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国会探検特別編その6:日米関係の過去・現在・未来

今回の国会探検は、2月5日に行われた銀座田中塾「日米関係の過去・現在・未来」の模様の一部を音声でお送りします!

■日米関係の過去・現在・未来(公開は終了しました)

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■国会探検特別篇 アーカイブ
http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/cat415/

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コメント (2)

沖縄返還密約「政権取ったら全部出す」民主・岡田副代表
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090314-OYT1T00822.htm
この様な事は正直に前もって言う必要はないのでは?メニューは作っておく必要はありますが、金正日が悪いと言っているだけで、拉致問題が解決しないのと同じ様に、もっと強かに(役人に対しても、対外についても)遣って欲しい。本当に政権交代を目指すのなら、そうあるべき。
高橋嘉信さん文章出したんですね。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090314_6

今回も聞かせて頂きました。

「逆に国民からしてみれば言えば、官僚・霞ヶ関人種自体に悪意の自覚がないのではなかろうかと思うぐらい別社会の論理を持つ領域を作り出したと感じます。」
投稿者: afriexcuse | 2009年03月10日 17:28

官僚についてのafriexcuseさんの意見ですが,僕の言いたいことはずばりこの通りです。よくぞ言ってくれました。

病院で働いていると,例えば「患者の平均在院日数を減らした病院は保険点数増やしますよ」などと,毎年毎年,厚労省が「こうすれば儲かるよ」と保険点数を調整します。病院がその方向についていった頃には,その保険点数を切り下げて,次のハードルを科します。「外来患者減らして開業医に紹介したら保険点数が加算される」という改正があり,みんなこの通りにしたら,外来患者が減りすぎて病院の売り上げがめちゃくちゃ落ち込んだため,病院事務部から「開業医に紹介しすぎないで下さい」とかいう指示が出され,医者達が「開業医に紹介したら売り上げ減るに決まっているのに,今頃そんなこと言うな!」という怒りの声が上がったこともありました。あの頃怒っていた医者たちも,その後,多くは病院を辞めてほとんど残っていないですね。
ともかく,これの繰り返しであり,最終的には医療費が抑制される方向にすべてが誘導されていくわけです。僕はどちらかと言うと「医療費は抑制すべき」という官僚的な立場の考えの持ち主なのですが,それでも厚労省の官僚には「お前ら何の権限があるんだ!!」と本当に腹が立ちますよ。政府の有識者会議で「厚労省はそんな細かいことばかりしていないで,経営がスリム化しない病院はさっさとつぶすべし」という意見も出たりするのですが,実現しません。なぜかわかりますか?さっさと問題が解決してしまうと官僚の仕事がなくなるからだ,と解釈しています。あ,そう言えば,スリム化しなくても,儲けたお金をそっくり政党に献金すれば,つぶされずにすむ,という,今はやりの手もありましたね。でも,それは私立病院にしかできない手段だなー。

大学医局制度と官僚制度は非常に良く似ている気がします。みなさん「白い巨塔」を御存知だと思いますが,教授に逆らうものは飛ばされます。飛ばしても新たに若い医師が補充されるからこそピラミッドが維持されるわけです。卒業したての医師を大学病院ではなく,直接市中病院に送り込む「新研修制度」は見事に都会の一部の大学を除くほとんどの大学医局を崩壊させることに成功しました。まだまだ,医局というピラミッドの中で,官僚と同じように,社会(患者)の意志とは関係なく,自分たち独自の理論に沿って個人益という餌に踊らされながら働いている医師はいっぱいいると思いますよ(このピラミッドという組織は必ず,若いときは薄給で働き,後で天下るというシステムが必要なんですよね)。彼らは組織に追い立てられながら同時に組織に守られている存在でもあり,個人としてはたいてい気弱で善良な場合がほとんどです。日本の高度成長時代にみんなが夢を見た「幸せ」というものはこういうものだったのではないでしょうか。

ここからが僕の言いたいことですが,この「新研修制度」を画策したのが,厚労省の官僚であるということです。つまり,彼ら官僚はどうしたらピラミッドが壊れるかを実に良く理解しているということなのです。日本の官僚制度の壊し方も彼ら官僚自身が一番良く知っているはずですよ。
それともう一つ,よくよく国民医療費を調べてみると,日本は先進諸国の中では割と医療費抑制が効いているわけです。さらに,以前の僕も含め,国民は皆「医者は金持ちだからもっと医療費削れるはず」と思っていたのは,実は真実を説明しておらず,政府政策による医師数の抑制がそれ以上によく効いていたため,開業医と勤務医をひっくるめて単純計算すると「日本の医師は他の国の医師と比べて,収入も多いが仕事も多い。しかし,国民医療費は総額として抑制されている」と僕は分析しています。医療費を削るためには,医師を増やさず一人当たりの仕事を削るのが有効なわけですがそれはさておき,つまり,それまで非常に腹の立つ対象であった厚労省官僚が,建設省など予算獲得が目的の他の省と異なり「医療費抑制に貢献するものが出世する」という仕組みの下で働いていたためと想像しますが,実は,国としては「国民皆保険,世界一の医療の質でさらに各国と比較しても決して高くない」医療の実現に非常に貢献していたことになります。(もちろん,これは過去ならびに総論での話であり,現在,日本の医療は膨大な問題を抱えているので,くれぐれも僕が日本の医療の無条件賛美者とは思わないで下さいね。)
「批判したいはずの官僚組織が実は国として非常に役に立っていた」というこの結論は,自分の思いこみに過ぎないかも知れませんが,非常にシニカルな結論として僕の前に立ちはだかり,この結論をどう解釈すべきか,いろいろさまよっているうちに,この田中さんのコラムにたどり着いたわけです。

僕の抱える疑問はまだまだありますが,田中さんの政治・歴史の説明は僕の疑問に本当によく答えてくれています。また感想投稿させて頂きます。

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Profile

田中良紹(たなか・よしつぐ)

-----<経歴>-----

1945年宮城県仙台市生まれ。
1969年慶應義塾大学経済学部卒業。
同年(株)東京放送(TBS)入社。
ドキュメンタリー・デイレクターとして「テレビ・ルポルタージュ」や「報道特集」を制作。また放送記者として裁判所、警察庁、警視庁、労働省、官邸、自民党、外務省、郵政省などを担当。ロッキード事件、各種公安事件、さらに田中角栄元総理の密着取材などを行う。
1990年にアメリカの議会チャンネルC-SPANの配給権を取得して(株)シー・ネットを設立。
TBSを退社後、1998年からCS放送で国会審議を中継する「国会TV」を開局するが、2001年に電波を止められ、ブロードバンドでの放送を開始する。
2007年7月、ブログを「国会探検」と改名し再スタート。

BookMarks

日本初の政治専門チャンネル!
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国会TV
http://kokkai.jctv.ne.jp/

-----<著書>-----


『裏支配─いま明かされる田中角栄の真実』
2011年1月、電子書籍


『メディア裏支配─語られざる巨大マスコミの暗闘史』
2005年3月、講談社

-----<編書>-----


『憲法調査会証言集─国のゆくえ』
2004年7月、現代書館

→ブック・こもんず←



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