オバマの戦争と巡航ミサイル在庫
既に予備選挙の段階でバラク・オバマはイラクからは撤退を予告したが、アフガニスタンでは逆に「勝ちに行く」と公言していた。目出度く当選後もこの方針は一貫しており軍部から上がる懸念も抑えて、アフガニスタンに歩兵、海兵を増派した。この時点から新聞はこれを「オバマの戦争」と書き始めた。
リベラル紙のみではない、保守紙、地方紙にも同様の表現が見られる。先月のワシントンポストとABCテレビ共同の世論調査は米国人の3分の2はアフガン戦争は「米国に取り戦う価値無し」と回答しているのだから、共和党、保守にとってもこれを「オバマの戦争」としておくことは益々都合が良い。