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社会保険料の食生活連動制?

神門善久『日本の食と農 危機の本質』(NTT出版)という本を読んでいたら、著者ご本人が「ビスマルクが世界に先んじて年金制度を導入したような、社会的発明」と自賛する「社会保険料の食生活連動制」という「提言」があった。

どんな発明かというと、「子供の食生活を正すためには、まず大人(親)が食生活を正さなくてはならない」。

うん、それは私も正しいと思います。だから、「増刊現代農業」でも、『おとなのための食育入門』というのを出しましたし、先だっては鹿児島県で「鹿児島・大人のための食育セミナー」という催しも開かれるなど、「おとなの食育」の動きは広がっています。

「食育などでいくら情報を提供したとしても、食生活の改善は期待できない」。

えっ、じゃあ、どんな方法が……?

「現実的な対応としては、社会保険料(介護保険を含む)に食生活を連動させることを提唱したい。自治体ごとに、連動用の予算枠を設け、食生活のよい家庭の保険料の全部ないし一部を肩代わりするのである。場合によっては全額以上、つまり報奨金を払ってもよい。食生活がよければ健康を害する危険性が減る(看護や医療のための社会的負担が減る)わけだし、将来世代への恩恵にもなるから、この発想は理にかなっているだろう」

でも、どうやって各家庭の食生活を把握するんですか? 

「消費者に証明責任を分担させる必要がある。幸い、現代はインターネットやデジタル・カメラなど記録用の技術はずいぶんよくなっている。虚偽をしないよう、抜き打ち的な監視を行政が担当し、通常の記録は消費者に負担させる。証明責任を分担しない消費者には、高い保険料を払ってもらう」

その家庭の食生活がよいかどうかは、どう判断するんですか?

「食の安全・安心に万人が納得する基準がないのと同じように、何がよい食生活なのかも、人によって判断が異なるだろう。だからこそ、市民参加で討論をしていく必要がある」

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ちなみに神門氏は総合規制改革会議の農業班専門委員も務められた明治学院大学経済学部教授(農業経済学)。『日本の食と農』は「サントリー学芸賞受賞!」という帯がついているので、トンデモ本ではないようです?

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コメント (1)

たばこ呑みが健康保険の足を引っ張っているのと同類ですな
 マリファナの形態代用で非合法なので しかたなくニコチンを吸っている人が多いのではないでしょうか

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Profile

甲斐良治(かい・りょうじ)

-----<経歴>-----

1955年宮崎県生まれ。
九州大学経済学部卒。
社団法人・農山漁村文化協会(農文協)「増刊現代農業」編集主幹。
『定年帰農 6万人の人生二毛作』『田園住宅 建てる借りる通う住まう』『田園就職 これからは田舎の仕事が面白い』『帰農時代 むらの元気で「不況」を超える』の「帰農4部作」で、1999年農業ジャーナリスト賞受賞。
その後も『青年帰農』『団塊の帰農』『若者はなぜ、農山村に向かうのか』などの「帰農シリーズ」で新しい農的生き方を追究するとともに、「地元学」(ないものねだりではなく、あるもの探し)による各地の地域づくりにかかわる。
都市と農山漁村の共生・対流推進会議運営委員、100万人のふるさと回帰支援センター・里山帰農塾講師。
建築家・石山修武氏、民俗研究家・結城登美雄氏と「21世紀型農村研究会」05年に結成。

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