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INSIDER No.390《MARIJUANA》マリファナを解禁せよ!──2007マリファナ・マーチのお知らせ

 マリファナを解禁すべきである。先進国でマリファナを医療用としてさえ認めていないのは米国と日本くらいで、日本のやたら厳しい大麻取締法は昭和23年にGHQの支配下で米国の押し付けで作られたもので、マリファナを他の麻薬類と同レベルで害悪視してその医療用効果を無視しているばかりでなく、そもそも日本の衣食住文化の原点とも言うべき麻の多様な価値を全面的に否定した許し難い悪法である。

 戦後憲法を米国の押し付けだという人がいるが、あれは単なる押し付けでなく、20世紀を通じての国際法の領域での“戦争の違法化”に向かっての人類史的努力の到達点としての国連憲章の精神と、日本国民の「もう戦争はご免だ」という心底からの気持ちとが合一して出来上がった一個の“世界遺産”である。それに対して大麻取締法は、疑いもなく米国の押し付けで、このために日本人は、この国の気候風土に似つかわしい麻の着物を着ることも、麻の実や油を食べるたり住まいの中で活かすことも、不当に制約されていて、そのことに疑念を抱くことすらなくなってしまった。安部首相が「美しい国」と言うなら、まず見直すべきは憲法より先に大麻取締法である。

 知人からこういうお知らせが届いている。

《2007マリファナ・マーチのお知らせ》

 5月13日(日)に東京、港区の青山公園(南地区)でマリファナ・マーチを行います(注1)。これまで2回のお知らせでお伝えしました
が、この催しは、大麻(マリファナ)の規制見直しを訴えた非営利の市民集会です。2001年から毎年5月に開催されてきましたが、今回はじめて六本木周辺から渋谷駅前まで行進する「ヒューマン・パレード」を行います。
http://www.cannabist.org/report/mmm2007/index.html
http://marijuanamarchjapan.blog56.fc2.com/

■この「マリファナ・マーチ」は、昼の12時から開催され、内容は、音楽、フリースピーチ、展示、パフォーマンスのほかフリーマーケットなどもあります。
 
 「ヒューマン・パレード」は、午後4時スタートの予定ですが、前部は大麻問題を訴える人たちが中心になったパレードです。変わったコスチュームの参加者もいるかもしれません。後部は飾り付けの車で音楽を流し、それにあわせてダンスをするような雰囲気のパレード(サウンドデモ)になるはずです。

■ヒューマン・パレードには、大麻・薬物問題だけでなく、難民認定申請を行っている在日外国人・そしてその子供さんの人権、セクシャル・マイノリティ、性同一性障害の問題に取り組んでいる人たちなど、今の社会で偏見や誤解の目にさらされている人々が参加の声を上げています。
 
 わたしたちは、未だ社会で認知されていない人権、あるいは一般には人権の問題とは見なされていない人権問題が存在していると訴えてきました。大麻の問題はそのひとつです。

■日本の大麻取締りは公権力による人権侵害であると言わざるをえません。当然ながら取締りは法律に基づいたもので、取締りを行っている警察官や厚労省の職員は法律に基づいて職務を執行しています。裁判官は、法律に基づいて判決を下しています。
 
 しかし、そういった手続きの大本、最高法規の日本国憲法に反していると言わざるを得ません。基本的自由の最も基本は人身の自由、自分の意思で体を動かし行動する自由です。人間を刑務所に入れることは、自由刑と呼ばれていますが、そのような刑罰を科すことが許されるのは、重大な犯罪を犯したケースに限られます。憲法第18条の奴隷的拘束・苦役からの自由、第31条の罪刑の均衡に反しています。
 
 大麻は人に自由刑を科すようなものではありません。大麻に規制は必要だと思いますが、刑罰として自由刑を科すほど危険な存在ではありません。
 
 事実、世界のほとんどの先進国で大麻は、刑事罰の対象からは外されています。オランダ、イギリス、ドイツ、フランス、スペイン、スイス、ロシア、カナダ、オーストラリアなどでは、大麻は非犯罪化(社会的容認)、あるいは非刑罰化されています。アメリカでも、12の州では州法で非犯罪化(社会的容認)され、連邦法でも常習的ではない個人の所持や栽培に関しては、日本のような重い刑罰を科せられることはありません。

■わが国では、大麻をはじめとした薬物問題を自由に語ることはタブーになっています。行政(取締り側)の一方的見解だけが公表を許されていて、それ以外の意見が存在していることは国民の目にふれないように扱われています。その背景に、大麻や薬物問題に対する誤解や偏見があります。
 
 大麻問題、薬物問題というと、マスメディアでは、ほぼ100%、廃人や病的な人、生活破綻者たちといった反社会的イメージで報じられます。しかし、マリファナ・マーチに参加している人たちを見れば、一目瞭然ですがが、現実に、大麻や薬物問題に関心のある、そして「自由化」(=非犯罪化)を最も望んでいるのは、ごく普通の人々です。

■先ほど新しい人権と述べましたが、人権の問題は、誰かがこれは人権と認めるがこれは認められないとか判断できることではないという思いがあります。条文のようなものがあって、それに定められているようなものでもないはずです。まず自分たちの人権が侵害されていると自覚し、声をあげる当事者たちが存在していることに目を向けるべきではないでしょうか。
 
 人権といっても、他者の人権や公共の福祉を妨げるような性格のものは、制限があってしかるべきだと思います。しかし大麻の個人使用については、そういった問題はないと言っても過言ではありません。大麻に対する誤解や偏見が不安や危惧を生みだしているのです。
 
 わたしたち、マリファナ・マーチに参加する人々はみな、言葉上の表現はどうあれ、今の大麻規制はおかしいと、人を牢獄に放り込むことに異議を唱えています。今の大麻の規制のあり方はおかしいと声を上げている人々がいるのです。この主張に賛同する人たちが数多くいます。
 
 日本の大麻の体験者数は、公的な調査によれば数十万人から100万人と推定されています。大麻取締法の逮捕者は、年間3000人を超えています。こういった数字は、大麻規制のあり方が、社会的に議論されるべき問題になっていることを示しています。

■マスメディアの取材など、積極的に対応いたします。ご関心のある方は、カンナビストまでご連絡ください(注2)。

○連絡先 カンナビスト 電話03-3706-6885 090-6049-0518

○マリファナ・マーチの日時・場所
日時:5月13日(日)午後1時〜。ヒューマン・パレードは午後4時スタート(予定)。
場所:青山公園(南地区)/港区六本木7丁目。
東京メトロ千代田線「乃木坂」徒歩1分、日比谷線・都営大江戸線「六本木」徒歩5分

(注1)マリファナ・マーチは毎年5月に世界各国の180を超える都市、町、村で行われる非営利の世界同時イベントです。大麻(マリファナ)の規制の見直しを求めて1998年にスタートし、日本では東京、大阪、札幌などで開催されています。

 マリファナ・マーチの世界共通スローガン……「医薬品として認めよ!(Release The Medicine) 大麻で逮捕するな!(Stop All Cannabis Arrests) 病人を救え!(Heal The Sick)真実を語れ!(Stop The Lies) 自由を奪うな!(End The Prison State)」

(注2)カンナビスト……日本の大麻(マリファナ、カンナビス)取締りは、著しい有害性は認められない大麻に対し過剰に厳しい刑罰を科しており、年間3000人以上の市民が逮捕されている状況は公権力による人権侵害であると訴えている非営利の市民運動。1999年設立、会員4288人。
http://www.cannabist.org/index.html

※このイベントは日本国憲法第19条(思想・良心の自由)、21条(表現の自由)に基づくもので法律を遵守して行われます。▲

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コメント (1)

麻と日本人の関わりについては、各地に「大麻神社」なんてのがあるくらい、長くて深いもので、土に勝手に生えてくるものを人間の勝手で禁止するとか、制限するとか、そういうのがそもそも、間違いのはじめだと思います。
オーストラリアでは、州によって違いがありますが、おおむね、非違法化の方向へ向かっています。
ただし、昨今は室内で水栽培による強力な品種が市場に出回っており、こちらについては投入される化学薬品の影響なのか、中毒症状なども見られるようです。
麻と一口に言っても自然環境で育てたものとの区別が必要かもしれません。

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