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2009年3月29日

虚構だらけの大麻報道

週刊現代は「相撲」と「大麻」が大嫌いなようだ。「相撲」と「大麻」がくっつくとさらに忌み嫌うべきものとなる。

昨年夏からの大麻騒動も、週刊現代の記事から始まった。「嵐(ジャニーズ事務所)の大野が3年前にカラオケボックスで大麻を吸った」という同席の女性の証言をもとに記事にしたものだ。場合によっては、社会的問題に発展する可能性もなくはなかったが、一般の受け止め方は、「何故いまごろ問題にするのか」「芸能人の大麻使用をおおげさに取りあげて、週刊誌の販売部数を上げようとしてるのではないか」レベルで、警察沙汰になることもなかった。大麻取締法には使用罪がないので、単に吸ったというだけでは罪に問えないし、同席の女性が法廷で証言するかどうかも含めて、起訴が困難とみたのだろう。

その後、大学ラグビー部員、K-1選手、プロテニスプレーヤーなどが逮捕された。しかし力士若ノ鵬が逮捕されると、週刊現代をはじめ、大手マスコミはそれまでの芸能人やほかのスポーツ選手と違って、執拗にバッシングを始めた。今回、若ノ鵬が逮捕されると、大手マスコミはいっせいに、横並びになって相撲界を叩きはじめた。部屋の力士に尿検査を迫り、外人力士2人に陽性の疑いがでたことから、マスコミはさらに責任を追求し、結果的に2力士の解雇と親方の辞任にまで追い込んだ。

そもそも、力士に尿検査をさせる必要は法的にはなく、親方としては拒絶することもできたはずだが、そんなことをすればマスコミのバッシングにさらに油をそそぐことになるのは目に見えていた。法的根拠のない制裁をリンチという。警察が動かないまま、マスコミは報道によって2力士の解雇という「戦果」をあげた。当然のことながら、解雇に問題があるのではという声は大手マスコミからあがることはなかった。

理屈から言えば、もし週刊現代の記者に一人でも大麻使用の疑いがあれば、記者全員に尿検査をさせ、陽性の疑いがでれば編集長をはじめ、講談社の社長まで辞職しないとならないということだ。あれだけ「大麻汚染」反対の論陣を張ってきたのだから、週刊現代は率先して、言われる前に社員全員の尿検査をすべきだということになるが、マスコミ関連企業でやったという話は聞いたことがない。

実は、相撲と大麻の関係は、長くて深い。神話によれば、天照大神が天岩戸にお隠れになって世界が真っ暗闇になったとき、困った人たちが岩戸の前で笑ったり踊ったりした。このとき人々は大麻の枝を手にしていた。岩戸の前では格闘も演じられ、それが相撲の始まりではないかとされている。世界が真っ暗ななかで、歓声をあげるというのは何ごとかと思って天照大神が岩戸を少し開けたとき、その隙間に手をいれて戸をこじ開けたのが力士だったとも言われている。(東宝映画「日本誕生」ではこの力持ちの役は先代朝潮だった。)このとき大麻の葉を吸っていたかどうかはわからないが、楽しげに笑って踊るということからみて、吸った可能性はなくはない。大麻は欝感情を晴らし、人を楽しくさせるからだ。そもそも神話の時代には大麻取締法はなく、吸った吸わないなど問題にする当局はいなかった。

さて、大麻というのは今回の政府・マスコミ一体のキャンペーンで言われているように、そんなに悪いものなのだろうか。

逮捕と起訴率に関する資料「平成19年版犯罪白書」(法務省)によれば、大麻事犯の起訴率は63.4%で3人に1人は逮捕されても起訴されていない。つまり、裁判にならないで釈放されている。この数字は最近の政府厚労省のキャンペーン内容のすさまじさからすれば、異常に低い。このギャップがどこから来ているのかと言えば、厚労省のキャンペーンとは違って、検事が実際の逮捕者を調べても「有職率が高く、再犯が少なく」、敢えて裁判にして刑罰を科するほどの反社会的な人物ではないという現場の判断の結果との差だといえるだろう。大麻を吸うと仕事をしなくなるというキャンペーンとは逆に、仕事を持っている人が多く、一度逮捕されると、以後注意するようになるので、何度も逮捕される率も低い。一方覚せい剤は自己コントロールができなくなり、生活態度にも表れやすいので何度も逮捕される。

ある薬物を規制すべきかどうかは、人体に害があるかどうか以上に、社会に害をもたらすかどうかが問題になる。タバコのように人体に害があっても、ニコチンの禁断症状によって犯罪が引き起こされることはないので、規制は緩い。税収との関係もある。

そもそも、大麻には依存性(禁断症状)と有害性ほとんどなく、社会的害もほとんどない。起訴率の低さが大麻に対する検察当局の現実認識をあらわしているといえる。厚労省とマスコミのキャンペーンは派手ではあるが、ヤラセのような元麻薬中毒者の経験談以外は、有害性の根拠が示されたことはない。厚労省は有害性の根拠となる資料を持っていないことを明らかにしている。また厚労省の外郭団体である「麻薬覚せい剤乱用防止センター」も有害性の根拠はないと述べている。

いったい誰が有害と決めつけ、マスコミはどこから根拠を得ているのか?

証拠も根拠もない政府発表を記者クラブで聞いて、そのまま垂れ流すというのは、戦前の「大本営発表」を垂れ流し、戦争遂行キャンペーンを張って国民を戦争の犠牲者にした構図とまったく変わらない。

力士の大麻喫煙に戻ると、なぜ力士は大麻を愛好するのか?相撲はほかの競技と違って、体重別ランク制がなく、体重が重いほうが有利であること。大麻が食欲を刺激し、味覚がよくなっておいしく感じ、体重の増加に役だつことを力士は知っているのではないか。(欧米では医療大麻がエイズなどの消耗性疾患に処方されているが、大麻の食欲増進作用を利用して発症を抑えようというもの。)また、大麻は覚せい剤と違って、眠れなくなることはなく、逆にぐっすり眠れて、翌朝まで残らない。特に大麻を長期にわたって使用しても、厚労省のキャンペーンとは違って、体ががたがたになることはない、というようなことを経験上、わかっているからだろう。これは力士だけではなく、多くの運動選手が経験していることだ。

マスコミの報道で疑問に思うのは、「大麻を継続的に吸っていても、力士やK-1選手やラグビー選手のように立派な成績が残せるのは、逆に大麻には害がないことの証明ではないか」という疑問がまったくでてこないことだ。これらのスポーツは特に激しく体力を使う。プロやチャンピオンを目指す選手は、何よりも自分の肉体の管理に神経を使う。欲望を抑え、1位になることを人生の目的として優先する。それが成績と収入にもつながる。体によくないと思いつつ、興味本位で大麻を続けるとは考えられない。つまり、力士にとっては、大麻はまったく問題にならないばかりか、有益だということだ。部屋で吸うことがいったい誰に迷惑をかけるのか?そう考える力士がいても決して不思議ではない。

このような力士の大麻使用だが、尿検査で陽性とされた力士が解雇されて当然のことだとマスコミは本当に考えているのだろうか。厚労省のキャンペーンに無批判にのっかって、「解雇は当然」と書いた記者のなかに、今、にがい思いを抱いている者はいないのだろうか。若ノ鵬を含め、「すみませんでした。もう2度としません」という始末書と誓約書で済ませるべきことであったし、その道もあった。しかし「正義感」に満ちたマスコミが、それを許さなかった。

大麻に関する厚労省発表を事実確認や検証をすることなしに垂れ流したマスコミにとって、「日本テレビ虚偽報道」事件が起こったのは当然すぎるほど当然のことだ。尿検査までさせて責任を厳しく追及した日本テレビは、社長が辞任しただけで、いまだに検証番組を制作していない。問題の本質がわかっていないのだ。
3月27日の日経新聞によれば、週刊現代は「大相撲八百長報道」で4200万円もの巨額の賠償命令を裁判所から受けた。

大麻に関しては、報道被害を訴える者はいない。どんなデタラメ記事でも、当局の発表に基づくといえば、名誉毀損に問われることもない。大麻記事にはマスコミの検証機能がまったく働かない。あるテレビ関係者によれば、大麻の有害性に疑問をもつような報道は絶対にしてはならないという局内の暗黙の威圧があるという。
大麻問題は日本のマスコミが健全性を取り戻すための試金石であり、戦後日本の歴史を検証するものだといっても誇張ではない。

長くなるので今日はこのぐらいにしておく。

今後、

・厚労省には有害性の根拠はない
・厚労省のキャンペーンの目的
・大麻取締法はアメリカ占領軍に押しつけられた
・「大麻汚染 大学生急増」は事実か
・大麻問題と薬物問題の今後
・大麻栽培について
・大麻使用罪がない理由
・臨床試験をしない理由

など、マスコミが書かないことについて書いていきたい。

2009年3月12日

麻枝光一の「大麻は日本を救う」が。いよいよスタート!!

日本の伝統的植物大麻は、戦後、占領軍GHQによって禁止された。

政府厚労省とメディアは戦後のアメリカの日本支配と保守長期政権のもとで、大麻を悪と決めつけてきた。

大麻の真実を明らかにすることは、日米関係の戦後を検証することであり、日本の真の独立につながるものでもある。

ブログでは厚労省とメディアのウソ・デタラメを暴いていきたい。

GHQ
General Headquartersの略で、意味は総司令部。日本では、第2次世界大戦後に日本の占領政策を指揮・命令した連合国最高司令官総司令部をさす。1945年(昭和20)8月14日のポツダム宣言受諾から、52年4月28日のサンフランシスコ講和条約発効までの期間おかれた。

Profile

麻枝光一(まえだ・こういち)

-----<経歴>-----

1950年大阪生まれ。
1975年大阪外国語大学(現大阪大学)朝鮮語学科卒業高校教員、海外派遣員などを経て、1991年イラク・クルド問題の取材を始める。NHKなどでニュース解説や雑誌に記事。その後、放送大学非常勤講師(3年)。
1994年大阪にて大麻雑貨「大麻堂」開店。
1996年東京「大麻堂」開店。
1998年大麻料理専門店「レストラン麻」開店。
1999年市民団体「医療大麻を考える会」設立。
2003年作家中島らもの大麻事件に関連し幇助罪で懲役8ヶ月。「医療大麻を禁止する大麻取締法は違憲」であると主張して最高裁まで争う。
2005年大麻食品の販売を始める。
2008年大麻オイルの化粧品会社シャンブル設立。
2009年政治団体「大麻平和党」準備中、医療大麻合法化運動を再開。

BookMarks

麻枝光一的日常
http://taimadobrog.livedoor.biz/

医療大麻裁判
http://www.iryotaimasaiban.org/

大麻堂
http://www.taimado.com/

大麻料理専門「レストラン麻」
http://www.asanomi.jp/

「ヘンプキッチン」大麻食品通販
http://www.hempkitchen.jp/

ヘンプオイル・アロマ化粧品「シャンブル」
http://www.chanvre.jp/

-----<著書>-----


『マリファナ青春旅行〈上)』
1997年11月、幻冬舎


『マリファナ青春旅行〈下〉』
1997年11月、幻冬舎

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