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音楽はいのちをかけるに値するものだ

畏友Yさんから渡された旧作の日本映画のビデオをみる。ひどく感動した。『独立少年合唱団』(2000年)だ。ストーリーの舞台設定は、1970年代初頭の群馬県あたりの(?)キリスト教系全寮制男子中学校。見始めてしばらくは、ああ、これも、怪物=モンスターとしての「過激派」を、わかったように描いた作品かもなあ、と思いきや、そうではなくて、変声期の少年の不安定な<叫び>と、あの時代の不安定な<叫び>が共振している、とてもすぐれた作品だと実感、ぐんぐん引き込まれていってしまった。こういう日本映画もあったんだ、と。何でDVD化もされていないんだろう。どうでもいいくだらない映画がDVD化され尽くしているのに。『独立少年合唱団』、見方によっては、もうひとつの『連合赤軍』(若松孝二)的映画ともとれるし、大昔のせつない青春映画『帰らざる日々』(1978 藤田敏八)的映画ともとれる。ボーイソプラノのヤスオ役の藤間宇宙の演技の狂気が素晴らしい。そう、音楽はいのちをかけるに値するものだ。『サイゴン・タンゴ・カフェ』 → 坂本弘道 → シカラムータ → 『チューバはうたう』 → 『独立少年合唱団』→ のつらなりでの結論。

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Profile

田原総一朗(たはら・そういちろう)

-----<経歴>-----

1934年、滋賀県彦根市生まれ。
早稲田大学文学部卒。
岩波映画製作所、テレビ東京を経て、77年フリーに。
テレビ東京時代の連続番組「ドキュメンタリー青春」で、取材対象者に肉薄する独特のインタビュー手法で注目を浴びる。
現在は政治・経済・メディア・IT等、時代の最先端の問題をとらえ、活字と放送の両メディアにわたり精力的な評論活動を続けている。
テレビジャーナリズムの新しい地平を拓いたとして、98年ギャラクシー35周年記念賞(城戸又一賞)を受賞した。
2002年より母校・早稲田大学で「大隈塾」を開講。塾頭として未来のリーダーを育てるべく、学生や社会人の指導にあたっている。

-----<出演>-----

『朝まで生テレビ!』
(TV朝日、毎月最終金曜25時?)

『サンデープロジェクト』
(TV朝日、毎週日曜10時?)

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