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本日午後5時過ぎNHKラジオ

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突然ですが(いつも突然ですが)、本日午後5時過ぎからのNHKラジオ(第一)「いきいきホットライン」という番組に、ナマ出演します。今週のテーマは「もっと学びたいですか?」で、本日は「農業を学びたいですか?」。

例によって最初は「07年問題とからめて、団塊世代の帰農やふるさと回帰について話してほしい」と依頼されたのですが、またまた例によって「いま、注目すべきは若者世代の農的ライフスタイル創造の動き」といって、若者中心の編成になりました。6時少し前までの放送ですが、お時間とラジオのある方はぜひお聞きください。

下記は2005年8月の増刊現代農業「若者はなぜ、農山村に向かうのか」の編集後記ですが、おおむね、こんな話をしてこようと思っています。またCD持参で、昨年、宮崎県日南市で「第12回全国棚田(千枚田)サミットが開催されたときのテーマソング「棚田へ行こう!」ほかもかけていただきます。同曲は初の全国放送だそうです。子供たちの歌声が感動的です!

【編集後記】

 農山村、とくに山村に向かう若者が増えていることに気づきはじめたのは今年になってからのことだった。年齢を聞けば圧倒的に32歳前後。これをひそかに「32歳ライン」などと称し、若者たちの後を追いかけてみた。すると当初想像していた以上の数の若者が、想像以上の「仕事」を農山村につくり出していた。その仕事とは、戦後60年、「ふるさと」を守り抜いた祖父母世代の知恵や技を、その消滅のスピードと競い合うかのように受け継ぎ、都市生活者や次世代の子どもらにも引き継いでいくこと。まるで農山村の文化総体の継承を仕事としていたのである。

 その「32歳ライン」の若者たちの両親の多くがいわゆる「団塊の世代」であり、彼らが「団塊ジュニア」と呼ばれていることや、また彼らが大学を卒業するころ雇用についての経済界の方針転換があり、雇用状況が最悪だったことを知ったのはずっと後になってからのことだった。「しばらくようすを見よう」と大学院に進学したり、他学部に転じたり、あるいは海外に留学した若者たちも多かったのではないか。しかし好転はしなかった。

 だが、大津耕太さん・吉田愛梨さんが「いい大学を出ても、希望通りの職に就けず、たとえ就職しても『終身雇用』などという概念は、はじめから私たちにはなかった」と書いているように、若者たちは状況への批判にエネルギーを割くのではなく、問題は「自分が何をしてどんなふうに生きていきたいのか」だと農山村へ向かった。そこにはそれを教えてくれる祖父母世代がいた。

 彼らが多感な時期を過ごした90年からの10年、国や自治体は「夢よもう一度」と、いたずらに景気刺激をくり返し、公共事業の拡大につぐ拡大で1000兆円にものぼる借金をつくった。結果は市町村合併。すなわち農山村からの行政の撤退。だが若者たちは農山村に向かった。そして「かみえちご山里ファン倶楽部」のように「自給に根ざした自治」の時代を拓こうとしている。しばらくは農山村に向かう若者たちに「ついて行く父親」ならぬ「ついて行く編集者」でいたい。(甲斐良治)


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先週の日曜日(24日)NHK放送センターすぐわきの代々木公園けやき並木で開かれた若者たちのアースデイマーケット東京朝市。NHKさん、こんな動きに気づいているかなあ……。

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Profile

甲斐良治(かい・りょうじ)

-----<経歴>-----

1955年宮崎県生まれ。
九州大学経済学部卒。
社団法人・農山漁村文化協会(農文協)「増刊現代農業」編集主幹。
『定年帰農 6万人の人生二毛作』『田園住宅 建てる借りる通う住まう』『田園就職 これからは田舎の仕事が面白い』『帰農時代 むらの元気で「不況」を超える』の「帰農4部作」で、1999年農業ジャーナリスト賞受賞。
その後も『青年帰農』『団塊の帰農』『若者はなぜ、農山村に向かうのか』などの「帰農シリーズ」で新しい農的生き方を追究するとともに、「地元学」(ないものねだりではなく、あるもの探し)による各地の地域づくりにかかわる。
都市と農山漁村の共生・対流推進会議運営委員、100万人のふるさと回帰支援センター・里山帰農塾講師。
建築家・石山修武氏、民俗研究家・結城登美雄氏と「21世紀型農村研究会」05年に結成。

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