2010年6月15日

ユーチューブに違法アップロードで中3逮捕

ユーチューブに30作品118話投稿=逮捕の中3、発売前に−京都府警

14日の18時53分に配信された記事ですが、先ほど9時頃に確認したら、フツーにまだありましたけどね。どうなんでしょうか。

I uploaded a YouTube video -- マイ ムービー

サイトやwinnyではなく、YouTubeを使ったというのが手口としては新しい、と。

いまの中学生なんて、物心ついた時からネットもケータイもある世代ですし、マシンやコンテンツの使い勝手もどんどん良くなっています。

これからも、まだまだ新手のやり口での違法行為が出てくるでしょう。

当然、一層の情報教育が求められるワケですが、すでにネットが道路や電気などと同じ当たり前の生活インフラとなっているのですから、マシンやコンテンツの使い方やアダルト制限などにとどまらず、平場の視点で違法・合法、権利・義務についても教えていくべきではないでしょうか。

これは何も学校現場に限らず、家庭にも社会そのものにも求められることだと思います。

ところで、以前、2007年にも漫画誌の違法アップロード事件がありました。この時も週刊少年ジャンプが標的になって、次週分が前週末にアップされていました。今回も、最大で発売日の9日前に次号掲載予定稿が投稿されていたそうです。

人気があるからなんでしょうけど、それにしても、なぜ週刊少年ジャンプは発売日の4日とか9日も前に次週分が流出するのでしょうか。

フツーに考えれば、シロートの学生が次週分の原稿を入手するなどとても不可能なので、何らかの関係者が関わっていると思われても仕方ありません。

万が一、関係者が関わっているとすれば、なによりも著作者がやりきれないでしょう。

こういうのって、版元は調査しないんですかね? 事件なので犯人探しは警察に任せてる、ってことでしょうか。

こういうことこそ、本義的なコンプライアンスなんじゃないかと思うんですけどね。

だって、著作者と版元との間でドエラい裁判になりかねない、とても大きな経営リスクですよ。

2010年6月 2日

鳩山さんに身を退かせたのは、本当は誰なんだろう?

 鳩山総理が退陣を表明したとの報を聞き、正確な文言を知りたいとネット上を検索したら、朝日新聞が両院議員総会での発言要旨を掲載していた。



 読んでいて不思議だったのは、「小林千代美議員にもその責めを負うていただきたい」とわざわざ名指ししていたことだ。小林議員に対する指摘は、その後の「ぶら下がり」でも再び行っている。

 いまのシステムで選挙にカネがかかるのも、小林議員が辞意を漏らしているのも、鳩山さんはとっくにご承知のはず。なのに、なぜ報道されることを前提に2回も釘を刺したのか。

 政治とカネの問題をクリーンにする、ということを強調するために、わかりやすい例として示したのだろうか。

 いろいろと訊いてみると、どうもそうではないという気がしてきた。

 それは、巷間言われているのとは異なり、退陣表明は鳩山さん自らの決断ではなかったようだからだ。そもそも、鳩山さんは、自分から辞めることはないと言っていたし、願望は別として、自ら身を退くことはないだろうと見立てる永田町関係者も多かった。

 報道では、鳩山さんが小沢一郎幹事長に「自分も辞めるから、辞めてくれ」と迫り、「わかった」と答えたとされる。これはこれで事実のようだが、最後の細部であり、決して全部ではない。

 聞いた話をまとめれば、次のようになる。

 輿石東参院議員らに「このままでは戦えない」と激しく詰め寄られた小沢さんが、とうとう根負けして鳩山さんに「両院議員総会に代表解任動議が出されると、通ってしまう」と退陣を促した。

 そこで、鳩山さんが「自分も辞めるから、辞めてくれ」と応じ、小沢さんが「わかった」と答えた。

 整理すると、こういうことのようだ。

 小林議員も輿石議員も、どちらも知られるように日教組系。輿石議員が「参院のドン」と称されるのは、かつて同じように呼ばれ、隠然と影響力を誇った自民党の青木幹雄参院議員の姿がダブる。

 鳩山さんとしては、「だからといって、今後、勝手なことはさせないぞ。お前らだって、スネに傷があるだろう」と、強い牽制を輿石議員とその仲間に向けたのではないか。

「利を求めて集まった衆は、利によって結束もし、また分裂もする」

 今回、話を聞いた政界通の感想だ。現民主党の危うさをコンパクトに言い当てていると同時に、何かと評価の低かった鳩山さんだが、少なくとも権力を握るということと、その影響力が何かということはよくわかっていたのではないか、と忖度させる。

 もちろん、元来の小沢側近である一新会の人たちは、新参の小沢側近である輿石議員の離反については面白くないだろう。
 
 加えて、早ければ夏には官房機密費の問題が火を噴く。波乱の要素には事欠かない。

 なお、「自身の親指立て」については知らなかったが、時事通信が同じ見方をしていた。

「解任動議通る」小沢氏が引導=自信の親指立てで情勢一変−首相退陣の舞台裏

2010年3月 7日

原口総務相にケチがツイッター?

災害情報:「ツイッターで」 原口総務相、検討を指示
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100306ddm012040028000c.html

 ツイッター大臣として名を馳せる原口一博さん。

 まさに面目躍如、といったところでしょうか。

 公職にある国会議員、しかも政府の閣僚を務める人物自ら、いち民間事業者のサービスを公的に利用しよう、と言い出した。

 いやいや、電話だって電車だってテレビだって民間事業。公的な利用は当たり前じゃないですか。法律の縛りはありますけどね。

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2009年8月28日

まもなく下る国民の審判 有権者の期待と不安

 民主が300議席という各社の一週間前調査の結果は、さすがに衝撃的だった。とはいえ、解散直後には、その予兆は一端を覗かせていた。

 南関東のある選挙区、祖父の代からずっと熱心な自民党支持者だった自営業を営む一家。普段は離れて暮らす息子が公示前の週末に帰宅し、「本当にびっくりした」という。この家には広間があり、これまで選挙と言えば、地域の自民党支持者が集会をするために使っていた。それが、今回に限っては、民主党支持者の集会場所となっていたのだ。長らく見慣れた自民党の菊紋が印刷された書類やポスターに代わり、赤いロゴマークのついた民主党関連の物品が、部屋一面に並べられている。「どうしたの?」と怪訝な顔をする息子に対し、「自民にはお灸を据えてやらにゃいかん。小泉改革で何もかもがメチャクチャになった」と、父親は憮然として答えた。

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2009年8月27日

選挙活動を変化させる2つの意外な「もの」

 今回の選挙では、意外な「もの」がキーワードとなっている。

 ひとつは、「自転車」。
 公示後、筆者が購読している候補者たちのメールマガジンでも、「政権変え隊」などと銘打った、支援者やボランティアによる「自転車隊」を組織した、という報告がいくつかあった。

 もっとも、自転車を使うのには、ちゃんと理由がある。
 与野党ともにドブ板を踏むことが必須の今回、細かく選挙区を回るのにはクルマよりも自転車のほうが都合がいい。なにより、選挙カーでの名前連呼を嫌がる有権者は非常に多いのだ(テレビやネット上でのアンケートでは8割以上が迷惑だと感じている)。
 また、端から端まで数十キロにもなる選挙区もある。そういったところでドブ板に近い活動をするにも、自転車は威力を発揮する。クルマに積んで途中まで行き、集落近くで自転車に乗り換えて移動するのだ。

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2009年3月30日

民意民意と姦しい、蝉の季節にゃまだ早いつーの。

 京都大学の佐伯啓思教授が本日の産經新聞「正論」欄で書かれていたことですが、大変に説得力があるなあ、と思って拝読しておりました。

【正論】京都大学教授・佐伯啓思「民意を問え」という政治暴論
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090330/stt0903300331002-n1.htm

「今日の政治課題は、民意が反映されていないことではなく、政治を『民意』に預けることで政治家が政治から逃げている点にある。政治とは政治理念を打ち出して、それこそ『民意』を動かす指導行為だからなのである。」

 この「正論」欄、過去のアーカイヴを「昭和正論座」として再掲しています。こちらも説得力ありまくり。偉大な先達をいただくことには誇りを感じます。

 ということで、今は亡き会田雄次さんの一文を。

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2009年3月15日

日本がIT国家になれない理由

 昨秋に1万円を割り込んだ株価の上値が重い。

 低迷する株価について、IT・ネットビジネス関係者に訊ねると、一様に「悔しい」と口を揃える。
「トヨタやパナソニック、キヤノンといった伝統企業がダメでも、ITやネットといった新しい21世紀型のビジネスが育っていて下支えできていれば、一年前の半値近くまでに株価が悪くはならなかったのではないか」というのだ。

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2009年3月 8日

西松建設の違法献金事件

漆間氏の実名公表した官房長官「説明責任果たすべき」
http://www.asahi.com/politics/update/0308/TKY200903080038.html

 ここへきて急展開の西松建設違法献金事件。
 元警察庁長官の漆間巌官房副長官が「自民党議員に容疑が及ぶことはないと思う」と、オフレコ懇談で発言したことが問題となっています。

 折しも、二階俊博経済産業相への捜査波及が話題となっていますが、僭越ながら漆間官房副長官の真意を忖度してみましょう。

 すでに報じられている部分もありますが、西松建設に代表される企業からの違法献金の手法は、以下のようなものです。

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2009年3月 1日

はじめまして。

 THE JOURNAL読者の皆様、はじめまして。
 
 よろしくお願いします。

 日々の取材等で見知ったことや思ったこと、匿名で記事を書いたりコメントしたことを、自分で忘れないためにメモしておこうと考えております。

 そうです。IT備忘録のITとは、Inoue Toshiyukiの略だったのです。

 さて。

 現与党に任せっぱなしもギャンブル。かといって、政権を担当した経験のある人材が極端に少なく、青臭いことばかりを言っている民主党に任せるのもギャンブル。

 先日、ある人からそんな話を聞きました。
 
 では、次に選挙が行われたとして、どちらのギャンブルに国民は賭けるのでしょうか。

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Profile

井上トシユキ(いのうえ・としゆき)

-----<経歴>-----

1964年、京都市生まれ。
同志社大学文学部卒業後、会社員を経て、98年よりジャーナリスト、ライター。
IT、ネット、投資、科学技術、芸能など幅広い分野で各種メディアへの寄稿、出演、インタビュー、書評など多数。
TBSラジオ『アクセス』パーソナリティ。

BookMarks

-----<著書>-----


『日本経済 タブーの教科書』
2008年9月、宝島社


『カネと野望のインターネット10年史―IT革命の裏を紐解く』
2007年5月、扶桑社


『ライブドアに物申す!!―44人の意見』
2006年9月、トランスワールドジャパン


『インターネット犯罪大全』
2004年7月、インフォバーン


『2ちゃんねる宣言―挑発するメディア』
2003年12月、文藝春秋

→ブック・こもんず←



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