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2010年に壊れたものと2011年に作り出すもの

青木理氏(ジャーナリスト)、萱野稔人氏(津田塾大学准教授)
マル激トーク・オン・ディマンド
第509回(2011年01月15日)
2010年に壊れたものと2011年に作り出すもの
ゲスト:青木理氏(ジャーナリスト)、萱野稔人氏(津田塾大学准教授)

プレビュー

 新しい1年が始まった。2011年の課題は何なのか。今年、われわれは何を考え、課題の克服にどう取り組んでいけばよいのか。マル激常連のジャーナリスト青木理、哲学者の萱野稔人とともに、宮台真司、神保哲生が議論した。

 昨年2010年は、民主党への期待外れのムードが広がる中、経済政策は迷走を続け、財政状況も悪化の一途をたどった。また、検察の信頼が失墜し、ウィキリークスや尖閣ビデオの流出などにより、既存メディアのあり方が根幹から問われた一年でもあった。

 海外はどうだったか。アメリカでは絶大な人気を誇ったオバマ政権が失速し与党民主党が中間選挙で敗北、イギリスでも政権交代が起きるなど、先進国の政治状況が軒並み不安定な一方、GDPで日本を抜いて世界第二位に躍り出た中国を筆頭に、新興国の台頭がより顕著になった一年でもあった。

 こうした内外の一連の出来事は、歴史的、哲学的にはどのような文脈で理解すればよいのか。日本では行政官僚制に挑戦した民主党の「政治主導」が頓挫したかに見えるが、行政官僚制も守護神とも呼ぶべき検察が存亡の危機に瀕している。この現状を、われわれはどう理解すべきか。それだけではない。行政官僚制と二人三脚で権力を事実上独占してきたマスメディアの凋落ぶりは何を意味しているのか。

 そうした現実を踏まえた上で、「財政、税制改革。パイはもう広がらないという現実を受け入れることができるか。」(萱野)、「検察が正義だったのは、メディアがさぼってきたから。検察のスーパーパワーを削ぐチャンス。」(青木)、「行政は自分たちの共同体を守ってくれているかを絶えずチェックすること。近いものしか信じないこと」(宮台)、「2010年は当たり前のものが当たり前でなかったことに気づかされた1年。2011年は当たり前のものを再構築する1年」(神保)等々、2010年が残した課題と2011年のポイントは何かを議論した。

今週のニュース・コメンタリー
•銃乱射事件に見るアメリカ社会の対立構図
•スーダンで南部の独立を問う住民投票が始まる

関連番組
マル激トーク・オン・ディマンド 第502回(2010年11月27日)
検察改革はかくあるべし
ゲスト:指宿信氏(成城大学法学部教授)

マル激トーク・オン・ディマンド 第320回(2007年05月18日)
フランス大統領選が露呈したグローバル化の現実
ゲスト:萱野稔人氏(津田塾大学国際関係学科准教授)

ニュース・コメンタリー (2010年04月03日)
国松長官狙撃事件に見る公安警察の劣化
報告・青木理氏(ジャーナリスト)

<ゲスト プロフィール>
青木 理(あおき おさむ)ジャーナリスト
1966年長野県生まれ。90年慶應義塾大学文学部卒業。同年共同通信社入社。大阪社会部、成田支局、東京社会部、外信部、ソウル特派員などを経て06年退社。著書に『日本の公安警察』、『国策捜査』、『絞首刑』など。

萱野 稔人(かやの としひと)津田塾大学国際関係学科准教授
1970年愛知県生まれ。03年パリ第十大学大学院哲学科博士課程修了。哲学博士。東京大学21世紀COE「共生のための国際哲学交流センター」研究員、東京外国語大学非常勤講師などを経て、現職。著書に『国家とはなにか』、『暴力はいけないことだと誰もがいうけれど』、共著に『超マクロ展望世界経済の真実』など。

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Profile

神保哲生(じんぼう・てつお)

-----<経歴>-----

1961年東京生まれ。
15歳で渡米。コロンビア大学ジャーナリズム大学院修士課程修了。
クリスチャン・サイエンス・モニター記者、AP通信記者を経て独立。
ビデオジャーナリストの草分けとして、日米の放送局に映像リポートやドキュメンタリーを多数提供。
2000年1月、世界初のニュース専門インターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』を立ち上げ代表に就任。
2001年4月より『ビデオニュース・ドットコム』で宮台真司氏と人気ニュース番組「マル激トーク・オン・ディマンド」のキャスターを務め、現在にいたる。
2005年4月より立命館大学産業社会学部教授を兼務。
2008年4月より、早稲田大学ジャーナリズム大学 院非常勤講師を兼務。
専門は地球環境問題、開発経済、メディア倫理、日米政治関係。

BookMarks

ビデオニュース・ドットコム(有料会員登録制)
http://www.videonews.com/

ビデオジャーナリスト神保哲生のブログ
http://www.jimbo.tv/

マル激!メールマガジン
↓ ↓ ↓


-----<著書>-----

新刊!
↓ ↓ ↓

『格差社会という不幸』
2009年12月、春秋社、共著


『民主党が約束する99の政策で日本はどう変わるか?』
2009年7月、ダイヤモンド社


『オルタナティブ・メディア―変革のための市民メディア入門』
2008年12月、大月書店、翻訳・解説


『教育をめぐる虚構と真実』
2008年10月、春秋社、共著


『ツバル―地球温暖化に沈む国』
2007年7月、春秋社、増補版


『ビデオジャーナリズム―カメラを持って世界に飛び出そう』
2006年7月、明石書店


『中国―隣りの大国とのつきあいかた』
2007年6月、春秋社、共著


『アメリカン・ディストピア―21世紀の戦争とジャーナリズム』
2003年9月、春秋社、共著


『天皇と日本のナショナリズム』
2006年11月、春秋社、共著


『ネット社会の未来像』
2006年1月、春秋社、共著

『粉飾戦争―ブッシュ政権と幻の大量破壊兵器』
2004年3月、インフォバーン、監訳

『プロパガンダ株式会社―アメリカ文化の広告代理店』
2004年8月、明石書店、解説

『漂流するメディア政治―情報利権と新世紀の世界秩序』
2002年10月、春秋社、共著

『地雷リポート』
1997年11月、築地書館

『ビデオジャーナリストの挑戦』
1995年11月、ほんの木

『重要政策全比較―シリウス・日本新党・平成維新の会』
1993年7月、ほんの木

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