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民主党代表選挙とは何か »

「ねじれ」にお気楽な人たち

 現在の民主党政権は3年前の参議院選挙以降三代続いた自民党の安倍、福田、麻生政権より非力である。参議院で過半数を失い、衆議院で再議決に必要な三分の二の議席を持っていないからである。三分の二を持っていたにも関わらず、安倍、福田、麻生政権がどれほどの醜態をさらしたかを思い起こせば、民主党政権の行く末はそれより酷くなる事が想像できる。

 ところがお気楽な人たちは政策毎の部分連合で野党とよく話し合いながら政治を進めれば、3年先まで解散をしなくとも民主党の政策を実現出来ると言う。そのノー天気には呆れるしかない。そういう人たちは「政治は信頼が大事」とか「国民によく説明する事が大事」とか、世界のどの国の政治家も言わないような幼稚な事を言い、学級委員レベルの政治手法で嘘と謀略に満ちた世界に立ち向かうつもりなのだろう。

 安倍、福田、麻生政権が不様だったのはこの3人が政治家として無能だったからと言う人たちもいる。メディアはおしなべてそう言う。しかし私は全くそうは思わない。メディアを含め3人の能力のせいにする人たちは「ねじれ」の怖さを知らないのである。なぜなら1956年から1989年まで30年以上も日本の政治には「ねじれ」がなく、その政治構造にどっぷりと浸ってきた人たちには「ねじれ」の怖さが想像できない。その人たちから解説を聞かされる人たちもそのレベルになる。

 竹中治堅政策研究大学院大学教授の「参議院とは何か」(中公叢書)によれば、戦後の日本政治は保守合同によって自民党ができるまで「ねじれ」の連続だった。片山、芦田、吉田と続く政権はいずれも「ねじれ」に苦しみ、国家の最重要課題と思われる法案を成立させられなかった。戦後の日本政治は初めから非力だったのである。吉田茂は連立工作に明け暮れ、法案修正は勿論だが、参議院で否決された法案を衆議院で再議決させる事の連続で綱渡りの政権運営を行った。

 しかし占領期にあって吉田のバックには絶対権力であるGHQがいたから綱渡りも出来たと私は思っている。与野党の対立が抜き差しならなくなると、1948年の「馴れ合い解散」に見られるようにGHQの調停で吉田は解散する事が出来た。現在では与野党の対立を調整する権力など他にない。あるとすれば第四の権力メディアに煽られた「国民の声」に迎合して衆愚政治に陥るのが関の山である。

 保守合同による自由民主党の誕生は日本の政治が「ねじれ」から解放された事を意味した。ようやく政権は安定し、日本は高度経済成長を迎える事が出来た。それが転換するのはベルリンの壁が崩壊した1989年である。世界が冷戦構造の終焉を迎えた時、長らく「ねじれ」を忘れていた日本の政治も平和な時代を終えた。消費税とリクルート・スキャンダルで自民党は参議院選挙に惨敗、結党以来初めて過半数を失った。勿論、衆議院で三分の二など持っていない。

 当時の野党第一党社会党が政権を狙える状況になった。しかし社会党政権が出来なかったのは何故か。一つは社会党に政権を取る気がなかった。つまり社会党は本当の意味の「野党」でなかった。もう一つは小沢一郎という政治家が自民党幹事長の職にあったからである。

 この時、社会党を中心とする野党は「消費税廃止法案」を国会に提出して参議院で可決させた。すると小沢幹事長は「消費税見直し法案」を提出して野党共闘を分断し、消費税を廃止させなかった。また社会党が絶対反対のPKO法も成立させ、「ねじれ」にもかかわらず、全く法案審議に影響させなかった。つまりこれから民主党がやらなければならない事を20年以上も前に小沢氏は成功させていたのである。

 これと対比したくなるのが1998年に起きた「ねじれ」である。参議院選挙惨敗の責任を取って橋本総理が辞任した後、後継の小渕政権は「ねじれ」で苦境に立っていた。野党民主党が政権交代に追い込むチャンスであった。ところが当時の民主党代表菅直人氏は「政局にしない」と発言し、民主党の金融再生法案を小渕政権に丸飲みさせただけで終わった。それで民主党に政権交代の足がかりが出来たかと言えば逆である。

 自民党は自自、次いで自自公連立政権を作って権力基盤を固め、民主党を権力闘争の埒外に追いやった。政権交代の可能性は消えた。恐らく民主党のふがいなさに呆れた自由党の小沢氏は自民党との連立に向かい、連立の条件として副大臣制や党首討論の実施などの政治改革案を自民党に飲ませた。

 この時、自民党の野中幹事長は「悪魔にひれ伏してでも」と言って自由党との連立に踏み切るが、「ねじれ」になれば与党は野党にひれ伏し、足の裏を舐めるようにしなければ課題の実現など出来ない。現在のお気楽な人たちにその覚悟があるのか、はなはだ疑問である。結局、自民党は公明党と連立を組む事で、自由党との約束を反故にした。裏切られた自由党は連立を解消、民主党との合併に向かうのである。

 民主党は自由党と合併することで初めて政権獲得の可能性を手にした。それが3年前の「ねじれ」につながる。自民党政権にとって89年の社会党や98年の菅民主党のように政権奪取を狙わない野党と違い、相手が自民党の裏を知り尽くした小沢民主党だから事は簡単でなかった。安倍、福田、麻生政権がよれよれになるのも無理はなかったのである。

 安倍、福田、麻生政権より非力な民主党政権にとって最大の問題は来年度予算である。予算だけは衆議院に優位性が認められているが、予算関連法案が参議院で否決されると予算の執行が出来ない。総理は解散するか総辞職するかしかなくなる。つまり現状での菅政権は来年3月までの寿命なのである。

 総理の首をころころ変えるのは国際的に恥ずかしいと言う人がいるが、そう言う人がいる事の方が私は国際社会に対して恥ずかしい。自分の国の政治構造も知らず、論理的な考え方も出来ずに、情緒だけで政治を語っているからだ。

 日本の政治構造は「ねじれ」が起きれば総理の首はころころ変わるようになっている。それが嫌なら日本国憲法を変えて、衆議院の過半数で選ばれた総理が参議院で否決された法案を衆議院の過半数で再議決できるようにしなければならない。それで初めて国民から選ばれた総理が国民に約束した予算を執行できるようになる。

 現状では民主党政権が来年度予算を成立させるには、自民党にお願いをして予算案を作ってもらうしかない。それが嫌なら予算関連法案が通らなくなり、総理は辞職か解散に追い込まれる。それが分かっていても総理を続けようとするのは、菅総理が自民党と大連立する腹を固めているからだと考えるしかない。それは民主党が掲げてきた政策を変更する事になる。

 すると今日、小沢前幹事長が民主党代表選挙出馬を表明した。こちらは20年以上も前から「ねじれ」と向き合ってきた人だから、お気楽に考えているはずはない。来年度予算を成立させる成算がなければ出馬を決断する事もないだろう。どんな策を考えているのか現時点では想像もつかないが、まずは選挙戦で語られる言葉の中から探してみようと思う。

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» 民主党代表選関連 ~ 田中良紹 「ねじれ」にお気楽な人たち 送信元 誰も通らない裏道
田中良紹の「国会探検」 *****  現在の民主党政権は3年前の参議院選挙以降三 [詳しくはこちら]

» 民主党代表選 菅首相と小沢前幹事長一騎打ち 全面戦争へ 送信元 ひげログ人
民主党の小沢一郎前幹事長は、26日、民主党代表選に出馬する意向を表明した。現職の [詳しくはこちら]

コメント (48)

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ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

---9月24日の講演----
仰るように、ネジレ国会の厳しさに小沢氏は決意を持って飛込んだはずです。田中氏は小沢氏のネジレ解消の手腕を探ってくださるそうです。ですから9月24日の講演を楽しみにしています。
さてこれから何が起るのか、目が離せませんネ。

 おはようございます。

 田中さん、当に仰る通りであると思います。

 以前、他所で何度か書いたが

民主党にとって地獄の3年間が始まります。
「民主党にとって地獄の3年間が始まります」の意味

国民が積極的に望んだわけでもなさそうな「ねじれ」()を、与野党協議による民主主義政治具現のチャンス、“天の差配”などと暢気に構えている場合じゃないと思う。与野党協議による妥協を繰り返せば民主党オリジナリティは失われ、法案ごとに協議対象野党を変えれば与野党間信頼が失われる。

“天の差配”に身を委ねる不可知論への逃避や、身勝手な法案毎の野党依存による責任拡散への逃避

 現在野にある政党の一義的目標が与党になることであることは、民主党の1年前を考えれば容易に想像がつくはず。つまり、野党は与党への攻め手を虎視眈々と狙い、必ず激しく攻めて来るはず。それは、民主党の党首が誰であろうと変わりは無く、菅政権の無為無策への攻め手が無数にある以上に、小沢氏が党首になれば「政治と金」問題という大きな攻め手が加わり、少なくとも10月末頃といわれている東京第五検察審査会審議結果が出るまでは、小沢氏側の抗弁に合理性を持ち得ない可能性もあり、混乱が極まりかねないと思う。

以前の投稿で、『国民リテラシーに見合う禊』が為されなければ『小沢氏が起つ大儀』は得られないと書きました。

 多分、「ねじれ」による混乱回避の唯一の策は、参議院「ねじれ」の安定的解消を齎す新たな与野党連立であろうと思う。仏敵を身内に抱える現菅政権人脈では、公明党がその対象になることは考え難く、過去の主張を捨てて自民党との大連立する以外は無理であろうと思われる。小沢氏が党首になったとしても、前述の問題がある程度収まらなければ、それは容易で無いように思う。

 こうして現状を概観してみると、憲法下の現制度の問題点を脇に置けば、如何に直近参議院選挙結果の影響が大きかったのかが解る。事前にそのことを理解出来ていなかった現民主党執行部の罪の深さが、改めて問われてしかるべきであると思う。その意味だけを採っても、選挙期間中の発言によりその責任の大半を負った菅党首は辞すべきであり、枝野幹事長も辞すべきである。それが道理であると思う。

 現政権の下での民主党のオリジナリティは「脱小沢」に象徴される、未定義で意味不明な「クリーン」ということだけだが、「ねじれ」に苛まれ、与野党協議に活路を拓かなければならない現状に於いてこそ、「国家運営に直接資する具体的政策理念」のオリジナリティが活きてくるのだと思う。民主党党首選の結果がどうあれ、小沢氏などが主張する原点、「2009年マニフェスト」政策理念に回帰せざるを得ないと思う。小沢氏が党首になれば、それがスムーズに具現されそうだが、どちらが勝つにせよ、願わくば菅派-小沢派仲良くして(笑、挙党一致してその民主党オリジナリティを主張し、「国民の生活が第一」を腹に据えて活路を拓いていって欲しいと思う。

参考:
★参院選得票推移にみる政党興亡の行方。no.1
★参院選得票推移にみる政党興亡の行方。no.2
★参院選得票推移にみる政党興亡の行方。no.3
NHKが面白い世論調査結果を発表

田中様

「ねじれ」の怖さを、菅氏、仙谷氏などが十分理解していない。
社会主義的理念が頭に詰め込まれていて、民主主義的理念をよく理解していないようである。
民主主義にあっては、物事は多数決によって決められていくのであって、仲間の数が多いか少ないかによって、主張の実現性が左右されていくのである。
今回の、小沢氏出馬までの経過を見れば、菅氏サイドに、数の論理、ひいては民主主義の論理よりも、自分たちの主張を何が何でも通すのだといった野党的発想から脱皮できないのは、菅氏の限界を示すものであろう。民主主義国である日本の指導者としては、不適格なことをみずから語っているに過ぎない。
田中先生のお話どおり、今この「ねじれ」を打開し、政策を遅滞なく遂行させるためには、さまざまな非難はあっても、小沢氏しかいないであろう。同感である。

世論調査はその時間や質問の仕方、どのような方法で行うかで結果は異なるというのは分かるが、こんな結果もある。

【小沢氏立候補支持71% 不支持29%】
 読売オンラインが実施している「みんなのYES/NO」で「小沢一郎氏の民主党代表選に立候補。支持しる、支持しない 」の設問に、実に71%が「支持する」と回答。

 ねじれ国会は深刻です。立法府が法案通らないでは、仕事にならない。歴代の内閣は、それで苦悶して無理な連合、小さな政党の言い分をのみこんできた。
 7月の参議院選挙で民主革命の仕上げに勝利すると私は思っていた。鳩山、小沢辞任で、管内閣支持率が上がったが、管さんの唐突な「消費税10%」宣言、その後「低所得者には配慮する」と何がなんだかわからない釈明し、有権者に不信を与えてしまった。(私はそう実感した)。
 その敗北の責任は大きいはずだが現執行部?は自覚していないから不思議です・・・。

ゴミウリの「小沢立候補を支持する?」調査サイトです。
http://sum.qooker.jp/O/election14/ja/sp1.html?from=yoltop

昨夕の時点では「支持しない」が70%近くありましたが、今では・・・(笑)
みなさんも自分の意志をゴミウリに対して表明してやってください。

<機密費があれば怖いものはない!>
お金と権力さえあれば、人は動くという、菅首相と仙谷官房長官の持論哲学なので、あの方達には怖いものは何もないようです。代表選挙もマスコミの世論調査の通り大勝するそうです。

投稿者: 読者の声様 | 2010年8月27日 07:51

菅・仙石は脱小沢でいけば、党内および国民の支持を得れる、官僚もマスコミも支持してくれる、利用できると堅い信念を持っています。
私は参議院選棄権しました。消費税アップもしかり、マニフェスト地方活性化の切り札と山崎養世氏が述べていた高速無料化がキャンセルと分かったためです。
多くの国民は政権交代でそれぞれの夢を民主党に託していたのです。
それを独裁者菅と仙石が議員にも図らず政策変更したのです。こんな党や首脳を信頼できるわけがありません。
菅は代表選出馬にあたって全員野球といっていますが、いかに口先人間か、二重権力にしても仙石が実権を握り、その上に財務官僚がおり、いまや三重権力ではありませんか。

田中様へ
田中様、仙石は恐ろしい人間です。野中以上かもしれません。
地元でも人気がなく、政治家としての実績も大してなく、左翼弁護士にしてシティグループとつながりを持ち、官房長官として今日の大権力を手にした政治家は歴代初めてではないか。
かみそり後藤田氏以上の大権力です。
しかし、知恵が回りすぎて勝って小沢が新党を作れば、仙石天敵公明を軸に自民、新党の連立ができる可能性が高く、総選挙は大惨敗である。
それにもかかわらず脱小沢を貫くということは自民党にかなり工作しているのでないかとみる。
小沢には党首としての道があり、ファンも多いが、仙石は負ければ何もないのである、官房機密費だけでなく、財務省の機密費も使い、何でもありの工作をしているとみる。これから政策論争になれば更にマスコミの小沢たたきが加速するとみる。
小沢の勝利のポイントは鳩山派全員の支持であるが、鳩山が支持してるのに会長が小沢に会わないねじれになっている。大勢は小沢氏支持であるが、今一つすっきりしていない。この点が解消できれば小沢勝利の大勢も見えてくると思っている。
今一つは菅グループです。菅の仙石重視のため、内閣内反主流派で冷や飯派です。負けそうとなればここが揺れるとみています。
前原・野田には樽床・松本が揺さぶりをかけており、大勢としては小沢優位の戦況であるが、権力と大臣という爆弾を各派に投げコミ、国民世論で揺さぶりをかけてくる仙石の作戦も巧妙である。
小沢対仙石の熾烈な戦いである。
それに比べて菅はなぜ仙石に引きずられたのか、何か仙石に逆らえない何かがあるのか、知りたいものである。


田中良紹さんの見解とは違い和田圭は、小沢さんが大連立をするかもと述べる。

いつも田中先生の論説を拝読し、過去の政治史を洞察し、現在に当てはめて論じる政治論には感服するだけです。まさに歴史に学ぶということだと思います。このサイトにいる田原某という方がおられますが、過日に書いた民主党の代表選びは菅で決まりなどと言っていましたが、政治評論家を自認していながら、その時々の風潮に流され信念の無い言説を振りまく無責任評論家と比べると田中先生の論説は責任ある政治観を我々庶民にわかりやすく解説してくれて非常に有意義であり、先生の政治に対する並々ならぬ愛情を感じます。今後も明快な論説を期待しております。もちろん小沢氏は先生のお考えは織り込み済みあろうと思います。

ばろんでっせ | 2010年8月27日 06:35 さま

教えていただけますか?

>小沢氏が党首になれば「政治と金」問題という大きな攻め手が加わり、少なくとも10月末頃といわれている東京第五検察審査会審議結果が出るまでは、小沢氏側の抗弁に合理性を持ち得ない可能性もあり、混乱が極まりかねないと思う。

検察審で補佐役の、強制起訴になったら検事役を務める弁護士さんは、決まったのでしょうか?
選任されたという報を見た事がないのです。仮に、選任されていない、いまだ不在なら、手続き的に審査・審議に入っていないと思います。審査員の任期切れごとに、それを一つの節目に、判断(起訴議決)云々と推測記事が出ると思いますが、審議が行われていないなら、判断が出ることはないのではないでしょうか?審査員が入れ替われば、最初からやり直しになる、賽の河原の石積み状態が続くのではないかと思います。

一説には、10億の国費を使って、特捜部は捜査しています。このだけの税金を使ったのですから、特捜部のお役人(検察官)は、納税者・国民に経緯、不起訴にした事情を説明する責任、説明責任があると思います。
その事情は、検察審でも、審査員に説明していますから、それを、国会なり、開かれた記者会見なりで果たして、その上で、小沢氏側の抗弁の合理性を納税者・国民が判断すればよいのではないでしょうか?

世論、世論といったって

またぞろ「首相陣営は各種世論調査で首相続投を望む声が多いことから、党内の多数派工作に加え世論対策を強化。若手ながら陣営の中心的な存在である寺田学首相補佐官らが積極的にメディアに登場。世論の支持を得ることを通じ浮動層や党員・サポーターを取り込む構えだ。」とこんなことを言い出している。

直近の世論は参議院の「菅不支持」だろうに。そんなことも忘れている。
そして、少なくとも良識あるものたちによる「マスゴミ世論調査」なるものが、恣意的な「世論誘導」でしかないことや、サンプリング手法ほか、全てにおいてまやかしであり、
国政選挙こそが、最大の事実としての民意であることすら、わかろうとしていないのが、この「菅一派」なのである。

これは、彼らの「情勢認識による言動」に全て一貫している、いわく「政治とかね」いわく「検察審査会」いわく「推定有罪」まったくもって次元が低いKYに他ならない。

当然「ねじれ」に関する認識も、KYもはなはだしい。「おかん様」の話に乗る野党がいると思うこと自体、情けない。当然、参院での敗北理由の一つに「公明の菅民主離れ」についても自覚もしていない。沖縄県民が県を上げて「菅民主」への不信感を募らせていることにも自覚もない。国民が「嘘つき菅」として拒否したことにも自覚がない。衆院マニフェストと衆院での国民の期待への裏切り、という自覚すらない。

まだ、彼らはその欺まん性を自ら自覚した上で、計算の上、そうした行動をとっているのなら、少しはマシなのだろうが、そうではないだろう。これが彼らのオツムの全てである。

そしておそらく、すでに「マスゴミ対策」として配りまくった「官房機密費」に依拠してこの「世論」形成と露出を増やせと仙石あたりが、マスゴミに圧力を掛けていることだろう。その筆頭が、テレ朝である。そして、おそらく小沢立候補で当ての外れた焦りまくりのマスゴミの「方針」は、「世論で党内選挙に影響力を行使せよ」であろう。

「世論の風任せ」なんて、党員・サポーターを馬鹿にするのもいいかげんにせよ。
悪いけど、一般B層と、党員サポーターとが一緒くたにされるほど、低次元の戦いではない。おまえ達に手出しは無用の世界だ。

田中良紹氏の御説は自民党時代での御批判はなかなかのものだと感じていましたが最近は違和感を覚えっぱなしです。

> ところがお気楽な人たちは政策毎の部分連合で野党とよく話し合いながら政治を進めれば、3年先まで解散をしなくとも民主党の政策を実現出来ると言う。<

ここがまず根本的違いますね。これは民度の成熟度と議会の成熟度をどう評価するかの違いでもあります。

従って
>「政治は信頼が大事」とか「国民によく説明する事が大事」とか、世界のどの国の政治家も言わないような幼稚な事を言い、学級委員レベルの政治手法で嘘と謀略に満ちた世界に立ち向かうつもりなのだろう。<

この部分も民意が国政に反映する度合いが増しているのか”嘘と謀略に満ちた世界”として政治をみるかでずいぶん変わることになります。

疑問点をいくつか述べます。
>安倍、福田、麻生政権が不様だったのはこの3人が政治家として無能だったからと言う人たちもいる。メディアはおしなべてそう言う。しかし私は全くそうは思わない。<
そして
>小沢前幹事長が民主党代表選挙出馬を表明した。こちらは20年以上も前から「ねじれ」と向き合ってきた人だから、お気楽に考えているはずはない。<
と小沢氏は無能ではないと語っており”「ねじれ」の怖さ”で政権維持不能という結論になるはずですが、結論は
>どんな策を考えているのか現時点では想像もつかないが、まずは選挙戦で語られる言葉の中から探してみようと思う。<
では身もフタもありませんね。少なくとも可能性についてもう少し語ってもらいたかったです。

もう一点
>野党民主党が政権交代に追い込むチャンスであった。ところが当時の民主党代表菅直人氏は「政局にしない」と発言し、民主党の金融再生法案を小渕政権に丸飲みさせただけで終わった。<
この部分は政権交代に追い込まなかったことを強調されていますが他方で国難にたいしての野党のあり方を見ることもできます。もしここで突っ張っていたら民主党は批判のみの(現在の共産党のような)国政に責任のとれない野党として評価され、日本の経済はガタガタになっていた可能性が大きいのではないですか。
ここからして最初に引用した部分も合わないことになります。

小沢さんならねじれがうまくいくという保証は特にないですね。 なんといっても自民党から民主党への政権交代というかつてない出来事が起こったあとのことなのですから、未知の海の交代なのは誰でも一緒です。

現政権のねじれに対する対処法については,田中先生が楽天的すぎるとのことですが,仙谷氏が,自民党新自由主義者との折衝を経て,大連立を画策しているとの情報もある.大メディアを始めとする記憶権者のバックアップもあるが,そうでなければ,あの小心な菅氏や民主党オリジナルメンバーが自信満々でいられる訳がない.しかし,その大連立にもいくつか落とし穴があるにちがいないのだが,そういう意味では楽観的なのかもしれない.

AERAのアンケートでも

7 仮に小沢氏が代表選に勝ち首相となった場合、自民党との「大連立」をする可能性があるのではないかと言われています。自民党との大連立を支持されますか?

小沢氏が大連立をするということにしたいようだ。
https://f.msgs.jp/webapp/wish/org/showEnquete.do?enqueteid=73&clientid=12013&databaseid=bur

<クリーンな人などいない>
田中様、捩れ国会を乗り切るにはクリーンで非力な政治家ではものの役に立ちません。法案は一本も通らず打撃を受けるのは国民です。
「私はクリーンです」という輩ほど信頼できないものはない。
私だって、家に帰れば会社のボールペンの一本位は転がっている。
作為・不作為に関らず、クリーンな人などそもそも存在しないのです。
ことさら、クリーンな生活をすれば、仕事はできない。
特に民主党にとって「民主党はクリーンなイメージ」だから投票したことは一度としてない。
クリーンを売り物にしているのは政権が獲れないと同意語に他ならないから・・・。
民主党の立ち上げも、鳩山さんの財力があればこそで、麻生氏の兵糧攻め作戦で、解散を延ばされた衆議院選挙の勝利も小沢秘書軍団のアゴ足を含めた財力があればこそ、だった。
いったい菅や岡田や枝野・仙谷は身銭をきって党の為に貢献した事があるのだろうか?
ありがたみを一切感じていない様に思える彼らは、人として信頼できない。
信頼できない人が野党の理解を得られるはずもない。

<自ら決着をつける決意>
政府与党の能力の無さで、崩壊させられる事が国民の最大の不幸に繫がる。田中氏が語る「お気楽な皆さん」は、政治とは程遠い場所にお出でになる方たちなんだと思われます。人のふんどしを掠め取る事で権力を手にし、それを維持する事だけを考えている輩なのです。全くのこれからの日本、国民生活等眼中には無いでしょう。絶対に倒さなければ成らないのです。小沢一郎出馬は、別の投稿で「銃弾飛び交う戦場に一人立つ」と申しましたが、さっそくマスコミの攻撃が開始されている様です。「参議院選挙の敗北は、衆議院のマニフェストが不可能なものだったから敗北した」「菅は、それを可能なものに修正しようとしただけだ」「小沢グループがポストを要求してきたのでそれを拒否した」「二重権力を拒否した」「古い政治との決別」等々。小沢一郎は、現在日本の出鱈目な政治及びシステムの改革は、自らが先頭に立って行う決意をしたのだ。マスコミは決して事の重大さを報道はしない。現在のPCネットが無いとすれば極めて恐ろしい状況を想像しなければ成らないと思う。彼らの武器「世論調査」が民意ではなく、選挙こそ民意なのだと何れ小沢氏自ら証明してくれると思う。そして世論調査そのものが無意味だったと思い知る日も近いのだとも申し上げておきたい。改めて言うまでもなく、小沢一郎は命がけで戦場に立ってくれた。マスコミの一語「権力闘争」のみでは語れないのだ。何れ崩壊する菅政権では、日本崩壊にも繫がってしまう。その危機を何んとしても防がなくては成らないのだ。国民、日本崩壊を考えず、自らの権力にしがみ付こうとしているだけの菅政権は一刻も早く退場願いたいのだ。私も微力ながらこの身を賭す決意です。

ねじれたくらいで何も決められない民主主義の成熟度の低さを嘆くべきであり、「ねじれ」ても大丈夫だと言っている人をお気楽等と批判するのは、とても民主主義を理解している人の意見とは思えない。権力闘争ばかりして何も決められないことに対して批判し、きちんと話し合えと国民総出で圧力をかけることこそ意味がある。意見が違って当たり前であり、みんな揃って賛成などというまやかしはもうゴメンだ。

田中様


仰るとおり、ねじれをそのままにしておく政治家は、何もしないことを宣言するのと同じですね。

法案ごとに審議すれば法案が通るという子供じみた考えの菅さんでは、ダメということが明らかです。

小沢さんに期待するしかありません。

最近お若い議員は、メディアが作った「政治とカネ」などという言葉に騙されてしまい、無能無策の菅さんに付く人がいます。

議員の劣化はかなり進んでいます。

議員にも「政治とカネ」神話が虚構であることを分かってもらえるよう、ブログで意見を発信しています。

http://civilopinions.main.jp/

お読み頂ければ幸いです。

編集部からのお願い

たくさんのコメントをいただき、ありがとうございます。コメントの不承認についてご意見をいただいていますが、不承認の理由のほとんどは記事内容と関係ない投稿となっています。記事とは関係なくご自身の意見を述べたい場合はトラックバックを利用するか、代表選については下記のリンクに投稿をお願いします。お手数をおかけいたしますが、ご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。

http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2010/08/post_624.html

今の野党に昔の小沢氏のような動きができる人がいるだろうか、思いつきません。すると与党も野党もなんかぼけた状態で官僚のシナリオ通り下手な政治ゴッコしてずるずると日本の国益は失われ、官僚天国になっていくようにおもいます。(今でも官僚天国ですが)そこでの今回の小沢氏の立候補はひょっとしたら政界再編になるかもしれなせんが官僚から国民へ主権を取り戻してくれるのではと期待します。
どうでもいい余談ですが菅が新人議員の前で「全員野球で行こう」とか言ってましたが、野球は9人しか試合にでられません。新人はまずボール拾いからです。しかも試合の勝負は90%党首力で決まります。自分がいい投手だと思ってるのだろうか、捕手や監督もこのままでいいと。夏の試合で大負けしたばかりなのに。

田中論説が、私の田ん圃に水を引き込んでくれている(笑)。

ねじれは政界再編を生む。
問題は、善き再編か、悪しき再編か。
代表選に掛けて言えば、小沢さん菅さんのどちらが、どちらの再編を造るのか???

投稿者: 奥野 | 2010年8月27日 10:36 様

毎度毎度ご批判されるなら、せめて「センゴク」さんの誤字を改めていただきたいのです。

仙石とは俺のことかと仙谷言い

失礼しました。

ねじれているのは、国会よりも

そもそも、今回の参議院選挙そのものが「ねじれていた」ことを忘れやしまい。
皆「民主党は支持したい」のに、「嘘つき官内閣」は支持したくない、で、投票日まで迷いに迷った。そのことを「ねじれ」といわずしてなんという。

公明党だって、党議拘束とかしたくても、今回は党中央の統一支持指針も出せないで、選挙区任せとして放任するしかなかった。

そして、今回の代表選挙で、第一の民主党党員・サポーターたちはようやくねじれから開放され、小沢か菅かという、選択する権利を手にした。

けれど国会の参院野党にしてみれば、依然として「ねじれ」は続く。
少なくとも民主党の左右のブレが落ち着かないと、組むべきか組まざるべきかも判断できない。実にもって、イライラを募らせる状況であろう。

あきれてコメントする気にもならない、というのが、賢者の立場であろう。
野党だって、官政権が続いたら、意に反して「野党連合」での「問責決議」やら「不信任案」やらを考えなくてはならない。それによって、野党が得るものはあまりなく、ただの国会の停滞を招くことでしかない。正常なセンスを持つ議員であれば、積極的に望むシュチュエーションでは決してない。

だから、はやく「スッキリさせる」べきなのだ。それをごちゃごちゃと、外野が騒ぐのに、皆うんざりしているのではなかろうか。

民主党はもう分裂した方が良いのではないでしょうか?  そう思えるこの頃の閣僚の発言。

ねじれがどれだけ大変なのかも全く理解していないノウテンキな発言を繰り返す執行部。 マスコミに良い様にあしらわれて、愚かな発言を平気でテレビの前でしゃべる。

野党が言うならいざ知れず、同じ民主党の閣僚が未だに小沢氏の「政治と金」を口にしている。

本来、推定無罪の原則、ましてやこの小沢氏の問題は捏造の疑いが有るとも言われています。郵政不正事件の村木女性局長の無罪はほぼ決まりと言われています。

それを承知で政策や実行力ではコテンパンにやられると思うのかただただ「政治と金」と愚かな発言。

もっと正々堂々と政策論争をしたらどうですか?   菅さんのこういう政策に賛同して支持するとか、こういう小沢氏の主義には反対だとか・・・。


もうこうなったら、いっそのこと分裂した方が良いのでは無いでしょうか?

新人議員だけでなく、素人以下の考えの方も多く見られます。静岡県には本当に愚かな議員がいます。

参院選に負けても誰一人として責任を取らない。オマケに国民がNOとした千葉法務大臣まで留任させる。自分の穴の始末も着けれない愚かな議員が多いことか?


このところの円高に対する総理や野田氏の愚かな発言を本当に支持するのでしょうか?  選挙民はこれを良しとする様な愚かな議員をよく見極めて次の選挙には是非政界から去って頂きましょう。国を治めるのは中学・高校のサークルとは違うのだから・・・。

田中様のお説とおりです、

ただ、第4の権力、メデイアとありましたが、
私は、既存大手メデイアは、検察と同じ位の1番か2番の権力を有していると思います、、

殆どの人が、メデイアとスポンサーには面と向かっては逆らえないものです、、

なので、ネットの世界がなっかたとしたら更に恐ろしい事になってたと思います、、

大手メデイアが行う「政治に関する世論調査」は、各社1回/年位にすべきで法律でも作っていいのではと思いますが、、

頻繁に、政治等に関する世論調査が行われる様になって、事態が好転したり国民が利益を得たりした事があったでしょうか、私は無いと思います、、

それと『メデイアと金(機密費)』ですが、
これは既存メデイア側がまったくと言っていい程、自浄能力が働いておりません、、

これを想定するのは、わりかし簡単で(図書館などで多少時間は掛りますが)過去の大手新聞での、『首相の日々』等の欄で、スケジュールを見れば明らかです、、
各新聞社の、客員編集委員、特別編集委員などなど総理官房長官と会食などした、その後の論調が明らかに違います、、
(個別具体的はあえて避けますが)

もちろん友人知人の立場であれば、会食等を奢って貰ってもかまわないのであるが、後にメディアに投稿及び評論するのであれば、
ぜったいにその辺は厳格にすべきと考えます、

すこしでもヤマシイと思うなら筆をおれと言いたい、、、

先輩客員編集委員の影響を受けた現役編集委員がその論調を現在も継続しているのが今のメディアの状況と思います。

昨年の政権交代の前から自民党・公明党・みんなの党を含む野党は、小沢さん鳩山さんの「政治とお金」のことを執拗に追及をして国民の多くはうんざりしていると思います。
仮に小沢さんが民主党代表となり首班指名を受け総理大臣となった時に、ねじれ解消の秘策はあるのでしょうか?証人喚問に応じるべきとまで言った舌の根も乾かぬうちに連立話ができるのでしょうか。私の知らぬ大人の世界ではあり得ることなのでしょうか。

今や経済大国の道を歩み中産階級から圧倒的な支持を受けている中国やロシアの指導者たちはクリーンなんでしょうか?
指導者としての手腕を発揮している中国の胡錦濤―温家宝コンビやロシアのメドベージェフ政権が国際的なプレゼンスを増している中で、日本は「クリーン」を政治家の資質の基準にし「メディア世論」で政治を行おうとしている幼稚な国に見えます。日本が諸外国から相手にされなくなるとしたらそれは首相がコロコロ変わるからではなく、くだらない「市民目線」で首相が選ばれた結果政権を維持できなくなる現象が続いているからではないでしょうか?

 捩れ国会の運用の難しさは、田中氏の説のとおりだと思います。

 何とか倒したいと思ってる政敵に点数を稼がせるはずが無い。

 だから国民の非難を招かないようにと考えながら、政敵を倒すことに腐心する。
 表向きは国民のため、本音は勢力拡大のため。

 小沢氏の立候補は「菅では捩れ国会乗り切りは無理だ。追い詰められて解散総選挙となり、圧倒的多数の衆議院の議席を投げ出すことになる。」という思いからであろう。

 田中氏も小沢氏も、僭越ながら私もそう思う。

いや、ですからね、こういうエントリは3年前になされるべきだったと思うのですよ。

それはともかくとして、このエントリへの釈明が、必要では?すべて小沢シナリオだ・・・という点ですよ。結局、巷の政治記者と、田中先生と、どちらが政治のプロだったのでしょうか?

政治を知らない「政治のプロ」たち
http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2010/06/

おはようさんへ

政治を知らない「政治のプロ」たちの勝ちでしたね。

田中「先生」の論は、小沢さんありきでその周囲にもっともらしい論理を貼り付けていってるように見えます。

現状では民主党政権が来年度予算を成立させるには、自民党にお願いをして予算案を作ってもらうしかない。それが嫌なら予算関連法案が通らなくなり、総理は辞職か解散に追い込まれる。それが分かっていても総理を続けようとするのは、菅総理が自民党と大連立する腹を固めているからだと考えるしかない。それは民主党が掲げてきた政策を変更する事になる。

菅さんはねじれをお気楽に考えている、と断定し、
小沢さんは「20年以上も前から「ねじれ」と向き合ってきた人だから、お気楽に考えているはずはない。」
といとも簡単に断定する。
「はずはない」だから希望的推測なのだろうけど。

上でだれかも書いてましたけど、

「どんな策を考えているのか現時点では想像もつかない」のに、菅さんとは頭の中で考えていることが全然違うと思いこめるところ。


先生こそ、情緒的に思えますが。


「まずは選挙戦で語られる言葉の中から探してみようと思う」

きっと、いろいろと正当化できる材料を探して、上手に論理で肉付けをされるのでは、と思えます。

>ところがお気楽な人たちは政策毎の部分連合で野党とよく話し合いながら政治を進めれば、3年先まで解散をしなくとも民主党の政策を実現出来ると言う。

>それが分かっていても総理を続けようとするのは、菅総理が自民党と大連立する腹を固めているからだと考えるしかない。

田中さん、お話に矛盾がありませんか。
はじめの「お気楽な人たち」には菅総理は含まれていないのでしょうか。

小沢氏が正しく、現政権が間違っていることにしたいために生じた矛盾でしょうか。

 《THE JOURNAL》編集部さんへのお願い

 日々の管理、ご苦労様です。ありがとうございます。

 投稿承認ルールについてのご説明がありましたが、それはそれで理解できます。しかし、記事内容との関係有る無し判断の恣意性に疑問を抱いています。

 更に、その判断の下に掲載された投稿において、投稿者間の問い掛けが成され、それにお応えする場合、その性質上、記事内容との関係が薄れることかが有り得ますが、その場合でも不承認ということになれば、投稿者間の信頼関係を敢えて《THE JOURNAL》編集部さんの意思によって壊すことになります。それは是非止めて頂きたいとお願いします。
 
 例えば、ここの記事テーマ“「ねじれ」にお気楽に人たち”の核となる参院における与野党逆転構成は、首相問責決議だけではなく、証人喚問要求も通る可能性を大きくしています。お解かりですか?
 「政治と金」問題による鳩山前首相、小沢前幹事長等への証人喚問要求が、野党から出される可能性が大きくなりました。それに纏わる投稿者間のやり取りが、記事内容との関係による不承認判断になるのは、私としては全く理解できません。如何でしょうか?

 以上、ご多忙の中、更なるご苦労をお掛けすることになり、恐縮ですが、再考ご配慮をよろしくお願いします。
 

 zzz | 2010年8月28日 00:49さん。

>「お気楽な人たち」には菅総理は含まれていないのでしょうか。

 との疑問を持たれたようですが、もちろん菅総理も含まれていますね。

 しかし、総理であるなら先を見通して対策を講じなければならない。
 今の捩れ状況では、23年度予算は自民党案丸呑みしかないが、それを拒否したら予算が成立しない。
 だから大連立しかない。

 総理は当然、こうした筋道以外に無いことを知っているはずだ、いやしくも政治家であるならば、ということでしょうね。

田中氏の世迷い言に一々文句をつけるつもりはありませんが、一言だけ、

>総理の首をころころ変えるのは国際的に恥ずかしいと言う人がいるが、そう言う人がいる事の方が私は国際社会に対して恥ずかしい。自分の国の政治構造も知らず、論理的な考え方も出来ずに、情緒だけで政治を語っているからだ。<

この言葉は不見識極まると私でも言えます。毎年首相が代わってごらんなさい、首相は首脳会談で一々名刺を渡すところから始めなければならないことになります。これがいかに日本の政治にとって悪しきことかは、考えるまでもなく明らかです。実際の政治家たちの行動のありようを知らないからこそ、田中氏はこのような妄言を言うことができるのでしょう。

 田中氏の言葉をかつぎまわっている人々は、この点をよく考えるべきでしょう。

田中良紹さん

些細なことですが・・訳語について

「衆愚政治」は英語のOchlocracyまたはmob ruleの訳語とされている。誰が最初に此の訳語を当てたのだろうか。「群衆政治」がより適切な言葉だと思われる。

この政治概念は西欧から輸入したものだろうが、そこには一義的には「愚」という意味は入っていない。勿論、それを掘り下げて第二義または第三義的に意味を求めれば「愚」に行き着くが・・。
何れにせよ、「衆愚政治」という言葉は原語Ochlocracyの意味を薄っ平いものにしている。「解り易過ぎる」ことは概ね薄っ平いことが多いが・・。

Wikipediaも、英語版に比べると日本語版は「解り易過ぎ」て薄っ平い。
http://en.wikipedia.org/wiki/Ochlocracy
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%86%E6%84%9A%E6%94%BF%E6%B2%BB
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/ej3/58470/m0u/ochlocratic/

vox_populi | 2010年8月28日 05:14 さんは、首相の短期間の交代が外交に支障をきたす、とお考えのようですね。

>名刺を渡すことから始め・・云々

しかし、危機に立つ日本経済という状況の中で、暗愚な首相の政権であれば、経済は停滞し、外交の舞台に立てれば国益を損なう、ことになりましょう。

変革は常に、古い築き上げたものを破壊し、実務的なロスを伴う。しかし首相選びは、そんなことが瑣末なことだと言えるほどに重要なことなのだ。

外国要人に名刺を渡す人間が、有能で国益を守れる人間に代わるなら、大いに結構だと言いたい。

 再投稿チャレンジです。どうかご承認ください。

 こんにちは。

 ヒゲ達磨さん、コメントをありがとうございます。

 ご指摘の点について、ザット書き殴ってみます。悪しからず。

1.補佐役弁護士の選任
 東京第五検察審査会の補佐役弁護士の選任について、私は事実確認はしていません。報道の内容の伝聞です。東京第五検察審査会審議結果が出るのが10月末頃との報道に触れましたので、伝聞表現で書きました。

2.賽の河原の石積み
東京第五検察審査会の審査員は、4月27日発表の第一回議決した方々は全て退任し、全てが新たな審査員11人が無作為抽出されて審査員に就いていると思いますが、それらの方々は、第一回議決やそれに至る報道、その後の報道等にも触れて、この事件の報道等に載ったアラマシはある程度先入観として記憶に形作っているとも思え、第一回審査が全くの徒労、賽の河原の石積みとも思えません。
 まぁ第一回審査補佐役弁護士が、鬼役を逸脱して、三途川に橋を造ってしまい、後に、逃亡してしましたが(笑。

3.抗弁の合理性の意味
 小沢氏が民主党党首として国会に臨むことになったとき、野党は小沢氏の「政治と金」に纏わる疑惑の「説明責任」を厳しく追及してくと容易に想像できます。私は予てより、小沢氏の「政治と金」に纏わる疑惑の「説明責任」には懐疑的であり、求め毎の説明は不必要という主張をしてきましたが、党首として、総理大臣として、能動的に衆人環視に身を晒すことを選択した以上、小沢氏は公に求められた「説明責任」には応えなければならなくなると思っています。この場合、法廷に立つわけではありませんから、法理に従った抗弁の合理性が求められるわけではなく、国民リテラシーに見合った合理性の意味が、小沢氏の抗弁に必要になるだろうと思っています。(例示は諸事情により割愛(笑。)

*.小沢氏の共犯関係の時効停止
 当時も何度か書きましたが、一連の事件は怪しげな市民団体による告発、東京地検がそれを受理で捜査が始まり、節目節目でその市民団体は検察審査会への不服申し立てなど、告発を繰り返してきました。元秘書3人が起訴された段階で、訴因内容に関わる小沢氏の共犯関係の時効が停止し、結審するまで続きます。新たな言い掛かりネタを見つけ出して、又仕掛けてくるかもしれません。その市民団体の関係者が法を犯して逮捕されたとの報道もあるようですが、自民党内に首謀者がいると言われ、最近は民主党、現内閣中枢にもその草がいるとも言われ(風説です。キッパリ)、実動隊がどうなろうと、その邪な想念に憑かれた首謀者の執念は未だ活きていると考えておくべきと思います。私の想念も少し暑さにやられてかなりアヤシイですが(笑。

 事実誤認などあれば、鋭くご指摘いただければ幸いです。

http://www.olive-x.com/news_30/newsdisp.php?n=95589

上記オリーブXさんのブログの中の 徳山氏の論考はすばらしい。

政権の座をめぐる代表選なのだから権力闘争というのは当たり前である。
大事なことは 大義ある代表選であり権力の座をめぐる競争になりうるかどうかということだ。

(日本人を止めた)無国籍人 | 2010年8月28日 07:10 さん。

私は「衆愚政治」という言葉は、筑摩書房の「世界の歴史」の中で最初に見ました。
 確か古代ギリシアのペリクレス時代の中だったと思います。その時代を「賢人による専制政治」と形容し、その対義語として衆愚政治があったように思います。

 
 で、要するに田中氏は、マスコミの世論誘導によって生じた根拠の無い小沢氏排除の愚論が、政治を後退させると言いたいのだと思います。


 翻訳は、別の言語の出会いですから、意味内容が完全に合致することは殆ど無いでしょう。
 ですから「衆愚政治」であろうと「群衆政治」であろうと使い分ければいいだけのことでしょう。

 要は、政治状況を言い表す言葉として使用し得るものを使用すれば良いだけのことです。

デューク東郷さん | 2010年8月28日 08:47

ご反応、有り難うございました。
私が常に心掛けている現実的なご判断を逆に戴いて恐縮です。

この「衆愚政治」の件りは、熱さ(暑さ)が続くことでもあり偶には変わったことをしようと、針の穴を通そうと思い付いた次第です(笑)。
とても、ゴルゴ13の様には行きませんが・・(笑)。

然し、基本的には言葉は大切にしたいものです。

敬愛する田中様へ

今回も分かり易いご説明ありがとうございます。

ただ1点だけ引っかかる点があります。
『安倍、福田、麻生政権が不様だったのはこの3人が政治家として無能だったからと言う人たちもいる。メディアはおしなべてそう言う。しかし私は全くそうは思わない。』とあります。

福田氏はまだ国民のためにという考えがあったと感じましたが、安倍、麻生両氏は自己保身しかなかったように感じました。
ですから、小沢氏は福田氏とは大連合を模索したのでは・・・。
自民党の中にも民主党の中にも悪玉も善玉もいます。

今回、小沢氏は代表選に出馬しないと思っていました。
出るという事は、これ以上悪玉・菅政権の官僚主体政治が続けば、国民生活が更に悪化する事を小沢氏が心配し、火中の栗を拾う決断をしたのではないかと想像します。
また、小沢氏は捩れ国会に対しても対応策(連立)の目処が立ったから出馬したと思います。

gatos 様 2010年8月28日 00:39

>田中「先生」の論は、小沢さんありきでその周囲にもっともらしい論理を貼り付けていってるように見えます。

過去の記事を全部読んでみてください。
決して小沢さんを「よいしょ」するジャーナリストでないことが良く分かります。そう見えるのは今のマスコミの小沢氏に対する攻撃的、偏向的記事に毒されている証左です。
小沢さんがたとえ総理大臣となっても、菅政権が作った「ねじれ地獄」はなかなか克服するのは大変ですが、ここは小沢氏に任せるしかないでしょう。

そうですね。ナゴヤシミン | 2010年8月28日 14:34さんの仰るとおりだと思います。

小沢氏をヨイショではなく、偏向する意図を排除した思考の中で、小沢氏への期待が自然に湧き上がってきているようですね。
 
 田中良紹氏は、どこかのマスコミに属して、その社風に迎合し、魂を売った評論を恥知らずに展開する方ではありません。
 自らの魂と良心に照らして、評価しますから、常にその評論は我々読者の心を打つのだと思います。

>ねじれの現実は、民主・自民の政争の駆け引きを引っ張り出しますが、背後の霞ヶ関の本音はどのようなものでしょうか。  
民主が停滞することを陰で笑っているのか・・自民の復権を待っているのか・・

・財務官僚と検察官僚が勝手に動き回り・・・三権分立はあるのか?
政治の劣化、財務省主導と言われて殆んどその中身が理解できなかった・・・

・政治家が財務省の面従腹背ポーズにはまり込み、尻に敷かれる理由とは?

予算編成権、徴税権、金融行政の3つを独占していたことで、財務省が強いことがやっと分かった。
国家の予算を握っているのは財務省だけ。徴税権と金融機関に対する監督権も併せ持つのだから、他省庁は足下にも及ばなかった。らしい・・・・

検察とは違う意味で「一目置かざるを得ない」という力が徴税権にはある。財務省VS政治という図式ではなく、まずは「財務省VS他省庁」と見た方がよい。そのバックに政治が存在する。(財務省、他省庁、政治の)「三角関係」の中で、官僚エリート同士がお互い傷を付けないようにしながら、腹を探り合うのが予算編成のメインになる。らしい・・・

族議員の政治家は「財務省に呑まされた」「財務省が硬くてね」とぼやきながら、三角関係の中で落とし所を見つける。
 
・エリートの「上澄み」だけが財務省入省・・・・
キャリア官僚で比較すると、財務省と他省庁はどう違うのか。東大法学部卒業者の「上澄み」が財務省へ
東大法学部のトップクラスを集めている。 国家公務員試験でも上位に入る。その中でも「上澄み」だけが大蔵省にやって来る。

・一見矛盾する同期の結束と競争で、政治から官僚組織を防衛・・・・・
一見矛盾するようだが、同期の結束と競争が財務省という組織を政治から守ってきた。結束と競争という矛盾が両立する仕組みを創り上げたのは、凄い。
JB press 2010.08.25(Wed) 中野 哲也 から引用


このように書かれると金脈探しと威張りだけが先行し、にわか仕込みの政治家が、キャリヤプロの官僚に勝てる訳がない。政治家はせいぜい情報私物化の引き際を見つけて、蓄財の政治屋に走るのが想像できる。国民が官僚の評価・白黒採点に関与できる形はないのかと思うばかりです。官僚組織の解体の近道は、政権交代期・同軸伝動する解職や入れ替えの仕組みが手っ取り早いのか。・・・・アメリカの政権交代のような・・・官僚から政治家へ転進組みが多いのは>権力への上澄みを熟知しているためか。

官僚天下の霞ヶ関の仕組みがやっと分かりました。政治家の能力の前に霞ヶ関の官僚組織が絶大の権力を持っていることがやっと分かった。田中角栄がいかに官僚を使いきっていたか、たぐい稀の政治家であったことも理解できた。今の民主党に、自民党に財務官僚と渡り合える政治家はいるのでしょうか?・・・
小沢は田中角栄の薫陶を獲得し・・・血を引いたらしい・・・
情に深く義に厚い硬骨政治家 後藤田正晴氏も田中を好いていたらしい・・・・

理屈ぬきで小沢の最後の機会、政治を見てみたいです。
連立はねじれを解消して・・・官僚主導政治を潰せるでしょうか。
官僚の生存意識は、政治家を凌駕しています。

journal投稿者コメントから
>与党も野党もなんかぼけた状態で、
官僚のシナリオ通り下手な政治ゴッコして
ずるずると日本の国益は失われ、官僚天国になっていく。

長くてすいません。

 代表戦回避の動きがある。これは民主党の自殺に等しい。加えて小沢氏の自殺でもある。
 
 菅・小沢の話し合いがつけば、「国民不在の馬鹿騒ぎ」と、反民主連中は小躍りして、唾を吐き貶すだろう。
 
 小沢氏は、それを客観視して見通し、代表選に邁進するだろうが、仲間内の妥協に判断を誤る可能性も・・・・。

 ない、と信じたい。

ちょっとしか読んでないが、「参院選で負けたら党代表選をするのは当然である」、などと瞬間湯沸かし器みたいなくだらない思考をする人なのだ。つまり「世論に反するようなことを総理大臣はやってはならない」と言ってるのだ。

菅直人という器の小さい市民運動家上がりの、批判以外に能がない無知無能無策なド素人がどうなろうと知ったこっちゃないが、

世論調査で支持率が低かったり参院選で負けたら、総理大臣は責任を取るべきといった衆愚政治是認論にはまったく賛成できないし、このコラムを書いた人の見識のなさに呆れ、政治評論家としての資質を疑うばかり。

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Profile

田中良紹(たなか・よしつぐ)

-----<経歴>-----

1945年宮城県仙台市生まれ。
1969年慶應義塾大学経済学部卒業。
同年(株)東京放送(TBS)入社。
ドキュメンタリー・デイレクターとして「テレビ・ルポルタージュ」や「報道特集」を制作。また放送記者として裁判所、警察庁、警視庁、労働省、官邸、自民党、外務省、郵政省などを担当。ロッキード事件、各種公安事件、さらに田中角栄元総理の密着取材などを行う。
1990年にアメリカの議会チャンネルC-SPANの配給権を取得して(株)シー・ネットを設立。
TBSを退社後、1998年からCS放送で国会審議を中継する「国会TV」を開局するが、2001年に電波を止められ、ブロードバンドでの放送を開始する。
2007年7月、ブログを「国会探検」と改名し再スタート。

BookMarks

日本初の政治専門チャンネル!
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国会TV
http://kokkai.jctv.ne.jp/

-----<著書>-----


『裏支配─いま明かされる田中角栄の真実』
2011年1月、電子書籍


『メディア裏支配─語られざる巨大マスコミの暗闘史』
2005年3月、講談社

-----<編書>-----


『憲法調査会証言集─国のゆくえ』
2004年7月、現代書館

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