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トカゲの何とか切り

 最高検察庁は24日に郵便不正事件を巡る検証結果を公表し、27日付で大林宏検事総長が引責辞任する事になった。公表された検証結果を見ると謎は深まるばかりである。トカゲの何とか切りの印象がさらに深まった。

 検察官は一人一人が起訴したり公判を維持する権限を持っている。であるが故に検察官は「検察官一体の原則」と言って、検事総長を頂点とする指揮命令系統で統一される。それぞれ勝手な判断をする事は許されない。従って逮捕、起訴などの判断は組織が一体となって行う。

 特に政治家が絡む事件では検察は慎重な判断を求められる。民主主義社会に於いて国民の代表である政治家は特別の存在である。政治家を殺すも生かすも判断は国民に委ねられる。検察の捜査で政治が混乱すれば国家の安定が損なわれ国民生活に支障が出る。民主国家の検察が守るべきは国家と国民生活の安定である。従って政治家に関わる事件は必ず検事総長を頂点とする検察組織が一体となって判断し、特に国民にとって最も重要な選挙前の捜査は慎重の上にも慎重さが求められる。

 大阪地検が郵便不正事件の捜査に着手したのは2009年2月である。衆議院議員の任期が9月で切れる事から否応なく総選挙が行われる直前であった。郵便不正事件の捜査は民主党副代表の石井一参議院議員がターゲットである。選挙の直前に政治家をターゲットに捜査を行う事をこれまでの検察はしていない。しかしそれを当時の検事総長を頂点とする検察が一体となって行った。

 この時、東京地検も政治家をターゲットに捜査を始めていた。西松建設事件である。3月に小沢一郎民主党代表の秘書が突然逮捕された。通常ならば任意で事情聴取を行い、逮捕が必要かどうかは最高幹部会議で判断する。また逮捕する前に悪いイメージをマスコミにリークして世論誘導を行うのも常套手段である。ところが西松建設事件でそうした事はなかった。

最高幹部会議も開かずに逮捕に踏み切ったのは「検察官一体の原則」に反して逮捕した事になる。そこからこの事件は上司の命令を聞かない若手検事の「クーデター」と言われた。しかし私はそうした見方に組みしない。「検察官一体の原則」は貫かれていた筈で、もしもの時の責任逃れでそう言う情報を流したと見ていた。かつて見た事も聞いた事もない異常な捜査手法を東京地検が取った理由は他にある。

それは「恫喝」である。突然の逮捕で小沢氏を恐怖させ、取引をするための「恫喝」である。突然の逮捕は「代表を辞めれば秘書は起訴しないし、これ以上はやらない」というサインに私には見えた。そうだとすれば検察はまともな捜査をしようとしていない。極めて政治的な裏のある捜査なのである。検察の裏にそれをやらせた「見えない権力」がいる。

 政権交代が確実な情勢で民主党政権が誕生するのを押さえる事は出来ない。しかし小沢氏の力を消滅させないと困った事になると考える勢力がこれを仕掛けている。そう思ってみていると検察OBから捜査に対する強い批判が出てきた。まともな捜査をしていないのだから当然である。そして民主党内部からは「代表を辞任すべし」の声が上がった。これは民主党内部に「見えない権力」と通ずる者がいることを示している。

 小沢氏は検察と争う姿勢を見せた。つまり「恫喝」には屈しないと回答した。そのため東京地検は小沢氏の秘書を起訴せざるを得なくなった。「恫喝」の逮捕だから裁判で有罪にする見通しのないまま起訴する羽目になった。政治家の秘書を異常な方法で逮捕し、裁判で無罪になれば検察は取り返しのつかない打撃を受ける。追い込まれたのは検察である。

その時点から検察は慌ててゼネコン関係者の一斉聴取を始めた。小沢氏の旧悪を暴こうとしたのである。そしてゼネコンから裏金が流れたというリークが始まった。初めにリークして悪い印象を国民に与え、それから強制捜査に入るのが通常のやり方だが、これでは順序が逆さまである。私には泥縄式の捜査に思えた。

検察に起訴をさせた後で小沢氏は代表を辞任した。検察とその裏にいる「見えない権力」の「恫喝」に肩すかしを食わせ、裁判で決着をつける道を選んだ。すると直後に司法改革の一環として検察審査会法が改正され、検察審査会が強制起訴出来る事になった。検察が起訴に持ち込めなくとも素人を動員して強制起訴に持ち込む事を可能にしたのである。実際にその後の展開で検察は小沢氏を不起訴としたが、検察審査会によって強制起訴される事になった。

小沢氏の話を長々と書いたのは、検察組織の問題を考えるならば郵便不正事件と同時に進行していたもう一つの事件と複眼で見る必要があると考えるからだ。郵便不正事件で大阪地検の捜査は肝心の石井一参議院議員にたどり着くどころではなく、その手前で検察の描いたストーリーが破綻し、裁判で村木厚子氏は無罪になった。裁判が確定したためそこだけに目が注がれているが、二つの事件とも当時の検事総長を頂点とする検察の組織が一体として指揮した事件である。複眼で見る必要があるのである。

最高検の検証報告では大阪地検の大坪前特捜部長が就任してから組織がおかしくなったような内容になっている。そして東京地検にも名古屋地検にも問題はなく、大阪地検だけの問題であるかのような内容である。大阪地検特捜部を潰し、検事総長の首を差し出すことで生き残りを計ろうとする意図が見えてくる。しかし一連の捜査を指揮した樋渡利秋前検事総長の責任を問う事もなく、大林宏検事総長が辞任して幕引きを計るのであれば、トカゲのアタマとシッポ切りにもならない。

江副浩正氏の「リクルート事件・江副浩正の真実」を読むと、当時の宗像主任検事が吉永検事総長の指示に基づいて「でっち上げ」の供述を強制している様子が詳細に描かれている。まさに「検察官一体の原則」を実感させてくれる。その頃とは違って現在の検察には「検察官一体の原則」もないというのであれば、トカゲは全身が腐っている。部分を切除するだけでは再生できない事になる。
 

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田中良紹さんによる「居酒屋田中塾」の第12回日程が、1月26日(水)に決定しました!

田中良紹さんによる「政治の読み方・同時進行編」を、美味しいお酒と共に。

ぜひ、奮ってご参加下さい!

【日時】
2011年 1月26日(水) 19時〜 (開場18時30分)

【会場】
第1部:スター貸会議室 四谷第1(19時〜21時)
東京都新宿区四谷1-8-6 ホリナカビル 302号室
http://www.kaigishitsu.jp/room_yotsuya.shtml

※第1部終了後、田中良紹塾長も交えて近隣の居酒屋で第2部を行います。

【参加費】
第1部:1500円
※セミナー形式。19時〜21時まで。

第2部:4000円程度
※近隣の居酒屋で田中塾長を交えて行います。

【アクセス】
JR中央線・総武線「四谷駅」四谷口 徒歩1分
東京メトロ「四ツ谷駅」徒歩1分

【申し込み方法】
下記URLから必要事項にご記入の上、記入欄に「年齢・ご職業・TEL」を明記してお申し込み下さい。

21時以降の第2部に参加ご希望の方は、お申し込みの際に「第2部参加希望」とお伝え下さい。

http://www.the-journal.jp/t_inquiry.php

(記入に不足がある場合、正しく受け付けることができない場合がありますので、ご注意下さい)

  ★   ★   ★   ★

■コメント投稿について編集部からのお願い

《THE JOURNAL》では、今後もこのコミュニティーを維持・発展させていくため、コメント投稿にルールを設けています。投稿される方は、投稿前に下記のリンクの内容をご確認ください。

http://www.the-journal.jp/contents/info/2009/07/post_31.html

ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 信じられないような、低劣で醜悪な悪辣な組織である、検察組織は。

 「見えない権力」が背景にあるなら、それを炙り出して叩き潰さねばならない。
 それはナベツネを頂点とするマスコミと、財務省を頂点とする官僚と、経団連を頂点とする財界なのか?

 検察審査会法の改悪は、憲法違反の小沢氏強制起訴議決を生んだ。
 もし、小沢氏が民主党代表選に勝利していたら、小沢総理誕生を阻止するために、無知な30代の若者は利用されたのか?
「公党の代表とはいえ、刑事被告人が総理になる資格があるのか?」などとマスコミは大合唱したのだろうか?

 卑劣な手段での政敵の追い落としは、徹底して糾弾されねばならない!


 菅なぞは、「小沢と、死なば諸共、世代交代だ。」とほざいてるが、これが見えない権力の思う壺であることは言うまでも無い。

 見えない権力は、富の偏在を恒久化する勢力であることは間違いない。

今年の年末は風雲急過ぎる。

反動勢力は一掃しなければいけない。小沢は民主を見限るべき。
ただ事でなくなってきたように思う。

■毎日jp
郵便不正事件:前田元検事、容疑不十分で不起訴…最高検
2010年12月24日 21時3分 更新:12月24日 22時40分

 最高検は24日、厚生労働省の村木厚子元局長を不当に逮捕したとして特別公務員職権乱用容疑で告発された前田恒彦元検事について容疑不十分で不起訴処分とした。「村木元局長について『有罪を得るのは困難』との認識は持っておらず、犯罪の構成要件に当たらない」と説明している。

 また、郵便不正事件の捜査で関係者の取り調べメモを廃棄したとして証拠隠滅容疑などで告発された大阪地検検事(当時)ら6人、犯人隠避容疑で告発された樋渡利秋・前検事総長ら10人については全員を容疑なしで不起訴処分とした。

 証拠改ざん・隠蔽(いんぺい)事件の発覚後、市民団体や元検事の三井環氏らが告発していた。【三木幸治】

■カンの動向

12月23日午後6時22分、公邸発。同35分、東京・芝公園の日本料理店「とうふ屋うかい」着。星浩朝日新聞編集委員、岩見隆夫毎日新聞客員編集委員、橋本五郎読売新聞特別編集委員と食事。

多くの国民は、ここで田中さんが仰られる正論に興味なんかありません。未だに検察は正義の味方であり、大新聞・大マスコミの言う事は全部が正しく有り難く聞くモノだと思っています。

幾ら小沢氏に関する正しい情報を勇気ある人達が伝えようとしても無駄です。多くの国民は最初から聞く耳など持っていないのですから。アイツは悪い、アイツが憎い、只その感情だけです。

ネットも何も力になどなりません。この国は早晩滅びます。多くの国民がその道を選らんだのならば、それはもう止める事は叶いません。私はもう何もかも諦めました。絶望を抱えて死んでいきます。

田中 様

すいませんが投稿に対するコメントから逸れますがご了承ください。

政治、司法、検察を日米ともに考えさせられるビデオを震え眩暈がする思いで見ました。
もうすでに皆さんはご存知かもしれませんが、僕は恥ずかしながら知りませんでした。紹介させてください。まだの方は是非ご覧になっていただければと思います。
このビデオの山崎さんが日米両政府に非人道的な扱いを受ける中、過酷な運命を強いられながらも人間としての優しさを失うことなく生き延びてきたことに、心から尊敬と敬意を表明したいと思います。
遅ればせながら今後の活動を支援したいと思います。

http://iwakamiyasumi.com/archives/2736

私のような普通の人でも、何か変だ、
おかしいとは感じるのに、それが一体何なのか、
具体的に解らないもどかしさ、
それが筋道に立って明かになる素晴しさに、
いつも有難い気持で一杯になります。
法律という多少人間的とは言え、
論理の計算、判断と共に動く組織には、
その暴走に歯止めがかけられる、
人間によるコントロール、制御がかかせないですね。
でないと、それはやがてファシズム、
豊かな自然や村や街までも荒廃させてしまう、
鬼になります。
鬼は異形なので人の姿を掠め盗り、
跳梁するために集合し組織化するのが常です。
それに盗り込まれると個人でいることが大変になります。
個人が固人にでもされてしまうのでしょうか、
「熱狂」という煉獄に導かれ、
「物体」のように焼かれます。
この天皇誕生日に、
ニコニコ動画とustreamで放映された、
小沢さんへの岩上さんのインダビュー、
自由奔放雄渾闊達な対話を視聴し、
この国にもまだ福の神が健在なのだと感動しました。
新しい年を間近にし、
全国に隠れ住む福を秘めたひとりひとりの脈動が、
呼応し合い蠢蠢と世に顕れて来るような気がします。
ご健筆、ご健康、こころからお祈り申し上げます。

 前回の池袋の「検察・メディア・民主党」の席でも、三井さんが、高級官僚である村木さんを特捜が逮捕するためには、最終的には検事総長(当時、樋渡)の認可があったはずであると話していた。この樋渡と、「自民党には捜査は及びません」と公言した漆間、この2人が、「見えない権力」つまり、なんらかの政治的意図のために、超法規的な暴力を発動させている中枢にいる人間であろうことは、想像に難くない。ウォルフレンのいう免疫器官である。「小沢」が抗原になり、マスコミ検察総出で、抗小沢抗体をつくりだし、アレルギー反応のようなリーク、捏造報道の嵐がおきていた。
 ちなみに、私は忘れないが、HIS証券の野口氏の自殺とは決して思われない死に対して、「警察の捜査は的確です」といった内容を国会で述べたのも漆間であった。ほぼ他殺体を、自殺であるとして、国家が都合の悪い人間の殺人を認めた瞬間であり、法治国家の危機であると私には思われた。麻生内閣で彼が官房副長官になった時には、非常にいやな感じがしたものだ。さらに、テレビでよく見かけるジャーナリストという肩書きの大谷も、「自殺なんじゃないですか」とテレビ朝日の夕方のJチャンネルだったかでそ知らぬ顔で述べていたのも忘れることはできない。
 検察・警察と政治部を中心としたマスメディアの超法規的な隠れた権力機関、免疫器官の存在が、衆目にさらされつつあるのは、非常にいいことではある。先日の岩上さんの小沢インタビューでは、マスメディアの問題が、これまでになく、おおっぴらに「既得権益」として語られていた。それを「第1の権力」と小沢さんは、いみじくも述べていた。第4どころではないのだ。ここで是非、必要なのが、この隠れた、かつマスメディアも加担した、ある意味おおっぴらな権力機関の違法行為を、裁く方法を、つまりは、樋渡や漆間の行なったことを適切な方法で明らかにし、その犯罪性の程度を決めるような方法を、作ることであり、それが、日本の自主独立への第一歩となるのではないか。この問題は、国家の根本を腐らせており、日本国憲法改正して、法秩序をも蹂躙するメディアも含めた隠れた権力の危険について明記すべきぐらいの問題でもあると思う。


田中 様

検察組織、検察官一体化はお話の通りであると、同感です。差し障りがあるので、触れておられないのでしょうが、私は、政治家特に官邸、法務大臣の関与に多くの問題意識を持っています。

検察審査会法の改正は、明らかに、法務大臣の裏組織を使っての強制起訴を目的としているのではないでしょうか。政権党が、野党の勢力を削ぐ為に発動するのであれば、一定の理解は出来ますが、政権党内での反対勢力を削ぐ事に使われるとしたら、民主主義の否定もはなはだしいのではないか。

検察審査会の小沢氏強制起訴、尖閣問題での中国船長の釈放は、全く同質のものではないかと理解しています。検察審査会に対しては、法務大臣の意向が強く働いており、法務検察行政官僚が粛々と其の命令に従ったのであろう。

強制起訴議決の判断発表までに2週間を要したのは、次の法務大臣が簡単に了承しないためであって、最終的には、官邸が強権的命令を下したのではないか。

このことは、尖閣問題について、官邸、法務大臣の命令で船長を釈放したと、小沢氏が指摘しているからには、小沢氏はある程度の証拠を把握しているのではないか。
裏で駆け引きに使われ、表に出てくることはないが,其の可能性は大きいと思います。

とにかくこの菅仙政権は、陰湿極まりなく、もっと明るい政権に改造してほしい。菅氏では無理であって、出来なければ、3年待たずに、民主党は、国民から徹底的に見放されるであろう。

冤罪をうまない
検察改革のため

新聞に投稿して採用されてますが、小沢擁護、検察改革への提案は「不採用」になってます。新聞はできるだけ異論、反論も載せてほしいと思います。ボツになった原稿をここに転載させていただきます。

 検察暴走への批判が頂点に達したのが、大阪地検特捜部の証拠品改ざん事件と、厚労省元局長が逮捕され無罪になった経緯でした。
 政界の増収賄事件は証拠が少ない場合が多く、検察ストーリーにそった行き過ぎた捜査が指摘されてます。被疑者の自白や関係者の証言に頼りがちになり、密室での取り調べは、無理な強要も焦点になりました。
 その供述書は、被疑者が話したように検事が作成していますが、信用度を高めるには、一人称の供述ではなく、取り調べ官と被疑者の一問一答の形式にすべきで、その裏付けとなる「可視化法案」も必至と思います。
 捜査から起訴まで検察が一手ににぎるので事件の評価が身内的に甘くなるので、初動での監査役的な第三機関のチェックも必要と思われます。
 起訴有罪率九十九%が示すように、裁判所は検察に追従的にならずに良心に従い独立的な厳しい判断も求められています。

 野党勢力は、問責決議を受けた仙谷・馬渕両大臣を更迭しなければ、首相問責決議案を出す構えという。
 これが野党勢力の中心眼目だ。小沢氏の証人喚問は「もしやるとすれば。」という前提の先の話で、現在の倒閣のキーワードは「仙谷追放」だからだ。

 いよいよ小沢氏への民主内のバカ騒ぎが、総体的に矮小化してきた。


 菅周辺じゃ小沢と騒ぎ、野党は仙谷と騒ぐ。
 予算通したきゃ、仙谷追放しかないね、こりゃあ。

<敵はチェックメイト寸前>
それは、昨年三月、西松事件に遡る。小沢代表は二月に「第七艦隊だけでいい」と発言。背後には田中さんご指摘の「見えない権力」があった事は容易に想像できる。
当時から、敵は用意周到に布石を打っていた。それは民主党を小泉と同質にチェンジする事だったと見立てている。
自民党の下野は避けられない。民主党内ネオコン勢力の前原氏は、清和会安倍元総理が共に訪米して、有力者に紹介している。彼なら私と変わらぬ政策を遂行できると…。しかし、民主党内で彼が代表になれる状況ではない。
そこで、次善の策として、前原氏は岡田氏を誘い、二人で外遊を強行した。岡田氏のご実家と西松建設の不適切な関係を週刊誌で散々煽った上で…。彼らは公式発表では欧州に行っている。帰国後は、ご実家の問題はパタッと陰を潜めた。
そして、6月にミッション発動。小沢代表辞任を受けた代表選挙において、熾烈な鳩山バッシングとマッチポンプの世論調査(操作)、岡田氏絶賛のメディアスクラム。残念ながら鳩山代表誕生により、敵の目論みは一旦、潰えた…。
鳩山代表での総選挙、小沢マヤカシ金権問題も鳩山子供手当問題も乗り越えて、国民は賢明な選択した。
鳩山、小沢にこの国を委ねた。しかし、選挙中から、岡田氏を中心に「政権移行チーム」なるものが画策され、実質的な人事権の収奪が画策され、うっかり鳩山さんも乗ろうとした。寸前で小沢氏が気づき、ギリギリで幹事長に滑り込んだが、政策に口出ししない約束をさせられるに至った。
鳩山政権に対しては、岡田氏、北澤氏による非協力、内政については財務省と腹を併せた仙谷氏による政策の転換が画策されたが、小沢がいない鳩山政権は無力だった。そして、突然の陸山会事件…。
一方、官邸では小・鳩・菅トロイカの分断工作が進行し、週一で仙・鳩・菅が食事会を開き、新トロイカが結成された。
鳩山氏辞任の時点で、小沢氏は無力だったのに、菅で挙党一致など不可能な体制を構築しようとした。過信したとしか言いようがない。
つまり、敵の狙いは終始一貫していて、チェックメイト寸前。現在の民主党政権は民主党にあらず、党勢の拡大を自ら捨てて、最大の支持基盤の連合すらバカにする始末。民主党を潰してもネオコン前原政権に真っしぐら…。チェックメイトさせてはならない。前原だけには政権を渡してはならない。
KADさん、気持ちは判るけど小沢さんは諦めていない。我々が諦めてどうする。

こと、恵美さんのお見立てはストーリーが中途半端。

小沢包囲網が本格的に始まったのは昨年末からである。
包囲網を敷いたのは官僚組織。官僚によるいっせい射撃が2010年1月から始まった。
官僚組織の抵抗を甘く見てたフシがある小沢氏は、まんまとその術中にはまってしまったというのが今の現状だろう。 官僚を甘く見てはならない。

<小沢氏排除の履歴を知りたければ>
 ご存知の方も多いと思いますが、今日起こっている小沢氏排除の背景を明治以降の日本の近代史を踏まえた上で論考している本が最近出版されています。
「日本の独立」 著者 植草一秀  飛島新社 発行
 そこには著者である植草氏の仮説が多く立てられていますが、今日生じている様々な事象と照らし合わせると、その仮説が決して誤りでないと私には思われました。
 植草氏の渾身の作品と思います。ご存知のように植草氏は小泉政権の経済政策批判の急先鋒でした。しかし、植草氏は犯罪者の汚名を着せられてメディアを追放され、政策批判の口封じをされてしまいました。一方で、政権批判をしない田勢氏は大学を不祥事によって追放されてもメディアはそれを報ぜず、登場させ続けます。
 権力によって不当に弾圧を受けた植草氏を支援する意味でも、未だ読まれていない方は是非ご一読されることをお勧めいたします。

>田中先生・・・検察の裏世界はあるのですか。
最後の自民政権麻生は漆間 巌と森英介はどのように小沢排除の謀議を図ったのですか。
漆間はその後も天下って生きいているのですか。・・・大和ハウス工業顧問に復帰?

話が横ズレですみません。
>連番の・・感謝感謝です・・・・・?

投稿者: peacebuilder様 12月25日 の投稿に多くの感謝です。
peaceさんがjournalに投稿したから岩上安身氏ブログで山崎淑子氏の話をロング拝聴することが出来た。そいで情報を掲載する場所の提供者journal主幹の高野氏にも感謝です。

事実に基づく山崎氏の歯切れのよいトークに驚嘆感動しました。山崎氏の存在は知っていましたがアメリカに拉致された事実は知りませんでした。凄まじい世界です。
山崎氏の想像を超えた生々しい現実の体験は、日本の国が、日本の役人が、日本の政治家が、いかに陳腐な存在かを証明したと思った。
山崎氏の経験値をわが身に置き換える事ができる国民基調の人材が、民主党の、国会議員の、官僚の中にいたならば少しは今よりましな国に化けるでしょうと思った。

政権交代後の民主バカ議員に視聴させたいと心底思った。
山崎氏の体験実録を映画化できないものかとマジで思った。
私を含めて庶民は山崎氏を聴く・知る機会があまりに少なすぎる。

africa | 2010年12月27日 21:13

嬉しい限りです。一人でも多くの方にご覧いただければ、僕自身の無知にも恥じ入る思いでありましたが救われる思いです。2007年最近の話なんですよね。
是非映画化してほしいですよね。
働きかけてみたいと思います。
あまりのことに愕然としながらも、彼女の天性の明るさに救われる思いでしたね。

africa様情報を拡散していきましょう。

余談ですが、僕はアフリカに3年間住んでおりました。africaと見ただけでシンパシーを感じてしまいました。・・・(笑)

>田中先生へ・・・
この国の政治・行政は表向き健全な民主主義に見えますけど、国のお上に住むという官僚の統治の仕組みが長けているのですか。それとも生活できるレベルで飼い慣らされてきた衆愚と揶揄される国民が、決定的にバカなのでしょうか。journalを訪ねる度ごとに自問自答します。

聡明な投稿者の皆様のご意見に納得しながらも、いつまでも小沢氏小沢で政治の話が蒸し返され闊歩しますが、journalでどんなにコメントしても一向に見えない政治のバカさ加減にゲンナリしてしまいます。

既得権益者を洗いざらい改める為の、改革する・できる政治家は殆んどいないのが現実です。
小沢か菅直人か仙谷か・・・いずれ方が政治を国を改革できるのか比較すれば簡単な人選なのにバカ不思議です。


>・・・神奈川県警で約11億4000万円の不正経理が発覚した。県警は27日、警察の信用を失墜させたとして、当時の幹部や会計担当者513人を訓戒や注意などの処分にした。私的流用はないとして懲戒処分は見送った。(時事通信)

検察の警察の正義・公正であるべき世界は端から信じていないが、神奈川ケーサツの会見発表も自己矛盾テンコ盛りです。
注)不正経理発覚>私的流用が無い>処分見送り・・・・不思議です。11億の金はどこへ消えたのか。愚民であろうとも国民を舐め切っている。

呆れながらも改革を簡単には実現できない裏世界を診る思いです。


反小沢勢力に牛耳られている民主党は、小沢氏の首を差し出すことで野党の支援と世論の支持率回復を目論んでいるが、予算関連法案の国会通過には仙谷の首を差し出すことが必要条件であり、「内閣改造と小沢氏の追放」は、年明け国会の民主執行部の目標となった感がある。

しかし、小沢氏の居ない民主党に長期的な政権運営は可能だろうか?
少なくとも次の総選挙では、現執行部が存続する限り民主党が惨敗するのは明らかだ。

当面の内閣の舵取りは仙谷だが、民主党の与党としての長期的な存続は小沢氏の存在なくして考えられない。
しかし、現執行部は、それが見えない。

「それでもいい。選挙に負けてもいい。小沢の影響力を排除できるなら。」
そういった呟きが聞こえてくるようだ。

菅は仙谷切りに出る。

まあ、自己責任を全うする当たり前の総理に半歩近づいたが、本質は責任転嫁を本領としている菅政権だけに、政治の停滞は避けられない。

責任転嫁体質は小沢切りを追求するだろうし、次世代を担うと妄想する前原や岡田にとっても歓迎すべき事態だ。

しかし、・・・・・・
反小沢の面々が、何故こんなにも使えない連中ばかりなのだろう?


昔、革新系の知事が居た地域で災害が起こった時、自衛隊への出動要請をためらったおかげで災害救助が遅れたことがあったが、・・・

 岡田も前原も、革新系の思想とは正反対にあるように見えて、ドグマ一辺倒で融通の利かないところは、革新知事にそっくりであって、日本の舵取りを行う器量は無い。
 その狭い器量から小沢氏を見るから、小沢氏に得体のしれない恐怖感を覚えているのだ。


日本の夜明けは、前原・岡田・野田 といった連中を葬ることによって始まる。

菅総理は、仙谷長官の更迭を年頭の内閣改造で行う意向といわれている。

先の参議院選挙の大敗で責任を取って辞任すべき閣僚の一人が辞任することは遅きに失したが、自己責任を全うする当たり前の内閣に半歩近づいた感があるが、本質は責任転嫁による政界遊泳を本領としているように見える菅政権だけに、現(政策)を抜かした政治の停滞は避けられない。

次は、稀にみる長期的な影響力を行使し続ける小沢氏切り捨てを追求するだろうし、次世代を担うと妄想する前原や岡田にとっても歓迎すべき事態だ。
しかし、・・・・・・
反小沢の面々が、何故こんなにも政治的に幼い連中ばかりなのだろう?

55年体制が確立し、社会共産両党が自衛隊を暴力装置として敵視していた昔、革新系の知事が居た地域で災害が起こった時、自衛隊への出動要請をためらったおかげで災害救助が遅れたことがあったが、・・・

 岡田幹事長も前原大臣も、革新系の思想とは正反対に見えるが、ドグマ一辺倒で融通の利かないところは、かつての革新知事に似ていて、日本の舵取りを行う器量は無いように感じる。
 そして、その狭い器量から小沢氏を見れば、小沢氏に得体のしれない恐怖感を覚えるのもやむを得ない仕儀だろう。
日本の夜明けは、大器量人を生かす政治に変革することであって、前原・岡田・野田 といった諸氏は、自らの器量を大きくするか先人に学ぶことから始まる。
目先のポピュリズムに惑わされ、政権に就かせてくれた恩人を追放し師事すべき先人を葬ることは、政治の希望を閉ざす愚かな行為に他ならない。

本当ですよね!!

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Profile

田中良紹(たなか・よしつぐ)

-----<経歴>-----

1945年宮城県仙台市生まれ。
1969年慶應義塾大学経済学部卒業。
同年(株)東京放送(TBS)入社。
ドキュメンタリー・デイレクターとして「テレビ・ルポルタージュ」や「報道特集」を制作。また放送記者として裁判所、警察庁、警視庁、労働省、官邸、自民党、外務省、郵政省などを担当。ロッキード事件、各種公安事件、さらに田中角栄元総理の密着取材などを行う。
1990年にアメリカの議会チャンネルC-SPANの配給権を取得して(株)シー・ネットを設立。
TBSを退社後、1998年からCS放送で国会審議を中継する「国会TV」を開局するが、2001年に電波を止められ、ブロードバンドでの放送を開始する。
2007年7月、ブログを「国会探検」と改名し再スタート。

BookMarks

日本初の政治専門チャンネル!
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国会TV
http://kokkai.jctv.ne.jp/

-----<著書>-----


『裏支配─いま明かされる田中角栄の真実』
2011年1月、電子書籍


『メディア裏支配─語られざる巨大マスコミの暗闘史』
2005年3月、講談社

-----<編書>-----


『憲法調査会証言集─国のゆくえ』
2004年7月、現代書館

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