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農協の歴史的転換

 10月8日に開かれた農協グループの全国大会で、長年続いてきた自民党との関係を見直す特別決議が採択された。自民党の長期政権を支えてきた農協が自民党支持を見直す事は戦後日本の構造が大きく変わる事を意味している。

 戦後日本の構造とは、戦時中に作られた「国家総動員態勢」に民主主義の衣をまとわせ、官僚が主導する計画経済を自民党と財界とが一体となって推進する仕組みである。「国家総動員態勢」では戦争遂行のためにあらゆる産業を政府の統制下に置く必要があり、そのため業界毎に「統制会」という組織が作られた。「統制会」はあくまでも業界が自主的に作るものだが、実態は政府による上意下達の道具である。

 その「統制会」が戦後名前を変えて復活したのが「経団連」と「農協」である。「経団連」は製造業とサービス業に霞ヶ関の産業政策を浸透させる役割を果たし、「農協」は農業への保護政策を要求する組織として農家を自民党の票田に組み込んだ。日本を占領したGHQは農地改革の延長で当初は行政から独立した欧米型の協同組合を作ろうとしたが、食糧難の時代であり食糧を管理・統制する必要があった。そのため戦前の統制団体「農業会」を「農協」に作り替えた。こうして昭和23年に「農協」が生まれた。

 戦後の日本経済の進路を決めたのは冷戦である。1949年、アジアに共産主義の中国が生まれ、翌年朝鮮半島で中国、ソ連に後押しされた北朝鮮と韓国との戦争が勃発した。アメリカは朝鮮半島の共産主義化を阻止するため日本を出撃と補給の基地にする必要があった。日米安保条約を結んで日本に米軍基地を置き、一方で日本の工業力を復活させて戦争の補給に備えた。

 こうして日本は工業による経済復興を目指すことになった。官僚は工業製品を海外に輸出して外貨を稼ぐシナリオを描き、日本は貿易立国として戦後をスタートさせた。その裏側で農業は保護を要する衰退産業にさせられた。農家を自立させる農業政策ではなく、鉄道や道路を建設する公共事業が地方振興の柱となり、その恩恵が農家にばらまかれた。また海外からの農産品輸入阻止、政府によるコメの買い上げなどの保護政策が主要な農業政策となった。税制でも農家は都市のサラリーマンより優遇された。

 それらの優遇策を中央から運んで来るのが与党の政治家、すなわち自民党議員の役割である。こうして農村は自民党の票田となり自民党の力の源泉となった。一方で官僚にとって上意下達を可能にする農協は極めて便利である。従って農協には様々な特権が与えられた。農民から預金を集めて金融事業を行っても、他の金融機関とは異なり様々な事業分野に進出して多角的な経営を行う事が認められた。こうして組合員数500万人を越える農協は農水省の下部組織であると同時に、経団連と並ぶ自民党の一大支持母体として勢力を誇示してきた。

 8月の衆議院選挙で農協はこれまで以上に自民党支持の立場を鮮明にし、民主党に敵対的な姿勢を取った。民主党がマニフェストに「アメリカとの自由貿易協定」を盛り込んだからである。「アメリカとの自由貿易協定で安いコメが輸入されれば日本農業は壊滅する」と自民党の候補者達は訴え、農協も反民主党キャンペーンを張った。自民党候補者の選挙事務所を訪れると、中心となって選挙を支えていたのは農協の政治団体「農政連」のメンバーである。

 しかし農協が反民主党を叫んだ本当の理由は別にある。民主党がマニフェストに掲げた「農家への戸別所得補償」こそ農協にとって許す事の出来ない政策であった。農協は自民党と官僚が作り出した農家支配の道具であるから、農家の保護政策は全て農協を通して分配された。ところが民主党の「戸別所得補償」は政府が直接農家に金を配る仕組みで農協が入り込む余地がない。そこに民主党の政策のキーポイントがある。

「子育て支援」もそうだが、民主党の政策は企業や業界団体などの既得権益を通さずに直接国民に税金の一部を返還するところにミソがある。私は以前「民主党の政策をバラマキと言うが、これは一種の政策減税でアメリカのレーガノミクスに似ている」と書いたが、官僚支配の構造から生まれた既得権益を破壊する政策なのである。その事に農協は気付いて恐怖した。そして「アメリカの自由貿易協定反対」を叫ぶ方が農家の賛同を得やすいと考えて民主党を揺さぶった。

 これに民主党が動揺した。慌ててマニフェストの見直しに言及し、「自由貿易協定の締結」を「自由貿易協定の交渉促進」とトーンダウンさせた。農協の影響力で農村票が減る事を怖れたのである。すると怒ったのが当時の小沢代表代行である。選挙も終盤の8月25日、「我々はどのような状況になっても生産者が生産できる制度を作る。何の心配もない。現在、中央の農協、農業団体は官僚化している。相手にする必要はない」と言い切った。おそらく農協の方が震え上がったに違いない。私はこの一言で「勝負あった!」と思った。

 選挙の大勢は「政権交代確実」という時期である。そうでなくとも建設業界など政権与党につかなければ生きて行けない業界は自民党支援から距離を置いていた。その中で農協だけが突出して自民党に肩入れしていた。だからこそ農協は民主党を脅せると思っていた。民主党が言うことを聞けば自民党支援の手を緩めても良いぞというサインである。組合員数500万を越える農協には自信があった。ところが小沢氏は脅しに屈しない。それどころか「官僚と同じだから相手にする必要ない」と言った。それが本気なら政権交代後に農協は無力化される恐れがある。これを聞いて農協は自民党支援の力が抜けると私は思った。まさしく「勝負あった!」である。

 そして農協は全国大会で自民党支持を見直し、政党との関係を「全方位」としながら、政権与党である民主党との関係強化に踏み出す姿勢を打ち出した。だからこれは歴史的転換なのである。経団連と並んで戦後日本の構造を形作ってきた大組織が今後どうなるかは知らないが、戦後体制は確実に変化していくことになる。

 自民党にとって最大の拠り所であった支持母体が離れた。参議院選挙に自民党公認で候補者を送り込んできた各種団体が次々自民党から離れて行く。その変化に自民党はどう対応するのか。参議院選挙までもう10ヶ月しかない。

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» 農協は自民支持を見直し 送信元 豪衆会ブログ
農協:全国大会で「自民一辺倒」事実上見直す特別決議採択  農協(JA)グループは8日、東京都内で全国大会を開き、今後の政策要求活動について「政府・与党を... [詳しくはこちら]

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ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

忘れていた事を思い出した。戦後の農地解放政策で地主だった先祖は農地を殆ど小作農に取られた。旧地主の心の傷を癒してくれたのは自由党であり民主党であった。農協に勤めていた隣のお兄ちゃんが何くれとなく面倒を見てくれた。本当にありがたかった。新規の地主も今や第3世代になったのだろう。田畑に執着心はもうない。彼らは旧地主の思いも知らずに換金して都会風生活を楽しんでいる。そんな中には農協を後押しする気概が生まれてこない。農協は芯から瓦解するのではないかと思う。

『相手にする必要はない』は僕も鮮烈に聞きました。詳しくはわからなかったけど何か大きな意図に向かってほえたのは感じとれました。本稿を読んで得心しました。田中さんといい小沢さんといい実に心躍らせてくれます。

Million Thanks.

田中さま
こんばんは。
最後の一文、『参議院選挙に自民党公認で候補者を送り込んできた各種団体が次々自民党から離れて行く。その変化に自民党はどう対応するのか。」
<その変化に民主党はどう対応するのか>
の間違えではありませんか?(冗談ですが)自民党から離れて、すり寄ってきた支持母体を料理し損なえば、民主お得意のオウンゴールになりかねないのではないでしょうか。皆はよく見ています。ほとんど凝視です。民主党のお手並み拝見といったところでしょうか。
また、農協がすり寄ったのも、別段奇異な事ではなく、当たり前の事だと思います。ただ、ひたすら生き残るために。経団連、日歯連、恥も外聞も無い、馬鹿みたいな連中にしか見えない、私が馬鹿なのでしょうか。
どの団体も、この政権、しがみつきの根性が、今のダメダメ日本を作り上げてきた事を、よく肝に銘じてもらいたいです。国が沈没すれば自分たちも沈没するのです。下々のものが溺れてもやんごとなき自分たちが助かるなどという幻想はさっさと捨てて、小賢しい策など弄さず、まともな仕事をして、国の未来に貢献してもらいたいものです。

この書体のほうがノーマル書体よりも早く解せるね

田中様

お世話になっています。
8年くらいで各種組織がなくなり、官僚がただの人になることを民主党に期待しています。

菜の花や月は東に日は西に
のんびりした俳句ではありません。

蕪村の俳句ですが、江戸時代のスター作物は菜種油と綿花です。
日本の先進地域大阪河内では、米より有利な菜種、菜の花を作っていたのです。それも見渡す限り一面に。

活き活きとした当時の豊かな農村の風景です。
西欧と比べても面積当たりの収穫量はすば抜けて高く、かなり進んでいました。

既に当時、農家は貨幣経済、市場経済に入っており、より有利な作物を作る時代でした。

ご存じのように江戸時代は全国各地に米市場があり、市場で米価はじめ穀物の価格が決まってました。そのナショナルセンターは大阪・堂島の米市場です。世界初の先物市場です。
幕府公認ですが、商人の自主的運営で幕府の役人は一人もいません。
堂島の相場の価格は旗振り通信で全国に伝達されていたのです。
広島で40分、岡山で15分、神戸は5分、江戸は箱根は飛脚となるので、1時間40分ですが、その即時性にはびっくりします。
電報より早いです。

江戸時代は進んでいたのです。

米相場は戦前まで続いたのですが、戦時統制で廃止され、今日に至っています。

米市場が今日まで続いていたら、日本の農業は世界一強い産業になっていたのではないかと思います。

鹿児島の飯島一郎氏によると韓国は中国へどんどん米を輸出しているとのことです。
韓国経済は好調です。
各国と積極的に自由貿易協定を進めています。農家の反対を押し切って。

農協という組織が太って農業が衰退では農協とは何であったのか。
あるいは官僚の農業政策とは何だったのか。
市場に任せた江戸幕府よりはるかにお粗末である。

選挙戦中の民主党の主要政治家の行動を見る限り、大阪府知事、橋下の揺さぶりや農協の揺さぶりに対して、右往左往した政治家ばっかりでがっかりでした。
特に堅物といわれた政治家がぶれていた。しっかりした理論的裏付けを持って政策を理解していないからぶれるのであろう。

さすがは小沢氏です。
小沢氏がいなければ民主党はやはりどうにもならない。

民主党は今回農協からラブコールを受けていますが、絶対に乗らないでほしい。
今回の公共工事の中止同様、農協の反対を押し切って、自由貿易協定をどんどん進めてもらいたい。
それが国益である。
農業も強くなる。

もう一方の経団連も同様だ。
なくすべきだろう。
商工会議所で十分だ。
特に日本という組織はいらない。
各都市が横並びの組織で良い。
戦前は日本商工会議所はなかったのである。
官僚が作らせたのだ。

奥野様
>日本の先進地域大阪河内では、米より有利な菜種、菜の花を作っていたのです。

菜の花は米の裏作で、二毛作であったはずです。

江戸時代(中期以降)商品作物の栽培が盛んになったのは、もちろん農家自体の志向もありますが、全国的に見た場合、藩による奨励の側面が大きかったことを見落とすわけにはいかないと思います。大半の藩は貨幣経済の急激な発達により現金支出が増大し続け、恒常的赤字化に悩まされ始めます。
税収増が急務となり、藩を挙げて商品作物の栽培に励むようになります。さらにはその加工品(綿花・生糸→織物、木蝋→蝋燭、等等)の製造業の育成にも力を注ぎます。
これらは、概ね成功したと考えられますが、面白いことに流通、販売の段階に至ると藩主導の政策は失敗に終わるケースが多く見られます。しかも懲りずに同じ失敗を繰り返します。藩の江戸産物会所から現代の県物産センターに至るまで、流通、販売に行政主導を求めるメンタリティこそが、日本の宿痾なのではないでしょうか。

本題からずれた話で申し訳ありません。

官僚の価値観が官僚自身のために天下り先の確保が第一となったように、農協が農協職員のために農協組織の拡大を第一としてきたと思います。

私はガソリンスタンドを経営していまが、農協がガソリンスタンドを営み安売りして農協自身も損を出し、農協以外の同業者を苦しめるのか理解できないでいます。

国からの補助なしには農協のガソリンスタンドは成り立つわけはありません。

国の補助が農家に直接行われれば、農協のガソリンスタンドが成り立たなくなり、ガソリンスタンド間の競争は公正になると思います。

大いに期待しております。

小白川さん

ガソリンスタンドの話,大変象徴的でよくわかりました。

韓国米は日本米と比べてそれほど遜色ないと思っていますが,具体的な品質とか価格とか一体どうなっているのでしょうね。今まで,「アメリカ・豪州などの外米には価格で勝てない」という話はさんざん聞かされてきましたし,「日本米が高くつくのは小規模高収量高品質を目指しているから仕方ないかな」と思ってきましたが,日本米が韓国米に品質・価格で負けるとなれば,これは日本農政が長年,間違ったプロパガンダで日本国民をだましてきたことになり,大変な問題だと思います。もう言い訳できないですよ。

国際比較って,官僚にさせても政治家にさせても民間にさせても,いずれも自分に都合のよい視点から比較するので,なかなか真実がわからないですよね。

米だけじゃないですよ。農業の国際比較をしてみると,おそらく,日本には自由化によって壊滅的な影響を受ける農産物がいっぱいあるような気がします。でも自給率も大切ですしね。難しいですね。

小沢一郎さんの偉大さが、あらためて分かりました。田中さん、ありがとうございました。

明治維新は、辺境の地の志の高い人々によって達成された、と思います。

またしても平成の維新もやはり東北の小沢氏を中心に進められる。

疲弊している現今の地方を大事にしなければ、、、。

物心ついたころ、父が農協に勤め始めました。昭和21年、戦争から戻った父は見合い結婚をして、僻村に養子に入りました。田中氏の農協の歴史を読んで、昭和23年に農協が出来たことを知りました。私が生まれたのは22年ですから、そうか、父はできてまだ5年ぐらいの農協に入ったのだということを知りました。しかも、経済的に貧窮状態の農協に。
それを父が立て直しました。いつの間にか父は農協組合長になり、事務所も立派なものになりました。その過程で、みるみる自信をつけた父が、ますます農協の仕事に打ち込んでいくのを、目にしました。家庭のことは母任せで、仕事依存症といわれるほど、夜遅くまで帰ってきませんでした。
入所してから40年近く、75歳まで組合長を続けました。彼の後半生は、農協に捧げつくした、農協一筋ともいえる人生でした。
その個人史の裏に、田中氏が教えてくれた農協の歴史と背景が、今日初めて重なりました。そして、いま94歳で老人施設にいる父の一生を想いました。

以前なにかで小沢氏が『御手洗経団連はおかしい』と発言したと読みました。最近になって亀井大臣が御手洗経団連に現世相をもたらした責任の一端を反省せいと発言したと聞きました。一切取り消さんぞと息巻いておられるとも。経団連方面に対しても脈を通じあった荒法師達の攻め手が始まっているのではと察しています。

経団連方面にあっては、雇用・労使配分もさりながらマスメディアへの広告・宣伝を通じた『兵糧攻め』が行われるよう希望しています(奥田前会長が一度口にしたやに記憶しております)。メディアの実質有料化・値上げを間接的にせまって死活の競争にさらしユーザーの値踏み・選択によって鍛えるしかメディアの再生は無理ではないかと愚考しています。広汎に不断にという意味でマスメディアは少なくとも僕にとっては有用な存在であるが故に。

これこそが政権交代の醍醐味です。
農協・経団連に限らず自民党が票と金の源泉にしてきた各種業界団体は、政権交代によって政治に対して距離をとらざるを得ない状態になりました。
官僚も民主党政権の言われるがまま(当然の事ですが)補正予算を削ったようです。
鉄の結束を誇ったトライアングルですが、徐々に解けている様に見えますね。

「誰かにお任せ」するのではなく、国民それぞれが自立して、自分の頭で考えなければならない世の中になったんですね。

天下りヤクニンどもが、「我々にも生活がある」と叫び、阿呆な官房長官が「そのとおり」といっていたが、一般国民の現在の生活を考えれば、「お前らヤクニンどもの生活なんぞ、一切考える必要など無い」というべきであろう。

農協をはじめとする業界団体、各省の外郭財団、独立行政法人などは、まずは全業務を停止して順次廃止し、その”穴”を起業で埋めることで「一般国民の生活を再建」すればよい。

>この書体のほうがノーマル書体よりも早く解せるね

>投稿者: 身近

わたしも読みやすいです。

ゴシックより明朝系のほうが脳に負担をかけないのかもしれません。

田中さんはその点も考えてるのでしょう。

マスコミは相変わらず小沢氏がちょっとでも表に出ると、記事にする。マスコミのその持って行き方が小沢=権力の行使と捕らえています。しかし、小沢氏は閣僚は鳩山氏、党の運営は選挙とハッキリ断言してました。マスコミはそれに不満気。しかし、政府の運営は閣僚で党の運営は各党であり、小沢氏の哲学として、党は選挙、国民の意思の唯一の意思表示。その通りなんです。マスコミは何故小沢氏のその意見に納得せず、さあ、また口を出しだしたと記事にしたがる。しかし小沢氏は組織の中でキチッと自分の立場で仕事をしているのに、マスコミはその立場に縛って、そこから出るな、とばかりに批判する。マスコミも国民の意思を無視してます。小生の考えでは小沢氏は前代表でした。しかし自民党の国策捜査(小生は今でもそう思っています)に自らの意思で辞任した。力、能力は右に出る人は居ない。だから多いに表に出て国を救って欲しいと思っています。鳩山首相も頑張っていますが、小沢氏の能力は国を救う。何故マスコミは権力者として潰しに掛かるのか?国家の損失ですよ。小沢氏の今までの姿勢こそ霞ヶ関解体の出来る唯一の政治家だと思っております。

<田中様>
こんにちは。さて、農協についてですが、民主党は農協に支持してもらわないで結構だと思います。
むしろ、農水省の農政の失敗を末端の農家に行き渡らせた象徴として、各地に置いたままにして、自民党を支持して貰えばいいと思うのです。
もちろん、農協が全て悪い訳ではなく、戦後は農家の近代化に一定の役割を果たした事は事実でしょう。
しかし、農水省から天下りを受け入れ続け、実態は当初の目的を外れ、農家は農協を通して、高い飼料や定価の耕作機械を売り付けられ、減反の補助金も農協を通して支払われるので、補助金で借金を相殺されると聞きました。
本当なら、正に農家を生かさず殺さずの権化が農協です。
民主党は、前回の参議院選挙でも農協の支援を受けずに大勝したのだから、次回も大丈夫でしょう。しかも、敵は公明の支援がない自民党です。
農協からの候補も受け入れる必要なし、です。
今、私は減農薬の曲がった胡瓜や太さが不揃いのアスパラガスを生協から宅配してもらって食べています。
生協が直接、契約農家から仕入れた野菜です。瑞々しく、甘くて、美味しい!注文が入ってから、納品の直前に収穫するので、鮮度は抜群です。
値段も渋谷の小洒落たスーパーマーケットより格段に安い。
生協に限らず、ネットのオイシックスなど、様々なルートで生産者と消費者が繋がり始めている。
見た目重視から安心重視、味重視へ消費者の志向も変化しています。
農家の安定収入という観点から、農協の集荷&大卸への販売も過渡期としては必要でしょう。
しかし、長い目で見れば、農薬がたっぷりの真っ直ぐで見た目の綺麗なキュウリ(農協の出荷基準)は見限られ、味の良いキュウリが上位になると考えています。
米も農協->大卸->卸->小売店と移動する毎に他産地米などが混ぜられるリスクは高まります。
直接、産地の農家から仕入れたものを食べていると安心感が違います。
トマトは、普通出荷から店頭までに時間がかかる為、熟す前に緑のままで出荷されます。
私が食べているトマトは、赤くなってからもがれ、直接届けられたものです。味が凝縮されているので、笑っちゃう位旨い!
私は美味しい作物を育てた農家が、ちゃんと評価される世の中になれば良いと心から願うものです。
私は食いしん坊です。消費者の視点からしか農業は語れませんが、見た目重視、規格有りきで味が二の次が農協なら、農協は食いしん坊の敵です(笑)

「農家は農協を通して、高い飼料や定価の耕作機械を売り付けられ、減反の補助金も農協を通して支払われるので、補助金で借金を相殺されると聞きました。」(こと恵美さん)

これは事実。肥料や農薬も。「無農薬」とか「減農薬」とか「有機栽培」とかの裏には、必要以上に「高価な」農薬を使用させられる経済的不合理性から脱却するという単純な動機があることも重要。他にも特定業界との多種多様な利権関係維持のため、個別の農業者は、農協≒農水省に搾取されているのが実態。
この逆説的な矛盾メカニズムが解体されることが農業再生の第1歩ではないか。


一寸待ってください。下記の内容には偏見が含まれていますよ。
ーーー
em5467-2こと恵美 | 2009年10月11日 15:04
sk2z | 2009年10月11日 16:15
「農家は農協を通して、高い飼料や定価の耕作機械を売り付けられ、減反の補助金も農協を通して支払われるので、補助金で借金を相殺されると聞きした。」(こと恵美さん)これは事実。
ーーー
戦後、字も読めない機械も使えない薬剤の散布方法も知らない農民をレベルアップさせたのは他でもない第一線にいた農協の職員なのです。耕運機が止まれば彼らが現場まで走ってゆき使い方を教えて、そんな積み重ねの中に発生した費用が次回の購入時に上乗せされたのです。坊主にくけりゃ袈裟式のものの言い方は考えものです。農協の施策が結果としてトップダウンであらぬ方向に向かったことを評論しているのであり、”聞きました”式の言葉で論ずる事には疑問を抱きます。農民の流した汗水が、組織からも消費者からも評価されない環境だけは作らないようにしたいものです。

<km.chiba様>
ちょっと待ってください。
>もちろん、農協が全て悪い訳ではなく、戦後は農家の近代化に一定の役割を果たした事は事実でしょう。<
上記、耕運機の使い方や農薬の散布の仕方から文字も読めない無知な農民に教えたのが、農協職員だとおっしゃっていますが、私は何ら否定していません。しかし、文字が読めないとか、農民を何かバカにしている物言いには不快感を感じます。あなたは、農協の関係者ですか?
私は美味しい作物を作る農家が報われ、評価されるような世の中になって欲しいと思っています。農民に対する指導的な立場が農協で今後もそうあるべきと思っているなら、それは違うと思うのです。戦後の話をいつまで引きずっているのですか?
>農家の安定収入という観点から、農協の集荷&大卸への販売も過渡期としては必要でしょう。<
とも書きました。
農協を全否定していません。
>「農家は農協を通して、高い飼料や定価の耕作機械を売り付けられ、減反の補助金も農協を通して支払われるので、補助金で借金を相殺されると聞きした。」はsk2z様はその通りと肯定し、km.chiba様は、事実なのか否かについては一切、触れられていない。あなたは、戦後、農家の為に汗をかいたのだから、未だに料金に上乗せしても当然だといいたいのですか?
農協には、何ら問題はないのでしょうか?
では、なぜ農協を通さない農家の戸別補償が支持されたのでしょうか?
農協が支持する自民党の先生ではなく、民主党の候補が農村地帯で勝った理由は何故ですか?
>農民の流した汗水が、組織からも消費者からも評価されない環境だけは作らないようにしたいものです。<
とのコメントですが、汗は消費者の私は評価します。さて、組織(農協)は評価しているのでしょうか?本当に評価しているのなら、なぜ農民は自民党離れしたのですか?
農民ではないから分からないけれど、農協が農民の汗を「農協は本当に理解してくれている」と思っているなら、現状をどう考えれば説明できるのでしょう。

K.T様

確かにおっしゃる通り菜種は裏作です。
失礼しました。
しかし、江戸時代についての知識は教科書の範囲を出ていないのでは。
士農工商という身分制度で、がんじがらめというイメージですが、
石田梅岩という堺屋太一が日本の偉大な人物7人の一人に採用した3000人の門弟を持って当時武士にも大きな影響を与えていた石門心学者は、仕事の役割と説いている。
現実には幕府や大名に金を貸していた商人が実権を握っていた時代である。
一方で民活の時代でもある。
大阪など30万都市で武士はわずか500人から1000人です。
基本は町人の自治組織である。
住民台帳は寺社に、警察も消防も町人が行い、民活である。
同時代イギリスでは為政者の高級貴族がシェークスピアを育てたが、日本では被為政者の商人等の町人が近松門左衛門を育てた。
大阪では5座といわれた有名劇場のほか、30以上の劇場があった。全て町人が見ていたのである。世界初の回り舞台を作ったのも江戸時代である。
こんな国は当時世界でもない。
世界初の先物市場をつくったのも商人だ。
山片バントウという経営者兼町人学者は幕府の圧力に対して「市場は天命」と説き、跳ね返している。
イギリスのアダムスミスと同時代に。

明治維新後もおなじ。
政府の殖産興業政策による政府の指導を受けた士族による全国各地の紡績工場はいずれも業績不振で消えていったのであり、成功したのは政府と全く関係がない民間資本出資の大阪紡績である。
明治16年に創業し、配当を求める株主の要請に応えてわずか3年で株式上場し、半期18%の配当を支払ったのである。
大阪紡績の成功により、各地に民間の紡績工場が起こり、明治末には全産業の6割が紡績といわれる日本の一大産業を作ったのである。

日本の歴史は必ずしも行政の歴史ではない。
官僚が作らせた日本の歴史は明治は江戸より良く、戦後は戦前より良くと書いているが、誰の視点に立ったいるかで歴史は大きく変わるのである。
言えることは農業であれ、何であれ、必ずしも行政が全て主導したのではないことは事実である。
日本人は自立心や創意工夫の旺盛な人間であることは確かである。
余談な話で失礼しました。

私は地方出身者ですが、実家に居た当時の状況を色々と思い出しました。
今でも変わっていないと思いますが、地域のほとんどの世帯が兼業農家です。農業従事者といっても、ほとんどの人が月給を貰える職を得る必要が有る訳で、中でも農協職員は当時最も堅い職業のひとつとして認知されていたように記憶しております。
農協に関する記憶を辿ってみると、農機具に留まらず自動車購入も農協、預金も保険も農協、借金するのも農協、日常の買い物はAコープ・・・などなど、住民の消費行動は殆ど農協のお世話になるような状況でした。
農協の功罪を語れる程の知識を私は持ち合せておりませんが、少なくとも私の故郷では農家という職業は成り立っておらず、その一方で農協が地域のあらゆる消費の受け皿を担っていたように思います。
個々の細かい施策をどうのこうのと言わずとも、こういった状況が現実として有るならば、地方衰退の一因がどこに有るのかは、経済や農政など学ばなくとも解ります。

ここまで書いた勢いでもうひとつ申し上げるならば、前の方の投稿で農協が農家を育ててきたかのようなコメントが有りましたが、私は非常に違和感を感じます。農業は縄文の時代から延々と続いてきた日本人の営みと私は認識しています。農協のおかげでこの世に農業が生まれた訳ではないですよね?

田中良紹さん 

農協に関する「過去と現在」についてのレポートを有意義に読ませて戴きました、多謝。
一方で、「全ての思考は、より良き将来に繋がって行くべきだ」と確信している私には、ダイナミックな予測や示唆が無くて食い足りないものでもありました。

1. 田中さんのレポートと一般的な情報を含めて客観的に(一部投稿者の個人的なノスタルジアは敬しつつ除外して・・)、「農協は過去、良い意味での進化ではなく内向きの自己保身に走って来た大組織」の脈絡で捉えれば、日本のマスコミの体質に強く通じるものが観えると直感します。

2. 今後を予測するに、マスコミは「自民党番記者の退場、民主党番記者の復権」として「変質」が進んでいると言われるが(※注)、農協の姿勢の変化は人の入れ替わりが無い以上、農協の変化は「変質」ではなく、単に自己保身的な「変節」に過ぎないと思われる。         (※注)私が期待することでもある。但し、期待が確信になるには、記者レベルだけではなく、経営レベルの入れ替えも必要であろうが。

3. 更に、この脈絡での「より大きい意味」のある問題設定は、堀口雪文さん | 2009年10月10日 23:56の「その変化に『民主党』はどう対応するのか」であるべきだと同感します。私は冗談ではなく・・(笑)。同時に、私の答えは小沢さんに同じです、「官僚と同じだから相手にする必要ない」。相手にしないことは、時間の無駄排除を含めて「君子危うきに近寄らず」だと・・。

4. 更に、この脈絡での問題設定は、「農協組織が淘汰される過程で失業者が大量に発生する」という予想がつく。その淘汰スピードも失業者規模も私には言及不能ですが、肝心なことは「民主党政権が既に迫られている失業対策に、新たな必要要因が加わることになる」ことでしょう。代謝機能が働いて来なかった日本社会の膿があちこちで噴き出す事態に対応する民主党政権には御苦労なことながら、現実と割り切ってクールに国家国民の問題を解決して貰うしかない。

5. 最後に、この脈絡での問題設定は、私も同感する「民主党の成長戦略の不在」に行き着く。国民に「明るい未来」を見せるためにも、民主党はその策定を急ぐべきだ。私見では、其処で重要になるのが、田中さんがやや批判的脈絡で挙げておられる「経団連」である。民主党議員達の発言を総括すると殆どの議員達は「経済に関しては、地に足が付いていない」、国家経済の素人とまでは言わないが・・。民主党は経団連と手を携え協働して、「日本経済の成長戦略」策定体制を造るべきだと考えています。温暖化対策の具体化を含めて経済戦略に関しては、上記側面を持つ民主党による「政治主導」は危険すぎる。経団連にも、「その戦略の実施成果に対して責務を負わせる」効果もあるし、必要もある。

K.T. さん| 2009年10月11日 04:12 

引用【本題からずれた話】を重ねますが・・(笑)、
末尾近く【藩の江戸産物会所から現代の県物産センターに至るまで、流通、販売に行政主導を求めるメンタリティこそが、日本の宿痾なのではないでしょうか。】に関して、私も同感しています。
但し、農業だけではなく、【行政主導を求める】だけではなく、普遍化して日本人のメンタリティは【流通、販売に】弱いという脈絡で・・。

東京大学の妹尾堅一郎教授が「イノベーションには有能な軍師が必要だ」と主張されています。 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/1252 (3回シリーズの最終回分です。)

私の分類では、企画・開発から始まる事業全体のプロセスの中で、「流通、販売」は最重要である「投下資金(カネ)の回収作業」であり、「取り込んだリスクを、リターンとして収穫する作業」であり、その作業・プロセスに責任を持つのが「有能な軍師」であり、妹尾さんの主張では日本人にはその「有能な軍師」がいない=上記「日本人は【流通、販売に】弱いメンタリティ」と思っています。
対象が農業から更に外れる嫌いはありますが、歴史を踏まえてより正確に表現すれば、「特に、過去約20~30年を掛けて、日本人は【流通、販売に】弱くなった」と。
例えば技術開発陣は資金を投下して事業リスクを取った結果特許件数は世界のトップを争っているが、その新技術を使ってカネを稼ぐことが弱くなったために、「失われた20年」が齎されたのではないか・・と。

より根源的に「今の日本人」のメンタリティを考えると、老若を問わず、「直接的にカネを獲得する役回り」を厭っているのかもしれませんね・・ハングリー精神に関るのでしょうか・・カネは好きな筈だが・・よくは解りませんが。
駄文、ご容赦ください。

官僚主導の是非と同じように、「逸脱した」「役割を終えた」、っていうことなんじゃないですかね、農協。役に立ったこともあったでしょうし、機能していた時期もあったでしょう。日本のあれこれをそろそろ整理整頓、ですね。

食糧は農協、石油は石油連盟等々、利権をめぐり官僚と企業体のドンが暗躍するシンジケートを白日にさらさなくては。政権と与党に対する期待は益々大きくなります。国民がはじめて「知らないを知る」喜びに目覚めると思います。農協は自ら時代の変遷を認識し将来への対応策を見出すべきです。横道にそれますが、石油連盟は自動車燃料の利権を逃すまいとアルコール車を規制しようと躍起になりMTBEとかE3(エタノール3%混合のガソリン)を画策しております。こちらも消費者を愚弄し環境問題に蓋をしております。The Journalには国交省、環境省、石油連盟、エタノール取り扱い業界へのリサーチを期待します。

夷 | 2009年10月12日 08:25ですが、訂正してください。ETBEの誤りです。某民間大手石油会社が和歌山にあるタンクターミナルをETBEの貯蓄用に変更しました。国内の大手船会社に専用船を4万トンクラスを約6隻建造させHoustonから定期的に輸入する行動計画に入ってます。これは国策、談合、独禁法違反事案?経産省、国交省、環境省を巻き込んだ大きな問題だと思います。消費者を手玉に取った手法には憤りを感じます。農協以上に狡猾です。

農協が、農業の振興に果たした役割は十分に認められるべきです。
それは、官僚機構が、日本の復興に果たした役割と同様なものです。
自民党が、果たした役割と同じものです。

しかし、現在は、どうでしょうか。
農協は、経済連は、雇用の受け皿としての役割が、存在意義の大部分を占めているように思えてなりません。
農中に至っては、農民を食い物にしているとしか思えません。
そして、ただの博打うちになってしまっております。

農協が、貯金を、保険を扱う必要がどこにあるのでしょう。
スーパーを営み、農業機械を販売し、TV・自動車・住宅建設ETC...を扱う必要があるのでしょうか。
やるのは自由ですが、資本を農民の貯金に求めているのは、本来の趣旨にのっとったものなのでしょうか。

どう見ても、農協は農家に寄生した、雇用の受け皿です。


農協を維持するなら、彼らは、農業を営むべきです。
高齢化した農家から農地を預かり、荒れ果てた農地を再開墾し集約化し、農業を行うべきです。
それしか、農協が残ってゆく意義はあり得ないように思います。
日本で、大規模農業を起こすのであれば、一番やりやすい、望ましい方法なのではないかと思います。

実際の話として、小規模農家や高齢化農家は、農地を徐々に手放しているようです。
一部の農家に土地が集約化し始めているのです。(私の実家がある地方の実態)

かつて、農地解放で自作農化した
元小作の一部が、大地主化し始めているのです。
変な状況ですよね。
しかし、悪い事とは思いません。

どうせ、大型化していくなら、農協は生き残りの最後のチャンスです。

(農業をよく知らない者の寝言かもしれません。)

手元に大金があると欲が出てきて、能力もないのに、銀行屋気取り、保険屋気取り、不動産屋気取りしたくなったということなんでしょう。
天下り団体のような仲介業者に大金が集まると、ろくなことがありません。もっとも、中間詐取しなければ、大金が手元に残るはずがありませんが。

農作物の流通革命には可能性がある。

em5467-2こと恵美さん、ご近所であれば、無肥料とはいきせんが、完全無農薬、植物性有機野菜の手塩にかけた私の野菜をお届けできるのですが。
自分で食べる作物なんて無農薬が当たり前なんですがね。

>私は美味しい作物を育てた農家が、ちゃんと評価される世の中になれば良いと心から願うものです。

まちがいなく美味しく安全な作物は評価されていくと思います。
クロネコや佐川のおかげで日本の物流は大変革を遂げました。おかげで、直販やネット販売で様々な美味しい野菜を手に入れられるようになりました。郊外の私の町では、農家が直接販売する「廉売所」が大盛況ですし、早朝の浜に行けば漁師からとれたての生きた魚を販売してもらえます。「こだわり」さえあれば、かなりの恵まれた食物にありつけます。大手の流通に乗らない物品は、山間地は山間地なりに「直売所」が評判であり、そうした新しい流通とミックスした農業(経営)に振興国の若者達が国興しのために研修にもきています。

それほど、農業自体はやりようによっては可能性があるのです。(林業も同じ)
しかし、おそらく地産地消というのは、ある部分には都合の悪いこと、だったのではないでしょうか。自分らが目当てとする、作物流通による利潤の追求には、地元で、あるいは農家自身がかってに直販されては、自分達に商材が回らず、中間搾取ができない。「組織」にとってははなはだ都合が悪いのです。

作物を作ってみれば実感することなのですが、小さな小さな種から芽が出て、それが次第に「定植」できるほどの苗になって、やがて成長し、葉が茂り、実をならせる。その過程全体が「大地の恵み」なのです。自分で育てた苗から育った作物に、美男美女もなく、たとえみてくれが悪くとも大地の恵みと作物の生命力に感謝し、ありがたくいただくというのが、本来の農作物と人間とのかかわりなのです。

それらの自然な関係を、資本の流儀で押し切ってきたことに、すべての不自然がもたらされたのではないでしょうか。

「農業の活性化」とよく議論されますが、私は、いい作物を作る農民がいるのなら、真剣に「農業の流通革新」さえ実現できれば、十分農村の未来は明るくなると思います。

「兼業農家」は兼業農家なりに「専業農家」は専業農家なりに知恵を出し合い、そうした総意を地域がくみ上げ、国が支える、そして「流通革新」には十分民間の知恵が生かされればいいのです。たとえば、宅急便に「野菜特別便」なる料金を適用するとか。

「相場乱高下」で無駄に捨てられる野菜があるのなら、飢餓に苦しむ諸外国に国の援助で送ってあげればいいじゃないですか。そのために一部の「税金」を使うといっても、国民は文句をいいませんよ。余剰作物は廃棄よりは安価でも買い上げる、そんな「思いやり農業政策」の国にしてほしいですね。

<WL1の風様>
レスありがとうございます。流通革命が起きるといいですね。もう、起きつつありますね。
それにしても、WL1の風様が、う、うらやましい(>_ 無農薬の採れたて野菜に、浜からの地魚ですか?
私の友人が葉山に住んでいるので、時々、葉山野菜と地魚にありついています。
野菜は泥だらけだし、見た目は汚いけど、格別に美味しい(味が濃い)、地魚は(特に青魚は)甘い...。涎が出そうなのでこれ位にします。

10月8日の全国農協大会が農協の歴史的転を換記したことは間違いないことだと思います。

しかしそれは、すでに全国の農協組織で起きていたことを中央組織が、ようやく認識したに過ぎないと思っています。

全国の農協組織の、自民党離れは急速に進んでいたことは、先の参院選で明確でした。票田としか考えず、農業切り捨ての自民党からの離反は、減反政策が始まった頃からのことだと思っています。

意志ある農協は、農政からの自立した道を歩んでいたのです。

小沢氏が全農幹部を震え上がらせたのは、幹部が民主支持を打ち出していたJA山武郡市を訪問していた時でした。

JA山武郡市は、全国に先駆けて広域合併した農協で知られていますが、合併した農協の中には成田空港に農協ぐるみで反対していた所もある事はあまり知られていません。

空港建設のために農業が切り捨てたられた関係のある地での小沢氏のコメントは、歴史の因果を感じざるを得ません。

これから全農が農民の協同組合組織のナショナルセンターとして再生していくのか、見守っていきたいと思っています。

20年前、農協中央会に務めていました。職員のほとんどは縁故で就職。農業を知らない人間がほとんど。単協と違いノルマもなく、お気楽な仕事ぶり。エリート意識だけはありました。
 選挙前には内閣総理大臣、つまり自民党総裁がやってきて頭を下げました。
 農家のこと、農業のことを考えない農協に存在意義はないと思います。
 民主党の新しい農業政策に期待します。
 

(日本人を止めた)無国籍人様| 2009年10月12日 02:26
>但し、農業だけではなく、【行政主導を求める】だけではなく、普遍化して日本人のメンタリティは【流通、販売に】弱いという脈絡で・・。
その通りだと思います。
なぜか・・・弱い頭をひねって愚考してみました。
流通(広く販売・決済をも含んだ意味で)は統治の根幹を揺るがしうるからではないでしょうか。それゆえ、江戸開幕以来巧妙に規制されてきて、我々はその状態に慣れきり、いまだに思考回路が切り替えられないのだと思います。
一次二次産業の変革も社会構造を変える起爆剤になりますが、産業革命のような大変革は100年に一度有るか無いかのものですし、最近のIT革命にしても、インターネットが社会の有り様を変えるところまで来るのに、e-mailの発明から30年近くかかっています。
ところが、流通に限っては、時代により技術的制約はあるものの、権力側の規制方法によって、ドラスティックな変化が可能です。江戸時代に大型船や馬車が規制されなかった場合を想像してみてください。奥野様 | 2009年10月11日 01:23が詳しく書かれているように、幕府の規制下でもあれだけの流通・情報ネットワークが出来ていたのですから、もし規制が無かったら幕藩体制はとても300年はもたなかったでしょう。
ヤマト運輸が宅急便の全国ネットを作り上げるために旧運輸省とバトルを凌ぎ切ったことは、大きなターニングポイントだったと思います。時を同じくしてインターネットと言う、一個人から不特定多数に情報を発信できるツールが普及し始めます。堤に無数に穴が開くように、あれよあれよと流通の実態は変化して来ました。
農協の実質的無力化の根底にもこの流通の大変革があることはすでに皆様ご指摘の通りです。素人の暴論をお許しいただけるなら、運輸省が宅配便を排除しきれなかった時点で自民党体制は終焉に舵を切ったのだと考えています。

ニーチェは言った「精神の売春としての政治」と。
ハナ・アレントは言った「政治は家計に手を出してはいけない、と。
支持者はいつか指示者になり、候補者はその犠牲になる。
民主党が自民党と真似碁をしない事を祈る。他人の組織に頼るものは他人の組織に滅ぶ。
日本の政党は終に自前の組織は持てない。なぜなら党はたむろと読み聖徳太子17条の憲法の厳に戒めるところで党作り下手は日本の宿ア。大政翼賛会も産業報告会もその表れ。このままでは日本の政党政治は中国化の一途であろう。

初めまして(^-^)v
応援してま~す。

頑張ってくださぁい(^o^)/♪

前から気になってましたが。
どうも、ここに寄せられるコメントには「(とにかく)日本人は保守的」だとか、「日本人は・・・」みたいな話がお好きなようです。
この種の「日本人は・・・」的な議論に対しての警戒がなさ過ぎるように思えます。

今回はそれが特に目立っています。
>メンタリティこそが、日本の宿痾なのではないでしょうか。
>普遍化して日本人のメンタリティは【流通、販売に】弱いという脈絡
>より根源的に「今の日本人」のメンタリティを考えると
>その通りだと思います。

こういった、歴史的・空間的に「日本人」が一枚岩でかつある種の本質(メンタリティ?)があって、それはことごとく西洋と対立的であるかのような日本人論・比較文化論の類。
むしろ、自民党の一党支配や官僚支配に利する代物だったということは、何人もの通俗ジャパノロジー批判者によってなされてきたのですが、このサイトの寄稿者・読者とも心得た人が少ないみたいです。

流通・販売を行政にゆだねて失敗した江戸時代と同じ過ちを犯している・・・というならまだしも、「日本(人)の宿痾」「日本人のメンタリティ」ですからね
(冷やかしなのか知らないけれど「聖徳太子の17条憲法」なんか通俗日本人論の定番ネタですしね)

どうせ、「日本(人)の宿痾」であり、「日本人のメンタリティ」であるのだから、ナニをどうしたって変わりっこないでしょう。
こんなところで議論するだけ無駄で、とっとと閉鎖しちゃった方がいいんじゃないですか。

亀井大臣「郵便局が介護」(毎日新聞より)
http://mainichi.jp/life/money/news/20091015k0000m020089000c.html

農協がなぜ金融から病院までいろいろやっているのか。別に黒字でみんなうまく回れば僕も文句は言いません。

しかし,亀井大臣のこのアイデアでは郵便局の使命が終わっても組織は生き続けます。この亀井大臣の思考こそが日本の農政にしろ郵政にしろ(あるいは医療も?医療がおかしくなった理由はちょっと違うと思うけど・・・),時代錯誤の政策が引き継がれてしまった一番の原点にある考え方です。郵便局を改造して介護センターにして旧郵便局職員が介護事業に従事して介護保険からお金もらうのは勝手です。しかし,そこに郵便局員である必要はみじんたりともありません。
僕は農協が過去に果たした役割は否定しません。また,農協が新たな日本農政の先導役を果たすのであれば,それはそれでOKだと思います。しかし,時代には流れがあります。この亀井大臣の発言は現在の農協にあい通じるものがあり,非常に危険だと思いました。

私の住むところでは、JAが 「ゆりかごから墓場まで」の全ての業種を行っていることに、何一つ反対意見の無いことに驚くばかりだ。

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Profile

田中良紹(たなか・よしつぐ)

-----<経歴>-----

1945年宮城県仙台市生まれ。
1969年慶應義塾大学経済学部卒業。
同年(株)東京放送(TBS)入社。
ドキュメンタリー・デイレクターとして「テレビ・ルポルタージュ」や「報道特集」を制作。また放送記者として裁判所、警察庁、警視庁、労働省、官邸、自民党、外務省、郵政省などを担当。ロッキード事件、各種公安事件、さらに田中角栄元総理の密着取材などを行う。
1990年にアメリカの議会チャンネルC-SPANの配給権を取得して(株)シー・ネットを設立。
TBSを退社後、1998年からCS放送で国会審議を中継する「国会TV」を開局するが、2001年に電波を止められ、ブロードバンドでの放送を開始する。
2007年7月、ブログを「国会探検」と改名し再スタート。

BookMarks

日本初の政治専門チャンネル!
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国会TV
http://kokkai.jctv.ne.jp/

-----<著書>-----


『裏支配─いま明かされる田中角栄の真実』
2011年1月、電子書籍


『メディア裏支配─語られざる巨大マスコミの暗闘史』
2005年3月、講談社

-----<編書>-----


『憲法調査会証言集─国のゆくえ』
2004年7月、現代書館

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