Calendar

2012年3月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

Recent Comments

再編の幕開け
一条駿 04/01
梅光 04/02
奥野 04/02
yamadataro 04/02
梅太郎 04/03
大塚 04/03
元株や 04/03
一条駿 04/03
em5467-2こと恵美 04/04
梅光 04/05

« 裁かれるのは日本の民主主義
メイン
国会の消費税問答 »

再編の幕開け

 野田内閣が消費増税法案を国会に提出した事で与党は分裂模様である。それを見て嘆息する国民も多いと思うが、私はいよいよ政界再編の幕が上がったと思っている。

 話は2005年に遡る。郵政選挙に勝利して巨大与党となった自民党は、自公体制を磐石にして長期政権を敷くため、小沢一郎氏が主導して実現させた小選挙区制を中選挙区制に戻そうと考えた。

 絶頂期にあった小泉総理は中選挙区制の復活を公明党に約束する一方で、盟友である山崎拓氏に靖国問題で対極の立場を表明させ、民主党議員を巻き込んだ議員連盟を作らせた。それは1993年に小沢一郎氏らが自民党から飛び出し、細川政権を作って以来の政治体制を終らせ、自民党が主導して新たな政治体制を作る動きに私には見えた。

 「2005年体制」と当時の学者はしきりに言った。それによると、「55年体制」は冷戦構造の中で自民党長期政権を生み出したが、それを壊した小沢一郎氏ら自民党脱党組は日本政治に混乱をもたらした。ところが05年総選挙によって自民党は再び巨大化し、小沢氏らの野党勢力を一掃した。そこで自民党を基盤に二つの政党を作り、それが政権交代する新たな政治体制が出来ると言うのである。それが実現すれば小泉氏は「日本政治中興の祖」になる筈であった。

 ところが構想は2年後に破綻する。小泉後継の安倍政権が07年の参議院選挙で小沢一郎氏率いる民主党に敗れたからである。勝利した小沢氏はしかし民主党が自民党に代わって政権を担える政党とは思っていなかった。小沢氏が考えたのは自民党と民主党をいったん合体させ、その上で二つに分ける政界再編である。それが福田総理との間で話し合われた「大連立」であった。

 「大連立」にはもう一つ目的があった。政党を二つに分ける前に、国家の基盤となる安全保障政策を同じにする事である。それが出来れば二大政党による政権交代はよりスムーズになる。だから小沢氏は福田総理に民主党の安保政策を飲むように迫り、福田総理も真剣にそれに応えようとした。歴史に「イフ」はないのだが、あの時「大連立」が実現していれば日本は確実に変わっていた筈である。

 ともかく「大連立」は安保政策の転換と政界再編を実現しようとした。しかし民主党内の反発で不発に終わり、09年の総選挙で民主党は政権交代を目指す事になる。その選挙直前に「西松建設事件」が起きた。それがなければ小沢総理が誕生していた。

 現役の政治家の中で政府の中心にいて消費増税に取り組んだ経験を持つのは小沢一郎氏ただ一人である。消費税増税の難しさを最も良く知っている。増税の意義をいくら説明しても、国民は消費税が本当に国民生活のために使われるのかを疑っている。自分にどれだけ利益になるかが分からない。

 そこで09年の民主党マニフェストは国民に直接利益を与える所から始まった。その財源は行政の無駄を省く事で捻出する。行政の無駄を省くためには官僚との壮絶な戦いが必要だが、それを最低4年間はやり抜く。その上でいよいよ足りなくなればマニフェストでうたった政策をやめるか、消費税の値上げを認めてもらうかを選挙で国民に問う。民主党マニフェストを私はそのように読んだ。

 一方で、野党に転じた自民党はひたすら民主党マニフェストを「バラマキ」と攻撃した。そして民主党が財政均衡を守らない政党である事を印象付けるため、10%の消費増税を参議院選挙のマニフェストに入れた。政策に責任を負わない野党だからこそ作れた選挙マニフェストである。ところが民主党の菅総理がそれに抱きついた。財務省の圧力があったのか、アメリカの圧力があったのかは知らないが、09年の民主党マニフェストとは違う事を言い始めた。

 その頃私は「政界再編が準備されつつある」というブログを書いた。メディアは菅総理の「脱小沢」ぶりを強調し、民主党の党内対立を面白がっていたが、私には民主党が党内に二つの潮流を作り、民主党が主導する形で再編を始めようとしているように見えた。そしてその見方はその後も変わっていない。

 そこで野田政権の消費増税である。野田総理は「不退転の決意」を強調するが、実現させる方策を全く講じない。そのくせ「今国会で成立させる」と事を急ぎ、しかもそれに「政治生命を賭ける」と言い切る。本当に社会保障のために消費増税をやると言うのならそんな言い方をする必要は全くない。無理矢理成立させようとすればするほど、逆効果となり成立は難しくなる。野田総理は一生懸命に成立を難しくしているのである。

 野田総理の発言を私なりに解釈すると、長く総理をやらないという事である。法案が通らなければ総辞職か解散しかないが、解散に打って出れば選挙で負けるのは必定で、どっちにしても総理を辞める事になる。辞めずに済むのは自民党が野田政権に協力して法案が成立した場合だが、成立する前に選挙をすれば元の木阿弥になる恐れがある。選挙は増税が成立した後になり、そうなれば協力した自民党も選挙で勝つ見込みがなくなる。

 なぜなら「消費税より行政の無駄を省け」と主張する地方首長の勢力が選挙に出ようとしていて、国民の人気は圧倒的にそちらに向かう。選挙になればその勢力と組む消費税反対派が選挙に勝利する可能性が高い。困っているのは実は自民党だと私は思う。自民党の中も次第に一枚岩ではなくなる。国民は民主党や国民新党の分裂模様に目を奪われているが、彼らはそれをあらかじめ計画してやっている可能性があるのである。

 誰も指摘しないのが不思議なのだが、実は消費税より重要な法案がある。特例公債法案である。これが成立しないと予算は成立しても執行が出来なくなる。「ねじれ」だから常識的には成立しない。去年はそれを成立させるために菅総理が退陣と引き換えにした。今回も野田総理が自らの首を差し出すのか、それとも自民党と手を組んで切り抜けられるのか。それもこの政局に絡んでくる。

 そして4月末の小沢裁判の判決次第で消費税政局の舞台はまた変わる。このように消費税政局は、公債特例法案、行政改革、一票の格差と選挙制度、小沢裁判などと複雑に絡まりあいながら最終的には政界再編に向かって進んでいくのである。

      ▲  ▽  ▲

■お知らせ

これまで田中良紹さんが講師をつとめる「壬辰田中塾」が、4月25日(水)に開催されます!

田中良紹さんによる「政治の読み方・同時進行編」を、美味しいお酒と共に。

ぜひ、奮ってご参加下さい!

【日時】
2012年 4月25日(水) 19時〜 (開場18時30分)

【会場】
第1部:スター貸会議室 四谷第1(19時〜21時)
東京都新宿区四谷1-8-6 ホリナカビル 302号室
http://www.kaigishitsu.jp/room_yotsuya.shtml

※第1部終了後、田中良紹塾長も交えて近隣の居酒屋で第2部を行います。

【参加費】
第1部:1500円
※セミナー形式。19時〜21時まで。

第2部:4000円程度
※近隣の居酒屋で田中塾長を交えて行います。

【アクセス】
JR中央線・総武線「四谷駅」四谷口 徒歩1分
東京メトロ「四ツ谷駅」徒歩1分

【申し込み方法】
下記URLから必要事項にご記入の上、記入欄に「年齢・ご職業・TEL」を明記してお申し込み下さい。

21時以降の第2部に参加ご希望の方は、お申し込みの際に「第2部参加希望」とお伝え下さい。

http://www.the-journal.jp/t_inquiry.php

(記入に不足がある場合、正しく受け付けることができない場合がありますので、ご注意下さい)

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.the-journal.jp/mt/mt-tb.cgi/8409

コメント (19)

■コメント投稿について編集部からのお願い

《THE JOURNAL》では、今後もこのコミュニティーを維持・発展させていくため、コメント投稿にルールを設けています。

一、コメント欄は匿名掲示板ではありません。投稿は本名(もしくは固定のペンネーム)でお願いします。

一、コメント欄は投書欄ではありません。記事と関係のないコメントや長文(400字以上)のコメントは、内容に関係なく削除する場合があります。

一、コメント欄は噂話を書く場所ではありません。ネット上とはいえ、公的な場である以上、事実関係に誤りがあるコメントは公開できません。情報元のソースはできるだけ開示してください。

一、コメント欄はフラストレーションの発散場所ではありません。感情的な非難や誹謗中傷は受け付けません。なお、最低限のマナーが守られている投稿であれば、記事に批判的なコメントでも削除することはありません。


そのほか、詳細は下記リンクにも掲載していますので、投稿前にご確認ください。

http://www.the-journal.jp/contents/info/2009/07/post_31.html

ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

田中良紹さん
私が予て日本政治再建(仮に、過去「建っていた」として)の最有力手段として期待して来た脈絡でのご論説を、大歓迎しました。有り難うございました。

然し、来るべき再編が「善き政界再編」なのか、「悪しき政界再編」なのか?「一寸先は闇」の状態は変わらない。その暗闇の中では、一歩前進と思っても蓋が開けば「二歩後退」などは屡々あった話。

主権者たる国民を騙し国家の命運の足を引っ張る「悪しき政治」を早くドブに捨てたいものです。
草々

田中 様

「再編の幕開け」は現在の政局を冷静に見れば見るほど必要性が指摘できるのではないか。皆に大きな異論はないのでしょう。

ただ、国民性があいまいを美徳とする風土にあって、国民と政治家が二つの流れに二分され、政治を交代して担える文化が全く欠けている日本的特殊土壌の中に育てられるかどうかが、ポイントではないか。

民主党政権で露呈したことは、民主主義社会における政党政治がどうあるべきか分かっているようで全く分かっていないのです。どんなに正しい政策であろうが、構成政党員の支持が得られない限り、政策的達成を期するのが困難であるし、してはならない初歩的なことが分かっていないことです。実権を得ればなんでもできると勘違いしているようだ。

現在の若い政治家たちは、多数決で決まったことに従うと言う風土にそだっていず、自分の好きがって、勝手にバラバラであることが好ましいと考えているのではないか。またいろいろやってうまくいかなければ簡単に投げ出すことに、異常性を認めないし、政策を決めた人の責任にして何等自己矛盾を意識しない特殊な精神構造を持っているようである。

国民の意識も問題であるが、政治家の意識が信念から離れれば離れるほど政党政治が成り立たず、烏合の衆による衆愚政治がまかり通っていくのではないかとの懸念が深まっています。二大政党が育たないのです。

東京近辺に住んでいるなら本当に田中先生のセミナーと居酒屋談義に参加したい。長崎の田舎に住んでいることが悲しい現実です。

私は今回の田中先生の論考で次の指摘に注目しました。

1 野田総理は一生懸命に成立を難しくしているのである

2 国民は民主党や国民新党の分裂模様に目を奪われているが、彼らはそれをあらかじめ計画してやっている可能性があるのである

3 実は消費税より重要な法案がある。特例公債法案である

4 そして4月末の小沢裁判の判決次第で消費税政局の舞台はまた変わる。このように消費税政局は、公債特例法案、行政改革、一票の格差と選挙制度、小沢裁判などと複雑に絡まりあいながら最終的には政界再編に向かって進んでいくのである。

小沢さんは 昨年末より来年は夏までに選挙になるので準備をするようにグループ議員へ指示し、最近は 野田内閣で解散総選挙にならなくても秋以降にも国民から選挙で国民の信を問えの声が高くなるからそうならざるを得なくなる旨話をしています。 小沢氏も亀井静香さんも相当政界再編、総選挙の流れを意識しているように思えます。

野田政権が消費増税法案を成立させるには、早期解散と自民の法案賛成をバーター取引する談合しか残されていないが、野田民主執行部も谷垣自民も党内が割れて騒然となりそうです。皆さんはどう予想されるでしょうか。

やはり4月26日の小沢裁判判決がターニングポイントになると思う。無罪や公訴棄却判決なら一気に小沢氏の発信力と求心力が高まり、政権に遠慮し面従腹背していた議員らも今国会で採決することに反対し、党内の三分の二程度は反増税派ということが明らかになれば、輿石党執行部も党分裂を避ける名目で反増税派の主張を受け入れざるを得なくなる。党内の大勢を無視して談合解散など出来なくなる。

潔く、菅内閣とおなじように特例公債法案成立と引替えに内閣総辞職の道につくべきだろう。

しかし、万一にも微罪でも有罪とされれば反増税派の気勢はそがれ、賛成派は小沢悪=反増税=抵抗勢力のマスコミ煽りの乗って法案成立、解散総選挙につっこむ可能性が出てくる。しかし、それは野田民主壊滅への道であるが。

小沢氏にすれば、政界再編は必至としても、民主党の主導権を反小沢勢力から奪還し、党資金を確保してから、この政界再編総選挙に臨みたい思いではなかろうか。

そこで反小沢の仙石前原・野田グループや菅グループそして岡田とそのシンパが 脱霞ヶ関支配の09政権交代マニフェスト路線に与しないとすれば、小沢氏らと対峙する党派に移ればよいだけである。

やはり4月26日の判決は日本の民主主義にとって極めて重要なものであり、直近の政局に与える影響は計り知れない。

こんにちは
小沢さんは特に民主党員の間で人気がないですよね。
とすると、今年9月の代表選は難しい。
だから、どこかで新党しかないでしょうね。

田中様

岡田の動きをみていると民主党時代にやることやりきって、自民党と連立を組むと割り切っていると思える。
これだけ国民に負担を強いる政権も珍しく、官僚そのものという政権も初めてである。選挙はあきらめているか、有り余る金で、小沢派は切り捨て、自派の政治家に金を集中して自民党より数が上という作戦ではないかとみている。
これに対して小沢派は苦しい、新人が多く、金なし、地盤なし。
しかも消費税増税反対よりも悪人小沢派ということで逆風である。
維新が近畿以外に広がるとも思えず、今のところでは連立民・自の勝利である。
小沢派が勝つには財政再建の精微な計画を作ることである。小沢の一括交付金では無理。民主党のマニフェスト自体が胡散臭いとマスコミに攻撃され、国民も洗脳されている。しかし、国民は官のリストラを望んでおり、やれるのかどうかを見定めようとしているのである。
だから維新が人気になるのである。
川内や馬淵、森ゆう子が革新派若手官僚を動員して精微な財政再建計画を作るべきである。
彼らがテレビ討論会で連立増税派を論破すれば、道は開ける。
従来主張の繰り返しではマスコミに洗脳された国民を説得できない。
小沢派は代変わりして、ディベート得意の若手に派運営を任すべきである。

権力を持つと大した人間でなくとも「偉くなった」と勘違いするのが常だが、それも程度が問題だ。管もそうであった。管を選んだ議員は反省すらしていない。そのまま野田政権の中枢に居座った。当然同じ様な運命を辿るだろう。原発事故の対応が遅れ、多くの国民に犠牲をもたらした。これから先、益々増えるだろう。同じ事が野田政権でも行われ様としている。消費税増税による日本経済の沈没・低所得者(派遣社員・年金生活者など)の生活の困窮など取り返しがつかなくなるだろう。

いっそマニフェストを重視し、真に国民の生活を思うなら、今この時期で消費税に反対するのは当たり前の事だ。一日も早く政界再編が起こる事を期待する。

自民党の中にも恐らく消費税に反対する議員がいる筈だ。消費税を上げる前に、国の仕組みを変える事が先だ。仕組みを変えることを先ず優先させれば、大阪維新の会とも消費税反対派(と言うより慎重派)は連携出来る筈だ。


但し、愛知県の大村氏には気をつけるべきだ。なぜなら、政治塾の講師を見ればおのずとわかる。


今朝の朝刊に、次期衆院選の予想立候補者が載っていた。小生の静岡8区は塩谷立と斉藤進の二人。

塩谷氏は消費税に賛成だろう。斉藤進も賛成だろう。民主党を応援して、消費税に反対の有権者は誰に入れたら良いのだろうか?棄権と言う事はしない様にするには、誰でもいい、民主党でも維新の会でも、無所属でも良いから誰か一票を投票出来る方が立候補してくれないだるか?

放射線被害を拡大させた空管総理を応援し、その反省すらしない議員は落選してもらいたい。比例でも復活しないように、これまでの民主党票を引き裂くように何方か立候補させて下さい。

地元の有志(川勝知事を担いだ人たち)から若手を出そうという動きも少し有るが、今の民主党に関係する静岡県の地方議員のほとんどが菅さんを応援した人ばかりで、地方議員も反省していない。

いっその事、何も染まってない候補者が出てくる事を期待する。


ボケ老人とまでは行かないまでも、歳相当の脳味噌の小生でも駅前に立ち、旗を掲げて大声を上げたいくらいだ。マスコミは本当に真実を伝えていないから、新聞やテレビしかみない人たちは消費税反対派が自分勝手な行動をしていると思い込まされている。会う人たちに納得してもらう様にコツコツ説得しているが、人数は知れたもの。
本当にどなたか静岡8区で小沢・橋下的な考えの方を立てて下さい。

微力ながら応援します!!!

田中様
政界再編と言っても自民も民主もお金を握る執行部が増税派では再編も起こりようがないのではないでしょうか。

今の野田できそこないの自民流政権と水と油の小沢さんも新党を結成できないのはそのためでしょう。
民主党はお金以外にも労組を味方につけることも大事です。

ここでも小沢新党に期待するところ大と発言する声も大きいですが、自由党で失敗した小沢さんには民主党内の過半数を巻き込まない限りその選択はおそらくないでしょう。

やはり第二自民党と課した人たちが党を出て自民党と組み、小沢さんを中心とする増税より改革が先と考える人たちが民主党に残る。あるいはその逆。これが実現しないと政治は変わりません。

小沢さんを中心とする改革勢力が維新と組めればお金はありませんがブームに乗って一挙に過半数を制する場面があるかもしれませんが、お金のない維新にそんな選択はあり得るのでしょうか。

今のまま衆議院選挙に突き進めば、自民も民主も過半数を獲得できず、自民と民主の大連立が実現し、財務省の思惑通り改革なしの大増税政権が実現するでしょう。その時の総理が野田でも谷垣でも財務省主導は変わりません。

野田は過半数とれなくても自民より一人でも多ければ総理にとどまることが出来ますが、そうはならないでしょう。

再投稿します。ご掲載をお願いします。

田中良紹さん
私が予て日本政治再建(仮に、過去「建っていた」として)の最有力手段として期待して来た脈絡でのご論説を、大歓迎しました。有り難うございました。

然し、来るべき再編が「善き政界再編」なのか、「悪しき政界再編」なのか?「一寸先は闇」の状態は変わらない。その暗闇の中では、一歩前進と思っても蓋が開けば「二歩後退」などは屡々あった話。

主権者たる国民を騙し国家の命運の足を引っ張る「悪しき政治」を早くドブに捨てたいものです。
草々

日本のGDPが500兆円とすると、国民の総収入はいくらだとお思いになりますか。
500兆円ですね。

 ところで、三面等価の原則というのがあって、
国民の総生産=国民の総収入=国民の総支出
なのだというのだそうですが、これは、500兆円の商品がすべて必ず売り切れるといっているのではなくて、この場合490兆円しか注文がなくて10兆円の商品が売れ残ったとすると、その10兆円の在庫品は企業が支出して買ったことにして総支出の中に含める、という会計学上の操作、トリック(by石川秀樹先生 ↓ )によって成立しているのだそうです。
http://www.youtube.com/watch?v=l_0JWaXbM1U&feature=related

なので、500兆円の総産出のとき500兆円の収入がすべて支出されればすべての商品が売り切れるが、貯蓄、海外投資、輸入代金の支払い等で国内で支出が不足するとデフレ不況が発生する、というケインズの教科書どおりのことが起こっているのが現在の右肩下がりの情況ではないでしょうか。
 そのときに無駄遣いをやめるとか、公務員の給与削減をしたら事態はさらに悪化します。国内で失われた支出を補うだけの国債を発行する、などをしないと失業と貧困が発生します。支出を減らせば収入も減ります。支出を増やせば収入も増えます。「小さな政府」は間違いなのです。

「小沢切りで消費税法案に賛成も」石原幹事長


自民党もおかしな党に成り下がった者だ。この程度の男が親の七光りで幹事長になっている。昔の自民党ならもう少し幹事長に重さ・貫禄があった。

消費税が必要なら天下国家の為に賛成すれば良い。消費税が今の時点で国家国民にとって悪いと思えば反対すれば良い。


消費税と言う大きな問題を小沢氏を野田が切るか切らないかで決めるとは情けない。もう次の選挙に出る資格はない。潔く幹事長を辞めるべきだ。少し親に説教され、教育をされて出直してきて欲しい。自民党の総裁も軽いが、幹事長は更に軽い。言っている事はガキだ!

一条駿様
明快な論理ですが、論理の擦れ違いですね、
GDPのなかで公的部分は効率が悪く、ここをリストラして民に任すというのが小さな政府です。
日本のように公が300兆という巨大予算を持っているので、資金効率が悪く、経済が硬直化して衰退しているのです。
これを200兆にして100兆は民として市場経済に任せば、金融大緩和と合わせて経済は大活性化します。公務員給与や議員の給与など大削減すればよく、三セクや特殊法人は民営化すべきである。政府系金融機関のほうが民間金融機関より大きい国なんて異常です。異常な国から正常な国にしない限り、経済発展はない。

田中様

どうやら政界再編に動きだしましたね。消費税増税派対国家機構改革・リストラ派。
勝のやりすぎが野田の無能が、大マスコミの偏向が政界再編を呼んだ。

毎日新聞の世論調査では消費税増税法案反対は60%、反増税派の勝利は間違いない。
ただし、同時に小沢派つぶしも行っており、小沢新党では苦しい。
維新だけでは民・自に対抗は無理だが、石原と橋下の会談が大阪で四日にあるということで流れが変わってきた。おそらく石原は消費増税法案閣議決定で情勢を見極め、総理になれると踏んだのではないか。わざわざ大阪に行くのだから。
あとは小沢とどうつながるか、亀井が仲介するのか。政策は維新の船中八策が基本になるとみる。
維新・石原新党が近畿、東海、関東を、その他は小沢新党という構図になりそうとみるが。
選挙が楽しみである。
民主党の党名が消える日も近い。

田中 様

賞味期限が切れたと見ていた自民党が、末期的症状を現し始めています。石原幹事長は、消費税増税を何と心得ておられるのでしょうか。「小沢を切れば増税に賛成する」と言う、国民を馬鹿にした発言を正気で発言しています。

自民党は小沢氏が憎くてしょうがないようであるが、それは自民党の問題であって、国民の問題ではありません。自民党の小沢氏に対する個的怨念を、国民的怨念に変えられてはたまったものではありません。自民党は党内がバラバラで、積もり積もった恨みを吐き出しているとしか受け取れません。

自民党が野党に徹することができず、政権病が出てきて民主党と手を組もうとして政権に擦り寄り、一方民主党は党内意志を決められず一部の個的自己要求を正当化させようとするのであれば、ガラガラポンの政界再編成をするしかないのでしょう。

現在の民主党、自民党から新しいものが生まれてくるとも思えないので、石原都知事、橋下知事、大村知事、河村市長など地方からの改革をエネルギーにした再編にに期待するしかないのでしょうか。

田中様

 いつも先生の卓見、識見に期待しております。

 さて、「消費税政局」という用語が飛び交っているが、マスゴミでは「消費税問題は(選挙の)争点にならない」「消費税での政界再編などありえない」なる謬見も跋扈していた。その理由は、「現下の財政危機下では大方が消費増税の必要性を認めているから」だそうだ。ここから「消費税問題を政局化するな」という的外れも登場する。
 しかし、今回の亀井静香氏と小沢氏らの動きは実に見事だ。「国民との約束は破れない」「シロアリ退治なくして増税なし」「景気回復なくして増税なし」「社会保障改革なくして増税なし」・・・・簡潔明瞭である。
 小沢氏による「政権交代なくして改革なし」が国民を捉え地殻変動が起こったことは記憶に新しい。その「政権交代」は旧体制派・既得権勢力のクーデターによって絞殺された。しかし今や、新たな総反撃と再編の狼煙が「消費増税許すな」によって上げられたもの、と受け止める。
 〈国民VS官僚〉の対立構図は鮮やか過ぎていささか危険ではあるが、「シロアリ退治なくして増税なし」は国民の痛切な思いだろう。
 事態は、日本政治の集積的構造疲労を体現する「霞が関」とマスゴミがこの国を滅ぼそうとしているということだ。昭和初期に日本国民を泥沼の戦争に駆り立てたのは、大物や傑物たちではない。維新明治の傑物たちが世を去り、その後を担った小物たちだ。即ちみな俗物である。歴史は、このような俗物たちによって奈落の底へ突き落されてきたことを教えている。
 傑物小沢氏らの今後の闘いに呼応したいと思う。

田中良紹様
政界再編したところで、官僚の力が強すぎるため日本国はたいして変わらないと考えます。
福島第一原発4号機の使用済み燃料プールが崩壊して、東日本に人間が住めなくなる事態になれば変わらざるを得なくなると考えます。
社会保障に関しては、原発事故で拡散された放射性物質の影響により今後国民の寿命が短くなることを考慮していないことは解せません。

奥野さん
私は、そうは思わない。
精緻な政策などというモノは、かえって解りづらいし、第一精緻なモノほど実行しづらい。
一か所ほころびればおしまいになりかねない。
鉈でズバッという感じのモノが良いのだと思う。

たとえば、
私は良く書いているんだが、免許の更新制度を止める、交通安全教会には、株式会社化して自立していただけばよい。

車検制度を廃止すればよい。
自動車の整備は、自己責任とすれば良く、整備不良については、罰金をかせば良い。
自動車の改造やフィルムについては、警察が厳しく取り調べればよいだけ。

パチンコの換金を禁止すればよい。
パチンコ破産が無くなるだろう。
パチンコ業界に巣食う警察利権など、徹底して排除すればよい。

政府系の金融機関、巨大3行を廃止するか統合して、人員の大幅整理をすれば良い。
財務省の利権を、大きく減らすことで権力の減少を招くのは最高の手段だ。
その後でなら歳入庁の創設も、当然続くこととなる。

目に見えることで、やれそうな事はいくらでもある。
身の回りをよく見回せば、たくさん気がつく筈だ。
国民の多くは、そんなことに反応が悪い筈がない。
要は、血を流す事を恐れない事、ただそれだけだ。

余計なお金の流れを止めれば、財政の再建も近くなることだろう。

奥野様

日経ヴェリタスが「企業に眠る200兆円」という特集を組んでいた。
これが文字通り企業の金庫でタンス預金になっているのだったらまずい。日本経済から200兆円の購買力が失われることになり、200兆円の商品が売れ残り、生産が停止し、雇用が失われ、労働者が200兆円貧しくなる。
その200兆円がすべて日本国債の購入に当てられ、政府がその金で何かの事業をして国民に支払い、もしくは直接国民にばら撒けば国民の収入は維持される。

一方で、
「銀行預金、融資に回らず、10年末の差額、最大の150兆円」日本経済新聞 2011.1.11
だそうだけれど、この150兆円が銀行の金庫でタンス預金になっているのだったらまずい。
以下同文。

<梅光様>
お久しぶりです。さて、不届き極まりない石原幹事長発言。私はむしろ感謝をしています。他党の幹事長から言われて小沢切りをすれば党は空中分解します。だから出来ない。つまり事実上、小沢切りの芽を潰したのです。生徒会長野田と生徒会副会長岡田が考える程、大連立など簡単ではありません。
それよりも何よりも政権交代の立役者に対しての無礼な発言。野田総理自らが「小沢さんは推定無罪である。政界の大先輩に対して失礼ではないか?」位いえないのだろうか?責められるべきは民主党失効部に他なりません。

投稿者: em5467-2こと恵美 | 2012年4月 4日 17:03 様

有り難うございました。言われる事が良く理解できました。小生単純ですので、「この石原アホテルのバカ」という気持ちで投稿してしまいました。


時々、そんな気持ちになるのは、「この小泉Jr.のバカ、偉そうに・・!」と。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

※[投稿]ボタンをクリックしてから投稿が完了するまで数十秒かかる場合がございますので、2度押しせずに画面が切り替わるまでお待ちください。

Profile

田中良紹(たなか・よしつぐ)

-----<経歴>-----

1945年宮城県仙台市生まれ。
1969年慶應義塾大学経済学部卒業。
同年(株)東京放送(TBS)入社。
ドキュメンタリー・デイレクターとして「テレビ・ルポルタージュ」や「報道特集」を制作。また放送記者として裁判所、警察庁、警視庁、労働省、官邸、自民党、外務省、郵政省などを担当。ロッキード事件、各種公安事件、さらに田中角栄元総理の密着取材などを行う。
1990年にアメリカの議会チャンネルC-SPANの配給権を取得して(株)シー・ネットを設立。
TBSを退社後、1998年からCS放送で国会審議を中継する「国会TV」を開局するが、2001年に電波を止められ、ブロードバンドでの放送を開始する。
2007年7月、ブログを「国会探検」と改名し再スタート。

BookMarks

日本初の政治専門チャンネル!
↓ ↓ ↓
国会TV
http://kokkai.jctv.ne.jp/

-----<著書>-----


『裏支配─いま明かされる田中角栄の真実』
2011年1月、電子書籍


『メディア裏支配─語られざる巨大マスコミの暗闘史』
2005年3月、講談社

-----<編書>-----


『憲法調査会証言集─国のゆくえ』
2004年7月、現代書館

→ブック・こもんず←



当サイトに掲載されている写真・文章・画像の無断使用及び転載を禁じます。
Copyright (C) 2008 THE JOURNAL All Rights Reserved.