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海老蔵の酒場喧嘩がそんなに重大事かよ?

『報道再生 グーグルとメディア崩壊』 (角川oneテーマ21)
101214kanehira.jpg

 今、コネチカット州に取材に来ている。New Havenという町は、エール大学を中心に栄える静かな町だ。日本から物理的距離を置けばおくほど、さらに過剰な内向き競争から離れれば離れるほど、日本のメディア界で起きていることの「特殊性」が浮き上がって見えてきて、精神的にはクスリになる。話は変わるが、先日、本当に久しぶりに、数年ぶりくらいにソウル・フラワー・ユニオンのコンサートをみた。ゲスト出演する大熊ワタルさんから「見に来ませんか」とのお誘いを受けたので、仕事の生放送が終わってから1時間遅れで会場に入った。その会場は熱気に包まれていた。何とそこに伊丹英子がいた。彼女はイギリスにいたような気がしていたのだけれど。今は沖縄の宜野湾に住んでいるとかで、ステージの上でこんなことを言っていた。「沖縄の海は軍艦だらけよ」。米韓合同演習や、日米合同演習などの演習という名の緊迫したオペレーションが進行中で、沖縄の海にも変化が起きているのだ。それを受けて、ステージ上で変わらぬ元気印の中川敬が「沖縄は軍艦だらけ、日本は海老蔵だらけ。なんか操作されているよ」。中川敬が言う意味はわかるが、メディアは今や操作の主体なんかにはなっていない。むしろメディアも情報の受け手も<共犯的に>それを盲目的に求めているのだ。思い起こしてみよう。朝青龍、草なぎ君、のりピー、そして海老蔵。バッシングの構図が見事なほどに共通していないか。国技の頂点に立つ横綱が品格を欠いていないか。国民的アイドルの行為としていかがなものか。かつての清純派タレントの薬物汚染はいかがなものか。歌舞伎界のプリンスが何と言うことをしてくれたんだ。僕はそれぞれの出来事がニュースではないと言っているのではない。ただ必要以上にそれがメディアによって追及されすぎていないか、オーバーキルではないか、と思っているところがある。実際、海老蔵の酒場での喧嘩がそんなにニュースとしての公益性があるのか、と。消費財としての価値は大いにあるのだろう。それらは国民が抱えているフラストレーションのはけ口になっている所もある。あいつらは思いあがっている。ざまあみろ、と。でも、そんなことばかり繰り返していていいのだろうか。こういうことを言うことがメディアの世界では今や少数派の極致、いや暴論とさえ言われかねない。でも、限られた放送時間、限られた紙面のなかで、海老蔵取材に費やされる膨大なエネルギーによって、追いやられる貴重な取材の機会があるのだ。そのことに十分に自覚的であろう。

 おしまいに本の宣伝。河内孝さんとの共著で角川ONEテーマ新書で『報道再生』が12月10日に発売されました。メディアの崩壊情況の中で、あえて再生というタイトルを掲げました。ぜひともご一読を。

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ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

同意します。
民法のニュースばかりでなく、NHKでもトップニュースで「海老蔵事件」を取り上げる異常さは何なのだろう?
この国のメディア(国民?)は、誰かを叩いていない時がすまないのだろうか?

地上波テレビを殆んど見ないが、ボコボコにされていると云われて
いる、顔がどんなものかと、会見
に合わせてテレビをつけたが、期待?に反して普通の顔で登場されたので、それまでの報道は何だったのか・・と疑問に感じたが、それ以上考える事が馬鹿らしくなり
スイッチオフで終わりでした
一方、小沢イジメは来年も続き
一人の人間の人権が国家権力と
オリジナル民主党の裏切り共から
滅茶クチヤにされかかっています
アウン・サーチ、りゅう・ぎょうはの人権を語る前に、小沢さんを
救うのが先ではないか!

日本のマスコミは本当にヒステリックだ。海老蔵事件などは毎晩どこかの飲み屋で発生する酒飲みの喧嘩である。ただ歌舞伎界のホープである海老蔵だから大騒ぎをしているのかもしれないが、だからと言ってたかだか傷害事件で相手の顔写真や名前まで公表される、しかも酒の席の喧嘩などどちらが良い悪いなんてのは判断付きかねる事は当然である。
この件でのマスコミの膨大な記者の人件費の無駄使いを考えると、馬鹿げた国ニホンのマスコミは本当にお粗末そのものである。
もっと伝えるべきニュースは有る筈だ。

金平氏のいう一連のバッシングは、誰でも最初は「ざまあみろ」的に眺めてもいたが、さすがにもう「ちょっとやりすぎじゃないか」という意見も多くみられてきた。にもかかわらず大手メディアのバッシング報道は終わることがない。売れると思って叩くのだろうが、食傷気味の上気分が悪くなる一方。それが横並び報道となると、もうテレビのスイッチを入れる気にも、新聞を開く気にもならない。大手メディアのバッシング報道は、自らの首を絞める行為に等しい。

 海老蔵が酒場で殴られて、顔がゆがんでいたとか。しかし、見たわけではないので、実際にはどうなのか分からない。
 わからないのに噂や伝聞で決めつけるのはよくない。マスコミも叩く対象があると「毎日叩く」。テレビのその熱心さは、正義気取りで、偏向報道は海老蔵の顔以上に歪んでいる。
 そういえば、村木厚子さん無罪の時期も、「押尾裁判」をテレビはていねいに流していた。大阪検察の前田検事の偽造証拠作成発覚も、日テレの朝のトップニュースは谷敬氏死亡報道だった。わたしは、司法の偽造作成、村木裁判無罪がトップニュースと思うが。何がニュースバリューか、報道の客観性とか、正確さ、対立する問題の双方の意見の紹介とかが欠けていて、ことごとく偏向に満ちている。
 ゆがみのない、権力に迎合せず、可能な限り客観的に報じるメディアがあれば、現状のマスコミに不満な人々は、そういうニュースを欲していると思う。電子書籍が台頭しているくらいだから、安い契約で電子新聞が出てくる日も近いと思う。そうなれば既成の新聞購読をやめる人が続出か。
 いや、夢ではない。このままでは、新聞の質、テレビの質に不満な人が増えるだろう。

そう、日米合同演習、私は昨日のBBCのニュースで知りました。
かつてない、最大規模の軍事演習と言ってました。
何でだ!韓米の時は大々的に報道してたのに。
「沖縄の海は軍艦だらけだと」
なるほどこれだ!岡田が死に物狂いで、小沢さんで騒いでいるのは、そうか、カモフラージュだったんだ。

金平茂紀さん

【海老蔵の酒場喧嘩がそんなに重大事かよ?】にも【メディアの崩壊】という現状認識にも、当然に賛意を表しますが‥、問題の真因は其処ではないのかも知れませんよ。

金平さんに賛同している私にも理解はできないが‥、
今日(12/14)のニュースでは、海老蔵問題を取り上げた週刊誌が軒並み販売部数を大幅に増やしているらしい。このニュースは海老蔵問題を切り口にしてメディア問題の核心に迫るのは無理だろうことを示唆していると。

私見では、「メディア問題の核心」は「企業の広告宣伝費」を挟んで、メディアと企業(言わずもがな、大企業)の広報担当との「馴れ合いやや凭れ合いの関係」にある。
「馴れ合いや凭れ合いの関係」が国益や全ての価値を喪わせる仕掛けであることは、日本人は厭!という程に味わって来た筈だが、未だ理解されていないということでしょう。
Pls think about it.

テレビでの海老蔵話を一切目にしてないので、どれだけ大騒ぎになってるのかよくわからないのですが、のりぴーの時に記者が追いかけたり、ヘリで車を追跡しているの(確かTBSだったと思います。。)を見て、開いた口が塞がらなかったのを覚えています。

そろそろ、なぜそういう事件が起きるのか深堀するような報道があってもいいですよね。もう、ほとんどの人達はいわゆるそういう報道の仕方に心底うんざりしていて、はけ口どころか気持ちが悪くなっていて、マスメディアが世の中に暗鬱たる空気をまき散らしているという事に早く気付いて欲しいです。
それと、政治などの世界だけでなく、経済界、芸術系、スポーツ系、、とあらゆる方面の人達がそれぞれの事象において「マスコミが悪い」と言っていますよ。それこそ流行語大賞かも?笑
例えば、フィギュアなんかでも一定の選手以外の選手たち(特に日本が多い)がいくらがんばっても点数が伸びない事などちゃんと調べて抗議的な報道するなりして欲しいですよ。絶対おかしいですから。結構いろいろな面で日本が不利な立場にされることって多いですから。

金平さんはマスコミの中で少数派なんだ! 通りでTBSの『報道特集』が骨っぽくなってきたのかな?
それにしてもマスコミの劣化は酷く、『マスゴミ』になっってしまったのは既得権益集団のコントロールがうまくいっているからだろう。
テレビも新聞も見なくなったが、ネットの世界だけではまだまだ微力なのが口惜しい。

どうでもいい話です

週刊誌とかスポーツ紙には
格好のネタなんでしょうが
あとワイドショーとかも

歌舞伎の文化継承者の事件、と
いう意味では重大なのかも知れませんが

が、ハッキリ言って、知ったことでは無い

テレビは真実や核心外して報じる詐欺メディア

そう私は思っているから、報道や討論番組は見ないようにしているが、12月14日のTBS「朝ズバ」での森ゆうこの弁論は素晴らしかったという。
 その話題でネットの森ゆうこ関連スレッドは沸騰しているのである。優秀で勇敢な政治家の言論だ、と高評価だ。まさに、これこそネットの知的な部分の総意かもしれない。
 みのもんた、与良正男、杉尾秀哉、高木美也子らの五人衆による集中攻撃を一人で論破し、20分間の生放送の討論を堂々の独演会に変え、視聴者を圧倒的に説得した。
森ゆうこ議員は素晴しい!

海老蔵報道は、マスメディアの魂胆が見え見えです。「国会終わったし、野球・相撲・Jリーグも無いし、北朝鮮もおとなしそうだし、大衆が喰いつきそうなネタがないなあ。どうしようかなあ。どうでもいいけど、海老蔵でも祭りあげるか。」という感じです。
毎年この時期には、同じようなことしてます。

老蔵の酒場喧嘩を新聞もテレビも頻繁に取り上げている。今の国民の感心事の程度がこの程度と思えば仕方が無い。

北朝鮮の砲撃時にもお笑い番組を垂れ流していたテレビ局が有ったくらいだ。

 蓮舫氏程度を総裁候補と持ち上げ、参院議員を任期途中で辞職し、衆院選への鞍替えを取り上げる愚かなマスコミもいる。

もっとも管さんでも仮免許で総理の真似事が出来るのだから、蓮呆でも、小泉Jrでも総裁になれると思っても不思議ではない。

蓮呆が総理になった日には日本は滅びる時でしょう。

それにしても今の管支持の民主党議員は酷い。未だに政治の金が支持率低下と思っている。

衆院選挙で小沢氏が政権交代をしたのを忘れたか?

一日でも早く、原口・森ゆ子・川内氏などの様に勇気ある議員が出てこないか・・・・。


静岡8区は金だけは陸山会から頂戴し、空き管を支持する愚かな議員がいる。次回は絶対に落選するでしょう。

落選させねばならない。

エビゾウの喧嘩なんかは、どうでもいい。

そんなことより、元暴走族と云う男、そして暴走族。
麻布・六本木・渋谷・・・
このあたりで頻発する事件には、注意を払うべきではないのか。
ここのところ、変な事件が多すぎる。

ソウル・フラワー・ユニオンのくだり、随分すっきりと書いていらっしゃいますが、伊丹英子と中川敬、ここ数年、辺野古の反基地闘争に深く関わっており、辺野古の浜で『Peace Music Festa』を主催したりしています(マスコミはスルーしますが)。パレスチナ難民キャンプ、東ティモール独立式典でのライヴなどなど、常に音楽のレベルを上げながらも、現場で鳴らし続ける彼らのようなロックバンドにもぜひ注目して下さい。

>金平様出演の報道番組興味深く拝見しています。

・国家国民がひとつの方向に向かった。凄いと思いました・・・・
韓国の国家総動員の防災ではなくて、対北朝鮮に対抗する擬似防衛戦争の避難訓練のテレビ放映は物凄いインパクトがあった。日常の生活ラインが完璧にストップして、総ての国民が地下に潜る・避難する。地上の交通機関は総てが止まり国民の経済活動が停止した状態なのです。いかに韓国国民の北に対する戦争の脅威が非日常ではなく他人事ではなく現実的な問題であること如術に物語っていた。

一方において国民が戦争の脅威を国民全体で共通認識、共有することは、国を挙げて共通の目的を達成する為に方向性を同一にする民族性の動きを見ることができた。現在の韓国企業が国際間の熾烈なグローバルな競争にあって確実に日本を追い越す一体となった国民性の動きをうかがう事ができる。
 

英語教育・インターネットの普及率・国を挙げての経済政策が時の政権によって強烈に進められるのは、北に対する脅威が国民の共通認識になっている所にあるかも知れないと勝手に想像した。今回の延坪島への北の砲撃事件が起こした韓国国民の戦争への共通意識は、覚醒が再登場したのではなく、長い間の南北分断で意識せざるを得なかった同房民族間の国家間の対立の厳しさの中から蓄積されたものだと思った。

そのように考えると米国と軍事同盟を結ぶ安全保障条約の中身でも、その現実的な解釈において日韓の国民で大きく異なることを思う。 長い間 非主体的に米国の圧倒的な軍事力の庇護のした下、軍事防衛の政策を行ってきた日本と韓国の自主防衛の政策の違いがあることが分かった。今回の事件で韓国の若い人たちが積極的に軍隊への参加、徴兵に自主的に応募してきたことは、国民感覚として戦争の罪悪を問う前に国民が一体となって行動する危険性も内含しているようです。


翻って我が国の現実を振り返ると平和そのものです。惰眠の国とは言い過ぎかも知れませんが、国民の生活第一と民主政権がスタートをきりながら、政治の現実は北と南で中国とロシの意欲的な神出鬼没な島巡りが起こり、対応しきれない日本政府は国家間の政治問題にあたふたとする。 国内では長期に及ぶ小沢の政治とmoneyを題材とし非国民のメディアと検察によって演出されたマガイモノ、見たくもない非生産的な小沢政治劇を官・報・民・出演の陳腐な合作大衆劇をみせられる。


方や国民はエビゾウ君代表されるワイドショウのテレビメディアの芸能事件活劇に一喜一憂する平和な国です。 時たま思い起こしたようにオキナワの普天間マリンが飛び出し、小沢が先か、日米安保が先か、経済の雇用創出が先か、混迷平和の国日本です。
そんな日本国から日韓の軍事の協力の申し出があったとしても、おいそれと戦争の、生死の緊張の真只中にいる韓国国民が応じる訳がありません。自前日本国内の雑多な問題を解決して初めてまともな軍事と政治の人的な交流が可能だと言われているような韓国の動きです。

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Profile

金平茂紀(かねひら・しげのり)

-----<経歴>-----

1953年北海道旭川市生まれ。1977年に在京の民間放送局に入社、以降、一貫して報道局で、報道記者、ディレクター、プロデューサーをつとめる。「ニュースコープ」副編集長歴任後、1991年から1994年まで在モスクワ特派員。ソ連の崩壊を取材。帰国後、同局で筑紫哲也氏がアンカーマンをつとめるニュース番組のデスクを8年間つとめる。2002年5月より在ワシントン特派員となり2005年6月帰国。報道局長を歴任後、2008年7月よりアメリカ総局長としてニューヨーク勤務。コロンビア大学東アジア研究所の客員研究員。2010年9月に帰国。10月より同局「報道特集」キャスター兼TBSテレビ執行役員。

BookMarks

-----<著書>-----

ブログが本になりました!
↓ ↓ ↓

『NY発 それでもオバマは歴史を変える』
2010年11月、かもがわ出版


『報道再生 グーグルとメディア崩壊』
2010年12月、角川書店


『報道局長業務外日誌』
2009年6月、青林工藝舎


『米原万里を語る』
2009年5月、かもがわ出版、共著


『テレビニュースは終わらない』
2007年7月、集英社

人気のWeb日誌、出版!
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『ホワイトハウスから徒歩5分』
2007年6月、リトル・モア


慶應義塾大学出版会、部分執筆


『ジャーナリズムの条件4』
2005年5月、岩波書店、部分執筆


『従軍のポリティクス』
2004年7月、青弓社、部分執筆


『二十三時的』
2002年11月、スイッチパブリッシング

『電視的』
1997年12月、太田出版

『ロシアより愛をこめて』
1995年3月、筑摩書房

『世紀末モスクワを行く』
1994年12月、パルコ出版

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