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2006年12月14日

INSIDER No.377《IRAQ》イラク政策“見直し”が難航──思考停止状態のブッシュ政権

 12月6日の「イラク研究グループ(ISG)」報告書を受けて、ブッシュ政権は週明けの11日から、国務省・国防総省幹部や政権外の専門家との集中協議、駐留米軍司令官や駐イラク米大使ら現地側からの衛星回線を通じての意見聴取、訪米中のハシミ=イラク副大統領(スンニ派)との会談を設定、それらに基づいてクリスマス前にも大統領の国民向け演説でイラク政策の“見直し”を発表する予定だった。が、ホワイトハウスのスノー報道官は12日、「年内に新政策が発表されることはない。はっきり言ってまだ準備ができていない」と述べ、政権内の調整が難航していることを認めた。別の高官は「1月中に発表するだろう」と漏らしているが、そうだとすると大統領の年頭教書まで持ち越される可能性もある。進むも地獄、引くも地獄というブッシュ政権のディレンマはますます深まりつつある。

●世論も政界も分

 『ニューズウィーク』が9日発表した世論調査によると、ISG報告を支持する人は39%、反対は約半分の20%で、おおむね同報告が示した政策転換に好意的ではあるが、逆に言えば41%は同報告を読んでいないか、読んでも判断できないでいるか、あるいは関心がないということで、この米国の運命を左右する重大局面で賛成でも反対でもない人が4割もいるということ自体がこの国の危機的状態を示唆している。

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2006年3月12日

INSIDER No.345《IRAQ》泥沼の内戦状態に近づくイラク——ブッシュは打つ手なし

 本誌にとっては予想通りのことではあるが、イラク国内情勢は、昨秋の新憲法制定とそれに基づく総選挙実施にもかかわらず、宗教的・部族的抗争はますます激化し、今や周辺国をも巻き込んだ全面的な内戦状態に転がり込む寸前に達している。米国にとって状況は、ベトナム戦争末期の“泥沼化”よりさらに複雑かつ深刻で、ブッシュ政権の「出来るだけ早くイラク人の政府を作って秋の中間選挙前までに米軍を撤退させる」というシナリオはすでに破綻しているというのに、他に打つ手は思い浮かばない有様である。

●スンニ派取り込みに失敗

 事態を悪化させた最大の原因は、“イラク人の政府”づくりのプロセスにスンニ派を取り込むことに失敗したことである。

 実を言えば、スンニ派の“処遇”は占領当初から最大の問題で、それはイラクがオスマントルコ以前からフセイン政権に至るまで一貫してスンニ派が支配する国柄だったからである。イラン系のシーア派が南部で次第に勢力を伸ばしてスンニ派が少数派となった後でも、その国柄は変わることがなかった。少数派のスンニ派が多数派のシーア派を支配し、加えて北部には独立を志向するクルド族がいて、しかも社会構造としては何千年という歴史の中で培われた部族長の割拠支配がある国で、それを一応の“国民国家”として統治しようとすれば、フセインのような(スンニ派系の出身ではあるが)世俗的な(ということは狭い宗派的対立から相対的に自由な)独裁者が富と権力を一元的に握って上から押さえつける以外に方法がなかったわけで、本誌が何度も書いているように、フセインは別に個人の趣味で独裁をやっていたわけではない。

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2005年11月10日

INSIDER No.326《IRAQ》暴かれるイラク侵略米軍の化学兵器使用

 2004年11月初めに行われたファルージャへの総攻撃で米軍が化学兵器を使用したのではないかという疑いは、当時から指摘されていたが、イタリアの国営放送RAIが11月7日に放送したドキュメンタリー番組「ファルージャ/隠された大量殺戮」は、攻撃に参加した米軍兵士の証言や焼けただれたイラク人の死体の写真など強力な証拠を揃えて米軍の蛮行を暴露した。この伊放送局のスクープを、イギリスの『インデペンデント』紙11月8日付をはじめ欧州のメディアは大きく取り上げている。米軍とその傀儡政権は、いまサダム・フセインを、化学兵器を用いてクルド人を大量虐殺した罪で裁こうとしているが、米国に彼を裁く資格などあるはずがないことが、改めて明らかになった。下記「ライニュース24」のサイトは、番組の要旨を掲げている。もちろんイタリア語だが、写真やビデオ・クリップでその片鱗を見ることが出来る。

※伊RAI「ライニュース24」
http://www.rainews24.it/

※英インディペンデントの記事
http://news.independent.co.uk/world/middle_east/article325560.ece

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