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2011年4月12日

「菅首相の退陣、脱原発社会」デモにご参加を

 4月16日(土)、「『脱原発社会』こそ究極の『共生国家だ」を理念に、その第一歩として、菅首相の退陣を要求する「脱原発社会を作ろう」デモを下記のとおり実施します。

■デモ要領

【日時】
4月16日(土)午前11時15分集合、11時30分出発

【場所】
明治公園(東京都渋谷区千駄ヶ谷1丁目 JR千駄ヶ谷駅下車3分)

【メインスローガン】
「脱原発社会を作ろう」「菅首相は危機対応に失敗した責任を取れ!」

【デモコース】
渋谷を予定していますが、詳細は関係当局と調整中

【主催】
「脱原発社会」デモ実行委員会(委員長:二見伸明元衆議院議員)

 私たちは東日本大震災発生直後から菅内閣、御用学者、マスコミに強い不信感を抱いてきました。彼らは、「想定外」という便利な言葉を多用し、「原発安全神話」を守るだけでなく、自らの責任をも東電になすりつけようとしているのでは、と多くの人たちは疑っています。

 私たちは今回の大震災による被害は「人災」だと確信しています。陸前高田市など太平洋沿岸を襲った大地震・大津波は、発生時点では天災でした。しかし、その後の措置は、まさに「人災」です。県や市町村が被災者救援・復旧活動になによりも必要なのは資金=カネです。被災者を「飢えと寒さ」から守るのはカネなのです。3月28日、岩手県庁で記者団の質問に答える形で菅総理に要求した「被災した自治体が額と使途を自由に使えるような仕組みを考えてもらいたい」との小沢一郎の発言は大震災対策の核心中の核心です。しかし、地震発生後、一か月経っても菅総理は無視し続けています。第一次補正予算の成立は5月の連休明けでしょう。被災者は2か月以上、国の非情な仕打ちに苦しめられるのです。財源は、限度額20兆円の財務省債券を発行すれば、当座の資金のやり繰りは可能であるにもかかわらず、です。「甚大な被害」は「天災プラス人災」なのです。

 福山哲郎官房副長官は「小沢さんのおひざ元で、いちばん被害が大きい場所に行って徹底的に(小沢を)つぶす。菅さんの大きさをみせつける」(週刊朝日4.12)と言ったそうです。菅内閣の本質を端的に表していると言えるでしょう。

 「福島原発事故」は「人災」というよりも「人災の二乗」です。東電、政府、御用学者、大手マスコミは「想定外の事故」にしようと必死です。しかし、この事故は「想定外」ではなく「想定内」です。石橋克彦神戸大名誉教授は、雑誌「科学」1997年10月号に「原発震災――破滅を避けるために」を寄稿し、「原発震災」の恐ろしさを語っています。
 
「原発にとって大地震が恐ろしいのは強烈な地震動により個別的な損傷もさることながら、平常時の事故と違って、無数の故障の可能性のいくつもが同時多発することだろう。特に、ある事故とそのバックアップ機能の事故の同時発生、たとえば外部電源が止まり、ディーゼル発電機が動かず、バッテリーも機能しないというような事態がおこりかねない」「(核暴走を)そこは切り抜けても冷却水が失われる多くの可能性があり、炉心溶融が生ずる恐れは強い。そうなると、さらに水蒸気爆発や水素爆発がおこって格納容器や原子炉建屋が破壊される」

 3月16日付で内閣参与という菅総理のお伽衆になった小佐古敏荘東大大学院教授は、当時、石橋理論を「国内の原発は防護対策がなされているので、多量な放射能の外部放出は全く起こり得ない」と真っ向から否定していました(世界5月号)。しかし、石橋理論は「福島原発事故」をズバリと予言しているではありませんか。これを「想定外」というのであれば御用学者や大手マスコミの知能指数は相当に低いと言わざるを得ません。菅総理は原発推進論者なのですね。

■菅総理の刑事責任を問う

 この「人災」の根元は「原発安全神話」を振りまき、原発を推進してきた自民党にあるのですが、事故を拡大、深刻化させたのは、菅総理の事故対応の拙劣さだけでなく、原発緊急視察を始めとする無知によるパフォーマンスと失敗の連続です。官邸の態勢強化のために作ったはずの本部や会議がほとんど機能していないのは、菅総理にトップリーダーとしての資質がないことを示していると思います。にもかかわらず、小沢の「燃料棒の溶解が前から指摘されていたが、保安院や東電、内閣は明確な話を避けてきた」「国民や地域の皆さんに正直に話をして、理解を求めたうえで思い切った策を取るべきだ。このままズルズルといって汚染が広範囲に及べば、日本全体が無茶苦茶になる」という苦言には耳も貸しませんでした。これは菅による人災です。「自民による人災と菅による人災」すなわち、「人災の二乗」です。

 ところで、枝野官房長官の記者会見は「真実を隠しているのでは」との疑いが付きまとっています。また、総理の福島原発視察が被爆死など事故拡大の大きな一因でありうる可能性があります。とすれば、政治責任のみならず、場合によっては、刑事責任も問わなければなりません。民主党は、検察審査会が強制起訴したことを理由に小沢一郎を「党員資格停止処分」にしました。であるならば、民主党は菅総理を「罷免」するのが道理ではないでしょうか。マスコミが「この非常時に総理を替えるのは良くない」「挙党態勢で」という俗受けしやすい「常識論」を耳にタコができるほど展開するのはなぜでしょう。

 福島原発事故は、それまで「放射能は怖いけど、事故があっても100%大丈夫と国が約束しているし、新聞、テレビも大丈夫と言っているので、自分に『大丈夫だってさ』と言い聞かせて、自分を納得させていた」私も含めて多くの人たちだけでなく、全世界に強烈な衝撃を与えました。私たちはこの狭い地震列島に54基の大型原子炉を稼働させている現実に直面しています。そして、産業も私たちの暮らしも原発に深く依存しています。これから脱原発に舵を切ることは大変な難事業です。強い政治指導力、国民の協力、経済・産業界の意志、安全な第3のエネルギー開発の意欲など、国家の総力をあげて取り組むべき課題です。国民に信頼されない現在の民主党政権や自民党では不可能です。

 「危機を打開するには、何をどうやるか、よりも、何をどう一貫してやりつづけるか、のほうが重要」(塩野七生)です。政界再編も視野に、究極の「共生国家」を目指します。(文責/二見)

2011年4月 4日

あえていう「衆議院を解散し、日本再生のヴィジョンを競え」と ── 「一将功」成り損ねて、「万骨」は元気だ

■理念なき、さもしい「復興」「大連立」は利権、汚職の温床だ

 「挙党一致内閣、救国内閣で大震災を乗り切ろう」は「世論」であり「常識」である。それを承知の上で、私は、あえて、「衆議院を解散し、日本再生のヴィジョンを競うべきだ」と訴えている。私は、いま直ちにやるべきことは、「家」と「仕事」と「学校」だと思っている。そのために、菅総理や岡田幹事長は反対だろうが、国が知事や市町村長に、自由に使える十分なカネを渡すことである。また「復興」には長い期間と巨額の資金を要するだけに、この大事業には「復興の哲学」と大事業を通してどのような国、社会を作るのか、明確なヴィジョンが重要である。私は、それは「共生社会、共生国家」だと思ってはいるが、日本が危機に直面しているときだからこそ、政党、政治家は自らの国家観・社会観を国民に訴えるべきである。小沢一郎も「党員資格はく奪」など一笑に付して「一国のリーダー」として「国家100年の大計」を堂々と訴えればいい。そして、基本理念が一致するのであれば、新しいリーダーの下に「救国内閣」を作ることに反対はしない。ところが現実の永田町では、菅総理や党執行部は自己保身、谷垣自民党は政権にありつきたいというさもしい同床異夢の大連立構想が取り沙汰されている。共通点は、「復興」よりもまず「増税ありき」の「復旧復興税」だけである。基本理念と具体的目標の欠如した「復興」を大義とする「大連立」は砂上の楼閣であり、利権・汚職の温床になりかねない。であるならば、衆議院を解散し、国民の前で「日本再生のヴィジョン」を競うべきではないか。

■「一将功成り」損ねても、「万骨」は元気だ

 被災者は飢えと寒さにもめげず、礼儀正しく、助け合い、励まし合って、乱れることがなかった。震災直後、岩手県山田町、大槌町に駆けつけた私の友人たちは「避難所では高校生が先頭に立って、中学生、小学生まで、頑張っている。小学生が瓦礫の山の中から泥だらけのコーラの缶やペットボトルを拾い集めて、プールの水で洗って、幼い子やお年寄りに配っているんだよ。泣けたねぇ。素朴な、美しい日本人がたくさん、いる」。

 気仙沼に住む若布作りの友人は「家族は全員無事だったが、舟も家もなにもかもなくなった。今年は駄目だし、来年も無理かもしれない。だけど、再来年は、おいしい若布を作って、おいしい芽かぶを送るから」と再起への意気は旺盛だ。「東京の評論家先生が菅首相に『山の中腹に団地を作って、そこから通えばいい』と言ったそうだが、海で生まれ、海で育ち、海で生活してきた俺たちには海がすべてだ。陸に上がった河童になりたくねぇ」と厳しい批判を突きつけた。

 福島県双葉町は原発事故で、町ぐるみの移転を余儀なくされた。非情な言い方をすれば「流浪の民」にされたのである。入学するはずの小学校、中学校はどうなるのか。放射能に汚染された大地は客土すれば住めるのか。米や野菜は作れるのか。私は専門家ではないので分からない。しかし、一日も早く「元の土」に戻して双葉町町民、福島県民に返すのが国の責務である。

 「マレーシアのある孤児院では孤児が修道女らに働きかけて被災地への募金活動を始め、自分らと卒業生の分も含む義援金と激励の言葉を日本大使館に寄せた」(毎日4.01)。国は、世界中の善意と期待に応えるためにも、「素朴で、美しい日本人が住むにふさわしい」復興と国土づくりの全責任を負うべきである。

 東日本大震災は日本人に「国のかたち」を「言葉のあそび」ではなく「現実の課題」として提起した。東日本大震災を貴重な教訓にしなければ、近い将来起こると予測されている東海地震は浜岡原発を直撃、破壊し、「死の灰」を撒き散らし、中部圏のみならず首都圏、関西圏の行政、経済の中枢神経を壊滅し、国民生活そのものを灰塵に帰すだろう。小松左京の「日本沈没」は決してフィクションではない。

 私は浅草生まれの江戸っ子の端くれだ、地方を搾取し、荒廃に追い込んだ「巨大な東京」には強い違和感を持っている。地方も重要な情報の発信基地になる多極・分散型国家・社会が望ましい。東京一極集中の時代は終わらせるべきだ。

 「原発依存」から「脱原発国家・日本」の転換が容易ではないことは十分承知している。しかし、「原子力発電」は「核発電」なのだ。「チェルノブイリ」も「スリーマイル島」も「核爆弾」と本質は同じだと、世界は気付き始めている。また、いまは地震・津波・原発の陰に埋没しているが、年中行事となっている集中豪雨・土砂崩れ・森林消滅と水害も、ボディーブローとなって日本を蝕み、衰退への坂道へ追い立てていることを深刻に受け止める必要がある。

 これからの政治はこうした、とてつもなく大きい難題に真正面から取組まなければならない。財源も10年計画で100兆円或いは200兆円必要かも知れない。菅総理も谷垣自民党も肝っ玉を潰すだろう。「荒唐無稽」と揶揄し、歯牙にもかけまいとするだろう。しかし、大震災が「想定内=常識」をはるかに超えた「異常」であった以上、迎え撃つ日本も「異常」に数10倍もの「超常識」で戦わなければ勝ち目はない。財源は最初の5,6年は全額国が借金すればいい。アメリカに貸してある8000億ドルを返してもらえばいい。「苦しい時」に、貸したカネを返してもらうのは「常識」だ。日本が「大震災」に敗れれば日本発「世界恐慌」も起こりうるのだ。

 もちろん、チマチマしたカネで目先を糊塗するのはたやすいことだ。だが、それでは、数年後に日本のどこかで同じようなことが起こり、巨額な予算が消えていくだけだ。「兵力の逐次投入」の愚はやめるべきである。

 「復興」のための審議会が設立されるだろう。「顔なじみの有名な」学者、評論家、各界の「代表者」が顔を並べることになるだろう。「異常」に対し「常識的な定番の意見しか持ち合わせていない審議会屋」さんでは結論は見えいすいている。野に隠れた「超常識人」の出番である。

■乱世の宰相は誰か

 世の中を変えるのは「常識人」ではない。「ドン・キホーテ」だ。「空を飛びたい」と叫んで、羽をつけて崖から飛び降りた男がいたからこそ、飛行機があるように。

 一国の危機を打開できるのは「常識人」ではない。「平時の宰相」なら誰でもなれる。「乱世の宰相」は人を選ぶ。乱世は、あっという間に「エライ人」のメッキをはがすが、短期間で若い人材を鍛えあげる魔力も持っている。小沢一郎に追いつき、追い越す材が輩出するだろう。小沢にはその空白を埋める強力な橋渡しの役割もあるのではないか。

 1945年8月、日本にあったのは焼け跡だけだった。ヒロシマ、ナガサキは原爆で生物はすべて死滅した。東京の下町は3月10日の無差別大空襲で焼き尽くされた。物も食べ物もない中から立ち上がった私たちの父母や祖父母は、わずか12年で「もはや戦後ではない」(昭和32年度経済白書)日本を築き上げたのである。今回、この危機を逆転の発想でチャンスととらえれば、しっかりした生活基盤と美しい海、山、川、森林、里山、湖、空気に包まれた日本を作りだす力と知恵を日本人は持っているのである。

■公党の責任において、民主党は菅総理を退陣させよ

 福島原発事故は人災そのものであり、菅総理の言動が事故を拡大、深刻化させと考えている。

 3月11日14時46分、地震発生。同46分、警察庁が災害対策本部を設置。4分後の50分、防衛省、災対本部を設置。6分後の52分、達曽岩手県知事が自衛隊に災害派遣を要請。15時15分、国土交通省が災対本部設置。一方、官邸災害対策室には官房副長官(事務)、警察庁警備局長、防衛省運用局長、気象庁次長、消防庁次長、関係官庁局長が即座に自動参集し緊急会議。15時14分、官邸に緊急災害対策本部、15時37分、災対本部の初会合。この時点までの政府の対応はマニュアル通りだ。しかし、この後の官邸の対応がおかしい。
まず、第一回災対本部会議で発表された基本方針には福島原発の「ふ」の字も「げ」の字もない。16時36分、第一原発1,2号機で緊急炉心冷却装置の注水が不能になり、東電は原子力緊急事態が発生したと判断したにもかかわらず、16時54分、菅総理は記者会見で「一部の原発が自動停止したが、これまでのところ、外部への放射性物質等の影響は確認されていない」と述べた。菅総理が原子力緊急事態を宣言したのは2時間後の19時3分である。「原発には詳しい」との豪語にもかかわらず、どうも原発事故に対する緊張感が菅総理には感じられないのである。

 12日0時49分、東電が第1原発1号機で原子炉格納容器内の圧力が高まったと国に報告。海江田経産相は1,2号機にベント(蒸気を抜いて圧力を下げること)を指示した。枝野官房長官は3時12分の記者会見で「午前3時5分、東電から1号機を優先してベントを実施するとの報告があった」と述べた。ところで、枝野長官はこの会見で「午前2時30分、総理が福島原発を緊急視察することを決めた」と発表した。東電側としては予想もしていない総理の視察は迷惑千万だったろう。まして、ベントを実施すれば放射性物質が大気中に放出され、菅総理が被爆する危険性もあるわけで、現場がベントを躊躇したことは考えられることだ。「ベントを実施する」と東電が報告してから6時間後の、そして菅総理が視察を終えた直後の9時4分にベントを開始したが、6時間32分後の15時36分に1号機建屋で爆発があった。総理視察とダブる、ベントをしなかった空白の6時間が大惨事の引き金になったのだ。28日の参院予算員会で、菅に同行した斑目原子力安全委員会委員長は「原子力について少し勉強したいというわけで、私が同行した」と答弁している。視察の目的は何だったのか。菅の原発事故の恐ろしさを理解できない愚かなパフォーマンスが双葉町民を、福島県民を、日本全土を不安と塗炭の苦しみに陥れたのだ。「想定外の事故」は菅総理を免責する口実だ。民主党は菅を退陣させよ。それが公党の責任だ。

■「非難覚悟で...」
 13歳の少女タレント、藤波心は彼女のブログで訴えている。

 「想定外だった、想定外だってみんな口をそろえて言うけど、原発は、事故った時、甚大な被害がでるから、『想定外』はあってならないと思うんですけど...。私言っていることまちがってますか」「テレビは『冷静に対応して下さい』しか言わない。あまりに大丈夫すぎて心配・・・・」と述べている。

 相当数の厳しい非難の書き込みがあったそうだ。

「原子力  それはまさにバンドラの箱です。  檻から解き放された猛獣・・・・。
いつ襲いかかるかわからない猛獣と  同居出来るほど私は神経は太くない・・・・。
あなたはそれでも便利と引き換えにこれからも バンドラの箱を開きつづけますか???」

 13歳の純真な少女の訴えを無視することができるほど、私の神経は太くない。

Profile

二見伸明(ふたみ・のぶあき)

-----<経歴>-----

69年12月の衆院選に初当選し、以後8期23年。
小沢一郎、羽田孜、石井一、森喜朗と同期。
公明党政策審議委員長、副委員長、運輸大臣を経て、94年、新進党。
97年暮の新進党解体により、小沢の自由党結党に参加。総務委員長、国対委員長。
2000年春、自由党分裂に際し、小沢と行動を共にする。
小沢対羽田の一騎打ちの新進党党首選では「四海波穏やかなときは羽田がベストだが、激動期は小沢の豪腕がベスト」と表明し、小沢の推薦人になる。

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