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幹事長、民主党政権大丈夫ですか

岡田克也氏(民主党幹事長)
マル激トーク・オン・ディマンド
第506回(2010年12月25日)
幹事長、民主党政権大丈夫ですか
ゲスト:岡田克也氏(民主党幹事長)

プレビュー

 政権交代から1年3カ月。小沢一郎元代表の衆院政治倫理審査会(政倫審)出席をめぐる党内の対立が連日報じられる中、民主党への国民の期待は、日を増すごとに下がり続けている感が否めない。

 恐らく国民の疑問は次の一点に凝縮されるにちがいない。

 「民主党はどうなってしまったのか。」

 そこで、2010年最後のゲストに、鳩山内閣・第1次菅内閣で外務大臣を務め、今は党幹事長として与党を束ねる立場にある岡田克也幹事長を迎え、岡田氏が小沢元代表の政倫審への招致にこだわる理由や、民主党政権が必ずしも国民の期待に応えられていない理由など、まさに「民主党はどうなってしまったのか」の問いを、そのままぶつけてみた。

 まず岡田氏は、「大きな期待を背負ってスタートした民主党政権が、政治とカネの問題でつまずいたのは痛恨事」だったと、小沢氏や鳩山元首相の政治資金問題が政権運営に大きな影響を及ぼしたことを率直に認めた。そして、小沢氏にも法的な責任とは別に政治的な説明責任があるとして、政倫審には小沢氏本人が自主的に出席して説明をすべきとの考えを改めて強調した。

 しかし、民主党政権が何も成果を出していないとの批判に対しては、民主党政権に混乱や経験不足があったことは認めたうえで、高校授業料の無償化、農家戸別所得補償、事務次官会議の廃止、記者会見の開放、沖縄密約の解明など、自民党政権ではなし得なかった数々の成果をあげていると、岡田氏は反論する。特に、記者会見のオープン化や沖縄密約の解明については、岡田氏自身が主導した施策として、その成果に自信のほどを見せた。

 しかし、仮に民主党政権がそのような成果をあげているとしても、それが広く国民に理解され、評価されないのはなぜか。その問いに対して岡田氏は、民主党が「考え方の転換」をしようとしていることが国民に伝わっていなかったと、説明不足があったことを率直に認める。

 例えば、子ども手当は義務教育と同じように「子育ては社会全体で行う」という考えに基づいた施策であったにもかかわらず、それが十分に理解されていなかったために、バラマキ批判に晒され、結果的に所得制限などに議論の焦点がずれてしまったと、岡田氏は残念がる。そして、説明不足の原因の一端が、政府与党の一元化にこだわるあまり、党からの発信が止まっていたことにあるとして、党の発信機能の回復を急ぐ意向を明らかにした。

 一方、菅政権が厳しい批判に晒された尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件での対応については、前外相として、また現幹事長として、「現政権を批判する気はまったくない」と前置きをした上で、中国があそこまで激しい対抗措置を取ってくることを、日本政府は予想していなかったのではないかとの認識を示した。

 民主党政権の浮沈を握るキーマンの一人であり、ポスト菅の最右翼とも目される岡田氏に、ジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が、民主党のこれまでとこれからを問うた。

今週のニュース・コメンタリー
•外交文書の公開
 沖縄密約と6500万ドルの意味
•参院改革西岡議長試案
 選挙制度を変える前に考えておくべきこと

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<ゲスト プロフィール>
岡田 克也(おかだ かつや)衆院議員・民主党幹事長
1953年三重県生まれ。76年東京大学法学部卒業。同年旧通産省入省。90年衆院初当選(自民党)。93年自民党離党。新進党、民政党を経て、98年民主党に合流。党政調会長、幹事長、代表などを歴任。鳩山内閣、第1次菅内閣で外相、10年9月より現職。当選7回(三重3区)。

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中国があそこまで激しい対抗処置を取ってくることを日本政府は予想していなかったのではないか

と現幹事長で前外相は他人事のようにのたまったとの事

おどろきました、今民主党に投票した事を心から後悔しております。私は貝になりたい。

岡田氏の頑固さは、大切なことです。しかし、一般人でなく、政治家である限り、そこに柔軟性というか、その考え方が多数決の論理に沿ったものかの冷徹な判断が必要です。

この面で見ると、代表をされていたときと、現在の幹事長に大きな差を見出すことが困難です。

岡田さん自身が、自分の考え方を全て忘れて、一度徹底的に、国民の声を聞くことに徹底して見てはいかがでしょうか。違った世界が現出し、岡田氏が大きく成長されるように思うのですが、たいしたことのない衣を脱げないのでは、どうしようもありません。

残念ながら、現在の岡田氏には、指導者としては全く期待していません。小沢氏に対決する姿は、惨めさだけで、哀れにしか見えません。

え?世論調査を根拠にしているの?
あなた与党の幹事長で各地の選挙にも顔出すんだから生の声を拾わなきゃダメでしょう。
世論調査依存とか新聞依存とか、民主主義ってそうじゃないでしょ。

岡田さんは政治と金の問題で嫌疑をかけられた小沢先生の政倫審出席するか否かについて
法的責任とは別に政治的責任云々と、ずっと仰しゃっているが
政治的責任とは何か?
少なくとも法的嫌疑は晴れていると思えるし、検察審査会の議決などマスコミが煽るほど国民は気にしていない。
同じ党の仲間として
小沢先生を貶める発言を繰り返す事が,国民からの支持を得られない要因であることも考えた方がよろしいかと思います。
首相を先頭に仲間攻撃する人が多すぎます。

<民主主義の破壊に手をかす気か>
 本来は法律とその精神に沿い、事実に基づいて行動すべき、一行政機関である検察の政治干渉に目をつぶるだけでなく、捏造報道に血道をあげる三大新聞関係者を堂々と接待して恥じない菅政権である。
 事実を報道することなく、誤まった情報を流して国民を洗脳した結果は先の戦争、或いは小泉政権による格差の拡大など、必ず国民に不幸をもたらす。
 菅氏、仙谷氏、岡田氏など現民主党執行部にいる人達から彼らの政治理念を聞いたことがない。
岡田代表の時の総選挙のスローガンは「日本をあきらめない」でした。ここに政治理念を私は感じることが出来ません。
一方で小沢氏は「自立と共生」の社会を目指ざし、政治は「国民の生活が第一」と極めて明確・明快である。
 岡田氏が自分の頭で考え、己を客観的に観ることの出来る人間であれば、とても恥ずかしくて政治家を続けていられないと思います。

この時期に、地上波放送局や全国紙を出し抜いて与党の幹事長を引っ張り出し、そこまで話を聞き出すとは、すごいの一言です。

ビデオニュース・ドットコムの皆さん、神保さん、宮台さん、おめでとうございます。

情報収集・分析力に欠けた、現代についてこれない人だと分かりました。残念なことです。期待したこともあるんですが。

小沢さんの理念や具体的政策提言に賛同する者としても、今回の岡田幹事長の話を聞けたことは有意義であったと思います。
願わくば、さらに突っ込んで彼の政治理念や目指す国家像、日本をどうするか、具体的な考えがあれば聞きたかった。政権内閣を構成する者にも徹底してそうした政治のコアの部分を語ってもらうことは、小沢氏招致問題とは別に、今でも重要な事であろう。彼らも国民には何も説明していないのであるから。

気のせいだろうか。小沢氏の政治と金に対することよりも、菅首相によるこれからの日本をどうしたいかの国会説明の方がはるかに重要だと感じるのは。

岡田さんはとても真面目な人のようですが、政治家としての大きな志、道理にかなった正義感/倫理観、洞察力などの資質が、他の多くの民主党議員と同様に欠落しているように見受けられます。

残念ですが、国の方向付けを担うような器ではないということが、最近の行動を通して明らかになったと判断しています。

意見のない者に、反論はできない、といわれるが、
菅直人氏(岡田幹事長)と小沢氏が会っても「こんにやく問答」ではないだろうか?
意見がない人が菅直人、意見を変えない人が岡田さん。
討論で何かが変わる人ではないから、小沢さんは話していても空しいと思う。
ま、小沢さんと彼等では政治家のスケールが違うか。

<まさにカチカチ山>
 阿修羅掲示板で知りましたが、菅首相のお膝元である西東京市議選の結果はこのまま菅代表では民主党が消滅することを示している。
それは28名の定員に対して7名の候補者を擁立しながら、当選3名の惨敗であったというだけではない。
その中身である。
現職市議4名のうち3名が落選となったわけですが、実にこの落選3名全てが9月の民主党代表選挙で菅支持を表明した地方議員であったという事実です。
小沢排除に血道をあげ、総選挙での公約を一顧だにしない菅政権に国民は退場を求めているのです。
民主党議員が一刻も早く、これに気がつかねば、まさに阿波狸の泥舟に乗って沈んでいくカチカチ山となるのです。

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Profile

神保哲生(じんぼう・てつお)

-----<経歴>-----

1961年東京生まれ。
15歳で渡米。コロンビア大学ジャーナリズム大学院修士課程修了。
クリスチャン・サイエンス・モニター記者、AP通信記者を経て独立。
ビデオジャーナリストの草分けとして、日米の放送局に映像リポートやドキュメンタリーを多数提供。
2000年1月、世界初のニュース専門インターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』を立ち上げ代表に就任。
2001年4月より『ビデオニュース・ドットコム』で宮台真司氏と人気ニュース番組「マル激トーク・オン・ディマンド」のキャスターを務め、現在にいたる。
2005年4月より立命館大学産業社会学部教授を兼務。
2008年4月より、早稲田大学ジャーナリズム大学 院非常勤講師を兼務。
専門は地球環境問題、開発経済、メディア倫理、日米政治関係。

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ビデオジャーナリスト神保哲生のブログ
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『民主党が約束する99の政策で日本はどう変わるか?』
2009年7月、ダイヤモンド社


『オルタナティブ・メディア―変革のための市民メディア入門』
2008年12月、大月書店、翻訳・解説


『教育をめぐる虚構と真実』
2008年10月、春秋社、共著


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2006年7月、明石書店


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『粉飾戦争―ブッシュ政権と幻の大量破壊兵器』
2004年3月、インフォバーン、監訳

『プロパガンダ株式会社―アメリカ文化の広告代理店』
2004年8月、明石書店、解説

『漂流するメディア政治―情報利権と新世紀の世界秩序』
2002年10月、春秋社、共著

『地雷リポート』
1997年11月、築地書館

『ビデオジャーナリストの挑戦』
1995年11月、ほんの木

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1993年7月、ほんの木

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