Calendar

2011年12月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

Recent Trackbacks

メイン

HORIEMON アーカイブ

2006年2月14日

INSIDER No.343《HORIEMON》藤原正彦の「市場原理主義」批判は間違っている——官僚支配の爆砕なくしては日本は前に進まない

 私は藤原正彦の『国家の品格』という本は高く評価していて、「懐かしさ」とか「もののあわれ」とかいった日本的情緒や「武士は食わねど高楊枝」的な武士道精神の復興が、日本自身の再生の鍵であるばかりでなく、それを通じて21世紀の世界を救う役目を果たすことが出来るというその結論に、基本的に賛成である。しかし、本誌前号でも吟味の対象としたライブドア事件についての藤原の新聞でのコメントや、それをさらに詳しく敷衍した『文藝春秋』3月号の巻頭論文「愚かなり、市場原理主義者」を読むと、彼が、日本的情緒・精神vs米国的市場原理主義という二律背反的な荒っぽい思想的対立軸にすべてを還元してしまって、それはそれとして問題提起としては意味のないことではないけれども、現今の日本の政治的対立軸がどこにあるのかについて完全に音痴であるために、結果としては、明治以来の発展途上国型の中央官僚専横の体制やそれにあぐらをかいた既得権益企業・集団を擁護し、またその随伴物である旧自民党的な馴れ合いによる隠微な利害調整や平等原理に名を借りた欲得づくのバラ撒き政治の手法を擁護する役割を引き受けてしまっている。こんな形で文春はじめ旧体制メディアで寵児のように扱われるのは藤原にとって不幸なことだと思う。

続きを読む "INSIDER No.343《HORIEMON》藤原正彦の「市場原理主義」批判は間違っている——官僚支配の爆砕なくしては日本は前に進まない" »

2006年1月31日

INSIDER No.342《HORIEMON》ミソもクソも一緒にした規制緩和反対論を疑う——ホリエモン事件をどう捉えるべきか?

 ホリエモン逮捕の衝撃がまだ大きく尾を引く中で、小泉改革が米国流の市場万能主義に立って規制緩和を次々に断行したのでヒルズ族が生まれ法の穴を突いても金儲けをしようとする拝金主義がまかり通ったのだ——というような、ミソもクソも一緒にして改革や規制緩和そのものを「それみたことか」と批判する風潮が広まっている。

 例えば、ベストセラー『国家の品格』の著者である藤原正彦=お茶の水女子大学教授は28日付毎日新聞で言う。

 「考えるべきは、市場原理主義の弊害だ。これは規制をなくして人々に競争させ、弱肉強食の社会を作る。日本はアメリカの言いなりになってこのシステムを導入した。その結果、『人の心は金で買える』などという金銭至上主義がまかり通るようになった。……弱者のためにこそ、規制は必要なのだ。ところが現実は『官から民へ』『小さな政府』というスローガンにより規制はどんどんなくなっている。行きつく先は少数の金持ちと、大多数の貧困層、すなわち勝者と敗者ばかりで普通の人がいない社会だ」

続きを読む "INSIDER No.342《HORIEMON》ミソもクソも一緒にした規制緩和反対論を疑う——ホリエモン事件をどう捉えるべきか?" »

Profile

現在、INSIDERニュースレターの内容は、ご覧の《THE JOURNAL》内でブログの形で公開されております。
誰でも無料で閲覧し、またそれについて感想や意見を書き込むことが出来るようになっておりますが、従来通り、お手元に電子(Eメール)版配信もしくは印刷版郵送の形で講読を希望される方は、引き続きEメール版:年間6,300円(税込)、ペーパー(紙)版:年間12,600円(税込)をお支払いください。[法人購読の場合は年間105,000円(税込)になります]
ウェブ上で無料で閲覧できるものが、Eメール版・ペーパー(紙)版が有料なのはどういうわけだと思われるかもしれませんが、後者の場合、読者名簿管理と請求の事務、配信と郵送の手間が必要であり、とりわけ印刷版の場合は紙代、封筒代、印刷代、郵便代のほか宛名を印刷して封筒に貼り、印刷されたものを三つ折りして封入し、糊付けし、紐で束ねて郵便局に運び込むのに膨大な手間とコストがかかっていることをご理解下さい。
また、無料で閲覧できるならそちらに切り替えたいという方もおられると思いますが、残余の購読期間は引き続きEメール版もしくはペーパー(紙)版を配信させて頂き、購読料を途中返還することは致しませんのでご了解下さい。

BookMarks

TOKYO KALEIDO SCOOP
http://www.smn.co.jp/

INSIDER(インサイダー)
http://www.smn.co.jp/insider/

→ブック・こもんず←



当サイトに掲載されている写真・文章・画像の無断使用及び転載を禁じます。
Copyright (C) 2008 THE JOURNAL All Rights Reserved.