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2008年2月14日

INSIDER No.429《CAPITALISM》金融資本主義に破滅回避の道はあるのか?──春山昇華『サブプライム問題とは何か』を読もう!

 レーニン『帝国主義』を読もうというのは半ば冗談だが、米国内の住宅ローンの返済遅滞がなぜ米欧各国の政府・中央銀行が銀行救済に乗り出すような世界的な金融システムの危機に繋がるのかを少し突っ込んで知るには、春山昇華『サブプライム問題とは何か』(宝島新書)を読むべきである。著者は国際投資の専門家で、96年から個人投資家向けのブログ「おかねのこねた」を主宰、その記事をベースにまとめた、これもいま流行のブログ本である。昨年11月に出版されてすでに6刷を重ねている。その結論もまた私と同じく、今回の事態が「アメリカ帝国の終わりのはじまりなのかもしれない」(P.194)ということである。

ブログ「おかねのこねた」:
http://www.doblog.com/weblog/myblog/17202

●市場と国家という古くて新しい問題

 レーニンは、大銀行の支配が全産業・全社会を覆い尽くし、政治までをも従属させつつある金融寡頭制的な金融独占資本主義=帝国主義の放埒は、やがて主要国の間の全世界的な市場と資源の分割をめぐる戦争を引き起こして破滅的な結末を迎え、その瓦礫の中から、より高度で合理的な社会主義の生産システムが立ち上がって資本主義に置き換わると考えた。実際、20世紀の世界は2度に及ぶ破滅的な大戦争を体験し、それを通じて彼はロシアにおいて初の社会主義国家を創設したが、世紀末になってみれば、生き残ったのは資本主義で、自滅したのは旧ソ連をはじめ社会主義の方だった。市場の働きを全く無視して、産業と金融を国有化して官僚の統制に任せるという、高度でも合理的でもない稚拙な方法では、そうなったのも当然だが、しかし金融資本主義のやりたい放題に何らかの社会的規制を加えなければ資本主義そのものが破滅するというレーニンの命題は、依然として、と言うより、ますます正しい。

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