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自民党・野党への道 »

冷戦型思考から脱する時

 歴史を塗り替えた総選挙から10日余りが経った。惨敗の衝撃からか自民党は未だに選挙の総括が出来ないでいる。しかし半世紀以上も政権の座にあった政党の敗北は様々な角度から検証されるべきである。今後の日本政治のあり方を考える時、それは有益な指針を提供する筈である。

 政権交代が確実になった時、私がまず思った事は「これでやっと日本も冷戦後の時代を迎える」というものであった。1991年に旧ソ連が崩壊した後、アメリカ議会は2年以上の時間をかけて「冷戦後の世界とは何か」という議論を行い、それに見合う形にアメリカ社会を変えてきたが、日本にはそうした議論が全くなく、何よりも政権政党である自民党が「反共主義、自由主義、経済成長」という冷戦型の思考を引きずったまま政治を行ってきたからである。

 旧ソ連の崩壊はアメリカに言わせれば「官僚主導の計画経済体制の破綻」であり、「新規参入を認める競争経済の勝利」である。「核」という大量破壊兵器は計画経済でも作れたが、ピンポイントに目標を破壊する「精密誘導兵器」は作れなかった。「精密誘導兵器」を生み出したのは、国家や大企業が作る大型コンピューターではなく、起業家が作り出したパソコンの普及が背景にあるとアメリカは言う。「アメリカが冷戦に打ち勝ったのはビル・ゲイツが生まれる国だから」と政治家達は口を揃えて言った。ゴルバチョフは湾岸戦争で「精密誘導兵器」の威力を見せつけられ、ソ連の存続をあきらめた。

 「精密誘導兵器」に見られるアメリカの軍事技術革命は軍の組織形態をも一変させた。コンピューターの発達によって軍はピラミッド型からネットワーク型の組織に変わった。前線の兵士は現場指揮官の命令ではなく、ワシントンで衛星画面を見ながら敵を監視している分析官の指示を受けて行動する。兵士の一人一人がワシントンから送られてくる情報を基に自分で判断しながら行動するのである。この変化が民間会社にも波及した。

 民間企業もトップが直接現場に指令する組織形態になり中間管理職が不要になった。高給取りの中間管理職のリストラは「ダウンサイジング・オブ・アメリカ」と呼ばれ、企業に大幅なコストカットを可能にする一方、職を失った中高年の存在が社会問題になった。

 一方で冷戦の終焉は「イデオロギーの時代を終わらせ、ナショナリズムの時代を到来させる」と考えられた。アメリカは「反共」とか「自由」より、「実利」で物事を判断するようになる。またアメリカ型の思考が世界を覆うグローバリズムの反面、各国に民族主義が台頭し、独自の文化や生き方が見直される時代が来ると考えられた。従って冷戦体制が世界で唯一残る朝鮮半島でも、民族統一の動きが出てくると予想され、その際の経済的負担を日本に負わせる方針などが議論された。いずれも92,3年頃のアメリカ議会での議論である。

 ところが日本には「冷戦の終焉に日本がどう向き合うか」という議論は全くなかった。当時はゼネコン汚職を巡る「政治とカネ」の問題で政治が大混乱し、政治改革が大テーマとなっていた。宮沢内閣は「冷戦の終焉で平和の配当が受けられる」と楽観的だった。

 冷戦の終焉は論理的にはアメリカの「核の傘」が不要になる事を意味する。日米両国は安保条約を「再定義」する必要に迫られた。この時クリントン・橋本龍太郎両首脳は「アジアには中国と北朝鮮があり、冷戦体制はなお残っている」という認識で一致し、日米安保体制はむしろ強化された。これが自民党政権に冷戦型思考を存続させる。

 アメリカもヨーロッパも或いはアジアの国々も、冷戦後の新たな枠組みを求めてこれまでとは異なる思考で国の行方を模索している。北朝鮮と対立してきた「反共」の韓国に民族主義が台頭し、民主化運動の象徴である金大中政権が誕生した。中国と対峙してきた「反共」の台湾にも民族主義と民主化の波が押し寄せた。しかし日本だけは相変わらず中国と北朝鮮を仮想敵国とする冷戦型思考から抜け出ることが出来ない。

日米安保条約は日本を守ると同時に、日本を自立させない「ビンのふた」である。中国も北朝鮮も日米安保条約を脅威と思うより、アメリカとの関係強化さえ図れれば日本を無視出来ると考える。そうした中で北朝鮮の金正日政権がミサイル発射や核実験を繰り返す度に日本はアメリカにすがりつき、アメリカの高価な兵器を購入した。アメリカに脅威が及ばない限り、アメリカにとって北朝鮮は誠に都合の良い国である。

冷戦後の世界ではアメリカと中国が手を結ぶことも、北朝鮮とアメリカが利害を共にすることもあり得ない話ではない。だから日本も早く冷戦型思考から脱して、国家利益を現実的に追及する柔軟思考を持たないと国際社会では生き残れないと思ってきた。しかしそれは冷戦時の高度成長という成功体験の余韻に浸っている自民党には難しいとも思ってきた。

 だから政権交代は冷戦型思考から脱皮するチャンスなのである。「官僚主導の計画経済体制が破綻」して旧ソ連が崩壊した時、「だから官僚主導の日本経済はまもなく破綻する」とアメリカの政治家達は言った。実際に冷戦後の日本経済は行き詰まった。しかしその事に気付きながら日本は官僚主導の経済成長路線に見切りを付けることが出来ず、過去の成功体験をむなしく追い求めてきた。まずはこれまでの思考を一掃する所から新たな政治を考える必要がある。そしてそれは野党になった自民党こそ最も求められている事なのである。

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ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

田中塾長には、いつもながら目からウロコが落ちる話をしていただきありがとうございます。      民主党には、政策の議論を進めるのも大事ですけど、日本の将来をどうするのか?を、国会で与野党交えて議論を進めるのも大事だと考えます。       そのためには、官僚の都合によって官僚に長く支配された国会を、国民の国民による国民のための国会に変えることも民主党が取り組む最優先課題の1つと考えています。

内閣官房機密費は数年後(期日は任せますが)オープンにするのだろうか?
 更には以前どのようにされていたか調べる事はできるのだろうか?

田中良紹さま
こんにちは。
あいかわらず、元気を頂き、心をすっきりさせて頂ける記事を有り難うございます。
昨日ニューヨークタイムズに「アジアに二つの太陽はいらない」という記事が掲載されていた事を知り腹を立てていました。
冷戦型思考の脱却以上に、「勝利者は一人」というアメリカ型思考もついでに脱却してやりましょう。馬鹿でも解る事ですが、「太陽」はどこを探したって二つはないし、太陽だけでは生態系は維持できません。こういう思考回路は、自分だけが正しいと標榜して世界をことごとくぶっ壊してきたアメリカ人ならではの発想だと思います。こういう短絡的な発想には乗らず、日本人ならではの、国を形成すれば良いと思います。そこが田中さまのいう「自立」ということでしょうか。
しかし、現実は自民党の老害議員だけでなく、財界、官界にもこういう冷戦型思考の人が、まだまだ多いという事なのではないでしょうか。もういい加減、アメリカ賛美の敗戦トラウマと高度成長期の成功体験から脱却してもらいたいと思います。これを機に、どしどし田中さんにはこういう事を書いて頂きたいと思います。世界は広いし、まだまだ地殻変動が起こりそうです。
せっかくこの時代に生まれたのですから、変化を怖がってばかりいないで、歴史を楽しみたいと思っています。これからも、ますます記事を楽しみにしております。

「官僚主導の計画経済体制が破綻」したのは、第三次産業の圧倒的隆盛が原因ではないでしょうか。高度資本主義消費経済は、政治体制に根本的変化を及ぼさない訳にはいかない、と思います。今回の衆議院選挙における民主党の大勝利も、その顕著な現れではないでしょうか。

環境問題も未だに冷戦思考、そして科学者としての鳩山由紀夫さんについて

鳩山さんが、例の「25%発言」をした後の、自民党幹部および財界、そして大マスコミの発言を聞いていると、まさに冷戦思考だなあ、と痛感しています。
環境問題もアメリカの政策に沿った形の政策でやっていかない事には、日本は立ち行かなくなる、といった論理です。ここには、攻撃的に、世界に先駆けて環境問題を解決して行こう、という気概が全く見られません。全ては、アメリカの政策次第で、全くの「待ちの政治」だと思います。
さて、科学者としての鳩山由紀夫氏については、ここではあまり語られていませんけど、この環境問題一つとっても、鳩山氏、日本がかつてのような「攻撃的な科学技術の革新」を取っていく国ではなくなった事を酷く憂慮しているのではないでしょうか?前向きの科学技術政策を取っていけば、「25%削減」も夢ではない、という事が言いたいのではないのでしょうか?
日本で初めての科学畑出身の内閣総理大臣になる、鳩山由紀夫氏、今までの総理とは違った発送ができるのではないか、と思っています。数学と物理が出来る首相ですからね。昨日の「朝日新聞」のオピニヨン欄で、あのノーベル賞受賞の野依良治さんが、鳩山さんに熱いエールを送っておられます。
科学に対して最も理解のある首相になるのではないのでしょうか?
海外では、ドイツのアンゲラ・メルケル首相は物理学専攻ですし、過去にはイギリスのマーガレット・サッチャーさんはオックスフォードで化学を専攻していました。いずれも、文系出身の総理とは違う発想をしています。
鳩山さんも発想に転換をして、科学的に言えば、政治の現場に新しい「方程式」「定理」を持ち込もうとしているんだと思います。

さて、最近はこのブログ、新型インフルの話題を書き込む方いなうので、あえて述べさせてもらいます。
厚生労働省の取っている、子供達への対策、「漏れ」があるのではないでしょうか?
それは、1、予備校・塾(ピアノなど習い事教室を含む)対策、2、部活対策、この二つ、大いに「漏れ」があるのではないでしょうか?
1、いくら学校を休みにしても、咳をゴホゴホさせながら、あるいは熱を出しながら、予備校・塾に行けば、当然の事ながら、その子が感染源になってしまいますよね。受験が大切だからといって、こういう対応では感染は広がるばかりだと思います。
2、主に体育系の部活ですが、日本人の常として、少々の体調は悪くとも無理する傾向があると思います。指導者の側にも、体調が悪くても、部活に顔を出せ、という傾向があると思います。こういう事が感染の広がりに繋がっているのでは、と危惧します。
現政権の桝添さんも、この二つの事に対して、毅然とした「対策」を取ってもらいたい、と思います。
予備校・塾の閉鎖、体調が少しでも悪い学生は部活出席の禁止、と
こういう「処置」くらいは、公の発言でしてもらいたい、と思います。

レッセフエールは「パンはあふれているのに買えない人」を生みだし、計画経済は「金は持っていてもパンを買えない人」を生み出すのですから、やれ市場原理主義だ、やれ社会主義だと互いを非難し合うだけの議論は本当に不毛です。

現代の国家対国家の戦争は仕掛けられた側だけでなく、仕掛けた側にも大損害を与える。
これは経済学的にも証明されているし、イラク戦争という実例もある。
問題は中国や北朝鮮というすぐ近くの国が冷戦思考から脱却できていない事。
そういう国に何が得かを理解してもらい、ともに変わろうとする機運が見えてこないと日本人の意識も変わりにくいのではないかと思う。

>アメリカに脅威が及ばない限り、アメリカにとって北朝鮮は誠に都合の良い国である。

ほとんど、この1文に言い表されていると思います。

あれだけ戦争が大好きなアメリカが、なぜ北朝鮮に対してだけは武力制裁をほのめかすことをしないのか疑問でした。アメリカには日本の安全を慮るような繊細さはないでしょうし。

しかし、アメリカに、北朝鮮を利用して日本から金を吸い上げるという意図があるのだと考えれば、あらゆる事象について合点がいきます。「不沈空母」とはよく言ったものです。金を生み出す不沈空母を、利用しない手はないのです。

アメリカは、他国を攻撃するためには日本の土地と金を利用する必要があるので、北朝鮮の「脅威」をあえて温存しており、いよいよ、北朝鮮以外どこも叩く対象がいなくなったときになって初めて、北朝鮮に戦争をしかけるつもりなのでしょう。それまでは、日本には北朝鮮の「脅威」という亡霊を追いかけ続けてもらわなければならないのです。もちろん、亡霊騒ぎには、自民党やマスメディアも加担しているでしょうね。

こんにちは。
鳩山由紀夫:わがリベラル・友愛革命(再録)
http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2009/08/post_356.html
に私が投稿したものの再投稿です。以下、
投稿者: ばろんでっせ | 2009年9月 7日 22:29
投稿者: ばろんでっせ | 2009年9月 8日 08:04
を一部変更再編しました。

< 「人間中心主義」の否定はただの感傷趣味? >

 鳩山氏の論文は、かなり環境問題を意識して書かれたものだろうと思いますが、環境倫理を論ずるとき、鳩山氏の理論的立脚点がどこにあるのか時々訝しく思えます。例えば上記論文中に

「実は、人間中心主義の考え方そのものが思い上がりであり不遜なのである。・・・」

と書かれていますが、これではまるで前世紀初頭のロマン主義的自然観、或は、キリスト教的世界観に影響された「自然崇拝」そのものだし、メタフィジカルな「内在的価値」を主張する非人間中心主義そのものではないのかと疑ってしまう。このようにセンチメンタルな環境倫理の訴えは、一般にはとても耳障りよく聞こえてしまうものですが、そのようなある種詐欺的物言いでいいのだろうか?と考え込んでしまいます。
 本日、鳩山氏は、東京都内で講演し、日本の2020年までの温室効果ガスの削減目標(中期目標)について「友愛精神」に基いて「1990年比で25%削減を目指す」と述べ、衆院選での同党の政権公約(マニフェスト)通りに実行する考えを表明したそうですが、前述のような環境倫理認識で、そんなこと語られても・・・。現在の環境倫理論は、環境プラグマティズムと折り合いをつけながら拡大「人間中心主義」に収斂しつつあるのだそうですから、これらのことを一人の理系出身政治家が語ることなのだろうか?ととても不思議です。

p.s.

 私は温暖化ガス「1990年比で25%削減を目指す」ことには大賛成ですので、念のため。
 折り合いをつけながら、拡大?「人間中心主義」の下でね。(笑

サイエンス系の何かの記事だったと思いますが、ランダムにアメリカ人の体細胞を調べたところ、コーンと同じDNAで出来ている事が分かった。
と言う事は、アメリカ人の体はコーンで出来ていて、脳みそはピーナツバターで、血液はケチャップなのだろうか?
だとすると、大量に遺伝子組み換えとうもろこしを作り、それを間接的ではありますが長年摂取し続けた結果が、現在のアメリカの末路だったと言うのだろうか?
日本も笑えない状況だが、たとえアメリカ人がコーンだとしても、未だアメリカがルールであり、正義である以上、民主党政権は賢く付き合っていく事を期待します。

立法府の25%CO2削減を。
国家戦略局は「昭和16年の敗戦」(猪瀬直樹)の再来?
内閣は行政府ですから精々「行政
戦略局」であるべき。内閣が国家戦略を作るのは憲法逸脱。
憲法第65条・73条をみよ。
戦略局はスタッフのライン化という日本の宿アに陥るなかれ。
ノーベル賞受賞者のフォーラムを作り、科学技術重視の鳩山内閣を
打ち出すべし。

ばろんでっせ殿

ご投稿を読み僕の心の奥底にひそんでいて自分で言葉にできない何事かを刺激されました。

できましたらもう少し平たい言葉でリフレイズしてみて頂ければありがたく存じます。(間違っても皮肉とお受け取りにならぬ様にお願い致します。為念。)

自らの無知無教養を棚に上げて勝手なお願い恐縮ながら。

先日池上彰氏の「政権交代でこうなる」という番組を見て沖縄に米軍関連施設が80か90カ所(?)程存在している事に驚いた。更に普天間飛行場のグアム移転については沖縄県民の懇請に応えるべく日本政府が働きかけたというのは表向きで、池上氏はここに米国の国益に適った移転の意図を説明していた、つまり中国からミサイル攻撃によって沖縄基地が攻撃されても、グアムに攻撃機を移転しておけば、一撃による全滅はない、再出撃可能であるとの米国の戦略、またこの移転費用6000億円については日本側の負担であるという。米国とっては一石二鳥、日米同盟によって安全を保証するから資金負担せよを見事に示したものでしょう。
北朝鮮は国益の為に金の卵、核&ミサイル。中国は軍事力を増大し日本を牽制し煽るが、中国は日本にとってもまた世界にとっても重要な製造工場。アメリカは安保を元に、日本の血税を使用して国防費に充てる、北朝鮮は抜きにせよ、米中で絵を描いてるか、将棋を指しているようにも見えてしまう。阿吽の呼吸なのか、長年に渡る自民党政治を見抜かれた上での事なのか、中国共産党が分析したように押せば引く国な為でしょうか、この二国は永遠に描き続けるかもしれません。次期政権はまずは様々な角度から冷静な分析・想像をしていただきたい。

<田中様>
いつもながら、勉強になります。さて、>冷戦の終焉は「イデオロギーの時代を終わらせ、ナショナリズムの時代を到来させる」と考えられた。<
その通りに、日本も移行しているようで、若い世代を中心に非常に奇っ怪なナショナリズムが拡がっています。
所謂ネトウヨですが、彼らのサイトをチェックすると驚くべきことに、若い女性のネットでの呼びかけで、反日教組デモに動員がかけられて、日章旗(海軍の軍艦に掲げられている様な)を打ち振りながら、その模様をblogにアップして喜んでいます。最近テレビに出る山際澄夫などが扇動しています。
彼らの特徴は保守派の論客でもなく、ナショナリズムを標榜しながら、特アなどと、朝鮮半島の方々と中国を徹底的に悪意を持って攻撃する事。親アメリカ・親台湾である事。民主党を左翼と攻撃する事。などで、冷戦下でも街宣車で喚いていた特殊な人々しかいなかったのに、冷戦後の今、普通の若者達に増加している事です。彼らが選挙民の主流になった時の日本が心配でなりません。
あれ程、日本の国益を損ねた安倍氏や中川昭一氏や麻生氏に憧れている様は、どこで洗脳されたの?と不思議になります。押しなべて産経新聞を愛読しているようです。私は、今回の自民党のネガティブキャンペーンを見ても、裏に自民党勢力があるのではないか?と疑っています。8月29日の池袋東口の麻生総理の街頭演説に多数の日の丸が振られたのは、少なからずネットで彼らに動員がかかった結果との事。自民党は極右の政党として生き残るつもりなのでしょうか?
自民党に田中さんの書かれた時代認識を共有する人はいないのか?新自由主義者と極右しかいない自民党に再生は有り得ません。

ばろんでっせさん | 2009年9月11日 13:25

 「友愛」の登壇舞台が違う

お久し振りです。
次の引用部分の情報、有り難うございます。
引用【本日、鳩山氏は、・・・「友愛精神」に基いて「1990年比で25%削減を目指す」と述べ、・・そんなこと語られても・・。】には、同感です。

1. 私の認識では、鳩山代表がリードされた「非常に挑戦的な高い温室効果ガス削減目標」が、日本経済が世界で復活を遂げるための大きな事業領域になると期待し評価していますが、
同時に、反面で数年先にせよ「Negativeな結果に終わる可能性を含めて、現実の政治や経済や国民生活に密接にかかわる重要政策」なのですから・・、

2.その「非常に挑戦的な高い目標達成」の力の源泉は
1)予ねての鳩山代表発言趣旨「政治・経済の手立てを総動員して、政治の意思としてやり遂げる」の左脳思考であるべきであり、今後の「高度の戦術と計算」を盛り込んだ政策群に依るべきであって、
2)右脳が発する論理性に欠ける情緒的な「友愛精神」では、理解が難しく頼りない。「友愛」は目標策定の舞台では役回りはあるが、「実現を云々する脈絡」では登壇する舞台が全く違うと強く思います。

3.以前のばろんでっせさんとの議論で、観点は違っても「友愛精神には深掘りないし横展開が必要」という課題が共有されたと記憶しますが、理念の深掘りも横展開も無いままに、「違う舞台に登壇」しているのですね。残念なことです。
大きな国家戦略が、今後の推進過程で論理的未熟や混乱を露呈することにならなければ良いが・・、
野党がこの辺りを鋭く突いてくれば、軌道修正されることも期待できる??

日本が冷戦時の古い安全保障観のままでいることは、アメリカにとって都合がよかった。
北朝鮮や中国を仮想敵国とし、日本を軍拡させる。日本はイージス艦やMDなどに膨大な軍事費を投入することになった。これで膨大な利益を得た者たちがいただろう。また、日本経済の力を削ぐことにプラスした。

民主党の掲げる東アジア共同体構想は、旧来の安全保障観とはまったく異なる。その共同体において協力関係を築くことで、安全をもたらそうとするものだろう。互いに必要な存在となることに意味があるのだろう。

旧来の既得権益者はそのようなってしまってはたいへん困るので、盛んにその構想を攻撃するのだろう。
自民や保守系のメディアにわれわれ国民は騙されてはならないだろう。

田中良紹様

日本の近隣には中国と北朝鮮という二つの共産主義独裁国家が存在します。これが冷厳な現実であるからには、その現実に対応して国益を守ろうと考えるのは当然のことです。
それを冷戦型思考として排斥するのであれば、どのような新思考があり得るのでしょうか。今回のエントリーには具体的に示されていないようですね。

>だから日本も早く冷戦型思考から脱して、国家利益を現実的に追及する柔軟思考を持たないと国際社会では生き残れないと思ってきた。・・・(中略)・・・だから政権交代は冷戦型思考から脱皮するチャンスなのである。

確かに鳩山代表は「東アジア共同体」という、友愛に基づく新思考を提唱しています。冷戦型思考から脱皮するものではありますが、はたして国益にかなう構想なのでしょうか。

東アジアとは状況が違いすぎるため、EUはお手本になりません。
発展段階も、価値観も、国民感情も、政治体制も、著しく異なるのみならず、人口が10倍もある巨大国家との共同体は、日本という国家の消滅を意味するのではないでしょうか。

移動の自由化と通貨統合により、大陸から大量の移民がやってくるでしょう。その結果、賃金水準が低下し、日本人の失業率は大幅に高まるでしょう。生活苦に陥った若者は子育てをあきらめ、出生率は劇的に低下するでしょう。

共同体構築により、対立や戦争が回避されるとしても、日本国民に幸せをもたらすものではないと思います。

民主の外交政策は 韓国の前の大統領のノムヒョンと同じ轍を踏むこともありえる。 民主の言っていることは、かつてノムヒョンが言っていていたことと共通する部分があって、
まあ、それが 保守から総攻撃を受ける原因にもなりましたが、 そういう点では アメリカと中国の中間に身を置くというか、あるいはアメリカと中国を結びつけるとしたノムヒョンの外交は先見の銘があったということが言えるのかな。つまり、日本の民主党の前に すでに韓国のノムヒョンが同じことを言っていた。(笑  じゃ、ノムヒョン外交が成功したかといえば、なかなかこの点は まだ結果は出ていないように思えますね。 ノムヒョンのときの 米韓関係は ギクシャクし続けたことは事実だと思いますね。
はたして、ノムヒョンと同じ方向性を見る民主の外交がはたしてどうなるか。 

em5467-2こと恵美さま

念願の「政権交代」が実現してみると、長年の論理基盤までひっくり返ってしまって混乱の日々が続いておりますが、今までの「右翼」とか「左翼」ってどうなるのでしょう。
あと数日は、自民党政権ですからまだいいとしても、その後は、、、、。自民党政府に雇われた右翼はこれからも自民党の別働隊として生き残るのでしょうか。また、民主党政権下の「左翼」ってどうなるのでしょうか。

価値体系が突如逆転してしまってわからなくなりました。

右翼の象徴は「日の丸」?「日章旗」?じゃ左翼の象徴は「赤旗」???冷戦とイデオロギー時代の終焉の総括が出来ていないわが国では、右翼も左翼も消滅したのではないでしょうか。
残るのは一部の「日章旗」を振って「何か」を賞賛する「なにか」

そんなあぶれものの数なんてタカが知れているような気がします。
まして自民党コア支持層が多くて20%ですから、その10分の1としても2%。10億人いる中国では、それでもナショナリズムを鼓舞し、ことあるごとに反日感情を煽る「別働隊」も2%とすれば、2000万人いることになり、日本には同じく「反共、反中・ソ・・」民族主義者が200万いることになります。しかし所詮2%です。その程度の民族主義ならば、かえって放任する方が、民主主義的なような気がします。

「日章旗」を振りながら「自民党・麻生万歳」と叫ばれても、抵抗することもままならず徴兵され、国のため、家族のためにと、玉砕して逝ったあまたの兵士達の、「ふざけるなこの野郎ども!」という雄たけびが聞こえて来るようです。

「英霊の御霊が泣いている」 

とどのつまりは「冷戦構造の終焉の総括」どころか、日本は自国の「戦争」の総括すら戦後、自民党政権下で、日本史も含めて何一つ総括もしてこなかったのです。だからおかしな「右翼」なんぞが生きながらえ、湧き出す土壌を残している。

ま、右翼のボスといわれる派閥の長も落選したことだし、ますます右翼街宣活動に力が入るような気がします。

おはようございます。

ちゅうがくいちねんぼうず さん

お読みいただき恐縮です。取り急ぎレスさせて下さい。実は、他所で同内容の投稿をしたときは、前段として

>> 私には、鳩山氏言説中の言葉が今一しっくりこなくて、何かとても気持ち悪いんです。「友愛」や「共生」(「共存」なのかな?)、「自立」、「自由」など、いったいどういうつもりで使われているのか?いろいろ考えたり調べたりしているんですが、未だに良く解らない。私の能力に起因するのでしょうか?そうなんでしょうねぇ~多分?しかし、未だ諦めません。(笑

がありました。さて、

『実は、人間中心主義の考え方そのものが思い上がりであり不遜なのである。・・・』

と鳩山氏が書いていますが、この中の「人間中心主義」が、よく使われる「友愛精神」同様に私には謎なのです。それを私は環境倫理に特化した言葉だと勝手に解釈し、あのように書きました。その点を誤解を恐れず言い換えれば次のようになると思います。

『「人間中心主義」とは「自然を人間が利用するものと捕らえる」考え方であり、その「人間中心主義」の考え方そのものが、自然が持つ神性や霊性、神聖なる美を前にしては思い上がりであり恐れ多い不遜である。』

しかし、理性をもって己を省みれば、人間は自然を利用しなくては一刻たりとも生存できず、また、人間の行為(思考を含めた)は必然的に人間に起因するのですから、所謂「人間中心主義」の頚木から逃れることは出来ないと思うのです。したがって、自然(環境)に神性や霊性、神聖なる美が内在してるか否かに関わらず、自然(環境)に畏敬の念を抱いるか否かに関わらず、人間は生存のためにそれを利用せざるを得ないのだから、その点から目を逸らさず、理性をもって人間と自然(環境)の関係を考え、つまり、科学による予測と技術によって自然(環境)の保護と利用の折り合いをつければ良いと思うのです。そこには“思い上がりである”とか“不遜である”とかいう卑下・自虐思考はいらないはずで、いき過ぎて自然(環境)を利用すれば、その報いは人間が受け、その失敗は科学の未熟と戦術選択の失敗であると理解して、失敗軽減の向上努力を継続すればよいだけのことです。
 この引用文以後の鳩山氏の書き振りをみても、どうしてこれが科学に携わった人が書く文章なのだろう?と不思議で、さらに、政治家をしている今の鳩山氏の立場を省みると、「政治は利害調整機能である」ことが嘘のようにも思えてならないのです。


(日本人を止めた)無国籍人 さん

 ひょっとしてHNを変えられましたか?仰ること、ほぼ同意致します。尚、他所にも投稿していますので、それをお読みいただきレスとさせて下さい。

【News Spiral】(9/10)
相川俊英:民主党の敵は内部にいる
< 「友愛精神」が理念・目標にならない理由 >
投稿者: ばろんでっせ | 2009年9月11日 12:11
http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2009/09/the_journal_2.html#comment-24341

ばろんでっせさん | 2009年9月12日 08:42

私のPenNameは一寸した事情があって変更しました。バレて仕舞ったか、チェ!(笑)

1.「友愛精神」が、深掘りも横展開も行われず、登壇の舞台を間違えることは、「国家と国民の将来を背負っている政治リーダー」たる鳩山代表が、「ある種の穴」を抱えていることを想定させる、政治的思考回路(ないし判断回路)と政治哲学の構築過程に。
「穴」を別の表現をすれば・・、「思考の抽斗」が大き過ぎるとか、抽斗の数が少な過ぎるとか、何れにせよ「思想や哲学が、的確適切に整理されていない」と想定させる。

2.此処一週間程度は大きな問題にはなるまいが、鳩山政権が本格的に活動を始めた暁には、この「穴」が急激に浮き彫りにされる事態を懸念しています。
野党が「鋭く的確に追及」して来ること自体には明確な反論説明(上記の「深掘りも横展開」と同義)すれば済むことだが、その反論説明の準備が出来ていないと無用の政治的混乱を造り出し政治が停滞して、結局待望される政策の実施も停滞する懸念が拭い切れない。

3.私のリスク感覚が過剰であれば好いのだが・・、私の杞憂で終われば好いのだが・・。
盟友小沢さんが陰で軌道修正するなど、出番ではなかろうか。

これは、 冷戦思考についての稿なので、わたしなりに 偏った視野(笑)から それについて語ってみたいと思います。

冷戦後の アメリカにとっての日本の位置づけというか 役割というのはどのようになっているのかという
疑問がわいてきますね。 ひとつは、アジアへの橋頭堡というなんでしょう。だとすれば、 日本は中国と敵対するよりも、良好な関係であったほうが、アメリカにとっても都合がいいはずだという結論が容易に導き出されますね。
ということだすれば、とにかくアメリカべったりの日本では アジアのなかで信頼性が得られないので、ある程度自由に行動できる日本がほうが アメリカにとっても 有用なはずだということになります。アジアで信頼されない日本ではアメリカにとっても有用でないということです。


で、これを韓国の視点で見ると けっこうおもしろいんですね。 日本では思いも付かないようなことがわかってくる。

韓国の保守的なマスコミサイトを通読していて分ってきたのは、日本がこれだけ繁栄してきたのは 日米関係のおかげだと見ていること。特に、冷戦において アメリカが日本を重視したことが大きい。 日本は自由主義陣営においてこれだけ反映しているというショーウィンドーの役割を果たすようにされたということ。
これは、つまりは、韓国人にすると、 アメリカは韓国よりも日本を常に重視してきたという見方になる。自分たちよりも アメリカは 日本を重視してきたということについての、ある種の羨望があった。 自分たちも アメリカに重視されたい、 できれは 日本よりも アメリカに重視されたいという気持ちにもつながった。 

で、これは 昨年の米韓FTAの交渉妥結のときの 韓国の「やった」という喚声の背後に、今述べたような感情も絡んでいると見ると よりわかってくる部分があります。 米韓FTAの交渉妥結は 彼らにすれば、 アメリカは 日本よりも韓国を重視したと証とも認識されているということです。最近では、ハーバード大学とソウル大学の提携も、 アメリカの最高学府がアジアの拠点として 日本ではなく韓国を選んだという見方になる。

で、今回の、鳩山政権について、かれらは 日米の関係がぎゃくしゃくするのではないかと見ている。 これは、アメリカがアジアの巨頭歩として 日本よりも韓国に比重を移す切っ掛けになるかもしれないという 願望が見てとれます。

アメリカは 日本と韓国のどちらを選ぶのかという 問題設定は 日本人には思いもよらないことですが、
一方で そういう視点もあるのだということです。

まあ、これはですね、「子供のときにどちらの兄弟が親から可愛がられたか」ということで、可愛がられた兄の方は それほど認識はないのだけど、弟の方は大人になってからでも けっこう覚えていたりしてね、そういうのと似ています。

と同時に、日米関係というものの貴重さが もしかしたら 我々日本人自身よりも 隣の韓国のほうが感じ取っているのかもしれないとも 思ったりしますね。

ばろんでっせ 殿

自分の理解力を省みない勝手なお願いへの過分のご厚意に深謝致します。

件のご指摘、得心致しました。得心とはいえ『メディア・政界が小沢批判(批判という上等なものであるかはさて措き)に用いるレトリックに潜む彼らの未整理・未決心に通じる或いは似通うのではないか』という段階です。今後自分なりに発酵させて行きます。

お使い頂いた時間とエネルギーに再謝しつつ。

田中良紹さん

  超長期では「勢力均衡論が大きな キーワード」

冷戦終結後の世界の構図にも、その中での日本の無邪気さにも、描かれた過去には違和感はありません。

観点を将来の「超長期的課題」に替えて考えると:
1. 私には、現時点では「夢物語=非現実的」と観えますが、人類が隣国他国への恐怖から脱却しなければ、「潜在的な冷戦」も「潜在的な戦争状態」も存続し続けるとしか思えません。

2.世界の軍事産業は自らの経済的理由から、自国の政治意を巻き込んで、世界に対して意図的に「侵略されることへの恐怖」「戦争への恐怖」を煽り、「対抗策として、軍備増強の必要性」を強調して、「勢力均衡論Balance Of Power」を有力な安全保障思想に仕立て上げて、自己増殖し巨大化して来た、これが「一面の人類の歴史」だと私には観えています。この「侵略されることへの恐怖」は特に19世紀以降に顕著だが(冷戦構造はその頂点を成している)、太古の時代にも世界を律してきたと私には観えている。また、この意図的な煽情行為は「唯一の一極」の座を失うアメリカ(特にNeoConに取り込まれ「悪の枢軸」を謳った前職「愚かな大統領」の時代)に顕著だが、アメリカに限らない。世界の知見が否定するS.Huntingtonの「文明の衝突」がこの煽情に一役買ったとも言える。この恐怖に苛まれているのは、中国然り、北朝鮮然り、イラン然り、インド・パキスタン然り、勿論日本も然り・・、彼らが軍備拡充する原因は「この恐怖だけ」ではないが・・。

3.この超長期の観点からは、引用【冷戦の終焉は論理的にはアメリカの「核の傘」が不要になる事を意味する。】は、論理的に適切を欠くことになる・・思考が対象とする期間(=永さ)が異なるので当然であり、ご見解を否定するものではない点誤解なきように願います。

4.軍縮の動きは、歴史的に永く広く推進されてきたが大きな成果を観ないままに・・、技術的には「核に拠る宇宙戦争」が視野に入りつつある状況にも無力なままに・・、現在がある。
然しながら、多数の侵略と長い戦争の歴史を超えて、EUが数十年を掛けて漸くその統合理念に、「隣国他国への恐怖を払拭し、EU内での勢力均衡論を排除する」と謳い、具体的な実験の一歩を既に踏み出している今、更にObama大統領がプラハで「核廃絶」を高らかに謳った今(※注2)、今後の数十年、否一世紀の永い視点で、「勢力均衡論からの脱却」を視野に持ち続けたいものです。現時点では、夢物語であっても・・。

      (※注2)日本は、「唯一の被爆国」の看板を掲げて、何らの戦略も無く、「核廃絶の先頭に立つ」と無邪気に宣言しているが・・。

<WL1の風様>
レスありがとうございます。お返事遅くなりました。
>自民党政府に雇われた右翼はこれからも自民党の別働隊として生き残るのでしょうか。また、民主党政権下の「左翼」ってどうなるのでしょうか。<
右翼は生き残るのではないでしょうか。右翼の資金源は、自民党だけでなく財界にもいますから...。また、裏社会にも繋がっていると言われています。また、自民党再生のキーワードとして安倍&麻生が「保守回帰」を挙げています。就職もできず閉塞感に包まれた若者の不満を解消するには、ナショナリズムを煽るのは常套手段で中国では江タクミンが成功しています。私が卒業した大学の右翼組織の親玉は警察と稲川会からスカウトが来ていました。彼は警察を選びました。今でも警察は極右です。冷戦時代は、左翼のデモ隊と死闘を繰り広げた歴史を考えれば当然ですが、漆間を始め未だ警察トップは、極右です。WL1の風様は、人数から考えても極右は心配なしとのお考えの様ですが、私は心配しています。彼らが就職して結婚して子育てできるまともな人間らしい暮らしができる世の中にしないと、テロでも起こすのではないか?と心配でなりません。彼らは理屈で動いているのではなく感情で動いているからです。彼らが日米同盟堅持を主張し、反中共と叫んでいても肝心のアメリカが中国ベッタリなのですから...。少し考えれば、彼らの主張が破綻している事は判るはずです。でも、感情で動いているから判らないふりをしているのです。
民主党政権下の左翼については、正直な話、私には判りません。だいたい左翼といっても活動実態は、殆ど表面に出ていません。元左翼も今志向しているのは、社民主義ではないか?と推察しています。
小泉・竹中新自由主義を続けていたら、搾取された国民から労働革命の芽が生まれたかもしれません。賢明な国民は寸前で国民の生活第一の民主党に舵をきりました。民主党政権が岡田を外務大臣に据えたのも、内政における新自由主義の影響を排除する意味では良かったと思います。
お返事にもならない様なグダグダな文章で申し訳ありません。

em5467-2こと恵美様
 
やはり民主党政権下における「左翼」に関しては思考停止、にしておくしかないようですね。そのことはゆっくり考えるとして、「右翼」に関しては、民主党政権にはメスを入れてほしいと思っています。国粋主義集団の右翼組織と暴力団組織が銃撃戦を交えて対立状態にあるように、この種の団体には、組織犯罪集団として暴かれなくてはならない政治家達とのどす黒い関係が続いています。これにメスを入れるには当然にも「テロ」との戦いになるでしょう。それこそわが国における「内なるテロとの闘争」なのです。

 政権交代が実現した今、シビリアンコントロールの意味でも、防衛省を含めて、警察組織、公安組織の意識改革は避けて通ることはできません。内閣官房機密費の実体や公安調査庁、内閣調査室の非合法活動を曝露し、国民のための治安を再構築するためには、まずは55年体制の「膿」を出さねばなりません。私にとっては「持ち込む持ち込まない」話より、はるかに緊急性のある重要度の高い、新政権の課題だと思っているのですが。

 とにかく政権交代が実現したといっても、戦後60年にわたって構築された、政府擁護、体制擁護の「政・官・財」における、反政府活動へ敵対のための国家権力機構は強力なもので、簡単には実態の解明はできないでしょうが、とにかく「政治的」には、この「闇の敵勢力」は温存されていることを看過することはできないのです。

 逆の立場になった亀井さんには、是非ともこの「闇世界」との対決に手腕と豪腕を発揮していただきたいと思っているのですが。法治国家として、「右翼のテロ」とかを放置できるのか否か、「政治家の良心」が問われます。

冷戦型思考のそれから

東西陣営の対立=冷戦構造の終焉から20年も経つというのに、よくもまぁ「仮想冷戦構造」をネタにいろいろと国費を使ったもんである。自公政権には「インド洋給油」も「テロとの戦い」というよりもこの「仮想冷戦構造」という日米安保協力の延長線でしかなかったのではなかろうか。いくら金まで用意して最新鋭戦闘機F22を売ってくれと頼んだところで、「ノーはノー」でしかなかったように、米国は米国で自国の安全保障は日米安保とは別物なのである。原発協力のように、利用価値のあるものは利用する、所詮そんな「普通の関係」でしかない。

逆に、ペレストロイカ、ソ連崩壊後に起こった東欧革命はすさまじかった。その多くがすでにEUに加盟し、NATOに参加しているのだから、この激変、そして「冷戦の総括」「ソ連への反発」は日本人には想像を越えるレベルで進行した。東欧型社会主義もふたを明けてみれば、ルーマニアのニコラエ・チャウシェスクのおぞましいほどの悪行非道、そしてその「最後」に象徴されるように、ひどいものであった。それは、彼らにおいては、東西対立というよりも、ソ連圏の中での東側の片方の世界における内側からの総括であったのだろう。それは見事に「銃殺」で幕を閉じた。

西側陣営の一角に位置する日本にしてみれば対岸の火事でしかなかったが故に、「冷戦」を総括する必要もなく、従前の日米関係の「安保の傘」でやり過ごした。だから何一つとして総括も語られないまま、20年も過ぎてしまった。「核」で対峙してきた、米ソ両国は、緊張感の緩和は即核軍縮への突破口となり、そろばん勘定だけでも大いに歓迎すべき事柄であり、同時に「イデオロギーの終焉」はイデオロギー的な国家対立や紛争から両国を永遠に解放したのである。勢い余って、米国資本主義にどっぷりとはまって、バブル崩壊に見舞われたロシアの姿は滑稽でもあり、歴史のパラドックスとしては非常に面白かった。

 ろくに「冷戦型思考」すら蚊帳の外だったわが国の大多数にとってみれば、この際、冷戦以前の戦後自民党政権下で思考停止に陥っていた、我々自身の前任者達が行った「戦争」そのものを総括することの方が先ではなかろうか。「戦争犯罪・裁判」を自国民の手で裁くことすらできないようでは、「憲法」と同じく、真の国民による自前国家なんて永遠に手が届かないのである。そのことを抜きに、「英霊」達を安らかに成仏させられないと同時に、あるいは、「戦争犯罪へのこころの謝罪」を経ずして、我々は本当にアジアの人々と、「友愛の精神」で手を取り合い、心底から、明るい未来を語り合う資格があるのであろうか。相手方の「好意」に甘えるのにも程があるというものである。

見せ掛けの「靖国参拝」問題が続く限り、戦後は終わらない。
そして被害者であると同時に加害者であった自国の過去を見過ごすことは許されない。

WL1の風さん

あなたの文章、ついに天下を取ったと思い込んでいる左翼の、高揚した気分がよく表れていますね。
しかし、民主党の実権を握るのは悪人・小沢一郎ですから、あまり期待なさらないほうがいいと思いますよ。
いつまでもつのかわかりませんし。

>やはり民主党政権下における「左翼」に関しては思考停止、にしておくしかないようですね。

これはどういう意味かわかりません。
左翼の暴力は見過ごすべきという、左翼の方のご意見だとすれば、「ごもっともです」としか言いようがありません。
それとも、これからは左翼とか朝鮮総連とかがのさばるわけだから、欲求不満で暴力に走ることはあり得ないというお話ですかね。

逆に、極右にとってはフラストレーションがたまる世の中になりそうですね。暗殺が普通にまかり通る世の中にならないよう願っています。

話は変わりますが、東アジアではいまだに冷戦が続いていることをお忘れにならないようお願いいたします。
北朝鮮は言わずもがなですが、中国も不安定であり、大動乱の兆しがあるという情報もあります。我が国の周辺における激動への備えを怠ってはなりません。

もう一度 冷戦思考について

冷戦期において 日本は 反共のためのショーウィンドーに役割を果たしたということがあったということ。つまり、
戦争であれだけ荒廃化した日本が 自由陣営に属していて これだけ経済的に繁栄したということが 共産主義に対する資本主義の優越性を訴えるプロパガンダとしての役目を果たしたということがあって、その役割を果たす点において アメリカは日本の経済発展に対して寛容的であり、そのアメリカの寛容さに「ただ乗り」して 日本は世界に冠たる経済大国になったという 見方がある。

冷戦が終わっても、 日本が冷戦思考に囚われているとすれば何を意味するかといえば、 まだ 日本は 自分たちに対してアメリカが寛容的であると思っている、あいるは アメリカが 日本に対して 寛容的に振舞ってくれることを期待する思考から抜け出せないでいるということなんでしょう。

ただ、「冷戦思考」と 非「冷戦思考」の境目の分りにくさがある。
それは、とくに 中国に対するときに 表面化する。中国の軍事的脅威をことさら訴えて、それは日本に対する脅威だからアメリカとの同盟を強化すべきという考え方は、はたして 冷戦思考なのか、 冷戦思考ではないのかという問題。
日本は欧米と価値観を共有するから、価値観の違う中国とは一線を画する外交を行ったのは 安倍さんですが、それは冷戦思考なのか、そうでないのか。

これは、けっこうむずかしい問題ですね。
というのは、 冷戦であろうが なかろうが、中国の強大な軍事力は存在しているわけで、それは 無視し得ない事柄であるとすれば、そのことをないかのように 日本は振舞うことは出来ないからです。

社民的な 非武装中立ならば、 日本が軍事力がなくても、 中国は 日本に戦争を仕掛けてくることはありえないから、中国がどんなに強大な軍事力をもっていても それは 日本に対しては 有効性を持たないという主張になるのでしょう。

ただし、これは 軍事力というものをごく狭い範囲にとらえている。軍事力は 戦争のみに使われるわけではなく、平時でも有効だからです。 たとえば、 同じ部屋に 二人の男がいて、 そのうちのひとりが包丁を持っているとする。この包丁を持っている男が 凶暴な性格の男ならば、包丁を持っているということは、もうひとりの武器を持たない丸腰の男にとっては即脅威になる。この場合は、わかりやすい。ただし、 もしも この包丁を持っている男が いたって 友好的な男で、また親切であったとする。 しかし、包丁はなぜか 手放さない。(笑) じゃ、このとき この包丁をもっている男による脅威は減ずるだろうか。 笑みを浮かべながら、口では、「この包丁で あなたを傷つけるつもりはない」と繰り返しいっている。 でも、 なぜか包丁を手放さない。(笑)  
つまり、言いたいことは、 どんなに 善意の人であっても、 包丁を持っている限りは脅威は存在し、その限りにおいて包丁は 平時においても 影響力を発揮するということを示している。
つまり、あの人は 善意の人なのだが包丁を持っている、 だから 将来 人間関係が悪化したら何をされるかわからないという心理に置かれるとすれば、その心理が 微妙に二人の人間関係に影響する。 実は、 平時における軍事力の有効性はこの心理的なものであり、それがけっこう無視し得ない効果を発揮するのだと思います。だからこそ、中国は 軍備を増強しているのでしょう。けっして、それで戦争をやろうとする目的ではない。この平時における軍備の心理効果は 明確に測定できないだけに、性質(たち)が悪い。

ということからして、冷戦構造はくずれたが、大国の力の構造は残存しているわけであり、それにたいして無防備であるわけにはいかないのだとおもいますね。その点で、やはり 日本は もう一つの大国である アメリカに依存することはやむおえない面がある、でなければ 日本は独自の軍隊を持つべきだということになります。理由は、さっき述べた 部屋の中の二人の男の例にあります。

浅山 in 武蔵野の大地 様

> 実は、 平時における軍事力の有効性はこの心理的なものであり、それがけっこう無視し得ない効果を発揮するのだと思います。だからこそ、中国は 軍備を増強しているのでしょう。けっして、それで戦争をやろうとする目的ではない。

大変興味深く、適切なコメントは大いに参考になりました。
ただし、上記引用部分には異論がございます。

中国はすぐにどこかの国と戦争をしようとしているわけではないとしても、やはり軍事力による周辺国への威嚇効果は十二分に意識しているのではないでしょうか。

例のNYTに掲載された鳩山論文では、中国は今後もどんどん発展して米国を凌駕する経済大国になるという認識が示されていますが、はたしてそうでしょうか。

独自の技術もなく、安価な労働力だけが売りの中国経済ですが、今後の発展に伴って人々が豊かになるとすれば、それは賃金の上昇を意味するわけで、国際的な競争力を失うことに直結します。
つまり、中国の経済発展はどこかで頭打ちにならざるを得ないわけです。

発展が頭打ちになったとき、中国の指導者、特に軍人、はどう考えるでしょうか。

石平氏によれば、その答えは次のようなものです。

・・・彭氏ら国家級の戦略家たちは、中国に侵略戦争をしかけてくるような国はどこにも存在しない事実を認めていながらも、依然、「敵対勢力は中国の発展を阻止しようとする」という妄想に近い世界観の上に立って中国の国防戦略を考えている。あるいは彼らは、中国の軍事力のさらなる強化を正当化するために、このような独善的な世界観を意図的に吹聴しているのかもしれない。・・・

http://sankei.jp.msn.com/world/china/090910/chn0909100815000-n1.htm

つまり、発展が頭打ちになるとき、それは敵対勢力の策謀によるもの、として戦争に打って出る事態が想定されるということです。

このような妄想に近い考え方の源流は、たぶん、遅浩田元中国国防長官の論文にあるのでしょう。

http://jp.epochtimes.com/jp/2005/08/html/d82122.html

http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-606.html
 

五郎 さま

> 独自の技術もなく、安価な労働力だけが売りの中国経済ですが、今後の発展に伴って人々が豊かになるとすれば、それは賃金の上昇を意味するわけで、国際的な競争力を失うことに直結します。


> 独自の技術もなく、安価な労働力だけが売りの中国経済

ということですが、技術や品質面でも 中国は徐々に改善しているという事実は報告されています。昨日 NHKが
中国における 日本のコマツを取り上げていていました。 コマツといえば、中国では 値段は高いけれども品質が優れているということで、コマツの機械は飛ぶように売れていたのですが、中国の国内メーカーがコマツを慌てさせるほど品質のいいものを生産できるようになってきていることを伝えていました。
このケースでは、安いのに品質がよいということになり、コマツは苦戦するでしょう。
おそらく、これはコマツだけのことではないと思いますね。他の製造業の分野でも同じことが起きていると考えるのが
論理的だと思います。

> 賃金の上昇を意味するわけで、国際的な競争力を失うことに直結します。

賃金の上昇が そく 国際競争力の低下を意味しないと思いますね。
なによりも、賃金が上昇することは中国が さらに巨大消費地になることを意味します。巨大消費地になるということは、それだけで世界が無視し得ない経済超大国になることを意味する。 中国全体の賃金が上昇するころには、おそらくアメリカのGNPを超えていることが予想されるので、世界一の経済大国になることを意味します。
それと、国内にそれだけのマーケットを有することは、国内産業を発展させます。 日本を見てみればわかりますが、日本の製造業が発展してきたのは、国内に1億の人口を抱えていて、それが適度な需要を作り出し、国内の製造業の作り出すものがそこで捌くことができたということがあります。
つまり、国内に大きな需要(内需)をもつことは、 その国の企業を発展させる土壌になるということです。
国内に大きな需要を持つことは、その国の企業にとって大きな強みなのです。

ということは、中国の膨大な人口が豊かになって巨大な需要を作り出すことことは、中国の企業にとって
強みになります。
日本は内需が縮小しているので、中国に出て行って、中国の企業と闘わなければならない。そのときに、品質や技術面での差が狭まっていると、 中国企業のほうが中国の内需を獲得する上で 優位になるかもしれない。

さらに、中国が経済的に成長するにつれて、外需依存から内需依存に切り替わっていけば、中国の経済は持続的に発達していくと思いますね。

浅山 in 武蔵野の大地 様

なるほど。説得力のあるご意見ですね。
確かに、韓国の巨大版としての経済大国化はあるかもしれません。私が言う「独自の技術」とは、物まねではなく、自ら革新的な技術を開発する力です。世界一の造船大国とされる韓国も、いまだにそのような力を確立していないと見ています。近未来の中国も同様ではないでしょうか。

なお、いずれ近いうちに中国の発展が頭打ちになるだろうと考える理由はほかにもあります。

中国はすでにエネルギー、食糧の輸入国ですが、豊かになるにつけて輸入量が増え、地球規模で需給がひっ迫する可能性が高い。

石油産出のピーク(ハバート曲線のピーク)が今後10~20年後にやってくるとされていますが、その時期が近くなれば、すさまじい奪い合いが起きる。

欧米にとって中国との競争が耐えがたいものになれば、発展を抑え込む方向に動く。最新のニュースでは、米国は中国製タイヤにセーフガードを発動するそうですが、保護貿易が広がる可能性が高い。

中国国内の富の分配が不均衡であるため、不満を持った大衆の暴動などにより体制崩壊の危機に直面する可能性が高い。

など、かなり悲観的に見ています。
発展が頭打ちになるとき、上記のように、軍人が敵対勢力とみなすであろう日本や欧米あるいはインドへの武力攻撃に踏み切る可能性は捨てきれないわけです。

> 私が言う「独自の技術」とは、物まねではなく、自ら革新的な技術を開発する力です。

あの、中国と韓国の特許の取得の伸び率はご存知でしょうか。たしかに、件数としては まだ日本のほうが上回っていたと思いますが、その伸び率が非常に高かったと記憶しています。 それにたいして、日本企業による特許取得件数は伸びていない、つまり伸び率がない(笑、つまり 伸び率ゼロ。

で、独自技術の開発能力は 企業の稼ぎによって決まるところが大きい。つまりは、どのくらいその企業が研究開発に資源を投下するかによって決まります。 
たとえば、韓国のサムソンはかなりの資源を研究開発に投下しているはずです。これは、韓国の特許件数の伸び率に現れている。また、中国の特許取得件数の伸び率が高いということは、中国企業が研究開発にそれだけ資源を投下しているということです。

韓国に独自技術がないというけれども、液晶や半導体の特許に関する争いで 日本企業はけっこう敗れている事例があるじゃないですか。


五郎 さま

> 大衆の暴動などにより体制崩壊の危機に直面する可能性が高い。など、かなり悲観的に見ています。

私は、前々この種の議論は 不思議に思っている点があるんですけどね、 体制が崩壊するということは共産党の一党独裁が崩壊するということだから、中国国民からすればぜんぜん悲観的になる話ではないじゃないと思いますね。
むしろ、中国は民主化したほうが、資源の使い方が効率的になり、ますます 経済が発展するということなんですよ。
そのほうが、日本にとっては 中国は経済競争という点では ますます 手強い相手になります。

ということからすると、 中国が今のままの体制でいてくれたほうが、 日本にとっては都合のいい点があるということです。 それと、政治的にみても、中国が今のままの体制でいてくれたほうが、日本はアジアでの正当性の保持できるという点で都合がいいです。 共産党一党独裁の体制を中国が保持している限り、日本は 民主国家として他にアジアに対して
中国と比較した場合の体制の優越性、あるいは正当性を示し続けることが出来るということです。

中国が民主化すれば、欧米と同じ価値観を共有する国になるわけだから、アジアでの日本の立場は中国に比して
弱まっていくでしょうね。

> かなり悲観的に見ています。

というのは、今言ったような意味で 日本にとっては悲観的なことかもしれない。(笑

五郎 さま

> 軍人が敵対勢力とみなすであろう日本や欧米あるいはインドへの武力攻撃に踏み切る可能性は捨てきれないわけです。

これは、ほとんど根拠がないです。 小説の中での出来事というこならばありえますが。

近代以降において 中国の軍隊が暴発した事例を私は知らないですね。
日本はありますけどね、軍部が独走した事例は。

ただし、中国については 軍隊が 他国との関係で暴発して何かをしたという事例を私は知らないです。

たとえば、朝鮮戦争、中国軍は一時国境を越えた動きを見せたかもしれないが、かなり抑制された動きをしていたと思います。 あるいは、ベトナム戦争。 中国は北ベトナムを軍備などで支援はしたでしょうが、国境を越えて軍隊がアメリカ軍と衝突したということなかった。 あるいは、1960年代終わりの ソ連軍との国境紛争。 これは、たしか川の中州を巡っての紛争だったと思いますが、ごく局地的なものにとどまった。ほかに、ベトナム軍との衝突とかありますけど、
これまでの中国軍の動き方を見ていると 抑制されていると見ていいのでは。 軍部が暴発して どうかなったという事例は 私の知っている限りは まったくないです。

浅山 in 武蔵野の大地 様

>それにたいして、日本企業による特許取得件数は伸びていない、

そういう統計にはあまり興味がないので知りませんが、日本企業による日本特許取得件数が伸びていないとすれば、たぶんこういうことでしょう。
ご存じと思いますが、特許は出願しただけでは権利になりません。審査請求が必要です。特許庁は審査のスピードアップのため、主要企業に審査請求数を抑制するように求めています。審査料金も倍額になりました。

国際特許について伸びていないとすれば、数よりも質が重視されているのでしょう。出願費用がかなり高額になりますからね。

韓国については、日本から基幹部品を大量に輸入していますから、対日貿易収支は大赤字です。鵜飼いの鵜だと揶揄されていますよ。

>むしろ、中国は民主化したほうが、資源の使い方が効率的になり、ますます 経済が発展するということなんですよ。

中国の体制が崩壊して大混乱に陥れば、難民が周辺国に流れ出します。日本にもやってくるでしょう。それは困るということです。

40年たっても完成しない成田空港、大統領選挙で1年もどんちゃん騒ぎをする米国。
民主主義は非効率なんです。
中国の民主化はありません。あれだけの巨大国家、しかも自己中の塊のような国民性、など考慮すれば、民主化など決してあり得ないこととがすぐにわかるでしょう。

>中国の軍隊が暴発した事例を私は知らないですね。

別に暴発とは言っていません。軍人にも政治的な影響力はあります。国内が混乱すれば軍部の発言力は増大するでしょう。中国軍人の物の考え方は上記リンクをお読みください。

五郎 さま

特許件数はアメリカの特許局で認可された各国の特許区件数の統計数字です。
つまり、アメリカに出願された各国の特許数の伸び率で、韓国と中国の伸び率が激増しているということなんですよ。
おそらく韓国は出願数では4位くらいじゃないですか。 韓国の人口や経済規模からすると かなり高い件数です。
アメリカ 日本 ドイツ 韓国  こういう順位だと思いますね。


韓国素材産業は徐々に育ってきていることと、事実 韓国の部品の製造能力がジワジワと上がってきています。
いまだと、おそらく6割以上は 韓国自身が自前で製造しているはずです。この傾向はさらに上がってくると見たほうがいい。

基幹部品が すべて日本に押さえられているというのは、俗説だということです。韓国の完成品がよく売れているので、
それらの部品を量的に自国内で すべて調達できないので、足りない部分を 日本がまかなっている部分がかなりあるということも見ておかなければならない。

ヨーロッパでのテレビの市場占有率
三星電子  31.7%
フィリップス 13.2
ソニー 13.1
LG電子 12.2

これは、二年前のデータですが、サムソンとLGで 欧州での韓国テレビの占有率が44%です。これが 発展途上国では 韓国製品の占有率がさらに高いので、 その部品を韓国内で全て調達できないので、 その分を日本から調達している面があるということです。

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Profile

田中良紹(たなか・よしつぐ)

-----<経歴>-----

1945年宮城県仙台市生まれ。
1969年慶應義塾大学経済学部卒業。
同年(株)東京放送(TBS)入社。
ドキュメンタリー・デイレクターとして「テレビ・ルポルタージュ」や「報道特集」を制作。また放送記者として裁判所、警察庁、警視庁、労働省、官邸、自民党、外務省、郵政省などを担当。ロッキード事件、各種公安事件、さらに田中角栄元総理の密着取材などを行う。
1990年にアメリカの議会チャンネルC-SPANの配給権を取得して(株)シー・ネットを設立。
TBSを退社後、1998年からCS放送で国会審議を中継する「国会TV」を開局するが、2001年に電波を止められ、ブロードバンドでの放送を開始する。
2007年7月、ブログを「国会探検」と改名し再スタート。

BookMarks

日本初の政治専門チャンネル!
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国会TV
http://kokkai.jctv.ne.jp/

-----<著書>-----


『裏支配─いま明かされる田中角栄の真実』
2011年1月、電子書籍


『メディア裏支配─語られざる巨大マスコミの暗闘史』
2005年3月、講談社

-----<編書>-----


『憲法調査会証言集─国のゆくえ』
2004年7月、現代書館

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