Calendar

2007年2月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28      

Recent Comments

« <収束>山口組VS住吉会西麻布抗争事件:「手打ち」の方向へ
メイン
都内暴力団抗争:「安定期」は過ぎ去った »

<沈静化>山口組VS住吉会西麻布抗争事件:沈静化に向かうも不安定要因は変わらず

2月7日の「手打ち」のための話し合いが不調に終わり、どのような展開となるのか心配していたが、本日、2月8日午後、両組織間で抗争を拡大しないということでの合意がなされたようだ。

しかし、今回の騒動の根本的原因である銀座・六本木の縄張り問題については解決しておらず、今後も不安定な状態が続くと思われる。

とはいえ、今はこの抗争が沈静化することを素直に喜びたい。

なぜなら今回の抗争が、もしかっての「山一戦争」や「大阪戦争」のような展開になっていたとしたら、国会が開かれている今、必ず共謀罪を成立させようという動きが現れる可能性があったからである。

自民党や権力側がその種の策動を考える前に手打ちが行われたことは非常に喜ばしい。

もうひとつ思うのは、今のヤクザの体質が、ここ20年変化してきているということだ。

その変化については、以前書いたとおりである。

今後も小さなトラブルは増えるかもしれないが、ヤクザの本格的な「戦争」が行われることはないだろう。

これが良いか悪いかということになると、一般的には良いとされるが、私は決してそうとは思わない。

その根拠として、日本の社会そのものが均質化しており、非常に閉塞的になってきていることがあげられる。

そのような状況が、社会全体としては「いじめ」や「格差」を生み、自殺に繋がっているのだ。

ヤクザ社会においても、やはりこの均質化現象が現れてきている。

つまり、ヤクザというものは宗教団体や過激派の政治党派と違って非常に社会そのものと密接不可分な関係の中で存在しているもので、ヤクザはヤクザなりに社会の動向による影響を受けているのである。

そして、この社会の均質化傾向というものが、間違いなくヤクザ社会にも押し寄せてきているのならば、抗争のあるなしや、市民が安全で良かったという小学校のHRのような話ではなくて社会全体の閉塞的な問題だと捉えていく必要があるだろう。

今回は突発的なことがあったので5回に渡って今回の抗争問題について書いた。

今後も変化があり次第、このブログ上で書くつもりだ。

次回は本題に戻って、アウトロー史観から見た現代史はこうなるということを書くこととする。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.the-journal.jp/mt/mt-tb.cgi/2339

コメント (13)

更に その裏では 警視庁からの圧力が相当あったようだ

首都圏での抗争は絶対にさせないと言う 警視庁の強い姿勢に

このまま 抗争したら どちらも潰されるとの思いが一致して
表面上の和解となった。

小さいいざこざは 今後も有るだろうが 全面抗争は無いといってよいだろう。

やはり 一番強いのは桜田一家なんですね。

警視庁 から 両組織に対して 相当の圧力があったようで
もし 警告に反して 都内で抗争を行った場合は 徹底的に組織を国家の威信をかけて潰すと脅しがかかり、
両組織はそれにびびり 手打ちしたのが真相。義理と人情より警視庁が重い。

>>もし 警告に反して 都内で抗>>争を行った場合は 徹底的に組>>織を国家の威信をかけて潰すと>>脅しがかかり、

抗争しなくてもつぶせばいいのに、つぶさないのはなぜ?

それは大人の事情でしょう。
必要悪ってもんです。
それにしても、そんなにヤクザって悪いもんでしょうか?

桜田門が強いですって!?
親分、警察犬力の実情を教えてやってください。

ほっとくのが一番いい。
殺し合わせて消滅を待つ。
近所の人はご愁傷様。

大家と店子の関係に首を突っ込まないでくらはい

その警察権力を動かしている ミスターXの存在を ここで明らかにしたらどうですか?

これが 表に出たら 国家転覆の恐れがある。

宮中某重大事件以上の問題になるかも

ここは 大人しく 手打ちをしたが
あくまでも警視庁の面子を立てて
あげたまでだよ。

先週から 各地の組の動きが変だろ。

気づいた連中は気づいているだろうが

各県警も動きに注意しているが
地下にもぐって行動している連中までは把握できていない。

S連合の幹部はここの所外出を控えているのもそれを知っているから。

第二のベラミ事件のような事も
発生するかも。

はみ出しモノまで管理できない
という言い訳も準備の上で。

そもそも何で山口組は東京進出してきたんでしょうか?
全国制覇なんていまさら・・・。

東京の国粋会と住吉会の抗争が一段落し、手打ちとなったようである。

国粋会の上部団体である山口組の幹部が上京し、住吉会幹部と交渉し手打ちしたとのニュースが入っている。

元々、住吉会の幹部が国粋会に射殺されたのが発端で始まった喧嘩である。住吉会はガラス討ちして警察に二名が逮捕され、山口組や国粋会側には負傷者や逮捕者は出ていない。どう考えても住吉会は被害が大きいといえる。
首都圏の組織で構成される関東二十日会が抗争にピリオドを打たせるために調停に入りたくても、住吉会の被害が一方的なため抗争は長引くものと考えられていた。
しかし山口組の幹部がわずか2~3名の丸腰で住吉会の本部へ行き、手打ちに持ち込んだのである。

喧嘩を仕掛けて手打ちに持ち込むというヤクザ社会では、圧倒的に力優位なものだけが取れる手法である。
平成6年に東京で発生した山口組と国粋会の抗争事件でも、山口組の鉄砲玉らしき組員が国粋会の事務所に連れ込まれ拳銃で撃たれたことで、関東を中心に国粋会の事務所や組員が山口組に報復され、国粋会の被害が圧倒的に大きくなった段階で関東二十日会の仲裁が入り手打ちとなった事件が思い出される。
鉄砲玉を仕掛けて手を出したところで報復し、力を誇示して手打ちに持ち込んだのである。

一見、住吉会の報復が迅速であったように見えるが、国粋会の事務所が移転していることも判らず関係ない部屋のドアに撃ち込んだりしている。いかに慌てていたかが判るし、日頃から対抗する組の事務所の地図を作って準備しているヤクザの世界にしては不始末としか言いようがない出来事であった。

また国粋会ではなく山口組の最高幹部たちが住吉会の本部へ乗り込んで手打ちしたことから、住吉会のメンツを重んじて和解案を呑ませる段取りの良さは山口組が東京の利権を完全にターゲットにした事が鮮明になった。

今回は、死亡した住吉会の幹部の弔慰金を払い、国粋会の縄張りの件は棚上げになったようである。

しかし国粋会の縄張りの話し合いにはっきりと山口組幹部が交渉の場に出たという既成事実が残ったのである。

関東最大の組織である住吉会の組員たちが今回の事件で、今後山口組を意識しながら凌ぎをしていかねばならなくなった事は事実である。
山口組の六代目組長は収監されており、大きな抗争事件が起きても指示命令が出せず、共犯や使用者責任が問われない塀の中である。
東京に火種が残り燻り続けるのは間違いないと思う。

警察は住吉会幹部を射殺した被疑者を「出頭」の形ではなく、あくまで「割り出し逮捕」する形にこだわり、ヤクザ組織から借りを作らないようにしなければならない。

東京都心で指定暴力団住吉会小林会系幹部(43)が殺害され、山口組系組事務所など3カ所に報復とみられる銃撃があった一連の発砲事件で、住吉会と山口組が8日に和解したことが、警視庁の調べでわかった。同庁は事態が収束に向かうとの見方を強めながらも、引き続き警戒を続ける。  
同庁によると、同日午後、住吉会と山口組双方から「和解した」と同庁に電話で連絡があったという。

一説によると山口組は本部に捜査の手が及ぶのをいやがって、国粋会の独走という画を描いて手打ちをした格好にしただけで、火種はまだまだくすぶっているということです。
確かに電話でわざわざ連絡してくるというのが怪しいですよね。

だんだん食えなくなってきたわ。
でもやくざ組織に入りたいとは思はない。
けちけち貯金して東南アジアで老後を送ろうと思う57歳男です。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

※[投稿]ボタンをクリックしてから投稿が完了するまで数十秒かかる場合がございますので、2度押しせずに画面が切り替わるまでお待ちください。

Profile

宮崎 学(みやざき・まなぶ)

-----<経歴>-----

1945年、京都のヤクザの家に生まれる。
早稲田大学法学部に進むが、学生運動に没頭して中退。
週刊現代記者として活躍後、京都に戻り家業を継ぐが倒産。
「グリコ・森永事件」ではキツネ目の男に擬され、重要参考人Mとして警察にマークされる。
自身の半生を綴った「突破者」で作家デビューを果たした。
2005年には英語版「TOPPA MONO」も翻訳出版された。
最近は、警察の腐敗追及やアウトローの世界を主なテーマにした執筆活動を続けている。

BookMarks

オフィシャル・ウェブサイト
http://miyazakimanabu.com/

魚の目(魚住昭責任編集)
http://uonome.jp/

-----<著書>-----


『ラスト・ファミリー 激論 田岡由伎×宮崎学』
2010年1月、角川書店


『談合文化論』
2009年9月、祥伝社


『近代ヤクザ肯定論―山口組の90年』
2007年6月、筑摩書房


『安倍晋三の敬愛する祖父 岸信介』
2006年9月、同時代社


『法と掟と』
2005年12月、洋泉社


『近代の奈落』
2005年12月、幻冬舎


『TOPPAMONO』
2005年9月、Kotan Pub


『万年東一(上)』
2005年6月、角川書店


『万年東一(下)』
2005年6月、角川書店



当サイトに掲載されている写真・文章・画像の無断使用及び転載を禁じます。
Copyright (C) 2008 THE JOURNAL All Rights Reserved.