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2008年2月14日

INSIDER No.428《SUBPRIME》レーニン『帝国主義』を読もう!?──G7サブプライム対策の不毛

 10日のサンプロに、その前日に東京で開かれたG7(7カ国蔵相・中銀総裁会議)を終えたばかりの額賀福志郎財務相が出演して、サブプライム問題をきっかけとした世界金融システムの動揺について、全く危機感のない緩んだ話を綿々しているのにだんだん腹が立ってきて、思わず「レーニンの『帝国主義』でも読んだらどうか」と、あらぬことを口走ってしまった。発言を記憶に従って再現すればほぼ次のような趣旨だった。

 「金融商品の透明化を図るとおっしゃいますが、根本的な問題は、1つは、さきほど額賀さんが言及した“金融安定化フォーラム”がG7に対して提出した中間報告がサブプライム・ローンについて『詐欺的な融資慣行が横行している』と言っているわけで、まずアメリカ国内の問題としてこんな詐欺まがいのローンを止めさせなければならない。もう1つは、さらなる詐欺的行為として、その怪しいサブプライムを束にしてさらに別のローンの束と一緒にして証券化して金融工学なるもので数式をまぶして『ほれこのようにリスク分散されていますよ』と言いくるめて売り飛ばすというやり方。これはインチキなビーフ・ハンバーグみたいなもので、豚肉が混じっていたからその部分だけ取り除けと言ってもミンチになっているから今更取り出せない。だから透明化は無理なんですね」

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2007年8月21日

INSIDER No.404《SUB-PRIME》サブプライム問題ごときでなぜ世界がガタガタするのか?──電子的金融カジノのふしだらさ

 米国の低所得者向け住宅ローン(サブプライム・ローン)の焦げ付きという些細な問題をきっかけに、全世界の資本・株式・為替市場がたちまち混乱に陥り、相乗的な下落スパイラルに填り込みかねない不安に晒されている。複雑系理論で言う「北京の蝶(が羽ばたくとニューヨークでハリケーンが起きる)」モデルを絵に描いたようなこの不思議な光景から透けて見えるのは、いきなり結論を言えば、電子化された金融カジノによって徒に消費と投資を煽るアメリカ帝国のみせかけの繁栄を、もはや世界がいつまでもアテにしているわけにはいかなくなってきたという大きな時代の流れである。

●消費の蟻地獄

 サブプライム・ローンの残高は約1兆3000億ドル(約147兆円)で、決して少ない額ではないが、それでも全米の住宅ローンの10%を占めるにすぎない。その焦げ付き比率が4年半ぶりに上昇して15%程度まで達したというのが今回の問題の発端で、それは確かに憂慮すべきことではあるけれども、世界を揺るがすような話ではない。サブプライム・ローンは元々、普通なら銀行にローンを組んで貰えない低所得者層や過去にクレジットの支払い遅延を起こしてブラックリストに載ってしまっている人たちに、無理矢理にでもマイホームを建てさせようという狙いで住宅金融会社などが通常よりも2〜4%高い金利で提供してきたもので、その金利の高さにすでにリスクの大きさが織り込まれている。しかも、最初から高金利では敷居が高いので、当初は5〜7%程度に金利を抑えて借り易くしておいて、3年後から10〜15%に跳ね上がるように設計してあって、当然それ以降に返済が続かない人が出てくることもまた想定内であったはずなのだ。

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