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村上正邦氏「司法・検察の抜本的改革の実現をめざすために」 »

暴力団追放を疑え

宮崎学である。

今年は盟友・朝倉喬司が亡くなったりして、寂しい年末となったが、仕事はせねばなるまい。

新年早々、書き下ろしの文庫を出す。

「最近の著作が難しい」といわれたので、わかりやすくして分量も少なめに書いてみたが、もちろん内容は濃いので楽しみにしなさい。

昨今の暴排問題を中心に書いている。

miyazaki101220.png

まだまだ今年も原稿を書かねばならない。

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去年は平岡正明、そして今年は朝倉喬司とわたしが愛すべき80年代サブカル誌、ウィークエンドスーパー、写真時代の差○別七色対談の異能評論家たちが次々と鬼籍に入ってしまいました。

この方々によってパレスチナから河内音頭、犯罪から世界革命というおよそつながりようのない一見断絶した個々の現象が通底し、そこには大衆や民衆の文化が近代の近似性を通過していく過程で国も言葉も違うけれどもそれぞれに固有性をもったまま共通性というフックを有し、それがある日たとえば戦争、革命、侵略という交通性を内包した出来事と出会うことで文化の多様性を通い合わせることであらたな大衆文化が伝播していったという側面を教えてもらいました。

やくざと大衆文化の切っても切れない側面、浪曲を支えていたのがやくざであったこと、戦後芸能史に山口組が深くかかわっていたことを含めただ批判すればよいというわけでなく、われわれ大衆がそれを欲した事実を抜きにしてやくざと芸能を差別視するような物言いこそが、やくざとはなんであるのか、またなんであったのかという根源的な問いにふたをかぶせてしまう。
それは同時にこの世に存在するものに道理なく存在しないものなどないはずだというわれわれの拠ってたつ場所をも自ら歴史をぶった切り、なかったことにしようという隠蔽に加担しているようなものなのだと思います。

やくざもそうであったように本来未分化であった職種の貴賎を明確にありとなしに分けだした近代化があぶれたもの無頼の者を留め置きかくまう仕組みとして場が生まれ組が生まれました。
やくざとはきわめて近代的なものなのです。

わたしだってやくざはなるべくなら側に来て欲しくはないです。
けれどもわたしが要ることは同時に彼らが要るという、彼らとわたしらは歴史を共有しともに陰と陽暮らしてきた事実を否定することはわれわれの場や共同体を否定するのと同じであるということだけは間違いありません。

わたしはやくざが嫌いです。しかしやくざがひとりもいない世の中もいやなのです。

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Profile

宮崎 学(みやざき・まなぶ)

-----<経歴>-----

1945年、京都のヤクザの家に生まれる。
早稲田大学法学部に進むが、学生運動に没頭して中退。
週刊現代記者として活躍後、京都に戻り家業を継ぐが倒産。
「グリコ・森永事件」ではキツネ目の男に擬され、重要参考人Mとして警察にマークされる。
自身の半生を綴った「突破者」で作家デビューを果たした。
2005年には英語版「TOPPA MONO」も翻訳出版された。
最近は、警察の腐敗追及やアウトローの世界を主なテーマにした執筆活動を続けている。

BookMarks

オフィシャル・ウェブサイト
http://miyazakimanabu.com/

魚の目(魚住昭責任編集)
http://uonome.jp/

-----<著書>-----


『ラスト・ファミリー 激論 田岡由伎×宮崎学』
2010年1月、角川書店


『談合文化論』
2009年9月、祥伝社


『近代ヤクザ肯定論―山口組の90年』
2007年6月、筑摩書房


『安倍晋三の敬愛する祖父 岸信介』
2006年9月、同時代社


『法と掟と』
2005年12月、洋泉社


『近代の奈落』
2005年12月、幻冬舎


『TOPPAMONO』
2005年9月、Kotan Pub


『万年東一(上)』
2005年6月、角川書店


『万年東一(下)』
2005年6月、角川書店



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