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2005年10月14日

INSIDER No.318《The Commons》ざ・こもんず/知の達人たちの情報共有地——呼びかけ(案)

 「これでいいのか、日本!」と憂えている第一線のジャーナリストをはじめさまざまな分野の知の達人たちが、それぞれ自由に発信し、またお互いに議論を交わすインターネット上の情報空間を共有しつつ、それを広く一般読者・視聴者に無料で開放する新しいサイトを立ち上げることになりました。それが「The Commons(ざ・こもんず)」です。

《コモンズの知恵に学ぶ》

 コモン、あるいはしばしば複数形で用いられますが、コモンズとは、元々は村の共有地もしくは入会地のことです。日本の場合で言えば、例えば里山に20軒の集落があったとして、その20軒で茅場や後背の雑木林や新規開拓の農地を共有にして、茅場は毎年刈って、今年は或る1軒の茅葺き屋根の葺き替えを村中総出でやって20年に一度自分の家の番が回ってくる。雑木林は20面に分けて、今年はこの面を切って薪や炭にして、翌年は隣の面を切って、最初のが20年経って復元したらまたそこに戻ってという具合に循環的に管理して暮らしを維持してきました。限りある資源を上手に使って持続可能な暮らしを維持する共同体の知恵と言えます。

 なお共有地には、その土地を入会権者たちが文字通り共同所有している場合と、国有地・公用地・私有地に利用権として入会権が設定される場合とがあり、後者も便宜上、共有地と呼ばれます。いずれの場合も、入会権は民法上の物権に当たります。

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