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非力与野党の攻防

 第176臨時国会が間もなく会期末を迎える。官房長官と国土交通大臣の問責決議案が参議院で可決された事で国会はこのまま閉幕する見通しである。メディアは問責決議案の可決で菅内閣は追い込まれたと言っているが、そうとばかりも言えないのが政治の世界である。「ねじれ」が起きて最初の国会は、政府与党も非力なら、攻める野党も非力である事を感じさせた。

 参議院選挙で民主党が大敗し「ねじれ」が起きた時、民主党が取るべき道は公明党と連立を組むか、自民党と大連立を組むかの二つしかなかった。それ以外の方法もない訳ではないが、その場合は途方もなく困難な政権運営を強いられる。ところが菅内閣は参議院選挙の前から「みんなの党との連立はありうる」などとボケた事を言って政治無知を露呈した。今でも参議院で過半数を持たない民主党が政権運営に必要なのは、自民か公明との連立である。そしてそれが現在の政局の基本的枠組みである。

 最近の菅内閣の言動を見ているとさすがに「みんなの党」とは言わなくなり、自民か公明との連立を念頭に置いている事が感じられる。3年前の大連立騒ぎの時、「民主主義に反する」と言って騒いだ連中が大連立まで念頭に置くようになったのだから笑ってしまう。その事を前回原稿にした。

 しかし連立で頭を下げるのは与党の方である。3年前の大連立は民主党に有利だったが、今回はその逆になる。そう考えると優先すべきは自民党との大連立ではなく公明党との連立である。それが達成できれば来年度予算も成立させる事が出来、3年後の選挙まで政権は安泰になる。これから民主党は公明党との連立に障害になる要素を全力をあげて取り除いていかなければならない。

 政治は国民の生活を守る事が第一である。従ってこの臨時国会の最大課題は補正予算案の成立だった。どういう方法で成立させるのかを見ていると、菅内閣は予算案の議論をさせないようにし、取引材料を差し出して切り抜けようとした。昔ながらの国対政治的手法である。国会を召集しても予算案を示さず、ひたすら小沢元幹事長の国会喚問を与党に言わせて、それを取引材料にしようとしたのである。

 ところが尖閣問題が発生し、その処理の不手際で、野党は小沢問題だけでなく尖閣問題も攻撃の材料にした。さらに柳田法務大臣の発言がこれに加わる。国民には野党が攻勢をかけ続け、与党は追い込まれているように見えただろうが、問題が拡散すればするほど与党にとっても取引材料が増える。あながち与党に不利とも言えないのである。

 取引のカードは最後の最後まで切らないのが常道である。国民や野党の怒りを極限にまで高めたところで切らないとカードの効果は薄くなる。その意味で柳田法務大臣の更迭は拙劣なものだった。柳田氏は歴代法務大臣がやってきた事を自慢げに暴露した事で批判された。自慢げに言うのは阿呆だが、それを追及した自民党もまた阿呆である。自分が散々やってきた事を批判するのは自分が政権に戻る気がない事を示すだけだ。

 ところが政治未熟の総理は「補正予算成立のために」と言って柳田大臣を更迭した。これでは取引にも何にもならない。首を切る事が予算成立の条件になるところまでギリギリ引っ張っていかなければ逆効果になる。案の定、野党は続いて仙谷官房長官と馬渕国土交通大臣の首を要求し、補正予算の成立は逆に難しい流れになった。

 しかしこれは野党にとっても本音では困った事態であった。実は野党も最後まで予算を通さなくする事は出来ない。そんな事をすれば国民生活に支障が出て野党が厳しく批判される。「予算委員会の不思議」でも述べたが、この国の野党は予算を「人質」にとって他の何かを要求するのである。そちらが満たされれば予算は通る。他の何かが大臣や総理の首であったり、国会喚問の実現であったり、カネであったりするのである。

 菅内閣が仙谷、馬渕両氏の辞任に応じなければ補正予算は通らなくなり、非難の風向きが一転して野党に向かう可能性があった。与野党双方が困ったところにカミカゼが吹いた。北朝鮮の韓国攻撃で朝鮮半島に危機が訪れたのである。国家的危機が生ずれば国会で与野党がつまらぬ争いを続ける訳にはいかない。これを奇貨として自民党は補正予算の成立を優先させ、その後に問責決議案を提出する方向に舵を切る事が出来た。

 これでこの国会の使命は果たされた。本来は辞めさせる必要がなかったかもしれないが、柳田法務大臣一人の辞任で補正予算は成立した。国会が閉幕すれば、野党自民党に活躍の場はなくなる。一方の政府は様々な場面でパフォーマンスを見せる事が出来る。来年の通常国会が始まるまでは自前の予算案のピーアールに務める事になる。予算案が国民にとって魅力的なものであれば、野党がこれを通さなくする事は難しくなる。
 
 問責された二人の大臣の処遇だが、野党自民党は両大臣が出席する委員会審議に応じないとしているから、通常国会は冒頭から荒れ模様になる。むしろ菅内閣は荒れ模様にさせようとしている、いつまで審議拒否を貫けるか、与野党の我慢比べになる。野党の強硬姿勢の度合いを見ながら菅内閣は公明党との連立実現に全力をあげるだろう。その時、公明党が何を連立の条件とするかが問題である。

 一方、これを阻止するためには自民党も強硬姿勢一本槍にはなれない。公明党との共同歩調が必要になる。以前に紹介した「足し算、引き算」の単純な数学ではなく、「微分、積分」の高等数学が必要な政局だ。今国会を見る限り、攻める自民党は口角泡を飛ばしてののしるだけの単純さ、守る菅内閣ももごもごした印象を与えるだけであったから、高等数学の政局に対応できるかが不安である。

 ともかく公明党との連立工作がうまくいかないと、菅内閣は3月に存亡の危機にさらされる。「首をころころ変えてはならない」の一点で代表選挙に勝利した菅総理だが、民主党は大臣をはじめ総理の首までころころ変えなければならなくなる。自民党が安倍政権以降、1年ごとに総理の首を変えて選挙を引き延ばしたように、民主党も3年後の選挙まで首を変えながら凌ぐしかなくなる。

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■第11回 居酒屋田中塾のお知らせ

田中良紹さんによる「居酒屋田中塾」の第11回日程が、12月22日(水)に決定しました!

田中良紹さんによる「政治の読み方・同時進行編」を、美味しいお酒と共に。

ぜひ、奮ってご参加下さい!

【日時】
2010年 12月22日(水) 19時〜 (開場18時30分)

【会場】
第1部:スター貸会議室 四谷第1(19時〜21時)
東京都新宿区四谷1-8-6 ホリナカビル 302号室
http://www.kaigishitsu.jp/room_yotsuya.shtml

※第1部終了後、田中良紹塾長も交えて近隣の居酒屋で第2部を行います。

【参加費】
第1部:1500円
※セミナー形式。19時〜21時まで。

第2部:4000円程度
※近隣の居酒屋で田中塾長を交えて行います。

【アクセス】
JR中央線・総武線「四谷駅」四谷口 徒歩1分
東京メトロ丸ノ内線「四ツ谷駅」徒歩1分

【申し込み方法】
下記URLから必要事項にご記入の上、記入欄に「年齢・ご職業・TEL」を明記してお申し込み下さい。

21時以降の第2部に参加ご希望の方は、お申し込みの際に「第2部参加希望」とお伝え下さい。

http://www.the-journal.jp/t_inquiry.php

(記入に不足がある場合、正しく受け付けることができない場合がありますので、ご注意下さい)

★   ★   ★   ★

■コメント投稿について編集部からのお願い

《THE JOURNAL》では、今後もこのコミュニティーを維持・発展させていくため、コメント投稿にルールを設けています。投稿される方は、投稿前に下記のリンクの内容をご確認ください。

http://www.the-journal.jp/contents/info/2009/07/post_31.html

ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

確かに与野党の酷さは目に余るものがありますが、こういう政治混乱を作り出したマスコミに一番大きな責任があるように思えます。
政策より政局、記者ではなく政治ゴロが跋扈する状況が続くようでは仮に誰が首相になっても同じような結果になるでしょう。

 予算案の効果検討は、最低限の国会の責務だろうに、それをできないからしないでゴシップ騒ぎ。

 ビックリするような創造力に満ちた予算案に唸ってみたいものだが、高望みか。

 
 政局では、来年3月の菅内閣退陣を睨んで、小沢氏院政内閣が政権運営することになるか?

 まあ、年明け早々から楽しみなことではある。

田中 様

今の政治は、スキャンダルの追求、暴言失言による自爆で、政局がらみ続きです。

マスコミは其のあり方を批判していますが,火をつけてまわっているのは、批判するマスコミであって、どこかが狂っています。

同じ仲間で協力しあうとみていたら、いつの間にか、小沢、反小沢でいがみ合っている。

参院では過半数に足りないので、通常の感覚では、先ず足元の党内を固めて、公明党と連立を組むのかと見ていたら、半分の勢力で政権を固め、政治を動かそうとした。

案の定、野党は、小沢氏問題、大臣の暴言失言を追求し、一人は辞任に追い込み、二人は問責に追い込んでいる。

菅氏は1%でも政権を維持しようとしたら、田中氏のお話の通り連立を組むしかないのではないか。また、小沢氏に協力をお願いしたっていいではないか。

次の選挙まで3年間あるのだから。田中氏のお話の通り、とにかく頭をやわらかくして、敵味方を峻別しないことが肝要な気がしています。それができるのが政治家ではないか。

田中 様
いつもいつも明快な解説、ありがとうございます。

古来から我が国で信じられている「言霊」信仰が最近様変わりし、
政治の世界では「駆け引き」信仰、
経済界は「今、今の金儲け」信仰に陥っているのかな・・・。

「政治公約」は「マニフェスト」とカタカナ用語に転換し「言霊」は神隠しにあい、報道される電波と紙面は「国民をダマシはぐらかす」言葉が多くなったみたいだ・・・。

もっと誠実に国民の生命と財産を守り、公共の福祉の向上に力を入れ、世界平和に尽力する政治が出来ないのかなぁ・・・。

「菅政権」は、既に死に体で「棺桶政権」ではないでしょうか。

サッサと菅・棺桶政権は選手交代することが、本人のため、国家・国民のため、ひいては世界平和のためと思うんですが・・・。

民主党も他党の事は言えないだろうが、
すき放題に問責を決議させるのもよいのでは無いか、そのうちに参院の権威も地に落ちて、無用論が台頭するだろう。

田中様

 ねじれ解消は公明か自民との連立でなく、小沢は舛添、与謝野、鳩山弟を通して自民党からの離党組を計算していたとみます。
 いわば彼らを大臣としてねじれ解消の人数を自民から離党させたでしょう。
残念ながら代表選で破れ、小沢構想は夢物語となってしまいました。
民主党議員は熟議の民主党を選んだのですが、蓋を開ければ、詭弁の民主党にすり変わり、沈没寸前で内部はガタガタである。民主党議員は選挙恐怖症にかかっている。しかし、少し菅に順風が吹いた。沖縄知事選菅内閣待望の仲井真知事が当選です。
 官房機密費の効果か、北朝鮮の砲撃が効いたのか、これで菅・仙石は退陣どころか、復権に向けて張り切る。年明け菅は訪米してオバマと会談、TPPと辺野古移設を推進を言明し、一月通常国会冒頭で菅がTPP、辺野古解散を行うというの菅復権の道筋と報道されています。
小沢が新党をつくるのか、自民党はどう動くのか、政界再編含みとなります。小沢の動きは菅の動きを読んでのものです。
自民党も辺野古移設は一本化でもTPPで二つに割れるでしょう。
小沢新党なら自民は菅に総理を要求するから簡単に連立はできない。なんせ地方選は自民の連戦連勝である。落ち目の菅に自民が下手で協力するはずもないし、小沢新党にも近づくとも思えない。
菅の支持率次第である。辺野古とTPPを国民が推進するなら菅支持率は改善して菅が主導権を取るが、20%割れなら自民党が主導権を挽回する。民主党が政権を維持したいなら菅は小沢と挙党一致で動くしかない。
今後のマスコミ大攻勢のなか国民がどう判断するのか、何をしようが菅支持率が回復する段階は過ぎていると私はみているが。

ま、政権発足時に小沢問題や鳩山問題で官僚等勢力に杭を打たれそこから足枷となって混迷しだした民主党政権。国民の政権交代の意志とはかけ離れ「国民生活が第一」の政権運営がままならぬ様になった。全ては天皇陛下を筆頭とする皇室の思惑とそれに追従する官僚等国家公務員組織の思惑により推し進められた結果のたまものである。ま、そのバックには多数を占める『馬鹿』な国民がいるのもを忘れてはいけない。力に対しては力で対応し得る力を持とうとしない国民は本当に『馬鹿』である。

投稿者: ウエストウイング | 2010年11月28日 18:12

マスコミは別に関係ないのでは?民主党が勝手に自爆しているように思えますが


連立というなら、自民党と組むべきでしょう。民主党の国家観の欠如、外交能力への不安は当初からあったものです。それでも有権者は「一度は民主に」と投票したのに、不安が的中、というか炸裂した形です
理想や情熱を持つのはいい。が、経験が圧倒的に足りない。そして悠長に政権党として経験を積んでいる時間も無い。今日自殺する人、明日倒産する会社がどれだけあるのか。今日にも隣国で戦争が勃発するかも知れない
にも関わらず、国民から馬鹿にされ、霞ヶ関の官僚からは相手にされなくなり、マスコミから叩かれ、「一平卒」一人国会に呼べない
「一にも二にも雇用」と言ってた総理だが、大卒・高卒の就職状況は目を覆わんばかり
国民にとって「暗黒時代」なんですよ。テロや暴動が起きないのは国民性だと信じたいけれど…

国会の惨憺たる状況 → 政治不信 → 選挙行かない → 組織のある特定政党候補の当選。
沖縄知事選の低い投票率はその現れです。
この後の地方選も民主惨敗でしょう。
でも、それは自公に対する支持ではなく政治不信の意思表示なのです。
しかし、結果は自公勝利となり時計の針は戻っていくのです。
政治不信をここまで国民の間に広めた無能内閣、マスコミの罪は重い。

<すでに政党というものが崩壊しているのではないか>
田中さまこんにちは。菅内閣発足後、政局にすらなっていない政局の話と外交失策ばかりが続いています。今、国民も、報道詐欺に関してはいくらか学習したようで、マスコミのように単に与党ばかり批判しない構図になっています。だから、選挙では、単純に民主党がだめなら自民党というところまではゆかないのが現状だと思います。しかし、地方選挙では、政治不信からの投票率の低さもあいまって、自民党が着実に盛り返しているのが現状です。
わたしは、やはり国民が一番悪いと思う。気に入らない政党や候補ばかりなら、地元の議員に意見を言うなり、地方から手弁当で新しい候補を送れば良いのでしょうけれど、そういう努力も時間も惜しみます。それでいてマスコミと一緒になって、上っ面の批判評論するだけか、もしくは諦めてしまうだけです。与党野党ともに非力になったのは、国民が自分自身と国の未来に対してに無責任だからです。本当に自分の子供たちや未来に対して、責任を持つなら、微々たる財を残すということが責任なのではなく、国家の姿にきちんとしたビジョンを持ち、政策を施行できる能力ある議員を送り育てなければならないということに、全く気づいていません。教育をきちんと施し、人間としての躾をするということは、見てくれや学歴となんら関係ありません。そのことが多くの人は全くわかっていないのです。
今の日本の政治はわれわれ国民の姿と知的能力を映している鏡です。田中さまがおっしゃるとおり、素人が見ても馬鹿さ加減ばかりが目立つ国会は自分自身の力量と、すべての日本人が肝に銘じるべきだとおもいます。

補正予算通過というポイントの時点で、政治状況をどう判断するか、その一点では田中氏の時宜を得た評論だと存じます。

>ねじれ」が起きて最初の国会は、政府与党も非力なら、攻める野党も非力である事を感じさせた。<

この意味をもう少し掘り下げてみたい。自民、公明は与党から野党へ転落し、民主は政権党に成り、いわば双方にとっての未体験ゾーンに突入したわけだが、野党は攻撃が下手で、与党は守り下手が満載の国会ではあった。
その証拠に政権支持率が20%台になっても野党に評価の論調は出ず、またこの事態でも総選挙とかましてや政権交代論は低調のままである。ここで民主党内の一部勢力は菅政権の失敗をあてにし次をねらっているらしい。こういった内向きの政局談義から目を覚まさせる号砲がまたもや朝鮮半島から轟いたわけである。

なぜ政権が交代されなければならなかったのか、もう一度振り返って見ることが必要だ。それは端に麻生氏の政治が下手だった(政局下手)とか、自民党がだらしなくなったとか、マスコミが敵に回ったからとかではない。簡単にいえばもはや旧来の政治方法では国内も国外もにっちもさっちも行かなくなったということ。つまり外交では、リーマンショック以降の米中を初めとする政治経済力学の大きな変化、国内では起死回生の小泉政治が破綻したから政治は変化したと言える。

国内世論はどうか。尖閣などで垣間見えたナショナリズムも消沈し、韓国危機の現在も過激な論調は抑えられており、国会の不毛な論戦を嘆く声が散見される。次期国会で野党が審議拒否をし続けるなら、この大変なときに税金泥棒め、といった声に耐え切れるかどうか。ここでも与党時代の発言がブーメランのようにはね返ってくるのではないか。同様にここで内輪もめしている時かという声も出よう。

要するにもっとまじめに国会議員としての本分をわきまえろ、外交や国政に筋道を出す議論をせよ、というまっとうな論調に行き着く。また行き着かせなければまたまた不毛な政局談義、公明をどっちがとるかとか小沢が次の首相だとかに舞い戻りそれこそ国家そのものが泥沼に陥ってしまう。過去の大政翼賛会への転落の教訓を良く踏まえるべきだ。

解散総選挙をひとつのラインとして、難しい運営が続いてゆくのでしょうか。民主党の指導者には解散総選挙の暁には是非、【郵政改革関連法案】をメインテーマに【逆郵政解散】を仕掛けるぐらいのことをしてもらいたいと思います。意味のない解散や分裂は望みません。必ずや意味のあるものにして頂きたいと思います。菅首相、小沢一郎氏の復活までは仙石官房長官に頼りましょう。仙石官房長官、あなたは民主党の本当の軍師ならば、小沢一郎氏の軟禁状態が解かれる前に失脚をしてはなりません。小・鳩・菅・仙・亀による巨大ペンタゴンを築いて下さい。次代のリーダーはその体制の中で汗をかいて下さい。必要ならば自民からの人材もどんどん活用して下さい。

前の文章で一言言い忘れたので付け添えておく。

野党は与党の意味を知っており、与党は政権党の意味を知り始めている、ここが従来と違う点で、「権力」とは何かお互いに理解した上での政治攻防戦にならざるを得ない。権力とは何か、国家のガバナンスをどうマネージするかということで、反面これに失敗すれば国家の危機である(与党野党を超えて)ことが解るということ、従ってお互い口では厳しい言葉が飛ぶが、自重すべき点は心得ているはず、もしこれを踏み外した場合は最悪の状態になる。
例えば補正予算がなぜ成立したか、ここでみんなの党の主張に乗れば通らなかったが、これはガキの繰言だというのは与党経験者の常識だろう。論外なのが共産党、民社は与党になったのにこれを学ばなかったらしい。今のところ公明が一番わきまえた姿勢と言える。(もう一度与党をという色気はあるだろうが)

<雌伏の今こそ世代間ギャップの克服を>
何故、代表選時、経験・見識・調整力に勝る小沢氏が負けたのか?
小沢さんは今一度、思い起こす必要がある。
地方議員や中間派の議員への電話での働きかけをしながら耳にしたのは、小沢さんはいいけど周囲がね・・・。という言葉だった。パワハラまで耳にした。
小沢さんは、側近議員にそれぞれ任せていた一年生議員を北辰会という勉強会に一本化したし、一年生議員と直接会話をはじめた。
雌伏の今だからこその足場固めとして良かったと思う。
しかし、あと一歩、菅代表が周囲を蓮舫議員や寺田議員など若手を全面に押し出し、400人内閣を打ち出して、若手議員のハートを一時的とはいえ掴んだ手法を見習うべきです。
鈴木克昌氏・松木けんこう氏・山岡氏・樋高氏などの側近は後ろに下げて、直系ではない川内氏などを側近に起用して、新生小沢グループを再構築すべきである。朝5時起きで小沢邸の庭掃除をしなくても、能力のある胆力のある議員を起用すれば、ガチガチの忖度政治は影を潜める。
党執行部も官邸も完全に敵に抑えられている現状では、連立の組み替えも何も机上の空論でしかなく、むしろ、早く民主党など倒れて欲しいと願う。
どの様な局面であれ、人が寄ってくる小沢グループを構築し、足場を固めれば、おのずと出番は回ってくると見る。

沖縄にはがっかりして居ります。
沖縄の人は、辺野古なんか要らない、と云う選択をしたことを自覚しているのでしょうか。

ネットも最近は沖縄のおの字も消えていました。長いものに巻かれて、忍耐力も無く、何か起こると不和雷同。与野党では無い。日本人の本質が変異して、その形が「菅首相」なんです。自分を見ているようだから気持ち悪いし、強く批難できない。

人権蹂躙の象徴が「小沢一郎」。

誰も大きな声を上げることが出来ない。 力も無い一部の国民が、細々と人権を守れと歩みだしたばかりなのです。
名のある方々にお願いします。
時を逸しないうちに、素早く、ご意見を発表して下さい。重ねて、お願い申し上げます。

tanu さま
沖縄の結果は、辺野古がいらなというのではなく、多くの人が、経済という餌に負けたということでしょう。最終的には沖縄県民が選んだのです。残念ながら結果は結果だと思います。問題は前原、クリントン体制をどう阻止するか。ウォールストリートジャーナルでは、知事の県外移設宣言にかみつくような社説が出たそうですから、それくらい、アメリカにとって沖縄には美味しい話があるということでしょう。が、このまま菅政権沈没で、首の挿げ替え、前原に禅譲となれば、税金の垂れ流しをみすみす許すようなものです。田中氏の言うように微分積分をとく力というのはそこら辺のこともあると思います。自民党との攻防は単なる政局だけにはならないかもしれません。奥野さんが言うとおり政界再編になれば有権者はありがたいのですが、今は微妙な情勢と思います。
日本のマスコミはアメリカの犬ですから、彼らの吠える方向で大体の道筋は読めますが問題は能天気な日本国民が、彼らの思惑に引きづられるかどうかということだと思います。

恵美さん今日は。
先日は都合がつかなくていけませんでしたが、予想通りの盛況で何よりです。次は1000人集会でしょうね。昔と違って、参加者一人一人が自由に発信できる時代です。1000人が100人に声をかければ、10万人となります。

>若手議員のハートを一時的とはいえ掴んだ手法を

私はそのようなことに期待していません。もうそういう主体性のない民主党議員なんてうんざりです。今回北辰会の行動に参加するなど「明確なる意思」を持たない政治家はすべて退場させるべきです。政府・政権に何の望みも失った今は、とにかく政治哲学における純粋純血主義を最優先にしたいと考えています。

もうひとつ、官房機密費という公費を使ってまで党内闘争で対抗勢力を追い落とすなんて、まさにあの「スターリン」のとった「一党独裁、粛清」と同じです。結局、60年代の途中でずっこけた新左翼なんて社会党に逃げ込んで、ソ連の「スターリン主義」からの克服、なんて、疑問視したり克服の論争なんぞすることもなく、ソ連時代のスターリンの採用した対立党派抹殺イデオロギーから一歩も出ていない、排外主義が頭の中にこびりついたままなのです。自民党の森も「一枚岩」なんていってたけど、結局、あれほど忌み嫌っていた、「スターリン主義排斥」も、その思想的哲学的意味については、日本の政治家は何一つ学んでいなかったということでしょうね。
(70年代の新左翼は自らの血を流し、命を引き換えにしながら、対立抗争の無意味さを学んできた)、そしてその意味で、社民党や亀井氏に小沢氏がとった姿勢は、彼のみが、もしかすると「意見の異なる相手との共存の理念」に気付いている稀有な政治家なのではと思います。そして鄧小平も、歴代の中国共産党の幹部にもそういう人物はたまに存在してきました。(今は別ですが)

結局は、経済ボロボロのアメリカ(軍産複合体)が戦争したくてウズウズしていて、裏では実はアメリカの手羽先の北朝鮮をけしかけて、日本・韓国・中国に火を付けまわっているんでしょう。
で、日本・韓国・中国はアノ国と戦争してもなーんにもいいことはないから、菅さんも馬鹿のフリをして自民党と組んでノラリクラリ…かと思ったが、尖閣ビデオの件にしても、延坪島の件にしても、本当に馬鹿だった!ということですか、そうですか。
僕も公明党と組むよりは、自民党の方がマシかも…と思うんですが、難しいんですかね。福田さんあたりと接触している人はいないんでしょうか。

沖縄の知事仲井真の爺さんが再選された。なぜ当選したのか理由が見つからない。振興策、普天間・・金と移設問題の争点は殆んど大差がないのに、沖縄の人たちは何故爺さんを選択したのかバカ不思議です。

普天間基地を県外に放り出すことが沖縄愚民の総意だと解釈していたが、爺さんが再登場とはどうなっているのか。沖縄に予想外に金が落ちるのでしょうか。

いくら振興策の金が欲しくても・・いずれタヌキ知事は辺野古を指し出すであろう。
いくら民主政権が嫌いでも・・自民公明の推す仲井真の爺を選択するとはアカンです。

仲井真の爺さんは(県民の思いを踏まえて?しっかり仕事をしなければとの気持ちが強くなっている。)と語った。
変わり身の変節・・老ガイの開き直り盗人ボケかまし猛々しい・・
(普天間の海兵隊は沖縄だけを守っているのではなく日本を守っている。
(沖縄振興策と普天間の県外移設をリンクさせて欲しくない。
(米軍普天間飛行場移設問題については、とりあえず、意見交換から始めないと?
(わたしは国内問題に近いと思っているからとして、
(県外移設を目指して政府と協議していく考えを示した?

一見正当性があるようない言い回しを並べているが、知事としての政治の理念がみられず自民・民主の政権の交代で体験したものは・・・沖縄に時の政権から持ち込まれる振興策に名を借りた金がどのくらいかを無心するようなかつての利権誘導・既得権勧誘の自民タイプそのものの知事である。
しかし政治のキャリヤで本物の企業型・利権型・自民型の知事では無いようです。擬似官僚型にありがちな正論らしき口上をしながら、歯切れの悪いどっちつかずの優柔不断に映る。場当たり的に県民の代表を装うから困ったものです。

時代が変わり金よりも普天間の危険を取り除くのが優先すべき時代だというのに、現実はまだまだ金の眼くらましが現知事を選択する選挙結果のようです。普天間の危険度より飴玉振興策が得票につながる沖縄グミンの選択のようです。


普天間・辺野古だろうが関係ない沖縄に飛行場が欲しいのだ。米軍関係者の話?

<WL1の風様>
お久しぶりです。レスありがとうございました。イベントはお蔭様で成功しました。立案段階から関った私としても胸をなでおろしている所です。
さて、明快な意思をもった議員以外いらない、とのお考え、理想では私も同じです。
しかし、現実を見てください。いくら小沢さんの政策を支持し、明快な意思を持っていても、所謂側近議員の忖度政治によって、ハラスメントが行われ、泣く泣く離れざるを得ないという話もチラホラと耳にしています。
だから、組織論は大切なのです。間接統治は聞こえがいいけど、監督が有能でもコーチが無能ならコーチに預けられた選手は悲劇です。無茶苦茶な指示も「監督の指示だ」と言われれば従わざるを得ないのです。肝心の監督は雲の上にいて、それこそ雲隠れしちゃっています。コーチ陣は、皆、若い頃監督の家の庭掃除をしています。無能でも、庭掃除をした人間は覚えが目出度いのです。
こんな組織では、意思うんぬん以前に、人が寄りつきません。
若い議員はホームルーム政治家と揶揄されようと、教育課程で、皆で意見を出し合うことになれています。良かれと思い発言した事を頭ごなしに「お前は黙っておれ」といわれる事に違和感があるのです。これは、議員の意思うんぬんの話ではなく、組織論の話です。

恵美さん、

本来「組織論」というのは、政党組織の基本中の基本です。自民党青年部とか、公明党青年部、共産党青年部とか、子供の頃から、学生を経て、社会人としての政党員になる、民主党の中にも20歳前の年に某政党員になられた方も数多く存在しますが、今では、それらの政党はほぼ壊滅し、組織の体をなしていないのが実情です。

さて、今、原口さんが中心になって「党綱領」なるものを作っているそうです。その「綱領」のなかに、「組織論」が含まれているかはともかく、そもそもにおいて政党の体をなしていない民主党には「組織論」「組織戦術論」「組織形成論」なんぞ、元々ないのです。それに「組織論」なる論文なり書物を見たことも読んだこともないでしょう。それゆえ皆「場当たり的」なのです。悪いけど、「未熟」そのもので、とある組織の足元にも及びません。

とはいえ、恵美さんの感じていることは尤もなことであり、問題の核心を突いています。
その意味では、まずは「北辰会」と「一新会」の有志達が、真剣にそれらのことを問題視し議論を始めることしかないでしょう。それは、即ち、小沢派が敗れざるをえなかった、真実に迫ることになるのではないでしょうか。どこまでそれらの議論が深まるのか、意識ある有志に期待したいと思います。相手の自滅を待つなんて他力本願な組織戦術なんかじゃ、政権の取得はもちろん、維持もできません。

でもね、とどのつまりは「しのごという前に行動に移せ、立場を明らかにせよ」です。
ことここに至っては「優柔不断」なんて、微塵も認められません。

今週の「週刊ポスト」にも、「北朝鮮の核」について、ほぼ私と同じような指摘がなされています。(とるにたらん、ということ)「フデマヘノコ」沖縄問題に関しては、現在「判断停止」になってます。
それにしても小沢氏が復権したとしても、もはや民主党の復活はないような気がしています。そのまま「泥舟」の「混沌」に突入するしかないような気がします。ヘドロの底なし沼に突っ込んでもがけばもがくほど傷が深まる、イヤーな感覚が蔓延し始めています。破れかぶれになった仙菅ヤマトは、日本国民を道づれに、「焦土作戦」という「脅し」を使うような気がします。

結局「警察官の士気」も「自衛隊員の士気」も「海保隊員の士気」もいまの仙菅政府じゃ、湯気も立たない。今が「攻め時」なんですがねぇ。仮想敵国の皆様。

田中様

前回の「大連立を否定したツケ」でも書きましたが、今こそ「大連立」以外の選択肢は無いように思える。本来の政界再編を望むが、まだその機が熟していないからだ。
衆参ねじれ、菅内閣の支持率急落及び皮肉なことに与野党の弱体化が「大連立」を促していると言えないか。また、政局にうんざりした国民は、現在、将来に亘っての重要課題を解決するための連立に納得すると思う。

現在の最大の課題は「雇用」だ。仮に景気がある程度回復したとしても、雇用無き回復となるのは間違い無い。若者が元気を取り戻す政策としては、供給サイド(企業等)への手当が必須となるのは明らか。
そのためには、法人税等の改革、TPP、FTA等々の強力な推進が必要になる。
次いで、連日のように報道されている年金を含めた社会福祉関係の財源不足問題がある。このことから、消費税を含めた税制改革論議も先送りが難しい状況にあるのは明らかではないか。
また、公務員改革や普天間も全党の共通課題だと言える。

これらを民主党政権単独で進めるのは不可能だし、時間がかかり過ぎる。
共通課題の協議を進める上で、野党の条件である衆院選マニュフェストの一時的な棚上げもやむ得ないし、場合によっては総理の座を野党に任せても良い。
このままでは国民の不安は募り、菅政権の支持率は極限まで落ちかねないし、早晩、総辞職か総選挙に追い込まれることを考えると、大連立への模索は小沢さんの復権よりも現実的ではないか。

政党・政治家は国民のために仕事をする。与野党とも政局に終始することは許されない。
菅総理が行き詰まったとして、誰かに変わってもこの状況は変わらない。

堀口様 有難うございます。恐縮いたして居ります。
|2010年11月29日 09:55 のコメントを読ませて頂きました。私の言いたかったことでした。
沖縄の結果に絶望するあまり、乱暴な物言いをしてしまいました。

沖縄の方の、地理的な位置と歴史から来る独自性は、東京とは全く違ってくるのが当然です。こちらで考えているようには、単純に割り切れないのが沖縄です。普天間基地のゲート前にある市役所から、少し入った処に住んでいる義妹には、まだ話すことが出来ません。

久方ぶりの皆様方の登場に、動揺した心を静めております。

怒りがふつふつとわき出てくる。

仙石や馬渕の辞任は当然として、あんな小物の辞任が騒動になり政治課題解決が疎かになるのが腹立たしい。

今はTPPと農業の長期的展望を、真剣に展望する時ではないか!

小沢一郎の国会招致が月曜日に可決されます。これで小沢が民主党を割って出れば、彼は生涯「ただの壊し屋で、結局何もできなかった男」として処理されるでしょう。小泉純一郎とは大違いです。

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Profile

田中良紹(たなか・よしつぐ)

-----<経歴>-----

1945年宮城県仙台市生まれ。
1969年慶應義塾大学経済学部卒業。
同年(株)東京放送(TBS)入社。
ドキュメンタリー・デイレクターとして「テレビ・ルポルタージュ」や「報道特集」を制作。また放送記者として裁判所、警察庁、警視庁、労働省、官邸、自民党、外務省、郵政省などを担当。ロッキード事件、各種公安事件、さらに田中角栄元総理の密着取材などを行う。
1990年にアメリカの議会チャンネルC-SPANの配給権を取得して(株)シー・ネットを設立。
TBSを退社後、1998年からCS放送で国会審議を中継する「国会TV」を開局するが、2001年に電波を止められ、ブロードバンドでの放送を開始する。
2007年7月、ブログを「国会探検」と改名し再スタート。

BookMarks

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国会TV
http://kokkai.jctv.ne.jp/

-----<著書>-----


『裏支配─いま明かされる田中角栄の真実』
2011年1月、電子書籍


『メディア裏支配─語られざる巨大マスコミの暗闘史』
2005年3月、講談社

-----<編書>-----


『憲法調査会証言集─国のゆくえ』
2004年7月、現代書館

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