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2007年12月28日

INSIDER No.423《2008》2008年の世界と日本

(1)帝国の黄昏の中での米大統領選挙

 2008年は、アメリカ帝国の黄昏が誰の目にも明らかなほどに深まって行く年となるだろう。私は06年9月に出版した『滅びゆくアメリカ帝国』の終章で、いささか先走り気味に「我々が目撃しているのは、米国が世界史上最強の軍事・経済帝国として絶頂を極めた(かに思われた)その瞬間に、崩壊への予兆に囲まれて立ちすくむという、まさに絵に描いたような弁証法的な展開である」と書いたが、その予兆が予兆にとどまらなくなって、米国人を含めて世界中の誰もが息を詰めるようにしてこの帝国の立ちすくみを見つめざるを得なくなるのが、今年である。『NEWS WEEK』新年合併号の特集「2008年の世界を読む」の巻頭論文でファリード・ザカリア国際版編集長は「“ポスト・アメリカ時代”の世界は、そこまで来ているのだ」と書いているが、それがどこまで来ているのかが確かめられなければならない。

 イラクとアフガニスタンの戦争は出口が見えない。それは、米軍を何万人か増派してどんな作戦を行えばいいか、すでにほとんど腰が引けている同盟国の軍隊を押し止めてどこに配置するかといった軍事戦術的なレベルの話では全くなくて、テロリスト退治ごときを理由に数千年の歴史と文明を持つ国家・社会を爆弾で破壊すればどんなことになってしまうのかという想像力の致命的な欠如、それゆえに米国の指導者と国民が陥っている一種の集団的ヒステリー症状を治療することは出来るのか出来ないのか、出来なければ破滅であり、出来るとすれば世界にとって大迷惑でしかない“唯一超大国”を“超”のつかない、しかし十分に最大最強の“大国”に軟着陸させることであるけれども、米国がそれを自分から進んで行うことが出来るのか、そうではなくて全世界の憐れみに満ちた強制介護を受けて無理矢理そうせざるを得なくなっていくのか——という、帝国末期の終末医療の問題である。上記ザカリアは述べている。

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