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野党なき国家の不幸

 1984年(昭和59年)のある日、目白の私邸で田中角栄元総理から「日本の政治で一番問題なのは野党がないことだ」と言われたことがある。

 角栄氏はその前年にロッキード事件の一審判決で懲役4年、追徴金5億円の有罪判決を受け、「自重自戒」と称して目白の私邸に籠もっていた。政治記者になり立ての私は、ひょんなことから「誰とも会わずに暇をもてあましている」角栄氏の「話の聞き役」となり、目白の私邸に通っていた。

「社会党は野党ではない。労働組合だ。日本国家を経営しようとしていない。その証拠に選挙で過半数の候補者を立てていない」。この一言が私の政治を見る目を変えた。メディアの報道で曇らされてきた目から鱗が落ちた。社会党を野党だと思い込んできたマインドコントロールから解き放たれ、まっさらな目で政治を見るようになった。

 田中角栄氏の言うとおり、「野党」第一党の社会党は過半数の候補者を立てない政党であった。全員が当選しても政権交代は起こらない。つまり自民党長期政権を続けさせてきたのは社会党である。政権交代を放棄した社会党が目標としたのは三分の一の議席を確保することであった。それは憲法改正を阻止出来る議席数で、そこから他の国では見られないことが起きた。政権交代より憲法を変えないことが最重要の政治課題になったのである。

 どの国も情勢の変化があれば憲法を見直すことをするが、日本にはそれがない。それをすると「野党」第一党の存在理由がなくなるからである。そして国家を経営しようと思わない「野党」は「何でも反対」するようになった。いつか経営する側に回ると思えば無責任なことは言えないが、政権交代がないから何を言っても気楽である。与党のやることすべてを攻撃し、足を引っ張ることが普通になった。

 「55年体制」下の日本では「嫌がらせ」と「イジメ」の国会運営が横行した。閣僚が国際会議に出席しようとすると、「国権の最高機関である国会を留守にするとは何事か!」と言って出席させない。そのため国会が開かれている期間の外遊は控えられた。英国では閣僚や与党議員の外遊を野党は阻止しない。しないどころか「国益のために頑張ってきて」と送り出される。その間に採決があれば、外遊している与党の人数を野党は自発的に欠席させて公正を期す。

 日本の「野党」は予算の対案を出して競い合うよりも、ひたすら予算を通さなくするために頑張る。何か攻撃材料を見つけては「寝る(審議拒否する)」のである。その材料に最も頻繁に使われたのが「政治とカネ」であった。

 田中角栄氏を逮捕したロッキード事件は国民全員をマインドコントロールにかけるほど衝撃的であったから、それ以来「政治とカネ」は「野党」にとって格好の「寝る」材料となった。民主主義国家では事件は司法の場で裁かれるが、わが国ではわざわざ国民生活の議論をする場の国会で問題にし、国民生活に関わる予算と絡めて野党は「寝る」のである。「国会喚問」や「議員辞職」をやたらに要求する手法がまかり通るようになった。

 当時の自民党は「野党」を「起こす」ためにいろいろと妥協した。今話題の「政治倫理審査会」も「寝て」いた野党を起こすために作られた政治的駆け引きの産物である。作った自民党は誰も政治倫理のためだと思ってはいない。どだいロッキード事件を「田中角栄の犯罪」と言っているのは検察の手先だけで、自民党の中では口には出さぬが「裏のある事件」と考えられていた。

 「野党」には「寝起こし賃」も流れた。海部俊樹氏の「政治とカネ」(新潮新書)にも出てくるが、「野党」を審議に復帰させるために官房機密費から金が流れるのである。最近、官房機密費からジャーナリストに金が流れたことが話題になっているが、それよりも「野党」に流れた金の方が大きいと私は思っている。田中角栄氏は「俺を金権だと社会党は言うが、社会党の方がもっと金権だ。俺は自前で金を作った。だから官僚や財界のひも付き連中とも違う」と言っていた。

 「日本も政権交代を狙う本物の野党を作らなければならない」と言われ始めたのは、ロッキード事件の後からである。東京地検がロッキード事件の真相を解明すれば、自民党は政権を維持できなくなるほどの打撃を受けた。しかし社会党には政権を担う準備も能力もない。だから自民党政権を続けさせるために事件の構図は「変形」された。「変形」されて逮捕された田中角栄氏は、だから全身全霊を懸けて無罪を勝ち取ろうとした。それが派閥政治の弊害を生み、それがまた自民党の凋落を招いた。

 それからの日本政治は政権交代可能な政治構造を作ることが課題となる。言い換えれば本物の野党を作ることが目標となった。1993年、冷戦の崩壊と共に「55年体制」も崩れたが、自民党より先に社会党が消滅したことは象徴的である。その事によって改善が見られるようになった。審議拒否の頻度は減り、「寝起こし賃」もなくなった。閣僚の国際会議への出席を認めないという風潮も薄れた。そして何よりも過半数の候補者を擁立する野党が現れた。

 しかしである。先の臨時国会や今年の通常国会の冒頭を見ると、民主党政権に昔の野党の悪い癖が残っていたり、昔の野党を反面教師にしなければならない自民党が昔の野党丸出しになっている。これでは政権交代が国民のためにならない。

 臨時国会の後、私は「熟議という言葉は国会に殺された」と書いたが、菅総理は性懲りもなく「今度こそ熟議の国会にしよう」と言って通常国会を召集した。しかし昔の「野党」時代の癖が抜けないらしく、言った途端に「攻撃モード」になる。「議論に乗らない野党は歴史への反逆」と凄んでみせた。野党を攻撃して一体国民生活に何のプラスがあるのだろうか。総理の仕事は国民生活を守ることで野党を攻撃することではない。

 同じことは野党第一党の自民党にも言える。昔の「野党」のように「国会喚問」や「議員辞職」を騒いで国民生活に何のプラスをもたらすのだろうか。昔の「野党」は政権交代を狙わないから、予算を通さなくする嫌がらせをして、官房機密費から金を貰ったり、労働組合の処分を撤回させたり、別の様々な要求を与党に飲ませた。政権交代を狙う自民党が予算を通さなくするのは、解散総選挙に追い込むための手段としか考えられない。

 しかし安倍政権が参議院選挙に大敗して「ねじれ」を招いてから、自民党がしたことは総理の首をころころ変えてでも任期満了まで解散をしなかったことである。昔の「野党」にさんざん「嫌がらせ」をされてきた自民党が何のために昔の「野党」の真似をしているのかが私には分からない。

 政権交代を繰り返している国の野党は、すぐに政権を取り戻そうなどとは考えない。如何にそれが不満であっても国民が選挙で選んだ政権と政策である。それを攻撃するだけで国民の支持を得られるとは考えない。まずは選挙に敗れた自らの政策を総点検し、与党の政策を上回る次の政策を準備するために時間をかける。それが野党の仕事である。

 代表質問を聞いていて驚いたのは、小池百合子総務会長が菅総理のダボス行きを「昔の野党のように反対しない」と言った後で、「そのまま帰って来なくて良い」と発言したことだ。ジョークの積もりかも知れないが、ヒステリーにしか聞こえない。先の臨時国会の予算委員会で質問に立った石原伸晃幹事長も酷かったが、これが野党第一党の執行部かと思うと、昔の野党の衣を脱ぎ捨てられない民主党執行部とレベルは同じということになる。

 「日本にも政権交代を狙える野党を作らねば」と言われてから30年以上立つというのに、この体たらくでは国民は不幸になるばかりである。

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コメント (21)

現在の日本は、エジプトの事態も然る事ながら、議会制民主主義が成り立ちうるかどうか、ぎりぎりの所まで来てしまっているのではないかと考えます。
私は、知人とのとある議論の中で、「現在の日本はかつてのワイマール共和国の末期に相当する所まで来ているのではないか」との指摘を受けました。
私自身も、「このままでは、その担い手が果たしてみんなの党か何なのか誰になるかは分かりませんが、この国にも全体主義政党の登場成立を歓迎し、その専断に迎合したくなる素地が形成されつつあるように思う」とのコメントをした際の事です。

かつての社会党を知る私も、今にして思えば、既存の枠内で自己の利益を最大化する為に理念も大義も棄て、圧力行為にまい進したかつての社会党は、その当時の社会経済環境下にあっては自己のリソースを最大限に活用して利益を最大化するパフォーマンスで高評価を受け得る集団行動だったのだろうと、ある種の感慨を持って振り返ります。

何故私たちの国は議会制度を導入し運営して来たのか。果たしてその制度の理念・真髄を完全に理解した上でこれを運営して来たのだろうか。今現在からの制度運用のあり方にこそ、今後のこの国の議会制度の運命、ひいては日本国の命運を決め兼ねないクリティカルな地点にいるとの認識は、ごく少数以外の議会人には今もってまったく無いのだろう。そう悲観せざるを得ない現状に感じられる現在です。
果たして突破口は見出し得るのでしょうか。

■コメント投稿について編集部からのお願い

《THE JOURNAL》では、今後もこのコミュニティーを維持・発展させていくため、コメント投稿にルールを設けています。投稿される方は、投稿前に下記のリンクの内容をご確認ください。

http://www.the-journal.jp/contents/info/2009/07/post_31.html

ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

大変興味深い話をありがとうございます。「マインドコントロール」というのは、田中角栄氏に近い立場であればそれなりに理解しますが、当時はそれが避けては通れないものであったと思います。ただし逆にそのことが後遺症のようにその後の政治に陰に陽に影響を及ぼし、今日の事態になったことは間違いないと考えています。今の小沢さんを取り巻く問題も、本質的には些細なもので、これで国会審議をストップさせるものでは無いはずです。しかしせめて昨年の内に政倫審には出席すべきであったとも考えます。そうであれば今の袋小路に入るようなことにはならなかったと思います。
今の国会のひどさには目を覆いたくなります。何の成果も期待出来ないし、日本の政治はこの程度のものかと愕然としています。そして、一番心配なのは政治に期待しない、マスコミにも信頼しない、ただ自分の思いだけで突っ走る人が増えていることです。もともと日本は熟議はしない、猛進する、そして責任は取らない、その繰り返しだったように思います。

田中 様

このお話は、26日の田中塾で伺いましたが、新鮮な気持ちで読み直しました。政局を読む力をつけるのに、私にとっては、田中様の話ほど分かりやすく、身になるものはありません。

本物の政治家田中氏から、日本に野党がいないといわれた裏話などは、言い知れない深い感銘を受けています。本物の政治家と本物の政治記者を見ているすがすがしさがあります。いいかえると、本物の政治家がいれば、本物の政治記者が育つということでしょうか。

現在の小沢氏に太刀打ちできる世界的視野を持った、かつまた、世界で通用する交渉力を持った政治家がいず、たいした問題でもない「政治と金」で政治力を奪おうとする愚かな現状は異常としか言いようがありません。

今日本のおかれている問題点は、内政、外交とも極めて困難な状況にあり、小沢氏しか打開できないと思うのですが、マインドコントロールされ、国内世論が排除の論理で動いているのが歯がいくてなりません。

田中様のお話の通り、国民レベルの政治家しか、国民が選ばない悲劇でしょうか。

大変分かりやすい解説有り難うございました。

政権交代を応援してきた者にとっては、今の管政権は何であろう?倒れてもらいたいと思うが、今の自民党には受け皿としての資格がない。石原や小池が要職につき、小泉Jrが持てはやされる様では当分ダメでしょう。

さらに山本一太などもいい加減にして欲しい。稲田氏・林などがもっと表に出て来ても良いのでは・・・。
石破 茂氏も自民党の方ではマシかなと思っていたが、相も変わらず「小沢氏の政治と金」から抜け出せないでいる。もう少し大人になって欲しい。単に「お宅」では政権の一翼を担う資格は無い。

・・・と考えると小沢氏を支持する議員がもっと増えて、新しい政権を樹立するまで待つしかないのかも知れない。


今のいろいろな情報から判断すると、マスコミも野等も民主党執行部も「冤罪に対する謝罪・反省」を準備しているものと思いたい。

それにしても、毒饅頭に骨の髄まで冒された三宅氏の「小沢攻撃」は尋常ではない。その内にテレビの番組中に脳卒中になるのでは無いかと心配になります。

<田中良紹様>
こんにちは。まともな野党の必要性、誠にご尤もです。
しかし、現在の政治状況は、マトモな与党ではないのだから、そちらを何とかしないと、国民生活を直撃します。緊急性が高いのです。
さて、官房機密費を野党に渡す方がマスコミに渡すよりも悪い、とは私は思わない。確かに賄賂に近いものの、少なくとも古き良き時代の自民党は、国民の生活を改善した。
竹下登氏は、自民党の政策は3割でいい、残り7割は野党の政策を実現する、と語っていたと伝えられている。経世会田中派のリベラル保守=修正資本主義は、東西冷戦下における資本主義陣営の共産主義革命からの防御的な意味合いがあったとしても評価されるべきと考える。
決して政権を獲ろうとしなかった野党だが、アメリカの手間、野党から国民生活第一の政策を掲げさせて、野党の要求を飲むという大義名分にしていたのだから、その意味において、国民にとって一定の役割を担っていたといえる。
私はかつて社会党の中央委員で市議である父に育てられた息子と話した事がある。選挙の度にお年玉まで使われた、貧乏だった、という。家庭の事情から彼は私学ではなく国立大に入った。
いくら某国、某業界から献金があっても貧乏だった事に変わりはないだろう。公設秘書給与のシェアもその様な中から生まれた知恵であり、辻元議員が逮捕されたのは、未だに納得できない。
政治と金について、野党が大立ち回りを演じるバカバカしさは、ご指摘の通りだが、役所からの情報やデータを殆ど望めない野党においては、私は彼らに同情を禁じ得ない。
さて、さりながら現状である。すでに民主党、自民党などの機軸は意味を持たない。所詮は中央主権政党であり、どちらが与党でも野党でも既得権を持たない国民にとってはババを引くだけに過ぎないから…。
今こそ、この国の統治を作り替える政党の立ち上げが必要であり、その政党の中心に位置付けられるのは、地方の首長である。
右派も左派も過去の遺物であり、ポスト金融資本主義に対峙するのは、民の民による民の為の統治システムによる共生社会の創出しかない、と最近は考えていたりする。

田中良紹さん

1/30未明の日経電子版【亀井国民新党代表、鳩山・森氏に「救国内閣」提案】

この記事を読んで考えたこと。
1流石に亀井さんは着眼点は良い。大局的な視点で物事を考える能力もその目的に至る道筋を画く資質も備えておられる。彼の悪しき問題は、国益に視座を持たないことと=個益の思惑が小局に着手する政策段階に顕れるのを常としている。

2記事によれば、鳩山・森両氏が共に明言を避けたという。即答できる性質のものではないので当然だろうが、即座にネガティブなニュアンスを出さなかったのは今後何等かの動きがあるということかもしれない。今後の動きが興味深い。

3鳩山某は小沢さんに話を持ち掛けるのか。
4仮にYESとして、小沢さんはどう考えるのか。
5田中良紹さんは何かの情報や洞察をお持ちなのか。


私見から観れば、この動きは政界再編を促す動きとして歓迎することになる。私が求める「次なる善き政権与党」を誕生させるためにも、政界再編自体を促進させる動きはどんな動きも思惑も大歓迎だ。
「既成の政党枠組みを破壊」するにも「善き政界再編」を起こすにも、「政界再編」自体が起こらなければ前進がないのだから。
草々

田中様の解説すごく感銘致します。

しかしながらプラス1点。

あまりにも庶民と称する日本人は戦後において牙を抜かれ
戦い方すら忘れ、この国を司る者に対しては、
ひたすら『聖人君子』を望み、天皇等が支配する
神道を崇拝し何もかも『神頼み』に縋る
馬鹿な国民に成り下がったので有ります。

何一つこの国の将来を考えている多数の国民はおらず
ただ滅びの一歩を踏みしめているだけに過ぎません。

今の政治は『税金で飯を食っている者の為の、
税金で飯を食っている者達の仕業による、
税金で飯を食っている者達だけの政治』しか過ぎません。

エコカー減税等エコ政策の恩恵を預かった者達の統計を
見ればよく分かる。

この国の政策の全ては税金で飯を食っている者達の
幸せのための生活に通じる。

全ての国民が行政を監視する『行政監視委員会』
を立上げその税金の使い道に口を出し、それを元に
「国民の国民による国民の為の『富国強兵』」を推進する。

>昨年の内に政倫審には出席すべきであったとも考えます。そうであれば今の袋小路に入るようなことにはならなかったと思います。


違いますね。
政倫審に出ようが証人喚問であろうが、マスコミネガキャンは盛り上がるバカ理で沈静化などは絶対にしなかったでしょう。

 ネガキャン効果を最小にとどめるには無視することが一番でした。そして、この程度で済んでいる事が成果なのです。


 無視して反応せず、沈静化する時を待つ。

 これがマスコミの中傷台風をやり過ごす唯一の策なのです。

毎回、田中さんの文章を読むたびに、目から鱗でしたが、
その田中さんにも、目から鱗のことがおありだったのですね。
しかし「社会党は労働組合だ」という本物の眼識を聞いても、
特に当時は、聞く耳がない方々にはほんとうには伝わらない。
ところが今は、田中さんの言葉をはじめ、ネットやツイッターで、
目から鱗の拡散が、ドミノ倒しのように始まって、各地方で、
いままでになかった普通の人々のデモになって広がっています。
でもまだ、知っててわざと知らない風を装っているのか、
ご指摘の通り、肝心な国政の担当者が聞く耳をふさいで、
「嫌がらせ」や「イジメ」という閉塞空間だけでしかない手法で、
三権を運用し、それが暗雲のように上空に垂れ込め、
人々の生気を圧迫し計り知れない災害をおよぼしています。
ポーの「振子と陥穽」のように、大きな刃のある振子が、
ゆっくり左右にふれながら、ゆっくりゆっくりおりてくる。
結末は、突然牢獄の壁が破られ、外気や外光とともに、
ナポレオン軍が現れ、間一髪救出されますが、
チュネジアやエジプト、オバマの演説もそうですが、
針の穴を通すように、まだ「生活第一」「自立と共生」という、
あたりまえな今の世界的な気持ち、ふつうの人間の共感に、
一縷の希望があるような気がします。
もう一つの、陥穽が何かは、孫崎享さんのツイッターで、
目から鱗、しています。ちなみに下記でまとめて読めます。
孫崎享氏のTwitterより「尖閣・アーミテージ・中国経済・思いやり予算・・・」
http://www.asyura2.com/11/senkyo105/msg/818.html
明日、いよいよ検審起訴が出るともいわれています。
鱗の剥がれてゆく目でこれからも見てゆくつもりです。

田中様

すばらしいご意見です。
今の民主党は自民党に戻したくないという消極的支持でかろうじて内閣支持率30%を保っている。
一方自民党は同じ駄目なら自民党の方がで、少し回復した程度。
田中様のご意見通りです。
しかし、希望は見えてきました。
どうやら愛知は河村、大村が勝ちそうな情勢です。
これで地方主権、国民生活第一と中央集権、官僚、米国、財界第一との二大政党が確立しそうです。
中央政界は大打撃です。
特にふらつく民主党は大打撃です。しかし、この程度でへこたれる菅・仙石ではない。
当面中央政界には野党はいませんが、いずれ小沢氏・河村氏を軸に政界再編が起こり、二大政党化すると思います。
民主党が小沢を離党しようが、小沢が民主党を乗っ取ろうが関係なく、分裂するでしょう。菅・仙石が頑張るほど揺り戻しは大きくなるはず。
既に岡田がかなり揺れていると聞く。菅グループは与謝野人事に大反発であり、菅を支えるのは凌雲会と花斉会程度となりそうである。
しかし、民主党内のこんな連中では、小沢は改革は無理で、河村と組み、民主党内小沢派と新人を核に新党をつくり、河村と合流して二大政党をつくってほしいものである。

再稿ですが、お許しを

民主党は政党の体を失った。
幹事長が三回、仙石、蓮ぽーはじめ150名が応援でも民主党支持者からそっぽを向かれた。
菅はどう判断するのか。
更に意地になり、三大愚策に邁進するのか、与謝野も名古屋に応援に行かせろ。
田中様小沢派こそが野党です。
河村は小沢と連携するだろう。
日和見橋下も小沢とは親しい。
地方主権グループが誕生しそうである。

読売新聞社は2月6日投開票の愛知県知事選、前市長の辞職に伴う出直し名古屋市長選について、世論調査と取材をもとに情勢を分析した。

 知事選では、大村秀章氏が一歩リードし、重徳和彦氏ら4人が追う展開。出直し市長選では、前市長の河村たかし氏が優位に立っている。ただ、両選挙とも有権者の2割強が態度を明らかにしていない。

 知事選では、大村氏が民主支持層の4割、自民支持層の3割、公明支持層の半数近くを固め、無党派層の3割からも支持を受けている。重徳氏は、自民支持層の半数近くをまとめ、民主、公明支持層の一部も取り込んでいる。御園慎一郎氏は民主支持層の3割を固めたが他の政党支持層への広がりは見られない。薬師寺道代氏は、みんなの党支持層の6割から支持を受けているが無党派層には浸透していない。土井敏彦氏は共産支持層の半数以上を固めた。

 一方、出直し名古屋市長選では、河村氏が民主党支持層の7割近くに浸透。自民支持層の半数近く、無党派層の半数以上を取り込んでいる。石田芳弘氏は、自民支持層の3割を固めたが、民主支持層では2割台にとどまり、無党派層からの支持も伸び悩んでいる。共産支持層を手堅くまとめている八田ひろ子氏、組織に頼らない選挙運動を繰り広げる杉山均氏は、ともに支持が広がっていない。

菅よ民主支持層の七割が無所属民主党天敵河村を応援しているのだ、河村を離党させたのは間違いなのだ、離党するのは菅ではないか。国民はそう主張している。
地方選と逃げるのか。

(2011年1月31日03時02分 読売新聞)

<奥野様>
こんにちは。私はもはや民主党は雪印と同様、落ちたブランドに成り下がり、二度と復活できないと考える。だから、奥野さんの河村氏との連携は大賛成で、それ故、名古屋市長選挙は重要だと考えている。その上で、民主党小沢支持議員はあまりに内向きで、守りに入っている様にうつる。私は彼らに問いたい。
検審起訴が秒読みとの報道。週刊新潮誌における座談会だけでなく、昨年末から松木けんこう氏の意見などが、雑誌に掲載され続けている。この報道が誤報でないなら、私は民主党小沢支持議員に対して大変な危機感を抱くものである。
小沢氏が離党勧告を受け、離党せざるを得ない場合の行動についてである。「親方からの指示がない為、様子見」との意見が大半であり、新潮誌においては「大人しくしている羊作戦」だそうだ。
君らは大人なのだろうか?国民から選ばれた国会議員なのだろうか?小沢さんが常々語っている、自分の頭で考え行動する自立した国民、君らは国会議員として模範となる行動をしているのだろうか?先輩議員が何をいおうが、それが正解とは限らない。
このまま、羊の様に大人しくしていて、政治家として先はあるのか?菅・凌雲会に外様として参加する以外、生きる道はないだろう。それで選挙に勝てるほど甘くはない。
もはや地方の声を聞くまでもなく、民主党は国民から「詐欺政党」と言われ信じられる政党として位置づけられていない。つまり、民主党に残っても、菅総理が退陣しても、もはや先はないのである。民主党は国民の期待を裏切り、国民の生活第一ではなく、平成の開国ならぬ平成の売国政党になってしまった。
このことを重大に受け止めなければならない。守るものは変質した民主党ではない。君ら自身が国民に約束した事を守ること、それ以上でもそれ以下でもない。
小沢さんは優しい人だから「民主党に残りたいなら残れ」というだろう。「親方がそういうなら、俺は残る、民主党を内部から変える」という先輩議員もいるだろう。
そんな事を言ったとて、できるはずもない。第一、国民は二度と信じない。君らは、それに従うことはない。従うべきは、国民の声(マスコミ世論ではなく選挙の結果)である。その上で自立した国会議員として、筋が通る行動をして欲しい。その限りにおいて、小沢支持者は君らを見捨てない。親方が石持て追われる時、敵は言うだろう「ほれ見ろ、殆ど付いていかないじゃないか、小沢もこれで終わりだ」と。君らは本当にそれでいいのか!政治家として人間として覚悟が問われている。信なくば立たず。

田中さん、こんにちは(いま31日pm3:15頃です)

「議論に乗らない野党は歴史への反逆」と凄んでみせた菅さんを野党時代の癖だという。でも、そのくらい言ってもいいんじゃないかと思うんですが・・・。ダメですかね(笑)
それから、「疎い」発言にも、大変な時間をかけて攻撃する。
確かにウカツな発言だと思う。
ほんとうは野田財務大臣がいったという「一民間会社のいうことにいちいち左右されない」といってほしいとこだが。
自民党は「政策論議は与党を利することになる」といって、論議の土壌にすら乗らない。
僕はこの国会は、野党が10倍くらい悪いと思っている。

菅政権は少なくともふたつのことを言っている。
①消費税を含めた社会保障の論議
②TPPを中心とした開国路線の有無

少なくとも、野党特に自民党はそれらについてどう考えているのかを示すべきでしょう。
そこに本当に論戦がある。
そうでなければ、選挙のときどう判断すればいいのか。
また、政局だけで終わってしまう。

これは国会に限らず、ジャーナル誌上でもおなじような気がする。

短期的な政局論ばかりでは、将来の日本の姿は全然見えなくない。
別に菅さんのファンでもないが、少なくても方向性は出しているのだから、論議を始めるべきだと思います。

<緊急拡散>
複数コメントすみません。検審起訴を受けて予想される小沢氏への政府及びマスコミの攻撃に対抗する為、以下サイトにマスコミ(東京キー局、新聞社)の電話リストと官邸・民主党の電話をリストアップしました。
マスコミには多数の声で、ビビらせるしかありません。
一人一人の声は小さくとも、皆で声をあげれば一定のダメージを与えられます。ご活用いただくとともに、広く小沢支持者に拡散願います。
http://shirayuki007.blog52.fc2.com/
なお、小沢新年会に出席した議員の選挙区入りの名前一覧もありますので(M.I団塊の世代様作成)心細いであろう新人議員やお住まいの都道府県の議員には励ましのメールや電話をお願いいたします。
今こそ、団結を!よろしくお願いいたします。

松木謙こう氏?今日も国会で答えていました。昨年初めて見た時から、何が小沢側近なんだろう、という疑問でいっぱいなんですが。

今日も早口で読む姿は自信なげで、身内が小沢さんを貶めているとしか写らなかった。

弱小国家ではいつも国民の一部が国を売る。本当にそれが国民のためなのだと信じて続けるのならそれも良い。 その代わり、間違いに気がついた時には、全精力、全財産、を投げ出して国を救ってください。
できると言うならば!
間違ってもスイスやどこかに財産を隠して自分は逃げ出すなど、金輪際許せない。菅さんはスイスに出かけたんですね。

本日。
菅首相が答弁の時、丁度頭の上に、冠のようにテロップが強制起訴と。ながながと表示。 席に着いた首相はメモを渡されて、下を向き落ち着き無い眼で左右を伺い、水を飲み顔が赤らんだ。 次に答弁に立った時に、明らかな変化が起こった。快活で力強く、キラキラした目で、最期は呼びかけで締めくくった。

その後は、あっという間に機嫌の悪いお顔に。。。

起訴をした弁護士の記者会見「なんら恥じることは無い」と云う言葉が耳に飛び込んできた。何か引っ掛かる言葉ですね。質問を聞いていないのでなんとも云えませんが。

<メディアへのメール抗議はこちらから>
 恵美様に呼応しての情報提供です。
 民主主義と法治主義を破壊しているメディアへはこちらから抗議のメールを送ると便利です。
http://d.hatena.ne.jp/masukomihaaho/
ただし、随分抗議メールを送った私の実感ではほとんど無視されているような気が致します。誉めた時だけはNHKからレスポンスがありました。
本当は電話での抗議が効果的のようです。
しかし、メールでは同じ文面を多くのメディアに遅れますし、時間の節約にもなります。
ご活用下さい。

>別に菅さんのファンでもないが、
>少なくても方向性は出しているのだから、論議を始めるべきだと思います。
>①消費税を含めた社会保障の論議
>②TPPを中心とした開国路線の有無
>投稿者: xtc4241 | 2011年1月31日 15:41

あなたのご意見に私は賛成できかねます。

あなた1人申告なさって消費税上げて頂いてくださいね。

日本の政府も、そして、
政府官房機密費からスポンサー料を頂いてるのか!?と勘繰りたくもなる偏向報道をする古舘伊知郎司会の某報道番組(テレ朝)」も、
日本国民に真実を伝えない。 おかしいぞ!

国やマスコミが国民に伝えるのは、
真実ではなくて
既得権益層(大企業・官僚・既得権益にしがみつくマスコミ)の利益になる報道ばかりと国民は考えたほうが良い。

マスコミの世論調査によれば「国民の54%は消費税増税に賛成との結果が出ました。」だそうだ!  ホントかいな(笑)

もし、その世論調査が本当に真実なら、
国民に申告制で、消費税を上げて下さいと本当に申告させてみろ。 おそらく、自らの税金を上げて下さいと役所に申告に来る国民は10%も居ないはず。

みんな国民は苦しいんだよ。

にもかかわらず、誰に聞いたか判らない様なこんな怪しい数字を、さも「国民の声ですよ」と狂った様な報道をするってのが、まさに(消費税を上げたくてしょうがない)スポンサー企業の回し者。と言わざるを得ない。
『わたしの消費税を是非上げて下さい』と自ら志願してるらしい『xtc4241』氏も、もうそろそろ国の嘘に気付くべきでは? (それとも自らがその国側の公務員なのかな?(笑))
是非、自らの自己申告で消費税上げて貰って、その感想を聞かせて欲しい。

日本の債務残高(借金943兆円)についても、国は国民に嘘をついてる!

多くの国民は
「日本の債務(借金943兆円)は、あなたの家庭の借金ですよ」と、国やマスコミから聞かされている。しかしこれは、国の完全な大嘘。
(まず一つ目の嘘)

日本の借金=あなたの家の借金 ではない。

ちょっと考えてみればわかることだ。
国家は誰から借金しているのか? 国民である。
つまり、
日本の借金=あなたの貸付額
となるのだ。

そして二つ目の国の嘘は、
国家の資産が隠されている事。
一般社会では、企業の経営状況を知るには、その企業のバランスシート(貸借対照表)などを見て判断する。
ところが、国民が、国の経理状況を知るにあたり情報を得ようとしても、国は「国の債務残高(借金)」及び「一般会計の額」しか国民に教えない。(新聞紙上で良く見かける数値がそれです)
「特別会計の額」や、「国の資産額」などは何故か国民には教えない。
そして、
そんな部分的な情報をもって、国の借金が大変だと、危機感を煽っている。

 私は、小沢氏の政治と金を問題視する者たちの、低劣さを蔑む者です。

 で、素朴な疑問にご教示いただければと思います。

>「日本の債務(借金943兆円)は、あなたの家庭の借金ですよ」<
とマスコミは喧伝してるのですか?

 国民一人当たりに換算すれば、943兆円÷1億2千万≒786万円

1家庭4人で3143万円

しかし、これは国の借金を感覚的に捉えるため(例えば、大面積を東京ドーム何個分というように)ではないのですか?

国民の感覚に響かせるために、方便として使ってるのではないのですか?


私は、現段階での消費税増税には反対です。

国の予算は、大別して今必要なものと過去の形骸化した遺物とに振り分けられるべきものだろうと思います。

 それを予算の組み替えによって、より必要なものに振り向け過去の不必要な遺物を捨ててゆく事が大事になる。
 しかし、既に或る独立法人や外郭団体等は、法律改正や予算の組み替えによって、職を失うことにもなりかねません。

 それに踏み込みそうな小沢氏の合理性は、既得権益側はとても許容できるものではないでしょう。

 時代の変遷により、常に新たにその時代に必要とされるものと形骸化するものが生まれ続けます。
 政治の役割は、過去のごみを捨て新たな需要に対応することです。

 それに比べ官僚支配とは、既存の体制を保護しその維持に走り、最早不要になったと思われる過去の遺物を引きずる結果を招くものだと思います。
 そして、不要になった組織・仕事等への支出が、借金を膨らませてゆくのでしょうね。
 だから官僚支配は、体制維持を助長し、税金の不足を生み、消費税等を「取る」作業に繋がってゆくのだと思うわけです。

先生のおっしゃる事も一理あるが、民主党は今まで与党として一度も国民の審判を受けた経験がなく、野党的体質(社会党的体質)が今も色濃く残っています。このような悪しき体質は「自らが責められる側」を経験することによってしか克服できないのではないかと思います。民主党は一昨年の9月に初めて政権与党となりましたが、まだ政権与党の立場で国民の審判を受けた経験がありません。人間は、自分が痛い目に遭わなければ理解できないことが沢山あると思います。それに、民主党があのような形で政権を取ることに成功したのを見れば、自民党とて「我々もああすれば政権を取り返せる」と思うのは無理からぬ話であり、やはり全ての原因を突き詰めれば100%民主党側に責任があると思います。

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Profile

田中良紹(たなか・よしつぐ)

-----<経歴>-----

1945年宮城県仙台市生まれ。
1969年慶應義塾大学経済学部卒業。
同年(株)東京放送(TBS)入社。
ドキュメンタリー・デイレクターとして「テレビ・ルポルタージュ」や「報道特集」を制作。また放送記者として裁判所、警察庁、警視庁、労働省、官邸、自民党、外務省、郵政省などを担当。ロッキード事件、各種公安事件、さらに田中角栄元総理の密着取材などを行う。
1990年にアメリカの議会チャンネルC-SPANの配給権を取得して(株)シー・ネットを設立。
TBSを退社後、1998年からCS放送で国会審議を中継する「国会TV」を開局するが、2001年に電波を止められ、ブロードバンドでの放送を開始する。
2007年7月、ブログを「国会探検」と改名し再スタート。

BookMarks

日本初の政治専門チャンネル!
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国会TV
http://kokkai.jctv.ne.jp/

-----<著書>-----


『裏支配─いま明かされる田中角栄の真実』
2011年1月、電子書籍


『メディア裏支配─語られざる巨大マスコミの暗闘史』
2005年3月、講談社

-----<編書>-----


『憲法調査会証言集─国のゆくえ』
2004年7月、現代書館

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