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<忘却>ということ
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« 3/11以降の学者の良心 ── 山本義隆の『福島の原発事故をめぐって』
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県内移設「犯す」と認識 ── 酒席で露呈した国の本音 《金平茂紀のワジワジ通信11》 »

<忘却>ということ

kanehira111030.png
2011年4月、筆者撮影

 今年も残すところ2か月だ。2011年という年は、後世の日本の人々にとって、突出した<切断>の年として記憶され記録されるだろう。言うまでもなく、3月11日に起きた東日本大震災と、それにともなう福島第一原発事故によるあまりにも甚大な被害と、社会的、政治的、経済的影響の計り知れなさの一端を知っているからだ。僕らは確かにその思いを共有していたはずだ。こんな理不尽な悲劇があっていいものか、と。大津波による壊滅的な被害で、かけがえのない人を失った人々の悲しみを共有していたはずだ。天災か人災かを問えず、自分が生まれ育った地域から無理やり引き裂かれ、生業としていた農業を、牧畜業を、林業を、漁業を断念せざるを得なかった人々の怒りと悲しみを共有していたはずだ。

 僕らひとりひとりの人間は、あまりにもスケールが巨大な、想像力が容易に追いつけないような極大な事態のなかでは、持続している悲しみや理不尽さを直視し続けるには弱すぎる存在なのかもしれない。だが、類としての人間には、忘れていいことと決して忘れてはならないことがあるだろう。僕はある種の<倫理>のことを言いたいのだ。以前ならば僕が決して口にしなかったような単語=<倫理>について言っているのだ。この僕が? 一番簡単なのは、忘れることだ。<忘却>ということ。3・11なんか、なかったことのようにふるまうこと。3・11以前のように、あれ以前のうまくいっていた時と同じようにふるまうこと。そうすれば、ほら、お客さんだって戻ってきて、売り上げも上がって、企業の業績だって上向いて......。「放射能の影響は、実はニコニコ笑っている人にはきません。クヨクヨしている人に来ます。これは明確な動物実験でわかっています」(山下俊一・長崎大学教授の講演での発言)。3・11以前のようにニコニコして、生きていれば問題ないじゃん。国産・日の丸原発の輸出は3・11以前から決まっていたことだよ。だから、福島第一原発事故のような大惨事が継続中であろうと、その廃炉に数十年かかるという工程が示されようと、輸出しないとニホンケイザイがもたないじゃん! 彼らはそのように考えている。だから3・11以前のようにふるまう。ベトナムやインドネシアやインドで将来、原発事故が起きようが起きまいが、彼らがほしいと言っているんだから、ニコニコ笑って、売ってあげるのが共存共栄のグローバル・スタンダードっちゅうもんだろうが。彼らはそのように考えている。

 3・11によって、地域で生きること、地域の経済・産業がそこに生きる人々の生活の基盤となっていた現実を僕らは今更ながら思い知らされたはずだ。茫然自失している地域の被災者の意見をきちんと聴くこと(ヤラセの公聴会ではなく)もしないで、この際だ、思う存分に大規模化、近代化をやっちまえ、とばかり、机上の学者プランをもとにした復興特区構想が林立する。Naomi Kleinの言うとおり、大災害はそれまで実現困難だった大胆な市場経済プランを実行するのにまたとないチャンスを用意してくれている。ショック・ドクトリン。大惨事便乗型市場資本主義。知事や為政者たちが、現場のことを地域のことをわかっていないのが致命的だ。TPPへの対応も然り。

 沖縄の普天間基地移設問題。3・11のはるか以前、民主党による政権交代以前にまでさかのぼる<忘却>の惨状をみよ。3・11のずうっと以前に決まっていた日米間の約束=合意なんだから、クヨクヨせずにニコニコ笑って、辺野古移設というアメリカ政府の意向を履行しましょうよ、というわけだ。3・11の時、アメリカ軍はトモダチ作戦で日本を助けてくれたじゃないか、沖縄の基地からも多くの支援があったぞ、と。だが、そのようにいう人たちも、グアムの米軍基地から飛び立った無人偵察機グローバルホークや沖縄、横田の米軍基地から飛び立った偵察機によって得られたデータから、米軍当局がとんでもない危険を察知し、原発から50マイル=およそ80キロメートル以内からの避難を早々と在留米国人に一斉通知していたことを語らない。<忘却>は<方便>よりも罪が重い。

 3・11は、さまざまな虚構をあばいた。化けの皮をはがした。あれらの知の権威の化けの皮。僕ら主要メディアのありよう。あれらの政治の水準。一方で、ホンモノが見えてきた。「放射能汚染地図」(NHKのETV特集)。「深海魚」(勝又進)。化けの皮が剥がれているのにダンマリを決め込んでいるセクターがある。司法である。検察不祥事のことを言っているのではない。福島第一原発で起きた事故について、これまで、原発安全神話に多大なるお墨付きを与えてきたのは、司法=裁判所だ。数々の原発の運転差し止め訴訟や、立地許可取り消し請求訴訟を、僕らと同じようなレベルの「原子力のド素人」(原子力の専門家であるあれらの御用学者たちの言い方を援用する)である裁判官たちが、「安全性には問題はない」といってゴーサインを発し続けてきた。何が司法だ。3・11は彼らの化けの皮をはがしてくれた。だが彼らもすぐに忘れるだろう。<忘却>は保身のためには最も便利な道だから。さらには、外務省の高級官吏に密約文書の廃棄を「奨励する」ような判決文まで書いた東京高裁の裁判官がいる。今後、ヤバい公文書は廃棄してしまえば情報公開の請求対象にならない。ないものはないんだから開示できない、と。廃棄の当事者である外務省の調査は「網羅的で徹底したもので、その過程で文書を秘匿する理由はなくなっており、信用性が高い」とか。この裁判官は本気でこんな文章を書いているのだろうか。廃棄したのは自分を守るためであり秘匿する理由が大ありだったからやったのだ。それらの外務官僚は今も現役で、当該官庁や他の役所でほぼトップの地位にある。ヤバい文書の引き継ぎがどのような形で密室で行われるかについては、最高裁の事務総局だって身に覚えがあるだろうに。僕は、裁判員制度導入にあたってのヤラセ公聴会についての文書のことを言っているのだが。

 <忘却>はこのようにして僕らの日本を覆い尽くし、僕らのかけがえのない地域は蹂躙されていく。それを僕らは止めなければならない。寒さが身にしみる。

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http://www.the-journal.jp/contents/info/2009/07/post_31.html

ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

金平茂紀様

物、金の魅力に侵された人は、精神的な心が深層から湧き出たものでなく、表面的な移ろいやすい心に支配され、忘却の彼方に忘れ去ることができるのです。

戦後の民主主義は、アメリカが植民地支配を徹底するために編み出したシステムにほかなりません。国民に真実を知らせず、国民世論を支配層に都合のよい方向に誘導するマスコミと反逆者をあらぬ疑いによって処罰する司法を両輪とするシステム徹底を図ってきました。

政権を取ろうとしない野党と自民党の長い55年体制が維持され続け、ベルリンの壁が崩壊しても、アメリカを頂点とする権力支配構造は揺るがずびくともしていません。

政権交代によって、鳩山氏、小沢氏は確かに新しい権力構造を推し進めようとしましたが、見事に挫折し完膚なきまでたたきつぶされかけています。本来であれば些細な事件で事件といえるものではないが、あたかも収賄事件のようなイメージを植えつけ世論を誘導し続けているのです。

アメリカは絶対者であって、これほどの絶対者が支配するシステムは歴史的に見てもなかったことではないか。官僚、企業、マスコミが各々がもつ強さと弱さをお互いに利用しアメリカの要求を要求とするシステムを確立しているのです。

田中氏がいつも言っておられることですが、アメリカと日本の大きな違いは、マスコミと司法が本来あるべき姿からかけ離れ、アメリカ主導のポピュリズムが起きやすい構造になっていると言えます。司法はアメリカ主導に逆らうものは、別件逮捕を含めありとあらゆる手段をとって葬り去ろうとするのです。

小沢氏の場合は、証拠がなく、また、社会的な被害者がないのに国民審査請求によって、強制起訴するなどといった間接民主主義社会にあって、直接民主主義を採用し、人民裁判にかけるようなシステムが幅を利かしマスコミとの共謀裁判がまかり通っては、日本の非常事態なのですが、日本人の自立意識の低さを世界に示しているようです。

<そして日本文化は断絶する>
金平さん、久々のご登壇うれしく思います。さて、3.11以降顕著に表面化してきたファシズムの匂い。私は大変な危機感を覚えています。他国を侵略する時、まずは文化的同化を諮るのが常識ですが、アメリカはテレビドラマやパン食の様な穏やかな侵略統治ではなく、TPPという最終兵器を出してきました。
TPPについて細かい部分は他者に譲りますが、私は日本文化の破壊・英語文化圏への同化を大変心配しております。
加盟後は公文書は全て英文になる条項があります。我々ネイティブでない人間が公文書を読み解くことは不可能になり、漢字文化が破壊されかねないからです。
両親が願いを込めてつけた名前には一文字・一文字意味があります。英文の公文書にサイン(音のみ)するのは、同じ名前に見えて全く違うのです。
これからは英語脳の人材が出世するのでしょうが、その方々が日本の歴史書・文学に接する時、行間を読み取り先人の思い、矜持を読み取れるかは疑問です。
つまりTPP前の日本人とTPP後の日本人に分断が人工的に起されるのです。
TPPを甘く考えると日本の精神的土台がズタズタになります。弱肉強食人種が跋扈する国に断じてしてはならないのです。

 
 
 読ませて頂いた感想は 極めて情緒的です。

国には 議員がいなくても、
[継続性]によって 全てを治める“官僚システム”がきちんと存在すれば、
行政は 機能します。
官僚にとって 一番困り果てることは、数年ごとに政策がひっくり返されることです。。
10年掛かるダム建設が 着工されても 直に廃止とされたら、それまでの労力が 全て無に帰してしまいます。
そんなことでは 行政サイドは、精神的に仕事が出来なくなり果てます。

この度の 震災・tunami・原発起因放射能汚染で 明らかにされたことは、すべての個人的問題を 完全に取り入れづに、国として非情に徹して 行なわねばならないのでしょうか。。。

「家族が住まう場所は 歴史的に tunami被害のなかった 高地に限定する。」
「原子力発電所は 放射性物質が飛散し 放射能汚染が現実化した時、対処方が確立できない限り、人類は利用を早急に 止めるべきである。」


 以上の 教訓だけでしょう。
 このことを 確実に 認識し、地域づくりを行うべきです。

 海に開かれた地域の 土地利用は、
家族を tunamiが歴史的にやって来ない場所に 住まわせること。
土地が 足りないのなら、 最も海岸から 離れた地域から、
商業施設→ 製造・加工施設→ 農地→ 水産・湾岸設備 を設けてゆけば良い。
漁師が それでは仕事にならないと云うなら、単身で寝泊まりできる 現代版“漁師小屋”を海の最前線に 設ければよい。
高台への避難道路は とにかく直線が良い。。


 歴史的に 漁師小屋 とは、こういう意味合いで あったのではないのでしょうか。


 兎にも角にも、
 自然災害によって 何を一番に「避けたい!」のか!
 このことが 大前提の基本でしょう。。。。。
 子供たちが、年老いいた地域の宝が、伴侶の 安全を日常的に
きちんと確保できていなかったことに 、
災害後の 自分だけが生き残ってしまったことへの 悔やんでも悔やみきれない 思いを 持ち続け、 残りの人生を過ごすよりは 良いのではないのでしょうか。
 
 

決して忘れていけない事は3.11の地震による津波と原発事故だ。

特に政府の対応の拙さは人災と言われる程の被害をもたらした。


放射線障害をもっと未然に防ぐ事が出来たのに、御用学者・枝野官房長官・マスコミが被害を拡大させた。

管政権を選んだ民主党議員を国民は忘れてはいけない。未だに反省していない。


マスコミは何も検証しないか、知っていて嘘を垂れ流す、自分達のいい様に・・・・。


特に小沢問題についての産経・読売・朝日などの報道を国民は忘れてはいけない。

 
 
国には 議員がいなくても、
[継続性]によって 全てを治める“官僚システム”がきちんと存在すれば、
行政は 機能します。
官僚にとって 一番困り果てることは、数年ごとに政策がひっくり返されることです。。
10年掛かるダム建設が 着工されても 直に廃止とされたら、それまでの労力が 全て無に帰してしまいます。
そんなことでは 行政サイドで、精神的に仕事が出来なくなり果てます。

この度の 震災・tunami・原発起因放射能汚染で 明らかにされたことは、すべての個人的問題を 完全に取り入れづに、国として非情に徹しても 行政を行なわねばならない面があるのでは ないでしょうか。。。

「家族が住まう場所は 歴史的に tunami被害のなかった 高台に限定する。」
「原子力発電所は 放射性物質が飛散し 放射能汚染が現実化した時、対処方が確立できない限り、人類は利用を早急に 止めるべきである。」


 以上の 教訓だけでしょう。
 このことを 確実に 認識し、地域づくりを行うべきです。

 海に開かれた地域の 土地利用は、
家族を tunamiが歴史的に やって来ない場所に 住まわせること。
土地が 足りないのなら、 最も海岸から 離れた地域から、
商業施設→ 製造・加工施設→ 農地→ 水産・湾岸設備 を設けてゆけば良い。
病院関係・老人施設・学校関係は 高台です。

水産行関係者が それでは仕事にならないと云うなら、単身で寝泊まりできる 現代版“漁師小屋”を海の最前線に 設ければよい。
高台への避難道路は とにかく直線が良い。。
Tunamiの最大波を やり過ごせる 避難施設も、中途には必要です。


 歴史的に 漁師小屋 とは、こういう意味合いで あったのではないのでしょうか。


 兎にも角にも、
 自然災害によって 何を一番に「避けたい!」のか!
 このことが 大前提の基本でしょう。。。。。
 子供たちが、年老いた地域の宝が、伴侶の 安全を日常的に
きちんと確保できていなかったことに 、
災害後の 自分だけが生き残ってしまったことへの 悔やんでも悔やみきれない 思いを 持ち続け、 残りの人生を過ごすよりは 良いのではないのでしょうか。
 
 

このコラムを読み、まず頭に浮かんだのは【49】と言う数字です。
人のうわさも49日。
お亡くなりになられた方の一里塚。
語呂合わせでは「始終苦しむ」とも読める。
苦難に合われた方々ご当人にとり、【忘却】することは難しい。
このサイトで、偉そうなことを発言している私自身恥ずかしい思いをする記事を見つけることが出来た。
1つは、ある女性が主体となっている活動記録である。
「NGO アジア子供の夢」
http://www.asia-kodomonoyume.org/
今現在も、東北支援活動を続けておられる。
もう1つは、「女たちの脱原発」と題する記事である。
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20111102dde012040025000c.html
ここで、更に思い出すのが、過去の1つの運動です。
富山県魚津地方を起因とする【米騒動】
これも、農家の主婦が米問屋の買占めで、異常に米価が値上がりしたことで、問屋の蔵を襲うとするもので、全国に波及した。
なんと、「男性のだらしなさ」を象徴するものであると、益々恥ずかしさを覚える。

今ひとつ、私が注視しているのは、先の、「女たちの脱原発」この運動を全国版の各報道番組が報道するかである。

寝ぼけ状態で聞いていたら、
野田とか云う馬鹿ったれが、
G20とかいう国際会議の場で増税を約束したらしい。

なんで日本の増税話を、国際会議の場で約束なのだろう。
なんで、日本国民の前での約束でないのだろう。

日本は、G20に口に出せないような隠れ借金でも有るのだろうか。
ギリシャのように、海外の国や団体に助けていただかなくてはならないような状態なのだろうか。

はっきり言って、
野田だの何とかいう財務大臣は、馬鹿であります。
モノの道理が解っておりません。

ああ、
忘れてしまいたい事だらけなのでございます。

なぜ、
小沢さんご一統は、民主党を離脱しないのでしょうか。
実に不思議極まりない、今日この頃であります。

3.11から7か月余り。遅々として進まない復興、そして福島原発のまだ見えない冷温停止。政治が余りにもだらしない故にこの国はどうなっているのかとの思いは強い。政治家に対する信頼は無い。
また76年以降の政治腐敗に対する検察特捜部の動きは誰もが支持したはずです。今は目も当てられない惨状で、検察官どころか裁判官ですら信頼を失っています。米国に対しての信頼もゼロに近い。TPPはもっと考えることが多いはず。もう結論を出す時期なのですか。ECも中国もおかしくなってきた。
≪忘却≫も個人なら癒しになっていいかもしれないが、国家がこれほど力を失くしている現在、いろんな意味で過去の過ちを繰り返してはいけない。

マスコミ露出度抜群の前官房長官枝野氏の言葉行動に大きな違和感を抱いています。しかし国民の評価は高いようであり、政治家も芸能人と同じように、露出度が評価の基準になっていると言える。

原発被害が拡散し始めた時、有名な言葉を歴史に残したのであるが、「直ちには被害が及ばない」という分かったようでわからない司法用語で、国民を混乱させたが、大多数の人は安心感を得たのではないか。それでなければ評価が高いわけがありません。それとも忘却の彼方に去ったというのでしょうか。

最近は経済産業大臣の立場で、またまた理解に苦しむ歴史に残りそうな言葉「国内は脱原発、海外は原発推進」を記者会見で発言している。大多数の国民は、日本のことではなく、海外のことなので関心を払わない功利主義が強くて枝野発言に違和感をもたないのであろう。忘却の彼方に去りやすいのです。

このような発言をする政治家が、国民的評価が高くなるマスコミ世論によって同調する人々が多くなっている世の中は正常な人間的情緒が機能しているとは到底思えない。

この政治家に流れている本質は、マスコミ迎合であり、本質を明確に明らかにすることのない弁護士的体質であり、利己的といっても過言ではない家族を大切にする自己愛であり、他民族に対する愛情など全くない非人情的経済活動を是認する非情さである。

現在に生きる日本人の体質として排除できない現実に直面されていることを是認できないでうろうろしている世代との大きな矛盾を実感しています。何に価値観を求めるかで大きな世代間の差は埋めようもなく、TPPなどの弊害は、あくまでも自己本位であれば、大きな世論のうねりになることなど考えられないのではないかとの懸念が深くなっています。

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Profile

金平茂紀(かねひら・しげのり)

-----<経歴>-----

1953年北海道旭川市生まれ。1977年に在京の民間放送局に入社、以降、一貫して報道局で、報道記者、ディレクター、プロデューサーをつとめる。「ニュースコープ」副編集長歴任後、1991年から1994年まで在モスクワ特派員。ソ連の崩壊を取材。帰国後、同局で筑紫哲也氏がアンカーマンをつとめるニュース番組のデスクを8年間つとめる。2002年5月より在ワシントン特派員となり2005年6月帰国。報道局長を歴任後、2008年7月よりアメリカ総局長としてニューヨーク勤務。コロンビア大学東アジア研究所の客員研究員。2010年9月に帰国。10月より同局「報道特集」キャスター兼TBSテレビ執行役員。

BookMarks

-----<著書>-----

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『NY発 それでもオバマは歴史を変える』
2010年11月、かもがわ出版


『報道再生 グーグルとメディア崩壊』
2010年12月、角川書店


『報道局長業務外日誌』
2009年6月、青林工藝舎


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2009年5月、かもがわ出版、共著


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『ホワイトハウスから徒歩5分』
2007年6月、リトル・モア


慶應義塾大学出版会、部分執筆


『ジャーナリズムの条件4』
2005年5月、岩波書店、部分執筆


『従軍のポリティクス』
2004年7月、青弓社、部分執筆


『二十三時的』
2002年11月、スイッチパブリッシング

『電視的』
1997年12月、太田出版

『ロシアより愛をこめて』
1995年3月、筑摩書房

『世紀末モスクワを行く』
1994年12月、パルコ出版

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