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2010年9月25日

白狼伝

宮崎学である。
足かけ7年かけて書き上げた超大作を上梓する。

夏の暑さがウソのようだな。みんな元気にしてるか?
ワシはいろいろありすぎてバテ気味であるが、一つ大きな仕事が終わった。

9月27日に毎日新聞社から『白狼伝』(1890円)を発売する。

アジアのアウトロー社会の中心人物であり竹聯幇(ちくれんぱん)指導者の張安楽氏(1948年~)の評伝である。張氏の竹聯幇での稼業名が「白狼」なのだ。


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『白狼伝』(毎日新聞社)

白狼は、07年に亡くなった竹聯幇初代総堂主の陳啓禮(ちん・けいれい)氏の弟分に当たり、現在も中国大陸と台湾の黒道社会(日本でいう裏社会のこと)で強大な影響力を持っている。

取材で何度も台湾に飛び、途中でワシの入院もあったりして着想から発売まで7年もかかってしまったが、なんとか形になり、ほっとしている。

張氏を論じることでアウトローから共産党までワシが今まで関わったすべてを語ることができたと思う。ぜひたくさんの人に読んでいただきたい。

取材中、中華民族主義がどうしたこうしたと小難しい話をしていた時に突然、張氏が「竹聯幇での私の呼び名は『狼』ですが、ミヤザキさんは『狐』なんですね」と言って大笑いしたこともあったなあ。

時間がかかった分、取材のエピソードも多い。できるだけ機会を作ってお話したいと思っている。

みんなに応援してほしい。

Profile

宮崎 学(みやざき・まなぶ)

-----<経歴>-----

1945年、京都のヤクザの家に生まれる。
早稲田大学法学部に進むが、学生運動に没頭して中退。
週刊現代記者として活躍後、京都に戻り家業を継ぐが倒産。
「グリコ・森永事件」ではキツネ目の男に擬され、重要参考人Mとして警察にマークされる。
自身の半生を綴った「突破者」で作家デビューを果たした。
2005年には英語版「TOPPA MONO」も翻訳出版された。
最近は、警察の腐敗追及やアウトローの世界を主なテーマにした執筆活動を続けている。

BookMarks

オフィシャル・ウェブサイト
http://miyazakimanabu.com/

魚の目(魚住昭責任編集)
http://uonome.jp/

-----<著書>-----


『ラスト・ファミリー 激論 田岡由伎×宮崎学』
2010年1月、角川書店


『談合文化論』
2009年9月、祥伝社


『近代ヤクザ肯定論―山口組の90年』
2007年6月、筑摩書房


『安倍晋三の敬愛する祖父 岸信介』
2006年9月、同時代社


『法と掟と』
2005年12月、洋泉社


『近代の奈落』
2005年12月、幻冬舎


『TOPPAMONO』
2005年9月、Kotan Pub


『万年東一(上)』
2005年6月、角川書店


『万年東一(下)』
2005年6月、角川書店



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