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2008年9月 2日

INSIDER No.457《FUKUDA》福田首相もプッツン辞任──10月解散・総選挙か?

「野党に相手にして貰えなかった」……一国の指導者として信じられないほど幼稚な全く同じグチを吐いて、安倍晋三前首相よりももっと短い任期で、福田康夫首相が辞任した。これで、政権交代含みの政局波乱は一気に加速され、最も早ければ、自民党が9月21日頃に麻生を新総裁を選んで直ちに国会で首班指名を受け、景気対策を盛った補正予算だけを通して10月に解散・総選挙、という展開となろう。しかもこの福田の自己崩壊的な辞め方で、総選挙で民主党が大勝して政権交代が実現する可能性は一層強まった。自民党から見て、単に無責任な敵前逃亡というよりほとんど利敵行為に近い犯罪的な辞め方である。

●3重の“ねじれ”に耐えきれず

 対テロ特措法の延長はじめ、福田が国民向けの“目玉”と想定した消費者庁設置法案など重要法案が民主党の反対で成立の見通しが立たないという国会の“ねじれ”は、1年前と何の変わりもない。それに加えて今回は、連立相手の公明党が福田に見切りをつけ、「辞めるんなら辞めろ」と言わんばかりに「対テロ特措法延長は流して年末解散を」と迫るという、連立政権内部の“ねじれ”が生じ、さらには、福田が1カ月前の改造で支持率向上の決め手として幹事長に迎えた麻生太郎が、事もあろうにその公明党と歩調を合わせて官邸と対立し、国会会期の短縮、景気対策への定額減税盛り込みを押し通すという、与党と官邸の間の“ねじれ”まで表面化した。国会と連立内部と自民党中枢の3重の“ねじれ”に気力も何も尽き果てたというのが福田の心境だろう。

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2008年8月 2日

INSIDER No.450《FUKUDA》これで政権喪失を回避できるのか?福田改造人事──福田vs麻生の暗闘に公明党の及び腰が絡む三つ巴

 8月1日発足の改造内閣を福田康夫首相は「安心実現内閣」と命名した。しかしこれは、国民にとっての安心実現とはほど遠く、むしろ福田自身がコケることなく政権を長続きさせて、出来れば来春の解散・総選挙で政権を奪われることを回避したいがための「安全運転内閣」と呼ぶにふさわしい。

●小泉「改革」を捨てていいのか?

 改造人事の特徴の第1は、小泉色の完全払拭である。小泉〜竹中路線の流れを汲む「経済上げ潮=改革継続派」の主唱者である中川秀直を要職に登用せず、それに連なる大田弘子と渡辺喜美は経済財政相と行革担当相から外した。反面、その経済財政相のポストをわざわざ、中川と真っ向対立してきた「消費税増税派」の筆頭=与謝野馨に与え、さらにそれと主張を同じくする伊吹文明前幹事長と谷垣禎一前政調会長を党4役から横滑りさせてそれぞれ財務相と国土交通相に就けた。小泉の郵政改革に反対して一時離党した保利耕輔と野田聖子を法相と消費者行政担当相に引き上げたこととも併せて、「小泉改革路線の否定だとの声も」(2日付読売)でて当然の露骨な反小泉姿勢の表れである。

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2008年6月14日

INSIDER No.442《FUKUDA》7月サミット後、政権崩壊へ?──首相問責“初可決”のボディブロー

 民主党はじめ野党3党が提出した福田康夫首相に対する問責決議案が11日の参院本会議で、首相に対する問責としては史上初めて、可決された。もちろん、衆院での内閣不信任決議と違って法的拘束力のない、いわば「竹光」ではあるが、そうと分かっていても、この散々だった国会の会期末に、野党がこのまま何もせずに引き下がるよりも、及ばずながら一太刀浴びせる決断に結束して踏み切った方が、国民の気分には合致している。

 法的にはともかく、政治的には、両院の1つが「福田を首相とは認めない」ことを決議したことで彼は“半総理”(13日付夕刊フジの表現)に転落した訳で、それでなくとも低迷にあえぐ福田人気がさらにズルズルと下がり、与党内での求心力も地に落ちていく助長要因となることは間違いない。平沼赳夫=元経産相(無所属)が同日夜、民主党若手の勉強会での講演で「サミットまでは福田で行くが、サミット後は総辞職や麻生太郎=前自民党幹事長への禅譲となる可能性がある」と述べたのはその通りで、この夏は政変の季節となる公算が大きい。

失敗が見えているサミット

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2008年3月31日

INSIDER No.433《FUKUDA》ダッチロールする福田政権──ガソリン再値上げが出来なければ墜落

 福田康夫首相は27日、官房長官も副長官も従えない異例の単独緊急記者会見を開き、道路特定財源を09年度から全額、一般財源化するとの約束と引き替えに、3月末で期限切れとなるガソリン暫定税率の継続について野党の妥協を取り付けようと図った。福田にしてみれば「皮を切らせて骨を切る」捨て身の戦法のつもりだったのかもしれないが、これは論理レベルでは何の整合性も説得性もない愚論にすぎないし、現実レベルでは一般財源化に激しく抵抗する古賀誠=元幹事長ら道路族をいきり立たせて自民党内からの“福田下ろし”の動きを加速させることになりかねない愚策にほかならなかった。

●本当に必要なのはいくらなのか?

 論理レベル。
(A-1)道路財源を一般化して道路以外の目的にも流用できるようにすべきかどうか、
(A-2)流用すべきだとしてどの程度か、
(A-3)流用を決めるのは財務省か地方自治体か、
——という問題と、
(B-1)ガソリン暫定税率を撤廃すべきかどうか、
(B-2)撤廃しないまでもどこまで減額するのか、
(B-3)撤廃もしくは減額の場合に代替財源は必要なのか、必要な場合にどこからひねり出すのか、
——という問題とは、別々に切り離して論じることは出来ないはずのことであって、まず今後10年間の道路整備中期計画に本当のところいくら必要なのかについて国会が精査して国民的合意が成り立った場合に、そこで次に初めて、しからばその財源をどのように調達するかという議論が浮上して、現在の特定財源を維持するのか、部分的もしくは全面的に一般化するのか、あるいはその一角にあるガソリン暫定税率を25円で継続するのか20円か15円か10円か5円か0円かにするのかという話になるはずである。

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2007年9月28日

INSIDER No.412《FUKUDA》これで流れが変えられるのか?──「安倍尻ぬぐい内閣」の多難

 混迷から自滅へと転がり込んだ安部政権の呪われた軌道をキッパリと断ち切って出直すことがまず第一の使命だというのに、17閣僚のうち横滑りの2人を含めると15人、旧党3役のうち1人が再任という、何のための政権交代か分からないような福田内閣のスタートである。裏を返せば、安倍前首相の国会会期中の職務放棄という前代未聞の異常事態の中で、なぜこんなことになったのかの総括も、その上に立って組織と路線をどう再建するかの方策も、まったく議論することなく、取り敢えず首だけをすげ替えるしかなかったわけで、その意味では新内閣は、福田自身が名付けた「背水の陣内閣」と呼ぶよりも、安倍が対処しきれなかった諸困難を整理されないまま引き継がざるを得なかった「安倍不始末の尻ぬぐい内閣」と呼ぶにふさわしい。前途は多難で、そのいくつかを乗り越えたとしても、遅くとも来春には行われる次期総選挙までしか命の保証はない、事実上の「選挙管理内閣」であり、しかもその選挙で民主党に政権を奪われる公算が大きいことを考えれば「政権明け渡し準備内閣」とも言える。

●すげ替え効果

 首のすげ替え効果は確かにあって、いつも通りのご祝儀相場的な内閣支持率上昇に加えて、今回は小泉のドタバタと安倍のオロオロで騒々しい6年半を過ごさなければならなかった後だけに、福田の年格好と一見穏和な物腰に国民が何かホッとするものを感じて、「何かをやってくれそうだ」という積極的な期待感というのでなく、「これでしばらく落ち着いて過ごせそうだ」という消極的な安堵感を抱いているという事情がある。しかしこの落ち着き気分は嵐の前の静けさにすぎず、秋のテロ特国会から始まって総選挙、政権交代(?)までは一連なりの政局プロセスであり、それを通じて日本政治は93年細川政権誕生を上回る大変動に巻き込まれ、本格的な2大政党時代という未体験ゾーンに突入することになる。

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