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2008年7月28日

改造を行わなければ臨時国会も解散総選挙も焦点はない

やはり内閣改造と臨時国会の中身と解散は全て繋がっているからね。注目度大ですよ。内閣改造というのは小学校のクラス替えとは違うわけで、どのような政策を打ち出すのか、またそれを誰に任せるのかという首相のメッセージを伝える役割を担っている。正直、現段階では福田首相が何をやりたいのか分からないけど、景気対策などやらなければならないことが多いのは確か。そこで、福田首相が一体、どのようなメッセージを打ち出してくるのかに注目したい。

たとえば増税で財政再建をするのか、それとも無駄を省いて財政再建をするのかという見方がある。増税でやるならば与謝野馨さん(前官房長官)、無駄を省くなら中川秀直さん(元官房長官)という見方をすれば、改造後の顔ぶれによって何をやりたいのかを読み取ることができる。そうすると臨時国会で何を中心に議論するかも見えてくる。さらには、何を焦点にして国民の信を問うのかも見えてくる。いま、盛んに報じられている小池百合子さん(元環境相)が入閣するだとか、大田弘子さん(経済財政担当相)がクビになるだとか、そういう見方をするからバカバカしくなってしまう。

もし改造を行わないということであれば、臨時国会も解散総選挙も焦点はないということになる。私は小泉路線を完全に転換して弱者と社会保障を厚くするというメッセージが込められた内閣改造を行ってほしい。

(文責:THE JOURNAL運営事務局)

2008年7月11日

これで選挙は早まった

これで選挙は早まった。

与党内で対立をしていた「増税」か「上げ潮」かという論争に、福田首相が方針を出した。消費税を上げるのは2~3年後という国会閉会後の記者会見後の通り、消費税を上げようという自民党税調(津島雄二会長)の動きをスローダウンさせた。

選挙を控える自民党にとって、消費税は鬼門中の鬼門。消費税導入の1989年、消費税率を3%から5%にした98年、この年の参議院選はいずれも惨敗し、過半数割れをしている。

このまま消費税を上げる前提で解散総選挙に望めば、惨敗どころか政権離脱。それを回避するには、消費税は3年後にして、税を争点とせずに選挙に望みたい。

メディアの評価とは別に、福田首相は洞爺湖サミットを大成功と自己評価して、自信を深めている。その延長上で、8月初旬改造、来年1月通常国会冒頭解散という機運が出ている。

そこで取り残されるのが、基礎年金国庫負担割合の3分の1から2分の1への引き上げの方針。その先送りによって基礎年金国庫負担分の2兆3000億円分が09年度予算に組み込まなくても良くなったが、このことは、将来の年金給付の水準が下がることを意味している。つまり、政権維持のために、団塊世代の年金が減るということだ。

痛みの先のばし。虫歯と一緒で、最後抜くことになるぞ。

(文責:THE JOURNAL運営事務局)

Profile

二木啓孝(ふたつき・ひろたか)

-----<経歴>-----

1949年、鹿児島県出身。
明治大学在学中から出版社勤務。
1979年、小学館「週刊ポスト」専属記者。
1983年、「日刊現代」入社。編集局配属。
1995年、編集部長。政治、企業事件、宗教問題をテーマに取材・執筆。
2007年、「日刊現代」を退社。現在、BS11編成制作局長。

-----<出演>-----

『インサイドアウト』
(BS11)
『NEWSゆう+』
(大阪ABC)
『おはようコール』
(大阪ABC)
『パックイン・ジャーナル』
(朝日ニュースター)
『アクセス』
(TBSラジオ)

BookMarks

-----<著書>-----


『宗男の言い分』
2002年7月、飛鳥新社


『殺人心理』
2000年10月、アスキー


『永田町の通信簿』
1996年12月、作品社

『手に取るように政治が分かる本』
かんき出版

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