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改造を行わなければ臨時国会も解散総選挙も焦点はない »

これで選挙は早まった

これで選挙は早まった。

与党内で対立をしていた「増税」か「上げ潮」かという論争に、福田首相が方針を出した。消費税を上げるのは2~3年後という国会閉会後の記者会見後の通り、消費税を上げようという自民党税調(津島雄二会長)の動きをスローダウンさせた。

選挙を控える自民党にとって、消費税は鬼門中の鬼門。消費税導入の1989年、消費税率を3%から5%にした98年、この年の参議院選はいずれも惨敗し、過半数割れをしている。

このまま消費税を上げる前提で解散総選挙に望めば、惨敗どころか政権離脱。それを回避するには、消費税は3年後にして、税を争点とせずに選挙に望みたい。

メディアの評価とは別に、福田首相は洞爺湖サミットを大成功と自己評価して、自信を深めている。その延長上で、8月初旬改造、来年1月通常国会冒頭解散という機運が出ている。

そこで取り残されるのが、基礎年金国庫負担割合の3分の1から2分の1への引き上げの方針。その先送りによって基礎年金国庫負担分の2兆3000億円分が09年度予算に組み込まなくても良くなったが、このことは、将来の年金給付の水準が下がることを意味している。つまり、政権維持のために、団塊世代の年金が減るということだ。

痛みの先のばし。虫歯と一緒で、最後抜くことになるぞ。

(文責:THE JOURNAL運営事務局)

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Profile

二木啓孝(ふたつき・ひろたか)

-----<経歴>-----

1949年、鹿児島県出身。
明治大学在学中から出版社勤務。
1979年、小学館「週刊ポスト」専属記者。
1983年、「日刊現代」入社。編集局配属。
1995年、編集部長。政治、企業事件、宗教問題をテーマに取材・執筆。
2007年、「日刊現代」を退社。現在、BS11編成制作局長。

-----<出演>-----

『インサイドアウト』
(BS11)
『NEWSゆう+』
(大阪ABC)
『おはようコール』
(大阪ABC)
『パックイン・ジャーナル』
(朝日ニュースター)
『アクセス』
(TBSラジオ)

BookMarks

-----<著書>-----


『宗男の言い分』
2002年7月、飛鳥新社


『殺人心理』
2000年10月、アスキー


『永田町の通信簿』
1996年12月、作品社

『手に取るように政治が分かる本』
かんき出版

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