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« 田中良紹さんが小沢問題について語る!(3/7 22:00〜 BS11『にっぽんサイコー』)
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政治とカネの本当の話(1) »

プーチンの真似も出来ない

 民主党のスキャンダルを暴露するために麻生総理が起用したと私が見ていた官房副長官は、自分が仕組んだ「爆弾」が麻生政権を救ったと自慢したかったのだろう。懇談で余計な事をしゃべって問題になった。日本の官僚がこの程度にレベルダウンしているから、この国を官僚に任せては置けない。

 秘密警察を使って政敵を失脚させるロシアのプーチン政権を麻生総理は真似しようとしたのだろうか。警察官僚を近くに配置して政権をスタートさせた。しかし悲しいかなプーチンほどの愛国心も強い政治力も国民の人気もこの総理にはない。プーチンは「百年に一度の危機」に対抗するため強力な指導力で国家統制経済体制を作り、自国の産業を保護するため他国に対しては強硬姿勢をとっている。まるで戦前に岸信介らが作った「1940年体制」をロシアは再現しようとしている。

 ところがわが麻生内閣は「国際協調」とか「景気対策」とか言うばかりで、アメリカやロシアに対して軟弱な外交姿勢を見せている。アメリカもロシアも今は喉から手が出るほど金が欲しい。目を付けているのは日本の金だ。政府に金はなくとも国民には1500兆円の資産がある。その一部を提供せよと言われても不思議でない。どのようにして国民から吸い上げるかは日本に知恵を出させる。そういう状況が迫っている時にスキャンダルを暴露して選挙に勝とうとする程度では、とても国際社会に負けない国を作ろうとしているとは思えない。

 今回のスキャンダル暴露の目的は小沢代表の代表辞任にある。小沢代表のイメージを悪化させる事で民主党議員に不安を与え、選挙直前の議員心理を揺さぶるのが狙いである。小沢代表とのツーショット・ポスターを嫌がる議員が出てきて、それをマスコミに騒がせ、小沢氏が代表にふさわしくないと世間に思わせれば、それで目的は達せられる。

 恐らく何人かの民主党議員には「選挙を有利にしてやる」との餌でマスコミ界や経済界から説得が行われているはずだ。「恐喝」と「買収」が政治の裏舞台にはつき物だが、私が見てきた政治の経験では、まさにそれが行われるにふさわしい状況が今である。小沢代表辞任を言い出す民主党議員がいたら、手がまわったと考えて間違いない。本人がどう言おうとそれは信じない方が良い。選挙があると議員にとって最も怖いのはマスコミだ。筆先三寸で落選させられる。そして経済的支援には誰でもが飛びつく。

 官房副長官の「自供」で、さすがに政府与党は慌てた。せっかくの仕掛けが逆転する可能性があった。麻生政権が仕掛けて検察が動いた事が明らかになれば、政権も検察も吹っ飛ぶ。明治以来140年の官僚支配構造が崩壊する。政府与党は速やかに打ち消し発言を行なう一方、与党からも人身御供を出さざるを得なくなった。そうすれば公平感は保たれ、官房副長官の「自民党には捜査が及ばない」発言を打ち消す事が出来る。誰か犠牲者が選ばれる事になるだろう。与党側に傷がついても、目的は小沢氏の代表辞任だから、多少の犠牲には目をつむる。

 それほどに小沢代表を排除したい事を今回のスキャンダル暴露は示している。政権交代は仕方がない。しかし小沢代表に権力を握られるのは困る。それが現在の官僚側の本音である。何でも官僚の言う事を聞く自民党から何でも官僚の言う事を聞く民主党に代わるのはかまわない。今の民主党を見れば、口では官僚批判をするが、誰も権力のツボを知る者はいない。その程度の政治家を操る事は、これまで散々自民党でやってきた。政治家操縦のノウハウは十分にある。

 しかし、竹下内閣の時に官邸の中枢にいて官僚を操り、海部内閣では自民党幹事長として総理以上の権力を握った小沢代表だけは「手ごわい」。権力のツボを知っている人間に総理になられた霞が関はこれまでとは逆に操縦される側にまわってしまう。140年の官僚支配に終止符が打たれる。だから小沢代表だけは排除したい。明治以来の日本の歴史を見れば一目瞭然だ。官僚にとって「手ごわい」政治家は常に金がらみのスキャンダルで潰された。

 官僚支配に都合の良い法律が「政治資金規正法」である。そもそも政治資金は「規制」すべきものではない。これは民主主義の根本である。だからわざわざ「規正」と言う字を用いている。目的は政治資金の「入り」と「出」を透明にすることである。金額が多いとか少ないは関係ない。多いから悪いと言う考えを民主主義社会はとらない。アメリカなどは献金を多く集める政治家ほどリーダーになる資格がある。

 ところが三木内閣が「クリーン」を売り物にして、政治資金の「規制」に踏み込んだところからこの法律はおかしくなった。献金を集める事が「悪」と考えられ、ロッキード事件以後は企業献金が槍玉に上がり、献金は次第に闇に潜るようになる。今では企業献金は駄目だが企業の政治団体は献金して良いなどと「屁理屈」をこね回すような話になった。政治資金規正法は公職選挙法と共に権力には便利な支配の道具である。

 このところメディアでは「政治とカネ」の話がにぎやかだが、登場する学者、法律家、評論家らが語る「政治とカネ」の話はことごとくおかしい。驚くばかりの無知蒙昧である。「アメリカは個人献金で企業献金はない」とか「選挙に金をかけない政治が民主主義だ」とか信じられない大嘘がまかり通っている。「政治とカネ」の関係についてこれほど嘘が大手を振って歩いている国も珍しい。そこで「本当の話」を次回から書く事にする。

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 「内憂外患」というHPのなかにある。 [詳しくはこちら]

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コメント (10)

田中さんのこのお話し、「緊急生出演!小沢代表秘書逮捕の裏側を語る・・」みたいな形で是非サンプロでやってください!
それともやはり全国放送では放送できないのでしょうか?
田原さん、高野さん、財部さん、大谷さんお願いいたします!!!!

毎日の世論調査によると”小沢やめろ”という人が、57%と出た。国家権力側の”これでよし”という声が聞こえてくる。世論誘導大成功!

おそらく、民主党内から”これでは衆院選は戦えない”ということで、小沢おろしの声が大きくなっていくのだろう。

この状況を変えるのにもっとも有効なことはなんであろうか?

この際、”民主党”対”官僚”という構図(自民党は相手しない。とにかく対官僚一本槍!というイメージで)で全面対決するのが、一番国民にアピールするのではと考える。官僚組織を本当に変えることができるのは、民主党だと国民に認識してもらうことで、今回の事件を逆バネにすることは出来ないだろうか?

そのために重要なことのひとつはマスコミの公正な報道だろう。検察のリークと思われる記事を載せると同時に、田中氏のような記事を載せる。すなわち、ひとつの事件に対して、一方だけからの視点ではなく、その逆の視点からも見てみるという大手新聞を見たことがない。今回の事件について、田中氏のような視点から事件を検証する全国紙がないのが非常に残念でならない。もしかすると2-3年後今回の事件を検証し、あのときの報道の問題点を指摘する記事が出るかもしれない。でもそれでは、もう遅い!!

日本を諸外国並みの民主主義に変えるのは、過去に行ってきたこと及びその信念を比較すると、現在の国会議員の中で小沢氏しかいないと思う。彼を今失うことは日本の将来に決定的なマイナスになるのではないか。

国民はマスコミを通じて物事を判断している。そのマスコミが権力側にあるなら、この国には一生政権交代など起こらないということにならないだろうか?

現状、形勢不利であるが、最後まで望みは捨てない。是非、頑張りとおしていただきたい。

田原氏ほか、メディアでたくさん稼いでいる皆さまの仕事は、現在ただひとつ、田中良紹さんを守ることにあるではないでしょうか。多くの国民の皆さんは、無力感にさいなまれながれも、それ以外に望みえないと状況にあるとも思われます。その一点、あなたがたの仕事の焦点はそこに最大のミッションがあるということは確かではないでしょうか。

つまり、自らを賭してコミットするおつもりがない以上、田中氏を守るという仕事以外に考えられないのであります。

かつて「国民はバカ」ということ一度でも発言されたあなたの責任において、つまりお利口さんという自覚において国民に代行すべき仕事はあります。いまがその時です。

お孫さんお二人を堂々と某新聞に出されているあなたの祖父としての生き方において、お孫さんは20年後、30年後あなたのこのたびの振る舞いにおいて祖父の生き方を最も決定的に評価することになるのではないでしょうか。

繰り返しますが、田中氏をしかとお守りくださいませ。

私は毎日の世論調査の結果が意外だった。支持政党調査ではなく、小沢はやめるべきかやめないべきかという、政治家個人をターゲットにした世論調査ではあったが、57%のやめるべきは、全く意外な数字だった。少なすぎるではないか(笑)つまり33%は小沢はやめるべきではないと判断しているのだ。これは政党支持率で民主党を支持しているパーセンテージと同じと、自分は判断している。

更に言うと「やめるべきだ」という意見は必ずしも小沢に非があると考えてるとは限らないんだよね。

罠にはめられた以上、ここは無理押しを避け一時撤退して捲土重来を期すべきだ、という考えから辞任すべしという考えの者だって大勢いるだろうから。

麻生流に言えば世論調査のたぐいは参考にする必要はありませんね

麻生に限りませんが

>罠にはめられた以上、ここは無理押しを避け一時撤退して捲土重来を期すべきだ、という考えから辞任すべしという考えの者だって大勢いるだろうから。

確かにそうした方がいい場合はあるけど、しかし今回は違いますよ。
小沢が対決姿勢を明らかにしたからこそ、自民党の攻勢はつまずいたわけで。
小沢が早い段階でごめんなさいと自白していたらこうはならなかったのでは?

政治家への献金はどうあるべきか、これも重要な問題ですね。十分国民的議論をする必要があります。今回のことで、何が良い献金で、何が悪い献金なのか?献金=悪という思考回路から抜け出せるような議論に発展すればいいのですが。今のマスコミの論調からはそのようなものは見られません。田中さんに期待します。

福田氏との大連立構想が頓挫し、一度は辞任するしないで揉めて、民主党が自分を必要とするのなら
自分は今回の仕事を最後とし、それに政治生命をかけると党首に留まった。小沢氏が言う最後の仕事とは、どこまでを指すのかは、ことの顛末次第でなんとも言えませんが、今回、小沢氏は対決姿勢を鮮明にしました。したたかな小沢氏は、自分が代表の座をおりる、離党する場合も含めて、政治生命をかけて最後の仕事を全うするつもりなんでしょう。一個人の見解を述べれば、そこまでやる必要が義理があるのだろうか?と考えます。ぶっちょうずらした悪役の顔と青臭い書生かたぎの顔の二面性を持ち、一度は政界再編を仕掛けながらも、社会党に最後のご奉公の役割を担わせるぶっ飛びで国民を白けさせながらも、自民と公明を引き合わせるなどという離れ業まで演じた小沢が、やっぱり最後は政策政治家として顔のまま、政治家家業を終えたかったんだろうな~と思いました。東京地検特捜部のおじさん達に結局は邪魔をされてしまったわけなのでが・・・
小沢氏にも責任はあったのでしょうが、自民・民主問わず、小沢に政策政治家としての仕事をさせられなかった今の政治状況にも問題があったのではないですか。小沢をもし引きずり降ろすのなら、引きずり降ろした側に、その重たい任務がかかって来るんだということを重々承知の上、お願いいたしまする。

今朝の朝日新聞、世論調査、政治不信、自民も民主も国民は不信だと。その前に新聞をどう思うかの世論調査をやったらいかが。朝日新聞の記者の思考停止ぶりは空恐ろしくなりますね。今回の小沢騒動、何が問題かというと、検察権力の恐ろしさでしょう。法律に則って、政治団体から献金を受けて何処が悪いのですか。日本は法治国家ではないのですか。企業から金をもらうのはけしからんと、何がけしからんのですか。献金をするのは自らの利害に応えてくれると思うからこそするわけでしょ。それがけしからんとなれば献金など誰がするのですか。それこそ宗教団体の寄付か、赤旗の購読料のみになるのではないですか。宗教に踊らされる世の中など真っ平です。
今回の騒動で、きちっとした意見を言われていたのは、田中康夫、宮台真司くらいではないでしょうか。
兎に角新聞の不買運動を仕掛けることが世の中の為ではないでしょうか。

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Profile

田中良紹(たなか・よしつぐ)

-----<経歴>-----

1945年宮城県仙台市生まれ。
1969年慶應義塾大学経済学部卒業。
同年(株)東京放送(TBS)入社。
ドキュメンタリー・デイレクターとして「テレビ・ルポルタージュ」や「報道特集」を制作。また放送記者として裁判所、警察庁、警視庁、労働省、官邸、自民党、外務省、郵政省などを担当。ロッキード事件、各種公安事件、さらに田中角栄元総理の密着取材などを行う。
1990年にアメリカの議会チャンネルC-SPANの配給権を取得して(株)シー・ネットを設立。
TBSを退社後、1998年からCS放送で国会審議を中継する「国会TV」を開局するが、2001年に電波を止められ、ブロードバンドでの放送を開始する。
2007年7月、ブログを「国会探検」と改名し再スタート。

BookMarks

日本初の政治専門チャンネル!
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国会TV
http://kokkai.jctv.ne.jp/

-----<著書>-----


『裏支配─いま明かされる田中角栄の真実』
2011年1月、電子書籍


『メディア裏支配─語られざる巨大マスコミの暗闘史』
2005年3月、講談社

-----<編書>-----


『憲法調査会証言集─国のゆくえ』
2004年7月、現代書館

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