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龍馬の夢

 日本は議会政治の先進国である。にもかかわらず国民の手で政権を選んだ事がない。世界でも珍しい特異な政治体制にようやく転機が訪れようとしている。

 日本に議会政治が始まったのは今から119年前の明治23年である。議会開設を求める自由民権運動が薩長藩閥の官僚政治を押し切って実現させた。当時の世界で議会制度を採用していた国は数えるほどしかない。「東洋の島国がこれほど早くから議会制度を採用したのは奇跡」とも言われる。その奇跡を起こさせたのは坂本龍馬の思想である。

 龍馬が暗殺される1年前、京都に上洛していた前土佐藩主の山内容堂に大政奉還論を進言するため、京都に向かう船中で龍馬が後藤象二郎に示した新国家構想、いわゆる「船中八策」に「上下議政局を設け、議員を置きて万機を参賛せしめ、万機宜しく公議に決すべき事」とあり、また暗殺直前に龍馬が直筆で書いた「新政府綱領八策」にも議会制度の導入が盛り込まれている。

 さらに龍馬暗殺の翌年に龍馬の同志である海援隊が出版した「藩論」を読むと、龍馬の考えていた政治体制は、身分の差別なく全民衆の投票によって政治の代表を決めるが、それが衆愚政治に陥らぬように二度の投票手順を踏む仕組みになっている。現代の間接民主政治を龍馬は140年以上も前に既に構想していた。

 ところが明治政府を樹立した薩長藩閥政府は、明治4年から行なわれた海外視察でアメリカ、イギリス、フランスらの先進国よりも、新興国プロシアの鉄血宰相ビスマルクの影響を強く受けた。ビスマルクは大の議会嫌いであり、皇帝と官僚を中心とする国家体制を大久保利通や伊藤博文に進言する。そのため官僚政治が先行して議会開設には維新後23年を要した。

 議会開設が現実になってからもビスマルクの影響は官僚政府に残っていた。議会開設の前年に黒田清隆総理は「超然主義」を宣言し、政府は議会が何を決めようとも「超然」としてそれには従わない考えを表明した。そうした中で行なわれた第一回衆議院選挙は高額納税者しか投票できない制限選挙で、国民の1%しか参加しなかったが、しかし自由民権派が勝利して官僚政府側は敗北した。

 そのため最初の議会が開かれると、官僚政府が作成した予算案は反対多数で否決された。すると政府は「予算は天皇の大権に基く」と主張して議会の決定を覆す行動に出る。これに怒った衆議院議員の中から辞表を叩きつける者が出た。後に「東洋のルソー」と呼ばれた中江兆民もその一人である。こうして議会制度の先進国でありながら日本の議会政治は不幸なスタートを切る事になった。

 1929年に起きた大恐慌は世界の資本主義国を痛撃した。日本には国家社会主義思想が台頭し、大恐慌の影響を受けなかったスターリンのソ連や、ヒトラーのドイツの「計画経済」を取り入れる動きが出てくる。軍人石原莞爾は満州事変を起こして満州国を作り、満鉄調査部の宮崎正義と組んで重化学工業化のため「計画経済国家」建設を始めた。充分な国力がつくまで戦争をすべきでないと考える石原は、東条英機と衝突して左遷され満州を去る事になるが、その事業を引き継いだのが商工省から派遣された岸信介と椎名悦三郎である。

 彼らは満州から帰国すると、その経験を基に日本の国家改造に取り組む。企業を直接金融から間接金融に変えさせ、企業を銀行のコントロール下に置き、その銀行を大蔵省がコントロールすることで民間企業をすべて計画経済体制に組み込んだ。また業界毎に「統制会」を作らせて官僚の行政指導を行き渡らせるようにし、終身雇用制と年功序列賃金を導入して独特の株式会社形態を作り上げた。これらが「国家総動員体制」の下に行なわれた。

 岸、椎名以外にも「計画経済体制」作りに携わったのが「革新官僚」と呼ばれる官僚たちで、彼らは「資本論」を学びながら戦時計画経済体制を作り上げた。この革新官僚の一部が戦後社会党の理論的支柱となり、岸、椎名が自民党の中枢となる事で、戦後の政治体制には戦前の計画経済体制を支えた革新官僚の影響が色濃く残っている。

 アメリカに占領され、民主化政策によって「デモクラシー」が根付いたかに見える戦後の日本だが、経済構造は戦前と変わることはなかった。官僚が計画した経済政策を民間企業が戦時体制そのままに一糸乱れず遂行する。特に岸内閣以降三代の内閣で通産大臣を務めた椎名悦三郎が主導した「貿易立国」政策によって、日本には自動車と家電製品の輸出で外貨を稼ぐ経済構造が定着した。これが戦後の高度経済成長を生み出す。

 この体制の前提として明治以来の官僚と政党との対立はなくなり、自民党と官僚とが一体となって経済政策を作成し、それを民間企業が遂行する仕組みが作られた。官僚主導を担保するために政権交代はあってはならず、社会党は決して過半数を越える候補者を選挙に立候補させない政党となる。従って国民がどのような投票を行なおうとも政権が代わる事はなく、万年与党体制が続いてきたのである。

 しかし日本の高度経済成長は欧米から反発を招いた。特に自動車と家電の輸出で深刻な打撃を受けたアメリカは、日本をソ連に代わる仮想敵国と見て日本経済の構造分析を行い、強さの秘密が官僚主導の計画経済体制にある事を見抜いて反撃を開始した。小泉政権以来しばしば指摘される「年次改革要望書」の存在などがその事を示している。

 冷戦の終焉によって各国は手探りで自らの進むべき道を探している。日本も例外ではない筈である。もはや戦後日本の成功体験の延長上に成功の道があるとは思えない。官僚主導に代わる国家体制を構築すべき時が来ている。その時に初めて国民が政権を選べる選挙を迎えた。権力は国民が作り出すものである。作り出して育て上げなければならない。日本国民はこれからその事を経験する。142年前に坂本龍馬が夢に見た事がいよいよ現実になる。

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今の自民党はかつての自民党ではない。
創業以来、注ぎ足し注ぎ足しして守ってきた秘伝のタレの正体は「義理人情」であった。
そういう意味で、最後の「ミスター自民党」は、「公私のけじめ」小沢と鋭く対立した野中広務であったのだと思う。
「お世話になったら恩返しするのは当たり前」という個人の倫理観を政治に持ち込むから、それが「しがらみ」に変質してしまう。
(そういう)自民党をぶっ壊す、と言った「非情の政治家」小泉は、開発(統制)経済を自由市場経済に転換、それを支えてきた政・官・財の連携を再構築するため、刺客を送り、官邸主導によるトップダウンという手法を採った。
しかし、この改革も方法論(市場重視の反作用としての社会軽視、供給側視点)が間違っていたため、真の改革とは成り得なかった。
小泉という政治家を単なるデマコーグとして片付けず、(本人の動機は別にして)歴史的位置づけで再評価しないと、次の戦略は見えてこないと思う。

日本の危機を感じ、「税金を合理的に使う」という事が官僚に浸透しなくては日本はもっとダメになっていくように思います。

民主党が現在のように支持を集めるようになったキッカケは、無駄使いを暴露していった事にあるように思います。

長い独裁(?)状態のせいか、自民党は無駄を監視するという能力が現在は備わっていないように思います。

「一党独裁国家社会主義」以外に「議会制国家社会主義」も存在するのですね。その本質が「官僚主導の計画経済体制」だとしたら,「官僚主導に代わる国家体制を構築」するしかないですね。今度の衆議院選挙の意義がよくわかります。

田中さんの、龍馬の藩論「船中八策」の講演を拝聴して以来、ますます、議会制民主主義の必要性を強く感じてきました。
地方選での民主党の躍進、都議選での圧勝、そして、とうとう衆院解散。
今度の、米の駐日大使ジョン・ルース氏は筋金入りの民主主義の人ということで、政権交代に追い風になっているように感じます。
もう、政権交代への不安が、最近ありません。
あるとすれば、政権交代した後の、民主党が政策をいかに実行するか? あたりです。実際に遂行していく上で、適宜に修正しなければならないでしょうし、野党となった自民党からの猛攻が想像できますが、それよりも、未来を創造していくことが大切だと強く思っています。小沢一郎さんのサイトにあるオピニオンの一つに、平和を自ら創造する、というものがありますが、まさしくそれだと思うのです。
自衛とか、国連との協調とか、そういったものが一番最初に取り上げられますが、平和の創造は、それだけではないはずで、もっともっと、色んな、たくさんの、未来への創造があるわけで、それを強力に後押しできる政党であり続けてくれるか、そこが一番の関心事になりました。
世界は、次の段階へと一歩ずつ前進していってるような気がします。
日本も、ぜひそれに続いていきたいですよね。
龍馬の140年越しの夢が、とうとう叶うのかと思うと、感慨ひとしおですが、肝心なのは、これからです。議会制民主主義を達成した後の、この国の未来を、龍馬もきっと、見てみたかったと思うし、そこではっちゃけてる自分というのを想像して、面白おかしく仲間たちと酒でも酌み交わしながら、その先の夢を語り合っていたのではないかな、と思うのです。彼の性格からいったら、争うとか、そういうのは嫌だと思うので、世が世でなければ、きっともっと、愉しく、自由にのびのびと生きたかったと思うのです。
いつも、ほとんどが記事とは無関係のコメントですみません。
龍馬のこととなると、つい無条件に惹き付けられてしまうのです。そして、田中さんも、きっと私と同じく、龍馬のことがとても好きなのだろうなと感じるので、嬉しくてつい長文に…。
「藩論」や「船中八策」などの情報や、こういった記事を発信してくださったのは、田中さん、ただ一人です。私にとっては、とても大事でした。
小沢さんが代表を退いた時、田中さんから龍馬の話を知ることがなければ、うなだれたままで、希望が失せていたでしょう。
いつでも、その活動を応援しています。
希望の火を灯してくださった田中良紹さんに、心から敬意を表して。

田中様
「明治維新」以来の日本の近代史は今回の総選挙を経てようやく「竜馬の夢」を実現する道を歩みだすのだとすれば、まさしく私達はこの8月30日、歴史的瞬間に立ち合う意義をかみしめる必要があります。「歴史的な総選挙」と呼ぶにふさわしく「国民の、国民による、国民の為の政権交代を実現する総選挙」と位置ずけることもできます。歴史の新しい一ペ-ジが開かれることにもなります。それは「生活が第一」を国民的規模で実現する道程ともなりましょう!政治を担う立候補の皆様におかれましては先ずその哲学を、志を具体的に公約することからスタ―トしていただきたいと思います。私が言うところの「現代の黒船」は「オバマショック」となって近未来に日本を波状的に攻撃してくる可能性もあります。眼を世界に見開いての見識も問われるでしょう!悪政の改革、既得権益の廃棄,真の独立国家の構築、等など、次から次へと課題解決が求められるでしょう!次世代へ「希望のバトン」を引き継ぎたいと思います。

田中さん
いい文章でした。感動しています。
馬鹿なエセ政治家が、「平成の竜馬だ」、などと恥ずかしげもなく言ってます。

田中さんのこの文章を、送ってさしあげたらげたらいかがでしょう。

もしこれで官僚主導の政治が終わり、本当の意味での民主主義が始まるのならば、この先の政治は国民に懸かっているのだろうと思います。
そうすれば日本人の政治的な責任が増えて、政治への無関心も少しは減るのだろうと期待しています。

「新党日本」のHPで田中様の「日本維新」をよみました。日本の近現代政治史を読み解くのに大変参考になりました。毎回のコメントも深い洞察力に溢れており、読む側の私にも「感動」を与えていただいております。「目からうろこ」と言える事しばしばです。心から感謝いたします。

■国民の政治参加を容易にする法律や慣習の改革を望む■
国民が主体となる国づくりが民主党のスローガンであるが,各自が自由に政治的見解を述べ,論争する環境の整備が急務である.
自治体で管理する公的施設の一部では,政治的集会を目的とした施設の利用を制限している.
政治はわれわれの生活のすべてに介入し,個々人の人生の幸不幸に大きな影響を与える.従って人々が最も関心を持つべき事項であるにも関わらず,「政治はお上がやればいい」と実質あきらめの心理に慣れ親しんでしまった日本人である.
自立する市民の基での新しい日本国を築く為には,各自の政治参加,社会参加を保障する,法律や慣習の改革が不可欠である.
例えば現行の公職選挙法は,市民が気軽に政治参加するには,制約が多すぎる.この他にも,明示されていない警察裁量の許認可事項も沢山有り,結果として各人の政治参加を阻害する役割を果たしている.
現時点では,こうした観点からの政権公約の呈示を期待する.そして,民主党が政権を取った暁には,国民の政治参加を促進する為の,法整備その他の施策を強く望むものである.

議事堂レイアウトもウエストミンスター様式で与党:野党に。
現議事堂は政府:与野党で超然内閣モードです。
序に議事堂・新議員会館屋上にソーラーシステム据え付けてエコッカイ議事堂に。

『破壊と創造』
来るべき総選挙において民主党を中心とする野党共闘が成功し、「政権交代」が実現する事になれば、それは「歴史的快挙」と呼ぶにふさわしく、私の考えでは「平和的革命のスタ-ト」になると思います。結果として「破壊すべきもの」と「創造すべきもの」を峻別して実現過程を提示し、「反革命の策謀」を断固として許さない姿勢も明確に表明すべきだとおもいます。具体的に一例を申し上げれば『破壊すべきもの』の第一は既得権益の巣窟となっている「天下り団体の破壊」です。第二は「情報を囲い込む各種記者クラブの廃止」です。『創造すべきもの』の第一は「生活と平和」です。第二は「外交と経済戦略」です。皆様は如何お考えでしょうか?今のうちに自分の考えをまとめておくのも一つの「選択」活動になるとおもいます。 

田中さん、いつもいつも有意義で心温まるコラムをありがとうございます。
また、みなさんのコメントも読んでるだけで心熱くなる気分にさせられます。

みなさんの見解に全面的に賛同いたいますが、出来うるならより多くに国民がその意識を胸に今回の総選挙に挑んでほしいと願います。
ただ自民から民主にイスが入れ替わるわけじゃない!
(それじゃあ、ただの一党完全優位官僚統制体制の継続に過ぎない)
「やっと民主主義の扉が開く、かもしれない」
「その時に自分がいて、自分も参画していくのだ」と。

一部の自民絶対擁護者は「一瞬たりとも民主になったら引き返せない崩壊へと進む」など、その意識は民主主義とは掛け離れた「お頼みお預け統制体制の永遠の継続」で頭の中の意識が止まってるのです。
『オマエは参加しないのか』と問いたい。
良くも悪くも、その責任も結果も、福利の享受もその失策も、参画する国民次第、の時代に踏み入るのだと思います。
それを通常、世界の常識では「国民主権」と呼ぶのでしょう。


関係ないけど、、
田中さん、本出してくれないかな・・・・・
(最近「裏支配」はやっとこさ手に入れましたが、「メディア裏支配」は今んところキツそうです・・)
手頃な新書タイプで、総選挙までに、どうかどうか、、
それから、民主政権実現後には、主宰されている国会TV(シー・ネット)の『地上波全国放送』にて「国政の解放」を是非とも実現してください。
0チャンネルあたりを確保して、全てを国民の目に晒せば、自然とNHKの傲慢な権威も失墜するだろうし、国民は誰かが恣意的に切り分けし流したものよりも、そこにある事実をあるがままに自分で見ることで、何が起きているのか誰が正しいのか、どこが信用できるのか、自ら選択し判断できるようになると思います(「地上波」という、間口は広いほうが絶対よい、と)。
【日の当たるところに腐敗は生まれない】
心から賛意を表明します。

田中良紹さま
こんにちは。坂本龍馬のファンは本当に多いですね。わたしは個人的に、あまり幕末には関心がなく、坂本龍馬という人物に関して、ごく一般的な知識しかありません。しかし、漠然と、彼は、平賀源内のように、生まれる時代を間違った人間の一人だったのかな、という気がしております。だとしたら、彼が亡くなってやっとこの年、政権交代へのおみこしを上げた日本人は少し寂しい人種かなと思ったりもしております。
様々な事が、選挙後に変化すると思います。その中に龍馬のような改革の志士、政治的な天才が現れるかもしれない。潰さないようにしなければなりませんね、我々は。変化を恐れるあまり、奇才天才を日本人はいつも潰してしまいます。こんな時代だからこそ、歴史の教訓に是非学びたいですね。

行うの送り仮名が行なうになっていて非常に読みにくい。
ジャーナリストなら正しい言葉遣いでお願いしたい。
内容がどんなにすばらしくても、学力がこの程度の人なのかと感じてしまい、説得力に欠ける。

今岡さま

「行」の字は、「おこなう」「いく」という二種類の動詞で使うことができます。「行った」と書いた場合、「おこなった」か「いった」か分かりにくいこともあり、「行なう」「行ない」という表記も許されています。

下記に分かりやすい解説があります。ご参考まで。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1112420011

今岡様

「おこなう」の漢字当てですが、
国語辞書によれば、「行う」と同様、「行なう」も可の様です。
マイクロソフトのIMEでも、二通りの変換を支持しています。
お節介とは思いつつも投稿させていただきました。


田中先生がもと在籍しておられたTBS制作のドラマ「官僚たちの夏」を興味深く視聴しております(過去にNHK版もあったそうですが)。政治家の思惑と保身、そして外圧と国内産業の保護…親米的(CIAと深いかかわりがあったと聞かれる)政治家の有り様を見るにつけ、郵政のことを思い出したりし、古くて新しいことのように思われました。

国民の、国民による、国民のための改革が待たれます。やっとこの国も、政権交代が可能な二大政党制に突入できたのかと思うと、新しい何かが起こる期待があります。これでこそ実効的な議会制民主主義となるといえるのではないでしょうか。

言葉の綾ですが、「民主」に対して「自由」であった党からそのものズバリ「民主」の党に。国民政党としての名に恥じない姿勢をとり続けていただきたい。そしてもちろん権力を作り出して、育てるのは主権者である私達であるという気概を忘れずに政治に参加し、市民が結束して情報交換を行い、発言できる機会を探っていきたいものです。

このサイトがそのような情報交換と「民主化への力の醸成」の場所の一つとなっていると思えることに感謝いたします。

我が敬愛する田中良紹様へ。
いやぁ、参りました、この文章はスゴイッ!
背筋がピシッと立っている論理…余計な贅肉を削ぎ落とした実証…化粧や衒いのない文体…これほど簡潔・平明に、日本の国体(近・現代の政治体制と国家運営)の実態を解き明かした例を私は知りません。あたかも、太平洋の水平線を見つめている「龍馬の魂」が貴兄に語らしめたのではないかと思うほどの「檄文」です。
(とは言え、坂本龍馬に関して私が現在最も興味を持っている事は彼の「挫折と変節そして暗殺」なのですが、これは推理小説の領域ですから…。また日本の近代史を語る場合、天皇制の問題は避けて通れませんが、これは微妙且つ重要な課題ですから別の機会に…)

私はかねがね貴兄は、党派性超えた、正真正銘の、今や数少ない「国士=国を憂うる人」だと思っております。その意味では、訳のわからない意味不明な保守主義を振りまいている<西部偶氏>に読ませたいほどです。

『現代の黒船』と『政権交代』
今日も麻生首相の程度の低い失言が報じられており、「政権交代」がいよいよ現実化を帯びてきていますが、日刊ゲンダイで気になる囲み記事を読みました。原田武夫氏の「米国の知日派は日本の政権交代はないと見ている」の記事です。私が以前から指摘しておりました「オバマショック」のお話です。今や誰もが「政権交代」は既定路線の如くに語っていますが、既得権益側の最後の謀略がアメリカ発の「オバマショック」になる恐れがあります。何せ「地方分権」が日本より進んでいると言われるアメリカで、各州の「夕張化が進行している」と伝えられています。既得権益側の「大親分=アメリカ」のお出ましです。誰もが「そうなってほしくないと思っている」か「そんなことがまさか」と思っていると思われる「アメリカ勢のデホルト=債務不履行宣言」でもされたら、それこそ日本国内は大マスコミを先頭に「上を下への大騒ぎ」になるやもしれません。「政権交代」で最も「不利益」を被るのは彼等だからです。「最も効果的な時期」がこれからの1ヶ月である事は素人の私にでも予測されます。政権交代を望む全ての日本人に、またこのコ―ナ―を読まれる方へのお願いです。「わが日本はアメリカに守られているのではありません。我々自身で守り育む日本であります」。政権交代を期して日夜尽力されている政治家の皆様にはこの「リスク管理」におさおさ怠りの無いように「腹をすえておく」ことは論を待ちません

『現代の黒船』と『政権交代』
今日も麻生首相の程度の低い失言が報じられており、「政権交代」がいよいよ現実化を帯びてきていますが、日刊ゲンダイで気になる囲み記事を読みました。原田武夫氏の「米国の知日派は日本の政権交代はないと見ている」の記事です。私が以前から指摘しておりました「オバマショック」のお話です。今や誰もが「政権交代」は既定路線の如くに語っていますが、既得権益側の最後の謀略がアメリカ発の「オバマショック」になる恐れがあります。何せ「地方分権」が日本より進んでいると言われるアメリカで、各州の「夕張化が進行している」と伝えられています。既得権益側の「大親分=アメリカ」のお出ましです。誰もが「そうなってほしくないと思っている」か「そんなことがまさか」と思っていると思われる「アメリカ勢のデホルト=債務不履行宣言」でもされたら、それこそ日本国内は大マスコミを先頭に「上を下への大騒ぎ」になるやもしれません。「政権交代」で最も「不利益」を被るのは彼等だからです。「最も効果的な時期」がこれからの1ヶ月である事は素人の私にでも予測されます。政権交代を望む全ての日本人に、またこのコ―ナ―を読まれる方へのお願いです。「わが日本はアメリカに守られているのではありません。我々自身で守り育む日本であります」。政権交代を期して日夜尽力されている政治家の皆様にはこの「リスク管理」におさおさ怠りの無いように「腹をすえておく」ことは論を待ちません

『あぶり出しの一ヶ月』
「ハ―メルンの笛吹き男」(私は小泉元首相とおもっているが・・)が去って、日本社会はようやく落ち着きと復元力を取り戻しつつありますが、これからの一ヶ月「総選挙モ―ド」の中で、「未来に希望が持てるか?」「今目の前の生活が少しは良くなるか?」を尺度にして、「各党の公約」を点検するのは当然として「疑惑のペンタゴン」にはよくよく眼を凝らして分析して置く事が大事だと思います。「粉飾の仕方も、偽装の仕方も益々「巧妙に」なっているからです。「焙りだして置く」ことで次のステップでの対策が打てるからです・政官財学報+外のハゲタカに一層の警戒を呼びかけずにはいられません。公共?放送の「不作為」も眼に余るようになっていますから・・

正直に率直に申し上げて、田中さんの結語引用【142年前に坂本龍馬が夢に見た事がいよいよ現実になる。】は、美し過ぎて、「反吐」が出そうです。

百数十年前の坂本竜馬を持ち出さなくとも、過去数年が無理なら過去数十年前の短い日本の歴史から、「埋もれて誰も知らない市井の人」の中には、「思想信条において、的確に悲痛な声」を挙げていた人達が間違いなく存在した訳で・・、
(此処の部分は私の日本人に対する「信頼が言わせている」(笑))、
我々「今を生きる日本人」はそのような「直ぐ其処にいる先人の重い想い」を知らなさすぎるだけのことでは・・。

日本人は、兎角、故人や歴史を美化し過ぎる。
政治を離れて、「美しい物語やお伽噺」なら、結構ですが・・。

あらら、夢語っちゃったよ
夢物語で終わりませんように
論考が甘い

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Profile

田中良紹(たなか・よしつぐ)

-----<経歴>-----

1945年宮城県仙台市生まれ。
1969年慶應義塾大学経済学部卒業。
同年(株)東京放送(TBS)入社。
ドキュメンタリー・デイレクターとして「テレビ・ルポルタージュ」や「報道特集」を制作。また放送記者として裁判所、警察庁、警視庁、労働省、官邸、自民党、外務省、郵政省などを担当。ロッキード事件、各種公安事件、さらに田中角栄元総理の密着取材などを行う。
1990年にアメリカの議会チャンネルC-SPANの配給権を取得して(株)シー・ネットを設立。
TBSを退社後、1998年からCS放送で国会審議を中継する「国会TV」を開局するが、2001年に電波を止められ、ブロードバンドでの放送を開始する。
2007年7月、ブログを「国会探検」と改名し再スタート。

BookMarks

日本初の政治専門チャンネル!
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国会TV
http://kokkai.jctv.ne.jp/

-----<著書>-----


『裏支配─いま明かされる田中角栄の真実』
2011年1月、電子書籍


『メディア裏支配─語られざる巨大マスコミの暗闘史』
2005年3月、講談社

-----<編書>-----


『憲法調査会証言集─国のゆくえ』
2004年7月、現代書館

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