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    <title>神保哲生の「マル激トーク」</title>
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    <updated>2010-03-13T15:15:19Z</updated>
    
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    <title>マル激スペシャルウィークin沖縄</title>
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    <published>2010-03-13T15:01:10Z</published>
    <updated>2010-03-13T15:15:19Z</updated>

    <summary> マル激トーク・オン・ディマンド 第465回（2010年03月13日） マル激ス...</summary>
    <author>
        <name>神保哲生</name>
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        <![CDATA[<p><img alt="マル激" src="http://www.jimbo.tv/marugeki_465_jm.jpg" width="150" /><br />
<a href="http://www.videonews.com/"><strong>マル激トーク・オン・ディマンド</a><br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/461470/001388.php"><Font Color="#ff0000">第465回（2010年03月13日）</font></a><br />
<Font Size="4" Color="#0000ff">マル激スペシャルウィークin沖縄</font><br />
</strong></p>

<p><!--a href="http://www.videonews.com/asx/marugeki_backnumber_pre/marugeki_463_pre.asx">プレビュー</a--></p>

<p>　今週のマル激トーク・オン・ディマンドは、マル激スペシャルin沖縄と称して、神保、宮台の両キャスターが沖縄を訪れ、現地のキーパーソンたちとシリーズで「普天間基地移設問題」を始めとする沖縄をめぐる様々な論点を議論した。</p>]]>
        <![CDATA[<p>　まず、トップバッターとして、神保、宮台両キャスターは沖縄出身の民主党衆議院議員の玉城デニー氏を、沖縄市に訪ねた。一年生議員ながら、名護市長選の結果を「斟酌」する必要は無いと発言した平野官房長官に噛みつくなど、物申す沖縄選出議員として知られる玉城氏は、沖縄からみた「東京政治」のおかしさを厳しく指摘した。米兵と日本人女性の間に生まれ、父親を知らずに育ったという自身の出自にも触れながら、政府が沖縄に基地負担を求めるのであれば、それがどのような安全保障論に基づくものなのかをはっきりさせることが必要だと主張する。さしたる明確なビジョンもないまま、単に負担だけを沖縄に強いる現在の米軍基地のあり方が沖縄からいかに不合理なものに見えるかを、玉城氏の歯に衣着せぬ発言が浮き彫りにする。</p>

<p>　次に、マル激は、建築家ながら平和運動家として長年にわたり独自の活動を続けてきた真喜志好一氏の那覇の事務所を訪れた。真喜志氏は辺野古に新たな海兵隊の基地が建設された時、米軍はそこにオスプレイという新型の航空機を配備する計画があることを、独自の調査で突き止めた。しかし、真喜志氏がその事実を明らかにした直後に、その情報は米国防総省のホームページから削除され、実際には今日にいたるまで、米側からも日本政府側からも、オスプレイの配備計画は発表もされていないし、確認もされていない。しかし、オスプレイはこれまで事故が多く、騒音も従来のヘリコプターよりも大幅に大きくなるため、オスプレイ配備が事前に明らかになれば、沖縄で大反対運動が起きることは必至だ。そうした重大な事実を隠したまま、今も続く「普天間の代替地探し」の虚構に、沖縄の人々はとうに気づいていると真喜志は言う。</p>

<p>　真喜志氏はまた、米国防総省は既に1960年代から辺野古に軍港を含む大型の基地を建設する計画を持っており、この「普天間基地移設計画」は、米側から見れば、老朽化した普天間をかねてから希望していた辺野古の新しい基地へと差し替える良い機会に過ぎない、と指摘する。にもかかわらず、日本政府はこれを、危険な普天間基地の返還を実現するためのやむを得ない代償として国民に説明してきた。</p>

<p>　真喜志氏は更に、沖縄本島北部の東村高江で進められている米軍ヘリパッド建設も、オスプレイの練習施設になることを、豊富な資料をもとに説明する。</p>

<p>　その後マル激は、元『噂の真相』の編集長で、6年前に同誌を休刊させた後、沖縄に移り住んだ岡留安則氏を、岡留氏が沖縄で居城としている那覇の居酒屋「瓦屋」に訪ねた。沖縄移住以来、ゴルフ三昧の悠々自適な生活を送っているという岡留氏だが、今や伝説の雑誌となった噂の真相亡き後、メディアの劣化が更に進み、いよいよタブーに挑戦するメディアが一つも無くなったと嘆く。</p>

<p>　その後インターネットやツイッターなど新しいツールの登場で、噂の真相と同じようなことが、遙かに安価にできるようになったことを指摘する岡留氏は、いずれ何らかの形で噂の真相を復活させる計画にも触れる。</p>

<p>　続いて神保、宮台両キャスターは、今回の基地移設問題の発端となった普天間基地を抱える宜野湾市に伊波洋一市長を訪ねた。伊波氏は独自の調査で、アメリカが沖縄駐留中の海兵隊をほぼ丸々グアムに移す計画を持っていることを、アメリカの様々な公文書を通じて明らかにしている。普天間の海兵隊を移す先として辺野古に基地が必要とする日米両政府の主張は、実は中身が空っぽなのではないかというのが、伊波氏の主張だ。実は伊波氏はそのことを民主党政権の中枢に伝えるために、12月に上京しており、その際にビデオニュースでも短い緊急インタビューを行っているが、このたびその話をより詳しく聞いた。</p>

<p>　真喜志氏の話と伊波氏の話を併せて聞くことで、現在の「普天間基地移設問題」がいかに虚構に満ちているかが、次第に明らかになっていった。</p>

<p>　同じ日の夜、われわれは沖縄音楽をベースに世界に向けて新しい音楽を発信し続けるりんけんバンドのリーダー照屋林賢氏を北谷の林賢氏のスタジオ「アジマー」に訪ねた。照屋氏が語る沖縄音楽とそのルーツへの熱い思いに、自分たちの音楽と共同体を守り通して来た沖縄への誇りと、それをとうの昔に失ってしまった本土が、様々な不合理な要求を突きつけている構図の背後にある、憧憬と差別の混じった感情を感じ取らずにはいられなかった。</p>

<p>　佳境を迎えた沖縄取材は、少女暴行事件に端を発する沖縄の激しい怒りを背景に、当時の橋本政権がアメリカから普天間基地の返還の合意を取り付けた当時の沖縄県知事大田昌秀氏を氏の那覇の事務所に訪ねた。</p>

<p>　知事時代、米軍用地の強制収容の代理署名を拒否して沖縄の意思を明確に示した大田昌秀氏は、普天間返還が決まったその瞬間から、政府はその代替基地を提供することを念頭に置いていたのではないかと推測する。大田氏の懸念は的中し、その後普天間返還問題は辺野古への代替施設建設問題へと大きくシフトし、大田氏の知事選落選によって沖縄県が新基地計画を受け入れた結果、今日に至っている。</p>

<p>　大田氏は歴代の自民党政権は、最初から普天間に変わる海兵隊の基地を提供するつもりだったとの見方を示す。そして、アメリカ側は既に沖縄に兵力を置いておく必要性が無くなっているが、日本側がそれを強く望んでいるために、まだ一定の勢力が沖縄に残っているのではないかと主張する。それが思いやり予算であり、辺野古への新基地建設だと言うのだ。</p>

<p>　大田氏に知事時代に遡り、普天間移設問題が辺野古新基地建設問題にすり替わっていった経緯を聞いた。</p>

<p>　沖縄取材を締めくくる最後に、いわゆる沖縄密約の存在を裏付ける文書を米公文書館で発見した我部政明教授を那覇の琉球大学に訪ねた。</p>

<p>　奇しくもその2日前、日米密約問題に関する外務省有識者委員会の調査報告書が9日に公表され、4つの密約のうち3つが「密約」と認定されたところだったが、我部教授は密約が必要だった理由として、当時の日本政府の二枚舌外交を指摘する。つまり、日本はアメリカの軍事力にはすがりたいが、日本の世論がそれを許さないため、その間に齟齬ができる。そこを密約という形で、アメリカには「どうぞやってください」と言う一方で、日本国民に対しては「それはできないことになっている」と説明する、そんなことを繰り返してきたというわけだ。</p>

<p>　しかし、結局それは嘘をいかに隠すかということに他ならない。我部氏は、外務官僚が「国民をいかに騙すか」の一点にその能力を傾注してきたことに、怒りを隠さない。そして、その嘘をつき通す大前提に「最後は全部沖縄に押しつければいい」とする安直な考えがあったのではないか。</p>

<p>　我部氏に密約問題が露わにする日本外交の暗部と、沖縄問題との接点を聞いた。</p>

<p>マル激スペシャルウィークin沖縄</p>

<p>現在放送中>>>  （2010年03月11日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/461470/001386.php">沖縄密約と普天間移設問題の接点</a><br />
我部政明氏（琉球大学法文学部教授）<br />
 <br />
現在放送中>>>  （2010年03月11日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/461470/001385.php">普天間問題のボタンのかけ違いはここから始まった</a><br />
大田昌秀氏（元沖縄県知事） </p>

<p>現在放送中>>>  （2010年03月10日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/461470/001384.php">照屋林賢が語る　沖縄音楽とそのルーツ</a> <br />
照屋林賢氏（りんけんバンド・リーダー）<br />
 <br />
現在放送中>>>  （2010年03月10日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/461470/001389.php">普天間返還に代替基地は不要</a> <br />
伊波洋一氏（宜野湾市長） </p>

<p>現在放送中>>>  （2010年03月09日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/461470/001382.php">タブーに挑まずに何のためのメディアか</a><br />
岡留安則氏（元『噂の真相』編集長） </p>

<p>現在放送中>>>  （2010年03月09日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/461470/001378.php">もう沖縄は騙されない　　普天間移設問題の真相</a><br />
真喜志好一氏（建築家） </p>

<p>現在放送中>>>  （2010年03月09日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/461470/001379.php">『東京政治』への不信感の根底にあるもの</a><br />
ゲスト：玉城デニー氏（衆議院議員） </p>

<p>今週のニュース・コメンタリー<br />
•マル激スペシャルin沖縄から見えてきたもの<br />
•密約が露わにした日本の二枚舌外交の限界<br />
•温対法、痛み分けのなぜ？<br />
　官僚、産業界、組合のどれにも弱い民主党政権の限界</p>

<p><br />
関連番組<br />
マル激トーク・オン・ディマンド 第459回（2010年01月30日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/451460/001351.php">なぜ普天間問題がこじれるのか</a><br />
ゲスト：鈴木宗男氏（衆議院外務委員長） </p>

<p>マル激トーク・オン・ディマンド 第246回（2005年12月07日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/0241241250/000647.php">アメリカ依存から卒業するためにも憲法改正は必要</a><br />
ゲスト：石破茂氏（元防衛庁長官） </p>

<p>マル激トーク・オン・ディマンド 第156回（2004年03月19日） <br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/0151151160/000555.php">『噂の真相』的ジャーナリズム論と日本メディアの衰退</a><br />
ゲスト：岡留安則さん （『噂の真相』編集長） </p>

<p>永田町コンフィデンシャル 第10回（2007年08月07日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/nagata/001010/000303.php">沖縄の声は、未だ届かない</a><br />
ゲスト：下地幹郎氏（衆議院議員） </p>

<p>ニュース・コメンタリー （2010年02月27日） <br />
<a href="http://www.videonews.com/news-commentary/0001_3/001372.php">保坂展人リポート　普天間移設問題は普天間移設問題に非ず </a></p>

<p>ニュース・コメンタリー （2009年12月12日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/news-commentary/0001_3/001334.php">アメリカは本当に怒っているのか<br />
普天間移転問題で抜け落ちている論点</a> <br />
</p>]]>
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    <title>PIGS問題は本当に対岸の火事なのか</title>
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    <published>2010-03-06T14:12:04Z</published>
    <updated>2010-03-06T14:14:24Z</updated>

    <summary> マル激トーク・オン・ディマンド 第464回（2010年03月06日） PIGS...</summary>
    <author>
        <name>神保哲生</name>
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    </author>
    
        <category term="マル激" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.the-journal.jp/contents/jimbo/">
        <![CDATA[<p><img alt="井堀利宏氏（東京大学大学院経済学研究科教授）" src="http://www.jimbo.tv/marugeki_464_ihori.jpg" width="150" /><br />
<a href="http://www.videonews.com/"><strong>マル激トーク・オン・ディマンド</a><br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/461470/001375.php"><Font Color="#ff0000">第464回（2010年03月06日）</font></a><br />
<Font Size="4" Color="#0000ff">PIGS問題は本当に対岸の火事なのか</font><br />
ゲスト：井堀利宏氏（東京大学大学院経済学研究科教授）</strong></p>

<p><!--a href="http://www.videonews.com/asx/marugeki_backnumber_pre/marugeki_463_pre.asx">プレビュー</a--></p>

<p>　現在国会で審議中の2010年度予算案は、一般会計総額92兆円余り、うち国債発行額が44兆円超と、ともに過去最大規模となった。それに対して税収は1985年以来最低水準の37兆円にとどまる。国債発行額が税収を上回るのは何と1946年以来のことだという。</p>

<p>　国と地方を併せた債務残高が対GDP比で190％（OECDデータ）に達する日本の財政事情は、すでに先進国中最悪の水準にあり、数字上は先のG7でも財政難が懸念されたPIGS諸国（ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペイン）をも凌ぐ。特に日本の純債務残高の大きさは突出しており、2010年には対GDP比でイタリアを抜いて日本が世界一になるといわれている。少なくとも数字を見る限り、先頃暴動にまで発展したギリシャの深刻な財政危機も、対岸の火事と暢気に構えてはいられそうにない。</p>]]>
        <![CDATA[<p>　こうした不安に対して、経済学者で財政学が専門の井堀利宏東京大学大学院教授は、景気が多少悪化しても物価や金融システムが安定している日本では、もともと経済的に立ち遅れているPIGS諸国のように、直ちに危機を迎えるような状況にはないと言う。日本の国債の信用度はまだ十分に高いし、消費税が先進国の最低水準の5％に過ぎない日本にはまだ増税の余地がある。また、国債の国内保有率の高さや1400兆円にも上る家計部門の貯蓄残高の高さなども、PIGS諸国とは条件が異なる。<br />
　しかし、日本には、そうした優位性を打ち消して余りある決定的な悲観材料が、一つあると井堀氏は指摘する。それは、日本の高齢化のスピードが諸外国と比べてケタ違いに速いことだ。実は日本の財政悪化も急激な高齢化に負うところが大きく、その意味で日本の財政状況は相当に厳しいと言わざるを得ない。今後、経済成長も期待できない上に、団塊世代の高齢化で社会保障費が爆発的に増大するとなれば、財政破綻に見舞われる可能性も否定できないと井堀氏は言うのだ。<br />
　もし日本が財政破綻した場合、井堀氏は、かつてアルゼンチンで起きたようなデフォルト（債務不履行）は先進国の日本では起きないとしながらも、国債の信用度が急落し、買い手がいなくなるために金利が急上昇するという。そのため、それまで国債発行で賄っていた予算が新たに組めなくなり、急激な大増税や大胆な歳出カットをせざるを得ない状況に追い込まれる。サービスの低下や年金給付削減に加えて急な大増税ときたら、ギリシャのような社会不安を招きかねない。これが先進国における財政破綻の典型的な事例だと井堀氏は警告する。<br />
　団塊の世代が医療費の中心受給者となる10年後までに、できるだけ早く財政再建に着手し、財政健全化を図る必要があると言う井堀氏は、そのためにはムダの削減だけでは不十分であり、消費税の増税は避けて通れないと言う。<br />
　とはいえ、日本国内では消費税増税に対する異論は根強い。中でも、全消費者から浅く広く税を徴収する消費税には、低所得層の負担が相対的に大きくなる逆進性の問題があるからだ。<br />
　これに対して井堀氏は、一部の商品に対する税率を軽減したり、給付付き控除を導入することで、低所得者に対する逆進性を手当する方法はいくらでもあり、それだけで消費税を導入しない理由にはならないと説く。<br />
　悪化する日本の財政の現状を検証し、財政を再建するために何をしなければならないかを、井堀氏とともに考えた。 </p>

<p>今週のニュース・コメンタリー<br />
•温暖化対策基本法案に見る霞ヶ関文学の功罪<br />
•波紋呼ぶ原口総務相のツィッター<br />
•枝野行政刷新相が脱記者クラブ会見</p>

<p>関連番組<br />
マル激トーク・オン・ディマンド 第462回（2010年02月20日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/461470/001366.php">「政治とカネ」特集<br />
民主主義のコストと利益誘導政治の境界線はどこに</a><br />
ゲスト：富崎隆氏（駒澤大学法学部准教授） <br />
マル激トーク・オン・ディマンド 第438回（2009年08月28日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/431440/001216.php">これでもあなたは投票に行きませんか</a><br />
ゲスト：森川友義氏（早稲田大学国際教養学部教授） <br />
マル激トーク・オン・ディマンド 第401回（2008年12月06日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/0401410/000811.php">後期高齢者医療制度は必要だ</a><br />
ゲスト：土居丈朗氏（慶応義塾大学准教授） <br />
インタビューズ （2010年03月06日） <br />
<a href="http://www.videonews.com/interviews/001999/001376.php">津田大介氏（メディアジャーナリスト）インタビュー</a> </p>

<p>＜ゲスト　プロフィール＞<br />
井堀 利宏(いほり としひろ)東京大学大学院経済学研究科教授<br />
1952年岡山県生まれ。74年東京大学経済学部卒業。81年同大学大学院経済学研究科博士課程退学。同年ジョンズ・ホプキンス大学大学院でPh.D取得。東京大学経済学部助教授、同学部教授を経て96年より現職。著書に『「小さな政府」の落とし穴』、『誰から取り、誰に与えるか』など。 </p>]]>
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    <title>なぜ今、排出量取引なのか</title>
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    <published>2010-02-28T02:39:06Z</published>
    <updated>2010-03-01T05:49:10Z</updated>

    <summary> マル激トーク・オン・ディマンド 第463回（2010年02月27日）  なぜ今...</summary>
    <author>
        <name>神保哲生</name>
        <uri>http://www.the-journal.jp/mt/mt-cp.cgi?__mode=view&amp;blog_id=60&amp;id=53</uri>
    </author>
    
        <category term="マル激" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.the-journal.jp/contents/jimbo/">
        <![CDATA[<p><img alt="大野輝之氏（東京都環境局理事）" src="http://www.jimbo.tv/marugeki_463_ohno.jpg" width="150" /><br />
<a href="http://www.videonews.com/"><strong>マル激トーク・オン・ディマンド</a><br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/461470/001369.php"><Font Color="#ff0000">第463回（2010年02月27日） </font></a><br />
<Font Size="4" Color="#0000ff">なぜ今、排出量取引なのか</font><br />
ゲスト：大野輝之氏（東京都環境局理事）</strong></p>

<p><a href="http://www.videonews.com/asx/marugeki_backnumber_pre/marugeki_463_pre.asx">プレビュー</a></p>

<p>　この4月、東京都が国に先駆けて、ＣＯ２の排出量取引制度を立ち上げる。これは2005年にスタートしたＥＵのＥＴＳ、アメリカ北東部10州が2009年から実施しているRGGIに次ぐ、世界で3番目の本格的な排出量取引制度となる。一自治体の制度とは言え、東京都は国に置き換えると世界で15位の経済規模を持ち、それはオーストラリアよりも大きい。いよいよ世界は本格的な排出量取引の時代に突入したと言っていいだろう。</p>]]>
        <![CDATA[<p>　遅ればせながら鳩山政権も、自ら世界に向けて公約した2020年までの温室効果ガスの25％削減を実現するために、その基本政策をまとめた「地球温暖化対策基本法案」を今国会に提出する方針を明らかにし、目下その策定が大詰めを迎えている。しかし、基本法をめぐる議論の過程では、温室効果ガスの排出削減に大きな効果を持つと見られる排出量取引をめぐり、実効性のある制度を導入したい党内の環境政策推進派と、産業界や労働界の意向を代弁して制度導入に後ろ向きな姿勢を取る反対派の間で、激しい駆け引きが今も続いている。当初基本法には排出量取引を意味するキャップ・アンド・トレードの文言が含まれていたが、反対派の巻き返しに遭い、2月26日に発表された素案からはその文言が一旦は削除されている。その後、再度それが復活してはまた消えるといったことが繰り返されてているのが実情だ。ことほど左様にこの問題が揉めるのは、地球温暖化対策としてはこのキャップ・アンド・トレード実現の可否が大きなカギを握ることを、推進派も反対派も熟知しているからに他ならない。</p>

<p>　東京都の排出量取引の制度設計を主導した東京都環境局理事の大野輝之氏は、キャップのない排出量取引は排出量取引ではないと言い切る。そもそも排出量取引という言葉自体に問題があると大野氏は言う。通常これはキャップ・アンド・トレード、つまり排出量の総量規制（キャップ）と、それを満たした事業者と満たせなかった事業者の間でそれを取引するトレードの組み合わせだが、まず何よりも始めにキャップありきの制度であり、そのキャップを効率的に実現するために、トレードが存在するものだ。つまり、キャップ無き排出量取引というのは、主客逆転もいいところで、完全なる換骨奪胎に他ならない。</p>

<p>　国に先駆けて東京都が排出量取引の導入に踏み切る理由について大野氏は、地球環境の存続を考えれば、大量にエネルギーを消費し、好きなだけCO２を排出していいという時代が既に終わり、既にＥＵが域内排出量取引制度を実施しているほか、他の先進諸国でも取引制度導入に向けた動きが確実に広がってきている中、国の対策を待っていてはこうした流れに乗り遅れてしまうからだと言う。低炭素型社会への移行がすでに避けられない世界的な潮流である以上、排出量取引制度は、東京都の持続的な発展のためにも不可欠だというのが、大野氏の主張だ。</p>

<p>　しかし、排出量取引については、依然として懐疑的な見方も根強い。<br />
　まず、排出量をいくら取り引きしても、売り買いが繰り返されるだけで、排出量は減らないではないかとの指摘がある。しかし、これは単に誤解に基づく議論だと大野氏は言う。キャップによって排出量の総量を抑えることが、キャップ・アンド・トレードの大前提にあるからだ。</p>

<p>　また、排出権の取引が金融化を招き、第二のサブプライムローン問題のようにならないかとの懸念も根強い。これについては、実際に取引が始まることで「排出権」という名の新たな金融商品が生まれることは事実だが、それは株式や債券と同様に、一定の歯止めをかけることで、暴走を防ぐ措置をとればいい。金融商品化することで、市場が排出権の適正値を決めるようになることは、政府などが一方的にそれを決めるよりも好ましいとの見方もある。</p>

<p>　しかし、実際に排出権取引に最も強く反対しているのは、そうした誤解に基づく反対論よりも、そもそもキャップを受け入れたくない業界やその声を代弁する政治家や官僚たちだ。できることなら誰だって重い排出制限など課されたくない。しかし世界全体で2020年までに最低でも25％、2050年までに80％の温室効果ガスを削減できなければ、それよりも遙かに重いコストが人類にのし掛かる可能性を指摘したスターン報告を引くまでもなく、排出量の削減はもはや世界的な潮流であり人類共通の課題でもある。それを前提に、ＥＵは既に排出量市場の整備を進め、世界で主導権を確立しつつある。オバマ政権下の米国や豪州、隣国の韓国も続々と制度の導入に向けて準備を始めている。このままこの潮流に乗り遅れるようなことがあれば、日本がこれまで苦労して蓄積してきた高い省エネ技術の優位性さえも失いかねない。</p>

<p>　大野氏はむしろ削減義務を課すことが技術革新のインセンティブになり、また排出量取引のさまざまなノウハウを獲得することで、市場のルール作りという意味においても、優位な立場にたつことができるはずだと言う。キャップ・アンド・トレードの導入は産業競争力を弱めるどころか、むしろその強化につながるはずだと大野氏は主張する。</p>

<p>　東京都の取り組みを参照しながら、排出量取引の必要性について大野氏とともに議論した。<br />
（今週のマル激トークオンディマンド本編は、神保哲生、萱野稔人（哲学者・津田塾大学准教授）の司会でお送りします。） </p>

<p>今週のニュース・コメンタリー<br />
•保坂展人リポート　普天間移設問題は普天間移設問題に非ず<br />
•朝鮮学校を無償化対象から外すべきか<br />
•温暖化対策基本法が揉める理由<br />
•トヨタのリコール権限委譲を問う<br />
（今週のニュースコメンタリーは、神保哲生、宮台真司の司会でお送りします。） </p>

<p>関連番組<br />
特集<br />
COP15現地リポート <br />
特集<br />
気候変動関連番組 <br />
マル激トーク・オン・ディマンド 第455回（2009年12月26日） <br />
神保・宮台COP15現地報告：<br />
新しいゲームが始まった<br />
ゲスト：福山哲郎氏（外務副大臣）、飯田哲也氏（環境エネルギー政策研究所所長） <br />
マル激トーク・オン・ディマンド 第442回（2009年09月26日）<br />
温室効果ガスの25％削減は十分可能だ<br />
ゲスト：飯田哲也氏（環境エネルギー政策研究所所長） <br />
マル激トーク・オン・ディマンド 第379回（2008年07月05日）<br />
炭素税はＣＯ２排出削減の決め手となるか<br />
ゲスト：足立冶郎氏（NGO「環境・持続社会」研究センター事務局長） <br />
マル激トーク・オン・ディマンド 第368回（2008年04月19日）<br />
これでいいのか、日本の排出量取引 <br />
ゲスト：諸富徹氏（京都大学大学院経済学研究科准教授） <br />
マル激トーク・オン・ディマンド 第459回（2010年01月30日） <br />
なぜ普天間問題がこじれるのか <br />
ゲスト：鈴木宗男氏（衆議院外務委員長） <br />
マル激トーク・オン・ディマンド 第246回（2005年12月07日） <br />
アメリカ依存から卒業するためにも憲法改正は必要 <br />
ゲスト：石破茂氏（元防衛庁長官） </p>

<p>プロフィール<br />
大野 輝之おおの てるゆき<br />
（東京都環境局理事）1953年神奈川県生まれ。78年東京大学経済学部卒業。79年東京都入庁。都市計画局、政策報道室などを経て、09年より現職。共著に『低炭素都市　これからのまちづくり』など。 <br />
</p>]]>
    </content>
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    <title>「政治とカネ」特集民主主義のコストと利益誘導政治の境界線はどこに</title>
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    <published>2010-02-20T15:44:34Z</published>
    <updated>2010-02-20T15:49:22Z</updated>

    <summary> マル激トーク・オン・ディマンド  第462回（2010年02月20日） 「政治...</summary>
    <author>
        <name>神保哲生</name>
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        <![CDATA[<p><img alt="富崎隆氏" src="http://www.the-journal.jp/contents/jimbo/marugeki_462_tomisaki.jpg" width="150" /><br />
<a href="http://www.videonews.com/"><strong>マル激トーク・オン・ディマンド</a><br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/461470/001366.php"><Font Color="#ff0000"> 第462回（2010年02月20日）</font></a><br />
<Font Size="4" Color="#0000ff">「政治とカネ」特集<br>民主主義のコストと利益誘導政治の境界線はどこに</font><br />
ゲスト：富崎隆氏（駒澤大学法学部准教授）</strong></p>

<p><a href="http://www.videonews.com/asx/marugeki_backnumber_pre/marugeki_462_pre.asx">プレビュー</a></p>

<p>　小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体の土地取引をめぐる問題は、小沢氏自身が不起訴処分となったことで、とりあえずは収束の方向に向かっているかに見える。しかし、政権の中枢を揺るがした一連の事件が古くて新しい「政治とカネ」の問題をあらためて浮き彫りにした。<br />
</p>]]>
        <![CDATA[<p>　そこで今週のマル激では、政治とカネの問題を、根本から再考してみることにした。<br />
　まず、そもそも政治がカネまみれになる、つまり政治にカネがかかり過ぎたり、大量のカネが政治に注ぎ込まれると、どのような問題が生じるのか。</p>

<p>　計量政治学が専門で海外の政治資金制度に詳しい駒澤大学法学部の富崎隆准教授は、そこには２つのリスクがあると言う。一つは腐敗・汚職の危険性、そしてもう一つは政治への参入障壁だという。汚職や腐敗が民主主義の基盤を壊すことは言うに及ばないが、集めるお金の多寡によって政治参入の可否が決まることもまた、民主主義の平等原則に反する。</p>

<p>　そこで、政治にかけるおカネはどの程度なら適性で、それをどうやってコンロトールするかが、万国共通の課題となる。</p>

<p>　現在日本には、戦後アメリカの政治資金制度に倣って作られた政治資金規正法があるが、富崎氏は、今回の小沢事件を通じて現行の政治資金規正法の2つの問題点が明らかになったと指摘する。</p>

<p>　まず一つ目は、規正法自体が改正を繰り返す中で継ぎ接ぎだらけとなり、政治資金の管理・報告制度が非常に複雑怪奇なものになっているため、法に則って政治資金報告が公開されても、政治家の政治活動やお金の使い方の実態が簡単には見えてこないようになっている点だ。</p>

<p>　小沢氏の事件でも、政治資金が複数の政治団体の間を行き来したことが明らかになっているが、現行制度で政治資金の受け皿となる政治団体を事実上無数に作ることが可能になっていることが、政治資金規正法がザル法と呼ばれる所以の一つとなっている。</p>

<p>　二つ目の問題点として富崎氏は、こうした複雑怪奇な制度のありようが、政治資金の流れに恣意的な解釈を与える余地を与え、それが今回の小沢問題のように検察の介入を招く原因となっていることを挙げる。昨年政権交代が実現し、今後は政権選択が可能な政治状況になった今、政治資金問題も選挙も有権者の自由な選択に任せるものであり、政権とは別の国家機関が政治に介入することは相当に警戒すべきだというのだ。</p>

<p>　同じ理由で富崎氏は、民主党が公約している企業団体献金の禁止についても、否定的な見方を示す。企業や団体など特定の利益集団の献金も個人の献金と同じく、自由な政治活動の一つであり、それを禁止することは政治活動を著しく規制しかねない。また、規制の強化はむしろ脱法的行為を助長し、検察権力の介入の余地をさらに広げることになりかねないというのだ。</p>

<p>　そもそも政治家が特定の利益集団から献金を受け、その集団を代表して政治活動を行うことの何が問題なのか、と富崎氏は逆に問い返す。利益誘導政治は広い意味での代議制民主主義の本質であり、政治学的には利益集約と呼ばれる政治本来の機能の一部でもある。問題はその利益集約が特定の個人や団体のための個別的なものか、より普遍性があるかで妥当かどうかが分かれるのであって、全ての利益誘導を否定してしまっては民主主義そのものが成り立たないではないかと、富崎氏は問う。</p>

<p>　それでは政治とカネの問題の本質とはいったい何なのか。富崎氏は、まず何よりも政治資金の流れを透明化して、市民的なチェックが容易に可能になる状態を作ること。その上で、大前提として民主主義には一定のコストがかかることを踏まえ、自由な政治活動を保障するためにも、一定の政治資金を認め、それがある限度を越えたときに是正を図るような形にすべきだと富崎氏は主張する。そして、その限度がどこにあるかは、市民、つまり有権者が決めるべきだと富崎氏は言う。</p>

<p>　結局、政治とカネの問題は、カネの量が政治の質にどう影響を与えるかという問題であり、それは一概にどの規模が適正であるかは決められないということかもしれない。だからこそ富崎氏も、政治資金規正法は透明化を徹底させることが不可欠だと強調する。</p>

<p>　政治とカネの問題は民主政治の成り立ちと深く結びついている。アメリカでは言論の自由を妨げるとの理由から、政治資金の制限は至って甘い。政治資金を制限し過ぎると、活発な政治活動の妨げとなり、民主主義の弱体化につながる恐れもある。しかし、かといってそこを緩めすぎると、腐敗や汚職がはびこるリスクが増し、その一方で検察や警察が政治に介入する余地を与えることにもつながる。</p>

<p>　日本は今政治とカネの問題をどう考えるべきなのか。政治資金の国際比較なども交えながら、富崎氏と徹底的に議論した。 </p>

<p>今週のニュース・コメンタリー<br />
•小沢氏の政治資金報告書を会計士が見ると・・・<br />
•グリーンピース裁判で日本の司法が国際的関心事に<br />
•トヨタリコール続報<br />
•原口総務相が検察の裏金調査の意向</p>

<p>関連番組<br />
マル激トーク・オン・ディマンド 第437回（2009年08月22日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/431440/001212.php">権力が移動する時首相官邸で起きていること</a> <br />
ゲスト：武村正義氏（元内閣官房長官・蔵相） </p>

<p>マル激トーク・オン・ディマンド 第415回（2009年03月21日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/0411/000926.php">どのような政治活動を誰が負担すべきか</a> <br />
ゲスト：岩井奉信氏(日本大学法学部教授) </p>

<p>マル激トーク・オン・ディマンド 第363回（2008年03月16日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/0361361370/000766.php">公認会計士は、なぜ特捜検察と戦うのか</a> <br />
ゲスト：細野祐二氏（公認会計士） </p>

<p>インタビューズ （2010年02月19日） <br />
<a href="http://www.videonews.com/interviews/001999/001364.php">単式・複式簿記の違いが解れば小沢氏政治資金問題は氷解する<br><br />
細野祐二氏（公認会計士）インタビュー</a> </p>

<p>＜ゲスト　プロフィール＞<br />
富崎 隆（とみさ きたかし）駒澤大学法学部政治学科准教授<br />
1965年兵庫県生まれ。89年慶應義塾大学法学部卒業。95年同大学大学院法学研究科博士課程修了。清和大学法学部助教授などを経て02年より現職。共著に『日本の統治システム』、『現代政党の理論』など。 </p>]]>
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    <title>トヨタプリウスのリコールはあれでよかったのか</title>
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    <published>2010-02-13T15:09:46Z</published>
    <updated>2010-02-20T09:28:26Z</updated>

    <summary>マル激トーク・オン・ディマンド  第461回（2010年02月13日） トヨタプ...</summary>
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        <name>神保哲生</name>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.the-journal.jp/contents/jimbo/">
        <![CDATA[<p><img alt="廣瀬久和氏" src="http://www.the-journal.jp/contents/jimbo/marugeki_461_hirose.jpg" width="150" /><a href="http://www.videonews.com/"><strong>マル激トーク・オン・ディマンド</a><br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/461470/001360.php"><Font Color="#ff0000"> 第461回（2010年02月13日）</font></a><br />
<Font Size="4" Color="#0000ff">トヨタプリウスのリコールはあれでよかったのか</font><br />
ゲスト：廣瀬久和氏（青山学院大学法学部教授）</strong></p>

<p><a href="http://www.videonews.com/asx/marugeki_backnumber_pre/marugeki_461_pre.asx">プレビュー</a></p>

<p>　昨年世界一の自動車メーカーの座に着いたばかりのトヨタ自動車が、今週火曜日、日本での最大販売数を誇る最新型プリウスのリコールを発表した。スリップを防ぐためにブレーキに付けられたABS（アンチロック・ブレーキ・システム）の設定に対してユーザーから「効きにくい」「スーッと滑る」などのクレ－ムが相次いだことを受けた措置だという。</p>]]>
        <![CDATA[<p>　今回のリコールは製品の不具合というよりも、ブレーキを制御するソフトの設定が、一部ユーザーの期待と合致しなかった結果と言った方がより正確との指摘もあるが、トヨタの幹部による「ユーザーのフィーリングの問題」などの発言がトヨタの責任逃れと受け止められたことで、トヨタに対する風当たりが俄然厳しくなり、本来であれば安全上問題がある場合にのみ行う「リコール」という厳しい手段に訴えざるを得なくなってしまったようだ。</p>

<p>　しかし、トヨタのリコール発表に際して、失敗学の権威である工学院大学の畑村洋太郎教授（東京大学名誉教授）と弁護士の郷原信郎氏（ともに国土交通省のリコール検討会メンバー）は緊急の記者会見を開き、そもそも今回の問題は自動車の安全基準に抵触するものではなく、ユーザーよってそれを問題と感じたり感じなかったりするという個々人の感覚に依存する面が大きいため、対象車を全て回収して修理する法的な「リコール」には馴染まないとの見解を発表した。両氏は、リコールが要件としている安全性に関わる不具合や欠陥が無くても、一定数のユーザーからクレームがつけばリコールをするのが当然であるかのような前例が作られると、自動車メーカーに多大な負担がかかり、結果的に自動車メーカーの競争力が損なわれたり、回り回ってその負担がユーザーにかぶせられることへの懸念を表明した。</p>

<p>　しかし、トヨタからリコールの届け出を受理した前原誠司国土交通大臣は、トヨタの豊田章男社長に対して、もっと早くリコールされるべきだったと苦言を呈した上で、国民もリコールに対して悪いイメージを持たずに、企業が製造者責任を積極的に果たそうとしていることの現れであると理解して欲しいと発言している。</p>

<p>　ところが前原発言とは裏腹に、リコール発表を受けた大手メディアの報道は軒並み、品質のトヨタがその最新技術の象徴とも呼ぶべきプリウスの不具合を認めたと一斉に報じるなど、トヨタ、とりわけリコールを行ったという事実に対して手厳しかった。依然として日本ではリコール＝欠陥のイメージが、根強く残っていることはまちがいないようだ。<br />
　そのような状況の下での今回のトヨタのリコールは果たして正しい判断だったのだろうか。</p>

<p>　消費者法の専門家で、国内外のリコール制度に詳しい青山学院大学の廣瀬久和教授（東京大学名誉教授）は、今回のプリウス問題だけを個別で見れば、果たしてリコールまでする必要があったかどうかの議論は成り立つかもしれないが、この問題はむしろ昨年秋から米国で広がったトヨタ車の品質をめぐる相次ぐトラブルの延長線上にあると見るべきだと指摘する。暴走事故の原因となったフロアマットにアクセルが引っかかる問題やアクセルペダル部品の不具合など、トヨタでは自動車の安全性の根幹に関わる重大な問題が相次ぎ、そのたびにトヨタの対応はことごとく後手に回った。少なくとも消費者の目にはそう映った。その結果、特にアメリカではトヨタが何かを隠しているのではないかといった不信感が広がってしまったと廣瀬氏は残念がる。そのような矢先に日本でもプリウスのブレーキ問題が浮上し、そこでもトヨタ幹部による「フィーリング」発言など、責任逃れとも受け取れる対応が大きく報じられたため、トヨタに対する不信の念が拡大したと言うのだ<br />
　今回のトヨタの問題は、個々の技術的な問題というよりも、企業としてのトヨタの対応の仕方が問われている面が多分にあると廣瀬氏は見る。特に透明性や公正さを重んじる米国では、責任逃れや隠蔽はことさらに重大な問題となり、懲罰的賠償責任の対象となる。そのため自動車メーカーは、積極的にリコールを行い、責任を果たす姿勢を見せることが自身にとってもメリットとなる。</p>

<p>　しかし、日本ではリコール＝欠陥品と捉える風潮が依然として根強い。つまり日本ではリコールなど責任を全うするための行動を取ると、それがあたかも欠陥や非を認めたかのように受け取られてしまうために、企業は迅速にリコールなどの対応が取りにくくなっている。</p>

<p>　日本でも三菱ふそうタイヤ脱落事故などを機に2000年以降リコールの件数が急増している。リコールはもはや自動車メーカーにとって追い込まれた末の最後の手段ではなく、ユーザーとの協力のもとでより安全な製品を作っていくために積極的に活用する手段となっている。これが世界的な趨勢であり、日本もその流れに沿っている。</p>

<p>　しかし、プリウスのリコールの報じられ方や、一連のトヨタに対する世論の風当たりの強さは、日本にとってのリコール制度が世界的趨勢に反するばかりか、まだ「責任」と「対応」を分離して考えられていないことを如実に物語っている。</p>

<p>　トヨタによるリコールから見えてきた、日本における企業と市民の関係や企業の責任とあり方のあるべき姿を、社会と法制度の観点から廣瀬氏とともに議論した。  </p>

<p>今週のニュース・コメンタリー<br />
•小沢一郎氏が変わった理由？！<br />
•検察と宮内庁は改革の対象外<br />
•佐久間特捜部長と自殺者を生む人質司法<br />
•数字はPIGS並でも日本は大丈夫？</p>

<p>関連番組</p>

<p>マル激トーク・オン・ディマンド 第421回（2009年05月02日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/421430/000979.php">自動車文明の終焉 </a><br />
ゲスト：下川浩一氏（東海学園大学経営学部教授） </p>

<p>マル激トーク・オン・ディマンド 第373回（2008年05月24日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/0371371380/000776.php">自動車産業が日本から消える日</a><br />
ゲスト：土屋勉男氏（明治大学政治経済学部客員教授）</p>

<p>インタビューズ（2010年02月12日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/asx/interviews/100212_kamata_300.asx">東京大学大学院工学系研究科教授 鎌田実氏インタビュー</a> <br />
無料放送中>>>    </p>

<p>プレスクラブ（2010年02月09日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/press-club/0804/001358.php">郷原信郎氏、畑村洋太郎氏、永井正夫氏　記者会見</a> </p>

<p>ニュース・コメンタリー （2009年11月28日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/news-commentary/0001_3/001295.php">トヨタ車リコール問題の死角</a> </p>

<p>＜ゲスト　プロフィール＞<br />
廣瀬 久和（ひろせ ひさかず）青山学院大学法学部教授<br />
1947年東京都生まれ。73年東京大学法学部卒業。88年フランスのエックス・マルセイユ大学法学部大学院DEA修了。上智大学法学部助教授、東京大学大学院法学政治学研究科教授などを経て、09年より現職。 <br />
</p>]]>
    </content>
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    <title>日本経済の復活のための処方箋</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.the-journal.jp/contents/jimbo/2010/02/post_44.html" />
    <id>tag:www.the-journal.jp,2010:/contents/jimbo//60.6645</id>

    <published>2010-02-06T20:00:50Z</published>
    <updated>2010-02-06T20:08:06Z</updated>

    <summary>マル激トーク・オン・ディマンド （2010年02月06日） 日本経済の復活のため...</summary>
    <author>
        <name>神保哲生</name>
        <uri>http://www.the-journal.jp/mt/mt-cp.cgi?__mode=view&amp;blog_id=60&amp;id=53</uri>
    </author>
    
        <category term="マル激" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.the-journal.jp/contents/jimbo/">
        <![CDATA[<p><img alt="池尾和人氏" src="http://www.jimbo.tv/marugeki_460_ikeo.jpg" width="150" /><a href="http://www.videonews.com/"><strong>マル激トーク・オン・ディマンド</a><br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/451460/001356.php"><Font Color="#ff0000">（2010年02月06日）</font></a><br />
<Font Size="4" Color="#0000ff">日本経済の復活のための処方箋</font></p>

<p>ゲスト：池尾和人氏（慶應義塾大学経済学部教授）</strong></p>

<p><a href="http://www.videonews.com/asx/marugeki_backnumber_pre/marugeki_460_pre.asx">プレビュー</a></p>

<p>　リーマンショックに端を発する世界同時不況から約1年5ヶ月。日本経済はGDP実質成長率が3四半期連続でプラスとなるなど回復基調の兆しが見られるものの、景気回復の実感は薄く、雇用情勢も失業率5.1％、有効求人倍率0.46倍と依然として厳しい状況が続いている。さらには円高や消費低迷でデフレの進行が止まらず、二番底を懸念する声も根強い。折しも5日、米国株式市場の急落を受けて日経平均株価が１万円を割りそうになるなど、景気動向については予断を許さない状況だ。日本経済はいつになったらこの不況を打破でできるのか。</p>]]>
        <![CDATA[<p>　経済学者で金融論が専門の池尾和人慶應義塾大学教授は、不況には一時的な景気悪化でその経済が本来持っている実力よりも下ぶれしている場合と、そうではなく実力そのものが低下している場合があり、現在の日本の経済不況は明らかに後者だと言い切る。</p>

<p>　2002年以降の日本経済は米国の過剰消費に輸出産業が引っ張られ、実力以上に好調な景気を維持してきたが、リーマンショックを契機に一気に失速した。その後、緩やかに回復してきてはいるが、現在の停滞状況は日本経済の本来の実力を反映しているに過ぎないというのが池尾氏の見立てだ。今後の見通しについても、「質素で退屈で憂鬱な」低成長時代が続くと池尾氏は言う。</p>

<p>　かつてジャパン・アズ・ナンバーワンとまで言われた日本経済は、なぜそこまで力を失ってしまったのか。池尾氏はその問いに対して、一言で言えば日本の経済の仕組みが硬直化し、内外の環境の変化に対応できていないからだと見る。　</p>

<p>　90年前後に起こった冷戦の終結は、ロシアや東欧の自由主義経済への参入や中国の開放政策の成功、インドやその他の新興国の台頭をもたらし、市場経済の規模が一気に拡大した。その結果、グローバル資本主義が成立し、そこに参加する人数もそれまでの10億人から40億人へと一挙に膨れ上がった。当然、グローバル市場における日本経済のウェイトは相対的に低下することになる。</p>

<p>　また、世界の工場として躍進を遂げた中国をはじめ、韓国や台湾などの近隣諸国が産業化に成功し、外でつくった製品を輸入した方が安いという経済合理性から、日本の国内向け製造業も大打撃を受ける。</p>

<p>　こうしたドラスティックな環境変化に日本は対応できず、産業構造の転換を図ることをしてこなかったと池尾氏は説明する。加えて、追いつき追い越せというキャッチアップ型の成長時代が終わったにもかかわらず、先進国型の経済成長に不可欠な、独自の技術開発やイノベーションを生み出すための教育や社会の仕組みづくりにも手を付けてこなかった。</p>

<p>　内外の激的な変化に対して何ら手を打たずにいれば、日本経済が弱体化するのも当然だ。そればかりか、日本経済の実力自体が落ちていることを直視せず、不況の原因を一時的な景気悪化と見て、財政出動というカンフル剤の投入を繰り返してきたのがこの20年間だったと池尾氏は言う。すでに長期債務残高は国と地方を併せて816兆円、対GDP比で160％以上にまで膨れ上がり、これ以上の財政出動の余力はない。しかも、そのツケは将来世代に回されるという世代間不公平が生じている。</p>

<p>　今や重篤な病いにかかってしまったかのような日本経済だが、果たして打開策はあるのか。池尾氏は、日本経済が抱える最大の問題点は需要構造と供給構造のミスマッチにあると指摘する。しかし需給ギャップというと、その原因は需要側にあると短絡的に考え、慢性的な需要不足に対して慢性的な財政出動を行ってきたのが、これまでの経済政策だった。現在の需給ギャップはむしろ供給サイドに問題があるというのが池尾氏の見方だ。つまり、売れるモノやサービスを提供できるように、人やリソースを配分するという供給構造の大転換が必要だという。そして、その際に生じる痛みを手当することに経済政策の主眼を置くべきだと池尾氏は主張する。</p>

<p>　医療、健康、介護、教育、環境といった分野における生産性を向上させることが日本の経済成長にとっての最優先課題になると説く池尾氏とともに、日本経済の現状と復活のための処方箋をを議論した。（本日のマル激本編は経済ジャーナリストの町田徹と宮台真司の司会で、ニュースコメンタリーは神保哲生と宮台真司の司会でお送りします。） </p>

<p>今週のニュース・コメンタリー<br />
•検察の民主統制は法務大臣の責務<br />
•郷原信郎氏インタビュー　郷原信郎氏インタビュー　<br />
•奥平康弘氏インタビュー　奥平康弘氏インタビュー<br />
•最初から無理筋だった「悪質性」の立証<br />
•世論形成にネットが果たした役割は</p>

<p>関連番組<br />
マル激トーク・オン・ディマンド 第357回（2008年02月02日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/0351351360/000760.php">サブプライム問題が露にしたグローバル経済の実相</a> <br />
ゲスト：水野和夫氏（三菱ＵＦＪ証券参与・チーフエコノミスト） </p>

<p>マル激トーク・オン・ディマンド 第354回（2008年01月12日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/0351351360/000757.php">2008年日本経済の課題</a> <br />
ゲスト：熊野英生氏（第一生命経済研究所主席エコノミスト） </p>

<p>マル激トーク・オン・ディマンド 第403回（2008年12月20日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/0401410/000806.php">見えたり、金融資本主義の正体</a> <br />
ゲスト：小幡績氏（慶應義塾大学大学院准教授） </p>

<p>＜ゲスト　プロフィール＞<br />
池尾 和人（いけお かずひと）慶應義塾大学経済学部教授<br />
1953年京都府生まれ。75年京都大学経済学部卒業。80年一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。岡山大学助教授、京都大学助教授などを経て、95年より現職。経済学博士。著書に『開発主義の暴走と保身』、共著に『なぜ世界は不況に陥ったのか』など。『現代の金融入門』（改訂版）を2月10日に出版予定。 </p>]]>
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    <title>ゲスト：鈴木宗男氏　なぜ普天間問題がこじれるのか</title>
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    <published>2010-01-30T12:12:04Z</published>
    <updated>2010-01-30T12:14:52Z</updated>

    <summary>マル激トーク・オン・ディマンド  （2010年01月30日）  なぜ普天間問題が...</summary>
    <author>
        <name>神保哲生</name>
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    </author>
    
        <category term="お知らせ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.the-journal.jp/contents/jimbo/">
        <![CDATA[<p><img alt="鈴木宗男氏" src="http://www.jimbo.tv/marugeki_459_suzuki.jpg" width="150" /><a href="http://www.videonews.com/"><strong>マル激トーク・オン・ディマンド</a><br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/451460/001351.php"><Font Color="#ff0000"> （2010年01月30日） </font></a><br />
<Font Size="4" Color="#0000ff">なぜ普天間問題がこじれるのか</font></p>

<p>ゲスト：鈴木宗男氏（衆議院外務委員長）</strong></p>

<p><!--a href="http://www.videonews.com/asx/marugeki_backnumber_pre/marugeki_456_pre.asx">プレビュー</a--></p>

<p>　「検察の暴走だ」、「小沢も説明責任を果たしていない」などとやりあっている間に、民主党小沢幹事長の土地購入をめぐる資金疑惑が、ついに検察による政権与党幹事長の事情聴取にまで至った。ご多分に漏れずマスメディアでは当初から検察寄りの報道が目につくが、今週に入りどこからともなく「検察は本気らしい」との観測が流れ始めると、物言えば唇寂しの空気が日本全体を覆い始めている感すらする。</p>]]>
        <![CDATA[<p>　橋本内閣で沖縄開発庁長官を務め、長年沖縄と深い関わりを持ってきた鈴木宗男衆議院外務委員長は、普天間問題がこじれる理由として、小泉内閣以降の歴代政権が、沖縄の人々の基地に対する複雑な思いが理解できていないことを真っ先にあげる。沖縄の歴史や事情も知らないでたまたまポストについた政治家が、ハコモノ的なバラマキで沖縄の人々の心を切り裂いてきたと鈴木氏。普天間をめぐる鳩山政権の迷走ぶりの元凶も「沖縄の人々の心が理解できていない」ことにあると鈴木氏は言い切る。<br />
　沖縄では基地に対する複雑な思いがある。温暖な気候と豊かな自然を持つ沖縄は本来は基地など無くても十分にやっていける。その意味ではもちろん基地なんて無いに越したことはない。しかし、沖縄にとってもし基地の受け入れがどうしても避けられないことなのであれば、その負担や影響を最小限に抑えるとともに、少しでも沖縄の地域振興に役立つ見返りを得ようと考える。あたかも沖縄は、利権が欲しくてあれこれごねているかのように見られる素地が、ここに出てくる。<br />
　沖縄では、基地に出て行ってもらえる現実的な可能性が見えてくれば、基地反対が優勢になる。しかし、どうせ受け入れなければならないとなった瞬間に、強制的に土地を接収されるくらいなら基地地主になって地代を徴収した方がましだし、どの道基地の負担を受け入れなければならないのなら、少しでも多くの経済振興策を求めようという話になる。これは当然だ。沖縄の中に２つの異なる利害が共存するというよりも、沖縄の人一人ひとりの中にそれが共存すると言ってもいいかもしれない。鳩山政権で沖縄問題を扱っている政治家たちには、それが十分に理解できていないのではないかと、鈴木氏は言うのだ。<br />
　もともと日米間で2006年に合意された現行の辺野古崎移設案にしても、当初は環境への負荷を最小化する目的で海上浮揚型のメガフロート案や杭式桟橋案などが模索されてきた。しかし、それでは高い技術を持つ大手ゼネコンばかりが潤い、地元の土木建設業界に恩恵が落ちてこないとの理由から、最終的にはより環境負荷の高い現行の埋め立て式V字滑走路案になったという経緯がある。V字で2本の滑走路にした方が、埋め立て面積が大きくなるからだ。ことほど左様に沖縄の基地問題は、複雑でデリケートな側面を持っている。単に辺野古の代わりの場所を見つければいいという話ではないのだ。<br />
　その意味で鈴木氏は、名護市長選挙の結果を「斟酌しない」とした平野官房長官の発言には怒りを隠さない。鳩山政権がまずすべきことは「沖縄の声を聞くこと」（鈴木氏）なのに、それとは正反対の方向を向いた発言だと言うのだ。また鳩山内閣の他の閣僚も、普天間移設の経緯や事情も踏まえずに、移設先に関して好き勝手な発言を繰り返していると、同じ与党の議員でありながら、鳩山政権の対応には容赦の無い苦言を呈す。<br />
　しかし、その鈴木氏でも、普天間問題への具体的な解決策を問われると言葉に詰まる。まず沖縄の声を聞いた上で、最後は沖縄に「貢献をお願いする」以外に解決方法はないだろうというのだ。<br />
　普天間移設問題をめぐる歴史的な経緯をふり返り、その解決に向けて今政治が何をしなければならないのかを、鈴木氏とともに議論した。<br />
　また、同じく鈴木氏とは、検察の小沢氏の政治資金規正法違反捜査に関連して、鈴木氏が政府に提出した検察の捜査に関する数々の質問趣意書の内容とその回答についても議論した。<br />
（今週は5金にあたりますが、1月は第一週目の放送をお休みさせていただいたため、通常の編成で放送します。）</p>

<p>今週のニュース・コメンタリー<br />
•あいまいな「指揮権」の法的根拠<br />
•検察審査会の強制起訴が持つ意味<br />
•トヨタ大規模リコールの衝撃<br />
•期待はずれ？のiPadと電子書籍市場への影響<br />
•ハイチ災害援助　先進国に遅れをとる日本のNGO支援</p>

<p>関連番組<br />
マル激トーク・オン・ディマンド 第246回（2005年12月07日） <br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/0241241250/000647.php">アメリカ依存から卒業するためにも憲法改正は必要</a> <br />
ゲスト：石破茂元防衛庁長官 </p>

<p>マル激トーク・オン・ディマンド 第242回（2005年11月09日） <br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/0241241250/000643.php">鈴木宗男は何と戦っているのか</a> <br />
ゲスト：鈴木宗男衆議院議員 </p>

<p>マル激トーク・オン・ディマンド 第134回（2003年10月10日） <br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/0131131140/000533.php">鈴木宗男的政治手法が投げかける小泉改革への疑問</a> <br />
ゲスト：鈴木宗男 前衆議院議員 </p>

<p>永田町コンフィデンシャル 第10回（2007年08月07日） <br />
<a href="http://www.videonews.com/nagata/001010/000303.php">沖縄の声は、未だ届かない</a> <br />
ゲスト：下地幹郎氏（衆議院議員） </p>

<p>ニュース・コメンタリー （2009年12月12日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/news-commentary/0001_3/001334.php">アメリカは本当に怒っているのか<br />
普天間移転問題で抜け落ちている論点</a> </p>

<p>プロフィール<br />
鈴木宗男(すずきむねお)衆議院外務委員長<br />
1948年北海道生まれ。70年拓殖大学政治経済学部卒業。中川一郎衆院議員秘書を経て、83年衆議院初当選（旧北海道5区・自民党）。北海道・沖縄開発庁長官、内閣官房副長官などを歴任。02年自民党離党。05年新党大地を結成し代表に就任。02年6月斡旋収賄罪などで逮捕・起訴され、04年11月東京地裁で懲役2年の実刑判決、現在最高裁に上告中。当選８回（衆院比例・北海道ブロック）。 </p>]]>
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    <title>ホリエモンが吠えた「検察にこれだけは言っておきたい」</title>
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    <published>2010-01-23T12:08:12Z</published>
    <updated>2010-01-25T14:25:50Z</updated>

    <summary>マル激トーク・オン・ディマンド （2010年01月23日） ホリエモンが吠えた「...</summary>
    <author>
        <name>神保哲生</name>
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        <category term="お知らせ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.the-journal.jp/contents/jimbo/">
        <![CDATA[<p><img alt="堀江貴文氏" src="http://www.the-journal.jp/contents/jimbo/marugeki_458_horie.jpg"width="150" height="100" /><a href="http://www.videonews.com/"><strong>マル激トーク・オン・ディマンド</a><br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/451460/001341.php"><Font Color="#ff0000">（2010年01月23日）</font></a><br />
<Font Size="4" Color="#0000ff">ホリエモンが吠えた「検察にこれだけは言っておきたい」</font><br />
</strong></p>

<p><a href="http://www.videonews.com/asx/marugeki_backnumber_pre/marugeki_458_pre.asx">プレビュー</a></p>

<p>　「検察の暴走だ」、「小沢も説明責任を果たしていない」などとやりあっている間に、民主党小沢幹事長の土地購入をめぐる資金疑惑が、ついに検察による政権与党幹事長の事情聴取にまで至った。ご多分に漏れずマスメディアでは当初から検察寄りの報道が目につくが、今週に入りどこからともなく「検察は本気らしい」との観測が流れ始めると、物言えば唇寂しの空気が日本全体を覆い始めている感すらする。</p>]]>
        <![CDATA[<p>　ところがそうした中にあって意気軒昂、舌鋒鋭く検察批判を繰り返す男がいる。自身も検察との徹底抗戦を掲げ、法廷闘争を続けているホリエモンこと元ライブドアCEOの堀江貴文氏だ。</p>

<p>　堀江氏は自分自身が検察の手によって不当に犯罪者に仕立て上げられたとの立場から、検察とメディアがタッグを組んで事件を作り上げていく（堀江氏）手法の怖さと危うさを繰り返し訴える。</p>

<p>　また、現在問題にされている捜査の可視化や弁護士の立ち会いなどは必要だが、それだけでは不十分だと堀江氏は指摘し、自身の経験では、検察の力の源泉は任意捜査にあると言う。堀江氏によると、ライブドア事件を立件するために、検察は周囲に広く捜査の手を広げ、堀江氏に不利な供述をした人は罪に問わなかったり、罪を軽減するなど、事実上の司法取引が行われている。それが検察の最大の武器だと堀江氏は言う。事件に巻き込まれる恐怖から、本人が言ってもいないことを聞いたとか、やってもいないことを見たと証言する人が出てくるからだ。</p>

<p>　それにしても、なぜ小沢氏や堀江氏は検察のターゲットとなったのか。堀江氏はその答えとして、自分と小沢氏の間のある共通点をあげる。それは、両者とも自分たちを「嫌いな人間が一定数存在する」こと。小沢氏も堀江氏も既存の秩序の破壊者であり、一定の数の人々の強烈な反発を買うタイプであることは確かかも知れない。検察としては善人面した人よりもそういうタイプを立件した方が、はるかに一罰百戒効果があるというのだ。</p>

<p>　今回の事件で検察が執拗に小沢氏を狙う理由について堀江氏は、はっきりと「民主党が進めようとしている司法制度改革を何としても阻止したいから」と言い切る。それは堀江氏の経験では、民主党の司法制度改革が実現してしまうと、自身に対して行われたような捜査や立件は難しくなるからだ。</p>

<p>　94日間に及ぶ勾留や激しいバッシングを経て至った今日の心情も含め、堀江氏と「小沢対検察」に見る検察問題を議論した。 </p>

<p>今週のニュース・コメンタリー<br />
•小沢土地取引疑惑 検察の事情聴取の影響は<br />
•メディアは原口発言を批判できるのか<br />
•千葉法相「指揮権発動も否定せず」報道の妥当性<br />
•ハイチ大地震で支援するNGOの課題<br />
長有紀枝NGOジャーパンプラットフォーム代表理事に聞く</p>

<p>関連番組<br />
マル激トーク・オン・ディマンド 第311回（2007年03月16日） <br />
ライブドア事件にみる検察資本主義の到来 <br />
ゲスト：村山治氏（朝日新聞編集委員） </p>

<p>マル激トーク・オン・ディマンド 第253回（2006年02月03日） <br />
なぜ特捜なのか。 なぜライブドアなのか <br />
ゲスト：堀田力氏（弁護士、元東京地検特捜部検事） </p>

<p>マル激トーク・オン・ディマンド 第208回（2005年03月23日） <br />
ホリエモンかく語りき <br />
ゲスト：堀江貴文氏（ライブドア社長） </p>

<p>＜ゲスト　プロフィール＞<br />
堀江 貴文(ほりえ　たかふみ）株式会社ライブドア元代表取締役CEO<br />
1972年福岡県生まれ。97年東京大学文学部宗教学宗教史学専修過程中退。96年有限会社オン・ザ・エッジ設立、社長に就任。04年株式会社ライブドアに社名を変更。05年衆議院選挙に出馬（広島6区）、落選。06年証券取引法違反で逮捕・起訴（係争中）。著書に『徹底抗戦』『人生論』など。 </p>]]>
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    <title>消えゆくマスメディアとその後にくるもの（ゲスト：佐々木俊尚氏（ジャーナリスト））</title>
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    <id>tag:www.the-journal.jp,2010:/contents/jimbo//60.6549</id>

    <published>2010-01-16T12:18:30Z</published>
    <updated>2010-01-25T14:42:32Z</updated>

    <summary>マル激トーク・オン・ディマンド （2010年01月16日） 消えゆくマスメディア...</summary>
    <author>
        <name>神保哲生</name>
        <uri>http://www.the-journal.jp/mt/mt-cp.cgi?__mode=view&amp;blog_id=60&amp;id=53</uri>
    </author>
    
        <category term="お知らせ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.the-journal.jp/contents/jimbo/">
        <![CDATA[<p><img alt="佐々木俊尚氏" src="http://www.the-journal.jp/contents/jimbo/marugeki_457_sasaki.jpg"width="150" height="100" /><a href="http://www.videonews.com/"><strong>マル激トーク・オン・ディマンド</a><br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/451460/001332.php"><Font Color="#ff0000">（2010年01月16日）</font></a><br />
<Font Size="4" Color="#0000ff">消えゆくマスメディアとその後にくるもの（ゲスト：佐々木俊尚氏（ジャーナリスト））</font><br />
</strong><br />
<!--a href="http://www.videonews.com/asx/videonews_on_demand/news_100114-1_300.asx">プレビュー</a--></p>

<p>　あれこれといろいろな可能性を考えてみても、どうやらマスメディアはもうどうにもなりそうもない。</p>

<p>　新聞は発行部数と広告収入の落ち込み、テレビは視聴率の低下と番組の画一化、低俗化に拍車がかかり、雑誌は廃刊が相次ぐ。しかも、マスメディアの報じている内容が、ほとんど社会のニーズを満たせなくなっているという感覚は少なからず広がっているようだ。</p>]]>
        <![CDATA[<p>　成熟した社会にはもはやマス自体が存在しないのだから、いつまでもマスメディアが存在できるはずがないという説明もあるが、それにしても昨年あたりからのマスメディアの衰退ぶりを見るにつけ、いよいよそれが現実のものとなってきたとの感は否めない。</p>

<p>　「2011年　新聞・テレビ消滅」の著者でジャーナリストの佐々木俊尚氏は、マスメディアの崩壊はもはや避けられないと断言する。そして、それは既にマスメディアを支えてきた社会や技術の構造そのものが変わってしまったからに他ならないと言う。</p>

<p>　確かに今日のマスメディア衰退の直接的な原因は、広告収入の落ち込みにある。景気の低迷やインターネットの台頭も、メディアの経営状態には少なからず影響を及ぼしているだろう。しかし、佐々木氏は、新しい技術の到来でこれまで垂直統合によって高い収益を得ていた従来のビジネスモデルが完全に破綻した以上、仮に景気が持ち直したとしても、マスメディアの衰退に歯止めがかかることはないだろうと言うのだ。</p>

<p>　佐々木氏の解説はこうだ。これまで番組や記事などの（コンテンツ）とそれを載せる器（コンテナ）としてのチャンネルや新聞の紙面、そしてそれを運ぶための電波や宅配網などの伝送路（コンベヤ）の全てを押さえていたマスメディアが、新しいメディア構造の中でコンテナ部分をヤフーやグーグルといった新興ネット企業に奪われた段階で、勝負は付いた。コンテナを押さえられれば、これまでマスメディアの力を支えていた「希少な伝送路を押さえていることの優位性」が全く意味のないものになってしまうからだ。佐々木氏は「これからのメディアはコンテナを制する者がメディアを制する時代」と解説する。つまり、マスメディアの真の敗因は、従来のメディアの力の源泉とされたコンテンツと伝送路の2つに固執し、コンテナという新しい主戦場に戦線を移動させることができなかった点だと佐々木氏は言うのだ。</p>

<p>　それでもマスメディアにはこれからもコンテンツ制作者（CP）としての一定の価値は残るかもしれない。しかし、いちCPに過ぎない企業が現在のような高コスト構造や大きな図体を維持し続けることが不可能であることは明らかだ。仮に生き残ることができたとしても、そこで生き残ったメディアはもはやマスメディアたり得ない。その意味で、佐々木氏はマスメディアの終焉を断言しているわけだ。</p>

<p>　しかし、マスメディアが消滅した時、マスメディアがこれまで果たしてきた「世論の形成」と「権力の監視」という２つの機能はどうなるのだろうか。この点についても佐々木氏は楽観視しているという。これまでマスメディアが担ってきた世論形成の機能はネットでも十分に担えるし、それをささえる新しいサービスも続々と登場している。一方の権力監視についてはそのニーズがあれば、必ずそれを供給する者が現れるのが市場原理だと佐々木氏は言う。</p>

<p>　実際に新しいメディアの息吹はいたるところに見られる。例えば、これまで政治報道は自民党、官僚、マスメディアが三位一体となって世論形成を行ってきたが、今や鳩山首相自らがツイッターを使って有権者と直接やりとりする時代に入っている。マスメディア以外のメディアにも記者会見を開放した省庁では、記者会見のインターネット中継はもとより、フリーのジャーナリストが記者会見をツイッターで中継し、一般の市民がこれにコメントを返して議論が沸騰するようなことまで始まっている。他のあらゆる業界と同様、メディアの世界でも中抜きが始まっているのだ。政治と世論がダイレクトにつながれば、マスメディアがその存在価値を失っていくのは当然のことだった。</p>

<p>　むしろ、佐々木氏が懸念するのは、今のマスメディアが劣化したまま生きながらえてしまう可能性だという。業績不振が続き、赤字状況がしばらく続いたとしても、長年の独占経営によってかなりの内部留保を貯め込んでいるマスメディアは、それを償却していけば、そうは簡単につぶれない。そうなった場合、既得権益の中で守られたオールドメディアが、大きな図体で市場を占拠し続け、それが新しいメディアの登場を妨げることにもなりかねない。</p>

<p>　いずれにしても、2010年はメディアが大きく変わる1年になる予感がする。2011年にはマスメディアが消滅すると断言する佐々木氏と、2010年のメディアの動きと、マスメディアのその後にくるものを議論した。 </p>

<p>今週のニュース・コメンタリー<br />
•小沢土地取引疑惑　暴走気味の検察と変わらないメディア<br />
•クロスオーナーシップ禁止を法制化　やっぱり報じられない原口発言<br />
•「性同一性障害の男性の子は非嫡出子」で報じられていない重要なこと</p>

<p>関連番組<br />
マル激トーク・オン・ディマンド 第321回（2007年05月25日） <br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/0321321330/000722.php">新聞ビジネスはすでに破綻している</a> <br />
ゲスト：河内孝氏（元毎日新聞社常務取締役） </p>

<p>インタビューズ （2007年12月15日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/interviews/001999/000324.php">インターネットの法規制は実効性に疑問　佐々木俊尚氏</a> </p>

<p>インタビューズ （2010年1月14日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/interviews/001999/001329.php">不可解な特捜の強制捜査　郷原信郎氏インタビュー</a> </p>

<p>ビデオニュース・オン・ディマンド （2010年01月14日） <br />
<a href="http://www.videonews.com/videonews_on_demand/0901/001330.php">総務相が新聞社の放送局への出資禁止を明言 </a></p>

<p>＜ゲスト　プロフィール＞<br />
佐々木 俊尚（ささき としなお）ジャーナリスト<br />
1961年兵庫県生まれ。88年早稲田大学政治経済学部中退。88年毎日新聞入社。アスキーを経て03年フリーに。著書に<a href="http://www.videonews.com/book/451460/1333.php">『2011年　新聞・テレビ消滅』</a>、『ブログ論壇の誕生』など。『マスコミに政治はもう語れない』（仮）を2月に出版予定。 </p>]]>
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    <title>総務相が新聞社の放送局への出資禁止を明言</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.the-journal.jp/contents/jimbo/2010/01/post_40.html" />
    <id>tag:www.the-journal.jp,2010:/contents/jimbo//60.6540</id>

    <published>2010-01-15T02:59:16Z</published>
    <updated>2010-01-15T03:06:32Z</updated>

    <summary>ビデオニュース・オン・ディマンド    （2010年01月14日）  総務相が新...</summary>
    <author>
        <name>神保哲生</name>
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    </author>
    
        <category term="お知らせ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.the-journal.jp/contents/jimbo/">
        <![CDATA[<p><img alt="原口一博総務相" src="http://www.the-journal.jp/contents/jimbo/news_100114-1.jpg"width="150" height="100" /><a href="http://www.videonews.com/"><strong>ビデオニュース・オン・ディマンド</a><br />
<a href="http://www.videonews.com/videonews_on_demand/0901/001330.php"><Font Color="#ff0000">   （2010年01月14日） </font></a><br />
<Font Size="4" Color="#0000ff">総務相が新聞社の放送局への出資禁止を明言</font><br />
</strong></p>

<p><a href="http://www.videonews.com/asx/videonews_on_demand/news_100114-1_300.asx">無料放送中</a></p>

<p>　原口一博総務相は１４日の外国特派員協会での講演の中で、現在のメディア集中排除原則を改正し、新聞社のテレビ局への出資を禁止する法案を国会に提出する意思を表明した。</p>

<p>　「クロスメディアの禁止、つまり、プレスと放送が密接に結びついて言論を一色にしてしまえば、そこには多様性も民主主義の基である批判も生まれないわけであります。これを、法文化したいと考えています。」原口氏はこのように語り、マスメディア集中排除原則を法案として提出する意向を明らかにした。</p>]]>
        <![CDATA[<p>　アメリカを始めとする先進国の多くでは、言論の多様性やメディアの相互チェック能力を担保するために、新聞社が放送局に資本参加する「クロスオーナーシップ」を制限したり禁止する制度や法律が設けられている。しかし、日本のメディア集中排除原則では、基本的にテレビ、ラジオ、新聞の同時保有を制限するにとどまっている。これが日本のメディア市場が、５つの全国紙と全国放送網の系列が圧倒的シェアを維持したまま固定化され、過去５０年にわたり新規参入がまったく行われていない原因の一因となっている。</p>

<p>　原口氏はまた、政府の介入を招きやすい原因とされてきた、総務省が直接放送事業者に放送免許を付与している現行制度の改正にも触れ、「長い間の政権が、総務省というむき出しの権限を持っている機関を直属に、そこが直接放送局の免許を与える、非常に言論の自由、報道の自由、放送の自由に対して、シグニフィカント（有意義）な存在、この存在を解体することがある意味、私の努めであるとそう考えているわけです」と語り、現在の放送行政のあり方を根本から変えていく姿勢を明確に打ち出した。</p>

<p>　民主党は昨年８月の総選挙前に公表した党の政策集で、クロスオーナーシップの見直しや放送免許を付与するために政府から独立した第三者機関（日本版FCC）を創設する政策を明らかにしていた。しかし、放送行政を担当する総務大臣が、新聞社が放送局に資本参加する「クロスオーナーシップ」の禁止を明言したのは、これが初めて。 </p>

<p>映像提供：<a href="http://www.janjannews.jp/">日本インターネット新聞社</a> </p>]]>
    </content>
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    <title>不可解な特捜の強制捜査　郷原信郎氏インタビュー</title>
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    <published>2010-01-15T02:52:02Z</published>
    <updated>2010-01-15T05:01:40Z</updated>

    <summary>インタビューズ    （2010年01月14日） 不可解な特捜の強制捜査郷原信郎...</summary>
    <author>
        <name>神保哲生</name>
        <uri>http://www.the-journal.jp/mt/mt-cp.cgi?__mode=view&amp;blog_id=60&amp;id=53</uri>
    </author>
    
        <category term="お知らせ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.the-journal.jp/contents/jimbo/">
        <![CDATA[<p><img alt="郷原信郎氏" src="http://www.the-journal.jp/contents/jimbo/interviews_100114_gohara.jpg"width="150" height="100" /><a href="http://www.videonews.com/"><strong>インタビューズ</a><br />
<a href="http://www.videonews.com/interviews/001999/001329.php"><Font Color="#ff0000">   （2010年01月14日）</font></a><br />
<Font Size="4" Color="#0000ff">不可解な特捜の強制捜査<br>郷原信郎氏インタビュー</font><br />
</strong></p>

<p><a href="http://www.videonews.com/asx/interviews/100114_gohara_300.asx">無料放送中</a><br />
<a href="http://www.videonews.com/interviews/001999/001329.php" target="_blank" >http://www.videonews.com/interviews/001999/001329.php</a></p>

<p>　果たして疑惑は本当に存在するのか。</p>

<p>　東京地検特捜部が13日午後、政治資金規正法違反の容疑で、民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体の事務所や大手ゼネコン「鹿島」本社に家宅捜査を行ったことで、大手メディアでは小沢氏の政治資金疑惑の解明が大きく前進したかのような報道が目につく。</p>]]>
        <![CDATA[<p>　しかし、元検事で名城大学教授の郷原信郎氏は、この捜査そのものに強い疑問を呈する。郷原氏はそもそも疑惑の存在そのものに疑問がある上、この強制捜査は多分にパフォーマンス的な色彩が強いものの可能性が高いと言うのだ。</p>

<p>　郷原氏によると、小沢事務所は2004年の政治資金収支報告で小沢一郎氏からの4億円の借り入れをきちんと報告しており、それと相前後して銀行から4億円の借り入れは行っているが、それは「早急に現金で支払う必要に迫られたなどの事情により小沢氏の手持ち資金を支払いに当てた後、銀行の融資に振り替えたものと考えられる」ため、そこには違法行為は存在しない可能性が高いと言う。</p>

<p>　そもそも政治資金規正法は原資の記載を要求していない。そのため、秘書の寮の購入目的で銀行から借り入れた4億の原資が小沢氏自身からの貸し付けであるとすれば、４億の借り入れは一度報告すれば十分と考えることができる。その場合は今回の容疑である虚偽記載の疑い自体が消えてしまうことになるため、郷原氏は小沢氏の元秘書の石川知裕衆議院議員の起訴は難しいのではないかと言う。</p>

<p>　しかし、その一方で郷原氏は、小沢氏が貸し付けた4億円の出所について小沢氏から何の説明もないことが、今回の疑惑を呼んでいる原因であり、小沢氏はそれをきちんと説明すべきだと説く。それさえ説明すれば、何の疑惑も残らないはずだというのが、郷原氏の見立てだ。</p>

<p>　メディア報道では触れられていない事実を整理しつつ、小沢氏周辺への強制捜査について郷原氏に聞いた。</p>

<div style="text-align: right;">インタビュアー・神保哲生（ビデオニュース）</div>

<p>関連番組<br />
無料放送中>>> <br />
（2010年1月12日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/asx/press/100112_ozawa_300.asx">民主党小沢一郎幹事長定例会見</a><br />
   <br />
（2010年1月14日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/asx/press/100114_kanazawa_300.asx">石川議員の元秘書 金沢敬氏ぶら下がり会見</a> <br />
</p>]]>
    </content>
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    <title>新年映画特集映画監督・是枝裕和がまだテレビにこだわる理由</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.the-journal.jp/contents/jimbo/2010/01/post_38.html" />
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    <published>2010-01-06T12:58:56Z</published>
    <updated>2010-01-06T13:02:00Z</updated>

    <summary>マル激トーク・オン・ディマンド   第456回（2010年01月06日） 新年映...</summary>
    <author>
        <name>神保哲生</name>
        <uri>http://www.the-journal.jp/mt/mt-cp.cgi?__mode=view&amp;blog_id=60&amp;id=53</uri>
    </author>
    
        <category term="お知らせ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.the-journal.jp/contents/jimbo/">
        <![CDATA[<p><img alt="マル激" src="http://www.the-journal.jp/contents/jimbo/marugeki_456_koreeda.jpg"width="150" height="100" /><a href="http://www.videonews.com/"><strong>マル激トーク・オン・ディマンド</a><br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/451460/001326.php"><Font Color="#ff0000">  第456回（2010年01月06日）</font></a><br />
<Font Size="4" Color="#0000ff">新年映画特集<br>映画監督・是枝裕和がまだテレビにこだわる理由</font><br />
</strong></p>

<p><!--a href="http://www.videonews.com/asx/marugeki_backnumber_pre/marugeki_455_pre.asx">プレビュー</a--></p>

<p>　2010年最初のマル激は、新年特別企画として、ゲストに映画監督の是枝裕和氏を招いて映画特集をお送りする。<br />
　今回取り上げた作品は、現在公開中の新作映画から『戦場でワルツを』『誰がため』『カティンの森』『キャピタリズム～マネーは踊る～』の4本と、是枝氏の最新作『空気人形』。</p>]]>
        <![CDATA[<p>　新作4本のうち『キャピタリズム』以外は、いずれも戦争をモチーフにした作品だ。アニメーションとドキュメンタリーの融合という斬新な手法で戦争体験を描いた『戦場でワルツを』、第二次世界大戦中に起こった実話をベースに映画化した『誰がため』と『カティンの森』の3作品を通して、映画で戦争を描くことの意味やその手法について議論した。</p>

<p>　マイケル・ムーアの最新作『キャピタリズム』では、ムーア自身がプロパガンダ映画の作り手としての地位を確たるものにすればするほど、その一方で、ドキュメンタリー作家に不可欠な社会との距離を喪失していく現状を、われわれはどう受け止めるべきかを考えた。</p>

<p>　一方、是枝氏の新作『空気人形』では、この映画を通じて何を描きたかったかを、是枝氏自身が語った。</p>

<p>　番組の後半は、特にテレビ草創期の1960年代に、TBSのディレクターとして斬新なドキュメンタリー作品を次々と世に送り出したテレビマンユニオンの創設者萩元晴彦・村木良彦両氏から、直接薫陶を受けたという是枝氏とともに、その精神を完全に喪失したかに見えるテレビの現状と可能性を論じた。 </p>

<p><br />
関連番組</p>

<p>マル激トーク・オン・ディマンド 第425回（2009年05月30日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/421430/001009.php">５金映画スペシャル<br />
C・イーストウッドの描くアメリカ保守主義の再興は本物か</a></p>

<p>マル激トーク・オン・ディマンド 第387回（2008年08月30日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/0381381390/000790.php">５金スペシャル<br />
映画とイラク戦争と大統領選挙</a>ゲスト：町山智浩氏（映画評論家） </p>

<p>マル激トーク・オン・ディマンド 第380回（2008年07月12日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/0371371380/000783.php">Part1・2 ＮＨＫ裁判とマスゴミ問題<br />
Part3 テレビニュースは本当に終わりませんか</a><br />
ゲスト（Part1・2）：日隅一雄氏（弁護士・ＮＨＫ裁判原告代理人）<br />
ゲスト（Part3）：金平茂紀氏（ＴＢＳアメリカ総局長）<br />
 <br />
マル激トーク・オン・ディマンド 第335回（2007年08月31日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/0331331340/000737.php">５金スペシャル<br />
映画特集　マイケル・ムーアは終わったのか</a><br />
ゲスト：森達也氏（ドキュメンタリー作家） </p>

<p>マル激トーク・オン・ディマンド 第261回（2006年03月31日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/0261261270/000662.php">マル激『５金』スペシャル<br />
映画特集</a></p>

<p>＜ゲスト　プロフィール＞<br />
是枝裕和(これえだ ひろかず)映画監督・テレビディレクター<br />
1962年東京都生まれ。87年早稲田大学第一文学部卒業。同年テレビマンユニオンに参加。95年『幻の光』で映画監督デビュー（第52回ヴェネツィア国際映画祭「金のオゼッラ賞」受賞）。主な映画作品に『誰も知らない』、『歩いても 歩いても』、『空気人形』など。  </p>]]>
    </content>
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    <title>神保・宮台COP15現地報告：新しいゲームが始まった</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.the-journal.jp/contents/jimbo/2009/12/cop15_1.html" />
    <id>tag:www.the-journal.jp,2009:/contents/jimbo//60.6459</id>

    <published>2009-12-26T13:45:28Z</published>
    <updated>2009-12-27T01:25:02Z</updated>

    <summary>マル激トーク・オン・ディマンド  第455回（2009年12月26日） 神保・宮...</summary>
    <author>
        <name>神保哲生</name>
        <uri>http://www.the-journal.jp/mt/mt-cp.cgi?__mode=view&amp;blog_id=60&amp;id=53</uri>
    </author>
    
        <category term="お知らせ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.the-journal.jp/contents/jimbo/">
        <![CDATA[<p><img alt="マル激" src="http://www.the-journal.jp/contents/jimbo/marugeki_455_fukuyama_iida.jpg"width="150" height="100" /><a href="http://www.videonews.com/"><strong>マル激トーク・オン・ディマンド</a><br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/451460/001322.php"><Font Color="#ff0000"> 第455回（2009年12月26日）</font></a><br />
<Font Size="4" Color="#0000ff">神保・宮台COP15現地報告：<br>新しいゲームが始まった</font><br />
</strong></p>

<p><a href="http://www.videonews.com/asx/marugeki_backnumber_pre/marugeki_455_pre.asx">プレビュー</a></p>

<p>　京都議定書の約束期間が終わる2013年以降の温室効果ガスの削減目標を決めるCOP15（気候変動枠組み条約第15回締約国会議）は、最後まで先進国と途上国の対立が解けず、最終的には非常に内容の乏しい政治合意を何とか捻り出すにとどまった。</p>]]>
        <![CDATA[<p>　主要メディアは概ね、コペンハーゲン会議の結果をこのように報じているし、事実、合意そのものは、この会議を注視してきた世界の多くの人々を落胆させるに十分なものだったかもしれない。</p>

<p>　しかし、そうした反応とは裏腹に、日本政府交渉団の一員として会議に出席し、最終合意まで実際の交渉の最前線に立ってきた福山哲郎外務副大臣も、環境NGOの立場からCOPをウオッチしてきたNGO環境エネルギー政策研究所の飯田哲也所長も、ともに今回の会議の成果を非常に肯定的に評価している。</p>

<p>　確かに、世界の190を超える国がコペンハーゲンで一堂に会したCOP15では、既に影響が深刻化している地球温暖化と気候変動問題に対処するには、明らかに不十分な合意しか生むことができなかった。京都議定書を引き継ぐ法的拘束力を持った削減目標は一切決めることができなかったし、新たな議定書の策定期限さえ決まっていない。要するに、京都議定書の約束期間が終了する2013年以降、世界はこと温室効果ガスの削減については、事実上何の約束も無い状態に置かれたことになる。</p>

<p>　にもかかわらず、なぜあの会議にそれだけ大きな意味があったのか。</p>

<p>　福山氏は、コペンハーゲン合意によって、京都議定書の最大の欠点だった中国とアメリカを国際協調の枠組みの中に取り込めたことの意義は計り知れないほど大きいと繰り返し強調する。世界の国別の温室効果ガス排出量で一、二位を占める中国とアメリカは、二ヵ国で世界全体の排出量の4割を占める突出した排出量大国だが、にもかかわらず京都議定書はこの二ヵ国に何の削減義務も課していない。京都では途上国扱いだった中国は当初から議定書の対象から外れていたし、アメリカは議定書に署名はしたものの、上院の批准を得ることができず、ブッシュ政権の成立とともに、議定書そのものから離脱してしまった。</p>

<p>　「アメリカ、中国を含む形で合意に達するには、あれしかなかった。あの合意ですら、先進国が一枚岩となって中国との交渉に臨み、オバマ大統領の獅子奮迅の活躍で、ぎりぎりのところで何とか漕ぎ着けたもの。」10時間を超える各国首脳との徹夜の交渉を終えたばかりの福山氏は、やや興奮気味に語る。</p>

<p>　福山氏によると、オバマ大統領が自ら合意文書のテキストを持って各国首脳の間を走り回り、最後は先進国の総意として中国に合意案をつきつけたことで、当初はいかなる合意にも否定的だった中国も、最後は逃げられなくなったと言う。削減義務を負いたくない中国によって終止会議が振り回されたとされる多くのメディア報道とは一線を画す、交渉現場からの生の証言と言っていいだろう。</p>

<p>　逆に言うと、オバマ大統領は、京都議定書から離れているアメリカを新たな枠組みに含めることに議会の承認を得るためには、何としても中国を取り込んだ枠組みの合意が必要だったのだ。　また、先進国と途上国の対立がコペンハーゲン合意の妨げになったとの報道についても、福山氏は異論を呈する。多くの国際交渉と同様に、かつてのCOPの枠組みでは、まずG7と呼ばれる先進国の間にも、アメリカ、EU、日本の３つの勢力の間で少しでも自国に交渉を有利に進めようとする腹の探り合いがあり、更にその上に、先進国とG77と呼ばれる途上国連合の間で、大きな対立があるため、WTOなどの国際交渉は遅々として進まないというのが定番の説明だったし、現実もそれを概ね踏襲していた。</p>

<p>　しかし、今回コペンハーゲンでは、まず途上国の中でも新興国、とりわけ中国の存在があまりにも大きくなり、従来の勢力図が塗り替えられていた。既にアメリカを抜いて世界最大の排出国となっている中国は、G77の親分格として、これまでの地球温暖化への責任を先進国に求める立場を貫いていたが、同じG77の中でも、ほとんど温室効果ガスを排出していない最貧国やツバル、モルジブなど、温暖化の影響で国家存亡の危機にさらされている国などが、排出量の多い新興国も一定の責任を負うべきとの立場に転じたために、途上国陣営内にも断絶が生じていた。</p>

<p>　更に、中国の台頭が先進国（G7）を団結させる効果も生んだという。経済的にも政治的にも大きな力を持つようになった中国を合意の枠組みに取り込むためには、アメリカ、EU、日本の先進国の互いの利害を超えた協調が不可欠になっていたからだ。</p>

<p>　「今回でゲームのルールが変わったのだと思います。それに気づいていない人達は、まだ古いルールを前提として今回の会議を見ているために、正当な評価ができないのだと思う。」福山氏はこう語る。</p>

<p>　合意の内容に多くの不満はあるにせよ、中国、アメリカを含む枠組みを作るためには、あの合意内容以外はあり得なかったし、合意の内容をより踏み込んだものにするのであれば、世界は再び二大排出国の中国とアメリカが外れた枠組みで我慢するしかない。実際に交渉に携わった人達の口からは、ほぼ例外なく、その２つの究極の選択肢からよりベターな方を選ぶことができたとの自負が感じられた。</p>

<p>　NGOの立場から会議をウオッチしてきた飯田氏も、ルールの変更を痛感した一人だ。</p>

<p>　「新しいゲームが始まったのだと思う。古いルールでは国連が法的拘束力のある決定をしてくれれば、各国はそれを持ち帰って『国連が決めたのだから』と言って国内を説得して、国内の法整備をすればよかった。しかし、今回は各国の首脳が集まって合意したものが、実質的な拘束力を持つ。合意文書のテキストではなく、ここで話し合われたことをもとに、これから国際社会が監視の中で世界は1年間走っていくことになる。法的拘束力はないかもしれないが、鳩山さんも含めて、ここで首脳同士話し合った国は、絶対に離脱はできない。それに中国も、つまり途上国側も入っているのが大きい。」飯田氏は、この会議の意義をこう総括する。</p>

<p>　つまり、コペンハーゲンで新しく始まったゲームとは、G７主導で法的拘束力のある合意文書（テキスト）を作成し、その文書で各国を縛っていく従来の国連のコンセンサス（全会一致）方式が、もはや実効性を失い、新たに、世界が温室効果ガスの排出を削減していくことは必要との大枠の合意に基づいて首脳がコペンハーゲンに集い、地球の気温上昇を2度以内に抑えることなどを大枠で合意した上で、あとは各国がそれぞれの判断で国内対策をどれだけ実行できるかを競うゲームだと言うのだ。より大きく温暖化対策を進めたところが、次の会議ではより大きな発言権を持つことになることは言うまでもない。</p>

<p>　そうした見方を前提に日本に目をやると、コペンハーゲンでは過去の日本の首脳に比べると鳩山首相は一定の存在感を示すことができたと言えそうだ。先進国間の話し合いの際も、鳩山首相はオバマ、クリントン、ブラウン、サルコジ、メルケルらと机を囲んで膝詰めで丁々発止の議論に参加していたという。そして、福山氏も飯田氏も、それは鳩山首相が9月に25％削減を発表しているかに他ならないと、口を揃える。</p>

<p>　世界に先んじて野心的な削減目標を打ち出したことで、少なくとも今回の会議で日本は、新しいゲームに参加するパスポートを得た。しかし、実際その後温暖化対策の具体的な中身については、ほとんど議論さえ進んでいないのが実情だ。民主党は排出権取引、再生可能エネルギーの全種全量買い取り制度、炭素税の３つの制度の導入を公約しているが、これまでその面での整備はほとんどまったくといっていいほど進んでいないのが実情だ。交渉の過程で中国から、「日本は25％なんて言ってるが、本当にできるのか」とまで言われ始めているという。既に国際社会は、25％削減の裏付けとなる日本の国内対策がほとんど進んでいないことを、見抜いているのだ。</p>

<p>　2009年最後のマル激は、ビデオニュース開局10周年記念を兼ねて、COP15の会場から、神保・宮台両キャスターが見たCOP15の報告と、そこで2人が見た新しいゲームとはどのようなもので、そのゲームに日本が参加し、勝ち抜くために何が必要になるのかを、極寒のコペンハーゲンで福山氏、飯田氏とともに考えた。 </p>

<p>今週のニュース・コメンタリー<br />
•COP15帰国報告　日本よ、新しいゲームに乗り遅れるな<br />
•秘書起訴を受けて鳩山首相が謝罪会見</p>

<p>関連番組<br />
<a href="http://www.videonews.com/cop15/">COP15現地リポート</a> </p>

<p><a href="http://www.videonews.com/cop15_2/">気候変動関連番組</a> </p>

<p>COP15現地リポート（2009年12月19日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/cop15/0001/001311.php">首脳を巻き込んだ徹夜の交渉でも「留意」どまり。<br />
コペンハーゲン協定は採択できずにCOP１５が閉幕 </a></p>

<p>COP15現地リポート（2009年12月19日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/cop15/0001/001310.php">NGOの女性メンバ－たちが剃髪の抗議行動</a></p>

<p>COP15現地リポート（2009年12月18日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/cop15/0001/001309.php">人類は地球温暖化を止められるのか<br />
COP１５スペシャルリポート</a> </p>

<p>マル激トーク・オン・ディマンド 第442回（2009年09月26日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/441450/001236.php">温室効果ガスの25％削減は十分可能だ</a><br />
ゲスト：飯田哲也氏（環境エネルギー政策研究所所長） </p>

<p>マル激トーク・オン・ディマンド 第303回（2007年01月19日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/0301301310/000704.php">不都合な真実を不都合でなくするために</a> <br />
ゲスト：福山哲郎氏（参議院議員） </p>

<p>＜ゲスト　プロフィール＞<br />
福山 哲郎（ふくやま てつろう）外務副大臣<br />
1962年東京都生まれ。86年同志社大学法学部卒業。95年京都大学大学院法学研究科修士課程修了。大和証券、松下政経塾塾生を経て98年参院初当選（無所属）。99年民主党入党。参院環境委員長、党政調会長代理などを歴任。当選２回（京都選挙区）。  </p>

<p><br />
飯田 哲也（いいだ てつなり）環境エネルギー政策研究所所長<br />
1959年山口県生まれ。83年京都大学工学部原子核工学科卒業。同年神戸製鋼入社。電力中央研究所勤務を経て、96年東京大学大学院先端科学技術センター博士課程単位取得満期退学。00年NPO法人環境エネルギー政策研究所を設立し、現職。92～06年日本総合研究所主任研究員を兼務。90～92年スウェーデンルンド大学環境エネルギーシステム研究所客員研究員。著書に『北欧のエネルギーデモクラシー』、編著に『自然エネルギー市場』、共著に『日本版グリーン革命で雇用・経済を立て直す』など。  <br />
</p>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>2009年総集編2009-2010・政権交代の次に来るもの</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.the-journal.jp/contents/jimbo/2009/12/20092009-2010.html" />
    <id>tag:www.the-journal.jp,2009:/contents/jimbo//60.6436</id>

    <published>2009-12-19T11:38:23Z</published>
    <updated>2009-12-27T01:25:39Z</updated>

    <summary>マル激トーク・オン・ディマンド   第454回（2009年12月19日） 200...</summary>
    <author>
        <name>神保哲生</name>
        <uri>http://www.the-journal.jp/mt/mt-cp.cgi?__mode=view&amp;blog_id=60&amp;id=53</uri>
    </author>
    
        <category term="お知らせ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.the-journal.jp/contents/jimbo/">
        <![CDATA[<p><img alt="マル激" src="http://www.the-journal.jp/contents/jimbo/marugeki_454_loft.jpg"width="150" height="100" /><a href="http://www.videonews.com/"><strong>マル激トーク・オン・ディマンド</a><br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/451460/001317.php"><Font Color="#ff0000">  第454回（2009年12月19日）</font></a><br />
<Font Size="4" Color="#0000ff">2009年総集編<br>2009-2010・政権交代の次に来るもの</font><br />
</strong></p>

<p><a href="http://www.videonews.com/asx/marugeki_backnumber_pre/marugeki_454_pre.asx">プレビュー</a></p>

<p>　恒例の年末マル激ライブ。今年も東京・新宿のライブハウス『ロフト・プラスワン』で、2009年のマル激的総括と来年の展望を神保哲生、宮台真司の２人が議論した。</p>

<p>　09年はなんと言っても憲政史上初といっても過言ではない本格的政権交代の年となったが、それほど大きな変化が感じられないでいる人も多いはずだ。それはなぜか。</p>]]>
        <![CDATA[<p>　政権は代わったが、それを支える制度も変わっていないし、ましてやそれを支える市民社会のマインドも変わっていないのだから、社会が変わらないのは当たり前だ。</p>

<p>　しかし、大きな変革の兆しはいたるところに見える。事業仕分けは来年度以降の予算編成で大きな威力を発揮する可能性を秘めている。また、むしろ鳩山政権が批判される対象となっている普天間移設問題をめぐるドタバタも、見方によってはアメリカを怒らせることを厭わない政権が戦後初めて日本にできたと見ることもできる。</p>

<p>　とは言え、政権に就くやいなや民主党の弱点が浮き彫りになったこともまちがいない。サブ（政策の中身）には熱心だがロジ（方法論や手順）に弱い民主党の松下政経塾的な体質は、野心的なマニフェストとは裏腹に、それを実現するための具体論に欠けているものが多いことが次々と露わになった。</p>

<p>　また、首相の故人献金問題やその煽りを受けたとみられる記者会見の開放の遅れなど、鳩山政権が抱える懸案は決して少なくない。</p>

<p>　2009年はまた、日本の司法の劣化が大きくクローズアップされた１年でもあった。和歌山カレー事件の最高裁判決や小沢政治献金事件、福島県知事汚職事件、足利事件の再審決定など、不審な点が多い判決や司法の機能不全ぶりが次々と明るみに出た一方で、市民が裁判に参加する裁判員制度がスタートした。この先、日本の司法の長年の課題である取り調べの可視化を実現できるかどうかは、民主党政権の本物度を測る重要なバロメーターになると見ていいだろう。</p>

<p>　ライブマル激はいつも通り予定時間を大幅にオーバーして、終演した。 </p>

<p>関連番組</p>

<p><a href="http://www.videonews.com/cop15/">COP15現地リポート</a> </p>

<p><a href="http://www.videonews.com/cop15_2/">気候変動関連番組</a> </p>

<p>マル激トーク・オン・ディマンド 第452回（2009年12月05日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/451460/001298.php">「事業仕分け」から見えてきたこと </a><br />
ゲスト：枝野幸男氏（衆議院議員） </p>

<p>マル激トーク・オン・ディマンド 第420回（2009年04月25日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/0411/000972.php">和歌山カレー事件はまだ終わっていない</a> <br />
ゲスト：安田好弘氏（弁護士・林真須美被告主任弁護人） </p>

<p>マル激トーク・オン・ディマンド 第416回（2009年03月26日）<br />
<a href="http://www.videonews.com/on-demand/0411/000931.php">検察は説明責任を果たしているか</a> <br />
ゲスト：郷原信郎氏（桐蔭横浜大学法科大学院教授） <br />
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    <title>NGOの女性メンバ－たちが剃髪の抗議行動COP１５現地リポート</title>
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    <id>tag:www.the-journal.jp,2009:/contents/jimbo//60.6434</id>

    <published>2009-12-19T04:11:16Z</published>
    <updated>2009-12-19T07:36:48Z</updated>

    <summary>COP１５現地リポート  （2009年12月19日） NGOの女性メンバ－たちが...</summary>
    <author>
        <name>神保哲生</name>
        <uri>http://www.the-journal.jp/mt/mt-cp.cgi?__mode=view&amp;blog_id=60&amp;id=53</uri>
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        <category term="お知らせ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
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        <![CDATA[<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="cop15_02.jpg" src="http://www.the-journal.jp/contents/jimbo/cop15_02.jpg" width="150" height="100" class="mt-image-none" style="" /></span><a href="http://www.videonews.com/"><strong>COP１５現地リポート</a><br />
<a href="http://www.videonews.com/cop15/0001/001309.php"><Font Color="#ff0000"> （2009年12月19日）</font></a><br />
<Font Size="4" Color="#0000ff">NGOの女性メンバ－たちが剃髪の抗議行動<br>COP１５現地リポート</font></strong></p>

<p><a href="http://www.videonews.com/cop15/0001/001310.php">無料放送中</a></p>

<p>　コペンハーゲン（12月18日）　ー　先進国と途上国の対立が解けないまま最終日を迎えたCOP１５は、18日、会議が進展を見せないことに業を煮やしたNGOの女性メンバーたちが、会場前で一斉に髪の毛を剃り落とす抗議行動に出た。　髪の毛を切り落とす決心をしたドイツ・ハンノバー市のエリザベス・プリマ（２４）さんは、自分たちの利益しか考えられない先進国の市民であることを恥ずかしく思うと語った。 </p>]]>
        
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