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2001年7月30日

INSIDER No.25-2《LDP CLINICAL》これから始まる小泉首相の“暑い夏”──参院選後の政局

 「信任におごるな」(読売)、「“信任”ではなく“催促”」(毎日)、「“人気”は“参加”に変わるか」(朝日)、「猶予の時、終わった」(日経)──参院選開票翌日の各紙政治部長の論説のタイトルが一様に示しているように、有権者の多くは、小泉純一郎首相の「改革」に期待しつつも、それが本当に遂行されるのかどうか危ぶんでいて、「今回は騙されても仕方がないから、自民党に1回は入れよう」(菅直人=民主党幹事長)という屈折した選択をした。その意味で、この勝利を一番つらい思いで受け止めているのは小泉自身であり、改革を具体化しながら抵抗勢力の反撃をいかに阻むか、その改革の方向・速度と景気対策の折り合いをいかにつけるのか、靖国参拝の強行による内では公明党、外では中国・韓国の反発をいかに避けるのか、彼にとっての最も暑い夏がすぐに始まる。

●自民党は復調したか?

 自民党が得た64議席は、(1)改選議席61を3つ上回り、前回当選44、前々回46を大幅に上回るだけでなく、(2)改選総議席121の過半数61を上回り、さらに(3)非改選と合わせて与党3党が参院で過半数を確保するために必要な63をも単独で上回っており(つまり仮に今回、公明党と保守党が獲得議席0でも参院の過半数を維持できる)、文句なしの勝利である。しかも、今回は定数が5つ削減されているから、そうでなければ66か67にも達していたはずで、前回44から約5割も議席を増やした計算になる。自民党が改選総議席の過半数を抑えたのは、92年の宮沢政権下の参院選で67議席を得て以来、初めてである。しかし同党は、89年の参院選で36議席の大惨敗を喫して、単独で参院の過半数を占められなくなっていて、だからこそ相手を取り替え引き替えしながら連立政権を維持しなければならないのだが、その歴史的傾向を逆転することは今回も出来なかった。76人の自民党立候補者が全員当選して、さらに推薦無所属2人を後から入党させれば、その逆転は全く不可能といういう訳ではなかったにもかかわらず、である。

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2001年6月30日

INSIDER No.21-2《LDP CLINICAL》今どき敢えて「反小泉」論──民主党若手の皆さんへの提言

●自民党総裁が“反自民”という異常事態にひるむな

 自民党総裁が“反自民”であるという、見たこともない矛盾に満ちた光景に戸惑うのは当然だが、しかし野党やマスコミがこれで浮き足だってしまっては話にならない。この状況は、自民党がいよいよ断末魔に陥って、小泉を総裁に取り込むことによってしか、彼と加藤紘一や若手を引き連れて離党する事態を防ぐことが出来ないということでこうなっているわけだから、この矛盾に苦しんでいるのは自民党であって、何も野党がその矛盾を引き受ける必要はない。

 まず第1に、鳩山由紀夫代表が「小泉が本当に改革をやるなら民主党はなくなってもいい」と言ったり、誰だか知らないが若手が「田中真紀子外相の秘書官になりたい」と言ったり、小泉内閣に媚びを売るようなことは絶対にしてはならない。我々はジョークや皮肉で言っているということが分かるけれども、マスコミの特にワイドショーは面白がって、前後のレトリックやニュアンスと切り離してその部分だけを何百回でも流すから、その一言で、都議選にせよ何にせよ、数議席を落とすことになる。こんなことは政治の初歩で、野党としては与党に対して常にスキッとした対抗姿勢を示す必要がある。

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2001年6月20日

INSIDER No.20《LDP CLINICAL》小泉はどのくらい“反自民”なのか──混沌たる参院選の行方

 小泉純一郎首相は、参院選向けの自民党のTVコマーシャルを撮影するに当たって、広報担当者から「総裁、どのようなコンセプトで作りましょうか」と問われて、即座に「反自民で行こう」と答え、腰を抜かすほど驚いている担当者を尻目に、さらに「だって、俺を支えているのは反自民の人たちだもん」と言い放ったという。あるいは彼は、首相就任直後の某評論家との個人的対話の中で、「今はいいけど、参院選後にいよいよ改革を具体化しなければならないということになると、橋本派を中心とする“抵抗勢力”と激突して、結局は何も出来ないということになるんじゃないか。その時はどうするんですか」と尋ねられて、これまた即座に「その時は離党する」と断言した。

 自民党総裁が“反自民”であるという前代未聞・空前絶後の矛盾に満ちた事態は、結局のところ、(1)小泉が本当に“反自民”のスタンスを貫き通した場合には、自民党が解体・分裂するか、(2)もしくは彼が弾き飛ばされて離党せざるをえなくなるかのどちらか、(3)そのスタンスを貫き通せずに、ほどほどのところで党内で妥協を図った場合には、たちまち国民的人気が(急上昇したのと同じくらいのカーブで)急下落する──という形で決着を迎えるしかないだろう。いずれにせよ小泉政権は短命に終わる可能性のほうが大きい。

●誤算と打算

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2001年4月16日

INSIDER No.12-3《LDP-CLINICAL》“橋本勝利”で死期を早める?自民党──小泉が予備選第1位なら波乱も

 自民党総裁選は4人が立候補して賑々しい争いになったが、亀井静香と麻生太郎は、(1)初めから橋本支持を打ち出したのでは派閥がもたない(堀内派の有様を見よ)、(2)落ちるのが分かっていても一度手を挙げておくほうが次につながる、(3)第1回投票で派内の浮動票的部分が小泉に流れるのを防いで、第2回投票で橋本に入れれば橋本派に恩を売ることが出来る──などの計算から立候補しただけのことで、実質的には橋本龍太郎と小泉純一郎の戦いである。どの調査を見ても、国民に人気があるのが小泉であることは疑いがなく、自民党が7月参院選の負けを少しでも食い止めようとすれば、小泉首相、田中真紀子官房長官といった布陣で臨む以外に道はないはずだが、それが分かっていながら党内力学によって橋本を選ばざるを得ないところに、末期自民党のどうにもならないディレンマがある。この総裁選を通じて、国民の気分と党内の論理との乖離は極限まで広がり、その結果、橋本の下で戦う参院選で同党の負け方はさらに酷いものとなって、政権党としての死期を早めることになるに違いない。

●予備選の行方に注目

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2001年3月19日

INSIDER No.7-2《LDP-CLINICAL》野中vs小泉の抗争で自民党は分裂か?

 10日配信のi-NSIDER No.6で「党内向けには事実上の退陣表明でありながら、野党と世間向けにはそうではないと開き直ることのできるような手品のような文章などあるはずがない」と予め警告しておいたのに、森喜朗首相と自民党執行部はその愚かしい道に突き進んでしまい、天下に恥を晒している。おまけに、この期に及んで森がなお、日米首脳会談を自らの延命の手段として利用できるかの期待を抱いてノコノコとワシントンに出かけていくのは錯乱的であり、むしろ彼の死期を早める結果となろう。4月中旬ないし下旬に、野中広務=前幹事長と小泉純一郎=森派会長との対決を軸に総裁選が行われるのは確実な情勢となってきた。

●野中のホンネ

 野中は、前々から自分が総裁になることは「200%ない」と言い続け、17日の佐賀市での講演でも「絶対に考えていない。私の名前が(候補者として)残らないよう宣言しておく」「私は自らの身の処し方を知っている。混迷の時代だからこそ新しい見識豊かな人がなるべきだ。旧世代が何かを考えるべきでないし、器でもない」と、これまでより一段と強い表現で明確に“野中首相”の可能性を否定した。と同時にその講演で野中は、「郵政公社を実現する法律は成立し、それを踏まえて自民党大会でも国営で郵政3事業を堅持するという運動方針を決定したのに、わが党の中に郵政事業のあり方を批判する人がいる」と、名指しこそしなかったが、小泉の持論である郵貯民営化論に対する敵意をむき出しにした。

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2001年3月10日

INSIDER No.6-1《LDP-CLINICAL》ガラガラポンに向かう自民党──ポスト森が第15代将軍に?

 日本経済新聞株式欄のコラム「大機小機」は、時折なかなか鋭い批評が載るので人気が高いが、3月9日付は「太守」子の担当で「ガラガラポン」と題して今の自民党の状況を巧く要約している。同コラムは、参院選に向けて自民党内はもっと危機感・焦燥感があってもいいはずだが、そうでもないのは、結局、もういっそボロ負けして一気に政党の組み替えに進んでしまったほうがすっきりするという冷めた気分があるからだと指摘、さらに要旨次のように述べている。

▼自民党内でもベテランは江戸幕府にたとえて現在を「安政の大獄」のころかと思っている人が多い。今の13代将軍の能力は確かに疑問符がつくが、そうであるがゆえに周囲の老中たちは勝手ができるところがあり、ここは内部を引き締め、14代将軍を迎えて目先を変えれば、何とかしのげるだろうという空気である。

▼が、ベテランが気付いていないだけで、自民党はもう幕末を迎えており、新しい総理・総裁は15代将軍になるのではないかと感じている人が、若手には少なくない。結局は維新への流れを止めることはできず、幕府は崩壊することになる。それはそれでいいのではないかという。

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