側ではなく現実社会で努力を」

【ネット予告は110番を 警察庁、業界団体に要請】(産経新聞)

まず、誰が通報するんだという問題があります。おそらくユーザーからの通報やプロバイダーのパトロールを当てにしているのでしょうが、書き込まれたとしてもそれが本当かどうかを判断することは不可能でしょう。
愉快犯からのいたずらを含めて通報するとなると、通報先の警察がその真偽を選別できるのかどうかが不安です。犯罪予告は予告にしか過ぎないので、実際に行われるかどうかは犯罪が起きてからじゃないと分からないのですから。
いまネット掲示板の『2ちゃんねる』には、そういった犯行予告が書かれたらユーザーが報告するカテゴリーが作られています。そこを見ていると一日に3,40件の報告があったりするんですが、それを改めてチェックしてみると、どこの誰が書き込んだのかを突き止めるのには相当な手間がかかります。
いまや『2ちゃねる』は1000万人ほどのユーザーが利用し有名になっていますが、今回のような携帯電話の掲示板には2ちゃんねるのような有名なサイトが存在しません。例えば、加藤容疑者が書き込んでいた掲示板は一日に数人しか見ていない小さな掲示板でした。そうなると外部から発見することが難しいうえに、発見しても略語を使用していたり匿名であったりすれば、いたちごっこになることは目に見えています。
犯罪は起こそうとする人間を減少させるためには、ネット側ではなく現実社会の人間関係のなかで努力するほうが現実的だと考えます。


●亡くなった武藤舞さん(21歳・東京藝術大学4年生)の指導教員だった亀川徹准教授
「『なんで』とか『信じられない』と言うしかありません」

武藤さんは頭の回転が早く、はきはきとした明るい学生だった。何かを失敗したという話を聞いたことがなく非常にしっかりとした学生でした。
音楽環境科では、録音技術など演奏家をバックアップするようなことを学んでいました。本人も学んだことを生かしつつ、コンサートや企画などのマネジメントを行い、地方の活性化を目指していたようです。
3年生の頃から秋葉原にある電器屋さんでアルバイトをしていたようです。就職について9日(月)の夕方に相談を受けることになっていました。
犯人に対しては一言、『なんで』とか『信じられない』と言うしかありません。


●亡くなった川口隆裕さん(19歳・大学生)、藤野和倫さん(19・大学生)の友人
「神様…僕らが何をしたの?運命だから?そんなの残酷すぎる…」

「今日は空の境界を観たあと秋葉原にいった。

・・・最悪だった。

今日は人生で、生涯で一番最悪な日だろう。

僕は大切な人を二人失いました。

大学の友達・・・

こんなにもあっさりと・・・

今日は行くあてもなく適当に歩いていた。

緑信号の横断歩道。

いつも通りのグダグダな雑談。

どこにでもある平和で普通な話。

思い出すと涙が止まらない。

・・・トラックが自分らに猛スピードで突っ込んできた。

・・・ほんの一瞬だった。

隣にいた友達と俺はぎりぎりでよけて腰の打撲だけで済んだ。

本当に死線だった。

すぐ振り返った。

後ろにいた友達二人が・・・いない。

ゾッとした。

震えがとまらなかった。

その直後発せられた「逃げろ!」

ナイフを持った男?通り魔?

意味がわからなかった。

直後ひかれた友達にすぐさま駆け寄った。

・・・立ち尽くした。

素人でも分かる、重体。

自分はなにもできなくて

ただ大声で、何度も何度もそいつの名前を呼んだ。

やがて応急処置の知識のある人達があつまりだした。

・・・すごいなと思った、半面、情けない。

そんな中

回りを見回すと

カメラ、携帯、カメラ、携帯・・・

なんなんだよお前ら、馬鹿ばっか・・・

カメラぶっ壊してやろうかと、携帯逆折りしてやろうかと

そう思った。

「不謹慎です、やめてください!」

とりあえずやめさせようとした

無視された。

嫌な顔もされた。

・・・なんで?

悔しくて涙が止まらなかった。

その後救急隊が到着した。

・・・と、すぐに口から出た言葉。

「この子は"黒"だから搬送は後だな」

二人の身体に告げられた。

黒・・・馬鹿でもわかる、イメージできる。

白より、嫌な色。

重体なら先に助けてよ。

こんなに血が、意識もなくて・・・

可能性があるほうから・・・

わかってる。

そのほうが賢明だってことくらい

・・・ただ悔しかった。

俺と軽症の一人が

一人づつ付き添いで

病院にいくことになった。

なのに

事情調査、事情調査、事情調査

名前は?住所は?生年月日は?電話番号は?状況は?

同じ質問を何度も何度も何度もされた。

その間友達は運ばれてしまった。

「彼の友達なんです、連れていってくださいっ!!」

「混雑してるから無理だね」

何度も懇願した

あげく

「手術室には入れないし、行っても・・・意味ないよ?」

意味・・・いらない

最期かもしれないんだ、孤独なんてかわいそうすぎる。

結局、なにもできず、別の病院に搬送された。

俺はただの打撲、レントゲンとって湿布はって終わり。

待合室で電話がきた。

双子から。

友達が一人亡くなった・・・。

ボロ泣きだった。

その後病院を出た後。

事故にあった友達の携帯を

自分が預かっていた。

その携帯が鳴った。

・・・友達の親だった。

「■■君?あのね、○○・・・死んじゃった・・・。」

号泣でいわれた。

涙が止まらない。

ぷよぷよで俺涙目にするんじゃなかったのか?

ギルティー今日どっちが強いか決めるんじゃなかったのか?

くだらないけど、叶わない夢。

今後永遠に。

神様・・・僕らが何をしたの?

運命だから?

そんなの残酷すぎる・・・

明日・・・当たり前の日常が消えている

怖い・・・

犯人・・・ネット上で予告してたらしい

人を殺すために来た?

アホか

死ねよ・・・カス・・・

(亡くなった川口隆裕さん(19歳・大学生)、藤野和倫さん(19・大学生)の友人のブログより引用)


秋葉原殺傷事件 掲示板への犯行予告&ニュースのまとめ

●掲示板の書き込み6月3日
http://www11.atwiki.jp/akb_080608/pages/29.html

●掲示板の書き込み6月4日
http://www11.atwiki.jp/akb_080608/pages/25.html

●掲示板の書き込み6月5日
http://www11.atwiki.jp/akb_080608/pages/26.html

●掲示板の書き込み6月6日
http://www11.atwiki.jp/akb_080608/pages/27.html

●掲示板の書き込み6月7日
http://www11.atwiki.jp/akb_080608/pages/28.html

●犯人の犯行予告か? 2ちゃんねるへの書き込み
【ニュース】秋葉原で忍者姿の痴漢が刀振り回し大惨事!
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/ghard/1211823579/

●朝日新聞
http://www2.asahi.com/special2/080609/

●毎日新聞
http://mainichi.jp/select/jiken/akihabara/

●読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080608-2810266/index.htm

●しんぶん赤旗「加藤容疑者の動き」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-06-10/2008061015_01_0.html

●「酒鬼薔薇と同じ年、怖い」母は加藤容疑者におびえていた…秋葉原通り魔事件(スポーツ報知)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080610-00000092-sph-soci

居酒屋タクシー問題の発覚は官僚の計算通り!

二木啓孝が真相を語る!
「居酒屋タクシー問題は秋の増税論議の前の大掃除なんです」

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居酒屋タクシーの問題には2つのポイントがあります。

1.なぜ、官僚が素直に調査協力したのか
官僚が珍しく素直に調査協力した理由は、秋の臨時国会が混乱することを未然に防ぐためです。
秋の臨時国会で自民党は税制抜本改革をやります。つまり、消費税アップという増税論議を本格化させます。ですが、秋の臨時国会で増税を主張するとき「居酒屋タクシー」の問題が出てくると困る。国民から「増税の前に無駄・不正があるだろう! たとえば…」とこの問題が出ようものなら、増税論議はあっというまに吹っ飛んでしまう。だからこの時期に「全部出せ!」という話になった。
言うなれば、秋の増税論議の前に大掃除をしただけで、官僚たちが素直になったわけでもなんでもありません。

2.官僚と記者クラブの癒着構造
もう一つは「記者クラブの記者はいったい何をやっていたのか」ということ。おそらく、クラブ詰めの記者は居酒屋タクシーを知っていたはずです。
今回はタクシー会社との癒着が問題になりましたが、1998年にノーパンしゃぶしゃぶ接待が問題になったころ、官僚が予算編成などで夜中までの作業になると、各省庁と関係のある業者がベラボーに高い弁当を余るほど台車で運び込んいました。すると、「余った弁当は記者クラブで食べて下さい」となる。ところが、断ればいいのに記者たちはそれを食べちゃってるんです。これでは業者と官僚の癒着を問題にすることはできません。
年金問題も同じ。あれほどの問題がありながら、フリージャーナリストの岩瀬達哉さんが一人でコツコツやってはじめて問題になった。クラブ記者は官僚にあれほど密着して取材しているにもかかわらず、どうしてわからなかったのか。もしわかってなかったとしたら、記者が劣化している証拠です。

●マスコミも官僚支配を支えている
中川秀直議員が「官僚国家の崩壊」という著書で、たんなる官僚批判ではなく“ステルス複合体”という言い方をしています。
これについて中川さんに直接聞いたら、「ステルス複合体とは官僚に利害のある経済界、学者の世界、マスコミ、これが一緒になってステルスで見えないようにしている。官僚制を支えているのは、この複合体なんです」という話をしていました。居酒屋タクシーも、その構図の一つなのでしょう。
「居酒屋タクシーはケシカラン!」と言うだけではなく、「なぜ、この問題が今になって出てきたのか」ということもあわせて考える必要があります。

2008年6月 9日

青森の会議は原油価格の抑制にまったく意味のない会議だったね!

「第3次石油危機」─その言葉が現実味を帯びてきた。
原油価格が1バレル140ドル近くまで上昇し、食糧価格も同時に高騰。物価高による生活苦により、ハイチカメルーンなどの発展途上国では暴動が発生している。

一方、先進国のイギリス・フランスでは、トラックが幹線道路を低速でふさぐ抗議行動が発生。世界同時インフレは着々と進行している。
現在の異常事態を受け、日米中印韓の5カ国は7日、青森市でエネルギー相会合を開催。7月に開かれる洞爺湖サミットの前哨戦となった今回の青森会議に、高野孟がズバリ斬り込む!
◎日米中印韓 原油異常高騰に懸念 エネ相共同声明 投機規制は盛らず
◎WFP事務局長、食料輸出の規制解除求める
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高野孟がモノ申す!
「まったく意味のない会議!投機で原油相場をもてあそぶことを規制せよ!」

face01.JPG原油高騰の最も大きな原因は世界中から投資資金の流入が止まらないことです。

ところが、今回の共同声明では「深刻な懸念を共有」「現在の石油価格は異常」などと言うばかりで、具体的な投資資金の抑制に何の方策も打ち出せなかった。これでは原油価格の抑制にはまったくの無力。せっかく日米中印韓の大臣が集まって話し合いをしたのに、何の意味のない会議でした。当面は原油価格の上昇がこのまま続くとみた方がよいでしょう。

現在の原油価格のうちの何割が投資資金なのかという試算にはいろいろと議論がありますが、経済産業省の07年度エネルギー白書では、07年後半のWTI平均価格1バレル=90ドルのうち、33~43%に値する30~40ドルが投資資金であると分析しています。140ドル目前になった現在では、50%以上が投資資金の影響を受けているでしょう。

先物市場で損したり儲けたりするのは当人の勝手ですが、原油や食料といった世界中の人々、特に貧しい人々の生活に多大な影響を与えるものを投機の対象にして相場をもてあそぶことは明らかに間違っています。一刻も早く投資資金への規制をかけるべきです。

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●G8と中印韓声明(要旨)
一、最近の原油価格高騰に深刻な懸念を共有。現在の価格水準は異常。
一、石油市場の価格形成要因をさらに分析していくことを支持。主要国財務相会合で議論されることを歓迎。
一、省エネルギー促進は必要不可欠。自主的な国別の数値目標と行動計画を策定。国際省エネ協力パートナーシップ(IPEEC)設立に合意。
一、セクター別アプローチはエネルギー効率改善の有益な方法。
一、再生可能エネルギーの研究などを促進。
一、多くの国が原子力に関心を表明していることに留意。核不拡散、原子力安全を確保。
一、革新的エネルギー技術の研究開発を促進。
一、G8と中印韓のエネルギー相が初めて協議したことを歓迎。
(47NEWSより抜粋)
http://www.47news.jp/CN/200806/CN2008060801000466.html

2008年6月 8日

サッカー日本代表の岡田武史監督が「W杯後にサッカー界から引退」ってホント!?(1)

昨日7日(土)に行われたサッカーワールドカップアジア3次予選第2組の日本-オマーン戦は1-1の引き分けに終わった。

40度近い猛暑のなか90分の消耗戦を戦い抜いた日本代表だが、試合前日6日(金)のスポーツ報知によれば「W杯後に岡田武史監督がサッカー界から引退する」という。その真相とは?
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玉木正之のチョット待った!
「引退はアマチュアの発想。そんな人じゃない」

tamaki_img.gifくだらないことを書くよね。
たしかに岡田監督は環境問題に関心が高く『地球環境イニシアティブ(GEIN)』という団体を設立するなどサッカー以外の活動にも積極的な方です。

しかし、それはサッカー界から引退しなくてもできますよね。代表監督に就任したとき、監督は「数奇な運命ですよ。人生は面白い」と就任を喜んでいた。確かに日本代表監督は彼にとって最大の挑戦ですから、背水の陣で挑んでいることは間違いない。しかし、それってプロにとって当たり前のことなんですよ。

岡田監督は、とにかく目の前のことに全力で集中するタイプで、たとえば家の網戸を洗うのにも必死になる。これまで私は監督といろいろな話をしてきましたが、彼が今の段階でW杯後にサッカー界から引退するという発想を持つ人物だとは思えません。今だって日本代表監督を網戸より大きな仕事が来たという具合にとらえていますよ。

今回の引退報道は、厳しい仕事を目の前に自分を追い込むことを美談とする安易なアマチュア的発想からきているのではないでしょうか。少なくとも私の知る岡田監督は現段階で引退を考えるような人ではないですね。

北健一郎:サッカー日本代表の岡田武史監督が「W杯後にサッカー界から引退」ってホント!?(2)

昨日7日(土)に行われたサッカーワールドカップアジア3次予選第2組の日本-オマーン戦は1-1の引き分けに終わった。40度近い猛暑のなか90分の消耗戦を戦い抜いた日本代表だが、試合前日6日(金)のスポーツ報知によれば「W杯後に岡田武史監督がサッカー界から引退する」という。その真相とは?
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北健一郎(サッカー雑誌記者)
「少なくともJリーグで監督をすることはない」

06年に横浜F・マリノス監督を辞任後、岡田監督にはJリーグの数チームからオファーがきていました。ところが監督は頑として受けなかった。その理由は誰にも分かりませんが、サッカー監督という仕事にそれほど執着心を持っていないことは確かでしょう。

引退という言葉を岡田監督自らが発信しているかどうかは定かではありませんが、少なくともW杯後にJリーグの監督に就任する可能性は低い。となれば、W杯後は環境問題に関する活動や解説者としての道を選ぶのではないでしょうか。

【告知】日々のニュースを一刀両断!──The Commons 新企画!!

《ざ・こもんず》では、これまでのコラム中心のニュースサイトからリニューアル。

コラムのほかに、気になるあんなニュースやこんなニュースを《ざ・こもんず》ブロガーや専門家たちが本音コメントで一刀両断します!

日々のニュースにちょっとしたインテリジェンスが加わった知的空間としてお楽しみください。

しばらくはβ板として本欄で記事を提供していきますので、みなさんのご意見ご要望をぜひお寄せ下さいm(__)m

2008年6月 7日

【水連水着問題】日本水泳連盟

日本水泳連盟
「サプライヤー契約を解除するという話はまったくしていません」

3社とのサプライヤー契約は05年から2017年までとなっています。今後も契約を続けていくかどうかについては仮定の話ですのでお答えできません。選手が着用する水着に関してのサプライヤー契約を解除するという話はまったくしていません。現状、選手がどこの企業さんと個人契約を結ぼうが自由です。それを妨げている事実はありません。ただし、オフィシャルサプライヤー契約というのは日本代表選手へのサプライ(供給)ですから、日本代表になった時点で、その契約を遵守してもらいますという義務を選手を負っています。ただし、今回の北京五輪に関しては、3社だけではなく自由に水着が選べますということです。北京五輪以外の国際大会についてはお答えできる状況にありません。

【水連水着問題】日本サッカー協会

日本サッカー協会
「スパイクは選手の個人契約ですので協会は関係がありません」

オリンピックやW杯に出場する選手はアディダスさんのユニフォームを着用します。スパイクは選手の個人契約ですので協会は関係がありません。

・サッカー選手が使用するスパイクメーカー例
高原直泰選手(浦和レッドダイヤモンズ)→プーマ
中村俊輔選手(スコティッシュ・プレミアリーグ、セルティックFC)→アディダス
田中マルクス闘莉王選手(浦和レッドダイヤモンズ)→ナイキ

【水連水着問題】日本バドミントン協会

日本バドミントン協会
「ラケットとシューズに関しては協会はノータッチ」

ラケットとシューズに関しては選手が個人で自由に選べるようになっていますので協会としてはノータッチです。ナショナルチームの場合、ウエアは協会のスポンサーであるヨネックスさんのを着用しています。

・バドミントン選手が使用するラケットメーカー例
小椋久美子選手、潮田玲子選手(共に三洋電機)→ヨネックス

【水連水着問題】日本卓球協会(広報部)

日本卓球協会(広報部)
「なぜ技術に関わる用具を団体が企業と契約して選手が選べない状況にするのか疑問」

協会のオフィシャルサプライヤーはミズノさんでユニフォームやジャージのみです。ラケットやラバーといった技術に関係するものに関してはオフィシャルサプライヤー契約はなくて完全に個人の選択になります。今回の問題に関して、なぜ技術に関わる用具を団体(日本水泳連盟)が企業と契約して選手が選べない状況にするのか疑問ですね。例えばファッショナブルなユニフォームを着用することで有名な四元奈生美選手(東京アート)の場合、ナショナルチームとして大会に出場する場合は、ミズノさんのユニフォームを着用しなければいけません。もし、彼女のユニフォームのデザインをミズノさんが提供してくれた場合はもちろん着用可能です。ただ、卓球の場合、ユニフォームはそれほど技術の面に影響が出ることはないですから。

・卓球選手が使用するラケット、ラバーメーカー例
福原愛選手(全日本空輸)、平野早矢香選手(ミキハウス)→日本卓球株式会社、タマスなど(最終判断は選手)

【水連水着問題】日本陸上競技連盟(運営企画部)

日本陸上競技連盟(運営企画部)
「スパイクは各個人が契約しているメーカを使用」

スパイクは各個人が契約しているメーカを使用しています。連盟のオフィシャルスポンサーはミズノさんとアシックスさんです。これはウエアのサプライヤー契約です。シニアの場合はミズノさん。ジュニアの大会はアシックスさんのウェアを着用しています。水泳のように代表選手が契約書にサインをするということはありません。ウエアを着用するという同意書を改めて代表選手から一筆もらうということは行っていません。日本選手団に入っているのでこちらで支給しているものを着ることが前提となっています。絶対条件ですので罰則も設けていません。日本選手権や国内外の大会に個人で出場する場合は所属のウエアを着用します。

【水連水着問題】玉木正之(スポーツジャーナリスト)

玉木正之(スポーツジャーナリスト)
「最も重要なことは今回の騒動の責任がどこにあるかということ」

10日に行われた日本水泳連盟の会見で、とりあえずひと段落がついた形となりましたが、最も重要なことは今回の騒動の責任がどこにあるかということです。

たとえば、サッカーや陸上のスパイクや野球のバットやグローブ、卓球のラケットなど他のほとんどの競技においては、技術的、記録的に多大な影響を与える用具には選手に選択権が与えられています。それは別に特別なことではなく、各団体、協会に選手を全力でサポートするという意識があれば当然のことです。それにもかかわらず水連の上野広治競泳委員長は「自由選択するということなので、終わった後に水着のことで(選手に)言い訳をさせません」と発言しました。

この発言が水連の持つ古い体育会系の性質を色濃く表しています。繰り返しますが、水連は本来ならば選手が大会で全力を出せるようにサポートする立場なんです。ところが水連は水着に対して古い認識しか持っていなかった。スピード社が開発した「レーザレーサー」が、これほど記録に影響を与えるとは思いもしなかった。水連と3社とのサプライヤー契約は2017年までの12年契約ですから、水連の「今回(北京五輪)に限り」という発言を聞く限り、今後も同じような騒動が巻き起こる可能性は高いでしょう。

辺真一:内外政策で四面楚歌。韓国人の性急な性格が支持率急落に

【理由1】「熱しやすく、冷めやすい」韓国の国民性
韓国人は熱しやすく冷めやすい。また、性急な国民性ですぐに結果を求めます。具体的に言うと、日本人はおいしい店なら並んででも辛抱して食べます。韓国人には店の前で並ぶことなんてまずできません。
つまり、韓国国民は選挙で李大統領に経済を託しました。ところが、3ヶ月たっても結果が出ない。たった3ヶ月ですが、これで「裏切られた」となったんですね。

【理由2】内外政策が四面楚歌に
第2に、内外の政策がうまくいかず、四面楚歌に立たされていることです。
国内経済では、物価上昇が止まらない、土地の値上がりも止まらない、失業率の上昇も歯止めがかからない。李大統領はすでに公約である年間経済成長率7%の看板も下ろしてしまいました。
また、ソウルとプサンを通す朝鮮半島大運河構想も非現実的。彼はソウル市長のとき、ソウルの東西を走る清渓川を蘇らせましたが、清渓川は約7キロ。一方の大運河は約540キロ。できるわけがないんですね。
あげくの果てが、狂牛病の問題。日本は20ヶ月以下の牛を輸入解禁しましたが、韓国は30ヶ月以下。「なぜ韓国は30ヶ月なのか」と。これが10万人とも20万人とも言われる抗議のキャンドル集会に発展しました。
狂牛病問題は外交政策の失敗にもつながっています。李明博大統領は4月に訪米と訪日を行いました。訪米の目的は盧武鉉時代に傷ついたアメリカとの関係修復と経済活性化です。経済活性化のために自由貿易協定を結び、今の700億ドル弱の貿易額を2~3年以内に1000億ドルにするとしました。そのためにはお土産を持っていかなければいけない。そのお土産が牛肉の解禁だったんですね。ところが、国内から「韓国をアメリカに売るのか!この売国奴!」と叩かれてしまった。で、もう一度再交渉することになった。つまり、訪米は失敗に終わってしまった。
次に日本に来ました。李大統領は「過去の歴史は問わない。竹島についても騒がない」と語りました。日本での評判はよかったのですが、これも帰ったら「軟弱外交!」と叩かれ、釈明に追われました。また、インターネット上では天皇陛下と会ったときに「頭を下げすぎだ」ということまで批判されました。結果的に訪日も失敗に終わりました。
南北関係も失敗です。彼は太陽政策を修正し「核を解決しないと援助もしない」と「ギブ・アンド・テイク」の関係になると表明しました。そこまでは勇ましかったのですが、北朝鮮が反発し「李明博を相手にしない」と言われた。それから3ヶ月たって南北関係は前進するどころか、完全に最悪の状態になりました。今では関係修復のために韓国から「米とトウモロコシをもらってほしい」と言っているような状態です。
それに閣僚達の不祥事が重なり、支持率が10%台に落ち込んだのです。

【理由3】「アマチュア大統領」
3つ目の理由は、彼は要するに政治的にアマチュアだと。大統領の資質も品格も持ってないのではという冷めた見方が評論家の間で言われています。これが3つ目の原因です。

【理由4】韓国人はすぐ行動に移す
ただ、韓国からするとキャンドル集会やデモへの参加はきわめて当たり前なんですね。怒ったら行動に移す、これが韓国人です。逆に、韓国人からすると日本人は大人しすぎで、怒ってるのか怒ってないのかよくわからない。年金問題でも大規模なデモはおきない。これは、怒りを表すときの国民性の違いでしょう。

これからど~なる?李明博政権
とはいうものの、李政権はこれからも続きます。韓国の憲法上、国民からのリコールはできません。国会で3分の2の賛成があれば弾劾・罷免ができますが、いまの野党は3分の1以下の議席しかありません。現状では与党が圧倒的多数ですから、よほどのことがないかぎり李明博大統領が辞任することはないでしょう。
いまの李明博政権は最悪の状態です。ですが、裏を返せばこれ以上悪くなることはない。「熱しやすく冷めやすい」国民性ですから、これから何らかの成果が出始めればいずれ支持率も上がってくるかもしれませんね。

辛淑玉:韓国は植民地行政官を大統領として認めない

過去の歴史からしても、韓国は今までの大統領はすべて持ち上げて落としてるわけですから、落ちない大統領はいないんです。

これは韓国の「権力に対して手厳しい」というレジスタンス文化によるものです。韓国は植民地時代から一貫して今日に至るまで血を流して民主主義を勝ち取ってきたというプロテスト文化があって、最近までは「それは368世代で終わったんじゃないか」と言われていました。ところが、今ではまったく形を変えていて、インターネットなどのニューメディアを使って受け継がれていました。それで今回のような大規模抗議集会が起こったんです。日本でインターネットを使うのは若い人がほとんどですが、韓国では国策としてインターネットの普及につとめたため、幅広い世代で使われています。それが世代間の分断を防ぎ、全国民的な運動に発展しました。
これは非暴力革命です。目に見える形で韓国の非暴力行動の形を世界に知らしめたという意味では、引き出し役としての李明博大統領は素晴らしい人ですね。

李明博大統領というのは金くさいですよね。ですので、グローバリズムに対する新世代の対抗として反発を受けている面もあります。つまり、韓国という小さな国がグローバリズムのなかで勝ち残れないのは当たり前のことで、利益は大企業の一部の人たちに吸い上げられていく。それでは李明博大統領は植民地行政官と一緒です。それを韓国の国民は許さない。植民地の行政官は自分達の大統領にしないという確固たる意思表示なのです。

Profile

日々起こる出来事に専門家や有識者がコメントを発信!新しいWebニュースの提案です。

BookMarks




『知らなきゃヤバイ!民主党─新経済戦略の光と影』
2009年11月、日刊工業新聞社

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