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消費増税は真珠湾攻撃か
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消費増税は真珠湾攻撃か

 政治の常識から言えば、通常国会の最大の使命は国民生活に支障を与えないよう予算執行を実現させる事にある。それが出来ないと国家は機能麻痺に陥り、経済は混乱し、国民生活は破綻する。それこそ「待ったなし」でやらなければならない政治課題である。

 この通常国会では、成立した予算を執行させるため赤字国債発行法案を巡る議論を行い、膨大な赤字を抱える財政構造の中で、今年度予算の歳出と借金の関係は適切なのか国民に知らしめ、その上で赤字国債発行法案を成立させる必要がある。ところがそれが行なわれていない。

 また深刻な原発事故の収束と将来のエネルギー政策について議論するのもこの通常国会にとって「待ったなし」の課題である。「原発再稼動」などは、それこそ国民の代表が集う国会で議論されるべき問題だが政府の判断だけで決められた。本来は統治者と国民の中間にあって政策判断をすべき議会が機能していない。それが官邸前デモという国民の直接行動を生み出している。

 それら「待ったなし」の課題を議論せず、代わりに議論されているのは「社会保障と税の一体改革」である。「社会保障と税の一体改革」を全否定するつもりはないが、それを「待ったなし」だとする主張には疑問符が付く。論理的に頷けない主張だからである。

 第一に再来年に実施する予定の法案をこの通常国会で成立させなければならない理由はない。第二にデフレ不況下での消費増税は経済を破綻させると世界の経済学者は主張している。経済学の理論に反して「待ったなしだ」と言うのは論理を超えた非論理の事情が背景にあると考えるしかない。

 長く政治を見てきた経験で言うと、時折、非論理で動く政治家がいる。そうした場合、調べると大抵は裏で「買収」か「恐喝」が行われている。しかしその事実は半永久的に表に出ないから、国民が知る事にはならない。

 「買収」というのは「次の選挙で必ず当選させる」と持ちかける事であり、「恐喝」とは「言う事を聞かなければスキャンダルを表に出す」と脅す事である。スキャンダル攻撃は国民の目に触れない時にこそ効力を発揮している。従ってスキャンダルが表に出た政治家は「恐喝」に屈しなかった結果と見る事も出来る。

 かつて中曽根総理が自民党全派閥の反対を押し切り衆参ダブル選挙を実現した時に裏で駆使した「買収」と「恐喝」の手法は見事と言うしかなかった。まず竹下登氏のすねの傷に塩がすり込まれた。新潮社の写真週刊誌『フォーカス』がなぜか竹下氏の過去のスキャンダルを掲載し、竹下氏は中曽根氏に逆らわなくなる。竹下氏が安倍晋太郎氏を説得する一方、二階堂進氏には選挙資金が提供された。金丸信幹事長に対しては、竹下氏が議席予測をしてみせて選挙に同意させ、宮沢喜一氏だけが孤立に追い込まれた。

 「死んだフリ解散」と言われたように、いったん衆参ダブルはなくなったと周囲に思わせ、しかし翌日には復活させるという複雑な策略も弄した。竹下氏の予測が自民大勝でなかった事から金丸氏は同意したが、自民党は300議席を超える圧勝で中曽根氏の長期政権が現実になろうとした。すると金丸氏は幹事長職を辞して中曽根氏の長期政権を阻止する行動に出た。権力闘争の複雑さと凄まじさを感じさせた政局であった。

 このように非論理の動きの背景には政局的な策略が忍んでいる場合もある。今回の消費増税政局をメディアが「小沢斬り」とか「小沢抜き大連立」と解説するのはそうした事を指すが、私などはさらに一段と異なる見方をしている。「ねじれ」で機能できない事がはっきりした日本の政治構造をガラガラポンするため、自民党が民主党を分断したように見せながら、実は民主党が自民党を再編に引きずり込んだという見方である。

 いずれにしても「待ったなし」でない問題を「待ったなし」であるかのように議論する特別委員会の議論は、申し訳ないが建前だらけで面白くない。暑い真夏にダラダラした議論を続ける議員も大変だろうと思っていたら、参議院の予算委員会で興味ある質疑にぶつかった。

 みんなの党の江口克彦議員が野田総理にぶつけた質問で野田総理の資質が見えてきたのである。それによって「待ったなし」でないものを「待ったなし」と言う理由も理解できた。江口議員は松下幸之助氏の秘書を長く勤め、松下政経塾出身の総理にとっては目上の立場にあった人物である。無論、野田総理の事も良く知っているに違いない。江口氏はまず「増税反対の立場であった人間が何故豹変したか」を問うた。

 野田総理は「国際社会に出てみて岩倉使節団のような思いがした。財政健全化に取り組まないと大変な事になると思った。菅さんも安住さんも私もそうだ」と答えた。成る程と私は納得した。「菅さんも安住さんも私も」嘘と謀略にまみれた国際社会で戦った経験のない政治家である。だから国際社会を騙すより国際社会の脅しに屈する。

 国際社会は他国を如何に騙して自国の利益を吸い上げるかに血道を上げる世界である。他国の政治家が日本の利益になる事など言うはずがない。岩倉使節団の公式報告書と言える久米邦武の『米欧回覧実記』によれば、道徳的である事が政治だと思っていた日本人は、西洋各国の利益追求政治の凄まじさに驚く。不平等条約の改正をしようと思ったが手もなく捻られ、西洋が私利の追求と権力による正当化という狼の文明である事を思い知る。恐らく「菅さんも安住さんも野田さんも」国際的修羅場の経験がないため狼の文明に恐怖したのだろう。国際社会の言う事を鵜呑みにして財政健全化しか見えなくなり、それを財務省の官僚に利用されているのである。

 次に江口議員は「消費税を上げれば財政が立ち直るというのは一撃必勝の真珠湾攻撃で太平洋戦争に勝てると考えた戦前の軍部と同じだ。石原莞爾は国力を蓄えてからアメリカと戦うよう説いたが、石原の方が正しい。国力を蓄えずに消費増税をすれば必ず日本は敗戦する」と述べた。

 これに野田総理は「真珠湾と消費税は違う」と全く意味するところを理解出来ないようだった。アメリカ発の大恐慌がヨーロッパ経済を破綻に追い込み、その影響が日本に及んできた時、石原莞爾は満州に計画経済国家を作り、国力を蓄えてから最終戦争に備えようとした。そのため石原はあらゆる戦争に反対したが、軍部は中国と戦争を始め、それがアメリカの反日感情に火をつけた。アメリカは禁輸と金融資産凍結という日本経済殲滅政策を採り、日本は対米戦争に踏み込まざるを得なくなる。そして国力のない日本は敗戦を迎えたのである。

 「財政健全化をしなければ日本経済を攻撃する」という国際社会の宣戦布告に震え上がり、国力の蓄えもないまま消費増税に突き進めば、更なる消耗が重なって国民生活は疲弊する。政府が財政破綻して潰れても国民の側に蓄えがあれば日本国家の再生は早い。しかし国民が消耗してしまえば再生は遅れる。

 しかも消費税を上げても財政が破綻しない保障はない。冷戦の崩壊以来続いている「失われた時代」を終らせるために財政破綻させるのも一つの方法かもしれない。無能な官僚機構を大掃除して選択肢の乏しい中央集権国家を地域主権国家に転換させる事が出来るかもしれない。

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コメント (17)

◆わたしは政治のことなど何もわからない者ですが、毎回、先生のご意見を拝読しています。そして、なにかしら先生のおっしゃられていることが今のわたしたちにとって良いご意見と感じています。先生のお話しには、熱意というか、誠実と言うか、こうならないはずはない、といった立派な理想のようなものが感じられます。わたしたちの国を思う気持ちが感じられます。良いお話を無料で聞かせていただきありがたく、お礼申します。ありがとうございます。これからもお話を聞かせていただけるのを楽しみにしています。どうぞよろしくお願いします。

「無能な官僚機構を大掃除して選択肢の乏しい中央集権国家を地域主権国家に転換させる事が出来るかもしれない。」

田中先生のこの発言は、中央集権国家故の既得権にしがみついた、財界・官僚・マスコミの抵抗を招いている現状が、浮き彫りとなっている。

もともと中央集権体制は、今も昔も変わらぬ米欧や専制国家中露の暴力を背景にした国際的強盗団との闘いに必要だった非常時の戦闘態勢であり、幕末の動乱から終戦を経てバブル期の経済戦争終結まで続いてきた。

しかしその体制は、官僚の「金太郎飴強制体制」であり、地域の特色を殺すものだった。したがって日本の多様な力はそがれることになり、その限界を露呈したが・・。

そこで利権を貪ってきた者どもが、なりふり構わず、体制の継続を画策しているのだ。そして時代を転換しようとする者たちを、違法捜査やスキャンダル攻勢で葬らんとしている。

しかし・・・

時に逆らう者は、結局は滅びゆくのだ。ただ、抵抗者の反撃を大きく許せば、それだけ時代から見放され、より遅れた悲惨な時代が長く続くことは間違いないだろう。


ところで、米欧中露の国際的強盗団は、かつてのそれと比べて変容したのだろうか?

かつては東京大空襲や原爆投下にもあったように、非戦闘員も含めて皆殺し作戦が当たり前だったが、今は非戦闘員の殺害は非難されるなど、変容したのである、本質は変わっていないが・・・。

だからむしろ短期的な戦闘に強い中央集権体制から長期的な力を発揮しやすい地方分権体制への転換は、国際的環境からも許容される状況にあるのである。

その体制変革を嫌がるのは、不当に甘い汁を吸い続ける既得権者=亡霊どもである。

 国の再生のために、企業年金の運用補填の禁止の法令化は、なぜ、誰も議論しないのでしょうか?
 昔の高金利時代の遺産となっている、退職者に4.5~5.5%の運用保証が、現在の0%で、毎年企業は巨額の運用補填に追い込まれている。
 この補填で、所有する資産を切り売りしたりして、日本企業の資力は減りつつある。また、補填額だけ、企業の損益は減り、すなわち、将来の投資の原資と法人所得税が減っている。
 補填による法人所得税の激減が、現在の巨額の税収不足の大きな原因ではありませんか?
 JALは企業年金の半減によって、運用補填額を大きく削減できて、劇的に業績を回復しました。
 JALは倒産で削減できました。最高裁の判例で、倒産(間近)まで補填額を削減できない現状ですから、補填禁止を立法化が必要ではないでしょうか?

田中様

 「国際社会を騙すより国際社会の脅しに屈する」。そして「真珠湾攻撃」の誤りを繰り返す、とのご指摘に納得です。
 しかし、「嘘と謀略にまみれた国際社会で戦った経験のない政治家」「菅さん野田さん」らをトップに頂く民主党が、もう一方で「政治構造をガラガラポンするため、自民党が民主党を分断したように見せながら、実は民主党が自民党を再編に引きずり込んだという見方」とするのは、大いなる矛盾を感じます。
 菅氏と野田氏の民主党がやってきた政治を見れば、その質的低水準は明らかでしょう。輿石氏への幻想を振りまく人もいますが、彼はかつての社会党と同じ、自滅崩壊過程になす術もないのです。
 自民党はボロボロかもしれないが、保守主義と官僚主義と親米(隷米)の3基軸は不動です。しかし野田民主党は、「国民の生活が第一」「政治主導(官僚依存打破)」と同時に「政権交代」も「二大政党論」もドブに投げ捨てた。このことの重大さは計り知れない。
 もはや連合もガタガタです。
 私事で恐縮ですが、私は約20年前の連合事務局長・山田精吾氏を尊敬していた。山岸章会長(当時)の政治主義先行を支えることができたのは山田氏の組合主義があったればこそ。しかし、右肩上がりの時代はとうの昔に過ぎ去り、連合はもはや「雇用も賃金も」守れない組織に。それでも唯一の結集軸が「政権交代可能な2大政党論」だった。だから2009年総選挙に連合は、弱体化してはいても700万組合員の総力が奮起した。かくして「政権交代」は、一時の風が吹いて実現したものではない。
 今や、労働者から乖離した連合幹部がどんな笛を吹いても人は動かないだろう。せいぜい面従腹背だろう。
 小沢さんは、20年前から「政治臨調」や連合との協議なども含めて二大政党論を進めてきた人だ。誰よりも政権交代に政治生命を費やしてきた。その小沢さんが苦渋の決断をもって民主党に見切りをつけたことは、民の怒りと不信に基づくものであり、同時に民への信頼に依拠していると思う。このことをズッシリ受け止めないと、「政局読みの政局知らず」になりかねないと危惧します。

野田内閣の最重要課題は、オスプレイ配備を国会が邪魔をしないことだったようだ。

そのために野党が質疑でエールを送る民間人大臣が起用されたわけね。

岩国への陸揚げは、知事選の投票前という政党・政治家にとって最悪な時期に実行されたが、実は政権与党は候補者擁立を見送っているので、投票結果が政権に影響することは無い。

陸揚げ完了とともに、総理のお金にまつわるスキャンダルが週刊誌に掲載されたというのも、とってもわかりやすいね。

消費増税は今国会で通っても、次の選挙結果でどうなるかわからない。

万一、今国会で消費増税が廃案になったとしても、来年、再度やればよい。

国会の議論が実は煙幕だったという一席。おあとがよろしいようで。

田中 様

確信をついた政局分析、過去の事例を挙げて現在の思考を自在ならしめる御投稿に、いつもながら感謝しています。

最近の野田総理、岡田副総理の談話を聞いていると、この方たちは政治家なのかと疑いたくなる。本質的に政治家の約束は、政治環境が変わってくれば自ずから変わってくるもので、当然受け入れて行かなければならないものである。

確かに、一時期には、大連立が話題になった時があるが、それは小沢氏排除で一致したのであるが、自民党の戦略は小沢氏のいない民主党を対等な相手とみなしていないのである。一方、民主党は小沢氏がいなければ自分たちの地位を脅かすものがいなくなると言う自己本位性によるものでしかありません。

解散時期が話題になっているが、野田総理は、解散総選挙後自公民三党連立で進めたいようなことを述べている。本当にこの方は政治家なのかと疑いたくなります。
選挙で戦って、その選挙結果によって、連立云々の話が出てくるのであって、民主党がどの程度の数が得られるか分からないのに、ればたらの話をする愚かさである。今の数が得られると考えておられるのであろう。全くの能天気と言うしかない。

当然のことながら、真珠湾攻撃の話題が正しく理解できない。お話の中に出ている外交の複雑怪奇な実態を適切に理解し、国益に合致した外交など期待できない。現実主義一辺倒であり、全く創造性に欠けた指導者をいただく国民は不幸であると実感しています。

今 この時期に消費税を上げる事はとんでもない事だ。

福島の処理も進まない中、多くの国民が反対を叫ぶ中、また安全も確認されない前に大飯原発の再稼動はとんでもない事だ。

それにもまして恐ろしいのは民主・自民・公明の談合で何でもありで進める事だ。何か弱みを握られているのか、どんな見返りが有るか知らないが、賛成議員が余りにも多い事だ。


こんなおかしな政治を新聞・テレビが褒めると言う異常さが恐ろしい。「決断する政治」と野田総理を褒める・・・おかしなマスゴミ。恥かしくはないかと思われるコメンテイター。渡辺肛門や野中氏はもう老害だと許せるし、誰も信用しないが、司会の大学教授は恥かしいと思わないのだろうか?そばにいるアシスタント(?)の女性も気の毒になってします。


別の番組での岸井とか関口は自分の過去の言を忘れたかの様に国会議員について述べていたが、一番悪いのは『お前達だ』と言いたい。過去の冤罪の片棒を担いだのはマスメデイアだ。

話は前後するが今の何でも有りの政治を正すのは次の選挙で小沢新党「国民の生活第一」の躍進だ。


必ずや最後は勝利するものと信じ応援します。


早く静岡8区に支部を!


未だにどこにも支部創立との知らせが無いのが残念。

日本はアジアの側に立つべきではない。
ところでアジア解放が利したのは文明や民政の敵に等しい野蛮国家成立。
特に社会主義勢力が拡散して軍政や多量虐殺につながった。

田中良紹さん
新しいご寄稿を興味深く拝読しました。
私の持論では、現政権が進める消費増税には、根本において彼らの未熟歪さの故に強く反対しています。
また、ご指摘の反対理由第2点(デフレ不況下での消費増税は経済を破綻させる)は、高橋洋一さんが懸念し指摘している趣旨「増税率は税収減少を齎す」が正しいのであって、私の現実的な反対理由です。

然し、余のご主張には様々な異論があります。
就中、反対理由第1点(再来年に実施する予定の法案)は、金融界の現場に身を置いた立場で申し上げれば、失礼乍ら全く狭浅短なご主張だと思います。
近い将来行われるであろう日本国債の格下げを回避し以って金利の上昇を避け以って国債利払い負担の上昇を回避するには、格付け会社の主要な懸念点を払拭すること、即ち経常歳入を上回る経常歳出という慢性的な異常状態を脱することが絶対的な必要上条件だと思います。
同時に其れだけでは十分条件ではないのが今の日本の財政危機の現状だと。例えば、格付け会社には単なる説明だけではなく、論理的かつ合理的に説得する力も間違いなく交渉力も欠かせない。こんな複雑で困難な仕事をやり遂げるには、私の表現では「今の未熟歪政権与党と財務省の悪賢いモグラ」「井の中の蛙」、田中さんの表現では「国際社会で戦った経験のない政治家」では十分条件は断じて満たせないと。

また、喩えとしては如何にも不適切だと思いますが、石原莞爾流の「国力を蓄えてから、アメリカと戦う」と同様に「経済再生(狭浅短な“景気回復”では済まない)を果たしてから、消費増税する論」には時間軸が全くない。錯綜している様々な状況を平面的な時間軸でしか捉えていない。日本財政は「彼れを済ませてから此れを」という悠長な対応が許される状態ではないのだから、今の政治には「彼れも此れも同時にやる」健全な叡智と強さが求められているのだと。

因みに、ご紹介戴いたみ党の江口某は、PHP時代の如く門前の小僧宜しく松下幸之助さんの名言を額面通りに解説しているだけなら良かったものを、其処から飛び出して政治家になり自説を交え始めた時点で、全く「頓珍漢な仁」になっている場面が多いと思います。
草々

みんなの党・江口議員の質疑から判明した、野田総理の消費税に関する突然の変節と「まったなし」を連発する真意。

現時点で、わたしが知る限り、この真意を解明した政治評論家は、田中良紹氏だけです。田中良紹氏の深い洞察力に期待して、このブログをブック・マークに入れました。これからも政治の真相を究明し、国民に真実を伝え続けて下さい。

‎230年分以上のレアアースがあるから、財源は心配ないから、​消費税の議論は時間の無駄、その時間分被災者の為の議論しよ!!​時間の無駄プラスレアアースあるからもっと借金して被災地の為に​使ってあげて、レアアースで借金もチャラになるから消費税も0%​に戻したら被災者の人も喜ぶし、国民もお金使い出して経済よくな​るでェ!!!!!!

歴史を述べるのはご自由ですが、少し首を傾げざるを得ません。
金丸信氏が中曽根嫌いであったことは有名な話ですが、実は中曽根氏が首相になって以降、金丸氏を重用したのではなかったですか。ここでいう死んだふり解散の後に、幹事長を辞して反中曽根になったかのような言い方ですが、実際は幹事長から入閣して副総理になっています。まさか副総理になって倒閣を目論む高等戦術とでも・・・。
もう一つが石原莞爾に関してですが、彼が対米戦争に反対したのは対ソ戦争を先に考えていたからで、満州事変で彼の取った行動を日中戦争で陸軍が真似て大陸の奥深くまで攻めていくキッカケを作った張本人ではなかったですか。江口議員の真珠湾攻撃と石原莞爾との話で石原が正しいとは、恐ろしいほど歴史を曲解しており、野田総理が少しも意味するところを理解していないと述べているが、これもその意味は逆であり、その歴史理解に疑問を持たざるを得ません。

<田中良紹様>
こんにちは。さても真珠湾攻撃に準えるとは穏やかではありませんね。しかし、それ位野田総理の消費税増税には理由がありません。
本来、通常国会は予算及び予算関連法案を上げる事が第一ですから、従来、消費税増税法案は秋の臨時国会で議論されてきたと記憶しております。
増税のきっかけは国際社会という名の西欧弱肉強食からの脅しであったことは容易に想像できました。何せ増税という国内政策を外遊中に宣言したのですから・・・。
それにしても3月をメドに・・・という期限まで約束したのは余計でした。
財務省の囁きがあったとしても・・・いろんな意味で民主党政権を混乱させ、政権の力を弱める方向に舵を切りました。自民・民主の党首選を経てからでも充分でした。
消費税増税法案審議で日本への攻撃をかわしながら、自民党が景気を押し上げる土木建設予算20兆を要求したのは当然で、彼らは野田総理に対してどんな攻撃があったのか?しかも、それがフェイクである事を百も承知だからです。
社会保障費に充填する名目であれば、景気を押し上げないからです。国土強靭化計画か何か知りませんが・・・要は地元に公共事業の箇所付けをしてくれという事でバーターで特例公債法案を通すかのポーズを見せているだけでしょう。良くもまあ、いい様にやられているものです。
これを飲めば結局、財政規律という名目が消えてなくなります。
建設国債でやるにしろ財政は一時的に借金が増えるのですから・・・。そして野田のスキャンダルが俄かに表面化してきました。
財務省にご恩返しして長生きしようとした野田でしたが、ボロ雑巾の様に捨てられる運命なのでしょう。結局、消費税で抱きついて首を差し出すことなく特例公債法案を成立させたいなんて目論みは百戦錬磨の財務官僚&自民党には通じなかったということです。
総理一年の使い捨て。結局、野田政権は自民党が最も恐怖する選挙上手の小沢を排除し、民主党政権を弱体化し、国民が選挙によって実現した政権選択に恩恵を感じるどころか罰を与えただけで幕を閉じます。
この際、せめて政界再編の成功を望みますが、岡田を頼っている様では望み薄です。「1月までの解散でどうか?」と岡田副総理が複数の自民党幹部の打診した事が一斉に報じられるに至っては・・・あまりに稚拙でため息しかでません。
結局、筋書きが破綻している事に気づかない、あるいは気づきたくない官邸はもはやパールハーバーどころか敗走を転進といいかえている大戦末期の様相です。

森ゆう子議員の鋭い追及の後の、江口議員の質問はそれに劣らず興味深いものであって、野田という総理の姿を別の面から浮き彫りにしたものであったと思う。
 消費税増税への執念の背後にあるという「岩倉使節団の思い」はおそらく野田総理の本音であろう。彼が「実際に国際社会に出た」かどうかは別にして、「多くの国民は知らないが私は知っている」という強烈な「自負心」が彼を増税へと突き動かしているのだろう。そこに野田という総理の恐ろしい浅薄さが垣間見える。
 野田政権の功績があるとしたら、それは野田政権を支える、あるいは利用する霞が関官僚の恐ろしいまでの無知無能ぶりが明らかになったことであろう。震災復興が停滞する中で、増税にしろ原発にしろTPPにしろ尖閣にしろオスプレイにしろ、推進理由が全く説得力がなくピントはずれであることは驚くばかりである。
 田中さまの云われる通り、無能な官僚を一掃しなければこの国の未来は永遠に開けないであろう。

「財政破綻」すると私たちの生活に対し具体的にどんな影響があるのでしょうか。銀行預金の封鎖または半減、株の暴落、年金の支払停止、公務員の給与停止か減額、健康保険と介護保険の機能停止、公共事業の停止、上下水道の機能停止?公共交通機関の機能停止?等々。
田中先生はどんな状況を想像されますか。私には正直実感がわかないのですが。

 変な事を言いますけど、孫崎享著『戦後史の正体』をパラパラと呼んでいると、田中良紹先生がずっと指摘されていた事と同じ事が色々出ていると思うし、それ以外の衝撃的な事も書かれていると思うのですが、この本の感想なんて聞かせてもらえないものでしょうか?

大連立VS野党かなぁ
消費税増税解散になったとしても
解散総選挙では 票割れして 自公政権になる可能性も高い。民の残票~自公以外の消費税増税反対派の野党票が どれくらい入り またネジレネジレ国会に できれば~そんなの無理だろう~ 緻密な選挙予想が 国民にできるだろうか~ 政治研究会(名前検討中
奇襲攻撃 パールハーバー 恐ろしいですね。映画 洋画パールハーバーを 見ました。昔 日本の官僚は 野蛮だったんですね

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Profile

田中良紹(たなか・よしつぐ)

-----<経歴>-----

1945年宮城県仙台市生まれ。
1969年慶應義塾大学経済学部卒業。
同年(株)東京放送(TBS)入社。
ドキュメンタリー・デイレクターとして「テレビ・ルポルタージュ」や「報道特集」を制作。また放送記者として裁判所、警察庁、警視庁、労働省、官邸、自民党、外務省、郵政省などを担当。ロッキード事件、各種公安事件、さらに田中角栄元総理の密着取材などを行う。
1990年にアメリカの議会チャンネルC-SPANの配給権を取得して(株)シー・ネットを設立。
TBSを退社後、1998年からCS放送で国会審議を中継する「国会TV」を開局するが、2001年に電波を止められ、ブロードバンドでの放送を開始する。
2007年7月、ブログを「国会探検」と改名し再スタート。

BookMarks

日本初の政治専門チャンネル!
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国会TV
http://kokkai.jctv.ne.jp/

-----<著書>-----


『裏支配─いま明かされる田中角栄の真実』
2011年1月、電子書籍


『メディア裏支配─語られざる巨大マスコミの暗闘史』
2005年3月、講談社

-----<編書>-----


『憲法調査会証言集─国のゆくえ』
2004年7月、現代書館

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